西大井スタイル - こうほうえん

ヘルスケアタウンにしおおい
今後の行事予定
社会福祉法人こうほうえん
第 45 号
西大井スタイル
2/19(木)フラワーアレンジメント(ケアホーム)
2/21(土)生活発表会(キッズタウン)
「ヘルスケアタウンにしおおい」通信
2015 年 2 月
ケアホーム西大井(℡5718-1331)・キッズタウンにしおおい(℡5718-1332)
西大井いきいきセンター(℡5718-1330) 東京都品川区西大井 2-5-21
2/28(土)キッズ 5 歳児交流発表会(キッズタウン)
まだまだ寒さが厳しいですが、このところ日が長くなったように感じられます。暖かい晴れた春の日
3/3(火)ひなまつりのつどい(キッズタウン),ひな祭り(ケアホーム)
3/10(火)3・4・5 歳児お別れ遠足 (キッズタウン)
3/12(木)けん玉教室 (キッズタウン)
の訪れが待ち遠しいと思います。皆様は、いかかがお過ごしでしょうか。近頃、インフルエンザやノロ
ウイルスも少し落ち着いたようですが、安心したころになってしまったというのは、よく聞く話です。
日々の予防や体調管理は継続して頂きたいと思います。
今月も、ヘルスケアタウンにしおおいでは、様々な行事が行われますので、
その様子をご案内いたします。
3/12(木)~14(土)第 6 回春のさわやか演芸大会(いきいきセンター)
3/17(火)訪問理美容 (ケアホーム)
いきいきセンターより
3/19(木)フラワーアレンジメント(ケアホーム)
毎月第2・3・4火曜日 10:00~ミニ映画鑑賞会(いきいきセンター)
毎週水曜日
9:00~16:00 健康麻雀(いきいきセンター)
「春のさわやか演芸大会」のご案内
第6回
春のさわやか演芸大会」が下記の日程で開催されます。今回はカ
ラオケ・民謡・詩吟・ウクレレ・フラダンス・新舞踊など計17のグループ
が普段の成果を披露します。また、3月12日(木)と13日(金)はキッ
3 月のケアホーム 行事食のご案内
3月3日は桃の節句「ひなまつり」。
ケアホーム、キッズタウンではひな人形を飾っています。食事は春を感じられるひなまつりの祝膳が
提供されます。
ケアホームのひな祭り献立
☆散らし寿司
☆清まし汁
ズタウンの4・5歳児による鼓笛隊も登場します。どうぞご期待ください。
開催日時:3月12日(木)9:30~16:00ころ
3月13日(金) 9:30~16:00ころ
3月14日(土) 9:30~13:00ころ
場所:西大井いきいきセンター 広間
お問い合わせは、
「春のさわやか演芸大会実行委員会」若しくは、
☆春の炊き合わせ
☆春キャベツのみそマヨ和え
☆ひなあられ
「西大井いきいきセンター」まで
キッズタウンにしおおいより
「花粉症対策」 ~すぎ花粉~
『節分の日の集い』
~鬼は外—、良い鬼はうちー~
2月3日(火曜日)、節分の日の集いを行いました。朝は、各クラスみんなで制作した鬼の
お面を着けたり、豆を入れる箱を持ったりして、
「おにはそと!ふくはうち!」と大きな声で練
習しました。「おにくるの、こわいねー」という子どもや、
「にせもののおにだからだいじょう
ぶだよ」との頼もしい子どももいて、行事への参加の様子に、成長に応じた子どもの姿が見ら
介護老人福祉施設なんぶ幸朋苑
医師
宮田 誠
スギの雄花が最も多く飛散する 2 月から 4 月にかけてスギ花粉症が急増すると言われて
います。スギ花粉症は花粉症の中で最も多く、発症すると治りにくいと言われています。
今回、最も多いスギ花粉症発症を避けるために以下のことを参考にしましょう。
れました。
会が始まると、「豆まき」の歌や「鬼のパンツ」の
手遊びを元気いっぱいに行いました。今年の節分は、
赤鬼がいきなりの登場!鬼の早い登場に「びっくり」、
優しい赤鬼からの節分の話では、「そうなんだー!」
と興味津々に聞いていました。最後に赤鬼ともう一度
元気よく「鬼のパンツ」の手遊びをしていると、子ど
もたちから「ことしはまめまきしないの?」、
「おにこ
わくないじゃん!」という声、すると、後ろから二体
目の鬼登場!初めの鬼とは違う怖い黒鬼に、「こわい
