PDF 約5.1MB - 秋田県土地家屋調査士

平成27年1月1日
会 報 あ き た
第146号 
目 次
表紙写真
尾去沢鉱山跡地
新年のごあいさつ ~今年は思いやりで~
会長 赤 塚 富 治
3
秋田地方法務局長 東 本 武 好
4
秋田県知事 佐 竹 敬 久
5
新年のご挨拶
公嘱協会理事長 小 笹 壽 郎
6
新年を迎えて
政治連盟会長 佐々木 直 俊
7
新年の御挨拶
年頭のごあいさつ
第137回秋田県種苗交換会に出展
8
年男に聞く
10
意見書作成勉強会(地租改正編)
に参加して
秋田支部 関 将 人
14
筆界特定の実例をもとにした勉強会の参加について
秋田支部 松 渕 誠
表示登記無料相談会実施報告
空物ラジコンに魅せられて
15
16
横手支部 佐々木 保 宏
17
おじゃまいたしま~す
20
会務報告
22
公嘱協会報告
25
会員の動き・編集後記
29
発行
秋田県土地家屋調査士会
〒010-0951
秋田市山王六丁目1-1
山王ビル2階
TEL(018)824-0324
FAX(018)865-6488
振 替 02560-0-3501
会 報 あ き た
 第146号
平成27年1月1日
あけまして
おめでとうございます
平成27年 元旦
会
長
赤
塚
富
治
綱紀委員 (長)
伊
藤
修
介
副
会
長
伊
藤
茂
綱紀委員 (副)
戸
島
廣
文
副
会
長
佐
藤
兼
市
綱紀委員
千
葉
勉
総務部長
田
口
章
綱紀委員
正
木
晃
財務部長
渡
邊
謙
次
綱紀委員
中
田
芳
宏
業務部長
傳
農
一
夫
綱紀委員
高
橋
芳
郎
研修部長
根
本
聡
名誉会長
佐々木 直 俊
広報部長
金
子
茂
秋田支部長
薄
田
正
徳
総
務
湯
沢
豊
大館能代支部長
金
沢
俊
英
財
務
木
村
善
一
本荘支部長
斎
藤
弘
隆
業
務
小
林
忠
雄
大曲支部長
鎌
田
一
志
業
務
吉
田
陽
一
横手支部長
長
沢
守
夫
研
修
井
島
保
湯沢支部長
會
田
政
治
研
修
佐々木 保 宏
事務局員
佐 藤 真由美
広
報
齋
藤
文
夫
事務局員
土
広
報
鎌
田
衛
監
事
大村田 稔
監
事
佐々木 道 男
田
陽
子
平成27年1月1日
会 報 あ き た
第146号 
新年のごあいさつ
~今年は思いやりで~
会 長 赤 塚 富 治
会員の皆様、2015年新年あけましておめで
とうございます。
本年も皆様方にとってすばらしい年であり
ますように心よりお祈り申し上げます。
今年度は「挑戦」をキーワードに土地家屋調
査士の業務充実の施策事業に取り組んでおり
ます。引き続き皆様のご協力をお願い申し上
げます。
さて、昨年を振り返ってみますと、連合会定
時総会においては第71回を数えました。2年
前まであった経済不況が起因すると思われる
大きな問題が、今回は陰を潜め比較的穏やか
な総会だったと感じます。そして、総会の度に
声を掛けてくれる秋田県出身の調査士仲間と
の情報交換で得られる景況感からは、間違い
なく調査士の皆様方にとっても活況な年とな
る事を期待しております。
一方で、全国的には、大型台風が引き起こす
集中豪雨による土砂崩れ、突然の噴火による
多数の登山者の遭難など、自然災害が多い年
でした。
秋田県としては、久しぶりに大きな出来事
や災害もなく平穏な年となり、
「第29回国民文
化祭・あきた2014」の1ヶ月にわたる文化の
祭典があり、私の住む秋田市内で繰り広げら
れた伝統芸能や音楽、とりわけフィナーレで
は17もの国指定重要無形民俗文化財の伝統芸
能が繰り広げられ、改めて先人の築き上げた
文化の奥深さにふれる絶好の機会となりまし
た。また、毎日のように通る踏切で、線路脇の
道路にカメラをかまえ集まっている人だかり
に気づいた瞬間、普段まったく見ることのな
いSL列車が汽笛を鳴らしながら黒煙を上げ
て向かってくる雄壮な姿に出会いました。何
故か秋田の風土にしっくり馴染んでいて国文
祭のお陰で若き日々を思い出し幸せな気分に
なりました。
ここからは将来の話となりますが、四半世
紀後の2040年になりますと、県人口が現在よ
りも33%減の70万人を割るとされ、待ったな
しで進んでいる人口自然減に伴い、著しく増
加する空き家は空き地に変わることから居住
地の空洞化を招き、防災面及び犯罪危険性等
様々な社会問題を引き起こすと想定されま
す。その中には土地所有者の確認困難なケー
ス、活用・処分未定で放置等の様々な事例が
起こり得て、秋田県の25市町村のうち23市町
村において管理条例が制定されていることか
ら、他士業とも連携を図り、当会として注視す
べきところと考えます。
今年、力を入れていくべき事業目標の一つ
として、国土調査法19条5項指定いわゆる地
籍整備推進調査費補助金制度の活用がありま
す。その成果が官民の信頼を築くものであり、
当会発展の根幹としたいのです。これまでの
ところは全国的には数少ない業務ですが、毎
年、秋田県公共嘱託登記土地家屋調査士協会
が受託している法14条地図作成では、調査士
同士が連携しながら成果を上げていることも
あり、当会においても取り組む会員が必ず現
れると期待しております。
最後に、年末の第47回衆議院選挙は、消費税
10%実施延期による経済政策アベノミクスの
継続を問い、結果は、安倍政権に対する一層の
経済政策の促進を期待した結果となりまし
た。今年、私が願うのは、地方創生の為の産業
振興・地域振興策等をこれまでどおり押しつ
けるのでなく、地方の実情に即した選択(県民
参加の意見交換)が出来る機会を作っていた
だきたいという事なのです。そこに秋田が変
わる
「道しるべ」
があると思われます。
今年の方針としましては、これまで以上に
依頼者の相談や悩みに対し、更に思いやりの
心を持って活動したいものと考えます。
また、今年も会員の皆様のご協力のもと、共
に歩んでいき、昨年に引き続き希望に満ちた
年にしたいものと願っております。
 第146号
会 報 あ き た
平成27年1月1日
新年の御挨拶
とう
もと
秋田地方法務局長 東 本 武 好
秋田県土地家屋調査士会会員の皆様、新年
明けましておめでとうございます。
皆様には、御家族共々健やかに新年を迎え
られたことと、心からお慶び申し上げます。
また、平素、不動産登記制度の適正かつ円滑
な運営に御理解と御協力をいただいておりま
すことに対し、厚く御礼申し上げます。
せっかくの機会でありますので、法務局の
情勢等について、何点か御報告申し上げ、引き
続き、御理解と御協力をいただきたいと存じ
ます。
 東日本大震災に伴う登記事件の処理につ
いて
未曾有の被害をもたらした東日本大震災
から間もなく4年が経過しようとしていま
す。地震・津波からの復興では、被災地にお
ける住宅再建・街づくりの加速化が進めら
れる中、復興のステージが計画策定・用地
確保から住宅建築へと移行し、早期帰還や
長期避難者の生活拠点への形成に向けた各
種事業が本格化しています。また、係る事業
の実施に伴い、今後、土地取得・建物新築を
含めた登記需要の大幅な増加が見込まれる
ところです。
当局としては、引き続き、被災地の法務局
からの支援要請等に基づき、登記事件の処
理のための職員を派遣するなどして、微力
ではありますが、貢献してまいりたいと考
えています。
 登記所備付地図作成作業について
不動産登記法第14条第1項に規定する地
図の整備状況をみますと、同地図は、全国の
登記所に保管されている地図の6割にも満
たない状況にあります。法務省(民事局)で
は、登記所備付地図の整備を重要課題の一
つとして、組織を挙げた取組を行っていま
す。
法務省では、地図整備の推進等を図るた
め、平成27年度から大都市の枢要部や地方
の拠点都市を対象とした登記所備付地図作
成作業を実施することとし、従来の作業に
ついても、都市部における地図混乱地域を
整備するための必要な措置を講じると伺っ
ています。
ところで、当局管内における地図整備は、
平成26年度作業として、秋田市土崎将軍野
南三丁目、四丁目及び五丁目を対象地域と
して実施し、本年度末までに、全ての作業が
完了します。また、平成27年度は、秋田市土
崎港東一丁目、二丁目及び四丁目を対象地
域として、実施する予定です。引き続き、会
員の皆様方の御理解と御協力をお願いいた
します。
 オンライン申請の利用率の向上について
平成23年2月から、新たな登記・供託オ
ンライン申請システムの運用が開始され、
利用時間の延長など、利用者の利便性の向
上が図られたことなどから、利用率は向上
しています。平成26年11月現在、不動産登記
