44 6 1 資金繰表の実務 は じ め に *「資金繰り」は毎日、毎月、資金の流れを把握し、資金残高をチェッ クすることです。 *「資金繰表」は毎月作成し、3 ケ月の資金繰り実績を基にして、向こう 3 ケ月の資金繰り予想を立てると良いと思われます。 *毎月の「予想資金繰表」は収入の項目の金額を少し少なめに計算し、 支出の項目の金額を少し多めに計算して計画を立てることを心がけま す。 (1) この例題は 3 月決算の企業とし、単位は千円とします。 4 月から 6 月までの「資金繰り」実績を記入します〈表 4〉。これ に基づいて 7 月から 9 月までの「資金繰り」予想を記入します〈表 5〉。 〈表 4〉に(2)から順番に検討しながら、記入計算していきます。 (2)〈表 4〉6 月の翌月繰越金 13,500 を〈表 5〉の 7 月の前月繰越金に 記入します。 (3) 売上高予想額について営業部と協議し 7 月から 9 月までの予想を 〈表 5〉に記入します。
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