Ⅵ 教員になるには(教職課程)

Ⅵ
教員になるには(教職課程)
教員になるためには、教育職員免許法及び教育職員免許法施行規則等で定められている所定の単位を
修得して、教育職員(教員)免許状を取得しなければなりません。
そのためのカリキュラム(課程)を教職課程といいます。
中学校及び高等学校の教育職員免許状を取得しようと考えている学生は、以下の内容をよく理解して、
教職課程の必要な単位を修得しなければなりません。
1.教育職員免許状を取得するための最初の手続き「教職課程履修登録」
教職課程のカリキュラムに含まれている科目を履修するためには、所定の様式に従って、教務課に
「教職課程履修登録」をし、教職課程部会から履修の許可を受けなければなりません。
なお、教職課程の履修を許可された学生が、教職課程の履修をやめる場合にも、教務課に届け出る
必要があります。
2.本学で取得できる教育職員免許状の種類と免許教科
武
体
学
科
道
育
学
学
免許状の種類及び免許教科
科
科
中学校教諭一種免許状
保 健 体 育
高等学校教諭一種免許状
保 健 体 育
3.教育職員免許状を取得するために必要な資格・条件
(1)基礎資格及び大学において修得することを必要とする単位数
必 要 単 位 数
免許状の種類
教科に関する
科
目
教職に関する
科
目
教科又は教職
に関する科目
免許法施行規則
第66条の6に定める科目
中学校教諭
一種免許状
30(20)単位
35(31)単位
8(8)単位
高等学校教諭
一種免許状
30(20)単位
27(23)単位
16(16)単位
日本国憲法2(2)単位
体
育2(2)単位
外国語コミュニケーション2(2)単位
情報機器の操作2(2)単位
注 ( )内は教育職員免許法に定める単位数
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基礎資格
学士の学位
学士の学位
(2)科目一覧表
① 免許法施行規則第66条の6に定める科目
免許法施行規則に定める科目区分
開設授業科目
科
目
単位数
授 業 科 目
単位数
日本国憲法
2
○日本国憲法
2
体育
2
武道指導・評価法(柔道)
2
武道指導・評価法(剣道)
2
武道指導・評価法(弓道)
2
武道指導・評価法(空手道)
2
武道指導・評価法(なぎなた)
2
武道指導・評価法(少林寺拳法)
2
武道指導・評価法(合気道)
2
体育指導・評価法(ダンス)
2
体育指導・評価法(器械運動)
2
体育指導・評価法(陸上競技)
2
体育指導・評価法(水泳)
2
体育指導・評価法(バレーボール)
2
体育指導・評価法(バスケットボール )
2
体育指導・評価法(ハンドボール)
2
体育指導・評価法(サッカー)
2
体育指導・評価法(ラグビー)
2
体育指導・評価法(ソフトボール)
2
体育指導・評価法(テニス)
2
体育指導・評価法(球技A)
2
体育指導・評価法(球技B)
2
体育指導・評価法(球技C)
2
体育指導・評価法(体つくり運動)
2
外国語コミュニ
2
○英語Ⅰ
1
ケーション
○英語Ⅱ
1
情報機器の操作
2
○情報機器演習
2
備考
2単位以上修得する
こと。なお、左記の
科目は「教科に関す
る科目」に開設され
ている同一の科目を
重複して使用でき
る。
注 ○印は、必修科目を示す。
② 小学校及び中学校の教諭の普通免許状授与に係る教育職員免許法の特例等に関する法律
「特例法」によって定められた条件
特例法に定められた条件
7日間の介護等体験
本学の開設授業科目
介護理論
介護等体験
単位数
2
2
備考
※中一種免のみ必修
※中一種免のみ必修
注 「介護等体験」を履修するためには、「介護理論」の単位を修得しておくことが必要です。
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③ 教科に関する科目
「教科に関する科目」は、次の表に記載されている科目から履修してください。
本学における最低修得単位数は、以下のとおりです。
・中学校教諭一種免許状
30単位
・高等学校教諭一種免許状 30単位
開
免許法施行規則に
定める科目区分
体育実技
「体育原理、体育
心理学、体育経営
管理学、体育社会
学、体育史」及び
運動学(運動方法
学を含む。)
生理学
(運動生理学を含む。)
