PDF形式 - 宇陀市

経営比較分析表
奈良県 宇陀市
面積(km2)
247.50
業務名
業種名
事業名
類似団体区分
人口(人)
法非適用
下水道事業
公共下水道
Cc2
32,983
資金不足比率(%)
自己資本構成比率(%)
普及率(%)
有収率(%)
1か月20m 当たり家庭料金(円)
処理区域内人口(人)
-
該当数値なし
58.01
76.00
2,484
18,983
3
人口密度(人/km2)
133.26
2
グラフ凡例
■
2
処理区域面積(km )
6.75
処理区域内人口密度(人/km )
2,812.30
当該団体値(当該値)
-
類似団体平均値(平均値)
【】 平成26年度全国平均
分析欄
1. 経営の健全性・効率性
①収益的収支比率(%)
②累積欠損金比率(%)
1. 経営の健全性・効率性について
③流動比率(%)
④企業債残高対事業規模比率(%)
【776.35】
60.50
60.00
59.50
59.00
58.50
58.00
57.50
57.00
56.50
56.00
55.50
55.00
当該値
1.00
0.90
0.80
0.70
0.60
0.50
0.40
0.30
0.20
0.10
0.00
H22
59.99
H23
59.24
H24
58.17
H25
56.82
H26
57.91
平均値
該当数値なし
H22
H23
H24
H25
H26
1,600.00
1,400.00
1,200.00
1,000.00
800.00
該当数値なし
600.00
400.00
200.00
0.00
当該値
当該値
当該値
H22
919.85
H23
948.73
H24
950.68
H25
928.57
H26
886.43
平均値
平均値
平均値
1,320.98
1,334.01
1,273.52
1,209.95
1,136.50
「単年度の収支」
H22
H23
「累積欠損」
⑤経費回収率(%)
H24
H25
H26
「支払能力」
⑥汚水処理原価(円)
【96.57】
80.00
78.00
76.00
74.00
72.00
70.00
68.00
66.00
64.00
62.00
60.00
1.00
0.90
0.80
0.70
0.60
0.50
0.40
0.30
0.20
0.10
0.00
「債務残高」
⑦施設利用率(%)
⑧水洗化率(%)
【142.28】
【60.35】
250.00
60.00
200.00
50.00
【94.57】
90.00
89.00
88.00
40.00
150.00
87.00
85.00
100.00
20.00
84.00
83.00
10.00
0.00
0.00
2. 老朽化の状況について
86.00
30.00
50.00
82.00
81.00
当該値
H22
78.99
H23
75.27
H24
71.87
H25
69.21
H26
71.21
当該値
H22
167.61
H23
176.04
H24
183.63
H25
190.30
H26
189.78
当該値
H22
-
H23
-
H24
-
H25
-
H26
-
当該値
H22
86.72
H23
87.60
H24
86.59
H25
88.77
H26
88.72
平均値
68.63
67.14
67.85
69.48
71.65
平均値
222.94
224.83
224.94
220.67
217.82
平均値
53.07
53.79
55.41
55.81
54.44
平均値
83.69
83.76
84.12
84.41
84.20
「料金水準の適切性」
①収益的収支比率は、平成26年度で57.91%であ
り、100%を割り込んでいることから単年度収支が
赤字であることを示している。これは、企業債償還
金が経営を圧迫していることが要因である。
④企業債残高対事業規模比率は、料金収入に対する
企業債残高の割合であり、類似団体平均値と比較す
ると良い指標を示しているが、全国平均は下回って
いる。経年比較では改善傾向にあるが、これは企業
債残高が減少していることが要因である。
⑤経費回収率は、料金収入で回収すべき経費をどの
程度賄えているかを示す指標であり、類似団体平均
値とほぼ同数であるが、全国平均とは大きく乖離し
ている。平成26年度現在では71.21%であり、汚水
処理費用の約7割程度しか料金収入で賄えておらず
一般会計からの繰入金等に依存している状況を示し
ている。
⑥汚水処理原価は、有収水量1㎥当たりの汚水処理
費であり、類似団体平均値と比較して良いが全国平
均を下回っている。経年比較では年々若干原価が増
加している。これは、人口減少等による有収水量の
減少が要因である。
⑧水洗化率は、類似団体平均値より良いが全国平均
は下回っている。人口減少が原因と考えられる。
「費用の効率性」
「施設の効率性」
「使用料対象の捕捉」
公共下水道事業は、昭和56年度より面整備を年次計
画で実施してから平成27年度で35年目に入り、また
昭和62年度より一部供用開始し29年目となり、下水
道施設の老朽化が目立つ。
管渠改善率の指標からは、類似団体平均及び全国平
均を大きく上回る結果となっているが、平成26年度
実績は0.77%であり、このままでは、すべての管路
を更新するのに130年かかるペースとなっている。
早期の更新を図る為には、管路更新のペースを引き
上げる必要がある。
2. 老朽化の状況
①有形固定資産減価償却率(%)
②管渠老朽化率(%)
③管渠改善率(%)
【0.17】
1.00
0.90
0.80
0.70
0.60
0.50
0.40
0.30
0.20
0.10
0.00
該当数値なし
H22
H23
H24
H25
0.90
0.80
0.70
0.60
0.50
0.40
該当数値なし
0.30
0.20
0.10
H22
H23
H24
当該値
当該値
H22
0.00
H23
0.00
H24
0.00
H25
0.00
H26
0.77
平均値
平均値
平均値
0.02
0.01
0.10
0.07
0.04
「管渠の経年化の状況」
H25
H26
0.00
当該値
「施設全体の減価償却の状況」
H26
1.00
0.90
0.80
0.70
0.60
0.50
0.40
0.30
0.20
0.10
0.00
「管渠の更新投資・老朽化対策の実施状況」
※ 法適用企業と類似団体区分が同じため、収益的収支比率の類似団体平均等を表示していません。
※ 平成22年度から平成25年度における各指標の類似団体平均値は、当時の事業数を基に算出していますが、企業債残高対事業規模比率及び管渠改善率については、平成26年度の事業数を基に類似団体平均値を算出しています。
全体総括
今後の下水道事業は、少子高齢化に伴う人口の減少等か
ら、さらなる料金収入の低下が見込まれる。また、施設
の老朽化による更新費用が年々増加することから、より
一層効率的な経営が求められるところである。
【今後の取組】
1.下水道に対する住民の理解を深める事により水洗化率
を向上させ、有収水量の増加を図る。
2.事業認可区域の見直しにより、新規投資を抑制し費
用を削減すると同時に企業債残高の圧縮に努める。
3.経費回収率が低く、整備した施設が現状では適切な
料金収入に結びついていない事から、料金収入の適正化
を図ることにより一般会計からの繰入金を圧縮する。
4.平成32年度に会計の法適用化を行い財政状況を明確
にし経営の健全化と長期的な展望の基、持続可能な経営
を目指す。