機種番号 C500 - Dutyfreeislandshop.com

機種番号
C500
この時計の修理は、
メーカーで実施いたします。
目 次
§1. 製品概要......................................................................................................... 1
§2. 製品仕様......................................................................................................... 1
§3. 時計の取り扱い方法...................................................................................... 3
A.各部の名称...............................................................................................3
B.モード切り替え.......................................................................................4
C.時刻/カレンダーモード........................................................................5
D.アラームモード....................................................................................... 6
E.クロノグラフモード............................................................................... 7
F.ログモード...............................................................................................8
G.ダイブアラームモード......................................................................... 11
H.ダイブモード......................................................................................... 13
I .各種警告機能について......................................................................... 15
J.このような場合には............................................................................. 16
K.オールリセット..................................................................................... 16
§4. ダイビングに関する諸注意.........................................................................17
§5. 電池について................................................................................................18
§6. 防水性について............................................................................................ 19
§7. この時計の修理について.............................................................................19
〈この時計は、メーカー修理対象品です〉
電池交換をはじめとする全ての修理は、シチズンサービスセンターにお申し付
けください。
§1. 製品概要
Cal.C500
この時計はエレクトロニクス水深計を搭載したコンビネーション(アナログ+デジタル)表示
によるダイバーズウオッチ(200m 潜水用防水)です。
●時計が水を感知してが自動的にダイブモードに切り替わ
る水感知センサー機能
●ダイビング中には、時刻の他に潜水時間・現在深度・最
大深度・水温表示を自動的に計測表示
●潜水回数で4回分のデータを記録するログデータメモリ
ー機能
●安全なダイビングに役立つ各種の警告機能
● 浮上速度警告機能
● 異常深度警告機能
● 水感知センサーチェック警告機能
§2.
製品仕様
キャリバーナンバー
型式
ムーブメントサイズ(mm)
時間精度
C500
コンビネーションクォーツウォッチ
φ30.8×5.2t
