Dynatrace Application Monitoring フリートライアルガイド 株式会社ラック Ver1.0 目次 1. フリートライアルご利用の流れ ............................................................................................ 2 2. Dynatrace モジュールの説明 .......................................................................................... 3 3. ご利用手順 .............................................................................................................. 4 3.1 フリートライアル申し込み登録 ........................................................................................... 4 3.2 モジュールダウンロード .................................................................................................... 7 3.3 インストール .............................................................................................................. 8 3.3.1 Windows 版のインストール .......................................................................................... 8 3.3.2 Linux 版のインストール ............................................................................................... 9 3.4 ライセンスの有効化 .................................................................................................... 10 3.4.1 ローカルクライアントの場合 .......................................................................................... 10 3.4.2 リモートクライアントの場合........................................................................................... 11 3.4.3 Java Webstart クライアントの場合 ............................................................................... 12 3.5 エージェント設定と接続確認 .......................................................................................... 13 3.5.1 Webservers: Apache HTTP への Dyntrace エージェント設定 .............................................. 14 3.5.2 Application Servers: Java アプリケーションへの Dynatrace エージェント設定 .............................. 18 3.6 分析方法と FAQ ...................................................................................................... 22 1 1. フリートライアルご利用の流れ 本書では、Dynatrace Application Monitoring フリートライアルをご使用いただくための流れを解説します。 先ず、Dynatrace ホームページから申し込み登録をしていただき、その後 Dynatrace 専用のコミュニティからモジュールをダ ウンロードし、インストール、設定を行います。 フリートライアルの流れ及びセットアップ時間の目安は以下になります。 1. フリートライアル申し込み登録(約3営業日) 2. Dynatrace コミュニティからモジュールダウンロード(約 20 分) 3. インストール(約 10 分) 4. ライセンス有効化(約 1 分) 5. エージェント設定と接続確認(約 30 分) フリートライアル申し込み登録に最大で 3 営業日かかります。 申し込み登録完了後から約 1 時間にて Dynatrace をお使いいただくことができます。 フリートライアル期間は 30 日間です。 1.申込み登録 2.モジュールダウンロード 3.インストール 約 3 営業日 4.ライセンス 有効化 約 1 時間 2 5.エージェント設定と接続確認 2. Dynatrace モジュールの説明 フリートライアル用のダウンロードファイルには、下記モジュールが全て含まれています。 Dynatrace エージェント アプリケーションにロードされるライブラリ形式のエージェントです。 アプリ実行時の挙動をリアルタイムにコードレベルで可視化し、収集したデータを Dynatrace コレクターに送信します。 