の オ ン ラ イ ン 申 請 率 は、全 国 平 均 で は、
37.5%ですが、当局は、60.2%(全国第1位)
となっています。これは、ひとえに会員の皆
様の御協力によるものであります。今後と
も、更なる利用率の向上に向け、御理解と御
協力をお願いいたします。
 法務局と調査士会との事務打合せ会につ
いて
昨年10月以降、調査士会の御理解をいた
だき、法務局(本局登記部門)と調査士会と
の事務打合せ会を隔月で開催させていただ
いております。事務打合せ会では、登記事務
に関する情報提供のほか、
申請事件の適正・
迅速な処理に係る意見交換をさせていただ
いております。引き続き、円滑な運営に御協
力いただきますようお願いいたします。
最後に、秋田県土地家屋調査士会のます
ますの御発展と、会員の皆様の御健勝と御
活躍を祈念申し上げ、新年の挨拶とさせて
いただきます。
会 報 あ き た
平成27年1月1日
第146号 
年 頭の ごあ いさ つ
秋田県土地家屋調査士会 顧問
秋田県知事 佐 竹 敬 久
明けましておめでとうございます。
さと秋田元気創造プラン」の2年目に当たり、
秋田県土地家屋調査士会の皆様におかれま
プランに掲げた取組を加速させる年でありま
しては、健やかな新春をお迎えのことと、心か
す。特に、人口問題対策については、秋田への
らお慶び申し上げます。
定着・還流に向けた移住・定住対策の強化や
日頃、皆様には、地積調査や表示登記、土地
地域産業の振興による雇用の創出を図るとと
境界の確定など、県民が持つ権利の明確化と
もに、結婚・出産、子育て支援など、子どもを
本県の社会基盤の整備に御協力をいただき、
産み育てやすい環境づくりに努め、加えて、地
厚く御礼申し上げます。
域コミュニティの活性化や多様な担い手によ
昨年を振り返りますと、5月に秋田ノーザ
る協働活動を促進することで、人口が減少す
ンハピネッツがbjリーグ準優勝を果たした
る中にあっても、元気な「ふるさと秋田」の創
ほか、10月には皇太子殿下の御臨席の下「第29
造に取り組んでまいります。
回国民文化祭・あきた2014」が開会し、会期中、
また、基幹産業である農業については、米政
県内外の100万人を超える皆様に秋田の文化
策の見直しなどの新たな農政改革や、米の概
の魅力に触れていただきました。また、同じく
算金の大幅下落などの農業情勢を踏まえ、
「農
10月から実施された「アフターデスティネー
政改革対応プラン」の加速的推進や米価下落
ションキャンペーン」でも大勢の観光客をお
を踏まえたフォローアップ対策はもとより、
迎えするなど、全国的に注目を集める出来事
新たに策定する農畜産物の流通販売戦略に基
が続いた年でありました。
づく施策・事業を重点的に推進してまいりま
一方、政治・経済に目を向けますと、政府に
す。
おいては、50年後も1億人程度の人口を維持
こうした喫緊の課題への対応のほか、今後
するという目標を初めて打ち出し、国家的な
の成長が期待される新エネルギー関連産業の
課題として人口減少や地方創生に取り組んで
振興、総合戦略産業としての観光の推進や高
いくことを明らかにしたほか、消費税率10%
速交通網の整備促進、本県の将来を支える人
への引き上げの先送りの是非や「アベノミク
材の育成などについて着実に取り組み、本県
ス」の評価を巡って衆議院を解散し、総選挙を
の持つ様々な資源を未来への発展につなげ、
行うなど、我が国の将来を左右する出来事が
県民が生き生きと暮らす「日本に貢献する秋
あった年でもありました。
田、自立する秋田」の実現を目指してまいりま
こうした中、少子高齢化と人口減少が全国
すので、なお一層の御理解と御協力を賜りま
で最も早いペースで進行している本県では、
すようお願いいたします。
人口問題対策を最重要課題と位置付け、
「人口
結びに、新しい年が秋田県土地家屋調査士
問題プロジェクトチーム」等を設置し、その分
会のますますの発展と、会員の皆様にとって
析・検証を行うとともに、施策の方向性につ
希望に満ちあふれた飛躍の年となりますよう
いて検討を重ねてきております。
御祈念申し上げ、年頭の御挨拶とさせていた
今年は、県政の運営指針である「第2期ふる
だきます。
会 報 あ き た
 第146号
平成27年1月1日
新年のご挨拶
公益社団法人
秋田県公共嘱託登記土地家屋調査士協会
理事長 小 笹 壽 郎
公益社団法人秋田県公共嘱託登記土地家屋
わたしは、力むことなく自然体で相手と向
調査士協会より謹んで新年のご挨拶を申し上
き合える、そんな土地家屋調査士になれたら
げます。本協会は昭和60年12月19日公益法人
いいなと思っています。
として設立されました。その後、公益法人制度
意外と現在の生き方のすぐ横に実現可能な
改革により平成24年6月20日秋田県知事の公
ちょっといい自分の生き方があるかも知れま
益法人認定を受け、平成24年7月2日公益社
せん。
団法人への移行を完了いたしました。移行後
土地家屋調査士は、土地家屋調査士法で筆
2年を過ぎて3年目に入りました。
界特定とADR(裁判外紛争解決制度)の受託
本協会は、秋田県土地家屋調査士会員の8
を除いて、正当な事由がある場合でなければ
割が社員として加入しており、表示に関する
依頼を拒んではならないと規定されていま
公共嘱託登記業務、登記所備付の地図作成事
す。土地家屋調査士は依頼者を選ぶことが出
業等を受託しています。社員が専門的知識と
来ないことから、その業務の公益性は極めて
経験を結集し協働することにより、多様な業
高いと言えます。また不動産登記法等でその
務に対応し地域の公益に貢献して参りまし
作成された図面は作成年月日と作成者名を記
た。
載の上、法務局で何人にも公開されているこ
さて、会報が皆様のお手元に届く頃には、衆
とから、作成者としての責任は重いと言えま
議院選挙も終わり新しい国会議員が選出され
す。土地家屋調査士は公正な立場で誠実に業
ています。国民の一人として、この国が良くな
務を行い、出会ったいろいろな職業や立場や
ることを願っています。そのためには、国民一
境遇の人々の信頼に答えることが求められて
人一人が普段から国を良くすることを意識す
います。
ることも大切だと思います。
このように国民の期待も大きい仕事であり
土地家屋調査士を取り巻く状況を見ます
ますが、土地家屋調査士に対する国民の理解
と、時代とともに様々な法律が改正され、制度
を得られるためにも、自分を信じて業務を全
も変遷して来ました。自分が描く土地家屋調
うする一年にしたいと思います。
査士像とは何かを意識することが自分を良く
秋田県公共嘱託登記土地家屋調査士協会で
し、ひいては国を良くすることにつながるの
は、他士業や官公署等の職員をも対象とした
ではないでしょうか。
研修会を実施しておりますので是非ご参加下
「雨にも負けず」という宮沢賢治の詩があり
さい。
ますが、その詩は「そういうものにわたしはな
土地家屋調査士及び土地家屋調査士法人が
りたい」
と締めくくっています。
協働し国民の不動産に関する権利の明確化と
みなさんはどうでしょうか。新年にあたり
相隣関係の安定を推進する本協会は社員一同
どのような像を描きたいのか、考えて見ませ
精進する所存でありますので、本年もご指導
んか。
ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
会 報 あ き た
平成27年1月1日
第146号 
新年を迎えて
秋田県土地家屋調査士政治連盟
会 長 佐々木 直 俊
明けましておめでとうございます。
前職の冨樫博之先生、御法川信英先生に加入
会員の皆様には、お元気で新年をお迎えの
を頂いております。
ことと、心からお喜び申し上げます。
当選後先生方には、引き続き政党の調査士
昨年は、久しぶりに選挙のない年と思って
議連入会と、土地家屋調査士制度充実・発展
おりましたが11月21日に衆議院が解散されま
に向けての働きかけを行ってまいります。
した。
政治連盟では、特に下記の事項に対し要望
12月2日公示、12月14日投票日と決まり、
活動を行っております。
秋田県3小選挙区には、予定された10人が立
・不動産登記法第14条地図作成作業の推進と
候補し、寒風吹きすさぶ中12日間の選挙戦が
始まりました。
予算、人員の確保について
・東日本大震災の被災地における地図作成作
「会報あきた」の寄稿期限の関係上、当選
業の継続実施と予算、人員の確保について
の先生方は知る由もありませんが、推薦候補
・オンライン登記申請の利用拡大に向けた措
者全員の当選を祈っております。
置について
安倍長期政権への布石と思われる「アベノ
