農 業協 同組 合法 (昭和 二十二年 十一 月十九日) (法律第百 三 十 二

総則
○ 農 業 協 同 組合 法
( 昭 和二 十 二 年十 一月 十 九 日 )
( 法 律 第 百三 十二 号 )
農業協同組合法をここに公布する。
農 業 協 同 組合 法
目次
第 一章 総 則 ( 第 一 条・ 第二 条 )
第 二 章 農 業 協 同 組合 及 び 農 業 協 同 組 合 連 合 会
第 一 節 通 則 ( 第三 条 ― 第 九 条 )
第 二 節 事 業 ( 第 十 条 ― 第 十 一条 の 五 十 一 )
第三 節 共 済 契 約に 係 る 契 約 条 件 の 変 更 ( 第 十 一 条 の 五 十 二 ― 第 十 一 条 の 六 十 三 )
第 四 節 子 会 社 等 ( 第 十 一条 の 六 十 四 ― 第 十 一 条 の 六 十 九 )
第 五 節 組 合 員及 び 会 員( 第十 二 条 ― 第二 十 七条 )
第六節 管理(第二十八 条―第 五十 四条 の五 )
第七節 設立(第 五十 五条 ―第六 十三条 の二 )
第 八 節 解 散 、合 併 、 新 設 分 割 及 び 清 算 ( 第 六 十 四 条 ― 第 七 十 二 条 の 三 )
第三 章 農 事 組 合 法 人
第 一 節 通則( 第七十 二条 の四 ―第 七十二 条の 九)
第二節 事業(第七十二条の 十―第七十二条の十二)
第三 節 組 合 員 、 管 理 、 設 立 、 解 散 、 合 併 及び 清 算 ( 第 七 十 二 条 の 十 三 ― 第 七 十 三
条)
第四 章 組 織 変 更
第 一 節 株式 会社 への組織変更 (第 七十 三条 の二― 第七十 六条 )
第 二 節 一 般 社 団 法 人 へ の 組織 変 更 ( 第 七 十 七 条 ― 第 八 十 条 )
第 三 節 消 費 生 活 協 同 組合 へ の 組 織 変 更 ( 第 八 十 一 条 ― 第 八 十 六 条 )
第四節 医療 法人への 組織 変更( 第八十 七条 ―第 九十 二条)
第 五章 特 定 信 用 事 業 代 理 業 ( 第 九 十 二 条 の 二 ― 第 九 十 二 条 の 五)
第 六 章 指 定 紛 争 解 決 機 関( 第 九 十 二 条 の 六 ― 第 九 十 二 条 の 九 )
第 七 章 監督( 第 九 十三 条 ― 第 九十 六条)
第 八 章 雑 則( 第 九 十 七 条 ― 第 九 十 八 条 の 五 )
第 九 章 罰 則( 第 九 十 九 条 ― 第 百 三 条 )
第 十 章 没 収 に 関 す る 手 続 等 の 特 例( 第 百 四 条 ― 第 百 六 条 )
附則
第一章
第一条 この法律は、農業者の協同組織の発達を促進することにより、農業生産力の増
進 及 び 農 業 者 の 経 済 的 社 会 的 地 位 の 向 上を 図 り 、 も つて 国 民 経 済 の 発 展 に寄 与 す る
こ と を 目 的 と す る。
第 二 条 こ の 法律 に お い て 「 農 業 者 」 と は 、 農 民 又 は 農 業 を 営 む 法 人( そ の 常 時 使 用 す
る従業 員の 数 が 三 百 人を 超 え 、か つ 、 その 資 本金の 額 又は 出 資の総 額が三 億円を 超
え る 法 人を 除 く 。 ) を い う 。
② この法律において「農民」とは、自ら農業を営み、又は農業に従事する個人をいう
。
この法律において「農業」とは、耕作、養畜又は養蚕の業務(これらに付随する業
務を含む。)をいう。
③
④
通則
農 業 協 同 組 合 及 び 農 業 協同 組 合 連 合 会
自 ら 前 項 に 掲 げ る 業 務を 営 み 、 又 は こ れ に従 事 す る 者 が 行 う薪 炭 生 産 の 業 務 ( こ れ
に付随する業務を含む。)は、この法律の適用については、農業とみなす。
第二 章
第 一節
第 三 条 農業 協同 組合 又 は 農 業 協 同 組合 連合 会 は 、 そ の 名 称 中 に農 業 協 同 組 合 又 は 農 業
協 同 組合 連 合 会 と い う 文 字を 用 い な け れ ば な ら な い 。
農 業 協 同 組 合 又 は 農 業 協 同 組 合 連 合 会 で な い 者 は 、 そ の 名 称 中 に 農 業 協 同 組合 又 は
農業協同組合連合会という文字を用いてはならない。
②
第 四 条 農 業 協同 組合 及び 農業 協同 組 合 連合 会 ( 以下 「 組 合 」 と 総 称 す る。 )は 、 法 人
と する。
組合の住所は 、その主たる事務所の 所在地に あるものと する。
第五条 組合が、その事業の利用分量の割合に応じて行つた剰余金の配当(第七条第三
項 に お いて 「 事 業 利 用 分 量 配 当 」 と い う 。 ) に 相 当す る 金 額 は 、 法 人 税 法 ( 昭和 四
十 年 法 律 第 三 十 四 号 ) の 定 め る とこ ろ に より 、当該 組合 の 同 法 に規 定 す る各 事 業 年
度 の 所 得の 金 額 又 は 各 連結 事 業 年度 の 連結所 得の 金額 の 計 算上 、 損 金の 額 に算 入 す
る。
第六 条
第七 条 組合 は、 その 行う 事業 によつて その 組合 員及 び会 員のた め に最 大の 奉 仕 を す る
こ とを 目 的 と す る 。
② 組合は、その事業を行うに当たつては、農業所得の増大に最大限の配慮をしなけれ
ば なら な い。
③ 組合 は 、 農 畜 産 物 の 販 売 そ の 他 の 事 業 に お い て 、 事 業 の 的 確 な 遂 行 に よ り 高 い 収 益
性を実現し、事業から生じた収益をもつて、経営の健全性を確保しつつ事業の成長発
展 を 図 る た め の 投 資 又 は 事 業 利 用 分 量 配 当 に 充て る よ う 努 め な け れ ば な ら な い 。
第 八 条 組 合 は 、 私 的 独 占の 禁 止 及 び 公 正 取 引 の 確 保 に 関 す る 法 律 ( 昭 和二 十 二 年 法 律
第 五 十 四 号 。 以 下 「 私 的 独 占 禁 止 法 」 と い う 。 ) の 適 用 に つ いて は 、こ れ を 私 的 独
占 禁 止 法 第 二 十 二 条 第 一 号 及 び 第 三 号 に 掲 げ る 要 件 を 備 え る 組合 と み な す 。
事業
第九条 組合は、政令で定めるところにより、登記をしなければならない。
② 前項の規定により登記を必要とする事項は、登記の後でなければ、これをもつて第
三者に対抗することができない。
第二節
第十条 組合は、次の事業の全部又は一部を行うことができる。
一 組合 員( 農業 協同 組合 連合 会 に あ つて は 、 その農業 協同 組合連合 会 を 直 接又 は
間 接に 構 成 する者。 次項及 び 第四 項並び に 第十 一条 の 五十 第三 項及 び 第九項を除
き 、 以 下こ の 節 に お いて 同 じ 。 ) の た め に す る 農 業 の 経 営 及 び 技 術 の 向 上 に 関 す
る指導
組合 員の 事業 又 は 生活 に 必要 な 資 金 の貸 付け
二
- 1 -
三 組合員の貯金又は定期積金の受入れ
四 組 合 員 の 事 業 又 は 生 活 に 必 要 な 物 資の 供 給
五 組合員の事業 又は生活 に必要な共同利用 施設(医療又は老人の福祉に関するも
の を 除 く。 ) の 設置
六 農 作業 の 共 同 化 その 他 農 業 労 働 の 効 率 の 増 進 に 関 す る 施 設
七 農 業 の 目 的 に 供 され る 土 地 の 造 成 、 改良 若 しく は 管理 、 農 業の 目 的 に供 す るた
め の 土 地 の 売 渡 し 、貸 付 け 若 し く は 交 換 又 は 農 業 水 利 施 設 の 設 置 若 し く は 管 理
八 組合 員 の 生 産 す る 物 資 の 運 搬 、 加 工 、 保 管 又 は 販 売
九 農 村工 業 に 関 す る 施 設
十 共済に 関 する施設
十 一 医 療 に 関 す る施 設
十 二 老 人 の 福 祉 に 関 す る施 設
十 三 農 村 の 生活 及 び 文 化 の 改 善 に 関 す る施 設
十 四 組 合 員 の 経 済 的 地 位 の 改 善 の た め に す る 団 体 協 約の 締結
十 五 前各号 の事業に附帯 する事業
② 組合 員又 は会 員に 出資を さ せ る 組合 ( 以 下「 出資 組合」 と いう 。 ) は 、 前 項 に規 定
す る 事 業 のほ か 、 組合 員( 農業 協同 組合 連合 会に あ つて は 、 その農業 協同 組合 連合
会 を 直 接 又 は 間 接 に 構 成 す る者 )の 委託 を 受 けて 行う 農 業 の経 営 の 事業 を 併 せ行 う
ことができる。
③ 第 一 項 第 二 号 及 び 第 三 号 の 事 業 を 併 せ 行 う 農 業 協 同 組合 は 、 組 合 員 の 委 託 に よ り 、
次 の 各 号 に 掲 げ る 不 動 産 を 貸 付 け の 方 法 に よ り 運 用 す るこ と 又 は 売 り 渡 す こ と を 目
的とする信託の引受けを行うことができる。
一 信 託 の 引受 け を 行 う 際 そ の 委託 を す る 者 の所 有 に 係 る 農地 又 は 採 草 放 牧 地( 農
地 法( 昭和 二 十 七 年 法律 第二 百 二 十 九号 ) 第 二 条 第 一 項 に 規 定 す る 農 地 又 は 採 草
放 牧 地 を い う。 第 十 一 条 の 五 十 第 一 項 第 一 号 及 び 第 三 号 に お い て 同 じ 。 )
二 前 号 に 規 定 す る 土 地 に 併 せ て 当 該 信 託 を す る こ とを 相 当 と す る 農 林 水産 省 令で
定 め る その 他 の 不 動 産で 信 託 の 引受 けを 行 う 際 その 委 託 を す る 者 の 所 有 に係 るも
の
④ 組合 員又 は会 員に 出資を さ せ な い 組 合( 以下 「 非 出 資 組合 」 と いう 。 ) は 、第 一項
の規定にかかわらず、同項第三号又は第十号の事業を行うことができない。
⑤ 出 資 組合 は 、 第 一 項 に 規 定 す る 事 業 の ほ か 、 次 の 事 業 の 全 部 又 は 一 部 を 併 せ 行 う こ
とができ る。
一 組合 員の 委託を受 けて 行うその 所有に係る転用相当農地等(農地その他の土地
で 農 業 以 外 の 目 的 に 供 さ れ るこ と が 相 当 と 認 め ら れ る も の を い う 。 以 下 同 じ 。 )
の 売 渡 し 若 し く は 貸 付 け ( 住 宅 そ の 他 の 施 設 を 建 設 して す る 当 該 土 地 又 は 当 該 施
設 の 売 渡 し 又 は 貸 付 け を 含 む 。 )又 は 区 画 形 質 の 変 更 の 事 業
二 組 合 員 か ら の そ の 所 有 に 係 る 転 用 相 当 農 地 等 の 借 入れ 及 び その 借 入 れ に 係 る 土
地 の 貸 付 け ( 当 該 土 地 の 区 画 形 質 を 変 更 し 、 又 は 住 宅 そ の 他 の 施 設 を 建 設 して す
る 当 該 土 地 の 貸 付 け 又 は 当該 施 設 の 売 渡 し 若 し く は 貸 付 けを 含 む 。 ) の 事 業
三 組合 員 か ら の そ の 所 有 に 係 る転 用 相 当農 地 等 の買 入れ 及び そ の 買 入れ に 係 る 土
地の売渡 し又は貸付け( 当該土地の区画形質を変 更し、又 は住宅その他の施 設を
建 設 して す る 当該 土地又 は 当該 施 設 の 売 渡 し 又 は 貸 付 けを 含む 。 ) の 事 業
⑥ 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 組 合 は 、 組合 員 の た め に 、 次 の 事 業 の 全 部 又 は 一 部 を 行
うことができる。
一 手形の 割 引
二 為替取引
三 債務の 保証又は手形の 引受 け
三 の 二 有 価 証 券 ( 第 六 号 に 規 定 す る 証 書 を も つて 表 示さ れ る 金銭 債 権 に 該 当す る
も の 及 び 短 期 社 債 等 を 除 く 。 第 六 号 の 二 及 び 第 七 号 に お いて 同 じ 。 ) の 売 買 ( 有
価 証券 関 連 デリ バテ ィ ブ 取 引 に 該 当す る も のを 除 く。 )又 は 有 価 証 券 関 連デ リ バ
テ ィ ブ 取 引( 書 面 取 次 ぎ 行 為 に 限 る。 )
四 有 価証 券 の貸 付 け
五 国 債 、 地 方 債 若 し く は 政 府 保 証 債 ( 以下こ の号 に おいて 「 国 債 等 」 とい う 。 )
の 引 受 け ( 売 出 し の 目 的 を も つて す る も の を 除 く 。 ) 又 は 当 該 引 受 け に 係 る 国 債
等 の 募集 の 取扱 い
六 金 銭 債 権 ( 譲 渡 性 貯 金 証 書 そ の 他 の 主 務 省 令 で 定 め る 証 書 を も つて 表 示 さ れ る
ものを含む。)の取得又は譲渡
六 の 二 特 定 目 的 会 社 が 発 行 す る特 定 社 債( 特 定 短期 社 債 を 除 き 、 資産 流 動 化 計 画
に お い て 当 該 特 定 社 債 の 発 行 に よ り 得 ら れ る 金 銭 を も つて 指 名 金 銭 債 権 又 は 指 名
金 銭 債 権を 信 託 す る 信託 の 受益権の みを 取 得 す るもの に限 る。 )その 他こ れ に準
ず る 有 価 証 券 と して 主 務 省 令で 定 め る も の ( 以 下 こ の 号 に お い て 「 特 定 社 債 等 」
と い う 。 ) の 引 受 け ( 売 出 し の 目 的 を も つて す る も の を 除 く 。 ) 又 は 当 該 引 受 け
に 係 る 特 定 社 債 等 の 募集 の 取扱 い
六 の 三 短 期 社 債 等 の 取 得 又 は 譲渡
七 有 価 証 券 の 私 募 の 取扱 い
八 農 林 中 央 金庫 そ の 他 主 務 大 臣 の 定 め る 者 ( 外 国 の 法令 に 準 拠 して 外 国 に おいて
銀 行 法 ( 昭 和 五十六 年法律 第 五十 九 号 )第二 条 第二 項 に規 定す る銀行業 を営む 者
( 同 法 第 四 条 第 五 項 に 規 定 す る 銀 行 等 を 除 く 。 次 号 及 び 第 十 一 条 の 十 二 に お いて
「 外 国 銀行」 という。 )を 除く。 )の業務( 同号に掲 げる事業 に該当す るものを
除 く 。 ) の 代 理 又 は 媒 介 ( 主 務 大 臣 の 定 め る も の に 限 る。 )
八 の 二 外 国 銀 行 の 業 務 の 代 理 又 は 媒 介(外 国 に おいて 行 う外 国 銀 行 の 業務 の 代 理
又は媒介であつて、主務省令で定めるものに限る。)
九 国 、 地 方 公 共 団 体 、会 社 等 の 金 銭 の 収 納 そ の 他 金 銭 に 係 る 事 務 の 取 扱 い
十 有 価 証 券 、 貴 金 属 そ の 他 の 物品 の 保 護 預 り
十 の二 振 替 業
十 一 両替
十 二 店 頭デ リ バ テ ィ ブ 取 引( 有 価 証 券 関 連 店頭デ リ バテ ィ ブ 取引 に 該 当 す るも の
を 除 く 。 ) で あ つて 主 務 省 令で 定 め る も の の うち 、 第 六 号 に 掲 げ る 事 業 に 該 当 す
るも の以外 の も の
十 二 の 二 デ リ バ テ ィ ブ 取 引( 有 価 証 券 関連 デ リ バテ ィ ブ取 引 に該 当 す るも の を 除
く。)の媒介、取次ぎ又は代理であつて、主務省令で定めるもの
十 三 金 利 、 通貨 の 価 格 、 商 品 の 価 格 、算 定 割 当量 ( 地 球 温 暖 化対 策 の 推 進 に 関 す
る 法 律 ( 平 成 十 年 法 律 第 百 十 七 号 ) 第 二 条 第 六 項 に 規 定 す る 算 定 割 当 量 そ の 他こ
れ に 類 似 す る も の を い う 。 次 項 第 七 号 に お いて 同 じ 。 ) の 価 格 そ の 他 の 指 標 の 数
値 と し て あ ら か じ め 当 事 者 間で 約 定 され た 数 値 と 将 来 の 一 定 の 時 期 に お け る 現 実
の 当該 指 標 の 数 値の 差 に 基づ い て 算 出さ れ る 金 銭 の 授 受 を 約 す る 取 引 又 はこ れ に
類 似 す る 取 引 で あ つ て 主 務 省 令で 定 め る も の ( 次 号 に お いて 「 金 融 等 デ リ バ テ ィ
ブ 取 引 」 と い う 。 )の う ち 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 組合 の 経 営 の 健 全 性を 損 な
う お そ れ が な い と 認 め ら れ る 取 引 と して 主 務 省 令で 定 め る も の ( 第 六 号 及 び 第 十
二号 に 掲 げ る 事 業 に 該 当す るも のを 除 く 。 )
十 四 金 融 等 デ リ バテ ィブ 取 引 の 媒 介 、 取 次 ぎ 又 は 代 理( 第 十 二号 の 二 に掲 げ る 事
業 に 該 当す るも の 及 び 主 務 省 令 で 定 め る も の を 除 く 。 )
十 五 有 価 証 券 関 連 店 頭デ リ バ テ ィ ブ 取 引( 当該 有 価 証券 関 連 店頭デ リ バテ ィ ブ 取
引 に 係 る 有 価 証 券 が 第 六 号 に 規 定 す る 証 書 を も つて 表 示 さ れ る 金 銭 債 権 に 該 当 す
- 2 -
る も の 及 び 短 期 社 債 等 以 外 の も ので あ る 場 合 に は 、 差 金 の 授 受 に よ つて 決 済 さ れ
る も の に 限 る 。 次号 に お いて 同 じ 。 )で あ つて 、 第 三 号 の 二 に 掲 げ る 事 業 に 該 当
す るも の 以 外 の も の
十 六 有 価 証 券 関 連 店 頭 デ リ バ テ ィ ブ 取 引の 媒 介 、 取 次 ぎ 又 は 代 理
十 七 前各号 の事業に附帯 する事業
⑦ 第一項第二号及び第三号の事業を併せ行う組合は、これらの事業の遂行を妨げない
限度において、次の事業を行うことができる。
一 金 融 商 品 取 引 法( 昭 和 二 十 三 年 法 律 第 二 十 五 号 ) 第 二 十 八 条 第 六 項 に 規 定 す る
投 資助 言 業 務 に 係 る 事業
二 金 融 商 品 取 引 法 第 三 十 三 条 第 二 項 各 号 に 掲 げ る有 価 証 券 又 は 取 引 に つ いて 、同
項 各 号 に 定 め る 行為 を 行 う 事 業 ( 前 項 の 規 定 に よ り 行 う 事業 を 除 く 。 )
三 金融機 関の信託業 務の兼営 等に 関する法律( 昭和十八年法律第四十三号 )によ
り 行 う同 法 第 一 条 第 一 項 に 規 定 す る 信 託 業 務 に 係 る 事 業
四 信 託 法 ( 平 成 十 八 年 法 律 第 百 八 号 ) 第 三 条 第 三 号 に 掲 げ る 方 法 に よ つて す る 信
託 に係 る 事 務 に 関 す る 事業
五 地 方 債 又 は 社 債 そ の 他 の 債 券 の 募集 又 は 管 理 の 受 託
六 担 保 付 社 債信 託 法( 明治 三 十 八 年 法律 第 五十 二号 ) に より 行 う 担保 付社 債に 関
す る信 託 事 業
七 算 定 割 当 量 を 取 得 し 、 若 し く は 譲 渡 す るこ とを 内 容 と す る 契 約 の 締 結 又 は そ の
媒 介 、 取 次 ぎ 若 し く は 代 理 を 行 う 事 業 ( 前 項 の 規 定 に よ り 行 う 事 業 を 除 く 。 )で
あつて、主務省令で定めるもの
⑧ 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 は 、 組合 員 の た め に 、 保 険 会 社 ( 保 険 業 法( 平 成 七
年 法律 第百 五 号 ) 第二 条第二 項に規 定する保険会社を いう。以下同 じ。 )その他主
務 大 臣 が 指 定 す る こ れ に 準 ず る 者 の 業 務 の 代 理 又 は 事 務 の 代 行 ( 農 林 水 産 省 令で 定
め るも の に限 る。 )の 事業 を 行 うこ とがで き る。
⑨ 第 六 項第 三号 の二 、第 六号の 三及び 第十 五号 並び に第十 二 項の 「短 期社 債等 」とは
、 次 に 掲 げ る も の を い う。
一 社 債 、 株式等 の振 替に関す る 法律( 平成十三 年法律 第七十 五号 )第 六十 六条 第
一号に規 定する短期社債
二 削除
三 投 資信 託 及 び 投 資 法 人 に 関 す る 法律 ( 昭 和二 十 六 年法律 第 百九 十 八号 ) 第百 三
十 九条 の 十 二 第 一 項に規 定 す る 短 期 投 資 法 人 債
四 信 用金 庫 法 ( 昭 和 二 十 六 年 法 律 第 二 百 三 十 八 号 ) 第 五 十 四条 の 四 第 一 項 に規 定
す る短 期債
五 保 険 業 法 第 六 十 一条 の 十 第 一 項 に規 定 す る 短 期社 債
六 資 産 の 流 動 化 に 関 す る 法 律 ( 平 成 十 年 法 律 第百 五号 ) 第 二 条 第 八 項 に規 定 す る
特 定 短 期社 債
七 農 林 中央 金庫 法(平成 十三 年法律第九十三号 )第六十二条の二第一項に規定す
る 短期 農 林 債
八 そ の 権 利 の 帰 属 が 社 債 、 株 式 等 の 振 替 に 関す る 法律の 規 定 によ り 振 替口 座簿 の
記 載 又 は記 録 により 定まるものとされ る外国 法人の発 行する債券(新株 予約権付
社 債券 の 性 質 を 有 す る も のを 除 く 。 ) に 表 示 さ れ る べ き 権 利 の うち 、 次 に 掲 げ る
要 件 の すべ て に該 当す る も の
イ 各 権 利 の 金 額 が 一 億 円 を 下 回ら な い こ と 。
ロ 元 本の 償 還 に つ いて 、 権 利 の 総 額 の 払 込 み の あ つた 日 か ら 一 年 未 満 の 日 と す
る確 定 期 限 の 定 め が あ り 、 か つ 、 分割 払 の 定 め が な いこ と 。
利 息 の 支 払 期限を 、 ロの元 本の償 還 期限と同 じ 日とす る旨の 定 めがあるこ と
ハ
。
⑩ 第六項第三号 の二 及び 第十 二号の 二の「 有価 証券 関連デリ バティブ 取引」、同 項 第
三 号 の 二 の 「 書 面 取 次 ぎ 行 為 」 、 同 項 第 十 二 号 の 「 店 頭 デ リ バテ ィ ブ 取 引」 、 同 項
第 十 二 号 、 第 十 五 号 及 び 第 十六 号 の 「 有 価 証 券 関 連 店 頭デ リ バテ ィ ブ取 引 」 又は 同
項 第 十 二 号 の 二 の 「 デ リ バテ ィ ブ 取 引 」 と は 、 それ ぞれ 金融 商 品 取 引 法 第二 十 八 条
第八項第六 号 に規 定する有価証 券 関 連デリ バティ ブ取引、同法第三十三 条第二項に
規 定 す る 書 面 取 次 ぎ 行 為 、 同 法 第 二 条 第 二 十 二 項に 規 定 す る 店 頭デ リ バ ティ ブ 取 引
、同 法第二 十八条 第八 項第四号 に 掲げる行為又 は同法第二条第二十 項に規定するデ
リ バ テ ィ ブ 取 引を い う 。
⑪ 第 六 項 第 五号 の 「 政 府 保 証 債 」 と は 、 政 府 が 元 本 の 償 還 及 び 利 息 の 支 払 に つ い て 保
証 して い る社 債 そ の 他 の 債 券 を い う 。
⑫ 第六項第六号の事業には同号に規定する証書をもつて表示される金銭債権のうち有
価 証 券 に 該 当 す る も の に つ い て 、 同 項 第 六 号 の 三 の 事 業 に は 短 期 社 債 等 に つ いて 、
金 融商 品 取 引 法 第 二 条 第 八 項 第 一 号 か ら 第六 号 まで 及 び 第 八号 か ら 第 十 号 まで に 掲
げる行為を行う事業を含むものとする。
⑬ 第 六 項 第 六号 の 二 の 「 特 定 目 的 会 社 」 、「 資産 流 動 化 計 画 」 、 「 特 定 社 債」 又 は 「
特 定 短 期 社 債」 と は 、 それ ぞれ 資 産 の 流 動 化 に関 す る 法 律 第二 条 第 三 項 、 第 四 項 、
第 七 項 又 は 第 八 項 に 規 定 す る 特 定 目 的会 社 、 資産 流 動 化計 画 、 特定 社 債 又は 特 定 短
期 社 債 を い う。
⑭ 第 六 項 第 七 号 の 「 有 価 証 券 の 私 募 の 取 扱 い 」 と は 、 有 価 証 券 の 私 募( 金 融 商 品 取 引
法 第 二 条 第 三 項 に 規 定 す る 有 価 証 券 の 私 募 を い う 。 ) の 取 扱 いを い う 。
⑮ 第 六 項 第 十 号 の 二 の 「 振 替 業 」 と は 、 社 債 、 株 式 等 の 振 替 に 関 す る 法律 第 二 条 第 四
項 に 規 定 す る口 座 管 理 機 関 と し て 行 う 振 替 業 を い う。
⑯ 組合は、第七項第四号から第六号までの事業に関しては、信託業法(平成十六年法
律 第 百 五 十 四 号 ) 、 担 保 付 社 債 信 託 法 そ の 他 の 政 令で 定 め る 法 令 の 適 用 に つ い て は
、 政 令で 定 め る と こ ろ に よ り 、 会 社 又 は 銀 行 と み なす 。 こ の場 合 に おいて は 、信 託
業 法 第 十 四 条 第 二 項た だ し 書 の 規 定 は 、 適 用 し な い 。
⑰ 組合 は、 定款 の定 めるところ に より 、組合 員 以外の 者 にその施 設( 第六 項第三 号及
び 第 四 号 並 び に 第 七 項 第 五 号 及 び 第 六号 の 規 定 に よ る 施 設 並 び に第 一 項 第三 号 の 事
業 を 行 う 農 業 協同 組合 連 合 会 が 第 二 十 三 項各号 に 掲げ る 事 業を 行 う 場合 に おけ る 同
項 各 号 の 規 定 に よ る 施 設 に あ つ て は 、 主 務 省 令で 定 め る も の に 限 る 。 )を 利 用 さ せ
る こ と がで き る 。 た だ し 、 第 六 項 第 二 号 から 第 十 七号 まで 、第 七 項及 び 第八 項 の 規
定 に よ る施 設 並 び に 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う農 業 協同 組合 連合 会 が第 二 十 三 項 各
号 に 掲 げ る 事 業 を 行 う 場 合 に お け る 同 項 各号 の 規 定 に よ る施 設 に係 る 場 合を 除 き 、
一事業 年度 に おけ る 組合 員以外 の 者 の 事業 の 利用 分量の 額(第 一 項第二 号 及 び 第 六
項 第 一 号 の 事 業 を 併 せ 行 う 場 合 に は 、こ れら の 事業 の 利用 分 量 の額 の 合 計額 。 以 下
こ の 条 に お いて 同 じ 。 ) は 、 当 該 事 業 年 度 にお け る組合 員 の事業 の 利用 分 量 の額 の
五 分 の 一 ( 政 令 で 定 め る 事 業 に つ い て は 、 政 令で 定 め る 割 合 ) を 超 え て は な ら な い