おにだー!」と後ずさりする子どもたちでしたが、中
には、勇ましく鬼に向かっていく子どももいました。
「おにはそとー!」とみんなそろった掛け声の勢いに
花粉症対策の基本:原因となる花粉をできるだけ回避するのが基本
1. 飛散量が多い日は外出を避けて花粉を家に入れない工夫をする
〇風が強い時
〇気温が高いとき
特に花粉が飛びやすくなっている
〇雨上がりの気温が上昇するとき
2.外出する時の工夫
〇マスク、メガネを着用する
〇コンタクトレンズ使用者は花粉症飛散時期だけメガネに替えたほうが良い
〇つばの広い帽子をかぶり髪は束ねたほうがよい
〇スカーフで首筋をガードする
〇毛羽立った毛織物などの衣服は避ける
〇外出から帰って家に入る前に外で花粉を振り払う
〇家に帰ったら洗顔、うがいをする
さすがの鬼も退散していきました。「まめまきたのし
かったー」「おうちでもまめまきしよっとー」と楽し
んだ様子が見ることが出来ました。これからも、季節
の行事に子どもたちが思い切り楽しめるような魅力
ある行事を考えていきます。
3.その他
〇飛散量が多い日は窓やドアの開閉は短時間にする
〇洗濯物や布団を戸外に干すのを避ける
〇規則正しい生活習慣を身に付ける
4.症状
〇目の症状:かゆみ、異物感、涙目、目やに、充血
〇鼻:クシャミ、水様の鼻水、鼻づまり、鼻のかゆみ
〇その他:のどのかゆみ、咳、違和感、全身倦怠感、頭痛など
研究発表会を行いました
社会福祉法人こうほうえんでは、1 月 24 日土曜日、キッズ
これらの症状が1週間以上続くようであれば花粉症を疑って早めに耳鼻科または眼科
を受診しましょう。
タウンむかいはら保育園(東京都板橋区)にて第5回東京地区
法人研究発表会を行いました。研究発表は、保育士や介護士な
どが仕事を通して発見したことやより良い成果を得られること
が確認できたことを発表する機会です。全体で 18 題、ヘルス
ケアタウンにしおおいからは4題の研究について発表しました。
「絵本大好き!」について発表する
東京地区大会で選ばれた題は本大会でも発表されます。
キッズタウンにしおおい 杉川保育士
『リトミック』やっています。
「ユマニチュード」を導入して
~音楽を通してリズム遊びをしましょう~
Humanitude
キッズタウンにしおおいでは、銀河組(1歳児)か
法人本部
教育研修人財部長
ら大海原組(5歳児)までリトミックがあります。また、
永田 壽子
認知症ケアの技法として「ユマニチュード」(Humanitude)は、1979 年フランスのイヴ・
ジネスト、ロゼット・マレスコッテイによって誕生しました。
看護職の行動力を観察してつくり上げられたもので、バージニア・ヘンバーソン、カリ
スタ・ロイの思想と合致します。
(看護職なら看護の基本) 『ケアとは何か』
『ケアする人
とは何か?』という基本的な哲学と具体的なテクニックで構成されていて、その軸は、1 人
間の尊厳を大切にすること、1 一人ひとりの自由を尊重すること、1 人間としての博愛の
精神にもとづくこと、1 人間の平等性を大切にすることの 4 つが掲げられています。人は
愛し愛されるために、そして優しく、優しくされるために生まれているとし、ご利用者を
中心におくのではなく、人と人との絆、人との関係性を中核においた思想です。
具体的には・・・
・見る(目の高さを同じにし、近い距離から長時間見つめる)
・話し掛ける(優しく前向きな言葉を使って、繰り返し話しかける)
・触れる(優しく背中をさすったり、歩くときにそっと手を添えるなど安心できるように)
・立つ(筋力低下を防ぐために、歯磨きや体をふくときに立ってもらう)
を通して、知覚、感覚、言語を包括したコミュニケーション法をもちいた相互に人として
認識していく、150 のケア手法で構成されています。
◆ こうほうえんの取り組みの実際
1) 平成 26 年 2 月 11 日
西大井こうほうえん(田中とも江施設長)から始まりました。その後、ユマニチュード
入門(医学書院)を各エリアが購入。この中で、すぐに実践できるケア方法を現場にフィ