・官公署の入札区分における項目に「土地家
ミクス解散」と名付けての解散ですが、様々
屋調査士業務」を設定することについて
な問題を抱える時期だけに、なぜこのタイミ
以上の項目を含めて、全調政連と歩調を合
ングで解散なのでしょうか、等わかりにくい
わせ議員連盟等を通じて政治的側面から活動
所が多い選挙と感じました。
を推進していくこととなります。
選挙においては、各政党候補者からの推薦
今年は、4月に統一地方選挙が控えており
依頼がありました。
ます。昨年11月末に行われた支部長会議にお
候補者に対する県調政連としての推薦基準
いて基本的な方針と協力をお願いしました。
の主な項目としては、原則「自民党」「公明
会員の皆さんには、各選挙区単位での新た
党」「民主党」の各土地家屋調査士議員連盟
な協力をお願い致します。
加入者。小選挙区では、複数候補者の推薦は
消費増税で個人消費はかなり低迷している
しない。特別な貢献や実績のあった候補者の
なかで、昨年度より会費値上げをお願いしま
推薦、と定めました。
したが、入会率の減少もなかったことに、お
基準により、秋田1区と秋田2区は各1名
礼を申し上げますと共に、全会員加入をお願
の方を推薦致しました。
い致します。
秋田3区は、複数の候補者から支援の要請
ご家族、補助者のご協力も合わせての、お
があり、1人に絞りきる事が出来ず、県調政
力添えをお願い致しまして、元気でいい年に
連会長として推薦を見送りました。
成ります様、ご祈念致しまして新年のご挨拶
現在「自民党土地家屋調査士制度改革推進
といたします。
議員連盟」に参議院の石井浩郎先生、衆議院
会 報 あ き た
 第146号
平成27年1月1日
第137回秋田県種苗交換会 −男鹿市開催−
∼ 本 会が 無 料 相 談 所を 設 置 ∼
広報部 鎌 田 衛
■参観者83万6千人
10月30日から11月5日までの1週間、男鹿市では4回目の開催になった第137回秋田県種苗交換
会にこの度も本会が相談ブースを開設した。場所は主会場の男鹿市総合体育館の2階のいちばん
奥のスペースであった。連日多数の参観者に対し、
調査士PR活動及び相談業務を秋田支部会員有
志、本会役員で行われた。本年も本県はもちろんのこと、他県からの参観者も多く盛況なものと
なった。
その結果、ブース設置場所の不利にもかかわらず、相談件数は昨年並みの10件、アンケート件数
は昨年を上回る342件となった。連日調査士のPR活動、
相談業務に奮闘して頂いた会員の皆様、
本
当にご苦労様でした。
尚、
来年は鹿角市で開催されます。
会 報 あ き た
平成27年1月1日
第146号 
アンケート集計結果
「ある」
方は、そのとき誰に相談しましたか?
No.1 性別
男性
259名
75.7%
友人・知人
19名
19.0%
女性
83名
24.3%
No.2 年齢
20代
10名
2.9%
30代
22名
6.4%
40代
21名
6.1%
60代
130名
38.0%
70代以上
92名
26.9%
回答なし
3名
0.9%
50代
64名
18.7%
中央部
158名
46.2%
県北部
68名
19.9%
その他
55名
16.1%
回答なし
6名
1.8%
県南部
55名
16.1%
知らない
67名
19.6%
新聞・広報誌
50名
18.2%
その他
83名
30.2%
回答なし
9名
3.3%
仕事の依頼
92名
33.5%
回答なし
9名
2.6%
No.6 土地の境界でトラブルになったことが
ありますか?
ある
100名
29.2%
ない
229名
67.0%
ない
178名
52.0%
回答なし
9名
2.6%
「ある」
方は、そのときどうしましたか?
快く立会いに応じた
120名
77.4%
仕方なく立会いに応じた
28名
18.1%
その他
3名
1.9%
No.8 住宅を新築または増築したことが
ありますか?
ない
91名
26.6%
回答なし
6名
1.8%
「ある」
方は、そのとき登記を取りましたか?
取った
189名
77.1%
取らない
39名
15.9%
回答なし
17名
6.9%
「取った」方は、そのとき誰に依頼しましたか?
No.5 自分の土地の境界を知っていますか?
知らない
58名
17.0%
No.7 土地の境界確認を求められたことが
ありますか?
ある
245名
71.6%
「知っている」
方は、どこで知りましたか?
テレビ・ラジオ
41名
14.9%
その他
28名
28.0%
回答なし
4名
2.6%
No.4 「土地家屋調査士」
という職業を知って
いますか?
知っている
275名
80.4%
土地家屋調査士
43名
43.0%
回答なし
10名
10.0%
ある
155名
45.3%
No.3 お住まいは秋田県
知っている
275名
80.4%
回答数 342
回答なし
13名
3.8%
司法書士
83名
43.9%
土地家屋調査士
50名
26.5%
その他
4名
2.1%
回答なし
5名
2.6%
建築業者または金融業者
47名
24.9%
No.9 建物を新築・増築または取り壊したとき、
登記の義務があることを知っていますか?
知っている
238名
69.6%
知らない
99名
28.9%
回答なし
5名
1.5%
会 報 あ き た
 第146号
平成27年1月1日
年 男 に 聞 く
く、良くも84歳まで?だが相当臥れてきた、
大曲支部
今少し業務ができればと思っている。幼少の
門 脇 繁
(昭和6年)
頃から川に遊び、川魚で育ってきた。秋大鉱山
学部の通信教育で学んだ河川流域と水系図
(小さな沢名等まで)完成したいと思ってい
①土地家屋調査士になったきっかけ
る。
昭和29年から4年余り旧桧木内村で村有地
④会に対する意見、
要望
特売地の調査測量作業に先輩の故浅利満さん
会の運営に当られている皆さんに感謝申し
と二人で従事することができた。
上げたい。
浅利先輩は役場の職員で土地家屋調査士で
⑤その他、
趣味、
健康法
あり調査測量面積400ha、分筆登記等500筆余
これぞと云う趣味はないが強いて云えば、
り。先輩は厳しくも丁寧に導いてくれ楽しく
ヘボ将棋位でしたがほとんど彼の世に旅立っ
過ごすことができた。当時測量士補の資格を
た。私の健康法は朝起きたら冷水一杯、家に
有していたので僅か1.5haの農業と土地家屋
じっとしていることが嫌いで外を駆け巡って
調査士業で生きようとしたのがきっかけで
いる。
あったような気がする。
②思い出に残っている仕事
その特売地測量、当地上桧木内地区は各集
落の代表宅に泊っての仕事で毎晩の勧待?1
秋田支部
年目は私は酒も煙草もできなかったが先輩は
大の酒豪!!2年目からは私も一人前になって
小 笹 壽 郎
いた。とある時その宿泊していた代表者の指
(昭和30年)
図で測量を開始したが、ある地点で私が観測、
先輩が野帳記入と進んだが筆界が隣部落の入
①土地家屋調査士になったきっかけ
会地と思い中断した。代表者は何も言わな
若気の至りで、会社の歯車のひとつとして
かった。今晩の宿泊は取消帰宅した。途中腹立
生きるより、誰それから依頼されたと目的が
紛れで赤チョンに10数km歩いて家に着いたら
はっきりしている仕事に就きたいと思ってい
夜が明けていた。その代表者後日、地に跪き誰
ました。それでいわゆる自由業がいいのでは
にも云わないでくれと懇願した。私と先輩は
ないかと思い、何か資格を取ろうと父の調査
他言を守った。
(昔の山野図長老に聞くしかな
士事務所に置かせてもらいました。それが
い)
きっかけです。
③今年の抱負及び目標
②思い出に残っている仕事
これまで入院、医者通いなどしたことがな
それぞれの仕事が思い出に残っていて、い
平成27年1月1日
会 報 あ き た
第146号 
ろいろな依頼者や隣接所有者と出会い、勉強
の・・・と、
話しているのが聞こえました。
になりました。それとは別の意味で思い出に
ゴミ箱の男が移動を始めました。すると突
残っている仕事があります。だいぶ時間も
然、測量会社の二人が崖を全速力で飛ぶよう
経ったのでお話をしてみます。
に崖を走り下っていきました。崖を大股で走
境界確認地積更正登記を依頼され、現地を
り下る身体能力の高さに、山を測る仕事をし
測量しておりました。小高い丘の上にアパー
ているのかもしれないと勝手に想像し、尊敬
トとその隣には10台前後の車が入る砂利敷き
した次第でありました。転ぶこともなく下り
の貸し駐車場がありました。秋のとてもいい
降り、私が移動した車の方に走って行きまし
天気の日で、丘の上からは、遠くに山並みその
た。
手前には市街地の家々が連なり、美しい景色
私は、移動した車が気になり、車を元の場所
