「夏休みの思い出」から「将来の夢」へ 学校長 細田 正央 ２学期が始まりました。今年は１学期の終業式の日（７月１７日） が台風接近のため臨時休校となり４６日間のとても長い休みとなりま した。子どもたちは長い休みだからこそできるような貴重な体験や活 動ができたのではないでしょうか。 私 の 教 え 子 の 中 に 、「 夏 休 み の 思 い 出 」 が 「 将 来 の 夢 」 に つ な が り 、 そしてそれを実現した女性がいます。彼女は小学校３年生の夏休み、 家族に連れて行ってもらったシャチのショーに感動し、それがきっか けでドルフィントレーナーを目指すようになりました。そして、その 夢につながる高校を選び進学し、海洋生物の研究のためカナダに留学 し、さらに動物病院の助手をするなど「夢」に向かって一生懸命努力 をしました。そのかいあって、横浜のテーマパークでドルフィントレ ーナーになることができました。イルカや小型のクジラを担当し、そ の世話をしたり、お客さんとのふれ合いプログラムを担当したりして いました。何度かその仕事ぶりを見せてもらいまし たが、仕事の合間にいろいろと話を聞くこともでき ました。イルカたちの体調管理に気を遣ったり、ト レーニング方法を考えたりと苦労も多いようです。 しかし、イルカたちとコミュニケーションがうまく と れ 、 ト レ ー ニ ン グ が 成 功 し 、「 お 客 さ ん に 喜 ん で もらえたときは最高に喜びを感じます！」と言って いました。イルカやクジラの話をしているときの彼 女の目は生き生きと輝いていました。しっかりとし た目標を持ち、仕事に取り組んでいる様子がよく分 かりました。教え子が立派に成長し、頑張っている 姿を見ることは教師という仕事をしていて何にもま して嬉しいものです。 江井島小学校の子どもたちにも、ぜひ「夢」をもってもらいたいで すね。この夏休みに将来の「夢」につながる貴重な体験や出来事があ っ た 子 も い る か も し れ ま せ ん 。学 校 で は ２ 学 期 、野 外 活 動 や 自 然 学 校 、 修学旅行などの校外活動や音楽会などたくさんの行事が予定されてい ま す 。 様 々 な 活 動 や 体 験 を 通 し て 、「 夢 」 を も つ と と も に 、 そ れ を め ざ して頑張っていける力を身につけることができるように、しっかりと 指導、支援をしていきます。２学期も１学期同様、本校教育活動にど うぞご支援とご協力をお願いいたします。 仲秋の９月ですが、まだまだ残暑は続くようです。学校でも１学期 に引き続き、熱中症予防、暑さ対策の取り組みを進めてまいります。 ご家庭でも体調管理や持ち物（水筒、汗ふきタオル）などご協力をよ ろしくお願いいたします。 -1-
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