。
⑱ 第 一 項 第 二 号 及 び 第 三 号 の 事 業 を 併 せ 行 う 組 合 で あ つ て 、 組合 員 に 対 す る 資 金 の 貸
付 け そ の 他 資 金 の 運 用 状 況 、 そ の地 区 内 にお け る 農業 事 情 その 他 の 経済 事情 等 か ら
みて 、 資 金 の 安 定 的 か つ 効 率 的 な 運 用 を 確 保 す る た め 、前 項 た だ し 書 に 規 定 す る 限
度 を 超 えて 組 合 員 以 外 の 者 に 第 一 項 第 二 号及 び 第 六 項 第 一号の 規定 に よ る施 設 を 利
用 さ せ るこ と が 必 要 か つ 適 当で あ る も の と して 行 政 庁 の指 定す る も の は 、 前 項た だ
し 書 の 規 定 に か か わ ら ず 、 一 事 業 年 度 に おけ る 当 該施 設 に 係 る 組合 員 以 外 の 者 の 事
業 の 利 用 分 量 の 額 が 、 当 該 事 業 年 度 に お け る 当該 組合 の 貯 金及 び 定 期 積 金 の 合 計 額
に 百 分 の 二 十 以 内 に お いて 政 令で 定 め る 割合 を 乗 じ て 得た 額 を 超 え な い 範 囲 内 に お
- 3 -
いて、組合員以外の者に当該施設を利用させることができる。
⑲ 行 政 庁 は 、 農 業 協 同 組合 に つ い て 前 項 の 指 定 を 行 お う と す る と き は 、 主 務 大 臣 の 意
見 を 聴 か な け れ ば な ら な い。
⑳ 組合 は 、 第 十 七 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、 組 合 員 の た め に す る 事 業 の 遂 行 を 妨 げ な い
限 度 に お い て 、 定 款 の 定 め る と こ ろ に よ り 、 次の 各 号 に 掲 げる 資 金 の貸 付 け を す る
こ と がで き る 。
一 地 方 公 共 団 体 又は 地 方 公 共 団 体 が 主 た る構 成 員若 し く は出 資者 とな つて いるか
若 し く は そ の 基 本 財 産 の 額 の 過 半 を 拠 出 して い る 営 利 を 目 的 と し な い 法 人 に 対 す
る 資 金 の貸 付け
二 農 村 地 域 に お け る 産 業 基 盤 又 は 生 活 環 境 の 整 備 の た め に 必 要 な 資 金 で 政 令で 定
め るも の の 貸 付 け ( 前 号 に 掲 げ るも の を 除 く 。 )
三 銀行その 他の 金融機 関に対 する 資金の貸 付け
㉑ 組 合 は 、 第 十 七 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、 組 合 員 の た め に す る 事 業 の 遂 行を 妨 げ な い
限 度 に お い て 、 定 款 の 定 め る と こ ろ に よ り 、 組合 員 の 生産 す る 物 資 の 販 売 の 促 進 を
図 る た め 組 合 員 の 生 産 す る 物 資 と 併 せ て 販 売 を 行 うこ と が 適 当 で あ る と 認 め ら れ る
物 資を 生産 す る 他 の 組合 の 組合 員 そ の 他 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 基 準 に 適 合 す る 者
に第一項第八号の規定による施設を利用させることができる。
㉒ 第 一 項 第 二 号 、 第 三 号 、 第 十 号 若 し く は 第 十 二 号 、 第二 項 、 第 三 項 又 は 第 五 項 の 事
業 の 利 用 に 関 す る 第 十 七 項 た だ し 書 及 び 第 十 八 項 の 規 定の 適 用 につ いて は 、 第 一 項
第 二 号 の 事 業 に あ つて は 組合 員 と 同 一の 世帯 に 属 する者 又 は地 方 公 共団 体以 外 の 営
利 を 目 的 と し な い 法 人 に 対 し 貯 金 又 は 定 期 積 金を 担 保 と して 貸 し 付 け る 場 合 に お け
る こ れ ら の 者 、 同 項 第 三 号 の 事 業 に あ つて は 組 合 員と 同 一 の 世 帯 に 属 す る者 及 び 営
利 を 目 的 と し な い 法 人 、 同 項 第 十 号 又 は 第 十 二号 の 事 業 に あ つて は 組合 員 と 同 一 の
世 帯 に 属 す る 者 、 第 二 項 、 第 三 項 又 は 第 五項 の 事 業 に あ つて は 組合 員 と 同 一 の 世 帯
に 属 す る者 及 び 当 該 委託 を 受 け 、 当 該 信 託 の 引受 けを 行 い 、又 は 当 該借 入れ を す る
際 に 組 合 員 又 は 組合 員 と 同 一 の 世 帯 に 属 する 者で あ つ た者 ( 同 項第 二 号 の 事 業 に あ
つ て は 、 当 該 借 入 れ に 係 る 土 地 で そ の 借 入れ の 際 に 組 合 員 又 は 組 合 員 と 同 一 の 世 帯
に 属 す る 者 の 所 有 に 係 る も の の 所 有 権を 取 得 した 者 を 含む 。 ) は 、こ れ を 組 合 員 と
み なす 。
㉓ 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 農 業 協 同 組合 連 合 会 は 、 同 項 、 第 二 項 及 び 第 五 項 の 規 定
に か かわ らず 、第一項 第二号の事業 及び同項第四号の事業のうち 次に掲げるもの並
び にこ れ ら の 事 業 又 は 同 項 第三 号 の 事 業 に 附 帯す る 事 業並 び に第 六 項及 び 第 七 項 の
事 業 の ほ か 他 の 事 業 を 行 う こ と が で き な い。
一 機 械 類 そ の 他 の 物件 を 使 用 さ せ る 契 約で あつて 次に 掲 げる 要 件 の 全て を 満た す
も の に 基づ き 、 当 該 物 件 を 使 用 さ せ る 事 業
イ 契 約の 対 象 と す る 物件 ( 以 下こ の 号 に お いて 「 リ ー ス 物件 」 と い う 。 )を 使
用 さ せ る 期 間 ( 以 下 こ の 号 に お い て 「 使 用 期 間 」 と い う 。 ) の 中 途 に お いて 契
約 の 解 除 を す る こ と がで き な い も の で あ るこ と 又 は こ れ に 準 ず る も の と し て 主
務省令で定めるものであること。
ロ 使 用 期 間 に お い て 、リ ース 物件 の 取 得 価 額 か ら 当 該リ ース 物件 の 使 用 期 間 の
満 了の 時 に おいて 譲 渡 す ると し た 場 合 に 見 込 まれ る そ の 譲 渡 対 価の 額 に 相 当す
る 金 額 を 控 除 し た 額 及 び 固 定 資産 税 に 相 当す る 額 、保 険 料 その 他 当 該リ ース 物
件 を 使 用 さ せ る た め に 必 要 と な る 付 随 費 用 と して 主 務 省 令 で 定 め る 費 用 の 合 計
額を対価として受領することを内容とするものであること。
ハ 使 用 期 間 が 満 了 した 後 、リ ー ス 物件 の 所 有 権 又 は リ ース 物 件 の 使 用 及 び 収 益
を目的とする権利が相手方に移転する旨の定めがないこと。
前 号 に 掲 げ る 事業 の 代 理又 は 媒 介
二
㉔ 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 農 業 協 同 組合 連 合 会 は 、 同 項 、 第 二 項 及 び 第 五 項 の 規 定
に か かわ らず 、同号 の 事業 に附 帯す る事業及び 第 八項の 事業のほか他の 事業 を 行 う
ことができない。
第 十 条 の 二 組合 は 、 前 条 の 事 業 を 行 う に 当 た つ て は 、 組合 員 に 対 し そ の 利 用 を 強 制 し
て はな ら ない 。
第 十 条 の 三 第 十 条 第 一 項 第 三 号 又 は 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 の 出 資 の 総 額 は 、 農 林 水
産 省 令 で 定 め る 区 分 に 応 じ 、 農 林 水 産 省 令 で 定 め る 額 以 上 で な け れ ば なら な い 。
② 前項の農林水産省令で定める額は、農業協同組合の出資の総額にあつては一億円(
組 合 員( 第 十 二 条 第 一 項 第 二 号 から 第 四 号まで の 規定 に よ る組合 員を除 く。 ) の 数
、 地 理 的 条 件 そ の 他 の 事 項 が 政 令で 定 め る 要 件 に 該 当 す る 農 業 協同 組合 の 出 資の 総
額 に あ つ て は 千 万 円 ) 、 農 業 協 同 組 合 連 合 会 の 出 資 の 総 額 に あ つて は 十 億 円 を 、 そ
れぞれ下回つてはならない。
第十一条 組合が、第十条第一項第三号の事業を行おうとするときは、信用事業規程を
定 め 、 行 政 庁 の 承 認 を 受 け な けれ ば な ら な い 。
② 前 項 の 信 用 事 業 規 程 に は 、 信 用 事業 ( 第 十 条 第 一 項 第 二 号 及 び 第三 号 の 事業 並 び に
同 項第 四 号 の 事業 の うち 同 条 第二 十 三 項各号 に掲 げ るもの (こ れら の 事業に附帯 す
る 事 業 を 含 む 。 ) 並 び に 同 条 第 六 項 及 び 第七 項 の 事業 を い う。 以 下 同 じ 。 ) の 種 類
及び事業の実施方法に関して主務省令で定める事項を記載しなければならない。
③ 信用事業規程の変更(軽微な事項その他の主務省令で定める事項に係るものを除く
。 ) 又 は 廃 止 は 、 行 政 庁 の 承 認 を 受 け な けれ ば 、 そ の 効 力 を 生 じ な い 。
組合 は 、 前 項 の 主 務 省 令で 定 め る 事 項に係 る 信 用 事 業 規 程 の 変 更 を し た と き は 、 遅
滞 な く 、 そ の 旨 を 行 政 庁 に 届 け 出 な けれ ば な ら な い 。
④
第 十 一 条 の 二 主 務 大 臣 は 、 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 組合 の 信 用 事 業 の 健 全 な
運 営 に 資 す る た め 、 当 該 組 合 が そ の 経営 の 健 全性を 判 断 す るた めの 基 準 と して 次に
掲げる基準その他の基準を定めることができる。
一 当 該 組 合 の 保 有 す る 資 産 等 に 照 ら し 当 該 組合 の 自 己 資 本 の 充 実 の 状況 が 適 当で
あ るか ど う か の 基 準
二 当 該 組 合 及 び そ の 子 会 社 そ の 他 の 当 該 組合 と 主 務 省 令で 定め る 特殊 の 関 係 の あ
る 会 社 の 保 有 す る 資 産 等 に 照ら し 当 該 組合 及 び 当該 特 殊 の 関 係 の あ る 会 社 の 自 己
資本の充実の状況が適当であるかどうかの基準
三 当該組合の剰余金の処分の方法が適当であるかどうかの基準
② 前 項 第 二 号 の 「 子 会 社 」 と は 、 組合 が そ の 総 株 主 等 の 議 決 権 ( 総 株 主 又 は 総 出 資 者
の 議 決 権 ( 株 式 会 社 に あ つ て は 、 株 主 総会 に おいて 決 議を す るこ と がで き る 事 項 の
全 部 に つき 議 決 権 を 行 使 す るこ と がで き ない 株 式 につ いて の議 決 権 を除 き 、会社 法
( 平 成 十 七 年 法律 第 八 十 六 号 ) 第 八 百 七 十 九 条第 三 項 の規 定 に より 議 決 権を 有す る
も の と み な され る株式 に つ いて の議 決 権を 含む 。 以下こ の 条及び 第四節 において 同
じ 。 ) を い う 。 以 下 同 じ 。 ) の 百 分 の 五 十 を 超 え る 議 決 権 を 有 す る 会 社 を い う。こ
の 場 合 に お い て 、 当 該 組 合 及 び そ の 一 若 しく は 二 以 上 の 子 会 社 又 は 当 該 組合 の 一 若
し く は 二 以 上 の 子 会 社 が そ の 総 株 主 等 の 議 決 権の 百 分の 五 十を 超 え る議 決 権 を 有 す
る 他 の 会 社 は 、 当 該 組 合 の 子 会 社 と み な す。
③ 前 項の 場 合 に お い て 、 組 合 又 は そ の 子 会 社 が 有 す る 議 決 権 に は 、 金 銭 又 は 有 価 証 券
の 信 託 に係 る 信 託 財 産 と し て 所 有 す る 株 式 又 は 持 分 に 係 る 議 決 権( 委 託 者 又 は 受 益
者 が 行 使 し 、 又 は そ の 行 使 に つ い て 当 該 組合 若 し く は そ の 子 会 社 に 指 図 を 行 うこ と
- 4 -
が で き る も の に 限 る 。 ) そ の 他 農 林 水 産 省令で 定 める 議 決 権を 含 ま ない も のと し 、
信託財 産で あ る株 式又は持 分に係る議決権で 、当該組合又 はその子会社が委託者 若
し く は 受 益 者 と して 行 使 し 、 又 は そ の 行 使に つ いて 指 図を 行うこ とがで き る も の (
農 林 水 産 省 令で 定 め る 議 決 権を 除 く 。 )及 び 社 債 、 株 式等 の 振 替 に 関す る 法 律 第 百
四 十 七 条 第 一 項 又 は 第 百 四 十 八 条 第 一 項 の規 定 に より 発 行者 に 対抗 す るこ と がで き
な い 株 式 に 係 る 議 決 権を 含 む も の と す る 。
第 十 一 条 の 三 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 組合 は 、 自 己 の 名 義 を も つ て 、 他 人 に
資 金 の 貸 付 け 、 貯 金 若 し く は 定 期 積 金 の 受 入れ 、 手 形 の 割 引 又 は 為 替 取 引の 事 業 を
行 わ せ て は なら な い 。
第十一条の四 第十条第一項第三号の事業を行う組合は、信用事業に関して、次に掲げ
る 行 為 ( 次 条 に 規 定 す る 特 定 貯 金 等 契 約 の 締 結の 事 業 に関 して は、 第四 号 に 掲げ る
行為を除く。)をしてはならない。
一 利用者に対して虚偽のことを告げる行為
二 利 用 者 に 対 して 、 不確 実 な 事 項 に つき 断 定 的 判断 を 提 供 し 、又 は 確 実で あ る と
誤認 さ せ る お それ の あ るこ とを 告 げ る 行 為
三 利 用 者 に 対 して 、 当 該 組 合 又 は 当 該 組合 の 特 定 関 係者 ( 当 該 組 合 の 子会 社 ( 第
十 一条の二 第二項に規定す る子会社をいう。 以下同じ。)、当該組合を 所属組合
( 第 九 十 二 条の 二 第 三 項 に 規 定 す る 所 属 組合を い う。 第 十 一 条 の 十 第 一 項 に お い
て 同 じ。)と する特 定信用 事業代理業者(第 九十二条の二第三 項に規定 する特定
信 用 事 業 代 理 業 者 を い う 。 第 十 一 条 の 十 第 一 項 に お いて 同 じ 。 ) そ の 他 の 当 該 組
合 と 主 務 省 令で 定め る特殊 の関係の ある者を いう。第 十一条の 九において同じ。
) そ の 他 当 該 組 合 と 主 務 省 令で 定 め る 密 接 な 関 係 を 有 す る 者 の 営 む 業 務 に 係 る 取
引 を 行 うこ と を 条 件 と し て 、 信 用 を 供 与 し 、 又 は 信 用 の 供 与 を 約 す る 行 為 ( 利 用
者の保護に欠けるおそれがないものとして主務省令で定めるものを除く。)
前 三 号 に 掲 げ る も の の ほ か 、 利 用 者 の 保 護 に 欠 け る お そ れ が あ る も の と して 主
務 省 令で 定 め る 行 為
四
第 十 一 条 の 五 金 融 商 品 取 引 法 第 三 章 第 一節 第 五 款 ( 第 三 十 四 条 の 二 第 六 項 か ら 第 八 項
まで 並 び に第三十 四条の三 第 五 項及び 第 六項を除 く。 )、同 章 第二 節 第一款(第三
十 五条 か ら 第 三 十 六 条 の 四 まで 、 第 三 十 七条 第 一 項第二 号 、第三 十七 条 の二 、 第 三
十七条 の三 第 一項 第二号及 び 第 六号並び に第三項、第三十七条の 五、第三十七条の
七 、 第 三 十 八 条 第 一号 、 第 二 号 及 び 第 七 号 、 第 三 十八 条 の二 、 第三 十 九 条第三 項た
だし書及び 第 五項並び に第四十 条の二から第四十 条の七までを除く。)及び同法第
四 十 五 条 ( 第 三 号 及 び 第 四 号 を 除 く 。 )の 規 定 は 、 第 十条 第 一 項第三 号 の 事 業 を 行
う 組合 が 行 う 特 定 貯 金 等 契 約( 特 定 貯 金 等 ( 金 利 、通貨 の 価格 、同 法第二 条 第十 四
項 に 規 定 す る 金 融 商 品 市 場 に お け る 相場 そ の 他の 指 標 に係 る変 動に よ り その 元 本 に
つ いて 損 失 が 生ず る お それ が あ る 貯 金 又 は定 期 積 金と して 主務 省 令で 定 め る もの を
い う 。 次条 第 一 項 に お いて 同 じ 。 )の 受 入れ を 内 容 と す る 契 約を い う 。 第 九 十二 条
の 五 に お い て 同 じ 。 ) の 締 結 に つ い て 準 用 す る 。 こ の 場 合 に お い て 、こ れ ら の 規 定
中「 金 融 商 品 取 引 契 約」 と あ る の は 「 特 定 貯 金等 契 約」と 、 「 金融 商品 取 引 業」 と
あ る の は 「 特 定 貯 金等 契 約の 締結 の 事 業 」と 、こ れ ら の 規 定( 同 法 第 三 十九 条 第 三
項 本 文 の 規 定 を 除 く 。 ) 中 「 内 閣 府 令 」 と あ る の は 「 主 務 省 令 」 と 、こ れ ら の 規 定
( 同 法 第 三 十 四 条 の 規 定を 除 く 。 ) 中 「 金 融 商 品 取 引 行 為 」 と あ る の は 「 特 定 貯 金
等 契 約 の 締 結 」 と 、 同 法 第 三 十 四 条 中 「 顧 客 を 相 手 方 と し 、又 は 顧 客 の た め に 金 融
商 品 取 引 行 為 ( 第 二 条 第 八 項 各 号 に 掲 げ る 行 為を い う 。 以 下 同 じ。 ) を 行 うこ とを
内 容 と す る 契 約 」 と あ る の は 「 農 業 協 同 組合 法 第 十 一 条 の 五に 規 定 す る 特 定貯 金 等
契 約」 と 、同 法 第 三 十 七 条 の 三 第 一 項 中「 交 付し な ければ なら ない」 とある のは 「
交 付 す る ほ か 、 貯 金 者 及 び 定 期 積 金 の 積 金者 ( 以 下こ の 項 に お い て 「 貯 金者 等 」 と
い う 。 )の 保 護 に 資 す る た め、 主 務 省 令で 定 める とこ ろ に よ り 、 当 該特 定 貯 金等 契
約 の 内 容 そ の 他 貯 金 者 等 に 参 考 と な る べ き 情 報 の 提 供 を 行わ な けれ ば な ら な い 」 と
、 同 法 第 三 十 九 条 第 一 項 第 一 号 中 「 有 価 証 券 の売買 その 他 の取 引( 買戻 価格 があら
か じ め 定 め ら れ て い る 買 戻 条 件 付 売 買 そ の 他 の 政 令で 定 め る 取 引を 除 く 。 ) 又 は デ
リ バ テ ィ ブ 取 引 ( 以下 こ の 条 に お いて 「 有 価証 券 売買 取 引 等」 と い う。 ) 」 と あ る
の は 「 特 定 貯 金 等 契 約の 締 結 」 と 、 「 有価 証 券又 は デ リ バ テ ィ ブ取 引( 以下こ の 条
に お いて 「 有 価 証 券 等 」 と い う 。 )」 と ある の は 「特 定 貯 金等 契 約」と 、 「 顧客 (
信 託 会 社 等 ( 信 託 会 社 又 は 金 融 機 関 の 信 託 業 務の 兼 営 等 に 関 す る法律 第 一条 第 一 項
の 認 可 を 受 け た 金 融 機 関 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) が 、信 託 契 約 に 基 づ いて 信 託 を す る
者 の 計 算 に お いて 、 有 価 証 券 の 売 買 又 は デ リ バテ ィ ブ 取引を 行 う場 合 に あ つて は 、
当 該信 託 を す る者 を 含 む 。 以 下こ の 条 に おいて 同 じ。 )」 とあ るの は 「 利用 者 」 と
、「補足 す るた め 」 と あるの は 「補足 す るた め、 当該特定貯金等 契約によら ないで
」 と、 同 項 第 二 号 中 「 有価 証 券 売 買 取 引 等」 と あ るの は「 特 定 貯 金 等 契 約の 締 結 」
と、「有価証券等」とあるのは「特定貯金等 契約」と 、「追加 するため」とあるの
は 「 追 加 す る た め 、 当 該 特 定 貯 金 等 契 約 によ ら な いで 」 と 、同 項第 三 号 中「 有 価 証
券 売買取引等」とあるのは「特 定貯金等 契約の締結」 と、「有価証券等」とあるの
は 「 特 定 貯 金 等 契 約」 と 、 「 追 加 す るた め 、」と あ る のは 「 追 加す るた め、 当該 特
定 貯 金等 契 約 に よら な いで 」 と 、同 条 第 二 項 中「 有価 証 券 売買 取 引 等」 とあ る の は
「 特 定 貯 金 等 契 約 の 締 結 」 と 、 同 条 第 三 項 中 「 原 因 と な る も の と し て 内 閣 府 令で 定
め る も の 」 と あ る の は 「 原 因 と な る も の 」 と 、 同 法第 四 十 五条 第二 号 中「 第 三 十 七
条 の 二 か ら 第 三 十 七 条 の 六 まで 、 第 四 十 条 の 二 第 四 項 及 び 第 四 十 三 条 の 四 」 と あ る
の は 「 第 三 十 七 条 の 三 ( 第 一 項 の 書 面 の 交 付 に 係 る 部 分に 限 り 、同 項 第 二号 及 び 第
六 号 並 び に 第三 項 を 除 く 。 ) 、 第 三 十 七 条 の 四及 び 第 三 十 七条 の 六 」 と 読 み 替え る
ものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
第十一条の六 第十条第一項第三号の事業を行う組合は、貯金又は定期積金の受入れ(
特 定 貯 金 等 の 受 入れ を 除 く 。 ) に 関 し 、 貯 金 者 及 び 定 期 積 金の 積 金 者 ( 以 下こ の 項
に お い て 「 貯 金 者 等 」 と い う 。 ) の 保 護 に 資 す る た め 、 主 務 省 令で 定 め る と こ ろ に
よ り 、 貯 金 又 は 定 期 積 金 に 係 る 契 約 の 内 容その 他 貯 金者 等 に参 考 とな る べき 情 報 の
提供を行わなければならない。
② 前条及び前項並びに他の法律に定めるもののほか、同項の組合は、主務省令で定め
るところ に より、 その信用事業 に係る重要な事項の利用者への説明、その信用事業
に 関 し て 取 得 し た 利 用 者 に 関 す る 情 報 の 適 正 な 取扱 い 、 そ の 信 用 事 業 を 第三 者 に 委
託する場合 におけ る当該信用事業の的確な遂行その他の健全かつ適切な運営を確保
す る た め の 措 置 を 講 じ な けれ ば な ら な い 。
第 十 一 条 の 七 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 組合 は 、 次 の 各 号 に 掲 げ る 場 合 の 区 分
に 応じ 、 当 該 各号 に定 める 措置 を 講じ な けれ ば な ら な い。
一 指 定信 用 事 業 等 紛 争 解 決 機 関 ( 第 九 十 二 条の 八 第 一項 に 規 定す る指 定 信 用 事 業
等 紛 争 解 決 機 関を い う。 以 下こ の 条 に お いて 同 じ 。 ) が 存 在 す る 場 合 一 の 指 定
信 用 事 業 等 紛 争 解 決 機 関 と の 間で 信 用 事 業 等 ( 第 九 十 二 条 の 六 第 五 項 第 二 号 に 規
定 す る 信 用 事 業 等 を い う 。 次号 に お いて 同 じ 。 ) に 係 る 手 続実 施 基 本 契 約( 同 条
第 一 項 第 八 号 に規 定 す る 手 続実施 基 本 契 約を い う。 第 三 項並び に 第 十 一 条 の 三 十
第一項第一号及び第三項において同じ。)を締結する措置
- 5 -
二 指 定信 用 事 業 等 紛 争 解 決 機 関 が 存 在 し な い場 合 信用 事業 等に 関する 苦情処 理
措 置 及 び 紛 争 解 決 措置
② 前項において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
一 苦 情 処 理 措 置 利 用 者 か ら の 苦 情 の 処 理 の 業 務 に 従 事す る 使用 人 そ の 他 の 従 業
者 に対 する助言若しくは指導を消費 生活に関 する消費 者と事業者との間 に生じた
苦 情 に 係 る 相 談 そ の 他 の 消 費 生 活 に 関 す る 事 項 に つ いて 専 門 的 な 知 識 経 験を 有 す
る 者 と して 主 務 省 令 で 定 め る 者 に 行 わ せ るこ と 又 はこ れ に 準 ず る も の と して 主 務
省令で定める措置
二 紛 争 解 決 措置 利 用 者 と の 紛 争 の 解 決を 認 証 紛 争 解 決 手続( 裁 判外 紛 争 解決 手
続の利 用 の 促進 に関する 法律( 平成十六 年法律第 百五十一号 )第二 条第三号 に規
定 す る 認 証 紛 争 解 決 手 続を い う。 第 十 一 条 の 三 十 第 二 項 第 二 号 に お いて 同 じ 。 )
により図ること又はこれに準ずるものとして主務省令で定める措置
③ 第 一 項 の 組合 は 、 同 項 の 規 定 に よ り 手 続 実 施 基 本 契 約 を 締 結 す る 措 置 を 講 じ た 場 合
に は 、 当 該 手 続実 施 基 本 契 約 の 相 手 方で あ る 指 定 信 用 事業 等紛 争 解 決機 関 の 商号 又
は 名 称 を 公 表 し な けれ ば な ら な い 。
④ 第 一 項の 規 定 は 、 次の 各 号 に 掲 げ る 場 合 の 区 分 に 応 じ 、 当 該 各 号 に 定 め る 期 間 に お
い て は 、 適 用 し な い。
一 第 一 項 第 一 号 に 掲 げ る 場 合 に 該 当 して い た 場 合 に お いて 、同 項 第二 号 に 掲げ る
場 合 に 該 当 す る こ と と な つた と き 第 九 十 二 条 の 八 第 一 項 に お いて 準 用 す る 銀 行