でした。午前中、丘の上から選点をはじめ、崖
に戻しました。
のような急な斜面を下りました。そして山裾
下の測量が終わり、車で上に戻ってアパー
の境界を視るために選点をしました。急な斜
トの前で作業していると、50代の男性がやっ
面は前日の雨のせいか粘土質ですべりやす
て来ました。
「部屋に荷物を置いて、そのまま
く、後ろ向きに慎重に降りるしかありません
にしているな」などと、そばにいるわたしに話
でした。転ばないように10メートル前後の崖
しかけてきました。管理している不動産の人
を上り降りするには大変なことでした。
ではないかと思いました。人柄は悪くなさそ
午後ではなかったと思いますが、機械を
うです。
もって崖を下るのは危ないので、遠回りをし
事務所に戻ると、
「名刺入れをアパートの階
て車で機械を移動しました。下の砂利道の端
段の所に置いておきます。」という電話がか
に機械を据えていますと、人相の悪い大きな
かってきました。落としたのかなと思い、さっ
男がやって来ました。年の頃30代でしょうか。
そく拾いに行きました。それにしても、みんな
そして、なんと向かいの木製の古いゴミ集積
が歩くアパートの階段に名刺入れを置いてい
用の大きな箱に身を隠しました。チラッとこ
くなんて。電話の主は、おそらくあの不動産屋
ちらを見ましたが、一定方向を注視していま
だと思いました。めでたく名刺入れを回収し
す。そして、携帯電話で何か話をしています。
事務所に戻りました。
私は状況が余りにも普通ではなく麻薬取引で
その日の夜のニュースに「一カ月前に発生
もする悪い人物だと、警察に連絡しようかと
した殺人事件の犯人自宅で・・・」とありまし
思いました。近くに置いた車にいたずらされ
た。なんとその犯人の自宅は、今日の現場で私
るもイヤだと思い、交通の邪魔にならない100
が車を移動させた児童公園の周辺だったので
m位先の児童公園の隣に車を移動しました。
す。
次に、丘の上に上下の作業着を着た男性二
そしての今日の現場の出来事を振り返り、
人が現れました。泥に汚れていませんが、測量
私の勝手な想像に基づいて次のような結論を
する人のように見えましたが、見たことがな
出しました。
い人なので土地家屋調査士ではなく、近所に
さっそうとした測量会社の二人、ゴミ箱に
測量の会社の営業所があったので、そこの人
隠れたヤクザ風の男、私に話しかけてきた不
かな、と思いました。二人で測量どうのこう
動産屋は、
皆刑事だったのです。
会 報 あ き た
 第146号
平成27年1月1日
私は、刑事が殺人犯を逮捕するために張り
に敬意を表したい、どうか秋田会の会員が気
込みをしている中で、何も知らずに測量をし
持ち良く仕事に打ち込めるよう、頑張ってほ
たり、車を犯人宅そばに移動させたりしてい
しい。
たのです。刑事さんの身体能力の高さを目の
⑤その他、趣味、
健康法など
前で確認し、秋田県警の捜査を身をもって体
趣味として囲碁、将棋、マージャン、最近は
験したことになります。
パソコンのゲーム、健康法は無し、煙草を辞め
不思議なことに、この殺人事件が発生した
たい(辞める気無し)
。
日、私はある現場に向かうため、秋田市から遠
く離れた殺人事件の発生した町を車で走って
いたのです。なんとも偶然が重なりました。
話が長くなりましたので、以下については、
横手支部
省略させていただきますのでよろしくお願い
たします。
木 村 茂 樹
③今年の抱負及び目標④会に対する意見、
(昭和42年)
要望⑤その他、趣味、
健康法など。
①土地家屋調査士になったきっかけ
中学校の同級生のお父さんが佐々木寅治先
生でした。この頃から頭の片隅に、この資格の
ことが入っていたのでしょう。測量コンサル
横手支部
に入社していた生意気盛りの20代前半に「俺
中 田 芳 宏
(昭和30年)
より能力が無いくせに給料は高い先輩の指図
を受けて仕事をするのは真っ平御免」と独立
を思いたったことがきっかけです。
①土地家屋調査士になったきっかけ
②思い出に残っている仕事
20歳の時、某調査士事務所へ就職して調査
受託業務ではありませんが、第1回ADR
士の何たるかをある程度理解したことがきっ
特別研修に東北地区の協力員として参加し運
かけ。
営に携わったとき、初回であり右往左往しな
②思い出に残っている仕事
がら各地の方々と協力しながらやり遂げたこ
個々の案件は記憶に無いが、各役所(法務
とが思い出に残っています。
局、等)と見解の相違により仕事に影響がでて
③今年の抱負及び目標
お客様へ迷惑をかけた事。
近年、体力の衰え、視力の低下、思考回路の
③今年の抱負及び目標
ショート等劣化が進行しております。
還暦にあたり健康管理の大事さをあらため
健康に留意して与えられた仕事を確実に完
て考えるようになり、皆様にご教示願いたい、
了させたいです。
又、
仕事の面で初心に返ってのぞみたい。
④会に対する意見、
要望
④会に対する意見、
要望
ご指導頂きありがとうございます。私が開
会、
及び役員の皆様のボランティア的活動
業してこの20年で会員が90名ほど減少したか
会 報 あ き た
平成27年1月1日
第146号 
と思います。常々言われていることですが、仲
私にはどこまで床面積に算入すべきものかと
間が増えるよう考えて頂きたいし、一会員と
悩んだ案件でありました。外気分断性、定着
して努力せねばと思っております。
性、用途性については受験勉強のときに理解
⑤その他、趣味、健康法など
しているはずなのに現場での判断がなかなか
兼業農家ですが、昨年の米価の下落は痛
できなかったのを覚えています。勿論無事に
かった(泣)。仕事の気分転換に水稲、野菜の栽
登記完了済みですよ。
培にいそしんでいます。また、バイクを2台所
③今年の抱負及び目標
有しており、40年前に製造されたカワサキ製
今年に限ったことではありませんが、公私
の750ccをコツコツ整備しています。コイツを
共に今の自分ができない、していないことを
乗れるようにしたいですね。
一つでも二つでもできるように努力していき
たいと思います。
④会に対する意見、要望
特にありません。会を運営されている皆様
にはいつも御難儀をおかけしております。会
大館能代支部
木 村 洋 平
(昭和54年)
に対して意見、要望を言えるよう精進してい
きたいと思います。
⑤その他、趣味、
健康法など
中学、高校、そして現在も卓球を続けていま
①土地家屋調査士になったきっかけ
す(強くはないですが)。年に数回仲間とオー
大学卒業後、父の測量会社に入社しました。
プン大会に出て勝ったり負けたりを繰り返し
入社してから数年は土地家屋調査士になろう
ています。卓球そのものも好きなのですが大
とは考えていなかったので勉強もしていな
会後の温泉や食事、また仲間とああでもない
かったのですが、仕事をしていくうちに、不動
こうでもないと結論の出ないような話をする
産の表示に関する登記ができるとできないと
のもいい気分転換になっています。
では随分違うなと考え始めたのがきっかけで
す。父も土地家屋調査士なのですが、私が本格
的に受験勉強する気になるまでの数年間、特
に勉強しろと催促されることもなかったので
それもよかったのかなと思っています。仮に
勉強するよう催促されていても、素直に勉強
していたとは限らないですからね。
②思い出に残っている仕事
開業して間もなく、県外の司法書士の方か
ら電話があり建物表題登記をお願いされまし
た。その建物は昭和40年代に建てられたもの
で増築に次ぐ増築、また申請人の方が御自分
で増築された部分もあり、開業して間もない
会 報 あ き た
 第146号
平成27年1月1日
意見書作成勉強会(地租改正編)に参加して
秋田支部
関 将 人
私は平成26年2月20日付登録の新人であり、
なりません。
文才など全く持合わせておりませんので当初連
勉強会においては、
予習を怠った事もありまし
絡を戴いた際には丁重にお断りする気満々でし
て、
流石に学の無い私のような新人が口を挿み
たが齋藤文夫先生の決して諦めない熱いお言葉
込む隙はなく諸先輩方による議論のやり取りを
に乗せられ投稿するに至った次第です。
只々拝聴していているだけで精一杯でした。
そん
軽くですが自分の経歴をお話しますと少しば
な中、
余りに静かにしているためか心配になった
かりとは言えない期間の補助者経験があり、最
(?)ようで意見を求められましたが後になって
近になって知った事ですがその時代を知る友人
から思い出すと、的外れな回答だったもので反省
から「何処の支局や出張所に行っても見かけた
するばかりでした。
時に大体は絵図面を見ている人」との認定をさ
