剣志27年09月号 - 国際社会人剣道クラブ

特定非営利活動法人
国際社会人剣道九州クラブ会報
INTERNATIONAL
GOODWILL
KENDO
CLUB
2015 年 20 号(平成 27 年 9 月)
発行者 九州地区クラブ会長
加野 資典
〒811-3111 福岡県古賀市花見南 1-2-15
TEL092-944-1212
幹事長
大塚 勝也
〒838-0126 福岡県小郡市二森 1351-12
TEL0942-72-8434
副幹事長
佐藤 博喜
〒830-0052 福岡県久留米市上津町 2072-180
TEL090-3732-8913
ホームページアドレス
http://www.npo-igkc.or.jp
e メール [email protected]
日中はまだ残暑が残りますが、夜は秋の虫が鳴き始め漸く秋を感じる頃となって来ました。
9月例会は本部より湯村正仁会長に参加して頂き、大分市丹生「青竜館道場」にて開催しま
した。大分(豊後)の大友氏は鎌倉以来の守護大名から室町期の戦国大名へと脱皮しながら
近世初頭まで生き続けた数少ない名家です。初代は源頼朝に近侍して建久7年(1196 年)
頃豊後守護に補任されたと言われております。初代大友能直から数えて 21 代目が戦国大名
大友宗麟です。人物像については「勇将」「知将」開明的大名と言われています。大友家は
財産と言うべき多くの人材に恵まれ吉岡宗歓、吉弘鑑理、立花道雪の良将たちが協力して九
州一の勢力となりました。
9月例会はまず、青竜館の岡本芳郎館長より歓迎の挨拶があり、続いて湯村会長、加野九
州クラブ会長の挨拶後、例会開始となりました。湯村会長および九州会員 13 名、青竜館剣
士 16 名、総勢 30 名で充実した稽古会でした。
合同稽古後に湯村正仁会長より「剣道の段階」と言う講話をして頂き終了し、その後、鶴
崎ホテルにて懇親会を開催しました。
≪剣道の段階≫
湯村正仁会長が故剣道範士石原忠美先生の「剣道の段階」について講話をして頂きました。
剣道の段階とは①当てる②叩く③打つ④切る⑤抑える⑥忘れる以上の6段階あるとの事で
す。簡単に説明すれば以下の意味合です。
① 当てる:力の入らない打ちでただ当てるだけの打ち。
(刀で言えば全く切れていないかす
り傷の打ち)
② 叩く:力まかせにて打つ状態。初動から終わりまで同じ速さで終わる打ち方。
③ 打つ:竹刀の物打ちで打つ。竹刀のスピードが当たる瞬間に最速になり“ビシッ”と当
たる打ち方。打つまでは、右手に力入っておらず打つ瞬間に手の内を効かせて冴えのあ
る打ち方。
④ 切る:無駄打ちがなく気・剣・体一致で理合いにかなった打ち方。
⑤ 抑える:自分の気をもって相手の気を制御する事。
⑥ 忘れる:最終段階で戦わずして剣を納める。
八段は「切る」の段階であり、七段は「打つ」と「切る」の間の段階である。
深い意味が込められております。再度自分の剣道を見直して下さい。
湯村会長挨拶
湯村会長指導稽古
岡本館長
※今回お世話になった「青竜館道場」の案内
設立は 1974 年(昭和 49 年)7 月で建物が老朽化したため平成 24 年に現所(大分市丹生)
に移転し 9 月 1 日道場開きをして現在に至る。館長は岡本芳郎先生(久留米大 OB)、副館
長は安達勝行先生、江村晴行先生。稽古日は月・水・金の週 3 回。幼児から成人一般と年齢
層も幅広く楽しく和気藹々とした雰囲気の中で稽古を行っています。41 年と歴史も古く本
道場を卒業した先輩の中には、好成績を残している方も大勢います。
本道場は桧床板使用の弾性床構造の総木造の武道場です。
平成 27 年 9 月例会の報告
稽古会
日
時
:
平成 27 年 9 月 12 日(土)~13 日(日)
稽 古 会:12 日(土)・15:00~16:30