法第 五十二条の八十三第一項の規定による紛争解決等業務(第九十二条の六第五
項 第一号 に 規定 する紛争 解決等 業務を い う。 次号 並び に第 十一条の 三十第四 項第
一 号 及 び 第 二 号 に お いて 同 じ 。 ) の 廃 止 の 認 可 又 は 第 九 十 二 条 の 八 第 一 項 に お い
て 準用 す る同 法第 五十二 条の 八十 四第一 項の規定 による指 定の取消 しの時に 、第
一 項 第 二 号 に 定 め る 措 置 を 講 ず る た め に 必 要 な 期 間 と して 主 務 大 臣 が 定 め る 期 間
二 第 一 項 第 一 号 に 掲 げ る 場 合 に 該 当 して いた 場 合 に お いて 、同 号 の 一 の 指 定信 用
事 業等 紛 争 解決 機 関の紛 争解決 等業務の 廃 止が第 九十二条 の 八第 一 項において 準
用 す る 銀 行 法 第 五十 二 条 の 八 十 三 第 一 項の 規 定 に より 認 可され た とき 、 又 は同 号
の 一の指 定信用 事業等紛 争解決機関の第九十二条の六第一項の規定 による指 定が
第 九 十 二 条 の 八 第 一 項 に お いて 準 用 す る同 法 第 五 十 二 条 の 八 十 四 第 一 項 の 規 定 に
よ り取 り 消 され た とき ( 前号 に 掲げる場 合を除 く 。 ) そ の 認 可又 は取消 し の 時
に 、 第 一 項 第 一号 に 定 める 措置を 講 ず るた め に 必要 な 期 間と して 主務 大 臣が定 め
る期 間
三 第 一 項 第 二 号 に 掲 げ る 場 合 に 該 当 し て い た 場 合 に お いて 、 同 項 第 一 号 に 掲 げ る
場 合 に 該 当 す るこ と と な つ た とき 第 九 十 二 条 の 六 第 一 項 の 規 定 に よ る 指 定 信 用
事 業等 紛 争 解決 機 関の指 定の 時 に、同号 に定める 措置を 講 ず るた め に必要 な 期間
として主務大臣が定める期間
第 十 一 条 の 八 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 組合 の 同 一 人 ( 当 該 同 一 人 と 政 令 で 定
め る 特 殊 の 関 係 の あ る 者 を 含む 。 以 下こ の 条 に お いて 同 じ 。 ) に対 す る 信用 の供 与
等 ( 信 用 の 供 与 又 は 出 資 ( 信 用 の供 与 又 は 出 資 に 相 当 す る もの を 含む 。 )と して 政
令で 定 め る も の を い う。 以 下こ の 条 に お いて 同じ 。 ) の額 は 、 政令で 定 め る 区 分ご
と に 、 当 該 組 合 の 自 己 資 本 の 額 に 政 令で 定め る 率 を乗 じて 得た 額( 以 下こ の 条 に お
いて 「 信 用 供 与 等 限 度 額 」 と い う 。 )を 超 えて は な ら ない 。た だ し 、信 用 の 供与 等
を 受け て い る 者 が 合 併 を し 、 共 同 新 設 分 割( 法 人 が他 の 法 人 と 共同 して する 新 設 分
割 を い う 。 ) 若 し く は 吸 収 分 割 を し 、 又 は 営 業を 譲り 受 け たこ と に より 当 該 組合 の
同 一 人 に 対 す る信 用 の 供 与 等 の 額 が 信 用 供与 等限 度 額 を 超 え るこ と と な る場 合 そ の
他 政 令 で 定 め る や む を 得 な い 理 由 が あ る 場 合 に お いて 、 行 政庁 の 承 認 を 受 け た と き
は 、 こ の 限 り で な い。
② 前 項 の 組 合 が 子 会 社 で 主 務 省 令 で 定 め る 会 社 以 外 の も の そ の 他 の 当 該 組合 と 主 務 省
令で 定 める 特殊 の 関係 の あ る者 ( 以 下こ の 条 にお いて 「子会 社等 」 とい う。 )を 有
す る場合には 、当該組合及び 当該子会社等又 は当該子会社等の同一人に対する信用
の 供 与 等 の 額 は 、 政 令で 定 め る 区 分ご と に 、合算 して 、 当 該 組合 及 び 当 該 子 会社 等
の 自 己 資 本の 純合 計 額 に 政 令で 定 め る 率 を乗 じて 得た 額( 以 下こ の 条 に おいて 「 合
算 信 用 供 与 等 限 度 額」 と い う。 )を 超 えて はなら ない。こ の場 合 に おいて は 、前 項
た だ し書 の 規 定を 準 用 す る。
③ 前二項の規定は、次に掲げる信用の供与等については、適用しない。
一 国 及び地方公 共団体に対する信用の供与、政府が元本の返済及び利息の 支払に
つ い て 保 証 し て い る 信 用 の 供 与 そ の 他こ れ ら に 準 ず る も の と し て 政 令で 定 め る 信
用の 供与等
二 信 用 の 供 与 等 を 行 う 組合 又 は そ の 子 会社 等 と 実質 的 に同 一 と認 め ら れ る者 に 対
す る信 用 の 供 与 等 そ の 他 の 政 令 で 定 め る 信 用 の 供 与 等
④ 第二項の場合において、組合及びその子会社等又はその子会社等の同一人に対する
信 用 の 供 与 等 の 合 計 額 が合 算 信 用 供 与 等 限 度 額を 超え るこ とと な つたとき は 、その
超 え る 部 分 の 信 用 の 供 与 等 の 額 は 、 当 該 組合 の 信 用 の 供 与 等 の 額 と み な す 。
⑤ いかなる名義をもつてするかを問わず、又はいかなる方法をもつてするかを問わず
、 第 一 項の 組 合 又 は そ の 子 会 社 等 が 同 項 本 文 又 は 第 二 項前 段 の 規 定 の 適 用を 免れ る
目 的で 信 用 の 供 与 等 を 行 つ た 場 合 で あ つて 、 名 義 人以 外 の 者 が 実 質 的に 当該 信 用 の
供与等を受けるとき は 、当該信用の供与等は、当該組合又はその子会社等の実質 的
に 当 該 信 用 の 供 与 等 を 受 け る者 に 対 す る信用 の 供 与等 と して 、こ れ ら の 規定を 適 用
す る。
⑥ 前 各 項 に 定 め る も の の ほ か 、信 用 の 供 与 等 の 額 、 第 一 項 に 規 定 す る 自 己 資 本 の 額 、
信 用 供 与 等 限 度 額 、 第 二 項 に 規 定 す る 自 己 資 本の 純合 計 額 及び 合 算 信 用 供 与 等 限 度
額の計 算 方 法 その 他第 一項及び 第二 項の規定の適用 に 関し必要 な事 項は 、主 務 省 令
で 定 め る。
第 十 一条 の 九 第 十 条 第 一 項 第三 号 又 は 第 十 号 の 事業 を 行 う 組 合 は 、 そ の 特 定 関係 者 又
は そ の 特 定 関 係 者 に 係 る 利 用 者 と の 間 で 、 次 に 掲 げ る 取 引 又 は 行 為 を して は な ら な
い 。 た だ し 、 当 該 取 引 又 は 行 為 を す るこ とに つき 農林 水産 省令で 定め るやむ を 得 な
い理由がある場合において、行政庁の承認を受けたときは、この限りでない。
一 当 該 特 定 関 係 者 と の 間で 行 う 取 引で 、そ の 条 件 が 当 該 組 合 の 取 引 の 通常 の 条 件
に照らして当該組合に不利益を与えるものとして農林水産省令で定める取引
二 当 該 特 定 関 係 者 と の 間 又 は 当該 特 定 関係 者 に係 る 利用 者 と の 間で 行 う取 引 又 は
行 為 の うち 前 号 に 掲 げ るも の に準ず る 取 引又 は 行為で 、 当該 組 合 の 事業 の 健 全か
つ 適 切 な 遂 行 に 支 障 を 及 ぼ す お それ の あ る も の と して 農 林 水 産 省 令 で 定 め る 取 引
又 は行 為
第 十 一 条 の 十 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 組 合 は 、 当 該 組合 、 当 該 組合 を 所 属 組
合 と す る 特 定信 用 事 業 代 理 業 者 又 は 当該 組合 の子 金 融機関等 が 行う 取引 に 伴 い、こ
れ ら の者 が行 う事業又 は業務(同 項 第二号又は第三号の事業、第九十二条の二第二
項 に 規 定 す る 特 定 信 用 事 業 代 理 業 そ の 他 の 主 務 省 令で 定め る事 業 又 は業 務 に 限る。
) に係 る 利 用 者 又 は 顧 客の 利 益 が 不 当 に 害され るこ と の な い よ う、 主 務 省令で 定 め
る とこ ろ に より 、 当 該 事 業 又 は 業 務 に 関 す る情報を適 正 に 管理 し 、か つ 、 当 該事業
又 は業 務 の 実 施 状 況を 適 切 に監 視 す るた めの体制 の整 備その 他 必要 な 措置を 講じ な
け れ ば なら な い 。
- 6 -
② 前項の「子金融機関等」とは、組合が総株主等の議決権の過半数を保有している者
そ の 他 の 当 該 組 合 と 密 接 な 関 係 を 有 す る 者 と して 政 令 で 定 め る 者 の う ち 、 銀 行 、 金
融商品取引業者(金融商品取引法第二条第九項に規定する金融商品取引業者を いう
。以下同じ。)、保険会社その他政令で定める金融業を行う者をいう。
第 十 一 条 の 十 一 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 農 業 協 同 組合 は 、 信 用 事 業 に 係 る 会
計 を 他 の 事 業 に 係 る 会 計 と 区 分 し て 経 理 し な けれ ば な ら な い 。
第 十 一 条 の 十 二 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 組 合 は 、同 条 第 六 項 第 八 号 の 二 の 事
業 を 行 お う と す る と き は 、 当 該 事 業 の 委 託 を 受 け る 旨 の 契 約の 相 手 方で あ る 外 国 銀
行ご と に 、 主 務 省 令で 定 め る とこ ろ に よ り 、 あら か じ め、 行 政庁の 認 可を 受 けな け
れ ば な ら な い。
第 十 一 条 の 十 三 第 十 条 第 一 項 第 八 号 の 保 管 の 事 業 を 行 う 組合 は 、 主 務 大 臣 の 許 可を 受
けて、組合員の寄託物について倉荷証券を発行することができる。
② 前 項 の 許 可を 受 け た 組 合 は 、 寄 託 者 の 請 求 に よ り 、 寄 託 物 の 倉 荷 証 券 を 交 付 し な け
れ ば な ら な い。
③ 第一項の許可を受けた組合が発行する同項の倉荷証券については、商法(明治三十
二 年 法 律 第 四 十 八 号 ) 第 六 百 二 十 七 条 第 二 項及 び 第 六 百 二 十 八 条 の 規 定 を 準 用 す る 。
④ 第一項の許可を受けた組合については、倉庫業法(昭和三十一年法律第百二十一号
) 第 八 条 第 一 項及 び 第 二 項 、 第 十 二 条 、 第 二 十 二 条 並 び に 第 二 十 七 条 の 規 定 を 準 用 す
る 。 こ の 場 合 に お い て 、 同 法 第 八 条 第 一 項 中 「 そ の 実 施 前 に 、 国 土 交 通 大 臣」 と あ り
、 及 び 同 条 第 二 項 中 「 国 土 交 通 大 臣」 と あ る の は 「 主 務 大 臣 」 と 、同 法 第 十 二 条 第 一
項中「第六 条第 一項第四号 の基準」と あるのは「主 務 省令で 定め る基準」 と、同条第
二 項 中 「 国 土 交 通 大 臣」 と あ る の は 「 主 務 大 臣 」 と 、 「 第 六 条 第 一 項 第 四 号 の 基 準 」
とあるのは「主務省令で定める基準」と、同法第二十二条及び第二十七条第一項中「
国 土 交 通 大 臣 」 と あ る の は 「 主 務 大 臣」 と 読 み 替 え る も の と す る ほ か 、 必 要 な 技 術 的
読 替 え は 、 政 令 で 定 め る。
第 十 一 条 の 十 四 前 条 第 一 項 の 許 可 を 受 け た 組合 の 作 成 す る 同 項 の 倉 荷 証 券 に は 、 当 該
組 合 の 名 称 を 冠 す る 倉 荷 証 券 と い う 文 字 を 記 載 し な けれ ば な ら な い 。
第 十 一 条 の 十 五 第 十 一 条 の 十 三 第 一 項 の 許 可を 受 け た 組 合 が 同 項 の 倉 荷 証 券 を 発 行 し
た 寄 託 物の 保 管 期 間 は 、寄 託 の 日 か ら 六 月 以 内 と す る 。
② 前 項の 寄 託 物 の 保 管 期 間 は 、 六 月 を 限 度 と して 更 新 す る こ と が で き る。 た だ し 、更
新 の 際 の 証 券 の 所 持 人 が 組 合 員で な い と き は 、 組合 員 の 利 用 に 支障 が な い場 合 に 限
る。
第 十 一 条 の 十 六 第 十 一 条 の 十 三 第 一 項 の 許 可を 受 け た 組合 が 同 項 の 倉 荷 証 券 を 発 行 し
た場合については、商法第六百十六条第一項、第六百十七条から第六百十九条まで及
び第六百二十四条から第六百二十六条までの規定を準用する。
第 十 一 条 の 十 七 組合 が 、 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 お う と す る と き は 、 共 済 規 程
を 定 め 、 行 政 庁 の 承 認 を 受 け な けれ ば な ら な い 。
② 前 項 の共 済規 程 には、 共済 事業 ( 第 十条第 一項第 十号 の事 業(こ の 事 業 に附 帯す る
事 業 を 含む 。 ) 及 び 同 条 第 八 項 の 事 業 を い う 。 以 下同 じ 。 )の 種 類 その 他 事 業 の 実
施 方 法 、 共 済 契 約 、 共 済 掛 金及 び 責 任 準 備金 の額 の 算 出方 法 に 関して 農 林水 産 省 令
で定める事項を記載しなければならない。
③ 共済規程の変更(軽微な事項その他の農林水産省令で定める事項に係るものを除く
。 ) 又 は 廃 止 は 、 行 政 庁 の 承 認 を 受 け な けれ ば 、 そ の 効 力 を 生 じ な い 。
組合は、前項の農林水産省令で定める事項に係る共済規程の変更をしたときは、遅
滞 な く 、 そ の 旨 を 行 政 庁 に 届 け 出 な けれ ば な ら な い 。
④
第十 一条 の十 八 主 務 大 臣 は 、 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組 合 の 共 済 事 業 の 健 全
な 運 営 に 資 す るた め、 次 に 掲 げ る 額 を 用 いて 、 当該組合 が その 経 営 の健 全 性を 判 断
す る た め の 基 準 と して 共 済 金 、 返 戻 金 その 他 の 給 付 金 ( 第 九 十 二条 の 六 第 五 項 第 三
号 を 除 き 、 以 下 「 共 済 金 等 」 と い う。 ) の支 払 能 力の 充 実 の状 況 が 適 当で あ るか ど
うかの基準その他の基準を定めることができる。
一 出 資 の 総 額 、 利 益 準 備 金 の 額 そ の 他 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る も の の 額 の 合 計 額
二 共 済 契 約 に 係 る 共 済 事 故 の 発 生 そ の 他 の 理 由 に よ り 発 生 し 得 る 危 険 で あ つて 通
常 の 予 測を 超 え る も の に 対 応 す る 額 と して 農 林 水 産 省 令で 定 め る とこ ろ に よ り 計
算 した 額
第 十 一 条 の 十 九 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組 合 に 対 し 共 済 契 約 の 申 込 み を した
者 又 は 当 該 組 合 と 共 済 契 約 を 締 結 し た 共 済 契 約者 ( 以 下こ の 条 に お いて 「申 込 者 等
」 と いう。 )は 、 次に 掲げる場 合を除き 、書 面により その共済 契約の申 込みの撤 回
又 は 解 除 ( 以 下こ の 条 に お いて 「 申 込 み の 撤 回等 」 と い う 。 ) を 行 うこ と がで き る
。
一 申 込者 等 が 、 農 林 水 産 省 令で 定 め る とこ ろ に よ り 、共 済 契 約の 申 込 み の 撤 回 等
に 関 す る事 項を 記 載 した 書 面を 交 付 され た 場 合 に お い て 、その 交 付を さ れ た 日 と
申 込 みを し た 日 と の い ず れ か 遅 い 日 か ら 起 算 し て 八 日 を 経 過 し た と き 。
二 当 該 共 済 契 約 の 共 済 期 間 が 一 年以 下 で あ る と き 。
三 当該共 済 契約 が 、 法令によ り 申 込者等 が加入を義務 付けられて いるもので ある
とき。
四 申 込者 等 が 組合又 は共済 代 理店( 組合の 委託を受けて 、当該 組合のた めに共済
契 約の 締 結 の 代 理 又 は 媒 介を 行 う者で 、 当該 組合 の 役 員又 は 使用 人で な い も のを
い う 。 以 下 同 じ 。 ) の 事 務 所 そ の 他 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 場 所 に お い て 共 済 契
約の 申 込 み を し た と き 。
五 その他農林水産省令で定めるとき。
② 前項第一号の場合において、同項の組合は、同号の規定による書面の交付に代えて
、 農 林 水 産 省 令 で 定 め る と こ ろ に よ り 、 当 該 申 込 者 等 の 承 諾 を 得て 、 当 該 書 面 に 記
載 す べ き 事 項を 電 磁 的 方 法 ( 電 子 情 報 処 理 組 織 を 使 用 す る 方 法 そ の 他 の 情 報 通信 の
技 術 を 利 用 す る 方 法 で あ つ て 農 林 水 産 省 令で 定 め る も の を い う 。 第 九 十 七 条 の 四 第
二 項 第 三 号 を 除 き 、 以 下 同 じ 。 ) に よ り 提 供 す るこ と がで き る 。 こ の場 合 に おいて
、 当 該 書 面 に 記 載 す べ き 事 項を 当 該 電 磁 的 方 法に よ り 提供 し た 組合 は 、 当該 書 面 を
交 付したも のと みなす。
③ 前項前段の電磁的方法(農林水産省令で定める方法を除く。)により第一項第一号
の 規 定 に よ る 書 面 の 交 付 に 代 え て 行 わ れ た 当 該 書 面に 記 載 すべ き 事 項の 提供 は 、 申
込者等 の 使用 に係 る電子計 算機に備えられた ファイルへの記録がされた 時に当該申
込 者 等 に 到 達 した も の と み な す 。
④ 共 済 契約の申 込みの撤 回等は 、当該共済 契約の申 込みの 撤 回等に係 る書 面を 発した
時 に 、 そ の 効 力 を 生ず る 。
第 一 項 の 組 合 は 、 共 済 契 約 の 申 込 み の 撤 回 等 が あ つ た 場 合 に は 、 申 込者 等 に 対 し 、
当 該 申 込 み の 撤 回等 に 伴 う 損 害 賠 償 又 は 違約 金 そ の 他 の 金 銭 の 支 払 を 請 求 す るこ と
⑤
- 7 -
がで き な い 。 た だ し 、 同 項 の 規 定 に よ る 共 済 契約の 解 除 の 場 合 に お け る 当 該 解除 ま
で の 期 間 に 相 当 す る 共 済 掛 金 と して 農 林 水産 省 令で 定 め る 金額 に ついて は、こ の 限
りでない。
⑥ 第一項の組合は、共済契約の申込みの撤回等があつた場合において、当該共済契約
に 関 連 し て 金 銭 を 受 領 し て い る と き は 、 申 込 者 等 に 対 し 、 速 や か に 、こ れ を 返 還 し
な け れ ば な ら な い 。 た だ し 、 当 該 共 済 契 約に 係 る共 済 掛 金 の 前 払と して 受 領 し た 金
銭 の うち 前 項た だ し書 の 農 林 水 産 省 令で 定 める 金 額 に つ いて は 、こ の限 りで ない 。
⑦ 共済代理店は、共済契約につき申込みの撤回等があつた場合において、当該共済契
約 に 関 連 して 金 銭を 受 領 して い るとき は 、申 込者 等に対 し 、速や か に、こ れ を返 還
しな ければ な ら な い。
⑧ 共 済 代 理 店 は 、 第 一 項の 組 合 に 共 済 契 約 の 申 込 み の 撤 回 等 に 伴 い 損 害 賠 償 の 支 払 そ
の他の 金銭の支払を した場 合 において 、当該支払に伴う損害賠償の支払その他の 金
銭の支払を、申込みの撤回等をした者に対し、請求することができない。
⑨ 共 済 契 約 の 申 込 み の 撤 回 等 の 当時 、 既 に 共 済 金 の 支 払 の 事 由 が 生 じ て い る と き は 、
当 該申 込 み の 撤 回等 は 、そ の 効 力 を 生じ ない。 た だし 、申 込 み の撤 回等 を 行 つた 者
が 、申 込 み の 撤 回 等 の 当 時 、 既 に 共 済 金の 支 払の 事由 が 生じたこ とを 知 つて いる と
きは、この限りでない。
第一項及び第四項から前項までの規定に反する特約で申込者等に不利なものは、無
効 とする。
⑩
そ の 他 農 林 水産 省 令 で 定 め る 事 項
第十 一条の 二 十 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組 合 又 は 共 済 代理 店 は 、 共 済 契 約 の
締 結 、 共 済 契 約 の 締 結 の 代 理 若 し く は 媒 介又 は 自 ら が 締 結 した 若 し く は 締結 の 代 理
若しくは媒 介を 行 つた団体共済 (団体又はその代表者を共済契約者とし、当該団体
に 所 属 す る 者 を 被 共 済 者 と す る 共 済 を い う。 以 下 同 じ 。 ) に 係 る共 済 契 約に 加 入 す
るこ と を 勧 誘 す る 行 為 そ の 他 の 当 該 団 体 共 済 に係 る共 済 契 約 に 加 入 さ せ る た めの 行
為 ( 当 該 団 体 共 済 に 係 る 共 済 契 約 の 締 結 の 代 理又 は 媒 介を 行 つ た者 以 外 の者 が 行 う
当 該 団 体 共 済 に 係 る共 済 契 約 に 加 入 さ せ るた め の 行為 を 含 み 、 当 該 団体 共 済 に係 る
共 済 契 約者 又 は 当 該 団 体 共 済 に 係 る 共済 契 約者 と 農 林 水産 省 令で 定 め る 特殊 の 関係
の あ る 者 が 当 該 団 体 共 済 に 係 る 共 済 契 約 に加 入 さ せ る た め の 行 為 を 行う 場 合で あ つ
て 、 当 該 団 体 共 済 に 係 る 共 済 契 約者 か ら 当 該 団体 共 済 に係 る 共 済 契 約 に加 入 す る 者
に 対 し て 必 要 な 情 報 が 適 切 に 提 供 さ れ る こ と が 期 待で き る と き と して 農 林 水 産 省 令
で 定 め ると き に お け る 当 該 団体 共 済 に 係 る 共 済 契 約 に 加 入 さ せ る た めの 行 為 を 除 く
。 次 条 及 び 第 十 一 条 の 二 十 四 に お い て 同 じ。 ) に 関 し 、 共済 契 約者 、 被 共済 者 、 共
済金額を受 け取るべき者その他の関係者(以下「共済契約者等」という。)の保護
に 資 す るた め 、 農 林 水 産 省 令で 定 め る とこ ろ に より 、 共済 契 約の内 容 そ の他 共 済 契
約 者 等 に 参 考 と な る べ き 情 報 の 提 供 を 行わ なけれ ば な ら な い。 た だ し、 共 済 契約者
等 の 保 護 に 欠 け る お そ れ が な い も の と して 農 林 水 産 省 令で 定 め る 場 合 は 、こ の 限 り
で ない 。
② 前 項 の 規 定 は 、 第 十 一 条 の 二 十 七 に 規 定 す る 特 定 共 済 契 約 の 締 結 に 関 し て は 、適 用
し ない 。
③ 共済代 理 店は 、共 済契 約の 締結の 代理又 は媒 介を 行お うとす るとき は、 あら かじ め
、利用者に対し次に掲げる事項を明らかにしなければならない。
一 当 該 共 済 代 理 店 に 共 済 契 約 の 締結 の 代 理 又 は 媒 介 の 業 務 を 委 託 し た 組 合 の 名 称
二 自己が代理人として共済契約を締結するか、又は共済契約の締結を媒介するかの
別
三
第十一条の二十一 第十条第一項第十号の事業を行う組合又は共済代理店は、共済契約
の 締結 、 共 済 契 約 の 締 結 の 代 理 若 し く は 媒介 又 は 自ら が 締 結 した 若しく は締 結 の 代
理 若 し くは 媒 介を 行 つた 団 体共 済 に 係 る 共 済 契約 に加 入す るこ とを 勧誘 す る 行為 そ
の 他 の 当該 団 体 共 済 に 係 る共 済 契 約 に加 入さ せ るた めの 行為 に 関し 、利 用者 の 意向
を 把 握 し 、こ れ に 沿 つた 共 済 契 約の 締結 等 ( 共済 契 約の 締 結又 は 共 済契 約へ の加 入
を い う 。 以 下 こ の 条 に お い て 同 じ 。 ) の 提案 、 共 済 契 約の 内 容 の 説 明 及 び 共 済 契 約
の 締 結 等 に 際 し て の 利 用 者 の 意 向 と 共 済 契 約 の 内 容 が 合 致 して い る こ と を 利 用 者 が
確 認 す る 機 会 の 提 供 を 行わ な け れ ば な ら な い 。 た だ し 、共 済 契 約者 等 の 保護 に 欠 け
るおそれがないものとして農林水産省令で定める場合は、この限りでない。
第 十 一 条 の 二 十 二 共 済 代 理 店 は 、 共 済 契 約 の 締結 の 代 理 又 は 媒 介 の 業 務 ( 自 ら が 締 結
の 代 理 又 は 媒 介を 行 つた 団 体 共 済 に 係 る 共 済 契約 に 加 入さ せ るた め の 行 為 に 係 る 業
務 その 他 の 共 済 契 約 の 締 結 の 代 理 又 は 媒 介の 業 務 に密 接 に 関連 する 業 務 を 含む 。 )
に 関 し 、こ の 法 律 及 び 他 の 法 律 に 定 め る も の の ほ か 、 農 林 水産 省 令で 定 め る とこ ろ
に より 、 当 該 業 務 に 係 る重 要 な 事 項 の 利 用者 へ の 説 明 その 他 の 健全 か つ適切 な 運 営
を 確 保 す る た め の 措 置 を 講 じ な けれ ば な ら な い 。
第 十 一 条 の 二 十 三 共 済 代 理 店 は 、 そ の 主 た る 目 的 と し て 、 自 己を 共 済 契 約 者 又 は 被 共
済 者 と す る 共 済 契 約 ( 次 項 に お いて 「 自 己 契 約」 と い う。 ) の 締結 の 代 理又 は媒 介
を 行 つ て は なら な い。