勉強会に参加するにあたって購入した教材や
れていたようです。当時お世話になった事務所
配布された資料を基に会が進むのですが興味
は複雑な案件を積極的に受けておりましたの
深いものが多くあり、
簡単には知る事ができない
で・・・。
当時の測量手法や政府からの指示に従わざる
さて、と言って旧公図が好きだからと勉強会
を得なかった官史達と主だった実務にあたる農
に参加した訳ではありません。
家達との間での問題等が書かれ、又は解説され
筆界特定やADR、また一般業務においても
た事から先輩先生方の熱意ある調査や資料収
原始筆界との比較・整合や整合しない理由が求
集に感服すると伴に、その知識や情報を与えて
められる時代にあって現時点での自分自身の知
戴いた事により会に参加してみて、やはり自分は
識を確かめるとともに、
より高める必要があると
勉強不足な新人であると思うに至り日々精進の
感じた事が参加の動機でした。
気持ちで実務を行って行くと伴に知識を深めな
そして寂しがりの私は同期の松渕氏へメール
ければ・・・と思いました。
を打ち賛同を得た事から晴れて初勉強会へと新
勉強会に参加された諸先輩方の温かいご配
人二人で参加するに至ったのであります。
慮誠にありがとうございました。
本稿では
「地租改正」についての投稿となりま
すが、
正直なところ補助者として従事し始めた当
初においては公図の成立ちを考慮せずに現地を
重視する部分もあった事と記憶していますが、
そ
の様な時期にあって旧公図確認が必要としてい
た当時お世話になった先生の教えや考え方につ
いては独り立ちし、
自分の責任において判断する
際にとても参考となるものであり感謝しなければ
会 報 あ き た
平成27年1月1日
第146号 
筆界特定の実例をもとにした
勉強会の参加について
秋田支部
松 渕 誠
平成18年1月20日不登法一部改正により筆
の図面データを、CAD上で重ね合わせしまし
界特定制度が運用開始し8年が経過しました。
た。一致する部分と、相違する部分とが一目で
その後ADRも発足し、お客様に適切なアドバ
判別することができ、図面を重ね合わすことの
イスができることが大事な要件の一つというこ
重要性を認識することができました。更には、
とで平成26年10月19日(日)
「意見書構成のポイ
昭和46年作成の三斜法による地積測量図を活
ントと復元解析の手法」を題材とした秋田県土
用する際の留意点についても意見交換をしまし
地家屋調査士会 研修部 主催の勉強会が開
た。当時の平板測量の辺長はテープによる実
催されました。
測値でも底辺・高さがスケールアップした際、数
新人の私にとって筆界特定制度に関して分か
学的には成立しない三角形である場合がある。
ることは、試験勉強で学んだ程度のものしかな
よって三斜図を座標化する際、辺長を重視すれ
いため、将来私のような者が筆界調査委員に任
ば面積が合わず、面積を重視すれば辺長が相
命されることがあるかどうかはわかりませんが、
違する場合があることを踏まえた上で、三斜法
そのときが来た場合、筆界に関する考え方や特
の地積測量図を座標法に数値化する手法を学
定方法、意見書等が的はずれなものであれば、
び、数値化した座標値と、現地の既設境界標の
同じ筆界調査委員や筆界特定登記官へ対して
実測値とを座標変換(補正)し、筆界を復元(特
恥ずかしい思いをするどころか、迷惑をかける
定)するという手法を勉強しました。
ことになる。筆界特定に関しては、他で学ぶ機
これら学んだことをもとに、筆界調査委員と
会もないと思い勉強会に参加しました。
なった場合における意見書と特定図の作成を
勉強会の検討課題の事案概要は、昭和46年
試みました。本件では、全9枚の資料図面が添
の分筆により形成された甲地と乙地の筆界と、
付されていることから、各々の図面について検
その後の昭和53年に当時の所有者間の合意に
討したことを簡潔・明瞭な文章で書き表すこと
より0.89m異なった位置に境界標を設置し現
が、口答で説明することとは違って格段に難し
在に至る甲・乙地の占有界とがあり、このたび
く、書いては直しを繰り返し大変時間を要し苦
甲地の新所有者から乙地の所有者に境界確認
戦しました。
を求めたところ不調となったため筆界特定を申
意見書の内容的には、まだまだ至らない部分
請したという内容でありました。
が当然ありますが、とりあえず一つの課題につ
まずは、公図(地図に準ずる図面)の一般的
いて、真剣に検討し意見書を最後まで書き終え
な証明力について、どのようなものがあるかに
たということに大きな意義を感じております。新
ついて、新人やベテラン参加者を交えて順次意
人の私にとっては重い課題の勉強会ではありま
見交換をしました。続いて、パソコンとCADを
したが参加して得たものを糧に業務に反映して
用いて、対象土地と関係土地の現況図・地積測
いきたいと思っております。
量図・敷地実測図・道路確定説明図など計9枚
会 報 あ き た
 第146号
お
知
ら
平成27年1月1日
せ
*全県総合研修会開催予告*
日 時 平成27年2月10日
午前10時30分~午後4時30分(予定)
場 所 ホテルメトロポリタン秋田 平 成 26 年 度
表示登記無料相談会実施報告
支部名
開催日
秋田支部
11月15日
秋田拠点センターアルヴェ
7名
8月19日
北秋田市中央公民館
4名
土地関係:2件
10月1日
いとく大館ショッピングセンター
4名
土地関係:2件
建物関係:1件
10月4日
イオン能代店
3名
土地関係:2件
10月25日
10月26日
鶴舞会館 本荘市民まつり協賛会場
7名
土地関係:6件
そ の 他:2件
11月5日
にかほ市役所 金浦庁舎 1階ロビー
4名
土地関係:1件
大曲支部
10月4日
大曲地域職業訓練センター 1階教室
6名
土地関係:2件
横手支部
9月27日
横手市交流センター Y2(わいわい)ぷらざ
8名
土地関係:7件
建物関係:1件
湯沢支部
10月4日
湯沢市役所 2階会議室
9名
土地関係:3件
そ の 他:1件
大館能代
支 部
相 談 場 所
相談員
相談件数
土地関係:8件
建物関係:1件
そ の 他:3件
本荘支部
平成27年1月1日
会 報 あ き た
第146号 
空物ラジコンに魅せられて
~子供のころ抱いた大空への夢を実現したい~
横手支部
佐々木 保 宏
突然、11月上旬夕方、事務所の電話に金子
てしまい、その後、修理しましたが復活でき
広報部長より電話があり、何か仕事上の不具
ないまま、断念してしまいました。
合でもあったのかと思い、不安げに電話に出
しかし、その頃よりマルチコプターと呼ば
たところ、仕事上の話ではなく、広報への投
れる機体が開発され、これが実用化すればま
稿依頼についての話でした。ラジコンを趣味
た挑戦できるかなと思っていたところ数年
にしていることを聞いたとのことであり、会
前、実用化され、今年画期的で手軽に、低コ
報に投稿してくれないかとのご依頼でありま
ストの練習機(空撮ができる機体)を見つけた
した。現在、以前よりはかなり熱も冷め、趣
ので、それを購入し、たまに練習していま
味と言えるほどではありませんが、たまに気
す。こんな感じで、何となく続いて来ていま
晴らし程度に飛ばしている状況です。せっか
す。自分的な話はここまでにしまして、今、
くのご依頼でありましたので、今までラジコ
流行りだしている空撮機について紹介したい
ンを楽しんで来た経過などもお伝えしなが
と思います。又、コストはかかりますが、農
ら、最近流行って来ている空撮について又、
薬が散布できる機体も既に発売されて来てい
空撮よりはコストはかかりますが、農薬散布
ますのでこちらも紹介します。
できる機体の紹介をしてみたいと思います。
ラジコンを始めたキッカケは、1997年、息
〔自動制御可能な高いラジコン技術〕
子がテレビで電動ラジコンカーのレースを見
現在、手軽に、空撮できる機体の総称がマ
て、“お金を貯めるからあれやってみたい”
ルチコプター、クワットコプターと呼ばれる
の一言から市内にあるラジコンショップに行
タイプの機体です。機種の違いはよくわかり
き、店内に展示されている飛行機、グライ
ませんが、機体が大きく産業用にも使えるタ
ダー、ヘリコプターを見て、子供の頃からの
イプの機種をマルチコプター、ホビー的に小
大空への夢に突き動かされてしまった事が、
さく手頃に使えるタイプをクワットコプター
キッカケでした。その後、ヘリコプターを主
と呼んでいるみたいです。(間違っていたら
に飛行機、グライダーなども飛ばし、平成19
ご免なさい。)
年に農薬散布をめざしヘリコプターを製作
