特集 特 集 特 集 長野県庁 指定管理者制度導入施設 における平成26年度の管理運営状況 ― 管理運営状況と評価の事例 ― 担当:長野県総務部 行政改革課 1 指定管理者制度について (1)制度導入の趣旨 多様化する住民ニーズに、より効果的、効率的 に対応するため、公の施設の管理に民間事業者の ノウハウを活用しつつ、住民サービスの向上や、 ・民間事業者のノウハウを活用し効率的な施設運 営を行うことで、管理運営経費の縮減が期待さ れる。 (2)制度導入状況 平成26年度末時点で36の施設に導入 区 分 施設数 施設例 す。 レクリエーション・ スポーツ施設 12 都市公園、県営野 球場等 ◇導入のメリット 産業振興施設 経費の節減等を図ることを目的に導入していま ・利用者のニーズに柔軟な発想で対応することで、 より質の高いサービスの提供が期待される。 ・特色のある事業を自主的に企画し実施すること で、施設の魅力がアップし、利用の促進が図ら れる。 6 月刊 指定管理者制度 16.3月号 文教施設 1 17 医療・社会福祉施設 計 6 36 県営総合射撃場 文化会館、美術館、 青年の家等 西駒郷、信濃学園 等 特集 ◇松本平広域公園 (建設部 都市・まちづくり課) 2 管理運営状況と評価 ・利用者満足度調査などにおける利用者からの要 望に向き合い、利用者の立場から公園管理や各 (1)対象施設 種イベントに適切に対応した。 指定管理者制度を導入している36施設 (2)対象年度 ◇烏川渓谷緑地 (建設部 都市・まちづくり課) 地域住民との交流を積極的に行い、利用者から (3)管理運営状況の評価 平成26年度の管理運営状況は、総合評価でAが 好評を得ている。 4施設、Bが32施設となっており、概ね良好な状 (4)利用者数等の状況 況にあります。 ①指定管理料 ①項目別の評価結果 ◇平成25年度に比べ指定管理料が減少した施設 項 目 A B C D 対象外 施設の目的に 沿った管理運営 3 33 0 0 0 平等な利用の確 保(※) 3 32 0 0 1 利用者サービス 向上の取組み 11 25 0 0 0 自主事業 12 13 0 0 11 職員・管理体制 1 35 0 0 0 収支状況 7 29 0 0 0 総合評価 4 32 0 0 0 A:仕様書等の内容を上回る成果があり、優れ た管理運営が行われている。 B:おおむね仕様書等の内容どおりの成果があ り、適正な管理運営が行われている。 C:仕様書等の内容を下回る項目があり、さら なる工夫・努力が必要である。 D:仕様書等の内容に対し、重大な不適切な事 項が認められ改善を要する。 20施設 ◇平成25年度に比べ指定管理料が増加した施設 6施設 ◇平成25年度に比べ指定管理料が同額等の施設 10施設 ⇒全体では消費税増税などにより、平成25年度に 比べ約2,925万円の増加 (※)指 定管理料:施設の管理に必要な経費に係 る県からの支出金 ②施設の利用者数等 ◇平成25年度に比べ利用者数、稼動率等が増加し た施設 11施設 (理由) イベントの開催、営業努力など ◇平成25年度に比べ利用者数、稼動率等が減少し た施設 23施設 (理由) 施設の改修、天候の影響など ◇利用者数の集計等をしていない施設 2施設 ③利用料金収入 ◇平成25年度に比べ利用料金収入が増加した施設 (※)信濃学園は「在宅障がい児支援」 13施設 〇総合評価でA評価となった施設の主な取組み ◇平成25年度に比べ利用料金収入が減少した施設 ◇山岳総合センター(観光部 山岳高原観光課) 18施設 ・遭難者へアンケートを実施するなど、遭難事故 ◇利用料金制度を導入していない、又は利用無料 防止に向けた調査研究や安全な登山に関する普 及・啓発活動を行った。 ◇南信州広域公園(建設部 都市・まちづくり課) ・テント宿泊利用者向けのテント乾燥・宅配サー ビスなど、柔軟な対応によりサービスの向上に 取り組んだ。 の施設 5施設 ⇒全体では施設改修や天候の影響で、平成25年度 に比べ2.76%の減収 (※)利 用料金収入:指定管理料のほか、指定管理 者の収入となる施設の利用料金 (総務部行政改革課より評価事例の掲載許可を得ております) 月刊 指定管理者制度 16.3月号 7 特 集 ・緑地の資源を活用したイベントの開催を中心に、 平成26年度
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