豊日だより 第5号 平成27年(2015年)7月13日(月)発行 有意義な夏休みを! ~時間を大切に~ 1 7 日 の 終 業 式 が 終 わ れ ば 、“ 日 頃 出 来 な か っ た 何 か が 出 来 そ う な 期 待 感に夢 が膨ら む夏休み”です。しかし、過去に経験した夏 休みは、期待ど おりの 夏休み だったでしょうか?規則正しい学校生活から 解き放たれ、家 庭生活 を中心 としたかなり自由な時間を過ごすことか可能 になり、後で大 いに後 悔した 夏休みはなかったでしょうか?8月28日か ら始まる2学期 を、「しまった」という思いでスタートしないように、 ①「目標を立てる」 ②「学習計画(いつ・どこで・どのくらい・どんな内容)を立てる」 ③「部活動やその他(家事等の手伝い)の計画を立てる」 ④「予定の確認(毎朝)をする」 ⑤「計画から実践へチャレンジする」 ⑥「一日の反省(就寝前)をする」 の『学習・生活プラン』を実践し、有意義な夏休みになることを期待しています。 1,2年生で『命の学習』 今年も 、助産師 の斉藤智 孝さん をゲス トティーチャ ーとし て、1 年 生 は 「 生 命 誕 生 と 二 次 性 徴 ~ 体 の 変 化 、 こ こ ろ の 変 化 ~ 」、 2 年 生 は「大 切にして ほしい十 代の性 ~性と 命の大切さに ついて ~」に ついて学習しました。3年生も2月に学習します。この『命の学習』 で 学 ん だ こ と を 生 か し 、 こ れ か ら も 自 他 の 生 命 を 大 切 に 、「 感 謝 」 と「思いやり」の気持ちを忘れずに生活しましょう。 琵琶湖の日の取り組み 本校の創 立記念日 の前日 に当たる8日に、「びわ湖の日」の 取 り組みを実施しました。下校途中のゴミや居住地周辺のゴミを 拾い、集められたゴミを生徒会執行部で分別処理しました。 この日の取組を「エコフォスタ活動」につなげ、美しい豊郷 町への意識とともに、びわ湖の水は肥沃な大地をはぐくんでい るため、びわ湖の恵みは、湖魚や貝だけでなく、近江牛や近江 米、野菜もびわ湖の恵みの一つであることについて、今後も意 識できることを期待しています。 夏季総体ブロック予選、 吹奏楽コンクールブロック予選 第1期愛のリレー参観から 1 8 日か ら 夏 季総 体、 25 日か らは 吹奏 楽コ ンク ール の ブ ロ ック 予 選 が始 まり ます 。特 に3 年生 は練 習し てき 保護者や地域の50名の方に参観い た こ と に自 信 を もち 、完 全燃 焼し て目 標を 達成 でき るこ ただきました。 とを楽しみにしています。 『あたり前の事が当たり前の様に出 来ているのが、今の豊日中学校だと思 野球部……………………19日多賀B&G、21日荒神山球場 います。でも大人達は、授業中にちゃ サッカー部………………18,19日彦根中央中学校 んと座り制服のみだれがない事を素晴 ソフトテニス部…………18,19日彦根金亀公園 ら し い ???普 通 な の に … 。 こ の 姿 が 社 バレーボール部…………18,19日彦根東中学校 会人になった時にもつながるよう、こ バスケットボール部……18,19日秦荘中学校 れからも中学生らしく生活してほし 剣道部……………………18,19日愛知中学校 い。』 卓球部……………………18,19日稲枝中学校 という感想もいただきました。 体操(個人登録)…………28日栗東体育館 第2期もよろしく願いします。 吹奏楽部…………………25日,8/3日ひこね文化プラザ 入賞作文・標語等の紹介 あいさつ・声かけ運動標語 優秀賞 「ありがとう ためらうことなく 伝えよう」 2年 優良賞 「やる気でる いってらっしゃいの 一言で」 3年 優良賞 「おはようの 言葉で一日 いい笑顔」 3年 優良賞 「あいさつで 今日の心も 晴れもよう」 3年 ハートフルデザイン(作品は、「あけぼの」に掲載されます) 最優秀 「ハートを世界へ」 1年 小川瑳恵 優秀 「感謝の気持ち」 1年 大前翔太 優秀 「笑顔」 1年 北村彩乃 入選 「命の花」 1年 谷川茉優 入選 「命」 1年 服部穂乃加 人権啓発作文(作品は、「あけぼの」に掲載されます) 最優秀 「言葉のプラスとマイナス」 2年 青山慶太朗 小川こころ 篠原 瞬介 島村 明里 大野 主吏 中学生広場(私の思い2015) 『百足リレー~二年越しの想い~』 3年 倉内 渚央 去年の体育大会、私はとても悔しい思いを残して終わっていました。