通常、空物ラジコンは、機体から目をそら
し、一度は散布に成功したものの次年度は、
すと機体の体勢がわからなくなり、墜落させ
エンジン、テールローター(ヘリコプターの
てしまいますが、この機体の場合、3Dジャ
尻尾のプロペラ)の調子が悪く強制着陸させ
イロやGPSで機体、位置の制御をしている
 第146号
会 報 あ き た
平成27年1月1日
ため、GPS制御スイッチをONにし、ス
素電池などのようにメモリー効果(何回も充
ロットル(動力)スティックを中立にするだけ
電すると充電できなくなること。)もなく、
で、その場に自立安定したホバリングをしま
放電もない理想的なバッテリーが使用されて
すし、ゴーホームスイッチをONにするだけ
おります。(ただし、充電時は注意が必要で
で離陸した位置に2m範囲内ぐらいに自動で
す。)
戻って着陸します。又、プロポの電源を切っ
もう一つ、使用しているモーターについて
て電波が届かなくなるとやはり自動で戻って
触れたいと思います。当時はブラシモーター
着陸します。(ただし、高圧線、電柱、立木
を使っており、劣化が激しく、パワーもすぐ
などを回避する機能はありませんので注意が
なくなる状態でしたが、現在、モーターは、
必要です。)さらに、スマホ又は、パソコン
ほとんどブラシレスモーターとなりました。
で撮影する位置、離陸、着陸位置を設定し、
接触しているところがなく、劣化も少なく、
機体本体に送信すれば自動でプロポ(送信機)
パワーも持続するようになりました。また、
の操作なく、離陸・撮影・着陸を行えるよう
産業用には必要な操縦免許も不要ですので大
です。(自分はまだやったことがありませ
変お手軽となっています。(ただし、念のた
ん。)
め保険としてラジコン操縦士登録をお勧めし
プロポ(送信機)においても今までにはな
ます。)
かったプロポ内にモニターが付いたものがあ
次に農薬散布できる機体について紹介しま
り、空撮状況をリアルタイムで確認できるも
す。1機はペイロード(積載重量)5㎏乳剤散
のも出て来ました。次に使用している電波や
布専用機Zion AC940、もう一機はペイロード
バッテリーなどについて触れてみたいと思い
(積載重量)
ます。まず、使用電波ですが、数年前まで
チコプターです。どちらも先に紹介しました
は、40MHz帯、72MHz帯が使用されており、混
機能を備えていますので、安心して散布でき
信すれば必ず墜落してしまいますので、飛行
るものと思っています。(練習は必須)
20㎏乳剤、粒剤散布機8発マル
場での電波管理は必須でしたが、現在は2.4
GHz帯が使用されており、内容はよくわか
りませんが、混信しないため、他の人が飛行
していても安心して飛行できます。電波到達
距離は1.5㎞~2.0㎞であり、画像到達距離は
700m~800mです。プロポのアンテナについ
ても40MHz帯、72MHz帯の時は1mぐらいあり
ましたが、2.4GHz帯では10cm~20cm程度
の長さになりました。
次にバッテリーについてですが、現在、
Lipo(リチウムポリマー)バッテリーが使用さ
れており、従来のニッカド電池、ニッケル水
▲ZionAC940
平成27年1月1日
会 報 あ き た
第146号 
います。飛行時間についてですが、11.1V、
容量5200mAhのLipoバッテリーが付属して
おり、説明書では、25分飛行できることと
なっています。自分の場合は、念のため、20
分で飛行していますが、まだ余裕がありそう
です。機能の確認もしましたが、先に紹介し
た機能はすべて確認済みです。(自動離陸、
撮影、着陸の設定はやっていません。)
これから春にかけて雪の上で練習すればあ
▲ペイロード20㎏ 8発マルチコプター
まり毀さず上達できるかなと思いつつ、気が
最後に、今、自分が使用している練習機に
向くときにやりたいと思っています。
ついて紹介します。現在、テレビの撮影等で
興味のある方は、やってみてはいかがか
たびたび画面に出て来る機体が、DJI ファン
な!!
トム2(スマホをモニターとするタイプ)です
上達すれば仕事でも使えるかも???と言
が、自分の場合、コストの面、又、スマホも
うことで、そろそろ終わりたいと思います。
持っていないので、プロポにモニターの付い
ありがとうございました。
た中国製のQR X350 PROを購入して練習して
▲自己購入機QR X350 PRO
▲自宅付近空撮状況写真
会 報 あ き た
 第146号
平成27年1月1日
“お客様への説明にいちばん気をつかっています”
事 務 所 紹 介
大曲支部 佐々木道男事務所
住所 大仙市大曲若葉町2番34号
電話 0187-62-1727
佐々木先生は同じ大曲支部という事で支部
会等で度々御一緒させて頂いております。
今回、事務所訪問のお願いの電話をさせて頂
くと、
つい先日に事務所兼自宅が完成したばか
初めに事務所の構成人数を教えて下
さい。
りで引っ越し等で忙しいとの事。そうであれば
佐々木 自分を含めて3名です。
尚更に取材させてもらいたいと御多忙の中、
時
編 集 大ベテランの先生に聞くのも何なんで
間を頂戴いたしました。
すが初めに土地家屋調査士になった
きっかけを教えて下さい。
事務所に到着すると真っ白の素敵な建物が建っ
ておりました。
佐々木 実は土地家屋調査士の事はまったく
知らなかったのですが、父親と土地家
屋調査士の佐藤政之助先生が知り合
いで、話を聞きに行ったのがきっかけ
ですね。
そこでとても多くの仕事をしている仙
台の土地家屋調査士事務所を紹介さ
れて昭和47年から3年間働いたのが
始まりです。
その後、地元に戻って、
高橋新亮先生
の事務所に1年間お世話になって昭
和51年4月に開業しました。
編 集 今日はお忙しい中、無理を言ってすみ
ませんが宜しくお願い致します。
編 集 約40年にわたり土地家屋調査士として
多忙に業務をこなしていらっしゃる訳
平成27年1月1日
会 報 あ き た
第146号 
ですが、特に印象深い仕事はありまし
からない位、集めました。サブ収集とし
たか。
て作曲家が図案の切手も収集してい
佐々木 やはり難しい仕事の方が印象に残りま
ました。
すが、境界問題が裁判にまで発展する
編 集 素晴らしい趣味ですね。
と色々と大変ですね。どちらかと言え
佐々木 休日に見ていると本当に楽しいです
ば撒き込まれ型の仕事になってしまう
し、もうライフワークの様な物です。
のです。
証言に立ったりと面倒な事に
編 集 最後に会へ要望は何かありますか。
なります。
ですから、裁判に行く前に
佐々木 赤塚会長をはじめ執行部の方々には
土地家屋調査士が問題の解決を出来
会員の為に大変良くやってもらい、
と
ればと、
いつも考えて業務をしており
ても感謝しています。
ます。
編 集 業務にあたり、気を付けている事は何
編 集 お忙しいなか、
本当にありがとうござ
いました。
かありますか。
佐々木 お客様が土地家屋調査士に相談する
時は、その前に知人等に相談して良く
―・―・―・―・― 後 記 ―・―・―・―・―
も悪くも色々と知識を持っている場合
先生にインタビュー中も電話が何度も入った
が多いので、そこを土地家屋調査士と
り、冬を目前にして本当に忙しい中を時間をい
してリセットさせてあげる事が大切だ
ただいてとても感謝しております。
同じ支部会員
と考えてます。自分が話した事が相手
として今後も宜しくお願いいたします。
に確実に伝わっているかどうかをいつ
また、
趣味の切手は引っ越しの荷物の整理中
も気に掛けています。
との事で、拝見出来ませんでした。
編 集 やはり相手との意思の疎通がうまくい
かないと仕事は前に進まないですか
ら、とても大切な事ですね。
編 集 測量の使用機材を教えて下さい。
佐々木 トータルステーション、
GPSはライカ
で、測量ソフトは福井コンピュータを
使っています。
編 集 仕事の事ばかり聞いてきましたが、趣
味は何ですか。
佐々木 趣味は切手の収集です。昭和50年頃
から昨年まで収集してました。
編 集 切手の種類とかはあるのですか。
佐々木 収集するのは図案が地図になっている
物です。国内外含めもう何枚あるかわ
機会があれば是非とも拝見させて下さい。
(編集部 高橋幹夫)
 第146号
会 報 あ き た
会 務 報 告
H26.7.25 第2回理事会並びに支部長
平成27年1月1日
12.平成27年度役員改選に
あたって
8.1 岩手会平成26年度第1回会
会合同会議開催
員研修会(県民講座)開催
於 ホテルメトロポリタン秋田
於 いわて県民情報交流セ
理事会
ンター「アイーナ」
1.各部会
井島理事 出席
