(附)1.2016 年度入学試験 各教科の出題傾向と対策

(附)1.2016 年度入学試験
各教科の出題傾向と対策
《国語》
出題傾向
文学的文章あるいは論理的な文章から大問 2 題を出題(長文 1 題+語彙問題で出題する可能性もあり)。
漢字の読み書き・抜き出し・記号問題だけでなく、記述形式の問題も出題。
答案作成時の留意点
文字は一文字一文字、一画一画をていねいに書くこと。
設問をよく読み、条件をきちんと理解した上で解答すること。
対策
日ごろから幅広い読書の習慣をつける。
前後の文脈を読み取って意味を考える力をつける。
《算数》
出題傾向
小学校の教科書で学習している内容が基本。特に、高学年で学習する内容に重点。
基礎的な問題から応用発展までまんべんなく出題。
答えだけではなく、考え方を書く記述問題は必ず出題。
答案作成時の留意点
漢字の誤字脱字については減点することがあります。
対策
小学校 4 年、5 年、6 年の教科書の内容をしっかり理解しておいてほしい。
過去 3 年分の入試問題などを参考に学習を。
式や解答だけではなく、それを導くまでの思考過程を言葉や図を用いて簡潔に書き残す練習をする。
《理科》
出題傾向
例年入試Ⅰ・入試Ⅱでは、物理・化学・生物・地学各分野の小学校で学ぶ全範囲から大問 1 問ずつ程度を出題している。
基本的な計算問題や、選択式の記号で答える問題、文章で答える問題、グラフを書く問題などを出題。
特別給費生入試も入試Ⅰ・入試Ⅱとほぼ同様の形式だが、大問数が少なく、長い文章で答える問題や、発展的な題材が扱われ
る可能性あり。
答案作成時の留意点
計算問題については、「小数第 2 位を四捨五入して小数第 1 位まで」のような問題文の指示にしたがって解答すること。
小学校の理科の教科書に漢字で記載されている言葉(特に理科用語)は漢字で書けるようにすること。
対策
小学校で学習する基礎的な知識を身につけ、さらにそれを応用する力を養ってほしい。
日ごろから身近な自然現象や小学生でもできる実験に興味を持ち、その原因を探求する態度を身につける。小学校で行う実験
にも積極的に参加し、その原理を探求してほしい。
《社会》
出題傾向
例年、地理・歴史・公民の分野から出題しており、本年度の入試もこれを基本とするが、最近の日本・世界でおきた事件に対
する興味関心を問う「時事問題」も出題する予定。
地理分野では、日本の地形・気候・産業など、地理に関する知識をバランスよく出題。
歴史分野では、古代から現代にいたる日本の歴史の移り変わりを出題。各時代の特色はもちろん、重要な人物がおこなった事
柄、重要な事件が起きた原因とその結果など、歴史の基本事項を出題。
公民分野では、日本国憲法や政治・経済のしくみについて出題。
各分野の重要事項を自分の言葉で説明することができる力を問う「記述問題」も、数題出題する予定。
答案作成時の留意点
漢字指定がない場合は、漢字で記載していなくても正解とする。
「採点者に読んでもらう字を書こう」ということを心がけて解答を作成してほしい。
対策
基本的に教科書や参考書の基本事項をしっかり学習しておくこと。
昨年から今年にかけておきた日本・世界での事件については、興味関心をもって知識を身につけてほしい。
(地理)統計・グラフ・地形図の読み取り、日本各地の産業の特色を整理して学習すること。
(歴史)重要な人物・テーマはもちろん、各時代の特色をとらえておくこと。
(公民)日本国憲法や政治・経済の仕組みに関して学習しておくこと。
《英語(帰国生入試)》
出題傾向
記述式問題と面接試験に分かれる。記述式問題では英検 2 級~準 1 級程度の英文を題材として主に読解力、大意把握、語彙・
文法力が問われる。エッセー問題では文章の内容に対する自らの意見を 1 ページ程度の英語で述べる形とする。自らの考えを
正確に伝える総合的な英語能力を問う。
面接試験では英語での対話を通してリスニング・スピーキング力を問う。
筆記試験の時間は 35 分。面接試験は、保護者同伴の面談全体の時間のうち、10 分程度を英語面接試験にあてる。
答案作成時の留意点
記述式試験では英文の内容や意味を日本語で説明する問題も出題される。わかりやすく、きれいな字で解答を作成してほしい。
エッセー試験では、自らの意見をよりよく伝えるための文章構成を意識してほしい。
面接試験では、志望動機、海外での経験、日本の社会や文化についての考えを聞くなど、自己アピールしやすい事柄が質問さ
れる。自分らしく率直に答えてほしい。
対策
日ごろから幅広く英文を読み、その内容を自分なりにまとめる習慣をつける。
自分の体験や考えを、英文エッセーでわかりやすく、正確な綴りで表現できる練習を行う。
会話の中で自分の考えや体験を表現する練習をする。
(附)2.入学試験についての質問集
■
出願について
Q:出願期間中にパソコンの不具合が起こった場合や、出願手続がうまくいかない場合はどうしたらよいですか?
急なご事情でインターネットへのアクセスができない等の場合は、本校入試係宛てに電話でお問い合わせください。
Q:出願書類を入手したいのですが?
ウェブサイト上からの出願ですので、紙の出願書類はありません。
出願期間内にウェブサイト上の案内にしたがって、出願手続きをお願いします。
※ ただし、帰国生入試に必要な身上書は、ウェブ上に書式がありますので、印刷して使用してください。
Q:複数回の受験が可能ですか?
