米国の最新「動画配信ビジネス」(OTT)の動向と 放送のビックデータ

一般社団法人ケーブルテレビ情報センター
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平成 27 年 6 月 23 日
CRI会員
関係者 各位
いつもお世話になっております。
第 135 回CRIフォーラムの開催案内です。今回は以下の3つのテーマで構成します。
米国の最新「動画配信ビジネス」(OTT)の動向と
放送のビックデータ(視聴動向)ビジネスを考える。
【講 師】
①(有)クリエイティブ・ビジネス・エージェンシ- 代表取締役 cba ニュース編集・発行人 伊澤 偉行氏
②Ooyala(ウーヤラ) 東京事務所 シニア・セールス・エンジニア 福田 敦氏
③日本ソフト開発㈱ ビッグデータ・イノベーショングループ グループ長 嶋津 尚氏
■「INTX2015」の視察報告と米国の「最新OTTビジネス」の動向!!
これまで、日本からも多くのケーブ関係者が参加していた「NCTA」(全米ケーブルテレビ年次大会)の名称が、
今年から、INTX(The Internet & Television Expo)に変わりました。名称変更の理由は、「テレビより、インタ
ーネットの加入者が 5500 万と多くなったから」で、「ケーブルショー」は、すっかり「ブロードバンドショー」に姿を
変え、OTT、4Kは当たり前の世界となりました。
Netflixの4000万加入を筆頭に、ブロードバンドによる動画配信ビジネス(OTT)は急成長を遂げています。
その中で、ケーブルテレビの雄である「HBO」も、この4月からネット配信サービス「HBO now」を開始するなど、
ケーブル業界にとって象徴的な出来事が起きています。
その火付け役がアップルで、今年3月 10 日に行われた「Apple Watch」の発表会場では、「HBO now」の
ストリーミングサービスで、アップルがパートナーとなることが発表され、月額 15 ドル払えば、「Apple Watch」経
由で「HBO Now」が視聴できる。必要なのは、アップル端末とブロードバンドだけ。ケーブルもセットトップボック
スも必要なし・・と話題になりました。
また、全米2200万の加入世帯を持つコムキャストも、自社のインターネット回線上でOTTサービスを提供す
るビジネスをAppleと交渉しているといわれており、日本では「J:COMがひかりTVサービスやNetflix」を開始
するようなものとして、その行方が注目を集めています。
そこで、今回のCRIフォーラムでは、「ケーブルテレビからOTTへ」と大きく動きだした、米国の最新動画配信ビ
ジネスの動向と、INTX会場で見えた「放送(動画)のビッグデータ」(視聴動向マーケケティング)ビジネスにつ
いて報告します。
■コムキャストブースでも話題を集めた、「放送(動画)のビッグデータ」ビジネス
コムキャストのIP配信「X1プラットフォーム」では、今、どんな番組が見られているかが一目でわかるサービスを
提供しており、視聴者や広告主、コンテンツ配信事業者から大きな注目を集めています。
これは、今までのように番組データをSTBにダウンロードするのではなく、クラウド上で利用できることから可能に
なったサービスで、「放送(動画)のビッグデータ」をベースに、視聴者が見たい番組や、ユーザーにお勧めの番
組を知らせる「マイTV」、「パーソナライズ番組ガイド」として期待されています。
一方で、コンテンツ配信事業者や広告主にとっては、視聴者単位(端末の種類、時間帯、興味など)で最
適な情報が配信できることから動画配信ビジネスの収益が最大化するなど、その鍵となるのがビッグデータの
活用です。
こうした「放送(動画)のビッグデータ」のプラットホームサービスを 2007 年8月から提供しているのが、米カリフォ
ルニア州の「Ooyala(ウーヤラ)」で、元Googleのエンジニア3名が中心となって開発されたサービスです。
このOoyalaは「視聴分析機能」が最大の特長で、ユーザーは、視聴者の状況(視聴時間、視聴環境、視
聴行動など)をリアルタイムに把握することで、配信戦略や広告戦略、コンテンツ開発に活かしています。
日本でのユーザーは、日本テレビ、毎日放送を始め、通信・ネット配信事業等数多く、海外ではディズニー、
ABC、ワーナーブラザーズ、ナショナルジオグラフィックなど700社を数え、これらの総視聴者数は、世界130
カ国以上で、2億2千万を超えています。
そこで、フォーラムでは、「Ooyala」(オンライン動画配信プラットフォーム)の最大の特長である視聴分析機能
の活用例と、そこから生まれている先進事例を報告いただきます。
■ケーブルテレビの視聴データ(ビックデータ)を解析する簡易システム
こうした動画配信と共に、ケーブルテレビの視聴動向を分析するサービスも注目されています。これまでも、ケ
ーブルテレビの視聴動向を分析するシステムは開発されていますが、価格やシステムの面で導入されている局
は少なく、「放送のビッグデータ」としての活用も積極的ではなったのが実情です。
そうした中で、日本ソフト開発㈱が開発した「視聴データ解析ツール」は、①保有しているデータ(STBの基
幹データ)を、CSV形式で用意するだけで分析(解析)が可能、②ノンプログラミングにより数時間で超高速
データ処理が可能、③既存のネットワークに専用サーバを設置することで構築が可能・・など、簡易なシステ
ムで構成されており、すでに複数のケーブル局(地方局)が採用しています。
双方向STB経由で収集された視聴ログデータは、①加入者データ、②EPGデータ、③データ集計のための
事前処理(日別や分析したいデータの設定)で分析され、集計・解析された結果は、ExcelやACCESSと
いった「表計算」ソフトで表示され、①各チャンネル(地上波・BS・CS・コミチャン)の視聴状況、②接触時間、
③エリア・視聴者属性等のデータ分析が入手できます。
また、各チャンネルの視聴状況の他に、④「STBの未使用」等のデータ入手も可能なことから、乗り換え防止
や視聴促進のアプローチ、見守り対策(STBの電源が入ってないなど)の利用も可能としています。
そこで、フォーラムでは、日本ソフト開発の「視聴データ解析ツール」を活用したビジネス展開の実例と、ビックデ
ータを活かしたデータマーケティングについても報告いただきます。
【第135回「CRIフォーラム」開催概要】
日 時:平成 27 年7月 16 日(木)14:30~17:00 *開催時間にご注意願います。
会 場:日本プレスセンタービル 10F(日本記者クラブ)
会 費:CRI会員5千円 非会員1万円
* フォーラム終了後、懇親会を開催致します(参加費5千円。参加自由)
CRIケーブルテレビ情報センター事務局行き
(FAX:03-6264-1946 [email protected])
第135回CRIフォーラム
米国の最新「動画配信ビジネス」(OTT)の動向と
放送のビックデータ(視聴動向)ビジネスを考える
出欠連絡通知①
■開催日 7月 16 日(木) 14:30~18:30(懇親会含む)
■会 場 東京・日本プレスセンタービル 10F (日本記者クラブ)
http://www.presscenter.co.jp/access.html
■フォーラムに参加
■懇親会に参加
(14:30~17:00)
(17:00~18:30)
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参加費は7月 13 日(月)までに下記の銀行振込にてお願い致します。
*お振込み後のキャンセルはご容赦くださり、代理出席にてお願い致します。
みずほ銀行築地支店
普通口座 2878117 一般社団法人ケーブルテレビ情報センター
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