Dynatrace コレクター Dynatrace エージェントから送られてくる計測データを収集し、Dynatrace サーバへ転送 します。 Dynatrace サーバ 収集した計測データの構成と管理を行うコアコンポーネントです。 Dynatrace コレクターから送られてくる計測データをリアルタイムに分析・診断します。 Dynatrace クライアント ※ Dynatrace 専用のクライアントソフトで、Dynatrace サーバーへ接続しダッシュボード用い て計測データを表示します。 ※)Dynatrace クライアントは本書の手順では Dynatrace サーバと同じマシンにインストールされますが、別のマシンにイ ンストールすることも可能です。 Dynatrace の構成 ブラウザ / リッチクライアント Web Server Java .NET その他 Database Dynatrace エージェント Dynatrace コレクター Dynatrace サーバ 3 Dynatrace クライアント 3. ご利用手順 3.1 フリートライアル申し込み登録 http://www.dynatrace.com から下記の手順で申し込み登録を実施してください。 STEP1: トップ画面の”Try Free”をクリックします。 STEP2: “Dynatrace Free Trial”をクリックします。 STEP3: “GET FREE TRIAL”をクリックします。 STEP4: データを入力します。赤い”*”マークは入力必須項 目です。 Business Email:業務で使用する E メールアドレスを入力 First Name:名を半角英数で入力 LastName:姓を半角英数で入力 Company:会社名を半角英数で入力 Phone:電話番号を”+81”から半角英数で入力 Country:リストから”Japan”を選択 I accept personal license terms: チェックすると 30 日間のフリートライアル後はパーソナルライセン スとして使用を継続することができます。 Tell me more about application performance: チェックすると Dynatrace から定期的に最新情報が提供され ます。 入力後、”SUBMIT”をクリックします。 4 STEP5: STEP4 にて入力したメールアドレスに確認のメ ールが送付されます。メール内に記載された URL にアクセスします。 STEP6: Dynatrace コミュニティのログイン画面が表示 されます。 ”Register new Customer/Partner account”をクリックしてアカウントを作成しま す。 STEP7: “Next”ボタンをクリックします。 5 STEP8: アカウント情報を入力して”Next”ボタンをクリ ックします。 Email Address:メールアドレスを半角英数で入力 (このアドレスがユーザ名となります。) First Name:名を半角英数で入力 Last Name:姓を半角英数で入力 Company:会社名を半角英数で入力 Job Title:職種を半角英数で入力 Country: リストから”Japan”を選択 Address:住所を半角英数で入力 Phone Number:電話番号を”+81”から半角英数で 入力 アカウントの作成には最大 3 営業日かかり、 登録したアドレスにパスワードが記載されたメ ールが送付されます。 6 3.2 モジュールダウンロード Dynatrace コミュニティにログインして、モジュールのダウンロード、インストール、設定を行います。 STEP1: トップ画面の最下部にある” Download and Install dynaTrace”をクリックします。 STEP2: Windows, Linux それぞれ 64bit/32bit モジュールが用意されています。 いずれかを選択するとダウンロードが開始さ れます。 サイズは Windows 版が約 590MB、 Linux 版が 720MB です。 7 3.3 インストール 3.3.1 Windows 版のインストール STEP1: ダウンロードしたインストーラーを実行し”Basic Instllation”にてインストールします。 詳細なインストールの手順は Dynatrace コミュ ニティに表示されている動画をご確認ください。 STEP2: 左のコマンドを実行し、Dynatrace のサービスが 正常にスタートしているかを確認します。 Windows サービス管理コンソールから確認する ことも可能です。 STEP3: Dynatrace 用のサービスポート (8021,2021,6699,9998)がリッスンしている か確認します。 8 3.3.2 Linux 版のインストール Linux 用のインストーラーは JAR 形式で提供されます。Java の実行環境が必要となります。(OpenJDK は使用しないで ください) STEP1: 左のコマンドを実行するとインストールが開 始されるのでスクリプトの指示に従ます。 STEP2: インストール完了後、Dynatrace サーバを 起動します。 STEP3: 次に Dynatrace コレクターを起動します。 システムの開始プロセスとして Dynatrace のサービスを init.d スクリプト(<install directory>/init.d ディレクトリ)に登録 することも可能です。 STEP4: Dynatrace サービスが開始されているか、 左のコマンドで確認してください。 STEP5: Dynatrace 用のサービスポート (8021,2021,6699,9998)がリッスンし ているか確認します。 9 3.4 ライセンスの有効化 ライセンスを有効化するには、Dynatrace クライアントから Dynatrace サーバに接続し、ライセンスファイルを導入する必要 があります。