藤 房 - 北海道教育大学附属札幌中学校

附属札幌中学校「学校だより」
北海道教育大学
附属札幌中学校
藤 房
平成27年10月1日発行
No.7
生徒会担当 細川 朝子
9月19日(土)に第4回藤華祭が行われました。昨年度から全てのプロジェクトに全学年の生徒が
所属し活動しました。今年度は「螺鈿」をテーマに、光放つ貝殻を各プロジェクトや各学年、全校生徒
一人一人にたとえました。自ら輝きながら互いに照らし合うことで美しさを増す様子に、68・69・
70期生でしかつくれない藤華祭にしたいという想いを込めて活動しました。
そこで、各プロジェクトの活動内容や藤華祭を終えてのプロジェクト長の感想を紹介いたします。
★オープニング★
藤華祭のスタートにふさわしい、楽しくみんなが輝けるオープニングを目指しました。積極的に意見
が出されるよう工夫した結果、理想のオープニングをつくることができました。みんなで一つのものを
つくることの大切さを知ることができました。
★ステージA~演劇★
「人間関係」というテーマを軸として劇をつくり、発表しました。活動を通して、責任の重さを実感
しました。また、仲間とともに一つのものをつくる大変さ、そしてそこから生まれた大きな達成感も得
ることができ、今後の自分たちの成長の糧となりました。
★ステージB~ミュージカル★
練習から一人一人が光を放つような活動をしていきたい
と考えていました。今回の演目は、キャラクターの個性が強
く大変でしたが、当日成功することができました。それは、
プロジェクト全員ががんばったからだと藤華祭が終わった
今、強く感じています。
★ステージC~英語劇★
「観ている人全員に劇の中身を伝える」ことを目標とし、
【ステージB~ミュージカル発表の様子】
英語劇に取り組みました。今年度は字幕を準備するなど、
昨年度の反省を活かして取り組むことができたと思います。仲間の協力は劇をよりよいものにするだけ
でなく、大きな心の支えにもなるということを学ぶことができました。
★D組★
今年のD組ステージは、
「田野久(たのきゅう)」に影絵と劇のコラボレーションで取り組みました。D
組全員で力を合わせて、面白いステージを創り上げたいと思い一生懸命練習しました。生き生きとした
劇にするために、みんなで集中してがんばりました。
★体育館装飾★
準備活動では時間が少なく、たくさん失敗もしてしまいました。しかし、プロジェクトメンバー29
名全員で、体育館を装飾したからこそ得られたことがたくさんあります。最高の藤華祭を最高のメンバ
ーでつくることができて本当によかったです。
★玄関・1Fホール装飾★
窓はカッティングシートで装飾し、天井は不織布で装飾し
ました。また、靴箱を利用して玄関入口に学校祭テーマ「螺
鈿」のアーチをつくり、ホールの柱も装飾しました。計画的
に活動し、成功できたのは、プロジェクト全員の協力のおか
げだと思っています。
★ランチルーム装飾★
最初はどんな装飾をつくるかイメージがかたまらず大変で
【玄関・1Fホール装飾制作の様子】
したが、プロジェクトのメンバーがたくさん意見を出してくれたので、最高の活動となりました。まと
めることの難しさはありましたが、協力することの大切さを学ぶことができました。
★学び発表★
プロジェクト内でさらに4つのグループに分かれて活動しました。少人数で縦割り活動したことによ
り、つながりを深めることができました。また、同学年だけでなく、異学年の意見を聞くことで、様々
な考えやアイディアを取り入れることができ、有意義な活動となりました。
★全体参加企画★
全校生徒、先生方にご協力いただき、テーマ文字作りに取り組みました。また、身近な人へのメッセ
ージをカプセルに入れたタワーも作りました。活動を通して、まわりの人に支えられることのありがた
みや、計画的に物事に取り組むことの大切さを学びました。感謝の気持ちでいっぱいです。
★教室展示★
「螺鈿」というテーマを体感してもらうために、教室を普
段とは違う空間にすることを目標とし、展示に取り組みまし
た。活動を通して、仲間とともに達成することの喜びと、い
つも当たり前に思っていることに感謝することの大切さを
学びました。
★広報★
全校生徒一人一人のがんばっている姿を学校内外へ伝え
【教室展示制作の様子】
ることを目標に、ホームページ・しおり・ポスター制作に取
り組みました。活動を通して、一人一人とのコミュニケーションを大切にすること、また、その中で積
極的に情報交換することの重要性を学びました。
★藤華祭特別委員会★
総務、PRタイム、体育館企画、エンディングの4つに分かれて活動しました。体育館企画では、新
たな取り組みとして、ディベートを通して日常の学びの姿を表現することに挑戦しました。栄養教諭の
須合先生をはじめ、当日参加してくださった方々のご協力をいただき、楽しく有意義な活動にすること
ができたと思います。また、カウントダウンカレンダーも新たに取り組んだ活動で、来年度も続けても
らいたいです。これらの活動を通して、附属中学校は一人一人の個性が輝く場所であり、とても心地よ
い場所だと強く感じました。
全てのプロジェクトにおいて、3年生が中心となり全学年
