介護する側もされる側も いきいき生きるため

向段さんを今でも在宅介護していま
ればならないほど状態が悪くなった
することで、在宅酸素を使用しなけ
ビリ、ベッドのレンタルなどを利用
と牧さんは話します。
気に過ごしていきたいと思います﹂
きる喜びに感謝して、二人で毎日元
に増加しています。また、国の予想で
014年 月末現在︶となり、約 倍
の2165万人から3271万人
︵2
まざまな原因が積み重なって高齢者
る 側 も さ れ る 側 も 疲 れ て し ま い、さ
ま す。ま た、慣 れ な い 介 護 で、介 護 す
いけば良いのか、不安に思う﹂
と言い
け ば 良 い の か、ど の よ う に 介 護 し て
たちは﹁今後どのように生活してい
帰 っ て き た と き、家 族 な ど 周 り の 人
ます。
る範囲で努力し、毎日を過ごしてい
度の助けを借りながら、自分のでき
なっています。母自身も介護保険制
聞けて、相談もでき、自分のために
看護師さんたちにいろいろなことを
す。私自身もケアマネジャーさんや
母の元気に生きる秘訣でもありま
におしゃれをしたりします。それが
とても楽しみにしていて、そのため
﹁ 母 は 外 出 が で き な い た め、 リ ハ
ビリをしてくださる人が来ることを
切なのではないでしょうか。
無理なくいきいき暮らせることが大
時には息抜きもしながら、お互いが
れ る 人 が 我 慢 し た り す る こ と な く、
一人で悩みを抱え込んだり、介護さ
境はさまざまですが、介護する人が
介護が必要になった人を取り巻く環
活を営む権利を有する﹂
とあります。
す。
◇
◇
日 本 国 憲 法 第 条 に、﹁ す べ て 国
民は、健康で文化的な最低限度の生
は 、2 0 4 2 年 に は 3 8 7 8 万 人 と
虐待にまで至ってしまうこともあ
なっています。
な ど 第 三 者 が 加 わ る こ と で、よ い 影
に は、デ イ サ ー ビ ス や 訪 問 サ ー ビ ス
ま っ て し ま い が ち で す。そ ん な と き
という言葉を欠かしません。そんな
の ス タ ッ フ に 対 し て﹃ あ り が と う ﹄
心が豊かになります。母は私や介護
してくれたら笑いも増え、お互いに
西部地域
包括支援センター
☎806・2582
間、 歳以上の高齢者数は、開始当初
急速に 高 齢 者 数 が 増 加 す る 中 、 介
護が必要 な 人 も ま す ま す 増 え て い ま
響を及ぼすことがあります。
側になったときに⋮と、教わること
介護する側もされる側も、一緒に
家にいる以上はお互いの心が健全で
あることが大切です。朝の﹃おはよ
う﹄から始まって、一日をお互いに
楽しく、母の人格を尊重し、介護で
中部地域
包括支援センター
☎889・7110
介護保険制度が2000年に始まっ
て か ら 年 余 り が た ち ま し た。そ の
ピ ー ク を 迎 え 、2 0 5 5 年 に は 全 人
り ま す。介 護 の 多 く は 在 宅 で 行 わ れ
口に占める
合が パーセントに達する見込みと
す。 昔 に 比 べ て 家 族 形 態 も 変 化 し 、
以前は介護サービス
し て い ま し た。
母を見ていると、自分が介護される
高齢者の 一 人 暮 ら し や 高 齢 の 夫 婦 の
がたくさんあります。
化してい ま す 。
現在は訪問看
を使わずに介護を
◇
◇
寝たき り 状 態 や 身 の 回 り の こ と が
自分で十 分 に で き な く な り 、 介 護 が
護に関わ る 人 を 取 り 巻 く 環 境 は 多 様
みの世帯 が 多 く な っ て い る な ど 、 介
◇
◇
母の向段ヤエさん︵ 歳︶を在宅
で 介 護 し て い る 娘 の 牧 静 子 さ ん は、
る た め、ど う し て も お 互 い に 行 き 詰
歳以上の高齢者の割
介護する側もされる側も
いきいき生きるため
186
ずっと二人でいたら笑うことも少
なくなってくるけれど、人が出入り
25
﹁人権のひろば﹂に対するご意見、ご感想
を政策管理課までお寄せください。
月∼土曜日
午前9時∼
高齢者の介護、
午後5時30分
健康など
(中部地域包括
生活全般の相談
支援センターは
午後5時まで)
東部地域
包括支援センター
☎803・2500
1.5
護や訪問リハ
95
市役所
(介護保険課)
☎870・9628
市役所開庁日
午前9時∼
午後5時30分
介護保険に
関する相談
75
必要になった人が入院先から家に
<介護に関わる相談先>
10
11
65
25
人
権
の
ひ
ろ
ば
11
だいとう 平成 27(2015)年 3 月号