平均月差±20秒(常温5℃∼35℃携帯時)
±(表示値×3%+30cm)
ただし使用温度一定、読み取り誤差を含まない場合
*精度保証温度範囲:10℃∼40℃
水深計測精度は携帯温度変化の影響を受けます。
水深計測精度
−5℃∼+14℃:±3℃以内
+15℃∼+40℃:±2℃以内
−10℃∼+60℃
C/MOS-LSI 1個
2極ステップモーター 1個
不可
10秒
時、分、秒
時、分、秒、AM/PM
日、曜、
(修正時:月、日、年)
−5℃∼40℃
時、分、ON/OFF
温度計測精度
作動温度範囲
使用IC
変換機
時間調整
測定ゲート
アナログ
表
示
機 デジタル
能
時刻
時刻
カレンダー
温度
アラーム
─1─
キャリバーナンバー
クロノグラフ
ログメモ
表
示
機
能
C500
時、分、秒、1/100秒(24時間計)
潜水月日.................................................................................月、日
潜水回数....................................................................................1∼9
最大深度......................................................................1.0m∼80.0m
潜水時間.........................................................................0分∼100分
潜水開始時刻..........................................................................時、分
潜水終了時刻..........................................................................時、分
平均深度......................................................................1.0m∼80.0m
最低温度....................................................................−5℃∼+40℃
*最新4回分のダイビング記録がメモ呼び出しできます
デジタル
ダイビングアラーム
深度アラーム...............................................1.0m∼80.0m(1m単位)
鳴り回数セット機能
潜水時間アラーム............................................5分∼95分(5分単位)
準備表示.........................................................<DIVE>マーク(点滅)
ダイブ
水深計測表示.................................... ● 1.0m∼80.0m(10cm単位)
*1.0m未満は0m表示
80m以上は−−.−表示
● 潜水時間(秒単位、100分計)
または温度表示
(0.1℃単位、−5℃∼+40℃)
計測後 0m表示.............................. ● 0.0m
● 潜水時間(秒単位、100分計)
または最大深度
(10cm単位、最大80mまで表示)
付加機能
各種警告機能................................... ● 浮上速度警告
● 異常深度警告
● 水感知センサーチェック警告
電池寿命切れ予告装置
アラームモニター
使用電池
リチウム電池1個
約2年(新しい電池を組み込み後)
電池寿命
<使用条件の目安>
●
ダイビング回数:50回/年
●
1回の潜水時間:1時間
尚、各種アラームやクロノグラフなどの使用頻度によっても電 池寿命に影響します。さらに、ダイビング以外で時計を濡らす
と水感知センサーが働いて、その分電池寿命が短くなりますの
でご注意ください。
─2─
§3. 時計の取り扱い方法
A.各部の名称
デジタル表示(I)
B ボタン
A ボタン
P
時針
分針
水感知センサー ※2
圧力センサー ※1
秒針
MO
SEL
CA
OD
M ボタン
TME
りゅうず
B ボタン操作案内
A ボタン操作案内
モードマーク表示
デジタル表示(II)
*潜水中は A ボタン以外のボタン操作やりゅうず操作は絶対に行わないでください。
※1.圧力センサー............... 水圧を感知し、深度を計測するためのセンサー
※2.水感知センサー............水分を感知すると自動的にダイブモード
(準備表示)に切り替わります
─3─
B.モード切り替え
内のどのモードからも
M
1. ボタンを2秒以上押すとダイブモード(潜水準備表示)に切り替わります。
2.水感知センサーが働くと、自動的にダイブモード(潜水準備表示)に切り替わります。
A
P
M
SEL
M
M
SEL
CA
SET
STA
M
TME
ALM
時刻/カレンダーモード
CHR
