エコピープルニュース第26刊2015年

2015 年7月
第 26 刊
発刊者 エコピープル&環境プランナー 鈴木龍太
皆さんご機嫌いかがでしょうか?
7月になり梅雨も終わったころでしょうか。
暑い夏が始まり、電力も暑い午後2時頃が一番使用
量が多くなりますね。
電力会社も原発があてにならないので、火力発電を
フル稼働してなんとかしのいでいます。
需要者である我々も出来るだけ節電に努めていくの
が大事だと思います。
しかし、あまりに節電の為だと言って無理をすると
熱中症になる可能性があるので気を付けましょう。
それでは第 26 刊をお楽しみください。
皆さんは、エコな国としてどのような国を思い浮かべますか?
エコに詳しい人ならばドイツやデンマークなどを挙げるでしょう。
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オーストリアやアイスランドなどもエコな国として有名です。
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因みにオーストリアはオーストラリアでなくオーストリアです。
それぞれエコな発電方法をしていますが、その国によって発電方法に特色があります。
例えばドイツは太陽光発電と風力発電が発展しています。
そして、デンマークは太陽光と風力発電が盛んですが、主に風力発電が発展しています。
サムソ島という島をご存じの方もいらっしゃるでしょう。
サムソ島はデンマークにある島ですが、100%以上の電力を再生可能エネルギーでまかなっ
ています。
100%以上というのは、余剰電力を他の地域に売電しているのです。
そしてオーストリアはバイオマス発電が盛んです。
バイオマス発電には色々な方法がありますが、オーストリアは木材を砕いてチップ化して、
それを燃やして電気を発電したりしています。
伐採する森林も計画的に伐採したり植林したりして、上手く森林を保護しながら活用してい
ます。
そして、最後にアイスランドは地熱発電が盛んです。
アイスランドは日本と同じ火山国で温泉が湧いています。
それを上手く使用しています。
日本ももっと再生可能エネルギーを発展させなければならないでしょう。
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Q.22.太陽光発電のポテンシャルが高い都道府県は?
① 鹿児島県
② 東京都
③ 愛知県
④ 北海道
Q.22.の答えはこのページの下記にて
皆さんは、電気を使っていて何の不満や疑問も湧いてこないでしょうか?
しかし、日本の電力会社の仕組みは極めて珍しいものとなっています。
一つの地域に一つの電力会社しかないという状況なのは珍しい事なのです。
海外では一つの地域に多くの電力会社があるというのがきわめて当たり前な事なのです。
デンマークでは約 50 社、ドイツでは約 500 社、の電力会社があります。
しかし、その電力会社にも、色々な電力会社があり、インターネットで調べると評判の良い
電力会社とそうでない電力会社があります。
どの電力会社を選ぶかは、電力を使用する需要者が決められます。
ドイツには先ほど約 500 社の電力会社がありますと書きましたが、どの電力会社を選ぶか
を選択するためのインターネットのソフトがあります。
そうでなかったらどの電力会社を選べばいいのか、逆に解からなくなってしまいますね。
そして、日本はどうかと言えば、2016 年4月より小売電力全面自由化が実施されます。
つまり、日本は、2016 年4月から複数の電力会社が出現して、需要者である一般市民が
自由に電気会社を選べるようになります。
今のところ新電力(登録されている電力会社)は 600 社以上あります。
有名な企業名もあったり、全く聞いた事も無い企業があったり様々です。
サービスもポイントを付けたり、サービスを充実させたり、ユニークな電力支払方法を取り
入れたり、色々な選択肢があります。
新聞やニュースなどでどこの会社がどこの会社と提携して電力会社を開設し
たという事をニュースでやっている事があるので、注意深く観ていきましょう。
2016 年4月が楽しみです。
Q.22.答え ②の東京都です。日本全体の
開発率は 1.06%しかありません。
今回はエコな国と主に日本の電力事情の変化について書きました。エコな国はそれぞれ特色があり、その国に合
った発電方法で発電しています。日本はと言えば、エコな国とは今の時点ではとても言えません。そして、電力
事情ですがこのまま順調にいけば 2016 年4月から小売電力全面自由化が実現します。どの電力会社にするか世
間の話題になると思います。その家々の電力使用状況にもよりますのでじっくり考えて頂ければと思います。
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