ードバックし、行動につなげています。
イヴ・ジネスト氏、本
田美和子先生(国立病
院機構東京医療セン
ター総合内科医師)、
その他関係者から講
義とその実際の一部
を、職員とご利用者も
学びました
目と手が語る具体的な
テクニックに圧倒さ
れ、ご利用者の手が拘
縮から徐々にときはな
される状態、表情に感
情が戻り、目に力を感
じるようになった場面
は印象的でした
3) 平成 26 年 11 月 25 日
ナマステホール(さかい幸朋苑)に、本田美和子先生をお迎えし講演会開催。
4) 平成 26 年 12 月 19 日
廣江研理事長ほか 2 名、人工知能(AI)が専門の静岡大学大学院情報学研究科(浜松
市)の竹林洋一教授と会談。この研究グループが映像を使って手法の習熟を促すツール
の開発に、こうほうえん(西大井こうほうえん)が協力することを確認する場になりま
した。
5) 平成 27 年度
こうほうえん全体で導入に向けた活動を始めたいと考えています。
ケンケンひろばでもリトミックを行っています。今回は
2 月6日金曜日に行われたケンケンひろばのリトミッ
クについてご紹介します。
みんなで輪になってリズムを
楽しんでいます
この日のリトミックも多くの親子が参加しました。
まずは「まねっこ遊び」。講師の声掛けに合わせて身体を動か
します。
『前に出してトントントン
引っ込めてトントントン』と
すると、お母さんと一緒に身体が動き、自然と笑顔がこぼれます。
次は「リズム遊び」
、ピアノの音と声掛けで身体を動かします。
『キ
リンの首は長いよ』と這い這いをしたり、時計の針に見立てて、
『コチコチカッチンおとけいさん』と子どもを抱っこして右や左
に倒れたりしていました。そして、タンバリンを使い、バスごっ
こ。子どもを膝に座らせ、タンバリンをハンドルに見たててリズ
ムに合わせて身体を動かしました。子どもたちは運転手気分を味
わっていました。続いて鳴子が登場。親子それぞれが鳴子を手に
すると「はたけのポルカ」の曲に合わせて打ち鳴らしていました。
最後は「アンパンマンのうた」に合わせて手遊びをし、リトミ
タンバリンをハンドルに見立て
ックを終えた親子はニコニコ顔で遊戯室を後にしていきました。
「ケンケンひろば」は、毎週金曜日の11:40~、第2・第
て、バスの運転手に。
4木曜日の11:50からリトミックを行っています。どうぞお
誘い合わせの上、ご参加ください。
ケンケンひろばからご案内
「ケンケンひろば」は、日曜祝日を除く午前 10 時から午後 4 時まで開放しています。
毎日様々な、活動を行っておりますが、その一部をご紹介します。
詳しくは、ケンケンひろばまでお問い合わせください。
*生活発表会*
*講座<食育について>*
日時:2月24日(火) AM10:15~
場所:ケンケンひろば
講師:丹後実幸さん(栄養士)
<内容>“よく食べていたが最近嫌がって食べが悪く困
っています”と、言った声を聞きます。
食事の時どんなことを大切にするとよいか一緒に考え
てみましょう。
日時:2 月 21 日(土) AM10:00~
場所:ウエルカムセンター原(体育館)
内容:ケンケンの友だちはリトミックを発表します。園
児の発表もご覧ください。
*ひなまつりの集い*
日時:3月3日(火) AM10:00~
場所:遊戯室
内容:園児と一緒にひなまつりの話を聞いたり、
ひなまつりの雰囲気を味わいましょう。
1 月 16 日
フラワーアレンジメント
最期の一口までごはんをおいしく食べてほしい
ケアホーム西大井より
~口の中の専門家・歯科衛生士の仕事って?~
ケアホームでは昨年8月から、週 2 回程歯科衛生士が勤務されていま
す。お名前は奈良とみ子さん。これまで病院や施設などで働いてこられ、
歯科衛生士の教員経験もある衛生士です。介護士も衛生士のアドバイスを
1月 24 日 三線の会
受けながら、毎日の義歯のお手入れや歯磨き支援など、ご入居者の口腔ケ
アに力を入れ始めています。今回は奈良さんにお話を伺いながら、ケアホ
ームでの口腔ケアについて、ご紹介したいと思います。
Q
そもそも「口腔ケア」ってなんでしょう?