アラームモード
M
クロノグラフモード(リセット状態)
M
SEL
CA
SEL
DAL
ダイブアラームモード
LOG
ログモード
M または水感知センサーが働いたとき
“ H.ダイブモード”を参照ください
DIVE
1回押し
2秒以上押し続ける
ダイブモード
(潜水準備表示)
─4─
C.時刻/カレンダーモード
デジタル表示(II)の切り替え
デジタル表示(I)
時, 分, AM/PM
A ボタンを押して日、曜または秒の切り替えが
1.⃝
きます。
A ボタン
P
A
2.⃝ボタンを2秒以上押し続けると温度計測表示
に切り替わります。
温度計測は10秒毎に3分間計測表示します。
<りゅうず操作について. . . >
SEL
ネジロック
CA
1.りゅうずは常にきちんと通常位置に戻してねじ
ロックしてご使用ください。
TME
デジタル表示(II)
日, 曜/秒 または温度計測
2.りゅうずを引き出した状態ではすべてのボタン
操作は行わないでください。
3.水滴などが時計に付着しているときはりゅうず
を引き出さないでください。
時計内部に水分が入り込み防水不良の原因とな
ります。
時計・カレンダー合わせ
a.デジタル部→b.アナログ部の順に合わせます。
a.デジタル部
時, 分, AM/PM
A ボタン
B ボタン
P
SEL
M ボタン
●
●
●
B ボタンを2秒以上押し続ける
1.時刻表示状態で⃝
と秒が点滅して修正状態に切り替わります。
B ボタンを1回押す毎
2.秒が点滅しているときに⃝
に点滅箇所が秒→分→時→月→日→年→12/24
時間表示と切り替わりますので修正したい箇所
を点滅させます。
CA
TME
日, 曜または秒
●
時刻・カレンダー合わせ
A ボタンを押して修正します。
3.⃝
A ボタンを押し続けると修正箇所は早送りされ
(⃝
ます。
)
A ボタンを押す毎に交互表示されます。
12/24時間表示は⃝
どの修正状態にあっても3分以上放置すると自動的に修正状態が解除されて通常の時刻表示状態
に切り替わります。
M ボタンを押すと通常の時刻表示状態に切り替わります。
どの修正状態にあっても ⃝
カレンダーは月末から翌月の1日に自動的に切り替わるオートカレンダーです。
─5─
b. アナログ部
時刻合わせ
1.りゅうずのねじをゆるめてから秒針が0秒位置で停止するようにりゅうずを引き出します。
2.りゅうずをまわして、時針・分針を合わせます。
3.デジタル時刻の「秒」が「0」になったとき、りゅうずをきちんと押し込んで針をスタートさ
せます。
【注意】時刻合わせが終わったら、必ず りゅうずのねじをねじロックしてください。
D.アラームモード
●
アラームON表示の時に毎日1回アラームのセット時刻になるとアラームが15秒間鳴ります。
ただし、ダイビングモードのときは鳴りませんのでご注意ください。
アラーム時刻の合わせ方
アラームセット時刻
B ボタンを2秒以上押すと、時 1.アラームモードで ⃝
が点滅しアラームは自動的にON表示になります。
B ボタン
A ボタン
A
A
2.時が点滅しているときに ⃝ボタンを押して時を
修正します。
B ボタンを押して時→分へ点滅箇所を切り替え
3.⃝
ます。
SEL
SET
M ボタン
A
4.⃝ボタンを押して分を修正します。
ALM
A
*⃝ボタンを押し続けると時、分ともに早送り
します。
アラームON/OFF表示
B または ⃝
M ボタンを押してセットは完了です。
5.⃝
*アラームの12H/24H制は時刻・カレンダーに連
動しています。
アラームON/OFF
A
⃝ボタンを押す毎にアラームON/OFFが切り替わります。
アラーム 音モニター
A
アラーム表示のときに⃝ボタンを2秒以上押し続けるとアラーム音の確認ができます。
付加機能
<オートリターンシステム>
● アラームモードが3分以上続くと自動的に「時刻/カレンダー」モードに切り替わります
─6─
E.クロノグラフモード
時
分
A ボタン
B ボタン
●
クロノグラフは1/100秒単位で最大23時間59分59
秒99までの計測ができます。
●
24時間経過後は00時間00分00秒00にリセットさ
れて停止します。
STA
CHR
秒
1/100秒
クロノグラフの使い方
<一般計測>
スタート
ストップ
リセット
A
A
B
スタート
ストップ
再スタート
ストップ
リセット
A
A
A
A
B
ストップ
リセット
A
B
<積算計測>
A ボタンを押す毎に何回でもくり返せます。
<スプリットタイム計測>
※1
スタート
スプリット
A
B
計測
※2
※ 1:10秒後に自動的に切り替わります。
スプリットタイム表示
B ボタンを押すと次
※ 2:スプリットタイム表示中に再び⃝
のスプリットタイムが表示されます。
<注意>
●
クロノグラフ計測中は、他のモードへの切り替えはできません。
付加機能
<オートリターンシステム>
●
クロノグラフリセット状態が3分以上続くと自動的に「時刻/カレンダー」モードに切り替
わります。
─7─
F.ログモード
M ボタンを押してログモードに切り替えます。
⃝
潜水回数で最新の4回分の潜水データがこの時計にログデータとして記録されます。
A ボタン
B ボタン
CA
SEL
M ボタン
LOG
ログ表示の切り替え方