百足リレーで全クラス 中最下位。今でもどうしてあんなに足がそろわなかったのか分かりません。最下位であるとい う焦りがあったのだろうとは思いますが、特に後半のチームは、進んでは止まり、進んでは止 まりを繰り返し、ついには足を結んでいた紐も切れ、ガムテープで補強してもらって走るチー ムもありました。先にゴールした三年生、一年生に応援されながら走り、応援はありがたく思 いながらも、どうして上手くいかないのかという悔しさでいっぱいでした。ゴールした後も、 お互いに声をかけ合うこともできず、皆下を向いていました。 今年の取り組みが始まった時、私は、去年から胸にくすぶっていた悔しさと最後の体育大会 への期待の両方を感じていました。特に百足リレーの練習では、よりその思いが強くなりまし た。チーム分けは、クラス皆で、リーダーを中心に考えました。学級リーダーは、大縄跳びの 練習などでも、率先して声を出し、クラスを引っ張ろうとしてくれていました。百足リレーの チーム分けも、クラスのことを考えて提案してくれたので、皆の気持ちもまとまり、スムーズ に決められました。私のチームは第五走者。七人のチームです。練習が始まってからも、チー ムで意見を出し合い、並び順を替えたり、足を結ぶ紐の位置を結び直したり、できる工夫は全 てしました。でも、二週間の取り組みの中では気持ちが緩み集中できない弱さもありました。 そんな時は担任の先生やリーダーの声かけで、また皆が気持ちを持ち直し、練習を続けること ができました。そして、事前の練習では学年一位になれたのです。今年は去年とは違う気持ち になれるかもしれないと、期待が膨らむ一方で、去年のことを思い出し、本番はどうなるか分 からないという不安も相変わらずありました。 体育大会当日、全校一斉百足リレーは最後の種目です。それぞれの種目を経て疲れを感じな がらも、私は高揚していました。始まりの合図がなり、全校が一斉にスタートしました。第四 走者が返ってくるのを私達のチームは足踏みをしながら待っていました。いよいよ私達のスタ ートです。今何位かも分からないくらい、ただ前に進むことに集中して走りました。Uターン 部分も上手くいき、最後まで息を合わせて走り抜けました。最後の走者が両手を揚げて返って くるのが見えた時、自分達が一位なんだと気づき、言葉にならない大きな喜びに包まれました。 ゴールの後、誰かが「まだ終わってない」と言いました。見ると、一年生がまだ走っていま す。私達は誰ともなく、一年生の周りに向かいました。私も最後まで走る一年生を応援したい 思いで自然にそこへ加わりました。気が付くと、全校生徒と先生が同じ場所に集まっていて、 皆で一年生を囲みながら励ましていたのです。私は去年自分が応援してもらった時のことを思 い出さずにはいられませんでした。あの時悔しい気持ちで聞いていた応援はこんなに温かいも のだったのだと気づきました。 一年 生がゴ ールし、 盛大な 拍手の中 、百足 リレーは 終わり ま し た 。 私 達 が 、 体 育 大 会 の ス ロ ー ガ ン 、『 全 力 飛 翔 ~ 仲 間 と つ く ろう 絆と感 動の物語 ~』を 達成でき たのは この瞬間 だった と 思っています。 私 は こ の 体 育 大 会 を 通 し て 「 仲 間 の い る こ と の 大 切 さ 」「 一 生 懸命 取り組 むことの 大切さ 」を学び ました 。仲間が いるこ と で 団結 するこ とができ 、やり 遂げる充 実感を つかみま した。 そ し て悔 しかっ た思い出 も、違 った形で 大切な 経験とし て受け 取 れました。そのことが、かけがえのない私と仲間の成長です。 この 後、文 化祭、そ してそ れぞれの 進路へ の試練が 私達を 待 っています。私達はまだまだ団結できるし、お互いをもっと高め合えるはずです。それぞれの 人生が豊かに実っていくよう、その礎を、この仲間と共に、築いていきたいです。
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