② 前項の規定の適用については、共済代理店が共済契約の締結の代理又は媒介を行つ
た自己契約に係る共済掛金の合計額として農林水産省令で定めるところにより計算し
た 額 が 、 当 該 共 済 代 理 店 が 共 済 契 約の 締結 の 代 理 又 は 媒 介 を 行 つ た 共 済 契 約 に 係 る 共
済掛金の合計額として農林水産省令で定めるところにより計算した額の百分の五十を
超 え る こ と と な つ た とき は 、 当 該 共 済 代 理 店 は 、 自 己 契 約 の 締 結 の 代 理 又 は 媒 介 を 行
うこ とを その 主た る 目 的 と したも の と み なす。
第 十 一 条 の 二 十 四 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 又 は 共 済 代 理 店 は 、 共 済 契 約
の 締結 、 共 済 契 約 の 締 結 の 代 理 若 し く は 媒介 又 は 自ら が 締 結 した 若 しく は 締結 の 代
理 若 し く は 媒 介を 行 つた 団 体 共 済 に 係 る 共 済 契約 に 加 入す るこ とを 勧 誘す る 行為 そ
の 他 の 当 該 団 体 共 済 に 係 る 共 済 契 約 に 加 入 さ せ る た め の 行 為 に 関 して 、 次 に 掲 げ る
行 為 ( 当 該 団 体 共 済 に 係 る 共 済 契 約 に 加 入 す るこ と を 勧 誘 す る 行 為 そ の 他 の 当 該 団
体 共 済 に 係 る 共 済 契 約 に 加 入 さ せ る た め の 行 為 に 関して は第 一号 に 掲 げ る行 為 ( 被
共 済 者 に 対 す る も の に 限 る 。 ) に 限 り 、 第 十 一条 の 二 十 七 に規 定 す る特 定 共 済 契 約
の 締 結 に 関 し て は 同 号 に 規 定 す る 共 済 契 約の 契 約条 項 の うち 共 済 契 約者 又は 被 共 済
者 の 判断 に 影 響を 及 ぼ すこ と と な る 重要 な 事項を 告げ な い 行為及 び 第四 号 に 掲げ る
行 為 を 除 く 。 )を して は な ら な い 。 た だし 、 第十 一 条 の二 十 第 一項た だ し書 の 農 林
水 産 省 令で 定 め る場 合 に お け る 第 一号 に 規定 す る 共済 契 約の契 約条 項の うち 共済 契
約者 又 は 被 共 済 者 の 判 断 に 影 響を 及 ぼ すこ と と な る 重 要 な 事 項を告 げ な い行 為 に つ
いては、この限りでない。
一 共 済 契 約 者 又 は 被 共 済 者 に 対 して 、 虚 偽 のこ と を 告 げ 、 又 は共 済 契 約 の 契 約 条
項 の う ち 共 済 契 約者 若 し く は 被 共 済 者 の 判 断 に 影 響を 及 ぼ すこ と と な る 重 要 な 事
項を告げない行為
二 共 済 契 約 者 又 は 被 共済 者 が 当 該 組合 に対 して 重要 な事 項 に つき 虚 偽 のこ と を 告
げることを勧める行為
共 済 契 約 者 又 は 被 共 済 者 が 当 該 組 合 に 対 して 重 要 な 事 実 を 告 げ る の を 妨 げ 、 又
は 告 げ な いこ と を 勧 め る 行 為
三
- 8 -
四
前 三 号 に 定 め る も の の ほ か 、 共 済 契 約者 等 の 保護 に 欠 け る お そ れ が あ るも の と
して農林水産省令で定める行為
第十一条の二十五 共済代理店については、保険業法第三百三条から第三百六条まで及
び 第 三 百 七 条 第 一 項( 第 三 号 に 係 る 部 分 に限 る。 )の 規 定を 準 用 す る。こ の 場 合 に
お いて 、同 法 第 三 百 三 条 中「 保 険 仲 立 人」 と あるの は「 共 済 代 理 店( その 規 模が 大
き い も の と し て 農 林 水 産 省 令で 定 め る も の に 限 る。 次 条 に お いて 同 じ 。 )」 と 、 「
内 閣 府 令 」 と あ る のは 「 農 林 水 産 省 令 」 と 、同 法 第三 百 四 条 中 「 保 険仲 立 人 」 と あ
る の は 「 共 済 代 理 店 」 と 、 「 内 閣 府 令 」 と あ るの は 「 農 林 水 産 省 令 」 と 、「 内 閣 総
理 大 臣」 と あ るの は「 行 政庁 」 と 、同 法第三 百 五条及び 第三百 六条 中「 内閣総理 大
臣」 と あ る の は 「 行 政庁 」 と 、同 法 第 三 百 七 条第 一 項 中「 内 閣 総 理 大 臣」 と ある の
は 「 行 政庁 」 と 、 「 次 の 各 号 の いず れ か に該 当 す るとき は 、第 二 百 七十 六条 若 し く
は 第 二 百 八 十 六 条 の 登 録 を 取 り 消 し 、 又 は 」 と あ る の は「 第 三 号 に 該 当 す る とき は
、 」 と 、 「 業 務 の 全 部 若 し く は 一 部 」 と ある の は 「共 済 契 約の 締結 の 代 理又 は 媒 介
」 と 読 み 替 え る も の と す る ほ か 、 必 要 な 技 術 的 読 替 え は 、 政 令 で 定 め る。
前項において準用する保険業法第三百五条の規定による立入り、質問又は検査をす
る 職 員 に つ いて は 、 同 法 第 三 百 十 一 条 の 規 定 を 準 用 す る 。
②
第 十 一条 の 二 十 六 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組 合 は 、 次条 に 規 定 す る 特 定 共 済
契 約 の 締 結 の 代 理 又 は 媒 介を 共 済 代 理 店 に 委 託 し て は な ら な い 。
第 十 一 条 の 二 十 七 金 融 商 品 取 引 法 第 三 章 第 一節 第 五 款 ( 第 三 十 四 条 の 二 第 六 項 か ら 第
八 項まで 並び に第三十 四条の三第五 項及び第六項を除く。)、同章第二節第一款(
第 三 十 五 条 か ら 第 三 十 六 条 の 四 まで 、 第 三 十 七条 第 一 項第二号 、 第 三 十 七 条 の二 、
第 三 十 七 条 の 三 第 一 項 第二 号 及 び 第 六号 並び に 第三項 、第三 十 七条 の 五から 第三 十
七 条 の 七 ま で 、 第 三 十 八 条 第 一 号 及 び 第 七 号 、第三 十 八 条 の二 、 第 三 十 九 条 第三 項
た だ し 書 及 び 第 五 項 並 び に 第 四 十 条 の 二 から 第四 十 条 の七 まで を除 く 。 )及 び 同 法
第 四 十 五条 ( 第 三 号及 び 第 四 号 を 除 く。 )の 規 定 は、 第 十 条第 一 項 第十 号 の 事業 を
行う 組 合 が 行 う特 定共済 契 約( 金利 、通貨 の 価格 、同 法第二 条 第十四 項に規 定する
金 融 商 品 市 場 に お け る 相 場 そ の 他 の 指 標 に係 る 変 動 に よ り 損 失 が 生 ず る お それ ( 当
該 共 済 契 約 が 締 結 さ れ るこ と に よ り 利 用 者 の 支 払 うこ とと な る 共済 掛 金の 合 計額 が
、 当該 共 済 契 約 が 締結 され るこ と に よ り 当該 利 用 者の 取 得 するこ とと な る共 済 金等
の 合 計 額を 上 回 る こ と と な る お それ を い う 。 )が あ る 共済 契 約と して 農 林 水 産 省 令
で 定 め る も の を い う 。 ) の 締 結 に つ いて 準用 す る 。こ の 場合 に おいて 、こ れ ら の 規
定 中 「 金 融 商 品 取 引 契 約 」 と あ る の は 「 特 定 共済 契 約」 と 、「 金 融 商品 取 引 業」 と
あ る の は 「 特 定 共 済 契 約の 締結 の 事 業 」 と、こ れら の 規定( 同 法第 三 十 九条 第 三 項
本 文 の 規 定 を 除 く 。 ) 中 「 内 閣 府 令」 と あ るの は 「農 林 水 産 省 令」 と、こ れ らの 規
定 ( 同 法 第 三 十 四 条 の 規 定 を 除 く 。 ) 中「 金 融商 品 取 引行 為 」 とあ る の は「 特 定 共
済 契 約の 締 結 」 と 、同 法第三 十 四条 中「 顧客を 相 手方と し 、又 は顧客のた め に金 融
商 品 取 引 行 為 ( 第 二 条 第 八 項 各 号 に 掲 げ る 行 為を い う 。 以 下 同 じ。 ) を 行 うこ と を
内 容 と す る 契 約 」 と あ る の は 「 農業 協 同 組合 法 第 十 一 条 の 二 十 七 に 規 定 す る 特 定 共
済 契 約 」 と 、 同 法 第 三 十 七 条 の 三 第 一 項 中 「 交 付 し な けれ ば 」 と あ る の は 「 交 付 す
る ほ か 、共 済 契 約者 等 ( 農 業 協同 組 合 法 第十 一条 の二 十 第 一項 に規 定 す る共 済 契 約
者 等 を い う 。 以 下 こ の 項 に お い て 同 じ 。 ) の 保 護 に 資 す る た め 、 農 林 水 産 省 令で 定
め るとこ ろ に より 、当 該特 定共済 契 約の 内容その 他共済契約者等に参 考 となるべき
情 報 の 提 供 を 行わ な け れ ば 」 と 、 同 法 第 三 十 九条 第 一 項 第 一号 中 「 有 価 証 券 の 売 買
そ の 他 の 取 引 ( 買 戻 価 格 が あ ら か じ め 定 めら れて い る 買 戻 条 件 付 売 買 そ の 他 の 政 令
で 定 め る 取 引を 除 く。 )又 は デ リ バテ ィ ブ取 引 ( 以下こ の 条 に お いて 「 有 価証 券 売
買 取 引 等 」 と い う 。 )」 と あ る の は 「 特 定 共 済 契 約の 締結 」 と 、「 有 価証 券 又は デ
リ バ テ ィ ブ 取 引 ( 以 下 こ の 条 に お い て 「 有 価 証 券 等」 と い う。 ) 」 と あ るの は 「 特
定 共 済 契約 」 と 、 「 顧 客 ( 信託 会 社 等 ( 信 託 会社 又 は 金融機 関の 信 託業 務 の 兼営 等
に 関 す る 法 律 第 一 条 第 一 項 の 認 可を 受 け た 金 融 機 関を い う。 以 下同 じ 。 )が 、 信 託
契 約 に 基づ いて 信 託 を す る者 の 計 算 に お いて 、有 価 証券 の 売買 又 は デリ バ テ ィブ 取
引 を 行 う 場 合 に あ つ て は 、 当 該 信 託 を す る者 を 含む 。 以 下 こ の 条 に お い て 同 じ 。 )
」 と あ る の は 「 利 用者 」 と 、 「 損 失 」 と あ るの は 「 損 失 ( 当該 特 定 共済 契 約 が 締 結
され るこ と に より利用者 の 支 払 う共 済 掛金の合計額 が 当該 特 定 共済 契 約 が締結 され
る こ と に よ り 当 該 利 用 者 の 取 得 す る 共 済 金等 ( 農 業 協同 組合 法 第 十 一条 の 十 八に 規
定 す る 共 済 金 等 を い う 。 以 下こ の 号 に お いて 同 じ 。 )の合 計 額 を 上 回 る 場合 に お け
る 当 該 共 済 掛 金 の 合 計 額 か ら 当 該共 済 金 等 の 合 計 額を 控除 した 金 額 を い う。 以 下こ
の 条 に お いて 同 じ 。 ) 」 と 、 「 補 足 す るた め 」 と あ る のは 「 補 足 す るた め 、 当該 特
定 共 済 契 約 に よら な い で 」 と 、同 項 第 二 号 中「 有 価証 券 売 買取 引等 」 と ある の は 「
特 定 共 済 契 約 の 締 結 」 と 、 「 有 価 証 券 等 」 と ある の は 「 特 定共 済 契 約」 と 、 「追 加
す るた め 」 と あ る の は 「追 加 す るた め 、 当該 特 定 共済 契約 に よ ら な いで 」 と 、同 項
第 三 号 中 「 有 価 証 券 売 買 取 引 等 」 と あ る の は 「特 定共 済 契 約の 締 結 」 と 、 「 有価 証
券 等 」 と あ る の は 「 特 定 共 済 契 約」 と 、 「追 加す るた め、」 と あるの は 「追 加 す る
た め 、 当該 特 定 共 済 契 約 に よら な いで 」 と、同 条 第二 項 中「有 価 証 券売 買 取 引等 」
と あ る の は 「 特定 共 済 契 約 の 締 結 」 と 、同 条 第三 項 中「 原 因 と なる も の と して 内 閣
府 令で 定 め る も の 」 と あ る の は 「 原 因 と なる も の 」 と 、 同 法第 四 十 五条 第二 号 中「
第 三 十 七 条 の 二 か ら 第 三 十 七 条 の 六 まで 、 第 四十 条 の 二 第 四 項 及び 第四 十 三 条の 四
」 と あ る の は 「 第 三 十 七 条 の 三 ( 第 一 項 各号 に 掲 げる 事 項 に係 る部 分 に 限り 、同 項
第 二 号 及 び 第 六 号 並 び に 第 三 項 を 除 く 。 ) 及 び 第 三 十 七 条 の 四 」 と 読 み 替 え るも の
とするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
第 十 一 条 の 二 十 八 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 は 、 当 該 組合 の 共 済 代 理 店 が
当 該 組 合 の た め に 行う 共 済 契 約 の 締 結 の 代理 又 は 媒 介 に つき 共 済 契 約者 に 加 えた 損
害 を 賠 償 す る 責 め に 任 ず る。
② 前 項 の 規 定 は 、 同 項 の 組 合 が 、 共 済 代 理 店 の 委 託 を す る に つ き 相 当 の 注 意 を し 、か
つ、当該共済代理 店が当該 組合 のために行う共済 契約の締結の代理又は媒介につき
共 済 契 約者 に 加 え た 損 害 の 発 生 の 防 止 に 努 め た 場 合 に は 、 適 用 し な い 。
第 一 項 の 規 定 は 、 同 項 の 組 合 か ら 共 済 代 理 店 に 対 す る 求 償 権 の 行 使 を 妨 げ な い。
民 法 ( 明 治 二 十 九 年 法律 第 八 十 九 号 ) 第 七 百 二 十 四 条 の 規 定 は 、 第 一 項 の 規 定 に よ
る損害 賠償 の 請求権 について 準 用す る。
③
④
第十一条の二十九 第十条第一項第十号の事業を行う組合は、この法律及び他の法律に
定 め る も の の ほ か 、 農 林 水 産 省 令で 定 める ところ に よ り、 そ の 共済 事 業 に係 る 重要
な 事 項 の 利 用 者 へ の 説 明 そ の 他 の 健 全 か つ適 切 な 運営 を 確 保す る た めの 措 置 を 講 じ
な けれ ば な ら な い 。
第 十 一 条 の 三 十 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組 合 は 、 次 の 各号 に 掲 げ る 場 合 の 区
分 に 応 じ 、 当該 各 号 に 定 め る 措 置 を 講 じ な け れ ば なら な い 。
一 指 定 共 済 事 業 等 紛 争 解 決 機 関 ( 第 九 十 二 条の 九 第 一項 に規 定 す る指 定 共 済 事 業
等 紛 争 解 決 機 関 を い う。 以 下こ の 条 に お いて 同 じ 。 ) が 存 在 す る 場 合 一 の 指 定
共 済 事 業 等 紛 争 解 決 機 関 と の 間で 共 済 事 業 等 ( 第 九 十 二 条 の 六 第 五 項 第 三 号 に 規
定 す る 共 済 事 業 等 を い う 。 次号 に お いて 同 じ 。 ) に 係 る 手 続実 施 基 本 契 約を 締 結
- 9 -
する措置
二 指 定 共 済 事 業 等 紛 争 解 決 機 関 が 存 在 しな い 場 合 共 済 事業 等 に関 す る苦情 処 理
措置 及び 紛 争 解 決 措 置
② 前項において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
一 苦 情 処 理 措 置 利 用 者 ( 利 用 者 以 外 の 共 済 契 約 者 等 を 含む 。 次 号 に お い て 同 じ
。 )か ら の 苦情 の処 理 の 業 務 に 従 事 す る 使用 人 そ の 他 の 従 業 者 に 対 す る 助 言 若 し
く は 指 導を 消 費 生活 に 関す る消費 者 と 事業者 との 間 に 生じた 苦 情 に係 る 相 談 その
他 の 消 費 生 活 に 関 す る 事 項 に つ いて 専 門 的 な 知 識 経 験 を 有 す る 者 と して 農 林 水 産
省 令 で 定 め る 者 に 行 わ せ る こ と 又 は こ れ に 準 ず る も の と して 農 林 水 産 省 令で 定 め
る措置
二 紛 争 解 決 措 置 利 用 者 と の 紛 争 の 解 決 を 認 証 紛 争 解 決 手 続 に よ り 図 るこ と 又 は
これに準ずるものとして農林水産省令で定める措置
③ 第 一 項 の 組合 は 、 同 項 の 規 定 に よ り 手 続 実 施 基 本 契 約 を 締 結 す る 措 置 を 講 じ た 場 合
に は 、 当 該 手 続実 施 基 本 契 約 の 相 手 方で あ る 指 定 共 済 事業 等紛 争 解 決機 関 の 商号 又
は 名 称 を 公 表 し な けれ ば な ら な い 。
④ 第 一 項の 規 定 は 、 次の 各 号 に 掲 げ る 場 合 の 区 分 に 応 じ 、 当 該 各 号 に 定 め る 期 間 に お
い て は 、 適 用 し な い。
一 第 一 項 第 一 号 に 掲 げ る 場 合 に 該 当 して い た 場 合 に お いて 、同 項 第二 号 に 掲げ る
場 合 に 該 当 す る こ と と な つた と き 第 九 十 二 条 の 九 第 一 項 に お いて 準 用 す る 保 険
業 法第三百 八条の二 十三第 一項の規 定による紛争解決等業務の廃止の認 可又は第
九 十 二 条 の 九 第 一 項 に お いて 準 用 す る 同 法 第 三 百 八 条 の 二 十 四 第 一 項 の 規 定 に よ
る 指 定 の 取 消 し の 時 に 、 同 号 に 定 め る 措 置 を 講 ず る た め に 必 要 な 期 間 と して 農 林
水産 大 臣 が 定 め る 期 間
二 第 一 項 第 一号 に 掲 げ る 場 合 に 該 当 して いた 場 合 に おいて 、同号 の 一の指 定 共 済
事 業 等 紛 争 解 決 機 関 の 紛 争 解 決 等 業 務 の 廃 止 が 第 九 十 二 条 の 九 第 一 項 に お いて 準
用 す る 保 険 業 法 第三 百 八 条の二 十三 第 一 項の規 定 に より認 可され た とき 、又 は同
号の 一の指 定共済事業等紛争解決機 関の第九十二条の 六第一項の規定による指定
が 第九 十 二 条の 九第 一項 において 準用 す る同 法第 三百八条 の二十四 第 一項の 規定
に よ り 取り 消 され た とき ( 前号 に掲 げる場合 を除 く。 ) その 認 可又 は 取消 しの
時 に 、 第 一 項 第 一 号 に 定 め る 措 置 を 講 ず る た め に 必 要 な 期 間 と して 農 林 水 産 大 臣
が 定 め る期 間
三 第 一項 第 二 号 に 掲 げ る 場合 に 該 当 して い た場 合 に おいて 、同 項 第 一号 に 掲げ る
場 合 に 該 当 す るこ とと なつた と き 第 九十二条 の 六第 一項の規 定による 指 定共済
事 業 等 紛 争 解 決 機 関 の指 定 の 時 に 、 同 号 に定 める措置 を 講ず る た めに 必 要 な期 間
として農林水産大臣が定める期間
第 十 条 第 一 項第 十号 の 事 業を 行 う 組 合 は 、 毎 事 業 年 度 末 に おいて 、
第 十 一 条 の 三 十 一 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 は 、 当 該 組 合 又 は そ の 子 金 融
機 関等 が 行 う 取 引 に 伴 い 、こ れ ら の 者 が 行う 事 業 又は 業 務 (同 号 の 事業 その 他の 農
林水産 省令で 定め る事業又 は業務 に限 る。 )に係 る利用者又 は顧客の利益が 不当に
害 さ れ るこ と の な い よ う 、 農 林 水産 省 令で 定 め る とこ ろ に よ り 、 当 該 事 業 又 は 業 務
に関す る情報を適 正に管理 し、かつ、当該事業又 は業務の実施状況を適 切に監視す
るた めの体 制 の整 備その他 必要 な措置 を 講じ なければ なら ない。
② 前項の「子金融機関等」とは、組合が総株主等の議決権の過半数を保有している者
そ の他 の 当該 組合 と密 接な 関係を 有 する者と して 政令で 定める者の うち 、保険会社
、銀行、金融商品取引業者その他政令で定める金融業を行う者をいう。
第 十 一条 の 三 十 二
共 済 契 約 に 基 づ く 将 来 に お け る 債 務 の 履 行 に 備 え る た め 、 農 林 水 産 省 令で 定 め る と
ころにより、責任準備金を積み立てなければならない。
第十一条の三十三 第十条第一項第十号の事業を行う組合は、毎事業年度末において、
共 済 金 等で 、共 済 契 約 に 基づ い て 支 払 義 務 が 発 生 したも の その 他こ れ に 準 ず るも の
と して 農 林 水 産 省 令で 定 め る も の が あ る 場合で あつて 、共 済 金 等の 支 出 と して 計 上
し て い な い も の が あ る と き は 、 農 林 水 産 省 令で 定 め る と こ ろ に よ り 、 支 払 備 金を 積
み立てなければならない。
第十一条の三十四 第十条第一項第十号の事業を行う組合は、毎事業年度末において、
農 業 協同 組合 に あ つて は その 所 有す る 資産で 第十 一条の三 十六の 規 定に より共済 事
業 に係 るものと して 区 分された会計に属するものの うちに、農業協同組合 連合会 に
あ つて は そ の 所 有 す る 資 産 の うち に 、 そ れ ぞ れ 価 格 変 動 に よ る 損失 が 生 じ 得 る も の
と し て 農 林 水 産 省 令 で 定 め る 資 産 ( 次 項 に お いて 「 特 定 資 産 」 と い う。 ) が あ る と
き は、 農 林 水 産 省 令で 定 め る とこ ろ に よ り 、 価 格 変 動 準 備 金 を 積 み 立て なけれ ば な
ら な い 。 た だ し 、 そ の 全 部 又 は 一 部 の 金 額 に つ い て 積 立て を し な い こ と に つ いて 行
政 庁 の 認 可 を 受 け た 場 合 に お け る 当 該 認 可を 受 け た 金 額 に つ いて は 、こ の限 りで な
い。
② 前 項 の 価 格 変 動準 備 金 は 、 特 定 資産 の 売 買 等 に よ る 損 失 ( 売 買 、 評 価 換 え 及 び 外 国
為 替 相場 の 変 動 に よ る 損 失 並 び に 償 還 損を い う。 )の 額 が 特定 資産 の売 買等 に よ る
利 益 ( 売 買 、 評 価 換 え 及 び 外 国 為 替 相 場 の 変 動に よ る 利 益 並 び に償 還益 を い う。 )
の 額 を 超 え る 場 合 に お いて そ の 差 額 の 塡 補 に 充 て る場 合 を 除 いて は 、 取 り 崩 して は
ならない。ただし、行政庁の認可を受けたときは、この限りでない。
第 十 一 条 の 三 十 五 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 は 、 契 約 者 割 戻 し ( 共 済 契 約
者 に 対 し 、 共 済 掛 金 及 び 共 済 掛 金 と し て 収 受 す る 金 銭 を 運 用 す るこ と に よ つ て 得 ら
れ る収 益 の うち 、 共済 金等 の 支 払 、 事 業 費の 支 出 その 他 の 費用 に充て られ な いも の
の 全 部 又 は 一 部を 分 配 す る こ と を 共 済規 程で 定めて い る場 合 に おいて 、 その 分 配を
い う。 以 下 同 じ 。 ) を 行 う 場 合 は 、 公 正か つ 衡 平 な 分 配 を す る た め の 基 準 と して 農
林 水 産 省 令 で 定 め る 基 準 に 従 い 、 行 わ な けれ ば な ら な い 。
契約者割戻しに充てるための準備金の積立てその他契約者割戻しに関し必要な事項
は 、 農 林 水 産 省 令 で 定 め る。
②
第 十 一 条 の 三 十 六 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 農 業 協 同 組合 は 、 共 済 事 業 に 係 る
会計を他の事業に係る会計と区分して経理しなければならない。
第 十 一 条 の 三 十 七 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 は 、 農 林 水 産 省 令 で 定 め る 共
済 契 約につ いて 、 当該 共済 契約 に係 る責任準 備金の金額 に 対応する財産を その他の
財 産 と 区 別 し て 経 理 す る た め の 特 別 の 勘 定 ( 次 項 に お いて 「 特 別 勘 定 」 と い う。 )
を 設 け な け れ ば な ら な い。
② 前項の組合は、農林水産省令で定める場合を除き、次に掲げる行為をしてはならな
い。
一 特 別 勘 定 に 属 す る も の と し て 経 理 さ れ た 財産を 特 別勘 定以外 の 勘 定 又 は 他の 特
別 勘 定 に振 り 替え るこ と 。
特 別 勘 定 に 属 す る も の と し て 経 理 さ れ た 財産 以外 の 財 産を 特 別 勘 定 に 振 り 替 え
るこ と。
二
- 10 -
第十一条の三十八 第十条第一項第十号の事業を行う農業協同組合の財産で第十一条の
三 十 六 の 規 定 に よ り 共 済 事 業 に 係 る も の と して 区 分 され た 会 計 に属 す るも の 及び 同
号 の 事 業 を 行 う 農 業 協 同 組 合 連 合 会 の 財 産 は 、 農 林 水 産 省 令で 定 め る 方 法 に よ る ほ
か 、こ れ を 運 用 して は な ら な い 。
第十一条の三十九 第十条第一項第十号の事業を行う組合(農林水産省令で定める要件
に該 当 する農 業 協同 組合を 除く。 ) は、理事会(第三十条の二第五項に規定する経
営 管 理 委 員 設 置 組 合 に あ つて は 、経 営 管 理 委員会 )に お いて 共 済 計 理人を 選 任し 、
共 済 掛 金 の 算 出 方 法 そ の 他 の 事 項 に 係 る共 済 の 数 理 に 関す る 事 項と して 農 林 水 産 省
令 で 定 め る も の に 関 与 さ せ な け れ ば な ら な い。