支部長会
27 秋田県司法行政職能団体連
1.定時総会のあり方
絡協議会開催
全体会議
於 アキタパークホテル
1.部会報告、支部長会報告
会長、佐藤副会長 出席
2.日調連総会及び東北ブ
9.5 公益社団法人秋田県公共嘱
ロック総会報告
託登記土地家屋調査士協会
3.登記所備付地図作成作
第3回定時総会開催
業実施候補地区の選定
於 ホテルメトロポリタン秋田
への協力依頼
会長 出席
4.国土調査法第19条5項
13 勉強会開催(地租改正)
の地図作成作業の受託
於 事務局
の研究
19 東北ブロック理事会開催
5.空き家対策基本方針に
於 宮城会 会長 出席
対する係わり方の研究
21 岩手会 小笠原九二男氏
6.日調連が実施する各土
黄緩褒章受章を祝う会開催
地家屋調査士会の財政
於 ホテルメトロポリタン
状況に応じた事業助成
盛岡ニューウイング
金の使途
佐藤副会長 出席
7.全県総合研修会開催
22 公嘱協会・政治連盟との連
8.男鹿市で開催される秋
絡協議会開催
田県種苗交換会出展
於 事務局
9.各支部で実施する表示
1.登記所備付地図作成作業
登記無料相談会の開催
実施候補地区選定につい
10.秋田境界ADR相談室
ての情報交換
の事業展開
2.国土調査法第19条5項の
11.公嘱協会・政治連盟と
地図作成作業に対する今
の連携(打合せ会の実
後の進め方
施)
3.全県の空き家対策への取
平成27年1月1日
会 報 あ き た
第146号 
組みに関する議員との意
3.今年度の会務執行状況
見交換
4.部長会協議事項
4.男鹿市で開催される秋田
5.次回の理事会開催日程
県種苗交換会出展
6.平成27年度各種表彰候補
5.秋田境界ADR相談室の
者の選考
事業展開
10.19 勉強会開催(意見書構成の
6.法務局との打合せ会
ポイントと復元解析手法の
7.平成27年度役員改選にあ
検討) 於 事務局
たって
24 東北ブロック協議会「認定
9.25 第1回全国会長会議開催
登記基準点に関する説明会」
~26 於 東京ドームホテル
開催 於 宮城会
会長 出席
打矢昭広、高谷博幸、伊藤
10.1 第1回表示登記研究会開催
洋介 出席
於 事務局
28 全県総合研修会開催
1.秋田地方法務局との表示
於 ホテルメトロポリタン秋田
登記研究会開催
出席者 65名
5 全国一斉!法務局休日相談
30 第137回秋田県種苗交換会協
所開設 於 秋田地方法
~11.5 賛 無料相談会開催
務局本局ほか県内5ヶ所
於 男鹿市
7 法務局との打合せ(情報意
6 監査会開催 於 事務局
見交換)開催
1.平成26年度業務中間監査
於 秋田合同庁舎
2.平成26年度一般会計中間
10 第27回東北ブロック公共嘱
監査
託登記土地家屋調査士協会
3.平成26年度特別会計中間
連絡協議会通常総会開催
監査
於 ホテルナクアシティ弘前
6 法務局との打合せ(情報意
会長 出席
見交換)開催
14 法テラス秋田地方協議会開
於 事務局
催 於 秋田市文化会館
14 2014日調連公開シンポジウ
古川ADR室長 出席
ム「境界紛争が起きない社
17 第1回総務・財務合同部会
会」開催
開催 於 事務局
於 東京 よみうりホール
1.共済規約変更案の検討
15 G空間EXPO2014におけ
2.法務局との事務打合せ会
るシンポジウム開催
の協議事項
於 東京 日本科学未来館
 第146号
会 報 あ き た
平成27年1月1日
(14日、15日とも)
5.平成26年度東北ブロック
井島保、佐藤正典、松渕誠
新人研修会の当番会準備
出席
6.11月29日開催の支部長会
11.29 支部長会開催
報告
~30 於 湯沢市
12.11 法務局との事務打合せ会開
12.8 第2回会報編集委員会開催
催 於 秋田合同庁舎
於 事務局
14 日調連主催「実務講座」~
1.会報
「あきた」
第146号の発行
~16 土地境界実務~開催
2.原稿整理
於 東京 晴海グランドホテル
11 第3回部長会開催
傅農業務部長、根本研修部
於 事務局
長 出席
1.法務局との打合せ会
20 勉強会開催(筆界特定事例
2.理事会協議事項
1
「分筆線VS占有界について」
)
3.年度末までの行事予定と
於 事務局
新年度の体制作りと事業
24 第2回業務・研修部会開催
計画
於 事務局
4.共済規約変更案の検討
1.来年度の事業計画(案)
(入院給付金)
2.全県総合研修会
会 報 あ き た
平成27年1月1日
第146号 
公嘱協会平成26年度会務報告
自 平成26年7月1日
至 平成26年11月30日
年 月 日
報 告 事 項
26.7.3 東北森林管理局 入札
11~12 日本土地家屋調査士会連合会東北ブロック第59回定時総会
12 東北ブロック公共嘱託登記土地家屋調査士協会連絡協議会第 2 回役員会
■協議内容
1. 個人情報保護について
2. 地図作成作業について
3. 国交省業務について
4. その他
出席者、会場 他
木村(昌)副理事長
小笹理事長
江陽グランドホテル(仙台)
小笹理事長
TKP仙台カンファレスセンター
14 秋田地方法務局 登記所備付地図作成作業(H26・H27) 入札説明会 富樫専務理事、長谷川理事
15 東北地方整備局 成瀬ダム工事事務所 入札
髙橋理事
23 監査会(平成 25 年度会計等)
小笹理事長、木村(昌)副理事長
木村(茂)副理事長、富樫専務理事
伊藤監事、麻生監事
協会事務局
25 秋田県土地家屋調査士会 理事会並びに支部長会合同会議
小笹理事長
1. 部会報告、支部長会報告
2. 日調連総会及び東北ブロック総会報告について
3. 登記所備付地図作成作業実施候補地区の選定への協力依頼について
4. 国土調査法第 19 条5項の地図作成作業の受託の研究について
5. 空き家対策基本方針に対する係わり方の研究について
6. 日調連が実施する各土地家屋調査士会の財政状況に応じた事業助成金の使途について
7. 全県総合研修会開催について
8. 男鹿市で開催される秋田県種苗交換会出展について
9. 各支部で実施する表示登記無料相談会の開催について
10. 秋田境界 ADR 相談室の事業展開について
11. 公嘱協会・政治連盟との連携について(打合せ会の実施)
12. 平成 27 年度役員改選にあたって
13. その他
ホテルメトロポリタン秋田
27~29 平成 26 年度地図作成総括責任者養成講座 A講座
木村(昌)副理事長、伊藤(洋)社員
【1日目】
■研修①「土地制度と公図の沿革」
講師 日本土地家屋調査士会連合会 常任理事 小野伸秋 氏
【2日目】
■研修②「地図作製において留意すべき長狭物の境界」
講師 元東京法務局長 寶金敏明 氏
■研修③「地籍調査事業の工程管理および検査について」
講師 国土交通省 土地・建設産業局 地籍整備課
整備推進第一課係長 森田和幸 氏
■研修④ワークショップ(前半:検討)
「地図作成作業計画の策定」
進行 地図作成研修実施委員長 榊原典夫 氏
【3日目】
■研修⑤「地図作成作業の今後の展望」
講師 全法務省労働組合 中央執行副委員長 一本木高教 氏
■筆記試験
■研修④ワークショップ(前半:検討)
「地図作成作業計画の策定」
■研修⑥ワークショップ(後半:発表)
全水道会館(東京)
会 報 あ き た
 第146号
年 月 日
報 告 事 項
8.1 平成 26 年度第 1 回理事会
■報告事項
1. 入札状況について
2. 日調連東北ブロック総会出席について
3. 東公連第2回役員会について
4. 平成 25 年度監査会について
5. 秋田県土地家屋調査士会 理事会出席について
6. 地図作成総括責任者養成講座 A講座について
7. 各エリアの現況報告
■協議事項
1. 平成 25 年度決算状況及び事業報告について
2. 第3回定時総会及び研修会について
3. その他
平成27年1月1日
出席者、会場 他
理事・監事
ホテルメトロポリタン秋田
6 秋田地方法務局 登記所備付地図作成作業(H26・H27) 入札 小笹理事長、富樫専務理事
9.2 総会打合せ会
1. 総会の進行、事前質問について 他
2. 研修会の進行について
3. その他(会場レイアウトや席次について等)
4 講師との研修会打合せ会
小笹理事長、富樫専務理事
船木常任理事、打矢理事
福原理事、長沢社員
協会事務局
小笹理事長、木村(昌)副理事長
木村(茂)副理事長、富樫専務理事
ホテルメトロポリタン秋田
5 平成 26 年度第3回定時総会、第2回理事会、研修会
出席者 67 名
■会議事項
委任状 33 名
報告第1号 平成 25 年度事業報告並びに会務報告
計 100 名