●
B ボタンを押す毎に最新潜水データから順に前にさか
4回分のログデータを呼び出すためには、⃝
のぼって表示します。
●
どのログモードにおいても、3分以上放置しておくと自動的に、時刻/カレンダーモードに切り
替わります。(オートリターン)
最新潜水
最新潜水1回前
B
ログデータ
最新潜水2回前
B
ログデータ
最新潜水3回前
B
ログデータ
ログデータ
B
※新たな潜水を開始すると記憶している4本のログデータのうち最も古いログデータが自動的に消
えることになります。ログブックなどに記録することをおすすめします。
─8─
この時計はダイビングを行うと一回の潜水において次の8種類のログデータが自動的に記録されます。
この8種類のログデータはログ
(Ⅰ)
(
、Ⅱ)
(
、Ⅲ)
(
、Ⅳ)の順に呼び出すことができます。
●
M ボタンを押してログモードに切り替えると、ログ
⃝
(Ⅰ)
が表示されます。
●
A
⃝ボタンを押す毎にログ
(Ⅰ)
(
、Ⅱ)
(
、Ⅲ)
(
、Ⅳ)の順に切り替わります。
●
A
ログ
(Ⅰ)表示のときだけ ⃝ボタンを押さなくとも2秒後にはログ
(Ⅱ)表示へ自動的に切り替わり
ます。
但し水感知センサーが水分を感知してダイブモード(潜水準備状態)に切り替わった場合は、まれ
にログ(Ⅰ)表示からログ
(Ⅱ)表示へ自動的に切り替わらないことがあります。
A
このような場合は、⃝ボタンを押して切り替えてください。
A ボタン
潜水回数
A
潜水月日
A ボタン
最大深度
A
A ボタン
潜水開始時刻
A
潜水終了時刻
潜水時間
A ボタン
平均深度
A
最低温度
または2秒後に
自動切り替え
ログ(Ⅰ)
ログ(Ⅱ)
ログ(Ⅲ)
ログ(Ⅳ)
1.潜水回数: その日に行ったダイビングの回数です。最大9回までカウントします。日 付が変わると再び1回目からとなります。
2.潜水月日: ダイビングを行った月・日。
3.最大深度: そのダイビングにおいて最も深く潜ったときの深度。
4.潜水時間: そのダイビングで水深1m以深にいた合計時間。
ただし水深1m以浅になってから10分以内に再び1m以深に潜水すると潜水時
間はストップ時点から継続されます。
※1秒単位で最大59分59秒まで計測表示します。
その後は再び0秒からスタートします。
5.潜水開始時刻: 水深1m以深になったときの時刻。
6.潜水終了時刻: 水深1m以浅になったときの時刻。
7.平均深度: 1回のダイビングにおける平均深度
8.最低温度: 1回のダイビングにおいての最低温度。
─9─
すべてのログデータを消したい時は…
A ボタン
B ボタン
A
B
⃝ボタンと⃝ボタンを同時に2秒以上押すとすべての
ログデータは消去されます。
【注意】
深度表示が点滅したら…
ログデータに異常があったことを示します。
DIVE
CA
ログ
ER(エラー)表示になったら…
ログデータに異常があったことを示します。
DIVE
CA
─ 10 ─
G.ダイブアラームモード
深度アラーム
【注意】
アラーム音は周囲の状況(気泡音など)・携帯状況に
より聞こえにくい場合がありますのでアラームを
使用する際はご注意ください。
SEL
DAL
潜水時間アラーム
この時計のダイブアラームには、次の2種類のアラームがあります。
1.深度アラーム機能: ダイビング中、セットした深度に達するとアラーム音が15秒間鳴り
ます。深度アラームのセット範囲は1m∼80m(1m単位)です。セット
した深度より深い所でダイビングを続けると、1分毎に繰り返しアラ
ームを鳴らすこともできます。アラームの鳴り回数のセットは0回
∼5回または毎回の中から選べます。
*この回数は1回のダイビング中に鳴らせる回数です。
鳴り回数を
「1」
にセットすると1回のダイビングで1回だけ鳴ります。
2.潜水時間アラーム機能: ダイビング開始後、セットした時間が経過すると、アラーム音が15秒
間鳴ります。このアラーム音は繰り返し鳴らすことはできません。
*この時計にはその他、潜水中の浮上速度が10秒間の1.5mを超えると、浮上速度警告として10秒
間アラームを鳴らす浮上速度警告アラームが搭載されています。
─ 11 ─
深度アラーム/潜水時間アラームのセット
深度アラーム
A ボタン
B ボタン
SEL
M ボタン
DAL
潜水時間アラーム
B ボタンを2秒以上押
1.ダイブアラームモードで ⃝
し続けてダイブアラームモードの修正状態にし
ます。
(深度セット値が点滅します。)
このときデジタル表示(Ⅱ)
は潜水時間アラーム
表示から鳴り回数表示へと切り替わります。
A ボタンを押して鳴らしたい深度にセットしま
2.⃝
す。
A ボタンを1回押す毎に1mずつ深いセットがで
⃝
き80m以後は再び1mにもどります。
A ボタンを押し続けるとこのセット値が早送
*⃝
りします。
B
鳴り回数の修正状態にします。
3 .⃝ボタンを押して、
(鳴り回数が点滅します。)
A ボタンを押して鳴り回数をセットします。
4.⃝
鳴り回数の表示は、ON→OFF→1→2→3→4→5→ONを繰り返します。
ON: セット値より深いところでは1分毎に深度アラームが鳴ります。
OFF:深度アラームは鳴りません。
B
5.⃝ボタンを押して、潜水時間アラーム表示を修正状態にします。