が協力して意欲的に活動していました。特に、3年生が陰と
なりプロジェクト活動を支える姿から、下級生は多くのこと
を学んだことと思います。
最後になりましたが、藤華祭に関わりまして、多くの方々
にご協力いただきました。特にPTAの皆様には早い時期か
らご準備、ご協力をいただきました。生徒のがんばりはもち
ろん、皆様のあたたかいご支援があって藤華祭を成功という
【エンディングで表された藤華祭テーマ】
かたちで終えられましたことを心より感謝申し上げます。
「全国学力調査」の結果から
平成 19 年度より、中学3年生に行われている全国学力・学習状況調査の結果が公表されました。この
調査は、義務教育の機会均等とその水準を維持向上する観点から、生徒の学力や学習状況を把握し分析
し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図り、学習状況の改善等に役立てることを目的として
います。
次の表は、生徒質問紙のうち、肯定的な回答(「当てはまる」または「どちらかといえば、当てはまる」)
が95%を越えているものと、肯定的な回答が全国平均と比較して8ポイント以上高かったものです。
質
問
事
項
本校
全国
全国比
1
自分には、よいところがあると思いますか
78.9
68.1
10.8
2
友達の前で自分の考えや意見を発表することは得意ですか
63.5
49.6
13.9
3
将来の夢や目標を持っていますか
85.4
71.8
13.6
4
家で、自分で計画を立てて勉強をしていますか
60.2
49.0
11.2
5
家で、学校の宿題をしていますか
95.2
89.5
5.7
6
家で、学校の授業の予習をしていますか
47.1
35.3
11.8
7
家で、学校の授業の復習をしていますか
69.1
52.1
17
92.6
84.1
8.5
74.8
56.0
18.8
51.2
32.9
18.3
8
9
10
学級みんなで協力して何かをやり遂げ、うれしかったことがあり
ますか
地域や社会で起こっている問題や出来事に関心がありますか
地域や社会をよくするために何をすべきかを考えることがありま
すか
11
新聞を読んでいますか
38.2
19.2
19
12
学校の規則を守っていますか
95.9
94.3
1.6
13
人の役に立つ人間になりたいと思いますか
95.1
93.6
1.5
90.3
57.9
32.4
87.9
62.9
25
「総合的な学習の時間」では、自分で課題を立てて情報を集め整
14
理して、調べたことを発表するなどの学習活動に取り組んでいま
すか
15
生徒の間で話し合う活動を通じて、自分の考えを深めたり、広げ
たりすることができていると思いますか
今回の調査結果から、自分のよさを自覚していることで、そのよさを生かせるような自分の目標や将
来の理想の自分の姿を描くことができることがうかがえます。その自分のよさは、学年行事や生徒会行
事などの活動をするなかで、自分の考えや意見を友人と交わし合うことで自覚され、そして、自分の考
えや意見を受け入れてもらえたという経験をしていくことで、自分にとって確かなものになるのではな
いでしょうか。また、それらの行事をやり遂げた達成感や成就感を仲間と共有することで、友人との信
頼が厚くなり、友人の前でも自分の思いをしっかりと語れることにつながっていると思われます。
地域や社会に関して興味や関心は全国平均に比べ高い割合です。しかし、「今住んでいる地域の行事
に参加していますか」との質問では、
「当てはまる」
「どちらかといえば、当てはまる」と回答している
生徒の割合は全国平均44.2%に対して、本校生徒は20.3%で、全国平均のおよそ半分となって
います。地域や社会への興味や関心や新聞を読んでいる割合が高いのは、総合的な学習の時間における
学びの成果が表れているものと思います。しかし、興味や関心がありながらも、地元の行事に参加でき
ていないこともこの調査から分かりました。
本校での学びの成果を学内だけではなく、学外でも発揮することができるように、授業では、地域や
社会との関わりをもつ機会をより多く設け、生徒自身が自己の成長に向かうことができるよう改善に努
めたいと思っています。
今年も校外の団体が主催した各種コンクールにおいて、多くの生徒が入賞しました。ホームページな
どでもお伝えしておりますが、改めて紹介いたします。なお、過日、前期終業式にて表彰を行いました。
各コンクールの代表者に受賞のよろこびをききました。
札幌市放送コンテスト
優良賞 3年 A 組
梶浦 佑貴菜
私はこのコンテストを通して、朗読の魅力は読む人の捉え方によって表現の仕方が変わるからこそい
ろいろな工夫ができることだと気付きました。何度も悩み、つまずくこともありましたが、先生や家族
からアドバイスをもらい、いろいろな人の感性にふれながら一つの作品をつくることができました。こ
うしてつくった作品が、多くの人の心に響き、こうして受賞できたことが本当に嬉しかったです。今回
の受賞を自分の糧に私の夢であるアナウンサーという目標に向かってあきらめずがんばっていきたい