議案第1号 平成 25 年度財務諸表及び財産目録の承認
報告第2号 平成 26 年度事業計画及び会計収支予算の報告
議案第2号 短期借入金の借入の承認
報告第3号 規程・規則の改正についての報告
議案第3号 規程・規則の改正(監事報酬に関する規則)
議案第4号 監事報酬の承認
議案第5号 役員改選(理事・監事の選任)
■第2回理事会 理事長選定及び副理事長・専務理事・常任理事選任
■研修会
講演 「境界の理論と実務」より~間違えやすい官民境界の実務~
講師 元東京法務局 局長 寳金 敏明 氏
ホテルメトロポリタン秋田
22 調査士会・政治連盟との連絡協議会
小笹理事長、木村(昌)副理事長
1. 登記所備付地図作成作業実施候補地区選定について情報交換 小松副理事長、富樫専務理事
2. 国土調査法 19 条5項の地図作成作業に対する今後の進め方について
3. 全県の空き家対策への取組みに関する議員との意見交換について
4. 男鹿市で開催される秋田県種苗交換会出展について
5. 秋田境界ADR相談室の事業展開について
6. 法務局との打合せ会について
7. 平成 27 年度役員改選にあたって
8. その他(席上提案事項及び情報交換)
秋田県土地家屋調査士会
平成27年1月1日
年 月 日
会 報 あ き た
報 告 事 項
第146号 
出席者、会場 他
10.3 平成 26 年度第3回理事会
理事・監事
■報告事項
1. 代表理事・業務執行理事の職務執行状況について
2. 入札状況について
3. 調査士会・政治連盟との連絡協議会出席について
4. 県への提出書類について
5. 各エリアの現況報告
■協議事項
1. 平成 26 年度第3回定時総会及び研修会の総括について
2. 理事の業務分掌について
3. 規則の改正について(旅費規則、賃金規則)
4. その他
ホテルメトロポリタン秋田
10~11 東北ブロック公共嘱託登記土地家屋調査士協会連絡協議会 第 27 回通常総会
【1日目】
■通常総会
・報告事項  第 26 期会務報告の件
 第 26 期収支決算報告の件
・議 事  事業計画及び予算案の件
 その他 次回担当会の確認
■講演「公益法人の危機管理について」
講師 公益社団法人長野県公共嘱託登記土地家屋調査士協会
理事長 塩川 豊 氏
■式典 表彰状授与、来賓祝辞
【2日目】
■東北ブロック土地家屋調査士政治連盟との情報交換会
■講演「公嘱協会の今後の展望について」
講師 東北ブロック土地家屋調査士協会連絡協議会
参 与 柳平 幸男 氏
小笹理事長、小松副理事長
木村副理事長、富樫専務理事
佐藤理事、南都職員、栗原職員
ホテルナクアシティ弘前
木村副理事長、伊藤(洋)社員
26~28 平成 26 年度地図作成総括責任者養成講座 B講座
【1日目】
■研修 「19 条5項指定制度に基づく地図作成の提案書」発表
■研修のワークショップに関する事前説明
進行 地図作成研修実施委員 三好 卓也 氏
【2日目】
■研修 現地「国土調査法第 19 条第5項の指定制度を
活用した地図作成の実施例」
講師 愛知協会 作業経験者2名
■研修 「地籍調査の工程管理と積算について」
講師 地図作成研修実施委員 三好 卓也 氏
■研修 「地図作成作業の模擬積算について~ 14 条一筆
地調査以降
(地籍調査事業 EFGH 工程)
の積算~」
講師 地図作成研修実施委員 三好 卓也 氏
【3日目】
■研修 ワークショップ「業務処理計画の策定」
■研修 ワークショップ「業務処理計画の策定」中間発表 愛知協会 会議室
ホテルメルパルク名古屋
進行 地図作成研修実施委員 髙見 雅之 氏
11.4 東北ブロック公共嘱託登記土地家屋調査士協会連絡協議会
第 1 回担当者会同
■協議事項
1. 全公連会則の改正について
2. 法務局発注登記所備付地図作成作業について
■全公連会長からの説明
■意見交換会(全公連会則変更及び臨時総会について)
小笹理事長、富樫専務理事
宮城県土地家屋調査士会館
会 報 あ き た
 第146号
年 月 日
報 告 事 項
平成27年1月1日
出席者、会場 他
小笹理事長、小松副理事長
11.17 全国公共嘱託登記土地家屋調査士協会連絡協議会
木村副理事長
~18 第2回研修会及び臨時総会
【1日目】
■講演①「公嘱協会の今後の展望」
講師 九州大学法学部教授 七戸 克彦 氏
■講演②「公共調達への業界団体としての取組み」
講師 公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会
【2日目】
■報告事項 今後の全公連の方向性について
■講演③「会社法の一部を改正する法律の施行に伴う関係
法律の整備等に関する法律について」
講師 全国公共嘱託登記土地家屋調査士協会連絡協議会
顧問弁護士 岩渕 正紀 氏
■臨時総会
・第1号議案 全国公共嘱託登記土地家屋調査士協会
連絡協議会会則改正案審議の件
・第2号議案 全国公共嘱託登記土地家屋調査士協会
連絡協議会役員選任規則改正案審議の件
・第3号議案 全国公共嘱託登記土地家屋調査士協会
連絡協議会入退会規則改正案審議の件
※ブロック協議会会則の見直し提案
ホテルメトロポリタンエドモント
・第4号議案 入会申込書の伴う決議の件
発注官公署一覧
エリア別一覧
平成26年11月末現在
官 公 署 名
国交省
国
県
市 町 村
秋 田 河 川 国 道 事 務 所
能 代 河 川 国 道 事 務 所
湯 沢 河 川 国 道 事 務 所
成 瀬 ダ ム 工 事 事 務 所
東
北
森
林
管
理
局
北 秋 田 地 域 振 興 局(建 設)
北 秋 田 地 域 振 興 局(農 林)
由 利 地 域 振 興 局(農 林)
財
産
活
用
課
産
業
集
積
課
環
境
管
理
課
教
育
庁
県
警
本
部
秋
田
市
男
鹿
市
能
代
市
由
利
本
荘
市
に
か
ほ
市
大
仙
市
仙
北
市
横
手
市
湯
沢
市
井
川
町
三
種
町
美
郷
町
平成26年11月末現在
エ リ ア
秋 田
能 代
大 館
本 荘
大 曲
横 手
湯 沢
官 公 署 名
秋 田 河 川 国 道 事 務 所
秋 田 県 財 産 活 用 課
秋 田 県 産 業 集 積 課
秋 田 県 環 境 管 理 課
秋
田
市
男
鹿
市
井
川
町
能 代 河 川 国 道 事 務 所
秋
田
県
教
育
庁
能
代
市
三
種
町
東
北
森
林
管
理
局
能 代 河 川 国 道 事 務 所
北 秋 田 地 域 振 興 局(建 設)
北 秋 田 地 域 振 興 局(農 林)
秋
田
県
教
育
庁
秋 田 河 川 国 道 事 務 所
由 利 地 域 振 興 局(農 林)
由
利
本
荘
市
に
か
ほ
市
秋 田 河 川 国 道 事 務 所
湯 沢 河 川 国 道 事 務 所
大
仙
市
仙
北
市
美
郷
町
湯 沢 河 川 国 道 事 務 所
県
警
本
部
横
手
市
成 瀬 ダ ム 工 事 事 務 所
秋 田 県 産 業 集 積 課
湯
沢
市
会 報 あ き た
平成27年1月1日
第146号 
会員の動き
【退 会 者】
氏 名
事 務 所
退会年月日
登録番号
理 由
支 部
高
橋
昻
由利本荘市西目町沼田字新道下2番地414
26.10.24
530
業務廃止
本 荘
後
藤
英
信
大仙市大曲飯田町1番1号
26.12.22
895
死 亡
大 曲
訃 報
大曲支部
後 藤 英 信 63才
平成26年12月22日 逝去
ここに謹んでご冥福をお祈り致します。
編集後記
月日が経つのは早いもので、私が広報部に配属されて6年、広報部長に就任して4年の
歳月が過ぎようとしているが、土地家屋調査士という我々の稼業が世間に少しでも認知さ
れることに役だったのか?最近、自問自答している日々である。広報活動自体が、数量的に
計ることができないため絶対に効果的な広報手段があるはずもなく、他会で採用している
広報手段がそのまま我が会の有効な広報手段に必ずなるわけでもない。従来からの登記
相談会、種苗交換会の出展、テレビ、ラジオの利用、学校等に出張して出前授業等、これら
の広報手段には当然いずれも一長一短あり、これを採用すれば、すぐに世間に土地家屋調
査士の名が知れ渡り、仕事の件数も増えて、隣接土地所有者との立ち会い業務がスムーズ
にいくというものなど当然ないのである。広報手段について考えれば考えるほど、わからな
くなってしまう。
次期広報部長には、一般の会員の負担にならず、世間に土地家屋調査士という名前と業
務が効果的に知られるような広報活動を伸々と行って頂きたい。
広報部長より
 第146号
会 報 あ き た
平成27年1月1日