エンプロイヤビリティ研究会発足の件

2015 年 7 月 10 日
エンプロイヤビリティ研究会発足の件
全日本大学開放推進機構
西山 勝裕
本会発足の目的
最近、人生 100 年を見据えた生涯学習(文科省 2012)
・生涯現役の就労(厚生労働省 2013)につい
ての報告書が発表されています。本格的な長寿・超高齢社会を迎えた日本社会において、更なる定年延
長は避けられないことも推測されます。生涯現役就労を支える 1 つの要素として、生涯学習を念頭に置
きながら中高年のエンプロイヤビリティ向上が重要になると考えます。
エンプロイヤビリティとは、
「
『労働移動を可能にする能力』に『当該企業の中で発揮され、継続的に
雇用されることを可能にする能力』を加えた、
『雇用されうる能力』
」というこれからの超高齢社会でま
すます重要になる概念です(日経連教育特別委員会・エンプロイヤビリティ検討委員会報告『エンプロ
イヤビリティの確立をめざして──「従業員自立・企業支援型」の人材育成を』7 頁、平成 11 年)
。
こうした問題を抱える経済社会状況に貢献するため、全日本大学開放推進機構(以下、UEJ と略す)
の中に、就労支援の専門コンサルタントが集い、その貴重な経験を基礎としてレポートを発信し、関係
機関への提言を目的としてエンプロイヤビリティの研究会を発足させることにしました。研究会は以下
のように運営したいと思っています。
1. 会の運営方法
(1) 参加者:発起人 3 名の推薦により当初の参加者を決定する。他に希望者が出た場合には会員の
同意を得て参加を認めることとする。
(2) 組織:会を代表する会長 1 名、副会長 1 名、事務局 1 名の 3 名を会の役員として任命する。
必要に応じて、役員を選任することにする。
(3) 会の開催:本会は、原則として毎月第 3 土曜日、9 時 30 分から 12 時 30 分までに開き、UEJ
の事務局にて開催する。
(4) 議題:第 1 期として、原則として本年 12 月までとし、研究会のテーマは「中高年ホワイトカラ
ーのエンプロイヤビリティの中核について」とする。本テーマは事例研究を中心とし、各参加
者の提出する事例を中心に討議を重ね、12 月末までにレポートをまとめることを目標とする。
なお、参考までに若年層、高齢者の就労課題を適宜討議することも議題に含まれるものとする。
(5) 第 2 期への継続:第 1 期の事例研究を基礎として、大学開放事業に於いてエンプロイヤビリテ
ィに関する講座の導入や、エンプロイヤビリティ一般の討議を進めることとし、公的機関等の
資金援助を受ける方策を探ることとしたい。
2.必要経費等
(1)当面会費は徴収しない。ただし、交通費は各人負担とします。
(2)会議資料となる資料のコピー代は UEJ が負担とします。
3.本会発起人および現在の参加者
西山人事コンサルタンツ 代表 西山勝裕(発)
株式会社 日本スクールシステム機構 代表取締役 山内康義(発)
株式会社 リクルートキャリアコンサルティング キャリアカウンセラー 斯波 薫(発)
株式会社 三井業際ヒューマンアセット 再就職支援部長 水野英和
ハローワーク常総 就職支援ナビゲーター 川口哲廣
株式会社 コンコードエグゼクティブグループ 顧問 杉本信一
*(発)は発起人
4.活動状況
① 現在まで、5 月 17 日、6 月 20 日と 2 回の勉強会を開催し、議論を深化させています。
今後は、7 月 18 日、8 月 22 日、9 月 19 日、10 月 17 日、11 月 21 日、12 月 19 日の
各土曜日(9 時 30 分~12 時 30 分)に勉強会を開催予定です。
② 活動内容は、各人の輪番による事例を提出し、これをもとに議論を進めています。
③ 論の集約は、KJ 法により、中高年の基本的なエンプロイヤビリティ項目を抽出し、
纏めていきたいと考えています。
5.参加
参加希望者は、UEJ 事務局宛に、①氏名、②職業、③共同討議したい題目、についてご記入の上、
メールでお申し込みください。
メール:
[email protected]
以上