(潜水時間セット値が点滅します。)
A ボタンを押して潜水時間をセットします。
6.⃝
潜水時間の表示は、−−→05→10→15→……95→−−を繰り返します。
*−−表示のときは、潜水時間アラームは鳴りません。
B または ⃝
M ボタンを押して、セットは完了です。
7.⃝
ダイブアラーム音モニター
A ボタンを押し続けると、深度アラーム→潜水時間アラーム→浮上速度警告音
ダイブアラームモードで ⃝
の順に各アラームを4秒づつ鳴らすことができます。
─ 12 ─
H.ダイブモード
M ボタンを2秒以上押し続ければダイブモードの【準備表示】に切り替わり
どのモードにおいても⃝
ます。尚、このボタン操作で切り替えた【準備表示】状態を約60分放置しておくと自動的に切り
替え前のモードに戻ります。
ダイブモードは3つの表示から構成されています。
:ボタンを2秒以上押し続ける
【準備表示】
・DIVマークが点滅
・切り替え前の表示
【水深計測表示】
【計測後0m表示】
・DIVマークが点滅
・水深が表示
DIV
・DIVマークが点滅
・水深が0.0m点滅表示
A ボタン
DIV
CA
M ボタン
M
⃝ボタンを2秒以上押し続け
ると時刻/カレンダーモード
に切り替わります。
M ボタン
A ボタン
DIV
CA
M ボタン
・潜水間を表示
・潜水間を表示
A
⃝ボタンを押している間、
最大深度と水温を表示し
ます。
A
⃝ボタンを押している間、
このダイブでの最大深度
と最低水温を表示します。
M
時刻/カレンダーモード
付加機能
<水感知センサー機能>
この時計は、どのモードが表示されていても水感知センサーが水分を感知すると自動的にダイ
ブモード【準備表示】に切り替わります。
*ただし、クロノ計測中だけは切り替わりません。ダイビング終了後に水分をきると自動的に
時刻・ カレンダーモードに切り替わります。
1.【準備表示】のままで潜水を開始して水深1m以上になると自動的に【水深計測表示】に切り替
わります。
2. 水深1m未満になると自動的に【計測後0m表示】に切り替わります。
M ボタンを2秒以上押し続けると時刻/カレンダーモードに切り替わります。
3.【計測後0m表示】
で⃝
*【計測後0m表示】を10分間以上放置しておくと自動的に時刻/カレンダーモードに切り替わり
ます。また10分以内に1m以深に潜水するとその回のダイビングの継続となります。
─ 13 ─
水深計測表示について
1.水深計測
水深計測
深度
DIVE
DIVE
水深計測は毎秒行い、その時の深度を計測表示
します。
水深計測単位:0.1m
計測範囲:1.0m∼80.0m
水深計測が1m未満の時:0.0m表示
水深計測が80mを超えた時:−−.−m表示
0m
DIVE
DIVE
1m
DIVE
ER(エラー)表示がしたら……
DIVE
その時の深度計測に異常があったことを示します。
25.0m
DIVE
80.0m
DIVE
2.潜水時間計測
潜水時間計測
深度
0m
10分以内
ストップ
3.水温計測
1m
スタート
水深計測が1.0mになると自動的に潜水時間計測
がスタートして、再び1.0m未満を計測すると潜 水時間計測はストップします。
尚、ストップしてから10分以内に再び水深計測
が1.0m以深になると潜水時間計測はストップ時
からの継続計測になります。
スタート
深度1.0m以深を計測すると1分後から水温計測
を開始します。その後1分毎の計測を行います。
水温計測単位:0.1℃
計測範囲:−5.0℃∼+40℃
水温計測前と水温計測範囲外のとき:
−−.−℃表示
A ボタンを押し続けている
*潜水時間表示で ⃝
間、水温計測表示に切り替わります。
─ 14 ─
I.各種警告機能について
この時計には次のような各種警告機能があります。
安全潜水のための目安としてご活用ください。
1.浮上速度警告
深度
潜水中に浮上速度が10秒間に1.5mを超えると、
浮上速度警告として最低10秒以上アラームを鳴 らします。
0m
15.0m
DIVE
DIVE
25.0m
2.異常深度警告
DIVE
CA
水深計測中に1秒間で4m以上の急激な深度変化
があると、デジタル表示(Ⅱ)
に ER(エラー)
が表示されます。圧力センサーに異常があると
きは陸上でも ER(エラー)が表示されます。
3.水感知センサーチェック警告
DIV
水感知センサーが作動して潜水モードの【準備
表示】になり、1時間以上経過すると水感知セ
ンサーチェック警告として、デジタル表示(Ⅱ)
に CHEK が表示されます。
CA
この様な場合は、水感知センサー部に汚れや水
が付着していることが考えられます。
水で汚れを洗い流した後、充分に水分を拭き取
り、乾燥させてください。
─ 15 ─
J.このような場合には
秒針が2秒間隔で動く
電池寿命切れが近づいて電池寿命切れ予告装置が働いています。
このような場合には早めに電池交換を依頼してください。
(この時も時計は正しい時刻で動いています。
)
なお、この機能が働くと以下の事ができませんのでご注意ください。
1.各種のアラームが鳴りません。
2.ダイブモード【準備表示】への切り替えができません。
3.ダイブモード【準備表示】で働くと、
【水深計測表示】への切り替えができません。
4.