Dynatrace クライアントは以下 3 通りの方法から選択いただけます。 1. ローカルクライアント(Windows のみ) 2. リモートクライアント 3. Java Webstart クライアント お客様の環境に合わせて選択してください。 3.4.1 ローカルクライアントの場合 Windows の Basic Installation を実行された場合、Dynatrace クライアントはすでにインストールされています。スター トメニューまたはデスクトップアイコンから「dynaTrace Client」を選択し起動します。 STEP1: Dynatrace ク ラ イ ア ント を 最初 に起 動す る と 、 Dynatrace サーバに接続するために左の画面が表 示されます。 もし Dynatrace サーバをリモートマシンにインストー ルしている場合は、IP アドレスまたは DNS 名が必 要です。 ユーザ名、パスワードはデフォルト(user:admin, password:admin)をご使用ください。 STEP2: 作成した Dynatrace コミュニティの ID とパスワード を入力します。 もしログインができ ない場合、”Import license from a file”にチェックを入れて、メールで送付され たライセンスファイルを手動でインポートし、ライセンス を有効化します。 10 STEP3: ライセンスのリストから評価ライセンス (Type:evaluation)を選択します。 STEP4: ライセンスファイルが Dynatrace サーバにダウン ロードされ、ライセンスが有効化されます。 3.4.2 リモートクライアントの場合 Dynatrace クライアントを Dynatrace サーバと 別のサーバにインストールする場合、Dynatrace コミュニティからインストーラをダウンロードしご使用く ださい。 これ以降のライセンスの有効化はローカルクライアントの場合と同様なので、前述の STEP1~4 を実行してください。 11 3.4.3 Java Webstart クライアントの場合 ご使用のブラウザが Java Webstart プロトコル をサポートしている場合、Dynatrace クライアン トを Dynatrace サーバから直接起動することが できます。 https://<dynatrace server>:8021 にア クセスし「Launch the dynaTraceWebstart Client」を選択します。 これ以降のライセンスの有効化はローカルクライアントの場合と同様なので、前述の STEP1~4 を実行してください。 12 3.5 エージェント設定と接続確認 Dynatrace エージェントをお客様のアプリケーションにロードします。 Dynatrace は様々な種類のアプリケーションサーバ、テクノロジーをサポートしています。 DynaTrace コミュニティの”Connect”ページにて、Java, .NET, PHP, SharePoint 環境への Dynatrace のセットアップ 方法が動画でご覧いただけます。 Dynatrace サーバへの接続方法の手順を説明します。 例として以下環境の導入手順を記載します。 Webservers: Apache HTTP Application Servers: Java Based Application 13 3.5.1 Webservers: Apache HTTP への Dyntrace エージェント設定 このエージェントを設定することで、Web サーバやホストの情報を収集するだけでなく、ユーザ体感の機能もご使用いただくこ とができるようになります。 Step1: Dynatrace クライアントを起動すると、左図のようにウェルカム画 面が表示されます。構成画面を表示するために”Configure”ボ タンを押してください。 もしすでに他のエージェントをモニタリングしている場合は、Step2 の方法で構成画面を再度表示してください。 Step2: 構 成画 面 を表 示する た めに ”Configure → Configure Environment”をクリックしてください。 Step4 に移ります。 Step3: アプリケーションタイプを選択してください。 今回は”Web/Java/.NET”を選択します。 STEP4: Apache HTTPD 用のエージェントの構成を開始するために、 Web サーバ用の”Add”ボタンを押してください。 14 STEP5: Web サーバのリストから”Apache”を選択します。 “Next”ボタンを押してください。 STEP6: Web サーバの稼動している場所とアーキテクチャを指定します。 Apache HTTPD 用の正しいモジュールをインストールするため、 ここは正しく選択してください。 Apache のアーキテクチャが分からない場合、”httpd -V”コマン ドで確認することができます。 STEP7: Web サーバが Dynatrace サーバと同一のマシンで稼動している 場合、Dynatrace エージェントはすでにインストールされているの で STEP8 に進んでください。 この画面からお客様の環境に適したエージェントがダウンロードで きます。また、リモートマシンにエージェントを導入する場合の手順 が記載されています。コマンドラインをコピーしてインストールしてく ださい。 15 STEP8: Dynatrace エージェントを Dynatrace サーバに接続する設定 を行います。 Dynatrace のインストールディレクトリ内の”dtwsagent.ini”フ ァイルを編集します。左の画面に記載されている 2 つのオプション 及び値に変更します。 STEP9: Apache に Dynatrace エージェントのモジュールをロードします。 “httpd.conf”に左の画面に記載されている”LoadModule”ス テートメントを追記してください。 