共済計理人は、共済の数理に関して必要な知識及び経験を有する者として農林水産
省令で定める要件に該当する者でなければならない。
②
第十一条の四十 共済計理人は、毎事業年度末において、次に掲げる事項について、農
林 水 産 省 令 で 定 め る とこ ろ に よ り 確 認 し 、 そ の結 果 を 記 載 した 意 見 書を 理 事 会 に 提
出 し な けれ ば な ら な い 。
一 農 林 水 産 省令で 定 める共済 契約に係 る責任準 備金が健 全な共済の数理に基づ い
て 積 み 立て ら れ て い る か ど う か 。
二 契約者割戻しが公正かつ衡平に行われているかどうか。
三 その他農林水産省令で定める事項
② 共済 計理 人は 、前 項の意見書を 理事会 に 提出 したとき は、 遅滞 なく 、そ の写 しを 行
政庁 に提出 し なければ ならない。
③ 行 政 庁 は 、 共 済 計 理 人 に 対 し 、 前 項 の 意 見 書 の 写 し に つ い て 説 明を 求 め 、 そ の 他 そ
の職務に属する事項について意見を求めることができる。
前三 項に 定めるものの ほか 、第 一項の意見 書 に関 し必要な 事項は、農 林水産 省令で
定める。
④
第十一条の四十一 行政庁は、共済計理人が、この法律又はこの法律に基づく行政庁の
処分に違反したときは、当該組合に対し、その解任を命ずることができる。
第 十 一 条 の 四 十 二 農 業 協 同 組 合 が 、 第 十 条 第 三 項の 信 託 の 引 受 け の 事 業 を 行 お う と す
るときは、信託規程を定め、行政庁の承認を受けなければならない。
② 前項の信託規程には、事業の実施方法及び信託契約に関して農林水産省令で定める
事項を記載しなければならない。
③ 信託規程の変更(軽微な事項その他の農林水産省令で定める事項に係るものを除く
。 )は 、 行 政 庁 の 承 認 を 受 け な け れ ば 、 そ の 効 力 を 生 じ な い 。
④ 農業協同組合は、前項の農林水産省令で定める事項に係る信託規程の変更をしたと
き、又は信託規程を廃止したときは、遅滞なく、その旨を行政庁に届け出なければな
ら ない 。
第 十 一 条 の 四 十 三 第 十 条 第 三 項 の 信 託 の 引 受 け の 事 業 を 行 う 農 業 協 同 組合 へ の 信 託 の
委 託 者 又 は そ の 一 般 承 継 人 は 、 受 益 者 と な り 、 信 託 の 利 益 の 全 部を 享 受 す る 。
② 第十条第三項の信託の引受けの事業を行う農業協同組合は、他の者と共同して信託
の引受けをすることができない。
③ 第十条第三項の信託の引受けの事業を行う農業協同組合は、その引き受けた信託に
係 る 事 務 を 他 の 者 に 委託 し て 処 理 さ せ る こ と が で き な い 。
第十条第三項の信託の引受けの事業を行う農業協同組合への信託についての信託法
④
第 四 十 条 第 二 項 の 規 定 の 適 用 に つ いて は 、同 項 中 「 第 二 十 八条 」 と ある の は、 「 農
業 協同 組合 法( 昭 和二 十 二 年 法律 第 百 三 十 二 号 ) 第 十 一条 の 四 十三 第 三 項」 とす る
。
第 十 一 条 の 四 十 四 第 十 条 第 三 項 の 信 託 の 引 受 け の 事 業 を 行 う 農 業 協同 組 合 は 、 当 該 信
託 に 係 る 不 動産 を 信 託 行 為 に 基 づ き 貸 し 付 け 、又 は 売 り 渡 す 場 合 に は 、 信 託 の 本 旨
に従 う ほ か 、 組合 員又 は信 託 規 程で 定 め るその 他の者 の農業 経 営の 改 善 に資す るこ
と と な る よ う に 配 意 して し な け れ ば なら な い。
第 十 一 条 の 四 十 五 第 十 条 第 三 項 の 信 託 の 引 受 け の 事 業 を 行 う 農 業 協 同 組合 へ の 信 託 に
つ いて は 、 信 託 法 に 規 定 す る 裁 判 所 の 権 限 ( 次に 掲 げ る 裁 判 に 関す る も のを 除 く 。
)は、行政庁に属する。
一 信 託 法 第 百 六 十 六 条 第 一 項 の 規 定 に よ る信託 の 終 了を 命 ず る裁 判、同 法 第百 六
十 九 条 第一 項 の規定 による 保全処 分を 命ず る 裁判及び 同 法第百 七十三条 第一項の
規 定 に よる 新 受 託 者 の選 任 の 裁 判
信 託 法 第 百 八 十 条 第 一 項の 規 定 に よ る 鑑 定 人 の 選 任 の 裁 判
信 託 法 第 二 百 二 十 三 条 の 規 定 に よ る 書 類 の 提 出を 命 ず る 裁 判
信 託 法 第 二 百 三 十 条 第 二 項の 規 定 に よ る 弁 済 の 許 可 の 裁 判
二
三
四
第 十 一 条 の 四 十 六 第 十 条 第 三 項 の 信 託 の 引 受 け の 事 業 を 行 う 農 業 協 同 組合 へ の 信 託 は
、 信 託 法 第 百 六 十 三 条 又 は 第 百 六 十 四 条 の 規 定 に よる ほ か 、 次 の 各 号 の いず れ か に
該 当 す る 場 合 に は 、 終 了 す る。
一 信 託 法 第 五 十 六 条 第 一 項 の 規 定 に よ り 受 託 者 の 任 務 が 終 了 し た とき 。
二 当該農 業 協同 組合 の信 託規 程に係 る第十 一条 の 四 十二 第一項の 承認 の 取 消しが
あ つ た とき 。
第 十 一 条 の 四 十 七 第 十 条 第 三 項 の 信 託 の 引 受 け の 事 業 を 行 う 農 業 協同 組 合 へ の 信 託 に
は 、信 託 法 第三 条 ( 第 三 号 に 係 る 部 分 に 限 る 。 ) 、第 四 条 第三 項 、 第六 条 、 第二 十
三 条 第 二 項 か ら 第 四 項 まで 、 第 二 十 八条 、 第 三 十 五 条 、第 五 十 五条 、 第 七十 九 条か
ら 第 八十九 条 まで 、第 九十三条 か ら第九十八条まで 、第百三条、第百四条、第百四
十 六 条 、第 八 章 、 第 十 章 、 第 十 一 章 、 第 二 百 六十 七 条 から 第 二 百六十 九条 まで 並 び
に 第 二 百 七 十 条 第 二 項 及 び 第 四 項の 規 定 は 、 適 用 し な い。
第 十 一 条 の 四 十 八 組 合 が 、 第 十 条 第 五 項の 事 業 ( 以 下 「 宅 地 等 供 給 事 業 」 と い う。 )
を 行 お う と す る と き は 、 宅 地 等 供 給事 業 実 施 規 程 を 定め 、 行 政 庁 の 承認 を 受 け な け
れ ば な ら ない 。
② 前 項の 宅 地 等 供 給 事 業 実 施 規 程 に は 、 事 業 の 実 施 方 法 及 び 宅 地 等 供 給 事 業 に 係 る 契
約に関して農林水産省令で定める事項を記載しなければならない。
③ 宅 地 等 供 給 事 業 実 施 規 程 の 変 更 ( 軽 微 な 事 項 その 他 の 農 林 水産 省 令で 定 め る 事 項 に
係 るも の を 除 く 。 ) は 、 行 政 庁 の 承 認 を 受 け な け れ ば 、 その 効 力 を 生 じ な い 。
④ 組合 は 、 前 項 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 事 項に係 る 宅 地 等 供 給事 業 実 施 規 程 の 変 更 を
したとき、又は宅地等供給事業実施規程を廃止したときは、遅滞なく、その旨を行政
庁 に 届 け 出 な けれ ば な ら な い 。
第十一条の四十九 第十条第一項第十四号の団体協約は、書面をもつてすることによつ
て 、 そ の 効 力 を 生ず る 。
組合 員 の 締 結 す る 契 約 で そ の 内 容 が 前 項 の 団 体 協 約 に 定 め る 規 準 に 違 反 す る も の に
②
- 11 -
つ い て は 、 そ の 規 準 に 違 反 す る 契 約 の 部 分 は 、こ れ を そ の 規 準 に よ つ て 契 約 した も
の と み なす 。
第 十 一 条 の 五 十 出 資 組合 は 、 次 に 掲 げ る 場 合 に は 、 第 十 条 に 規 定 す る 事 業 の ほ か 、 農
業の経営及びこれに附帯する事業を併せ行うことができる。
一 当 該 組合 の 地 区 内 に あ る 農 地 又 は 採 草放 牧 地の うち 、 当 該 農地 又 は 採 草 放 牧 地
の 保 有 及 び 利 用 の 現 況 及 び 将 来 の 見 通 しか ら みて 、 当 該 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 の 農
業 上 の 利 用 の 増 進 を 図 る た め に は 組合 が 自 ら 農 業 の 経 営 を 行 うこ と が 相 当 と 認 め
られるものについて農業の経営を行う場合
二 効 率 的 か つ 安 定 的 な 農 業 経 営 を 育 成 す る た め 、 農 地利 用 集 積円 滑 化 団体 ( 農 業
経 営 基 盤強 化 促 進 法 ( 昭和 五十 五年 法律 第 六 十 五号 ) 第 十 一 条 の 十 四 に 規 定 す る
農 地 利 用 集 積円 滑化団体 を い う 。 )と して 同 法第 四 条 第三 項第 一号 ハ に 掲げ る事
業 を 実 施 す る 場合
三 農 地 又 は 採 草 放 牧 地 を 利 用 し な い で 行 う 場 合 に お いて 、 前 二 号 に 掲 げ る 場 合 に
準ずる場合として農林水産省令で定めるとき。
② 出 資 組合 の 行 う前 項の 事業 に 常 時従 事 す る者 の 三 分の 一 以 上 は 、 そ の 組 合 の 組合 員
又 は 組合 員 と 同 一 の 世 帯 に 属 す る 者 で な け れ ば な ら な い 。
③ 第 一 項 の 規 定 に よ り 組合 が 農 業 の 経 営 を 行 う に は 、 総 組 合 員 ( 第 十 二 条 第 一 項 第 二
号 か ら 第 四 号 まで の 規 定 に よ る 組 合 員 を 除 く 。 以 下 こ の 条 に お いて 同 じ 。 ) 又 は 総
会 員( 第 十 二 条 第 二 項 第 二 号 又 は 第 三 号 の規 定 に よる会 員を除 く 。 第九 項に お いて
同 じ 。 ) の 三 分の 二 以 上 の 書 面 に よ る同 意を 得 な け れ ば な ら な い。
④ 前項の場合において、電磁的方法により議決権を行うことが定款で定められている
とき は、当 該書 面 による同 意に 代えて 、当該農業の経営を 行うこ とについて の同 意
を 当 該 電 磁 的 方 法 に よ り 得 るこ と が で き る。こ の 場合 にお いて 、当 該 農 業の 経 営 を
行 うこ と に つ いて の 同 意 を 当 該 電 磁 的 方 法 に より 得た 組 合 は 、 当 該 書 面 に よ る同 意
を 得た も の と み な す 。
⑤ 組合 員 ( 第 十 二 条 第 一 項 第 二 号 か ら 第 四 号 ま で の 規 定 に よ る 組 合 員 を 除 く 。 第 七 項
及 び 第 八 項 に お い て 同 じ 。 ) の 総 数 が 農 林 水産 省 令で 定 め る 数を 超 え る 農 業 協 同 組
合 に あ つて は 、 前 二 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、こ れ らの 規 定 によ る 同 意を 要 しな い 。
⑥ 前 項 に 規 定 す る 農 業 協 同 組 合 が 同 項の 規 定 に よ り 第 三 項又 は 第 四 項の 規 定 に よ る 同
意 を 得 な いで 農 業 の 経 営 を 行 う 場 合 に は 、 当 該 農 業 協 同 組 合 の 総 会 に 総 組合 員 の 半
数 以 上 が出 席 し 、 そ の 議 決 権の 三 分の 二 以 上 の多 数 に よる 決 議を 経 なけれ ば なら な
い。
⑦ 第 五 項 に 規 定 す る 農 業 協 同 組 合 が 前 項 の 規 定 に よ り 決 議 を した 場 合 に は 、 当 該 決 議
を した 日 か ら 二 週 間 以 内 に 、 当該 決 議 の 内容を 公告 し 、又 は 組合 員 に 通 知し な けれ
ば なら な い 。
⑧ 第 五 項 に 規 定 す る 農 業 協 同 組合 の 総 組 合 員 の 六 分 の 一 以 上 の 組合 員 が 前 項 の 規 定 に
よ る 公 告 又 は 通 知 の 日 か ら 二 週 間 以 内 に 当該 農 業 協同 組合 に対 し 書 面を も つて 農 業
の 経 営 に反 対 の 意 思 の 通 知 を 行 つた とき は 、 第五 項の 規定 に よ り第三 項又は 第四 項
の規定による同意を得ないで農業の経営を行うことはできない。
⑨ 農 業 協 同 組合 連 合 会 の 会 員 で あ る 組合 が 、 当 該 農 業 協 同 組合 連 合 会 の 農 業 の 経 営 に
関 し 、 第 三 項 又 は 第 四 項 の 規 定 に よ る 同 意を す る には 、 当 該 組合の 総 会 に総 組合 員
又 は 総 会 員 の 半 数 以 上 が 出 席 し 、 そ の 議 決 権 の三 分 の 二以 上の 多 数 によ る 決 議を 経
な けれ ば な ら な い 。 農 業 協 同 組合 連 合 会 を 間 接 に 構 成 す る 農 業 協同 組 合 が 、 当 該 農
業 協 同 組 合 連 合 会 の 農 業 の 経 営 に 関 し 、 当 該 農業 協同 組 合 が 属 す る 農業 協 同 組合 連
合 会 の 総 会 に お い て 議 決 権を 行 使 す る場 合 に お い て も 、 同 様 と す る 。
共 済 契 約 に係 る 契 約 条件 の変 更
第 十 一 条 の 五 十 一 組 合 が 、 前 条 第 一 項の 事 業 を 行 お う と す る と き は 、 農 業 経 営 規 程 を
定 め 、 行 政 庁 の 承 認を 受 け なけ れ ば な ら な い 。
② 前項の農業経営規程には、事業の実施方法に関して農林水産省令で定める事項を記
載 し な けれ ば な ら な い 。
③ 農 業 経 営 規 程 の 変 更 ( 軽 微 な 事 項 そ の 他 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 事 項 に 係 る も の を
除 く 。 ) は 、 行 政 庁 の 承 認 を 受 け な けれ ば 、 そ の 効 力 を 生 じ な い 。
④ 組合 は 、 前 項 の 農 林 水産 省 令で 定 め る 事 項に 係 る 農 業 経 営 規 程 の変 更を した とき 、
又は農業経営規程を廃止したときは、遅滞なく、その旨を行政庁に届け出なければな
ら ない 。
第三節
第 十 一 条 の 五 十 二 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 は 、 そ の 業 務 又 は 財 産 の 状 況
に 照ら して そ の 共 済 事 業 の 継 続 が 困難 と な る 蓋然 性 が ある 場合 に は 、行 政庁 に対 し
、 当該 組合 に 係 る 共 済 契約 ( 変 更 対 象外 契約を 除 く。 )に つ いて 共 済 金 額の 削減 そ
の 他 の 契 約 条 項の 変 更 ( 以 下こ の 節 に お いて 「 契 約条 件 の 変更 」 と いう。 )を 行 う
旨の申出をすることができる。
② 前項の組合は、同項の申出をする場合には、契約条件の変更を行わなければ共済事
業 の 継 続 が 困 難 と な る 蓋 然 性 が あ り 、 共 済 契 約者 等 の 保護 の た め 契 約 条 件 の 変 更 が
や む を 得 な い 旨 及 び そ の 理 由 を 、 書 面 を も つ て 示 さ な けれ ば な ら な い 。
③ 行 政 庁 は 、 第 一 項 の 申 出 に 理 由 が あ る と 認 め る と き は 、 そ の 申 出を 承 認 す る も の と
す る。
④ 第 一 項 に 規 定 す る 「 変 更 対 象 外 契 約」 と は 、 契 約 条 件 の 変 更 の 基 準 と な る 日 に お い
て 既 に 共 済 事 故 が 発 生 して い る 共 済 契 約( 当 該 共 済 事 故 に 係 る 共済 金 の 支 払 に よ り
消滅することとなるものに限る。)その他の政令で定める共済契約をいう。
第十一条の五十三 行政庁は、前条第三項の規定による承認をした場合において、共済
契 約 者 等 の 保 護 の た め 必 要 が あ る と 認 め る と き は 、 当 該 組 合 に 対 し 、 期 間を 定 めて
、 共 済 契 約 の 解 約 に 係 る業 務 の 停 止 その 他 必要 な 措置 を 命 ず るこ と が で き る 。
第十一条の五十四 契約条件の変更は、契約条件の変更の基準となる日までに積み立て
る べ き 責 任 準 備 金 に 対 応 す る共 済 契 約 に 係 る 権 利 に 影 響を 及 ぼ す も ので あ つて は な
ら ない 。
② 契約条件の変更によつて変更される共済金等の計算の基礎となる予定利率について
は 、 共 済 契 約 者 等 の 保 護 の 見 地 か ら 第 十 条第 一 項第 十 号の 事 業 を 行 う 組合の 資 産 の
運用の状況その他の事情を勘案して政令で定める率を下回つてはならない。
第 十 一条 の 五 十 五 第 十 条 第 一 項第 十号 の 事 業 を 行 う 組 合 は 、 契 約 条 件 の 変 更 を 行 お う
と す る とき は 、 第 十 一 条 の 五 十 二 第 三 項 の 規 定に よ る 承認 を 得た 後 、 契 約条 件の 変
更 に つき 、 総会 の 決 議 を 経 なけ れ ば な ら な い 。
② 前 項の 決 議 に は 、 第 四 十 六 条 の 規 定を 準 用 す る。
③ 第 一 項の 決 議 を 行 う 場 合 に は 、 同 項 の 組 合 は 、 第 四 十 三 条 の 六 第 一 項又 は 第 二 項 の
通 知 に お いて 、 会 議 の 目 的 で あ る 事 項 の ほ か 、 契 約条 件 の 変 更 が や む を 得 な い 理 由 、
契 約 条 件 の 変 更 の 内 容 、 契 約 条 件 の 変 更 後の 業 務 及 び 財 産 の 状 況 の 予 測 、 共 済 契 約 者
等 以 外 の 債 権 者 に対 す る 債 務 の 取 扱 い に 関 す る 事 項 、 経 営 責 任 に 関す る事 項そ の 他 の
農林水産省令で定める事項を示さなければならない。
第 一 項 の 決 議 を 行 う 場 合 に お い て 、 契 約 条 件 の 変 更 に 係 る 共 済 契 約 に 関 す る 契 約者
④
- 12 -
⑤
割戻しその他の金銭の支払に関する方針があるときは、前項の通知において、その内
容 を 示 さ な けれ ば な ら な い 。
前項の方針については、その内容を定款に記載しなければならない。
第十一条の五十六 前条第一項の決議又はこれとともに行う第四十六条第一号、第二号
若 し く は 第 四 号 に 掲 げ る 事 項 に 係 る 決 議 は 、 同 条 ( 前 条 第 二 項 に お いて 準 用 す る 場
合 を 含 む 。 ) の 規 定 に か か わ ら ず 、 出 席 した 組合 員 又 は会 員 の 議決 権 の 三 分 の 二 以
上 に 当 た る 多 数 を も つて 、 仮 に す るこ と が で き る 。
② 前項の規定により仮にした決議(以下この条において「仮決議」という。)があつ
た 場 合 に お いて は 、 組 合 員 又 は 会 員( 第 十二 条 第 一項 第 二 号か ら 第 四号 まで の規 定
に よ る 組合 員 又 は 同 条 第 二 項 第 二 号 若 し く は 第三 号 の 規定 に よ る会 員を 除 く 。 ) に
対 し 、 当 該 仮決 議 の 趣 旨 を 通 知 し、 当 該 仮決 議 の 日か ら 一月以 内 に 再度 の総 会 を 招
集 し な けれ ば な ら な い 。
前項の総会において第一項に規定する多数をもつて仮決議を承認した場合には、当
該 承 認 の あ つ た 時 に 、 当 該 仮 決 議 を した 事 項 に 係 る 決 議 が あ つ た も の と み な す 。
③
第 十 一 条 の 五 十 七 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 の 理 事 は 、 第 十 一 条 の 五 十 五
第一項の決議を行うべき日の二週間前から第十一条の六十三第一項の規定による公
告 の 日 まで 、 契 約 条 件 の 変 更 が や む を 得 ない理 由 、契 約 条 件の変 更 の内 容 、 契約条
件の変 更 後の 業務 及び財産 の状況の予測、共済契約者等以外の債権者 に対する債務
の 取 扱 い に 関 す る 事 項 、 経 営 責 任 に 関 す る 事 項 そ の 他 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 事 項
並 び に 第 十 一 条 の 五 十 五 第 四 項 の 方 針 が あ る 場 合 に あ つて は そ の 方 針 を 記 載 し 、 又
は 記 録 した 書 面 又 は 電 磁 的 記 録 ( 電 子 的 方式 、磁 気的 方 式 その 他人の 知 覚に よ つて
は 認 識 す る こ と が で き な い 方式 で 作 ら れ る 記 録で あ つて 、 電 子 計 算 機 に よ る 情 報 処
理 の 用 に 供 さ れ る も の と し て 農 林 水 産 省 令で 定 め る も の を い う 。 以 下 同 じ 。 ) を 各
事務所 に 備 え て 置 か な けれ ば な ら な い。
② 組合員及び会員並びに共済契約者は、組合の業務時間内は、いつでも、理事に対し
次 に 掲 げ る 請 求を するこ と がで き る。こ の場 合 に おいて は 、理 事 は 、正 当 な 理由 が
ないのにこれを拒んではならない。
一 前 項の 書 面 の 閲 覧 の 請 求
二 前 項の 書 面 の 謄 本又 は 抄 本 の 交 付 の 請 求
三 前 項の 電 磁 的 記 録 に 記 録 され た 事 項を 農 林 水産 省 令で 定め る 方法 に より 表 示 し
た も の の 閲 覧の 請 求
四 前 項 の 電 磁 的 記 録 に 記 録 さ れ た 事 項を 電 磁 的 方 法で あ つて 組合 の 定 めた も の に
より提供することの請求又はその事項を記載した書面の交付の請求
組合 員 及 び 会 員 並 び に 共 済 契 約 者 は 、 前 項 第 二 号 又 は 第 四 号 に 掲 げ る 請 求 を す る に
は、組合の定めた費用を支払わなければならない。
③
第 十 一 条 の 五 十 八 行 政 庁 は 、 第 十 一 条 の 五 十 二 第 三 項 の 規 定 に よ る 承 認 を した 場 合 に
お いて 、 必 要 が あ る と 認 め る と き は 、 共 済 調 査 人 を 選 任 し 、 共 済 調 査 人 を して 、 契
約条件の変更の内容その他の事項を調査させることができる。
② 前 項 の 場 合 に お い て は 、 行 政 庁 は 、 共 済 調 査 人 が 調 査 す べ き 事 項及 び 行 政 庁 に 対 し
て 調 査 の 結 果 の 報 告 を す べ き 期 限 を 定 め な け れ ば なら な い 。
③ 行政庁は、共済調査人が調査を適切に行つていないと認めるときは、共済調査人を
解任することができる。
民 事 再 生 法 ( 平 成 十 一 年 法 律 第二 百 二 十 五 号 ) 第 六 十 条 及び 第 六 十 一 条 第 一 項 の 規
定 は 、 共 済 調 査 人 に つ いて 準 用 す る 。こ の場 合 に お いて 、 同 項 中「 裁 判 所」 と あ る
④
の は 、 「 行 政庁 」 と 読 み 替 え る も の と す る 。
⑤ 前項において準用する民事再生法第六十一条第一項に規定する費用及び報酬は、第
十 一条の 五十 二 第三 項 の規 定による 承認 に係 る組合( 次条第一項及び 第 九十 九条の
十 一 に お い て 「 被 調 査 組 合 」 と い う 。 ) の 負 担 と す る。
第十一条の五十九 共済調査人は、被調査組合の役員及び参事その他の使用人並びにこ
れ ら の 者 で あ つ た 者 に 対 し 、 被 調 査 組合 の業 務 及び 財 産の 状 況 (こ れ ら の者 で あ つ
た 者 に つ い て は 、 そ の 者 が 当 該 被 調 査 組 合 の 業 務 に 従 事 し て い た 期 間 内 に 知 るこ と
の で き た 事 項 に 係 る も の に 限 る 。 ) に つき 報 告 を 求 め 、 又 は 被 調 査 組 合 の 帳 簿 、 書
類その他の物件を検査することができる。
共 済 調 査 人 は 、 そ の 職 務 を 行 う た め 必 要 が あ る と き は 、 官 庁 、公 共 団 体 その 他 の 者
に照会し、又は協力を求めることができる。
②
第十一条の六十 共済調査人は、その職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならな
い 。 共 済 調 査 人 が そ の 職を 退 い た 後 も 、 同 様 と す る 。
② 共済調査人が法人であるときは、共済調査人の職務に従事するその役員及び職員は
、 そ の 職 務 上 知 る こ と ので き た 秘 密 を 漏ら して は なら な い 。 そ の 役 員又 は 職 員が 共
済 調 査 人 の 職 務 に 従 事 し な く な つた 後 に お い て も 、同 様 と す る 。
第 十 一 条 の 六 十 一 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 は 、 第 十 一 条 の 五 十 五 第 一 項
の 決 議 が あ つた 場 合 ( 第 十 一 条 の 五 十 六 第三 項 の 規定 に よ り第 十 一 条の 五十 五 第 一
項の決 議 が あ つた もの と み なされ る場合を 含む。 )には、遅滞 なく 、当該決議に係
る契約条件の変更について、行政庁の承認を求めなければならない。
② 行 政庁 は 、 当 該 組 合 に お い て 共 済 事 業 の 継 続 の た め に 必 要 な 措 置 が 講 じ ら れ た 場 合
で あ つ て 、 か つ 、 第 十 一 条 の 五 十 五 第 一 項 の 決 議 に 係 る 契 約 条 件 の 変 更 が 当 該 組合 の
共済事業の継続のために必要なものであり、共済契約者等の保護の見地から適当であ
ると認められる場合でなければ、前項の承認をしてはならない。
第 十 一 条 の 六 十 二 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 は 、 前 条 第 一 項 の 承 認 が あ つ
た 場 合 に は 、 当該 承 認 が あ つた 日 か ら 二 週間 以 内 に、 第 十 一条 の 五十五 第 一項の 決