と改めて感じることができました。
平成 27 年度「少年の主張」全道大会
最優秀賞 3 年 C 組 前田
ほの香
私は今回、
「障害と共に暮らす社会」という題で主張をさせていただきました。そこでの私の思いが、
多くの人に伝わったことを嬉しく思います。障害のある方も過ごしやすい社会をつくる第一歩は、みな
さんに障害について知ってもらうことだと改めて感じました。
また、このような貴重な体験をさせていただいたことや、練習を聞いてアドバイスをしてくださった
先生方、家族、そして私を支えてくれた多くの人に感謝しています。本当にありがとうございました。
平成 27 年度札幌市「平和へのメッセージ」
優秀賞 3 年 A 組
俊太朗
入選
3年B組
新地 捺未
3年C組
佐々木 星誌
入選
3年C組
西川 月稀
代表して 3 年 A 組
柿澤 俊太朗
入選
柿澤
僕はこの賞をいただき、平和訪問団として沖縄に行き、沖縄戦の歴
史や、そこで生きた人々の心を学ぶことができました。特に印象に残
っているのは、
「ひめゆり平和祈念資料館」です。ひめゆりの女学生た
ちが学徒として暗く狭い壕の中で負傷兵の看護に配属され、その後、
解散命令により戦地に置き去りにされ、たくさんの命を落としたそう
です。僕たちと同じくらいの年齢なのに、戦争により当たり前の毎日
【ひめゆりの塔】
を送れなかったことがどれだけ辛かっただろうと思いました。今を生きる僕たちが毎日を大切にし、平
和のバトンをつないでいきたいと思います。
科学の甲子園ジュニア北海道大会決勝大会
数学部門 優勝
2 年 A 組 三浦 拓己
代表して 2 年 C 組 樽見
2 年 C 組 樽見 怜旺
2 年 C 組 齊藤 ゆずか
怜旺
科学の甲子園ジュニアの優勝が決まったとき、僕は喜びと驚きで
言葉を失いました。昨年は予選敗退し、北海道大会に出ることを目
標としていました。しかし、実際、北海道大会に行ってみると、全国大会に出ることが目標となってい
きました。
僕は科学の甲子園ジュニアに出たことで、色々な経験をすることができました。
「思考の深さ」
「コミ
ュニケーション」など、普段の授業で培ってきたことが、実になったと思います。一緒に参加した三浦
君、齊藤さんとともに全国大会でもがんばってきます。
学校評価アンケートにご協力ください
今年度も学校評価アンケートのご協力を生徒の皆さん及び保護者の皆様にお願いしております。すで
に懇談の折にご提出いただいた方もいらっしゃいますが、保護者の皆様につきましては、提出締切りが
10 月 9 日(金)となっております。ご協力をお願いいたします。
□後期が始まりました。お子様は、前期の反省を受けて、学校や家庭での過ごし方につ
いて、さらなる成長をめざした改善を図ろうとします。適切な評価を行ってください。
□10 月 5 日から冬服着用となります。季節の変わり目に合わせ、体調管理にも気を付け
るようご指導ください。
日(曜日)
1(木)
行事等の予定
前期末懇談③
昼短縮日課
最終下校時刻
開校記念日
後期学級委員選出
2(金)
前期末懇談④
3(土)
部活動可
4(日)
部活動可
5(月)
冬服着用
昼短縮日課
全附 P 連全国大会
委員会・専門局会
16:50
16:50
5 時間日課
昼清掃
3 年学力テスト B
研究日
PTA 文化委員会(10:00~会議室)
PTA 広報委員会(10:00~会議室)
8(木)
放)席書大会
9(金)
小中ふ合同避難訓練
後期役員委員承認式
10(土)
部活動可
中体連新人戦(ソフトテニス)
11(日)
部活動可
中体連新人戦(ソフトテニス)
12(月)
体育の日
部活動可
13(火)
3 年ブルームフィールドワーク 2
14(水)
14:10
全附 P 連全国大会
6(火)
7(水)
14:10
研究日
札教研推進事業(秋の研究集会)
15:10
16:50
16:30
16:50
12:50
公開授業
数学(2 年)、理科(3 年)
15(木)
昼清掃
PTA 広報委員会(10:00~会議室)
16:50
16(金)
昼清掃
放)合唱縦割交流会
16:50
17(土)
数学検定(9:00~12:00)
部活動可
中体連新人戦(バドミントン)
18(日)
部活動可
19(月)
職員会議
中体連新人戦(バドミントン)
台湾大学生授業見学
昼清掃
20(火)
21(水)
16:50
研究日
5 時間日課
昼清掃
15:10
22(木)
23(金)
16:30
1 年附属小 3 年生との交流会
昼清掃
沖縄 小禄中学校授業視察(保健体育科)
24(土)
部活動可
中体連新人戦(男女バスケットボール)
25(日)
部活動可
中体連新人戦(男女バスケットボール)
26(月)
15:10
カルガリー大学生研修(~11 月 6 日)
3 年進路説明会(10:00~11:45)
5 時間日課
JICA 交流団訪問
16:50
16:50
27(火)
研究日
28(水)
PTA 広報委員会(10:00~会議室)
16:50
29(木)
第 4 回合唱祭(14:00~16:30)
16:50
30(金)
31(土)
昼清掃
15:10
16:50
部活動不可