Smart View新機能リリース11.1.2.5.400

Smart View新機能リリース11.1.2.5.400
リリース 11.1.2.5.400
製作著作 © 2004, 2015
目次
リリース11.1.2.5.400に導入された機能 ...................................................................................................... 1
ドキュメントのフィードバック ........................................................................................................................ 4
リリース11.1.2.5.400に導入された機能
サブトピック
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データ送信機能の拡張
POVおよびピボットの拡張
拡張機能の更新および配布の改善
新しい診断ツール
Business Rules用の新しい「メンバー選択」ダイアログ・ボックス
ドリルスルー・レポートのユーザー名およびパスワードのサポート
Oracle BI EEのフィルタの拡張
Oracle BI EEのプロンプトの拡張
Oracle BI EE ビュー・デザイナでのメジャー・ラベルの柔軟性
シート情報の改善点
データ送信機能の拡張
Oracle Smart View for Officeには、2つの新しいデータ送信オプションがあります:
• リフレッシュせずにデータを送信 - 変更されたセル(ダーティ・セルとも呼ぶ)をOracle Essbase、Oracle Hyperion
Planningアド・ホックおよびOracle Hyperion Financial Managementアド・ホックからリフレッシュせずに送信し
ます。この機能はこれまでEssbaseでのみ使用可能でした。
• データ範囲の送信 - 連続および非連続の単一セルとセル範囲を選択して、Essbase、Planningアド・ホックおよび
Financial Managementアド・ホックから送信します。選択したセルのセル・データのみが送信されます。選択したセ
ルの範囲外のダーティ・セルがシートにあっても、それらの変更済の値は送信されません。
「リフレッシュせずにデータを送信」および「データ範囲の送信」オプションを使用すると、Smart Viewをインストールして
いないユーザーが変更したセルのセル・データを送信できます。
詳細は、Oracle Smart View for Officeユーザー・ガイドのデータ送信オプションの使用に関する項を参照してください。
POVおよびピボットの拡張
11.1.2.4以降のEssbaseおよびOracle Hyperion Provider Servicesに接続している場合、POVツールバーとピボッ
トの動作が次のように拡張されます:
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• 複数のメンバーをグリッドからPOVツールバーにピボットできるようになりました。
• 複数のメンバーをPOVツールバーからグリッドにピボットできるようになりました。
• POVツールバーに単一ディメンションを保持できるようになりました。
これまでのリリースでは、グリッドからPOVに、またPOVからグリッドにピボッドできるメンバーは1ディメンション当たり1つ
のみでした。また、これまでのリリースのEssbaseでは、POVツールバーに2つ以上のディメンションを保持することのみが
サポートされていました。
拡張機能の更新および配布の改善
11.1.2.5.400以降のリリースでは、Smart Viewのエンド・ユーザーが拡張機能をインストール、更新および削除する際
に制御できるように、拡張機能更新プロセスをカスタマイズできます。この機能を有効にするには、Smart View管理者
がUpdateList.xmlマニフェスト・ファイルで属性を構成して、ユーザーの使用可能なオプションを制御します。管理者
がUpdateList.xmlでこれらの属性を構成しない場合、既存の自動更新プロセスを使用して拡張機能の更新が続行さ
れます。
Smart View 11.1.2.5.400より前のリリースでは、拡張機能は自動更新プロセスを使用して更新されていました。自
動更新で拡張機能を更新する場合、Smart Viewのエンド・ユーザーは、「オプション」ダイアログ・ボックスの「拡張
機能」タブに移動し、「更新のチェック」リンクをクリックするか、または「Microsoft Officeの開始時に更新をチェッ
ク」チェック・ボックスを選択して、拡張機能の更新を開始します。すべての拡張機能について、更新が入手可能な場合
は、それが取得され、インストールが自動的に開始されました。
Smart Viewクライアント・マシンにインストールできる拡張機能のタイプには、次の2つがあります:
• プロバイダの拡張機能。Oracleコンポーネントに依存しているか、Oracleコンポーネントと統合されている拡張機能
は、プロバイダの拡張機能です。たとえば、Oracle Hyperion Disclosure ManagementおよびOracle Hyperion
Financial Reportingの拡張機能などです。プロバイダの拡張機能は、必須の拡張機能として構成できます。
• ユーザーごとの拡張機能。ユーザーのアプリケーション・データ・フォルダにインストールされる拡張機能です。この拡張
機能は、Oracleコンポーネントに依存する場合と、依存しない場合があります。また、ユーザーごとの拡張機能は、必須
の拡張機能として構成することもできます。
Smart View管理者は、UpdateList.xmlファイルを構成して、エンド・ユーザーが使用可能なプロバイダおよびユーザー
ごとの拡張機能のリストを、拡張機能のインストール、更新および削除のオプションとともに指定します。また、ユーザー
ごとの拡張機能は、必須の拡張機能のインディケータを表示するために構成することもでき、インストールを強制しませ
ん。Smart Viewのエンド・ユーザーは、「オプション」ダイアログ・ボックスにアクセスし、「拡張機能」タブで使用可能な拡
張機能をインストール、更新またはアンインストールします。
プロバイダおよびユーザーごとの拡張機能のインストール、アンインストールおよび更新を構成するには、Oracle Smart
View for Officeユーザー・ガイドの拡張機能の手動更新の構成手順を完了してください。