議 に 係 る 契 約 条 件 の 変 更 の 主 要 な 内 容を 公 告 する と と も に 、 契 約条 件 の変 更 に係 る
共 済 契 約者 ( 以 下こ の 条 に お いて 「 変 更 対 象 契 約者」 と い う。 ) に対 し 、同 項 の 決
議に係る契約条件の変更の内容を、書面をもつて、通知しなければならない。
② 前項の場合においては、契約条件の変更がやむを得ない理由を示す書類、契約条件
の 変 更 後の 業 務 及 び 財 産 の 状 況 の 予 測 を 示 す 書 類 、 共 済 契 約 者 等 以 外 の 債 権 者 に 対 す
る債務の取扱いに関する事項を示す書類、経営責任に関する事項を示す書類その他の
農林水産省令で定める書類並びに第十一条の五十五第四項の方針がある場合にあつて
は そ の 方 針 の 内 容 を 示 す 書 類 を 添 付 し 、 変 更 対 象 契 約者 で 異 議 が あ る 者 は 、 一 定 の 期
間 内 に 異議 を 述 べ る べ き 旨を 、 前 項の 書 面 に 付 記 し な け れ ば なら な い 。
③ 前 項 の 期 間 は 、 一 月 を 下 つ て は なら な い。
④ 第 二 項 の 期 間 内 に 異 議 を 述 べ た 変 更 対 象 契 約者 の 数 が 変 更 対 象 契 約 者 の 総 数 の 十 分
の 一を 超え 、か つ 、 当該 異 議を 述べた変更 対 象契約者 の共済 契約に係る債権の額 に
相 当 す る 金 額 と して 農 林 水 産 省 令で 定 め る金 額 が 変更 対 象 契約者の 当 該 金額 の 総 額
の十分の一を超えるときは、契約条件の変更をしてはならない。
⑤ 第 二 項 の 期 間 内 に 異 議 を 述 べ た 変 更 対 象 契 約者 の 数 又 は そ の 者 の 前 項 の 農 林 水 産 省
令で 定 め る 金 額 が 、 同 項 に 定 め る 割 合 を 超 え ない とき は 、 当該 変 更 対 象 契 約者 全 員
が 当 該 契 約 条 件 の 変 更 を 承 認 した も の と み な す 。
- 13 -
子会社等
第 十 一 条 の 六 十 三 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 は 、 契 約 条 件 の 変 更 後 、 遅 滞
な く 、 契 約 条 件 の 変 更 を し た こ と そ の 他 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 事 項を 公 告 し な け
れ ば な ら な い 。 契 約 条 件 の 変 更 を し な い こ と と な つ た とき も 、同 様 と す る 。
② 前 項の 組 合 は 、 契 約 条 件 の 変 更 後三 月 以 内 に 、 当 該 契 約 条 件 の 変 更 に 係 る 共 済 契 約
者 に 対 し、 当 該 契 約 条 件 の 変 更 後の 共 済 契約者 の権 利 及び 義 務 の内 容を 通知 し な け
れ ば な ら な い。
第 四節
第 十 一 条 の 六 十 四 第 十 条 第 一 項 第 三 号 又 は 第 十 号 の 事 業 を 行 う 農 業 協 同 組合 は 、 次 に
掲 げ る 業 務 を 専 ら 営 む 国 内 の 会 社 ( 第 一 号 に 掲げ る 業 務を 営 む 会 社 の うち 、信 用 事
業 に 従 属 す る 業 務 を 専 ら 営 む も の に あ つ て は 主 と して 当 該 農 業 協 同 組 合 そ の 他 こ れ
に 類 す る 者 と して 主 務 省 令で 定 め る も の の 行 う事 業 又 は営 む 業 務 の た め に 、 その 他
の 会 社 に あ つ て は 主 と して 当 該 農 業 協 同 組 合 の 行 う 事 業 の た め に そ の 業 務 を 営 ん で
い る も の に 限 る 。 以 下 こ の 条 に お い て 「 子 会 社 対 象会 社 」 と い う 。 )を 除 き 、 特 定
事 業 に 相 当 す る 事 業 を 行 い 、 又 は 特 定 事 業 に 相当す る 事業 に 従 属し 、 付 随 し 、 若 し
く は 関 連 す る 業 務 を 営 む 会 社 を 子 会 社 と して は な ら な い。
一 農 業 協 同 組合 の 行 う 特 定 事 業 に 従 属 す る 業 務 と して 農 林 水 産 省 令で 定 め るも の
( 第 四 項及 び 次 条 第 一 項 に お い て 「 従 属 業 務 」 と い う 。 )
二 次 項 第 一 号 に 掲 げ る 農 業 協同 組合 に あ つて は 第 十 条 第 一 項 第二 号 、 第 三 号 又 は
第 十 号 の 事 業 に 、 次 項 第 二 号 に 掲 げ る 農 業 協 同 組合 に あ つて は 同 条 第 一 項 第 二 号
又 は 第 三 号 の 事 業 に 、 次 項 第 三 号 に 掲 げ る 農 業 協 同 組合 に あ つて は 同 条 第 一 項 第
十 号 の 事 業 に 、 それ ぞれ 付 随 し 、 又 は 関 連 す る 業 務 と して 農 林 水 産 省 令で 定 め る
もの
② 前 項 に 規 定 す る 「 特 定 事 業 」 と は 、 次 の 各 号 に 掲 げ る 農 業 協 同 組合 の 区 分 に 応 じ 、
それ ぞれ 当該各号 に定 める 事業 を い う。
一 第 十 条 第 一 項 第 三 号 及 び 第 十 号 の 事 業 を 併せ 行 う 農業 協 同 組合 信 用 事 業 又 は
共済事業
二 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 農 業 協 同 組 合 ( 前号 に 掲 げ る 農 業 協 同 組合 を
除 く。 ) 信 用 事 業
三 第 十条 第 一 項 第 十 号 の 事業 を 行 う 農 業 協同 組合 ( 第 一号 に掲 げ る農 業 協同 組合
を除く。) 共済事業
③ 第 一 項の 規 定 は 、 子 会 社 対 象 会 社 以 外 の 会 社 が 、 同 項の 農 業 協 同 組 合 又 は そ の 子 会
社 の 担 保 権 の 実 行 に よ る 株 式 又 は 持 分 の 取 得 そ の 他 農 林 水 産 省 令で 定 め る 事 由 に よ
り 当該農業 協同 組合の子会社と なる場合には、適用しない。た だし、当該農業協同
組 合 は 、 そ の 子 会 社 と な つ た 会 社 が 当 該 事 由 の 生 じ た 日か ら 一 年を 経 過 す る 日 ま で
に 子 会 社で な く な る よ う 、 所 要 の 措 置 を 講 じ な け れ ば な ら な い 。
④ 第一項の場合において、会社が主として農業協同組合その他これに類する者として
主 務 省 令で 定 め る も の の 行 う 事 業 若 し く は営 む 業 務又 は 農 業 協同 組合の 行う 事 業 の
ために従属業務を営んでいるかどうかの基準は、主務大臣が定める。
第 十 一 条 の 六 十 五 第 十 条 第 一 項 第三 号 若 し く は 第 十 号 の 事 業を 行 う農 業 協 同 組 合 又 は
そ の子 会 社 は 、 特 定 事 業会 社 ( 特 定 事 業 ( 前 条 第 二 項 に規 定 す る特 定 事 業を い う 。
以下こ の 項において同じ。)に 相当する事業を行い、又は特定事業に相 当する事業
に 従 属 し 、 付 随 し 、 若 し く は 関 連 す る 業 務を 営む 会 社 を い う 。 以下こ の 条 に お いて
同 じ 。 )で あ る 国 内 の 会 社 ( 従 属業 務 又 は前 条 第 一項 第 二 号 に 掲 げ る業 務 を 専ら 営
む 会 社 を 除 く 。 以 下こ の 条 に お いて 同 じ 。 ) の議 決 権 につ いて は、合 算 して 、そ の
基 準 議 決 権 数 ( 当該 特 定 事 業 会 社で あ る 国 内 の 会 社の 総 株 主等 の 議決 権 に百 分 の 十
を 乗 じ て 得 た 議 決 権 の 数 を いう 。 以 下こ の 条 に お いて 同 じ 。 )を 超 え る 議 決 権を 取
得 し 、 又 は 保 有 して は なら な い。
② 前 項 の 規 定 は 、 同 項 の 農 業 協 同 組合 又 は そ の 子 会 社 が 、 担 保 権 の 実 行 に よ る 株 式 又
は 持 分 の 取 得 その 他 の 農 林 水産 省 令で 定 める 事 由に よ り、 特 定 事業 会 社で あ る 国 内
の 会 社 の 議 決 権 を その 基 準 議 決 権 数を 超 えて 取 得 し、 又 は 保有 す るこ と と な る場 合
に は 、 適 用 し な い 。 た だ し 、 当 該 農 業 協 同 組 合 又 は そ の 子 会 社 は 、 合 算 して そ の 基
準 議 決 権 数 を 超 え て 取 得 し 、 又 は 保 有 す るこ と と な つ た 部 分 の 議 決 権 に つ い て は 、
当該農業協同組合 があらか じめ行政庁の承認を受けた場合を除き、その取得し、又
は保有することとなつた日から一年を超えてこれを保有してはならない。
③ 前 項た だ し 書 の 場 合 に お い て 、 行 政 庁 が す る 同 項 の 承 認 の 対 象 に は 、 第 一 項 の 農 業
協 同 組合 又 は そ の 子 会 社 が 特 定 事 業 会 社で あ る 国 内の 会 社 の議 決権 を 合 算 して そ の
総 株 主 等 の 議 決 権 の 百 分の 五 十 を 超 えて 取 得 し、又 は 保有 するこ と とな つた 議決 権
の うち 当 該 百 分 の 五 十 を 超 え る 部 分 の 議 決 権 は 含 まれ な い も の と し 、 行 政庁 が 当 該
承 認 を す る とき は 、 当 該 農 業 協 同 組合 又 は そ の子 会社 が 合 算 して そ の 基 準 議 決権 数
を 超 え て 取 得 し 、 又 は 保 有 す るこ と と な つた 議 決 権 の うち そ の 基準 議 決 権 数 を 超 え
る 部 分 の 議 決 権 を 速 や か に 処 分 す る こ と を 条 件 と し な けれ ば な ら な い 。
④ 第 一 項 の 農 業 協 同 組合 又 は そ の 子 会 社 は 、 次 の 各 号 に 掲 げ る 場 合 に は 、 同 項 の 規 定
に か か わ ら ず 、 当 該 各 号 に 定 め る 日 に 有 す るこ と と な る 特 定 事 業 会 社で あ る 国 内 の
会 社 の 議 決 権 が そ の 基 準 議 決 権 数を 超 え る 場 合で あ つて も 、 同 日以 後、 当 該 議決 権
を そ の 基 準 議 決 権 数を 超 えて 保 有 す るこ とがで き る。 た だ し、 行政庁 は 、当 該 農 業
協同 組合又 はその 子会社 が、次 の 各号 に掲げる場合 に特定事業会社で ある国 内の会
社 の 議 決 権 を 合 算 し て そ の 総 株 主 等 の 議 決 権 の 百 分 の 五 十 を 超 えて 有 す るこ と と な
る と き は 、 当 該 各 号 に 規 定 す る 認 可 を して は な ら な い 。
一 当該農業 協同 組合が第 五十条の 二第三項の認可を受けて信用事業の全部又は一
部 の 譲 受 け を した と き ( 農 林 水 産 省 令で 定 め る 場 合 に 限 る 。 ) そ の 信 用 事 業 の
全 部 又 は 一 部 の 譲 受 け を した 日
二 第 六 十 五 条 第 二 項 の 認 可 を 受 け て 当 該 農 業 協同 組 合 が 合 併 に よ り 設 立 され た と
き そ の 設 立さ れ た 日
三 当 該 農 業 協 同 組 合 が 第 六 十 五 条 第 二 項の 認 可 を 受 け て 合 併 を した と き ( 当 該 農
業 協 同 組合 が 存 続 す る 場 合 に 限 る 。 ) そ の 合 併 を し た 日
⑤ 行 政 庁 は 、 前 項 各 号 に 規 定 す る 認 可 を す る とき は 、 当 該 各 号 に 定 め る 日 に 第 一 項 の
農 業 協同 組 合 又 は そ の 子 会 社 が 合 算 して そ の 基準 議 決権 数を 超 えて 有す るこ とと な
る 特 定 事業 会 社で あ る 国 内 の 会 社 の 議 決 権の うち そ の 基準 議 決 権 数を 超 え る 部 分 の
議 決 権を 、 同 日 か ら 五 年を 経 過 す る 日 まで に当該 行政庁 が 定め る 基 準に 従 つて 処 分
することを条件としなければならない。
⑥ 第 一 項の 農業 協同 組合 又 は その 子会 社 が 、特 定 事 業 会 社で あ る 国 内 の会 社 の 議 決 権
を 合 算 して そ の 基 準 議 決 権 数を 超 えて 有 す るこ と と な つた 場 合 には 、 そ の超 え る 部
分 の 議 決 権 は 、 当 該農 業 協 同 組 合 が取 得 し、 又 は 保有 す る もの と みなす 。
第十一条の二第三項の規定は、前各項の場合において第一項の農業協同組合又はそ
の子会社が取得し、又は保有する議決権について準用する。
⑦
第 十 一 条 の 六 十 六 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 農 業 協 同 組合 連 合 会 は 、 次 に 掲 げ
る会社(国 内の会 社 に限る。 第 四 項において 「子会社対象会社」という。 )以外の
会 社 を 子 会 社 と して は なら な い。
一 銀 行 法 第 二 条 第 一 項 に 規 定 す る 銀 行 の うち 、信託 業 務 ( 金 融機 関の 信 託 業務 の
- 14 -
兼 営 等 に 関 す る 法律 第 一 条 第 一 項 に 規 定 す る 信 託 業 務 を い う。 第 四 号 に お いて 同
じ。 )を営 む も の
一 の 二 資 金 決 済 に 関 す る 法律 ( 平 成 二 十 一 年 法律第 五 十 九号 ) 第二 条 第三 項 に 規
定 す る 資 金 移 動 業者 の う ち 、 資 金移 動業 (同 条 第 二 項 に 規 定す る 資 金移 動業 を い
う。)その他主務省令で定める業務を専ら営むもの
二 金 融 商 品 取 引 業 者 の うち 、 有 価 証 券 関 連 業( 金 融商 品 取引 法 第 二十 八 条 第八 項
に 規 定 す る 有 価 証 券 関 連 業 を い う。 次 項 に お いて 同 じ 。 ) の ほ か 、 同 法 第 三 十 五
条 第 一 項 第 一 号 か ら 第 八 号 まで に 掲 げ る 行 為 を 行 う 業 務 そ の 他 の 主 務 省 令で 定 め
る 業 務 を 専 ら 営 む も の ( 以 下 「 証 券 専 門 会 社 」 と い う。 )
三 金 融 商 品 取 引 法 第 二 条 第 十 二 項 に 規 定 す る 金 融商 品 仲 介業 者 の うち 、 金 融商 品
仲 介業 ( 同 条第 十一項に規定す る金融商 品仲介業を いい、 次に掲げ る行為の いず
れ か を 業 と し て 行 う も の に 限 る。 以 下こ の 号 に お いて 同 じ 。 ) の ほ か 、 金 融 商 品
仲 介業 に 付 随す る業務その他の 主務 省令で 定める業務を 専 ら営むも の(以下 「証
券 仲 介 専門 会 社 」 と い う 。 )
イ 金 融商 品 取 引 法 第 二 条 第 十 一 項 第 一 号 に 掲 げ る 行 為
ロ 金融商 品取 引法第二 条第十 七 項に規 定する取 引所金融商品市場 又は同条 第八
項 第三 号 ロ に規 定 す る外 国 金 融商 品 市 場 に お け る 有 価 証券 の 売買 の 委託 の 媒 介
( ハ に 掲 げ る 行 為 に 該 当 す る も のを 除 く 。 )
ハ 金 融商 品 取引法第二十 八条第八 項第三号 又は第五号に掲げ る行為の 委託の媒
介
ニ 金 融商 品 取 引 法 第 二 条 第 十 一 項 第 三 号 に 掲 げ る 行 為
四 信 託 業 法 第 二 条 第 二 項 に 規 定 す る 信 託 会 社 の うち 、信 託 業 務を 専ら 営 む も の (
次 項 第 六号 に お いて 「 信 託 専門 会 社 」 と い う 。 )
五 従 属業 務 又 は 金 融 関 連 業務 を 専ら 営 む 会 社( 従 属業務 を営 む 会 社に あ つて は 主
と して 当該 農業 協同 組合 連合 会 、 そ の 子 会 社 ( 第 一号及 び 第 一号 の 二 に 掲 げ る会
社 に 限 る 。 第 九 項 に お いて 同 じ 。 ) そ の 他こ れ ら に 類 す る 者 と して 主 務 省 令で 定
め るも の の 行う 事業又は営む業 務のため にその業 務を営んで いるも のに限るもの
と し 、 金 融 関 連 業 務 を 営 む 会 社で あ つて 次 に 掲 げ る 業 務 の 区 分 に 該 当 す る 場 合 に
は、当該区分に定めるものに、それぞれ限るものとする。)
イ 証券専門 関連業 務及び 信託専門 関連業務のいずれ も営むもの 当該会社の議
決 権 に つ い て 、 当 該 農 業 協 同 組 合 連 合 会 の 証 券 子 会 社 等 が 合 算 して 、 当 該 農 業
協 同 組 合 連 合 会 又 は その 子 会 社( 証 券 子 会 社 等 及 び 信 託 子 会 社等 を 除 く 。 ) が
合 算 して 保 有 す る 当 該 会 社 の 議 決 権 の 数 を 超 えて 保 有 し 、 か つ 、 当 該 農 業 協同
組 合 連 合 会 の 信 託 子 会 社 等 が 合 算 して 、 当 該 農 業 協同 組 合 連 合 会 又 は そ の 子 会
社 ( 証 券 子 会 社 等 及 び 信 託 子 会 社 等 を 除 く 。 ) が 合 算 して 保 有 す る 当 該 会 社 の
議決権の数を超えて保有しているもの
ロ 証 券 専 門 関連業 務を営 む も の( イに掲げ るものを 除 く。 ) 当該会 社の議決
権 に つ いて 、 当 該 農 業 協 同 組 合 連 合 会 の 証 券 子 会 社 等 が 合 算 し て 、 当 該 農 業 協
同 組 合 連 合 会 又 は そ の 子 会 社 ( 証 券 子 会 社 等 を 除 く 。 ) が 合 算 して 保 有 す る 当
該会社の議決権の数を超えて保有しているもの
ハ 信 託 専 門 関連業 務を営 む もの( イに掲げ るものを 除 く。 ) 当該会 社の議決
権 につ いて 、 当 該 農 業 協 同 組 合 連 合会 の 信 託 子会 社 等 が合 算 して 、 当該 農業 協
同 組 合 連 合 会 又 は そ の 子 会 社 ( 信 託 子 会 社 等 を 除 く 。 ) が 合 算 して 保 有 す る 当
該会社の議決権の数を超えて保有しているもの
六 新 た な 事 業 分 野 を 開 拓 す る 会 社 と し て 主 務 省 令で 定 め る 会 社 ( 当 該 会 社 の 議 決
権 を 、 当 該 農 業 協 同 組合 連 合 会 の 子 会 社 の う ち 前 号 に 掲 げ る 会 社で 主 務 省 令で 定
め る も の ( 次号 並 び に 次 条 第 三 項及 び 第 四 項 に お いて 「 特 定 子 会 社 」 と い う 。 )
以 外 の 子会 社 又 は 当 該 農 業 協同 組合 連合 会 が 、合 算 して 、同 条 第 一 項 に 規 定 す る
基準議決権数を超えて有していないものに限る。)
六 の 二 経 営 の 向 上 に 相 当 程 度 寄 与 す る と認 められ る 新 た な事業 活 動を 行う会 社 と
し て 主 務 省 令で 定 め る 会 社 ( そ の 事 業 に 係 る 計 画 又 は 当 該 計 画 に 基 づ く 措 置 に つ
い て 主 務 省 令で 定 め る 要 件 に 該 当 し な い 会 社 ( 次 条 第 一 項及 び 第 三 項 に お いて 「
特 別 事 業 再 生 会 社 」 と い う 。 ) に あ つて は 、 当 該 会 社 の 議 決 権 を 、 当 該 農 業 協同
組 合 連 合 会 の 特 定 子 会 社 以 外 の 子 会 社 又 は 当 該 農 業 協 同 組 合 連 合 会 が 、 合 算 して
、同条第一項に規定する基準議決権数を超えて有していないものに限る。)
七 前 各 号 に 掲 げ る会 社 の みを 子 会 社 とす る 持株 会 社 (私 的 独 占禁 止 法 第九 条 第 四
項 第 一 号 に 規 定 す る 持 株 会 社 を い う 。 )で 主 務 省 令で 定 め る も の ( 当 該 持 株 会 社
になることを予定している会社を含む。)
② 前項において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
一 従 属 業 務 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行う 農 業 協同 組合 連合 会 の 行 う 事業 又
は 前 項 第 一 号 か ら 第 四 号 ま で に 掲 げ る 会 社 の 営 む 業 務 に 従 属 す る 業 務 と して 主 務
省令で定めるもの
二 金 融 関 連 業 務 第 十条 第 一 項 第 二 号 若 し く は 第三 号 の 事 業 、有 価 証 券 関 連 業 又
は 信 託 業 ( 信 託 業 法 第 二 条 第 一 項 に 規 定 す る 信 託 業 を い う。 第 四 号 に お いて 同 じ
。)に付随し、又は関連する業務として主務省令で定めるもの
三 証 券 専 門 関 連 業 務 専 ら 有 価 証 券 関 連 業 に 付 随 し 、 又 は 関 連 す る 業 務 と して 主
務省令で定めるもの
四 信 託 専 門 関 連 業 務 専 ら 信 託 業 に 付 随 し 、 又 は 関 連 す る 業 務 と して 主 務 省 令 で
定めるもの
五 証 券 子 会 社 等 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行う 農 業 協同 組合 連 合 会 の 子 会 社
で あ る 次 に 掲 げ る会 社
イ 証 券 専門 会 社 又 は 証 券 仲 介 専 門 会 社
ロ イ に 掲 げ る 会 社 を 子会 社 と す る 前 項 第 七号 に 掲 げ る 持 株会 社
ハ そ の 他 の 会 社で あ つ て 、 当 該 農 業 協 同 組合 連 合 会 の 子 会 社で あ る 証 券 専 門 会
社 又 は 証 券 仲 介 専門 会 社 の 子 会 社 の う ち 主 務 省 令で 定 め る も の
六 信 託 子 会 社 等 第 十 条 第 一 項 第 三号 の 事 業を 行 う 農業 協 同 組合 連 合 会 の 子 会 社
で あ る 次 に 掲 げ る会 社
イ 前 項 第 一号 に 掲げ る 銀 行( 以下こ の 号 に おいて 「信 託 兼営 銀 行 」 と い う 。 )
ロ 信 託 専 門会 社
ハ イ 又 は ロ に 掲 げ る会 社 を 子 会 社 と す る 前 項 第 七 号 に 掲 げ る 持 株 会 社
ニ そ の 他 の 会 社で あ つて 、 当 該 農 業 協同 組 合 連 合 会 の 子 会 社 で あ る 信 託 兼 営 銀
行又は信託専門会社の子会社のうち主務省令で定めるもの
③ 第十一条の六十四第三項の規定は、第一項の農業協同組合連合会について準用する
。 こ の 場 合 に お い て 、 同 条 第 三 項 中 「 第 一 項」 と ある の は 「 第 十 一 条の 六 十 六第 一
項」 と 、「 子 会 社 対 象会 社 」 と あ る の は「 同 項に規 定 する子 会 社対 象会 社」 と 、 「
取 得」 と あ る の は 「 取 得 、同 項 の 農 業 協同 組合 連合会 又 は その 子 会 社 に よ る同 項 第
六 号 又 は 第 六 号 の 二 に 掲 げ る 会 社 の 株 式 又 は 持 分 の 取 得」 と 、 「 農 林 水 産 省 令」 と
あ る の は 「 主 務 省 令 」 と 、同 項 た だ し 書 中「 当 該 事 由 」 と あ る の は 「 当 該 事 由 ( 当
該 農 業 協同 組合 連 合 会 又 は そ の 子 会 社 に よ る 同 項 第 六 号又 は 第 六号 の二 に 掲 げる会
社 の 株 式 又 は 持 分の 取 得 そ の 他 主 務 省 令で 定 め る 事由 を 除 く。 )」 と 読 み替 え る も
の と す る。
④ 第 一 項 の 農 業 協 同 組合 連 合 会 は 、 子 会 社 対 象 会 社 の う ち 、 同 項 第 一 号 か ら 第 五 号 ま
で 又 は 第 七 号 に 掲 げ る 会 社 ( 従 属 業 務 ( 第 二 項第 一号 に 掲 げる 従 属 業務 を い う。 以
下こ の 項及 び 第 九 項 並 び に 次 条 第 一 項 に おいて 同 じ 。 )又 は 第 十条 第 一 項第 二 号 若
- 15 -
し く は 第 三 号 の 事 業 に 付 随 し 、 若 し く は 関 連 す る 業 務 と して 主 務 省 令で 定 め るも の
を 専 ら 営 む 会 社 ( 従 属 業 務 を 営 む 会 社 に あつて は 、主 と して 当 該 農業 協同 組合 連 合
会 の 行 う事 業 の た め に そ の 業 務 を 営 ん で い る 会 社 に 限 る。 ) を 除 く 。 以 下 こ の条 に
お いて 「 認 可 対 象会 社 」 と い う。 ) を 子 会社 と し よう と する とき は 、 第 五十 条 の 二
第三 項又は 第 六十 五条第二 項の 規定により信用事業の全部若しくは 一部の 譲受け又
は 合 併 の 認 可 を 受 け る 場 合 を 除 き 、 あ ら か じ め 、行 政 庁 の 認 可を 受 け な けれ ば な ら
な い。
⑤ 前 項 の 規 定 は 、 認 可 対 象会 社 が 、 第 一 項 の 農 業 協 同 組 合 連 合 会 又 は そ の 子 会 社 の 担
保 権 の 実 行 に よ る 株 式 又 は 持 分 の 取 得 そ の 他 の 主 務 省 令で 定 め る 事 由 に よ り 当 該 農
業 協 同 組合 連 合 会 の 子 会 社 と な る 場 合 に は 、 適用 し な い。 た だ し、 当 該 農業 協同 組
合 連 合 会 は 、 そ の 子 会 社 と な つ た 認 可 対 象会 社 を 引き 続き 子会 社 と す るこ と に つ い
て 行 政庁の認 可を 受けた場 合を除き 、当該認 可対 象会社が 当該事由の生じた 日か ら
一 年を 経 過 す る 日 まで に 子 会 社で な く な るよ う 、 所要 の 措 置を 講じ な ければ な ら な
い。
⑥ 第四項の規定は、第一項の農業協同組合連合会が、その子会社としている同項各号
に 掲 げ る 会 社 を 当 該 各 号 の うち 他 の 号 に 掲 げ る会 社( 認 可 対 象会 社 に限 る 。 )に 該
当 す る 子 会 社 と し よ う と す る とき に つ い て 準 用 す る 。
⑦ 第 一 項 の 農 業 協 同 組合 連 合 会 は 、 第 四 項 の 規 定 に よ り 認 可 対 象 会 社 を 子 会 社 と し よ