衛生学及び公衆衛生学
学校保健(小児保
健、精神保健、学
校安全及び救急処
置を含む。)
授
設 授 業
業 科 目
武道指導・評価法(柔道)
武道指導・評価法(剣道)
武道指導・評価法(弓道)
武道指導・評価法(空手道)
武道指導・評価法(なぎなた)
武道指導・評価法(少林寺拳法)
武道指導・評価法(合気道)
○体育指導・評価法(ダンス)
○体育指導・評価法(器械運動)
○体育指導・評価法(陸上競技)
○体育指導・評価法(水泳)
体育指導・評価法(バレーボール)
体育指導・評価法(バスケットボール)
体育指導・評価法(ハンドボール)
体育指導・評価法(サッカー)
体育指導・評価法(ラグビー)
体育指導・評価法(ソフトボール)
体育指導・評価法(テニス)
体育指導・評価法(球技A)
体育指導・評価法(球技B)
体育指導・評価法(球技C)
○体育指導・評価法(体つくり運動)
○スポーツ哲学
武道概論
スポーツ心理学
スポーツマネジメント
スポーツ社会学
スポーツ史
○運動学
○生理学(運動生理学を含む)
発育発達論
解剖学
スポーツ栄養学
スポーツ生理学
○衛生学・公衆衛生学
○学校保健
○精神保健
○安全教育
○救急処置法(含む実習)
健康管理学
保健指導・評価法
注 ○印は、必修科目を示す。
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科 目
単位数
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
備考
2単位以上
選択必修
2単位以上
選択必修
※運動方法学を含む
※小児保健を含む
④ 教職に関する科目
「教職に関する科目」は、中学校教諭一種免許状と高等学校教諭一種免許状で修得すべき単位数が異
なります。次の表に記載されている内容を確認して下さい。中学校教諭一種免許状に必要な最低修得単
位数を満たすことで、高等学校教諭一種免許状の条件を満たすことができます。
なお、「教職に関する科目」は、卒業に必要な単位数には含まれず、同一年度内での再履修もできま
せん。
本学における最低修得単位数の合計は、以下のとおりです。
・中学校教諭一種免許状
35単位
・高等学校教諭一種免許状 27単位
免許法施行規則に定める科目区分
科目
各科目に含める必要事項
教職の意義等
に関する科目
・教職の意義及び教員の役割
・教員の職務内容(研修、服
務及び身分保障等を含
む。)
・進路選択に資する各種の機
会の提供等
・教育の理念並びに教育に関
する歴史及び思想
・幼児、児童及び生徒の心身
の発達及び学習の過程(障
害のある幼児、児童及び生
徒の心身の発達及び学習の
過程を含む。)
・教育に関する社会的、制度
的又は経営的事項
・教育課程の意義及び編成の
方法
・各教科の指導法
教育の基礎理
論に関する科
目
教育課程及び
指導法に関す
る科目
・道徳の指導法
・特別活動の指導法
・教育の方法及び技術(情報
機器及び教材の活用を含
む。)
生徒指導、教
育相談及び進
路指導等に関
する科目
開設授業科目
単位数
中学12
高校6
4
中学5
高校3
2
注 ○印は、必修科目を示す。
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○教職入門
2
○教育原理
2
○教育心理学
2
○教育社会学
2
○教育課程論
2
○保健体育科教育法Ⅰ
○保健体育科教育法Ⅱ
保健体育科教育法Ⅲ
保健体育科教育法Ⅳ
○道徳教育の指導法
○特別活動論
○教育方法論
2
2
2
2
2
2
2
○生徒指導論
2
○教育相談
2
○教育実習事前事
後指導
○教育実習Ⅰ
教育実習Ⅱ
○教職実践演習(中・高)
1
備考
6
教育実習
教職実践演習
単位数
2
・生徒指導の理論及び方法
・進路指導の理論及び方法
・教育相談(カウンセリング
に関する基礎的な知識を含
む。)の理論及び方法
授業科目
2
2
2
※中一種免のみ必修
※中一種免のみ必修
※中一種免のみ
※進路指導の理
論及び方法を含
む
※中一種免のみ必修
⑤ 教科又は教職に関する科目
「教科又は教職に関する科目」は、中学校教諭一種免許状と高等学校教諭一種免許状で修得すべき単
位数が異なります。
以下の表に記載されている科目のほかに、「教科に関する科目」及び「教職に関する科目」のそれぞ