拡張機能更新プロセスへの変更を行わない場合、Oracle Smart View for Officeユーザー・ガイドの自動更新拡張機能の
構成に関する項を参照すればXMLの構造に関する情報や例を確認できますが、これ以上のアクションを実行する必要
はありません。
Smart Viewの拡張機能をインストール、更新および削除する手順については、エンド・ユーザーは、Oracle Smart View
for Officeユーザー・ガイドの「Smart Viewのオプション」の拡張機能に関する項で手順のトピックを参照できます。
新しい診断ツール
Smart Viewの使用中に問題が発生し、自分で解決できない場合、Smart Viewリボンの「診断」グループにある新しい
Smart View診断ツールを使用してログ・ファイルおよびスクリーンショットを作成および収集し、Oracleサポートに送信
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できます。診断データの収集が終了したら、診断ツールを使用してファイルをzipフォーマットで圧縮します。その後、ZIP
ファイルを分析用にOracleサポートに送信します。ログ・ファイルおよびスクリーンショットは、問題をトラブルシューティン
グおよび解決するためにOracleサポートで使用されます。
Smart View診断ツールの一部の機能はカスタマイズできます; 次に例を示します:
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Officeドキュメント内のデータ値を非表示にします。
Officeドキュメント内のメンバー名を非表示にします。
診断出力ファイルをデフォルト以外のフォルダに送ります。
表示される各警告またはエラー・メッセージの自動スクリーンショットを可能にします。
診断ツールの詳細は、Oracle Smart View for Officeユーザー・ガイドの「Smart View診断」を参照してください。
Business Rules用の新しい「メンバー選択」ダイアログ・ボックス
Oracle Hyperion Business Rulesおよびフォーム上のユーザー変数の変更用の「メンバー選択」ダイアログ・ボックス
はこのリリースで変更され、データ・プロバイダ・リボンからアクセスする標準のSmart Viewの「メンバー選択」ダイアロ
グ・ボックスと同じになりました。この新しいダイアログ・ボックスでは、Business Rulesまたはユーザー変数の変更用に
メンバーを選択する際のパフォーマンスが改善され、製品全体で一貫したユーザー・エクスペリエンスが提供されます。
以前のリリースでは、Oracle Hyperion Business Rulesの「メンバー選択」ダイアログ・ボックスは標準の「メンバー選
択」ダイアログ・ボックスとフィールドやコントロールはほぼ同じでしたが、ルックアンドフィールが異なっていました。
この機能には、Planning 11.1.2.4以降が必要です。
ドリルスルー・レポートのユーザー名およびパスワードのサポート
Essbase管理者は、ユーザーがデータ・ソースにログオンしてドリルスルー・レポートにアクセスする際のユーザー名および
パスワードの指定を必須にすることができます。ドリルスルー・レポートへのアクセスにユーザー名およびパスワードが必要
な場合は、Smart Viewでドリルスルー・レポートを起動する際に、ユーザー名およびパスワードのフィールドが表示されるよ
うになりました。ユーザー名およびパスワードが不要な場合、これらのフィールドは表示されません。
Oracle BI EEのフィルタの拡張
ビュー・デザイナでビューのフィルタ式を定義する際に、値セレクタに表示される選択元のデータが非常に長くなる場
合があります。「値セレクタ」の大量のデータのロードに対応するために、Smart Viewでは、グループの値が提供されま
す。値セレクタで、スクロールして最初に表示されたグループから選択を行った後、「詳細」をクリックして次のグループを
表示し、そこから選択を行うことができます。データ・リスト全体を表示して、そこから選択を行うまで、「詳細」をクリックし
続けます。
Oracle BI EEのプロンプトの拡張
プロンプトでは、挿入するビューの内容を判断する基準を指定できます。プロンプトを編集する際、プロンプトの設定方
法によっては、プロンプト・セレクタのドロップダウン・リストからデータを直接選択できます。値セレクタ・ダイアログ・ボック
スから値を選択することもできます。値セレクタに表示される選択元のデータが非常に長くなる場合があります。値セレク
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タでの大量のデータのロードに対応するために、Oracle Smart View for Officeでは、値がグループ単位で表示されま
す。値セレクタで、スクロールして最初に表示されたグループから選択を行った後、「詳細」をクリックして次のグループを
表示し、そこから選択を行うことができます。データ・リスト全体を表示して、そこから選択を行うまで、「詳細」をクリックし
続けます。
Oracle BI EE ビュー・デザイナでのメジャー・ラベルの柔軟性
「メジャー・ラベル」要素は、ビュー・デザイナのメジャー・エッジにおけるすべてのメジャー列のラベルを表します。ピボッ
ト・テーブル表示スタイルを持つピボット・テーブル・ビューを使用する場合、列エッジ内の「メジャー・ラベル」要素を並べ
替えたり、メジャー・ラベルをメジャー・エッジ以外の任意のエッジに移動したりすることが可能になりました。より見やす
いピボット・テーブル・レイアウトを作成するために、別のエッジへの「メジャー・ラベル」要素の移動や列エッジ内での「メ
ジャー・ラベル」要素の並替えを試してみることをお薦めします。
シート情報の改善点
Excelの「シート情報」ダイアログ・ボックスに、Oracle Essbase、Oracle Hyperion PlanningおよびOracle
Hyperion Financial Managementのプロバイダ全体で一貫した情報(接続ステータスやその他の情報を含む)が表
示されるようになりました。詳細は、Oracle Smart View for Officeユーザー・ガイドのシート情報に関する項を参照してくだ
さい。
ドキュメントのフィードバック
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著者: EPM 情報開発チーム
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