う と す る とき 、又 は 前 項の 規 定 に よ り そ の 子 会社 と して い る 第 一項 各 号 に掲 げる会
社 を 当 該 各 号 の うち 他 の 号 に 掲 げ る 会 社 ( 認 可 対 象会 社 に 限 る 。 ) に該 当す る 子 会
社 と し よ う と す る とき は 、 そ の 旨 を 定 款 で 定 め な け れ ば な ら な い 。
⑧ 第 一 項 の 農 業 協同 組 合 連 合 会 が 認 可 対 象 会 社 を 子 会 社 と し て い る 場 合 に は 、 当 該 農
業 協同 組合 連合会 の 理事は、当 該認 可対 象会社の業務及び 財産の状況を 、主務省令
で定めるところにより、総会に報告しなければならない。
⑨ 第一項第五号又は第四項の場合において、会社が主として農業協同組合連合会、そ
の子会 社 その 他こ れ ら に類 する者 と して 主務 省令で 定めるものの行う事業若しくは
営 む 業 務 又 は 農 業 協同 組 合 連 合 会 の 行 う 事 業 の た め に 従 属 業 務 を 営 んで い る か ど う
か の 基 準 は 、 主 務 大 臣 が 定 め る。
⑩ 農 業 協 同 組合 連 合 会 が 第 十 条 第 七 項 の 規 定 に よ り 同 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 場 合 に お
け る 第 一 項 第 五 号 の 規 定 の 適 用 に つ いて は 、 同 号 イ 及 び ハ 中 「 当該 農 業 協 同 組合 連
合 会 の 信 託 子 会 社 等 が 合 算 して 、 当 該 農 業 協同 組合 連 合 会 又は そ の子 会 社」 と あ る
の は 、 「 当 該 農 業 協同 組合 連合 会 又 は そ の 信 託 子 会 社 等 が 合 算 して 、当 該 農 業 協同
組 合 連 合 会 の 子 会 社 」 と す る。
第 十 一 条 の 六 十 七 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 農 業 協 同 組合 連 合 会 又 は そ の 子 会
社 は 、 国 内 の 会 社 ( 前 条 第 一 項 第 一 号 か ら 第 四 号 まで に 掲 げ る 会 社 、従 属 業 務 又 は
同 条 第 二 項 第 二 号 に 掲 げ る 金 融 関 連 業 務を 専ら営 む 会 社( 同 号 に掲 げ る 金融 関 連業
務 を 営 む 会 社 で あ つて 同 条 第 一 項 第 五 号 イか ら ハ まで に 掲 げ る 業 務 の 区 分 に 該 当 す
る 場 合 に は 、 当 該 区 分 に 定 め る も の に 、 そ れ ぞれ 限 る も の と す る。 ) 、 同 条 第 一 項
第 六号の二 に掲げる会 社( 特別 事業 再生会社を除 く。 )及び同 項第七号 に掲げる会
社 並 び に 特 例 対 象 会 社 を 除 く 。 以 下こ の 項 に おいて 同 じ。 ) の 議決 権に つ いて は 、
合 算 して 、 そ の 基 準 議 決 権 数( 当 該 国 内 の会 社 の 総株 主 等 の議 決権 に 百 分の 十 を 乗
じ て 得 た 議 決 権 の 数 を い う 。 ) を 超 え る 議 決 権 を 取 得 し 、 又 は 保 有 して は な ら な い
。
② 第 十 一条 の 六 十 五 第二 項か ら 第 七 項 まで の 規 定は 、前 項 の 農業 協同 組合 連合 会 に つ
いて 準 用 す る 。こ の 場 合 に お いて 、 同 条 第二 項中「 前 項」 と あ るの は 「 第十 一条 の
六 十 七 第 一 項」 と 、 「 農 林 水 産 省 令 」 と ある の は 「主 務 省 令」 と 、 「特 定 事 業会 社
で あ る 国 内 の 会 社 の 議 決 権 を そ の 基 準 議 決 権 数」 と あ るの は 「 国 内 の 会 社 ( 同 項 に
規 定 す る 国 内 の 会 社 を い う 。 以 下 こ の 条 に お いて 同 じ 。 ) の 議 決 権を そ の 基 準 議 決
権 数 ( 同 項 に 規 定 す る 基 準 議 決 権 数 を い う 。 以 下 こ の 条 に お いて 同 じ 。 ) 」 と 、 同
条 第 三 項 中「 第 一 項」 と あ るの は 「 第 十 一条 の 六 十七 第 一項」 と、「 特 定事 業 会 社
で ある国内の会社」とあるのは「国内の会社」と、同条第四項中「第一項」とある
の は 「 第 十 一 条 の 六 十 七 第 一 項」 と 、 「 特定 事 業会 社で あ る 国 内の会 社 」と あ る の
は 「 国 内 の 会 社 」 と 、 「 第 五 十 条 の 二 第 三 項の 認 可を 受 けて 信 用 事 業 の 全 部 又 は 一
部」と あるの は「 次条第四 項又は第 五十条の二第三 項の認 可を受けて 次条第四項に
規 定する認 可対象会社を子会社 としたとき又は信用事業の全部若しくは 一部」と 、
「 農 林 水 産 省 令 」 と あ る の は 「 主 務 省 令 」 と 、「 そ の 信用 事 業 の 全 部 又 は 一 部」 と
あ る の は 「 そ の 子 会 社 と した 日 又は そ の 信用 事 業 の全 部 若 しく は 一 部」 と、同 条 第
五 項及 び 第 六 項 中 「 第 一 項 」 と あ る の は 「 第 十 一 条 の 六十 七 第 一項」と 、 「 特定 事
業 会 社で ある 国内の会 社」とあるの は「国内の会社」 と、同条第七 項中「前各項」
と あ る の は 「 第 十 一 条 の 六 十 七 第 一 項 及 び 同 条 第 二 項 に お いて 読 み 替 え て 準 用 す る
第 十 一 条 の 六 十 五 第 二 項か ら 前 項 ま で 」 と 、 「 第 一項 」 と あ る の は 「 第 十 一 条 の 六
十 七 第 一 項 」 と 読 み 替え る も の と す る 。
③ 第一項の場合及び前項において準用する第十一条の六十五第二項から第七項までの
場 合 に お い て 、 前 条 第 一 項 第 六号 に 掲 げ る 会 社 又 は 特 別 事業 再 生 会 社 の 議 決 権 の 取 得
又 は 保 有 に つ い て は 、 特 定 子 会 社 は 、 第 一 項 の 農 業 協 同 組合 連 合 会 の 子 会 社 に 該 当 し
な いも の と み な す 。
④ 第 一 項 の 「 特 例 対 象会 社 」 と は 、 地 域 の 活 性 化 に 資 す る と 認 め ら れ る 事 業 を 行 う 会
社 と して 主 務 省 令で 定 め る 会 社 ( 当 該 会 社 の 議 決 権を 、 同 項の 農業 協 同 組合 連 合 会
の 特 定 子 会 社 以 外 の 子 会 社 又 は 当 該 農 業 協 同 組合 連 合 会 が 、合 算 して 、 同 項 に規 定
す る 基 準 議 決 権 数を 超 えて 有 して い な い もの に 限 る。 )及 び 前 条第 一 項 第六 号 又 は
第 六 号 の 二 に 掲 げ る 会 社 ( 当 該 農 業 協 同 組 合 連合 会 の 子 会 社で あ る も の に 限 る。 )
と主務省令で定める特殊の関係のある会社をいう。
第 十 一 条 の 六 十 八 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 農 業 協 同 組合 連 合 会 は 、 次 に 掲 げ
る 会 社 ( 第 四 項 に お い て 「 子 会 社 対 象会 社」 と い う。 ) 以 外の 会 社 を 子 会 社 と して
はならない。
一 保険会社
二 保 険業 ( 保 険 業 法 第 二 条第 一 項 に 規 定 す る保険 業 を い う。)を 行う外 国 の会 社
二 の二 少額 短期保険 業者(保険業 法第二条第十八項に規定する少額短期保険業者
をいう。)
三 次 に 掲 げ る 業 務 を 専 ら 営 む 会 社 ( イ に 掲 げ る業 務 を 営 む 会 社 に あ つて は 、 主 と
して 当該農 業 協同 組合連合 会の行う 事業又は その子会 社の行う業務のた めにその
業務を営んでいるものに限る。)
イ 従 属業 務
ロ 関連業務
四 新 た な 事 業 分 野を 開 拓 す る 会社 又 は 経営 の 向 上 に 相 当 程度 寄 与 する と認 められ
る 新 た な 事 業 活 動を 行 う 会 社 と して 農 林 水 産 省 令 で 定 め る 会 社 ( 当 該 会 社 の 議 決
権 を 、 当該 農 業 協同 組合 連 合 会 の 子 会 社 の う ち 前号 に 掲 げ る会 社で 農 林 水産 省 令
で 定 め る も の ( 次 条 第 三 項 に お いて 「 特 定 子 会 社 」 と い う。 ) 以 外 の 子 会 社 又 は
当 該 農 業 協 同 組 合 連 合 会 が 、 合 算 して 、 同 条 第 一 項 に 規 定 す る 基 準 議 決 権 数 を 超
えて有していないものに限る。)
前 各 号 に 掲 げ る会 社 の みを 子 会 社 と する 持株 会 社 (私 的 独 占禁 止 法 第九 条 第 四
項 第 一 号 に 規 定 す る 持 株 会 社 を い う 。 )で 農 林 水 産 省 令で 定 め る も の ( 当 該 持 株
五
- 16 -
会社になることを予定している会社を含む。)
② 前項において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
一 従 属 業 務 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業を 行 う 農業 協 同 組合 連 合 会 の 行う 事 業 又
は 前 項 第 一 号 か ら 第 二 号 の 二 ま で に 掲 げ る 会 社 の 行 う 業 務 に 従 属 す る 業 務 と して
農 林 水 産 省 令で 定 め るも の
二 関 連 業 務 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 に 付随 し 、又 は 関連 す る 業務 と して 農 林
水産省令で定めるもの
③ 第 十 一 条 の 六 十 四 第 三 項 の 規 定 は 、 第 一 項 の 農 業 協同 組 合 連 合 会 に つ い て 準 用 す る
。こ の 場 合 に お いて 、同 条 第 三 項 中 「 第一 項」と あ るのは 「 第 十一条 の 六十 八 第 一
項 」 と 、 「 子 会 社 対 象 会 社 」 と あ る の は 「同 項 に 規 定 す る 子会 社 対 象会 社 」 と 、 「
取 得」 と あ る の は 「 取 得 、 同 項の 農 業 協同 組合連合 会 又は その 子会 社 に よる同 項 第
四 号 に 掲 げ る 会 社 の 株 式 又 は 持 分の 取 得 」 と 、 同 項た だ し 書 中 「 当 該 事 由」 と あ る
の は 「 当 該 事 由 ( 当 該 農 業 協同 組合 連 合 会 又 は そ の 子 会社 に よ る同 号 に 掲 げ る会 社
の 株 式 又 は 持 分 の 取 得 そ の 他 農 林 水 産 省 令で 定 め る 事 由 を 除 く 。 ) 」 と 読 み 替 え る
ものと する。
④ 第 一 項 の 農 業 協 同 組合 連 合 会 は 、 子 会 社 対 象 会 社 の う ち 、 同 項 第 一 号 か ら 第 三 号 ま
で 又 は 第 五 号 に 掲 げ る 会 社 ( 従 属 業 務 ( 第 二 項第 一号 に 掲 げる 従 属 業務 を い う。 以
下 こ の 条 及 び 次 条 第 一 項 に お いて 同 じ 。 )又 は 関 連 業 務( 第 二 項第 二 号 に 掲 げ る 関
連 業 務 を い う。 同 条 第 一 項 に お いて 同 じ 。 ) の うち 農 林 水 産 省 令で 定め る も のを 専
ら 営 む 会 社 ( 従 属 業 務 を 営 む 会 社 に あ つて は 、主 と して 当 該 農 業 協 同 組合 連 合 会 の
行 う 事 業 の た め に そ の 業 務 を 営 んで い る 会 社 に 限 る。 ) を 除 く 。 以 下こ の 条 に お い
て 「 認 可対 象会 社 」 と い う 。 )を 子 会 社 と し よう と す るとき は 、第 六十 五 条 第二 項
の 規 定 に よ り 合 併 の 認 可 を 受 け る 場 合 を 除き 、 あ らか じ め 、行 政庁 の 認 可を 受 け な
けれ ば な ら な い。
⑤ 第十一条の六十六第五項から第八項までの規定は、認可対象会社について準用する
。こ の場合 において 、同条第五 項中「前項」とあるのは「第十一条の六十八第四項
」 と 、 「 第 一 項 」 と あ る の は 「 同 条 第 一 項」 と 、 「 主 務 省 令 」 と あ る の は「 農 林 水
産 省令」と 、同条 第六 項中「第 四 項」とあるのは「第十 一条の六十八第四 項」と、
「 第 一 項」 と あ る の は 「 同 条 第 一 項 」 と 、同 条第 七 項 中「 第 一 項の 」 と ある の は「
第 十 一 条 の 六 十 八 第 一 項 の 」 と 、 「 第 四 項」 と あ るの は 「 同 条 第 四 項」 と 、「 第 一
項各号」とあるの は「同条 第一項各号」と、同条第八項中「第一項」 とあるのは「
第 十 一 条 の 六 十 八 第 一 項」 と 、 「 主 務 省 令」 と あ るの は 「 農 林 水 産 省 令 」 と 読 み 替
え る も の と す る。
⑥ 第一項第三号又は第四項の場合において、会社が主として農業協同組合連合会の行
う 事 業 若 し く は そ の 子 会 社 の 行 う 業 務 又 は 農 業 協 同 組合 連 合 会 の 行 う事 業 の た め に
従属業務を営んでいるかどうかの基準は、主務大臣が定める。
第 十 一 条 の 六 十 九 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 農 業 協 同 組合 連 合 会 又 は そ の 子 会
社 は 、 国 内 の 会 社 ( 前 条 第 一 項 第 一号 及 び 第 二 号 の二 に 掲 げる会 社 、従 属業 務又 は
関 連業 務を 専 ら営 む 会 社 並 び に同 項第 五号 に 掲げ る会 社並び に 特例対 象会社を除 く
。 以 下 こ の 項 に お い て 同 じ 。 ) の 議 決 権 に つ い て は 、 合 算 して 、 そ の 基 準 議 決 権 数
( 当 該 国 内 の 会 社 の 総 株 主 等 の 議 決 権 に 百 分 の 十 を 乗 じて 得 た 議 決 権 の 数 を い う 。
)を超える議決権を取得し、又は保有してはならない。
② 第 十 一条 の 六 十 五 第二 項か ら 第 七 項 まで の 規 定は 、前 項 の 農 業 協同 組合 連合 会 に つ
い て 準 用 す る 。 こ の 場 合 に お いて 、 同 条 第二 項 中 「 前 項」 と あ るの は 「 第十 一 条 の
六十 九第 一 項」 と 、「 特定事業 会社で あ る国 内の会社の議決権を その基準議決権 数
」 と あ るの は 「 国 内 の 会 社 ( 同 項 に 規 定 する国 内 の 会 社を い う 。 以 下こ の条 に お い
組 合 員及 び 会 員
て 同 じ 。 ) の 議 決 権 を そ の 基 準 議 決 権 数 (同 項 に 規 定 す る 基準 議 決 権 数を いう 。 以
下こ の 条 に お いて 同 じ 。 ) 」 と 、 同 条 第 三 項 中「 第 一 項」 と あ るの は 「 第 十 一条 の
六 十 九 第 一 項 」 と 、「 特 定 事業 会 社 で あ る国 内 の 会社 」 と あるの は「 国 内の 会 社 」
と 、同 条第 四 項 中 「 第 一 項 」と あ る の は 「 第 十一条の 六十 九 第一 項」と 、「 特定 事
業 会 社 で あ る 国 内 の 会 社 」 と あ る の は 「 国 内 の 会 社」 と 、「 第 五十 条 の 二 第 三 項」
と あ るの は 「 第十 一条の 六 十 八 第四 項」 と 、「信 用 事業 の 全部又 は 一部の 譲受けを
した と き ( 農 林 水 産 省 令で 定 め る 場 合 に 限 る。 )」 と ある の は 「同 項 に 規定 す る認
可 対 象会 社 を 子 会 社と した とき 」 と 、 「 そ の信 用 事業 の 全 部又 は 一 部の 譲受 けを 」
と あ る の は 「 そ の 子 会 社 と 」 と 、同 条 第五 項及び 第 六 項中「 第 一項」 と ある の は 「
第 十 一 条 の 六十 九 第 一 項」 と 、 「 特 定 事 業会 社で ある国 内 の会 社 」 とあ る の は「 国
内 の 会 社 」 と 、 同 条 第 七 項 中 「 前 各 項 」 と あ るの は 「 第十 一 条 の 六 十 九 第 一 項及 び
同 条 第 二 項 に お いて 読 み 替 えて 準用 す る 第十 一条 の六 十 五 第二 項か ら前 項まで 」 と
、「 第 一項」 とあ るのは 「 第十 一条 の 六 十九 第 一項」 と読 み替 え る もの とする。
③ 第一項の場合及び前項において準用する第十一条の六十五第二項から第七項までの
場合において、前条第一項第四号に掲げる会社の議決権の取得又は保有については、
特 定 子 会 社 は 、 第 一 項 の 農 業 協 同 組合 連 合 会 の 子 会 社 に 該 当 し な い も の と み な す 。
④ 第 一 項の 「 特 例対 象会 社」 と は 、前 条 第 一項 第四 号 に 掲 げ る会 社( 第 一 項の 農業 協
同 組合 連合 会 の 子 会 社で あ る も の に 限 る。 ) と農 林 水産 省 令で 定め る 特 殊の 関 係 の
あ る会 社 を い う 。
第 五節
第 十 二 条 農 業 協 同 組合 の 組合 員 た る 資 格 を 有 す る 者 は 、 次 に 掲 げ る 者 で 定 款 で 定 め る
もの とする。
一 農 業 者 ( 組合 を 除 く 。 )
二 当 該 農 業 協同 組合 の 地 区 内 に 住 所 を 有 す る個 人又 は 当 該農 業 協同 組合 か ら そ の
事 業 に 係 る 物 資 の 供 給 若 し く は 役 務 の 提 供 を 継 続 して 受 け て い る 者 で あ つて 、 当
該農業協同組合の施設を利用することを相当とするもの
三 当該 農業 協同 組合 の 地 区 の 全 部 又 は 一部 を 地 区 と す る 農業 協同 組合
四 農 事 組 合 法 人 等 当 該 農 業 協 同 組合 の 地区 内 に 住所 を 有 する 農 民 が主 た る構 成 員
と な つ て い る 団 体 で 協同 組 織 の 下 に 当 該 構 成 員 の 共 同 の 利 益 を 増 進 す るこ と を 目
的 と す るも の そ の 他 当該 農 業 協同 組 合 又 は 当 該 農 業 協 同 組合 の 地 区 内 に 住 所 を 有
す る 農 民 が 主 た る 構 成 員 又 は 出 資者 と な つて い る 団 体 ( 前 三 号 に 掲 げ る 者 を 除 く
。)
② 農 業 協 同 組合 連 合 会 の 会 員 た る 資 格 を 有 す る 者 は 、 次 に 掲 げ る 者 で 定 款 で 定 め る も
の と す る。
一 組合
二 他 の 法 律 に よ り 設 立 さ れ た 協 同 組 織 体 で 組合 の 行 う 事 業 と 同 種 の 事 業 を 行 う も
の
三 組合が主たる構成員又は出資者となつている法人(次に掲げる者を除く。)
イ 前 二 号 に 掲 げ る者
ロ 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 農 業 協同 組 合 連 合 会 に あ つて は 、 当 該 農 業
協 同 組 合 連 合 会 の 子 会 社 で あ る 第 十 一 条 の 六 十 六 第 一 項 第 一号 か ら 第 四 号 ま で
に 掲 げ る会 社
ハ 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 農 業 協同 組 合 連 合 会 に あ つて は 、 当 該 農 業
協同 組合 連合会 の 子会社で あ る第 十 一条 の 六 十八 第 一 項第 一号から 第二 号の二
まで に掲 げる会 社
- 17 -
第 十 三 条 組 合 は 、 定 款 の 定 め る と こ ろ に よ り 、 組 合 員 又 は 会 員( 以 下 こ の 章 に お い て
「組合員」と総称する。)に出資をさせることができる。
② 出 資 組合 の 組合 員 は 、 出 資 一 口 以 上 を 有 し な け れ ば な ら な い 。
③ 出資一口の金額は、均一でなければならない。
④ 出 資 組合 の 組合 員 の 責 任 は 、 第 十 七 条 の 規 定 に よ る 経 費 の 負 担 の ほ か 、 そ の 出 資 額
を 限 度 と す る。
組合員は、出資の払込みについて、相殺をもつて出資組合に対抗することができな
い。
⑤
非 出 資 組合 の 組合 員 の 責 任 は 、 第 十 七 条 の 規 定 に よ る 経 費 の 負 担 に 限 る 。
第十四条 出資組合の組合員は、出資組合の承認を得なければ、その持分を譲り渡すこ
とができ な い。
② 組合員でない者が持分を譲り受けようとするときは、加入の例によらなければなら
ない。
持分の譲受人は、その持分について、譲渡人の権利義務を承継する。
組合員は、持分を共有することができない。
③
④
第 十 五条
第 十 六 条 組 合 員 は 、 各 々 一 個 の 議 決 権 並 び に 役 員 及 び 総 代 の 選 挙 権 を 有 す る。 た だ し
、 第 十 二 条 第 一 項 第 二 号 か ら 第 四 号 まで 又 は 第二 項 第 二号 若 し く は 第三 号 の 規 定 に
よ る 組 合 員 ( 以 下 「 准 組合 員 」 と い う 。 ) は 、 議 決 権 及 び 選 挙 権 を 有 し な い 。
② 農 業 協 同 組合 連合 会 は 、前 項本文 の 規 定 にか かわ らず 、政令で 定 め る基 準 に 従 い 、
定 款 の 定 め る とこ ろ に よ り 、 そ の 会 員 に 対 して 、 当該 会 員 が 農 業 協 同 組合で あ る 場
合 に あ つて は 当 該 農 業 協 同 組 合 の 組 合 員 ( 准 組合 員を 除 く 。 ) の 数 、 当 該 会 員が 農
業 協 同 組 合 連 合 会 で あ る 場 合 に あ つ て は 当該 農業 協 同 組合 連 合 会を 直 接 又 は 間 接 に
構 成 す る 農 業 協 同 組合 の 組 合 員 ( 准 組 合 員を 除 く 。 ) の 数 及び 当 該 農業 協 同 組合 の
当 該 農 業 協 同 組 合 連 合 会 構 成 上 の 関 連度 に 基 づき 、 二 個 以 上 の 議 決 権 及 び 選 挙 権を
与えることができる。
③ 組合 員 は 、 定 款 の 定 め る と こ ろ に よ り 、 第 四 十 三 条 の 六 第 一 項 又 は 第 二 項 の 規 定 に
よ り あら か じ め 通 知 の あ つた 事 項 に つき 、書 面 又 は代 理 人をも つて 、 議 決権 又 は 選
挙 権 ( 以下 「 議 決 権 等 」 と いう 。 )を 行 うこ とがで き る。こ の場 合 には 、 そ の 組合
員 と 同 一 の 世 帯 に 属 す る 者 又 は 他 の 組 合 員 ( 准 組 合 員 を 除 く 。 )で な け れ ば 、 代 理
人となることができない。
④ 組合 員 は 、 定 款 の 定 め る と こ ろ に よ り 、 前 項 の 規 定 に よ る 書 面 を も つ て す る 議 決 権
の行使に代えて、議決権を電磁的方法により行うことができる。
⑤ 前二項の規定により議決権等を行う者は、これを出席者とみなす。
⑥ 代理人は、五人以上の組合員を代理することができない。
⑦ 代 理 人 は 、 代 理 権 を 証 す る 書 面 を 組合 に 提 出 し な け れ ば な ら な い 。
⑧ 代理人による議決権等の行使については会社法第三百十条(第一項及び第五項を除
く 。 ) の 規 定を 、 書 面 に よ る 議 決 権 等 の 行 使 につ いて は同 法 第 三百 十 一 条 ( 第二 項
を 除 く 。 ) の 規 定 を 、 電 磁 的 方 法 に よ る 議 決 権 の 行 使 に つ いて は 同 法 第 三 百 十 二 条
( 第三 項を 除 く。 )の規定を 、 それ ぞれ 準用する。こ の場 合において 、同 法 第三 百
十 条第 二 項 中 「 前 項 」 と あ る の は 「 農 業 協同 組 合 法第 十 六 条 第 三 項 」 と 、同 条 第 三
項 中 「 第 一 項 」 と あ る の は 「 農 業 協 同 組合 法 第十 六条 第 七 項」 と 、 同 条 第 四 項中 「
第 二 百 九十 九 条 第 三 項」 と あ る の は 「 農 業 協同 組合 法 第四 十 三 条の 六 第 二 項」 と 、
同 条第七 項 第二号並び に同 法第 三百十 一条第 一項並び に第三百十二条第 一項及び 第
五 項 中 「 法 務 省 令 」 と あ る の は 「 農 林 水 産 省 令」 と 、 同 条 第 二 項中 「 第二 百 九十 九
条 第三 項」 と あ るの は 「 農 業 協同 組 合 法 第四 十 三 条の 六 第 二 項」 と読 み 替え るも の
とするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
第十七条 組合は、定款の定めるところにより、組合員に経費を賦課することができる
。
組合員は、前項の経費の支払について、相殺をもつて組合に対抗することができな
い。
②
第十八条 組合は、定款の定めるところにより、組合員に対して過怠金を課すことがで
き る。
第 十 九 条 組 合 員 た る 資 格 を 有 す る 者 が 組合 に 加 入 し よ う と す る と き は 、 組合 は 、 正 当
な 理 由 が な い の に 、 そ の 加 入 を 拒 み 、 又 は そ の 加 入 に つき 現 在 の 組 合 員 が 加 入の 際
に付されたよりも困難な条件を付してはならない。
第二十条 出資組合の組合員は、いつでも、その持分の全部の譲渡によつて脱退するこ
と がで き る 。こ の場 合 に おいて 、 その 譲渡を 受 け る者 が な いとき は 、組合 員は、 出
資 組 合 に 対 し 、 定 款 の 定 め る と こ ろ に よ り そ の 持 分 を 譲り 受 け るべ き こ とを 、請 求
することができる。
② 非出資組合の組合員は、六十日前までに予告し、事業年度末において脱退すること
が で き る。
③ 前項の予告期間は、定款でこれを延長することができる。ただし、その期間は、一
年を超えてはならない。
第 一 項 の 規 定 に よ り 出 資 組合 が 組合 員 の 持 分 を 譲 り 受 け る 場 合 に は 、 第 十 四 条 第 一
