広報あかし 平成28年 (2016年) 3月1日 1208号 新年度予算案は、市民生活に密着した取り 組みに重点を置いた予算配分となっています。 2~7面では、予算案の基本的な考え方や主 な取り組みの内容について、分野別に詳しく お知らせします。 保育所の待機児童解消に 向けた緊急対策 18億8698万円 福祉・医療 子育ての経済的負担を大幅軽減 達成に向けた 待機児童解消に向けた保育所や認定こども園などの受 け入れ枠拡大に伴う新たな保育士の確保を推進するため、 私立認可保育所などが行う給与の改善に補助を行うこと で保育士の処遇改善を図ります。 予算案を編成 明石市は、平成25年から3年連続で人口 が増加しています。この流れを確かなものに するため、新年度予算案ではまち・ひと・しご と創生総合戦略に掲げる5か年の目標「明石 のトリプルスリー」 の達成に向けた取り組みを 盛り込みました。 30万人 赤ちゃん出生数 3000人/年 300万冊/年 市 長 コラム 選ばれるまちへ、新たな一歩 大きな一歩を踏み出します このたび、市の平成28年度予算案を策定し、 市議会に議案を提出しました。 予算案の編成については、 「明石のトリプルスリー」 を達成するための新たな一 第 2 子以降の保育料を 完全無料化 4億1977万円 中学生までのこども医療費 完全無料化の継続 14億5320万円 子どもを産み・育てやすいまちを実現するため、平 成28年9月から第2子以降の保育料を無料にします。 第2子以降の保育所や幼稚園などの保育料が対象で、 本人または兄弟姉妹の年齢や保護者などの所得に関わ らず無料となるのは関西で初めてです。 関西111市の第2子保育料無料化実施状況 本人または兄弟姉妹の年齢制限 あり なし あり 私立保育所等の保育士 の処遇改善 2250万円 明石の良さの発信 児童福祉課(t 918-5027 f 918-5650) なし 待機児童緊急対策室(t 918-5267 f 918-5163) こども育成室(t 918-5093 f 918-5650) 保護者等の所得制限 中核市移行に向けた取り組み 平成29年4月の待機児童ゼロを目指し、保育所や認定 こども園の新設・増設や、民間が行う施設整備への補助 の拡充などで、 保育所定員 待機児童数 過去最大規模の (人) (人) 施設整備を行 4400 4328 200 い、新たに1000 156 4200 150 人規模の受け入 れ枠を確保しま 4000 100 76 す。これは平成 63 50 3968 28年度に予定さ 50 3800 3757 3857 れている受け入 れ枠増加数とし H24 H25 H26 H27 て は 県 内 最 大 と 保育所定員と待機児童数の推移(各年4月1日現在) なります。 「住みたい」 「住み続けたい」と 思われるまちの実現 「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の推進 市民サービスの更なる向上 本の 貸出冊数 20 代、30 代の子育て世代の人口が増加している明石市は、これまでも中学生ま での医療費無料化などの子育て施策の充実に取り組んできました。今後は、結婚・ 出産を望む人への支援や教育環境のさらなる向上など、取り組みを強化し切れ目の 無い幅広い支援を実施していきます。 待機児童緊急対策室(t 918-5267 f 918-5163) 今年度策定した「明石市まち・ひと・しごと創生総合 戦略」に基づき、「教育・子育て」「福祉・医療」などの 重点分野で市民サービスのさらなる向上を図るととも に、まちの魅力や市の施策など明石の良さを積極的に発 信していくことで、住みたい・住み続けたいまちづくり を進めます。また、今後一層のサービス向上のために中 核市移行に向けた取り組みも進めていきます。 人口 教育・子育て 子育てと仕事の 両立をサポート 予算案の基本的な考え方 「明石のトリプルスリー」 結婚・出産から子育て・教育 まで、切れ目のない支援を 予算案 特 集 教育・子育て 広報あかし 平成28年 (2016年) 3月1日 1208号 実施して いない 平成28年9月から 明石市 淡路市、洲本市、 南あわじ市 3~5歳のみ無料、 南あわじ市は第1子も無料 米原市 ー これから市議会での本格的な審議が始まりますが、 市民に最 も身近にある市役所だからできる取り組みを積極的に進めて まいります。 02 明石市長 夫婦共働きで 年収700万円 の世帯の場合 第2子以降の無料化で 6歳・小1 3歳保育料 3万800円/月 3万800円/月 子育て応援ホットラインの設置 若い世代の結婚の希望がかなうよう、市のサポート窓口 の設置や婚活イベントの開催支援、独身者の仲を取り持つ 「お節介人」の人材の育成など総合的な支援を行います。 生後6か月未満の子どもがいる 家庭を対象に実施している産前産 後ヘルパー派遣制度の利用可能回 数や時間を増やします。また、就 学前まで利用できるサービスを新 設しサポート体制を継続します。 の負担軽減 0歳保育料 結婚総合支援事業 60万円 73万 9200円 年間 児童福祉課(t 918-5027 f 918-5650) 産前産後・育児支援ヘルパー 派遣制度の拡充 167万円 歩となります。 例えば… 男女共同参画課(t 918-5613 f 918-5617) に重点を置いています。 とりわけ、 「第2子以降の保育料の完全無料化」 「保育所 あり、 まち全体で子どもを支える環境づくりを進める大きな一 子どもの保育にかかるお金 市内の保育所の保育料は1人当たり平均で年間約27万円、最大で は75万円になる家庭もあり、家計への負担は小さくありません。市 は、子どもが欲しいと思う人が経済的な理由で断念することなく、そ の希望がかなうよう、子育て世帯の経済的負担を軽減する取り組みを 進めています。 (平成28年2月1日現在) 子育て支援課(t 918-5097 f 918-5650) 級の導入」の3つの取り組みは、関西や県内で初めての内容で TOPIC 明石市 ほか106市 歩として位置付け、世代を超えて住みたい・住み続けたいまちを目指した取り組み の待機児童解消に向けた緊急対策」 「小学1年生への30人学 子育て世帯の負担を軽減し、子どもの健全な育ちを支援 するために実施している中学3年生までのこども医療費完 全無料化を継続して実施していきます。 子育てに関する不安や悩みを感じた際に、24時間いつでも相談 できる子育て応援ホットラインを設置します。 教育・子育て ほかにもいろいろ ◎ひとり親家庭への支援の充実 5077万円 児童福祉課(t 918-5027 f 918-5650) ◎子育て世代包括支援センターの設置 675万円 健康推進課(t 918-5656 f 918-5655) ◎こども養育支援の拡充 463万円 市民相談室(t 918-5002 f 918-5102) 育児のほか日常的な 家事もお手伝いします 393万円 ◎さざなみ園の民営化・児童養護施設の機能を追加 児童福祉課(t 918-5027 f 918-5650) 03
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