れで、最低修得単位を超えて修得した単位を「教科又は教職に関する科目」の修得単位とすることがで
きます。
また、「教科又は教職に関する科目」は、卒業に必要な単位数には含まれず、同一年度内での再履修
もできません。
本学における修得すべき単位数は以下のとおりです。
・中学校教諭一種免許状
8単位
・高等学校教諭一種免許状 16単位
開設授業科目
免許法施行規則に定める科目区分
教科又は教職に関する科目
授
業 科 目
道徳教育の指導法
○教育実習プレセミナー
介護理論
介護等体験
単位数
2
2
2
2
備考
※高一種免のみ
※中一種免のみ必修
※中一種免のみ必修
注 ○印は、必修科目を示す。
4.教育実習の参加要件
中学校教諭一種免許状、高等学校教諭一種免許状ともに取得する場合は「教育実習Ⅰ」と「教育実習
Ⅱ」を、高等学校教諭一種免許状のみを取得する場合は「教育実習Ⅰ」を履修し、教育実習に参加しな
くてはなりません。その履修のためには、以下に示す要件をすべて満たす必要があります。
(1)次頁「教育実習参加要件について(単位修得条件)チェックリスト」に記載されている履修条件
(教育実習参加の条件)を満たすこと。なお、「教育実習Ⅰ」と「教育実習Ⅱ」では、履修条件
が異なっていることに注意すること。
(2)各学年に開催される全ての教職オリエンテーション等に出席していること。
(3)教職課程部会から、「教育実習」参加の承認を受けること。
5.介護等体験の手続き等について
中学校教諭一種免許状の取得を希望する者は、「小学校及び中学校の教諭の普通免許状授与に係る教
育職員免許法の特例等に関する法律」(特例法)にしたがって、介護等体験を行う必要があります。
本学では、
「介護理論」を修得することによって介護等体験を履修することができます。
介護等体験の詳細については、3年次の介護等体験事前指導・教職オリエンテーションで説明します。
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B001/001-023/【13カリ】履修の手引.doc
13カリ
教育実習参加要件について(単位修得条件)チェックリスト
A群、B群、C群全ての条件を満たす必要があります。
学籍番号【№
科目
群
№
】
配当開始 単位修得状況及び
履修登録状況
年次
授業科目名
A群
教職に関する科目
1
教職入門
1年
修得済 ・ 履修予定
2
教育原理
1年
修得済 ・ 履修予定
3
教育心理学
1年
修得済 ・ 履修予定
4
特別活動論
1年
修得済 ・ 履修予定
5
教育社会学
2年
修得済 ・ 履修予定
6
教育方法論
2年
修得済 ・ 履修予定
7
生徒指導論
2年
修得済 ・ 履修予定
8
教育相談
2年
修得済 ・ 履修予定
教科又
は教職
に関す
る科目
B群
9
教育課程論
3年
修得済 ・ 履修予定
10
保健体育科教育法Ⅰ
3年
修得済 ・ 履修予定
11
保健体育科教育法Ⅱ
3年
修得済 ・ 履修予定
12
道徳教育の指導法※
2年
修得済 ・ 履修予定
13
保健体育科教育法Ⅲ※
3年
修得済 ・ 履修予定
14
保健体育科教育法Ⅳ※
3年
修得済 ・ 履修予定
15
教育実習プレセミナー
3年
修得済 ・ 履修予定
1
救急処置法(含む実習)
1年
修得済 ・ 履修予定
2
生理学(運動生理学を含む)
2年
修得済 ・ 履修予定
3
安全教育
2年
修得済 ・ 履修予定
4
スポーツ哲学
3年
修得済 ・ 履修予定
5
衛生学・公衆衛生学
3年
修得済 ・ 履修予定
6
運動学
3年
修得済 ・ 履修予定
7
精神保健
3年
修得済 ・ 履修予定
8
学校保健
3年
修得済 ・ 履修予定
「体育実技」
教科に関する科目
授業科目名
①
氏
名【
】
教育実習Ⅰ履修条件
教育実習Ⅱ履修条件
(教育実習参加の条件) (教育実習参加の条件)
<高等学校免許のみ>
<中学校免許>
次の場合、当該年度の
教育実習Ⅰを履修でき
ます。
次の場合、当該年度の
教育実習Ⅱを履修でき
ます。
11科目中、
11科目中、
10科目修得済みである
こと。
10科目修得済みである
こと。
3科目中、
3科目修得済みである
こと。(必修科目)
必修科目
次の場合、当該年度の教育実習Ⅰ・Ⅱを履修できます。
8科目中、
5科目修得済みであること。