【水深計測表示】で働くと、ダイブアラームが鳴りません。ただちにダイビングを中止してください。
5.
【温度計測表示】で働くと、この表示へ切り替える前の表示に戻ります。
6.水感知センサーチェック警告表示がでている場合は、警告表示が中止されます。
・ダイブモードの【準備表示】または、
【計測後0m表示】
から時刻/カレンダーモードへ切り替わらない
・陸上で水深1m以上を表示したとき
りゅうずを引いたときに、ダイブモード【準備表示】へ切り替える前のモードまたは、時刻/カレン
ダーモードへ切り替わらないときは K.オールリセットを参照してオールリセットを行ってくださ
い。(注)
デジタル表示が狂う
誤って強い衝撃や強い静電気を時計に加えてしますと、
まれにデジタル表示が狂うことがあります。
このような場合は K.オールリセットを参照してオールリセットを行ってください。
(注)
電池交換をしたら
電池交換後は必ずK.オールリセットを行ってください。(注)
この操作をしないと、時計は正しい表示をしません。
(注)オールリセット操作をするとすべてのデータは消去されますので必要なデータはあらかじめ
ログブロックなどにメモしておいてください。
K.オールリセット
1.りゅうずを引き出します。
2. 3つのボタンを同時に押して、離します。
アラーム音が2回鳴ればオールリセットは完了
です。
P
SEL
TME
CA
すべてのデータが消去されてしまいますので、オ
ールリセット後は各モードを正しく合わせ直して
ください。
─ 16 ─
§4. ダイビングに関する諸注意
お客様には事前にこの時計の注意事項や、取り扱い方法を十分理解した上で正しく使
用するようにご指導ください。
<ダイビングへのご使用に当たって>
●
ダイビングウオッチのご使用にあたっては、必ず各種のダイビングに関する教育やトレーニング
を受け、それにしたがったルールを守ってご使用ください。
●
時計の取り扱いと注意事項を充分に理解して、正しくご使用ください。万一取扱説明書に記載し
ていない取り扱いをした場合には、
時計が正しく機能しない場合がありますのでご注意ください。
<水深計測機能について>
●
この時計の水深計測機能は公的機関の計測機器として認可されたものではありません。補助的な
計器としてご使用ください。
●
この時計の水深計測値はあくまでも目安としてご使用ください。
<安全なダイビングをするために>
●
ダイビングの際には必ずバディ・システムをお守りください。
●
安全のために水深15∼20m(50∼65ft)位までの“スポーツダイビング”をおすすめします。
早めの電池交換をおすすめします。この時計の電池寿命は、新しい電池を組み込み後約2年です。
(水深計測機能などの使用頻度により大きく異なります)
●
●
安全のためのルールにしたがって、ダイビング後は充分な休息をおとりください。ダイビング後、
正しく休息時間をとらずに飛行機に搭乗したり高所に移動すると減圧症を起こす危険があります。
<ダイビングでの使用禁止事項>
次のようなときは、ダイビングにこの時計を使用しないでください。
●
電池寿命予告機能が作動したとき。
…電池寿命が近づくと秒針が2秒間隔で動きます。
●
時計が止まったり、異常が生じたとき。(ダイビングの機材や岩など、固いものにぶつけたりし
ないように注意してください。
)
●
保証温度範囲外での水深計測。
…この時計の水深計測精度を保証する温度範囲は+10℃∼+40℃です。
●
危険を伴う行動や状況の判断に。
…この時計は水難事故などの予防や応急用の機器として造られていません。
●
ヘリウムガス雰囲気中(飽和潜水など)での使用。
…故障や破損などの原因になります。
─ 17 ─
<ダイビング中の注意事項>
●
急速な浮上は避けてください。潜水病など、人体に影響を及ぼします。安全な浮上速度を守って
ください。毎分9m以内の安全な浮上速度をお守りください。
なお、この浮上速度は、米国海軍ダイビングマニュアル(1993年度版)にもとづいています。
●
A ボタン以外のプッシュボタンやりゅうず操作は絶対にしないでください。防水不良
水中では、⃝
などの故障の原因になります。
●
水中では、呼吸音でアラームが聞こえずらいことがありますのでご注意ください。