A
口腔ケアの目的は二つあります。一つは口の中をきれいにすること、もう一つは噛むことや
飲み込むことなど口の機能を保っていくことです。人間にとって、自分の口で食べたい物をおい
しく食べることは健康で心豊かな生活を送るための基盤です。これを最期の一口まで続けていけ
るようお手伝いができるようにと思っています。
Q
質の高いケアを目指して——————————
ケアホーム西大井では、より質の高いケアをめざし日々職員研修を実施しています。
入れ歯を磨いたり、歯ブラシの声掛けをしたりと、ケアホームではこれまでも歯磨き支援を行なってきまし
たが、これまでとの違いってなんでしょうか?
1 月後半~2月前半の研修は…認知症の方などへのケアメソッドを紹介する「ユマニチュード研修」
、通年で介
A
お一人お一人に適した口腔ケアを、専門家と連携しながら提供していくということにつきると思います。そ
護技術向上を目指す「ファーストステップ研修」
、ご利用者をより深く知るための「アセスメント研修」、認知症
の方のお口の中の状況や、その方のお口の健康に対する意識などを理解して、ご入居者それぞれを中心に、根拠
のご利用者の想いを知る「認知症研修」
、監査員として必要な視点を学ぶ「内部監査員研修」、高齢者とのコミュ
に基づいた口腔ケアを行うことが、今までとの大きな違いになると思います。
ニケーション能力を高める「相談員研修」理学療法士のための「リハビリ研修」
、認知症のご利用者との関わりを
評価する「DCM研修」となっています。今後も研修を重ね、ご入居者との関わりに反映させてまいりま
Q
口腔ケアを行うにあたって、気を付けていること、大切にしていることなどがあれば教えてください。
A
長い人生を乗り切ってこられたご入居者に対して次の点に注意しています。
① 人生の大先輩に対する尊敬の念が伝わる丁寧で和やかな対応
すので、どうぞよろしくお願いします。
互恵互助
の紹介⑱
毎月 1 項目ずつ紹介している、私たち職員の道しるべ「互恵互助」。
今月号はその中の「求める人財像」についてのお話です。
② 口の中は他人に気軽に見せるような場所ではない(排泄ケアと共通するかもしれません)ことへの共感
「仕事に要求されるスキル・知識」を備えている人財
③ 口腔ケアに協力して下さることへの感謝
~
④ 歯科医師や歯科衛生士と連携して、健康につながるよりよい提案を考え続けること
Q
今後、口腔ケアを通して、ケアホームのご入居者がどんなふうにな
っていけばいいでしょうか?
A
今調子よく使えている義歯を長く使い続けられるなど、歯の健康寿命
が延びることを期待したいと思います。そしてそのことによって口からお
いしく食べることができて、健康で心豊かな生活を送って頂くことで、ご
入居者およびそのご家族と介護士との間の信頼関係作りになると良いと
思います。
基礎的な能力+時代のニーズに対応した能力=プロフェッショナルとしての能力ご利用者はプロフェッショナルを求めている~
☆私たちはプロフェッショナルとして保健・医療・福祉サービスを提供しています。
例えば、デパートで「研修生」という腕章を着けたスタッフがいますが、研修生であろうがベテランであろうが、
お客様にしてみれば関係のないことです。ましてや私たちの提供しているサービスは「より良い人生」をお手伝いするサービ
ス。基本が曖昧では適切な個別対応などできませんので、まず、
「基礎的な能力」をしっかりと身につけ、且つ一人ひとりの状
況に応じた対応ができるよう努めています。更には「時代のニーズに対応した能力(まずやってみる!)」も持つ。これこそが
「プロとしての能力」であると私たちは考えています。
プロとしての能力を磨くことは、単に自分の専門だけを追求する意味だけではありません。ご利用者のニーズに応えるために
職種を越えたチームワークが必要となります。自分の専門外の職員との連携ができてこそ初めてご利用者への迅速な対応や継
続的なお手伝いができると考えています。
☆進化し続ける組織になるためには、プロフェッショナルとしての自覚と研鑽が必要です。私たちは毎年のご利用者アンケー
奈良衛生士の登場によって、私たち介護士もこれまでの口腔ケアの手薄さを実感しました。奈良衛生士・ご入居
者との口腔アセスメントを通して、それぞれに合った口腔ケアを実践していきたいと思います。
ト、第三者評価、ご意見をもとにサービスの見直しや改善を行い、
「プロ」としてより質の高いサービスを提供できるように日々
努力を重ねています。
☆次回は『言葉の統一』についてのお話です☆