【武道領域】 「武道指導・評価法(柔道)~(合気道)」より選択
【球技領域】 「体育指導・評価法(バレーボール)~(球技C)」より選択
配当開始
年次
領域の種類
1年
武 道
領域 ①
C群
②
体育指導・評価法(ダンス)
2年
ダンス
領域 ②
③
体育指導・評価法(器械運動)
2年
器械運動
領域 ③
1年
陸上競技
領域 ④
2年
水 泳
領域 ⑤
1年
球 技
領域 ⑥
3年
体つくり運動
領域 ⑦
教育実習Ⅰ・Ⅱ 履修条件
(教育実習参加の条件)
次の場合、当該年度の教育実習Ⅰ・Ⅱを履修できます。
④
体育指導・評価法(陸上競技)
7領域中、
6領域修得済みであること。
⑤
体育指導・評価法(水泳)
⑥
⑦
体育指導・評価法(体つくり運動)
注意1)上記は、教育実習参加のための単位修得条件であり、これ以外の参加条件もあります。
※毎年次開催される「教職オリエンテーション」に全て出席しなければならない。
注意2)教員免許状取得には、これ以外に必要な授業科目(単位)があります。【その他必要な科目】
自己評価
不足科目数
A群【
自己分析
【
】 A:このまま努力すれば、教育実習に行くことができそうだ
】科目
B群【
】科目
C群【
】領域
【
】 B:教育実習に行くには、今後、さらなる努力をする必要がある
【
】 C:今のままでは、教育実習に行くことは難しい
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B001/001-023/【13カリ】履修の手引.doc
6.教育職員免許状の授与申請手続きについて
教育職員免許状は、教職課程に定められている所定の単位を修得し、所要資格を満たした者が都道府
県教育委員会(授与権者)に申請し授与されます。申請方法は次のとおりです。
①一括申請
卒業までに教育職員免許状取得に必要な単位を修得し所要資格を得た場合、大学が一括して千葉県
教育委員会に申請するもので、本学学生は原則としてこの方法で申請します。一括申請すると、卒業
式当日に免許状を受け取ることができます。
なお、卒業した翌月4月から教職(非常勤講師を含む)に就く予定の学生は、必ずこの一括申請の
方法をとってください。一括申請の手続き方法についての説明会は、4年次の12月上旬に実施する
予定です。
※諸事情により9月卒業となった場合、一括申請はできません。
一括申請手続き方法等予定表(4年次)
4月上旬
戸籍抄本提出
学生
一括申請説明会
(必要な書類配付)
12月上旬
大学に一括申請書類提出
一括申請手数料納付(県納付手数料を含む)
12月中旬
教育委員会に一括申請書類提出(第1次)
1月上旬
業 判 定
合
大学
卒
否
教育委員会へ申請書類
関係提出(第2次)
2月中旬
卒業式
免許状取得
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B001/001-023/【13カリ】履修の手引.doc
2月上旬
②個人申請
諸事情により一括申請できなかった場合は、教育職員免許状取得に必要な単位をすべて修得したの
ちに、居住する都道府県の教育委員会に個人申請してください。この場合、申請様式が各都道府県教
育委員会によって異なるため、申請手続き(必要書類・提出期限等)については、各都道府県教育委
員会へ各自で問い合わせてください。
7.教育職員免許状に関する費用について
(1)教職課程履修登録手数料
10,000円
(1年次)
4月上旬
(2)介護等体験手数料
12,000円
(4年次)
4月中旬
(3)教育実習手数料
10,000円※ (4年次)
4月中旬
(4)教育職員免許状申請手数料
10,100円
(中一種免のみ又は高一種免のみ) (5,800円)
(4年次)
( 〃 )
12月中旬
〃
上記の費用は、今後変更されることがあります。変更があった場合にはその都度皆さんに連絡します。
※教育実習手数料(10,000円)の他に、各教育実習校が提示する費用として『実習経費(謝金等)』が
必要となる場合があります。この経費の納入方法等の詳細については、教育実習事前指導等において
説明します。
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B001/001-023/【13カリ】履修の手引.doc