場 所 : 青竜館道場
(館長:岡本 芳郎先生)
大分市丹生 146-1
稽古会出席者
14 名
(敬称略・順不同)
範士八段 湯村 正仁先生
教士八段 小島 良守先生
佐藤 博喜
溝口 勝正
大塚 勝也
加野 資典
小川 邦昭
田中 義勝
松田 光正
塚本 林功
中道 政生
御手洗 敏夫(非会員) 福田 和茂(非会員) 野口 明希光(野口憲一会員の甥)
(会計報告)
収入の部
0円
支出の部
講師交通費範士八段
20,000 円
教士八段
5,000 円
道場使用料(お礼のお菓子) 2,160 円
合計 27,160 円
≪宿泊者≫
10 名
(敬称略・順不同)
湯村正仁 小島良守 加野資典 田中義勝 松田光正 大塚勝也
佐藤博喜 小川邦昭 溝口勝正 中道政生
≪懇親会≫
会員 11 名・非会員 2 名・青竜館の先生方 5 名
湯村正仁 小島良守 加野資典 田中義勝 松田光正 大塚勝也
佐藤博喜 小川邦昭 溝口勝正 野口憲一 塚本林功 御手洗敏夫
福田和茂 中道政生 (以上 13 名)
岡本芳郎 安達勝行 江村晴行 阿部 哲 衛藤健一(以上 5 名)
懇親会後の記念撮影
平成 27 年 10 月例会の案内
稽古会
日
時
:
場
所
:
平成 27 年 10 月 10 日(土)
稽 古 会:15:00~16:30
湯の坂道場(久留米温泉道場)
久留米市野中町湯ノ坂 1235 TEL0942(33)4126
※10 月例会は本部顧問(元会長)範士八段 野正豊稔先生が参加予定です。
懇親会も予定しておりますので多数の参加を御願い致します。
連 絡 事 項
① ⦅全国例会⦆九州地区クラブ参加者及び団体戦メンバー
優勝目指して!
ご健闘をお祈りします。
② 返信ハガキに氏名、住所の未記入の方が毎回、2名程居られます。お忘れなく!
③ 平成 27 年度会費未納の方が多数居られます。至急振込をお願いします。振込用紙の無
い方は事務局にご連絡下さい。
④ 国際社会人用の垂ネームの代金の未納の方が 2 名居られます。至急大塚(幹)までお
願いします。
第9回菊池の郷シニヤ剣道交流大会の案内
主
日
会
催
時
場
:菊池郡市剣道連盟
:平成 27 年 10 月 24 日(土)Am9 時~
:菊池市総合体育館
熊本県菊池市隈府大字亘 538-2 ☎ 0968-25-3001 Fax 0968-24-6177
参加資格:九州地区各県の剣道愛好者 年齢 60 歳以上(H28,3,31 現在)
団体戦 :3 人制 年齢若い方から先鋒・中堅・大将の順に編成(4 分間 3 本勝負)
個人戦
:60 歳以上 全員参加出来る
❶ 64 歳以下の部…60 歳~64 歳
❷ 69 歳以下の部…65 歳~69 歳
❸
懇親会
日
会
費 用
参加料
70 歳以上の部…70 歳以上
(時間 3 分間 3 本勝負)
時:平成 27 年 10 月 24 日(土) 大会終了後
場:城乃井旅館
☎ 0968-25-1188
: 4,000 円程度
: 団体戦
5,000 円
※共に国際社会人剣道九州クラブより
個人戦 1名 1,000 円
費用は負担します
※前年実施しました前日の合同稽古は、今回は中止ですので間違いのないように願います。
※生涯剣道の一貫としてシニヤ剣道愛好者が一同に会して日頃の剣道修練の成果を披露すると
共に健康維持・増進並びに参加者相互の親睦を図る事を目的とする。
会員皆様の多数の参加を希望します。
◎参加者は返信ハガキにて申込して下さい
◎返信ハガキは10月5日までに返信下さい
八段の眼
今回
「八段の眼」
第6弾です。今回は、<池田純洋先生>をご紹介します。
池田先生は熊本県山鹿市出身。
地元の学校を卒業され、東京警視庁に奉仕されてあります。
剣道は小学4年生から始められ、得意な技は”小手”。
池田先生の座右の銘
我以外皆我師