<高所及び淡水における潜水について>
●
高所及び淡水におけるダイビングは、特別の安全教育を受けた後でご使用ください。
●
海抜4000mを越える所では正しい水深計測ができませんので使用しないでください。
●
この時計は、海水基準(比重1.025)で換算した水深を表示しますので、淡水では表示している
水深よりも実際は2.5%深いことになります。
例)20m(表示している水深)×1.025=20.5m(実際の水深)
圧力センサーはダイビング系モードに切り替えたときの周囲圧を水深 0mとして設定します
ので、高所の湖においてもダイビング系モードへの切り替え時点の標高を0mとしています。
但し、4000mを越える高所では正しい計測ができませんので使用しないでください。
§5. 電池について
<電池寿命について>
この時計の電池寿命は新しい電池を組み込み後約2年です。
※使用条件の目安
時刻系アラーム:15秒/日
ダイビング回数:50回/年(1回の潜水時間:1時間)
●
●
深度アラーム………… 45秒/1回の潜水
潜水時間アラーム…… 30秒/1回の潜水
電池寿命は各種アラーム、クロノグラフなどの使用頻度、またダイビング回数や1回の潜水時
間により電池寿命が短くなります。
<最初の電池について>
時計にあらかじめ組み込まれている電池は、機能や性能を見るためのモニター用電池です。
2年に満たないうちに電池寿命が切れることがあります。
<電池寿命切れ予告装置について>
電池寿命切れが近づくと秒針が2秒運針して電池寿命が近づいたことを知らせます。
<電池交換について>
この時計はISO規格に合致した本格的な潜水用防水時計です。この為、電池交換も防水性確 保のためにシチズンサービスセンターに依頼してください。
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§6. 防水性について
この時計はISO規格(No.6425)に合致した本格的な潜水用防水時計です。
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水深200mの圧力に耐えるダイバーズウォッチです。
裏ぶたは専用治工具で開閉する構造をとっています。
ISO規格:国際標準規格 ダイバーズウォッチ
(International Standard Organization) ISO-6425 (1984.5.15)
ダイバーウォッチの安全性確保のために、ISO規格では以下のようなチェック項目を規定しています。
1.少なくとも、100mの水中浸漬が可能で、その1.25倍の水圧に耐える耐圧性(200mの場合は250m
相当)があること。
2.タイムプリセレクティング装置(ベゼルリング)を備えていること。
(誤動作、逆転防止付)
3.視認性として、暗所で25cmの距離から時計の作動状態やセット時間がわかること。
4.耐塩水性として、3%の食塩水の中に24時間放置しても正常に作動すること。
5.耐磁性として、4800A/m(約60ガウス相当)の直流磁界で作動すること。
6.耐圧の信頼性として、表示圧の1.25倍の圧力を水中で2時間加圧しても作動すること。
7・水中操作性として、水深30cmでベゼルリングの操作ができること。
8.耐衝撃性として、ハードウッド(固い木)の面に1mの高さから落としても耐えられること。
9.耐熱衝撃性として、40℃の水中に10分間、5℃の水中に10分間という温度変化に耐えられること。
10.耐外力性として、バンドに20kg、りゅうずに水中で0.5kgの力を加えても耐えられること。
11.ヘリウムガスを使用した飽和潜水に使用可能であるか否かを予め表現しておくこと。
これらの規格をクリアしたものがISO規格適合品として認められます。
§7. この時計の修理について
この時計の修理は全てメーカー修理扱い(CITIZENサービスセンター修理)です。
これは修理完了後の最終調整、確認などに特殊技術、設備を必要とする為です。
従って電池交換や万一時計に不具合が生じ、修理、調整を必要とするときは、シチズンサービス
センターに依頼してください。
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