日程の異なる入試は併願可能です。なお、一度出願完了された内容は、出願期間内であっても変更は認められませんので、ご
注意ください。
■
入学試験について
Q:過去の入試問題を入手することはできますか?
海陽学園ホームページの『過去の入試』に、昨年度の入試問題、解答例を掲載予定ですので参考にしてください。ただし、著
作権の関係上、掲載していない場合があります。
なお、市販されている入試問題集もございます。詳しくはお近くの書店にお問い合わせください。
・「2016 中学入試
・「⑲
28 年度
海陽中等教育学校
」(英俊社)
海陽中等教育学校」(教英出版)
・「28 年度 海陽中等教育学校」(東京学参)
Q:試験日前に入学試験会場内の下見はできますか?
試験日前に会場内の下見はできません。会場の場所は、事前に確認することをお勧めします。
Q:試験中、保護者が待機している控え室はありますか?
試験会場には一部を除き保護者控え室等を設けています。
Q:試験当日、体調が悪い場合、保健室受験はできますか?
保健室での受験はできませんが、状況に応じて別室での受験などの対応を行います。
なお、万全の体調で入学試験に臨めるよう、お子様の体調管理には十分ご配慮願います。
Q:試験当日の昼食時、保護者は受験者に会えますか?保護者と受験者が一緒に昼食を会場の外でとることはできますか?
試験開始時から試験終了時までお子様との面会はご遠慮いただいております。また、お子様が試験会場外で昼食をとることも
できません。試験会場にはお子様本人が、必ず昼食・飲み物を持って入場してください。
Q:「面談」(保護者同伴)の保護者は 1 名でも構わないですか?
お一人でも、ご両親でも構いません。
Q:繰上合格はありますか?
状況に応じ、繰上合格を実施する場合があります。
繰上合格を実施する場合は、複数回受験いただいている方を優先し、対象試験での総合評価の高い方から順に電話連絡します。
緊急連絡先を必ず出願時に明記してください。
■
特別給費生入試について
Q:大阪会場で受験予定ですが、特別給費生入試では社会を受験しなければならないのですか?
特別給費生入試については、大阪会場を含む全会場とも 4 科目(国・算・理・社)の試験を実施します。総合的な学力という
観点から 4 科目としています。
Q:特別給費生の繰上合格はあるのですか?
特別給費生の定員に空きが生じた場合は繰上合格を実施する場合があります(ここ数年、繰上実施時期は 2 月初旬です)。
繰上合格を実施する場合には、入試Ⅰ・入試Ⅱに合格されている方を優先し、特別給費生試験の総合評価の高い方から順にお
電話でご連絡します。
※
繰上合格した特別給費生が、既に入試Ⅰ・Ⅱで入学手続きを完了している場合、入学後に入学金等を返金いたします。た
だし、繰上合格後に辞退した場合には(入学とはなりませんので)返金いたしません。ご注意ください。
■
入試Ⅱの本校(蒲郡)試験について
Q:どのような特徴がありますか。
本校(蒲郡)入試では、受験者本人の「面接」を行います。面接では海陽に入り学びたいという意欲などを確認させていただ
きます。入試科目は 3 科目(国語・算数、理科または社会のうち 1 科目)です。それぞれの科目の試験問題は、入試Ⅱの他の
会場と同じです。面接の評価は開示いたしません。
詳しい面接内容については 9 ページをご参照ください。
■
帰国生入試Ⅰ・Ⅱについて
Q:帰国生入試Ⅰ・Ⅱの国語・算数の問題は同日実施の入試Ⅰ・Ⅱとそれぞれ同一ですか?
同一です。ただし、帰国生入試における合否判定は異なる基準となります。
Q:帰国生入試の受験者も、特待生・奨学生になれますか?
帰国生入試受験者も奨学生に申込むことが可能です。出願の際に、ウェブサイト上から申込んでください。また帰国生入試合
格者も特待生の対象となります。特待生については申込の必要はありません。
Q:書類審査とは何ですか?
書類審査は、受験者の受験までの様子をできる限り多角的に知り、判断させていただくために実施するものです。提出書類に
は海外・外国学校での取り組みや、英検などの特技についてご記入下さい。またそのような活動を示す資料および推薦状など
もあればご提出ください(任意)。
Q:身上書は何のために提出するのですか?
身上書には受験者が現在までに受けた教育の概要を書いていただきます。これは受験者についてより深く理解した上で、入学
後にどのような指導が必要かなどを判断するための重要な資料となります。
■
奨学育英制度について
Q:何人程度が特待生等として認定されますか?
年度によって異なりますが、おおむね 20 名程度の生徒が、特待生等として認定されています(昨年度は 25 名でした)。
Q:入試Ⅰで合格したが特待生等には認定されなかった場合、認定のために入試Ⅱを再度受験することはできますか?
入試Ⅰに合格して入学手続を行った上で、入試Ⅱを受験することができます。その場合、入試Ⅰの合格を取り消すことはあり
ません。
Q:特待生等についても繰上認定はありますか?
辞退者の発生に伴い特待生等の繰上認定することがあります。繰上認定は電話でご連絡します。
Q:兄弟割引は申請が必要ですか?
在校生の兄がいるご家庭、もしくは兄弟同時入学を対象に兄弟割引制度を設けています。ご希望の方は必ず出願時にウェブサ
イトからお申込みください。
■
その他
Q:合格者説明会は必ず本人と保護者が出席しなくてはならないですか?
必ず受験者本人と保護者(1 名以上)でご出席ください。欠席された場合は入学資格を失います。