STEP10: Dynatrace Web サーバエージェントのサービスを起動します。 Windows の場合はサービス管理コンソールから起動できます。 Linux の場合は下記コマンドを実行します。 # cd /opt/dynatrace-6.2.0 # ./init.d/dynaTraceWebServerAgent start Apache を再起動します。 Dynatrace Web サーバエージェントが Dynatrace サーバに接 続され、使用可能となります。 16 STEP11: メインの構成画面で Dynatrace Web サーバエージェントが接 続されていることが確認できます。 この後、この画面からその他のエージェントを続けて追加していく か、画面を終了してモニタリングを開始してください。 STEP12: 構成が完了するとウェルカムスクリーンが表示されます。 ウェルカムスクリーン上ではキャプチャーしたトランザクション数がすぐ に表示されます。”Start Monitoring”をクリックして分析を開始 してください。 計測対象となるアプリケーションにアクセスし正常に動作するかご 確認ください。 17 3.5.2 Application Servers: Java アプリケーションへの Dynatrace エージェント設定 以下の手順では Apache Tomcat を使用しています。 Step1: Dynatrace クライアントを起動すると、左図のようにウェルカム画 面が表示されます。構成画面を表示するために”Configure”ボ タンを押してください。 もしすでに他のエージェントをモニタリングしている場合は、Step2 の方法で構成画面を再度表示してください。 Step2: 構 成画面 を表示 する た めに ”Configure → Configure Environment”をクリックしてください。 Step4 に移ります。 Step3: アプリケーションタイプを選択します。ここでは”Web/Java/.NET” を選択してください。 STEP4: Apache Tomcat 用のエージェントの構成を開始するために、ア プリケーションサーバ用の”Add”ボタンを押してください。 18 STEP5: リストから”Apache Tomcat”を選択してください。 ※Apache Tomacat 以外の場合は、対象となるアプリケーシ ョンサーバーを選択してください。 STEP6: OS の種類とアーキテクチャを指定してください。 JVM の正しいバージョンを選択してください。32bit の Dynatrace エージェントは 64bit の JVM 上で稼動しません。 逆もまた同様です。 “java –version”コマンドで JVM のバージョンを確認できま す。 STEP7: アプリケーションサーバが Dynatrace サーバと同一のマシンで稼 動している場合、Dynatrace エージェントはすでにインストール されているので STEP8 に進んでください。 この画面からお客様の環境に適したエージェントがダウンロード できます。また、リモートマシンにエージェントを導入する場合の 手順が記載されています。コマンドラインをコピーしてインストール してください。 19 STEP8: Dynatrace Java エージェントをロードするため”-agentpath” パラメータを JVM 起動引数に追加します。 Dynatrace エージェントの正しいインストールパスを確認して <path>部分を置き換えます。 ”libdtagent.so”ライブラリへの正しいパスを指定しているか確 認してください。JVM アーキテクチャに合致するよう、32/64bit ライブラリの指定にご注意ください。 Apache Tomcat の場合”catalina.sh”ファイル の”JAVA_OPTS”変数にパラメータを追加します。 ※Apache Tomacat 以外の場合は、対象となるアプリケーシ ョンサーバーの JVM 起動引数にパラメータを追加します。 STEP9: Apache Tomcat を再起動します。 再起動後に Dynatrace Java エージェントが Dynatrace サー バに接続されます。 もしアプリケーションサーバが起動しない場合は、警告やエラーが アプリケーションサーバのログに出ていないかご確認ください。 STEP10: もし同じ構成で複数のアプリケーションサーバを接続したい場合、 STEP8 の手順を全てのサーバで実施して再起動してください。 全てのサーバが接続されたらウィザードを終了します。 20 STEP11: メインの画面に戻ると、アプリケーションサーバのエージェントの 接続が成功していることを確認できます。 警告が出ていなければ、モニタリングの準備が完了したことにな ります。 必要に応じて層(アプリケーションサーバの追加など)を追加して いきます。 STEP12: 構成が完了するとウェルカムスクリーンが表示されます。 ウェルカムスクリーン上ではキャプチャーしたトランザクション数が すぐに表示されます。”Start Monitoring”をクリックして分析 を開始してください。 計測対象となるアプリケーションにアクセスし正常に動作するか ご確認ください。 21 3.6 分析方法と FAQ ”Use”ページでは基本的な分析方法を動画 等でご覧いただけます。 “FAQ”ページでは、QA フォーラムやドキュメン ト、動画などのコンテンツが提供されています。 Copyright © 2015 LAC Co., Ltd. All Rights Reserved. Dynatrace のロゴおよび製品名は Dynatrace LLC の商標または登録商標です。 その他の企業名、製品名などはそれぞれ各社の商標または登録商標です。 22
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