項及び第二項の規 定は適用しない。
④
第二十一条 組合員は、次の事由によつて脱退する。
一 組 合 員 た る 資格 の 喪 失
二 死 亡又 は 解 散
三 除名
② 除名は、次の各号のいずれかに該当する組合員につき、総会の決議によつてこれを
す るこ と が で き る 。 こ の 場 合 に お い て 、 組合 は 、 その 総 会 の 日 の 十 日 前 まで に そ の
組合 員に対 しその 旨を 通知し、か つ、総会 において 弁明する機会を与えなければ な
ら ない 。
一 長期間にわたつて組合の施設を利用しない組合員
二 出 資 の 払 込 み 、経 費 の 支 払 そ の 他 組 合 に 対 す る 義 務 を 怠 つ た 組 合 員
三 そ の 他 定 款 で 定 め る 行 為 を し た 組合 員
前項の除名は、除名した組合員にその旨を通知しなければ、これをもつてその組合
員に対抗することができない。
③
持 分 を 計 算 す る に 当 た り 、 出 資 組合 の 財 産 を も つ て そ の 債 務 を 完 済 す る に
第 二 十 二 条 出 資 組合 の 組合 員 は 、 前 条 第 一 項 の 規 定 に よ り 脱 退 し た と き は 、 定 款 の 定
めるところにより、その持分の全部又は一部の払戻しを請求することができる。
前項の持分は、脱退した事業年度末における当該出資組合の財産によつてこれを定
める。
②
第 二 十三 条
- 18 -
足 り な い と き は 、 当 該 出 資 組 合 は 、 定 款 の 定 め る とこ ろ に よ り 、 第 二 十 一 条 第 一 項
の 規 定 に よ り 脱 退 した 組合 員 に 対 して 、 そ の 負担 に 帰 すべ き 損 失額 の 払込 みを 請 求
することができる。
第二十四条 前二条の規定による請求権は、脱退の時から二年間これを行わないときは
、時効 に よ つて 消 滅 す る。
第 二 十 五 条 第二 十 一 条 第 一 項の 規 定 に より 脱 退 した 組合 員 が 出 資 組合 に対 す る 債務を
完済するまでは、出資組合は、その持分の払戻しを停止することができる。
第 二 十 六 条 出 資 組合 の 組 合 員 は 、 事 業 を 休 止 し た と き 、 事 業 の 一 部 を 廃 止 し た と き 、
そ の 他 特 に や む を 得 な い 事 由 が あ る と 認 めら れ る とき は 、 定 款 の 定 め る とこ ろ に よ
り、その出資口数を減少することができる。
前 項 の 場 合 に は 、 第 二 十 二 条 か ら 第 二 十 四 条 ま で の 規 定を 準 用 す る 。
②
管理
第二十七条 理事は、組合員名簿を作成し、各組合員について次に掲げる事項を記載し
、 又 は 記 録 し な け れ ば な ら な い 。 た だ し 、 非 出資 組合 の 組 合 員 名 簿 には 、 第 三号 及
び 第 四 号 に 掲 げ る 事 項 を 記 載 し 、 又 は 記 録 し な く て も よ い。
一 氏 名 又 は 名 称及 び 住所
二 加 入 の 年 月 日 及 び 組合 員 た る 資 格 の 別
三 出 資口 数 及 び 出 資 各 口 の 取 得 の 年 月 日
四 払 込済 み の 出 資 の 額 及 び そ の 払 込 み の 年 月 日
② 理事は、組合員名簿を主たる事務所に備えて置かなければならない。
③ 組合員及び組合の債権者は、組合の業務時間内は、いつでも、理事に対し次に掲げ
る 請 求を す るこ と がで き る。こ の 場 合 に おいて は 、理 事は 、 正 当な 理 由 がな いの に
こ れ を 拒 ん で は なら な い。
一 組 合 員 名 簿 が 書 面 を も つて 作 成 さ れ て い るとき は 、 当 該 書 面の 閲 覧 又 は 謄写 の
請求
二 組 合 員 名 簿 が 電 磁 的 記 録 を も つ て 作 成 さ れて い る とき は 、 当該 電 磁 的記 録 に記
録 さ れ た 事 項 を 農 林 水 産 省 令で 定 め る 方 法 に よ り 表 示 した も の の 閲 覧 又 は 謄写 の
請求
第六節
第二十八条 組合の定款には、次に掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない
。 た だ し 、 非 出 資 組合 の 定 款 に は 、 第 六 号 、 第 八号 及 び 第 九 号 の 事 項を 記 載 し 、 又
は記録しなくてもよい。
一 事業
二 名称
三 地区
四 事務所の所在地
五 組合 員 た る 資 格 並 び に 組合 員の 加 入 及び 脱 退 に 関 す る 規 定
六 出 資 一 口 の 金 額 及 び そ の 払 込 み の 方 法並 び に 一 組 合 員 の 有 す るこ と ので き る 出
資口 数 の 最 高 限 度
経 費 の 分 担 に 関 す る規 定
剰 余 金 の 処 分及 び 損 失 の 処 理 に 関 す る 規 定
利益準備金の額及びその積立ての方法
七
八
九
十 役 員の 定 数 、 職務 の 分 担及 び 選 挙 又 は 選 任 に 関 す る 規 定
十 一 事業 年 度
十 二 公告の 方法( 組合が公告(こ の 法律又は他の法律の規定により官報に掲載す
る 方 法 に よ り し なけれ ば なら な いも の と されて い るも のを 除 く。 ) を す る 方 法を
い う。 以 下 同 じ 。 )
② 前 項第 十 号 の 役 員 の 選 挙 に 関 す る 規 定 に は 、 選 挙 期 日 、 選 挙 に 関 す る 通 知 、 候 補 者
の 推 薦 、 選 挙 管 理 者 、 選 挙 立会 人 、 投 票 、開 票 及び 当 選 に 関 す る事 項 並 び に 役 員 を
総会外において選挙することとしたときはその旨を定めなければならない。
③ 組合 の 定 款 に は 、 第 一 項 の 事 項 の ほ か 、 組合 の 存 立 時 期 を 定 め た と き は そ の 時 期 を
、 現 物 出 資 す る 者 を 定 め た と き は そ の 者 の 氏 名 、 出 資 の 目 的で あ る 財 産 及 び そ の 価
額並びにこれに対して与える出資口数を記載し、又は記録しなければならない。
第二十九条 次の事項は、定款で定めなければならない事項を除いて、これを規約で定
めることができる。
一 総 会 又 は 総 代会 に 関 す る 規 定
二 業 務 の 執 行及 び 会 計 に 関 す る 規 定
三 役 員 に 関 す る規 定
四 組合 員 に 関 す る規 定
五 そ の 他 必要 な 事 項
第 二 十 九 条の 二 理事は 、定 款 、規 約、信用 事業 規 程、 共済規 程、信託 規 程 、宅地 等 供
給事業 実施規 程及 び 農業経 営 規 程(以下「定款等」 という。 )を各事務所 に備えて
置 か な けれ ば な ら な い 。
② 組合員及び組合の債権者は、組合の業務時間内は、いつでも、理事に対し次に掲げ
る 請 求を す るこ と がで き る。こ の 場 合 に おいて は 、理 事は 、 正 当な 理 由 がな いの に
こ れ を 拒 ん で は なら な い。
一 定款等が書面をもつて作成されているときは、当該書面の閲覧の請求
二 前 号 の 書 面 の 謄 本 又 は 抄 本 の 交 付の 請 求
三 定 款 等 が 電 磁 的 記 録 を も つて 作 成され て い る と き は 、 当 該 電磁 的 記 録 に 記 録 さ
れた事項を農林水産省令で定める方法により表示したものの閲覧の請求
四 前 号 の 電 磁 的 記 録 に 記 録 さ れ た 事 項を 電 磁 的 方 法で あ つて 組合 の 定 め た も の に
より提供することの請求又はその事項を記載した書面の交付の請求
③ 組合 員 及 び 組 合 の 債 権 者 は 、 前 項 第 二 号 又 は 第 四 号 に 掲 げ る 請 求 を す る に は 、 組 合
の定めた費用を支払わなければならない。
④ 定款等が電磁的記録をもつて作成されている場合であつて、各事務所(主たる事務
所 を 除 く 。 ) に お け る 第 二 項 第 三 号 及 び 第四 号 に掲 げ る請 求 に 応じ るこ とを 可 能 と
す るた め の 措 置 と して 農 林 水 産 省 令で 定 め るも の を と つて いる 組合 につ いて の第 一
項の 規 定 の 適 用 に つ いて は 、同 項 中 「 各事 務 所」 と あ るの は 、 「主 た る 事務 所 」 と
す る。
第三十条 組合は、役員として理事及び監事を置かなければならない。
② 理 事 の 定 数 は 、 五 人 以 上 と し 、 監 事 の 定 数 は 、 二 人 以 上 と す る。
③ 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 組 合 に は 、 役 員 と して 、 信 用 事 業 を 担 当 す る 専 任
の理事一人以上を含めて常勤の理事三人以上を置かなければならない。
④ 役員は、定款の定めるところにより、組合員が総会(設立当時の役員にあつては、
創 立総 会 ) に お い て こ れ を 選 挙 す る。 た だ し 、農業 協同 組合の 役 員(設 立 当 時の 役
員 を 除 く 。 ) は 、 定 款 の 定 め る とこ ろ に より 、総 会 外 にお いて こ れ を 選 挙 す るこ と
- 19 -
る。
② 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 農 業 協 同 組合 連 合 会 そ の 他 の 政 令 で 定 め る 農 業 協
同 組合 連合 会 は 、 役 員 と し て 、 理 事 及 び 監 事 のほ か 、 経営 管 理 委 員を 置 か な けれ ば
な ら な い。
③ 経 営 管理 委 員 の 定 数は 、 五人 以上 と す る 。
④ 経営管理委員については、前条第十一項から第十三項までの規定を準用する。この
場 合 に お い て 、 同 条第 十 一 項 中 「 三 分 の 二 」 と あ るの は 「 四 分 の 三 」 と 、 同 条第 十
二 項 中 「 次 に 掲 げ る 者 の い ず れ か 」 と ある の は「 第 一号 に 掲 げ る者 」 と 読み 替 え る
も のと する 。
⑤ 経 営 管 理 委 員を 置 く 組 合 ( 以 下 「 経 営 管 理 委 員 設 置 組 合 」 と い う 。 ) の 理 事 の 定 数
は 、 前 条 第 二 項の 規 定 にか かわ ら ず 、 三 人 以 上 と す る 。
⑥ 経営 管 理 委員 設置 組合 の理 事は、 前 条第 四 項 及び 第十 項の規 定 にか かわ らず 、経 営
管 理 委 員会 が 選 任 す る 。
⑦ 経 営 管理 委員 設置 組合 の理事 は 、農 畜産 物の 販売 その他 の 当該 経営 管理 委員 設置 組
合 が 行 う 事 業 又 は 法 人 の 経 営 に 関 し実 践 的 な 能 力 を 有 す る者 で な け れ ば な ら な い。
前 条 第 十 一 項 か ら 第 十 三 項ま で の 規 定 は 、 経 営 管 理 委 員 設置 組 合 の 理 事 に は 、 適 用
し な い。
第三十条の四 次に掲げる者は、役員となることができない。
一 法人
二 成 年被 後見 人 若 しく は 被 保 佐 人又 は 外 国 の 法 令上これ らと同 様 に取り 扱われて
い る者
三 こ の 法 律 、会 社 法 若 し く は 一 般 社 団 法 人及び 一般 財 団 法人 に 関 する 法律 (平 成
十 八年 法律 第四 十八号 ) の規定 に違反 し 、又は民 事再生法 第二百 五 十 五条、 第二
百 五 十 六 条 、 第二 百 五十 八 条 か ら 第 二 百 六 十 条 まで 若 しく は 第 二 百 六 十 二 条 の 罪
若 しく は 破 産法(平成十 六年法律第七十 五号 )第 二百六十 五条、第 二百六十 六条
、 第 二 百 六 十 八 条 か ら 第 二 百 七 十 二 条 まで 若 し く は 第 二 百 七 十 四 条 の 罪 を 犯 し 、
刑 に処 せ ら れ 、 その 執 行 を 終わ り 、又 は その 執 行 を 受 け るこ と が な く な つた 日 か
ら 二 年 を 経 過 し な い者
四 前 号に 規定す る法律の 規定 以外の 法令の規定に違反し、禁錮以上の刑に処せら
れ 、 そ の 執 行を 終わ る まで 又 は そ の 執 行を 受 け るこ と が な く な る まで の 者 ( 刑 の
執 行猶 予 中 の 者 を 除 く 。 )
② 前項各号に掲げる者のほか、次の各号に掲げる者は、それぞれ当該各号に定める事
業を行う組合の役員となることができない。
一 破 産 手 続 開 始 の 決 定を 受 けて 復 権 を 得 な い者 第 十条 第 一 項第 三 号 又 は 第 十 号
の 事業
二 金 融 商 品 取 引 法 第 百 九 十 七 条 、 第 百 九 十 七 条 の 二 第 一 号 か ら 第 十 号 の 三 まで 若
し く は 第 十 三 号 か ら 第 十 五 号 まで 、 第 百 九 十 八 条 第 八 号 、 第 百 九 十 九 条 、 第 二 百
条 第 一 号 か ら 第 十 二 号 の 二 まで 、 第 二 十 号 若 し く は 第 二 十 一号 、 第 二 百 三 条 第 三
項 又 は 第二 百 五 条 第 一号 か ら 第 六 号 まで 、 第 十 九 号 若 し く は 第 二 十 号 の 罪 を 犯 し
、 刑 に 処 せ ら れ 、 そ の 執 行 を 終わ り 、 又 は そ の 執 行 を 受 け る こ と が な く な つ た 日
から二年を経過しない者 第十条第一項第三号の事業
第三 十条 の三
⑧
ができる。
⑤ 役員の選挙は、無記名投票によつてこれを行う。
⑥ 投 票 は 、 一 人 ( 第 十 六 条 第 二 項の 規 定 に よ り そ の 会 員 に 対 し て 二 個 以 上 の 選 挙 権 を
与える農業協同組合連合会にあつては、選挙権一個)につき一票とする。
⑦ 役 員の 選 挙 に お い て は 選 挙 ご と に 選 挙 管 理 者 、 投 票 所 ご と に 投 票 管 理 者 、 開 票 所 ご
と に開 票 管 理 者 を 置 か な け れ ば な ら な い 。
⑧ 役 員 の 選 挙 を した と き は 、 選 挙 管 理 者 は 選 挙 録 、 投 票 管 理 者 は 投 票 録 、 開 票 管 理 者
は開票録を作り、それぞれこれに署名しなければならない。
⑨ 総 会 外 に お い て 役 員 の 選 挙 を 行 う と き は 、 投 票 所 は 、 組合 員 の 選 挙 権 の 適 正 な 行 使
を 妨 げ な い 場 所 に 設 け な けれ ば な ら な い 。
⑩ 役 員 は 、 第 四 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、 定 款 の 定 め る と こ ろ に よ り 、 組合 員 が 総 会 (
設立当時の役員にあつては、創立総会)においてこれを選任することができる。
⑪ 組合 の 理 事 の 定 数 の 少 な く と も 三 分 の 二 は 、 組 合 員 ( 准 組 合 員 を 除 き 、 組 合 員 の 組
合 員 又 は そ の 組 合 員 で 准 組 合 員 で な い も の を 含む 。 以 下こ の 項 に お いて 同 じ 。 ) た
る 個 人 又 は 組 合 員た る 法人 の 役 員で な ければ なら ない。た だ し 、設 立 当 時の 理 事 は
、 設 立 の 同 意 を 申 し 出た 農 業 者 ( 法 人 に あ つて は 、そ の 役 員) 又 は 設 立 の 同 意を 申
し出た組合の組合員(法人にあつては、その役員)でなければならない。
⑫ 農 業 協 同 組合 の 理 事 の 定 数 の 過 半 数 は 、 次 に 掲 げ る 者 の い ず れ か で な け れ ば な ら な
い 。 た だ し 、 その 地 区 内 に お け る 認 定 農 業 者 ( 農 業 経 営 基 盤 強 化促 進 法 第十 三 条 第
一 項 に 規 定 す る 認 定 農 業 者 を い う 。 第 一 号 に お いて 同 じ 。 )が 少 な い場 合 そ の 他 の
農 林 水 産 省 令 で 定 め る場 合 は 、 こ の 限 り で な い。
一 認 定農 業 者 ( 法 人 に あ つ て は 、そ の 役 員 )
二 農 畜 産 物 の 販 売 そ の 他 の 当 該 農 業 協 同 組合 が 行 う 事 業 又 は 法 人 の 経 営 に 関 し 実 践
的 な 能 力 を 有 す る者
⑬ 農 業 協 同 組合 は 、 そ の 理 事 の 年齢 及 び 性 別 に 著 し い 偏 り が 生 じ な い よ う に 配 慮 し な
け れ ば な ら な い。
⑭ 第 十 条 第 一 項 第 三 号 又 は 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 ( そ の 行 う 信 用 事 業 又 は 共 済 事 業
の 規 模 が 農 林 水 産 省 令で 定 め る 基 準 に達 し な い農 業 協同 組合 を 除 く 。 ) にあ つて は
、 監 事 の う ち 一 人 以 上 は 、 次 に 掲 げ る 要 件の 全て に該 当 す る者 で な けれ ば なら な い
。
一 次の イ又 はロ に掲 げる 組合 の区 分に応じ 、 当該イ又 はロに定 める者 以外 の者で
あ る こ と。
イ 農 業 協 同 組 合 当 該 農 業 協 同 組合 の 組合 員 又 は 当 該 農 業 協 同 組合 の 組合 員た
る法人若しくは団体 の役員若しく は使用 人
ロ 農 業 協 同 組 合 連合 会 当該 農 業 協同 組合 連合 会 の 会 員 た る 法 人 の 役 員又 は 使
用人
二 そ の 就 任 の 前 五 年 間 当 該 組合 の 理 事若 し くは 使 用 人又 は そ の子 会 社 の 取 締 役 、
会 計 参与(会 計参与が法人で あるときは、その職務を 行うべき 社員)、執行役若
しくは使用人でなかつたこと。
三 当 該 組 合 の 理 事 又 は 参 事 そ の 他 の 重要 な 使 用 人の 配 偶 者 又 は 二 親 等 内の 親 族 以
外の者であること。
⑮ 第 十 条 第 一 項 第 三 号 又 は 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組 合 ( そ の 行 う信 用 事 業 又 は 共 済 事 業
の 規 模 が 農 林 水 産 省 令で 定 め る 基 準 に 達 し な い農 業 協同 組 合を 除 く 。 ) は 、 監 事 の
互選をもつて常勤の監事を定めなければならない。
第 三 十 条 の 五 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 組合 を 代 表 す る 理 事 、 経 営 管 理 委 員 設
置 組合 の 理 事 並 び に 組 合 の 常 務 に 従 事 す る役 員( 経営 管 理 委員を 除 く。 )及 び参 事
組合 と 役 員 と の 関 係 は 、 委 任 に 関 す る 規 定 に 従 う 。
第 三 十 条 の 二 組合 ( 次 項 に 規 定 す る 農業 協同 組合 連 合 会 を 除 く 。 ) は 、 定款 の 定 め る
と こ ろ に よ り 、 役 員 と して 、 理 事 及 び 監 事 の ほ か 、経 営 管 理 委 員 を 置 く こ と がで き
- 20 -
②
③
は 、 他 の 組 合 若 し く は 法 人 の 職 務 に 従 事 し 、 又 は 事業 を 営 んで は な ら な い 。 た だ し
、 他 の 組 合 の 経 営 管 理 委 員 と な る 場 合 そ の 他 当該 組合 の業 務 の 健 全 か つ適 切 な運 営
を 妨 げ る お そ れ が な い 場 合 と して 農 林 水 産 省 令で 定 め る 場 合 は 、こ の 限 りで な い 。
経 営 管 理 委 員 は 、 理 事 、 監 事 又 は 組合 の 使 用 人 と 兼 ね て は な ら な い 。
監事は、理事又は組合の使用人と兼ねてはならない。
第三十一条 役員の任期は、三年以内において定款で定める。ただし、定款によつて、
そ の 任 期 を 任 期 中 の 最 終 の 事 業 年 度 に 関 す る 通 常 総 会 の 終 結 の 時 ま で 伸 長 す るこ と
を 妨 げ な い。
② 設立当時の役員の任期は、前項の規定にかかわらず、一年以内の期間で創立総会に
お い て 定 め る 。 た だ し 、 創 立 総 会 の 決 議 に よ つて 、 そ の 任 期 を 任 期 中 の 最 終 の 事 業
年度に関する通常総会の終結の時まで伸長することを妨げない。
③ 合 併 又 は 新 設 分 割 ( 第 七 十 条 の 三 第 一 項 に規 定 す る 新 設 分 割 を い う 。 第 五 十 一 条 第
四項において同じ。)による設立の場合における前項の規定の適用については、同項
中 「 創 立総 会 に お い て 」 と あ る の は 「 設 立 委 員 が 」 と 、同 項 た だ し書 中 「 創 立総 会 の
決議によつて、その」とあるのは「設立委員が当該役員の」とする。
第 三 十 二 条 組 合 は 、 理 事 会 を 置 か な けれ ば な ら な い 。
② 理事会は、全ての理事で組織する。
③ 理 事 会 は 、 組合 の 業 務 執 行 を 決 し 、 理 事 の 職 務 の 執 行 を 監 督 す る 。
④ 経営 管理 委員 設置 組合の 理事会 が組合の 業務 執行を 決 し、 理事 の職務の 執 行を 監督
す る に 当た つ て は 、 経 営 管 理 委 員 会 が 決 定 す る と こ ろ に 従 わ な け れ ば な ら な い 。
第三十三条 理事会の決議は、議決に加わることができる理事の過半数(これを上回る
割 合 を 定 款で 定 めた 場 合 に あ つて は 、 そ の 割 合 以 上 ) が 出 席 し 、その 過 半数(こ れ
を上回る割合を定款で定めた場合にあつては、その割合以上)をもつて行う。
② 前項の決議について特別の利害関係を有する理事は、議決に加わることができない
。
③ 理事会の議事については、農林水産省令で定めるところにより、議事録を作成し、
議 事 録 が 書 面を も つて 作 成 さ れ て い る と き は 、 出 席した 理 事及 び 監 事は 、これ に署
名 し 、 又 は 記 名 押 印 し な けれ ば な ら な い 。
④ 前項の議事録が電磁的記録をもつて作成されている場合における当該電磁的記録に
記 録 さ れ た 事 項 に つ いて は 、 農 林 水 産 省 令で 定め る 署 名又 は 記名 押 印に 代わ る措 置
を と ら な けれ ば な ら な い 。
⑤ 理 事会 の 決 議 に参 加 し た 理 事 で あ つて 第 三 項 の 議 事 録 に 異議を と ど め な い も の は 、
そ の 決 議 に 賛 成 し た も の と 推 定 す る。
⑥ 理事会の招集については、会社法第三百六十六条及び第三百六十八条の規定を準用
す る 。こ の 場 合 に お い て 、 必 要 な 技 術 的 読 替 え は 、 政 令 で 定 め る 。
第 三 十 四 条 経 営 管 理 委 員 設 置 組合 は 、 経 営 管 理 委 員 会 を 置 か な け れ ば な ら な い 。
② 経営管理委員会は、全ての経営管理委員で組織する。
③ 経営管理委員会は、この法律で別に定めるもののほか、組合の業務の基本方針の決
定 、重要な財 産の取得及び処 分その 他の定款で 定める組合の業務執行に関する重要
事項を決定する。
④ 経営管理委員会は、理事をその会議に出席させて、必要な説明を求めることができ
る。
理事会は、必要があるときは、経営管理委員会を招集することができる。
⑤
⑥ 前項の規定による招集については、会社法第三百六十八条第一項の規定を準用する
。
⑦ 経 営 管 理 委 員 会 は 、 理 事 が 第 三 十 五 条 の 二 第 一 項の 規 定 に 違 反 し た 場 合 に は 、 当 該
理事の解任を総会に請求することができる。
⑧ 経営管理委員会は、総会の日の七日前までに、前項の規定による請求に係る理事に
解 任 の 理 由 を 記 載 した 書 面を 送 付 し 、 か つ 、 総会 に おいて 弁 明 す る 機会 を 与 え な け
れ ば な ら ない 。
⑨ 第 七 項の 規 定 に よ る 請 求 に つ き 同 項 の 総 会 に お い て 出 席 者 の 過 半 数 の 同 意 が あ つた
と き は 、 その 請 求 に 係 る 理 事 は 、 そ の 時 に そ の 職 を 失 う 。
経営管理委員会については、前条の規定を準用する。この場合において、必要な技
術的読替えは、政令で定める。
⑩
第三十五条 理事は、理事会(経営管理委員設置組合にあつては、理事会及び経営管理
委 員会。 以下こ の 項及 び 次項に おいて 同 じ。 )の 日から 十 年間、理事会 の議 事録を
主た る 事務 所 に備えて 置か なければ なら ない。
② 理事 は、 理事会 の 日か ら 五 年間 、前 項の議 事録の写 し を 従 た る 事務所 に 備えて 置 か
な け れ ば な ら な い 。 た だ し 、 当 該 議 事 録 が 電 磁 的 記 録 を も つて 作 成 さ れ て い る 場 合
で あ つ て 、 従 た る 事 務 所 に お け る 次 項 第 二号 に掲 げ る 請 求 に 応 じ るこ と を 可 能 と す
る た め の 措 置 と し て 農 林 水 産 省 令 で 定 め る も の を と つ て い る と き は 、こ の 限 りで な
い。
③ 組合員は、組合の業務時間内は、いつでも、理事に対し次に掲げる請求をすること
が で き る 。 こ の 場 合 に お い て は 、 理 事 は 、 正 当 な 理 由 が な い の にこ れ を 拒 ん で は な
ら ない 。
一 第 一 項 の 議 事 録 が 書 面 を も つて 作 成 さ れ て い る と き は 、 当 該 書 面又 は 当 該書 面
の写 しの閲覧又は謄写の 請 求
二 第 一 項 の 議 事 録 が 電 磁 的 記 録 を も つて 作 成さ れて い る とき は 、 当該 電 磁 的記 録
に 記 録 さ れ た 事 項を 農 林 水 産 省 令で 定 め る 方 法 に よ り 表 示 した も の の 閲 覧 又 は 謄
写 の請 求
④ 組合 の 債 権 者 は 、 役 員 の 責 任 を 追 及 す る た め 必 要 が あ る と き は 、 裁 判 所 の 許 可を 得
て 、 理 事 に 対 し 第 一 項 の 議 事 録 に つ い て 前 項 各 号 に 掲 げ る 請 求 を す るこ と がで き る
。
⑤ 裁判所は、前項の請求に係る閲覧又は謄写をすることにより組合又はその子会社に
著 し い 損 害 を 及 ぼ す お そ れ が あ る と 認 め る と き は 、 同 項 の 許 可を す るこ と が で き な
い。
⑥ 第四項の許可については、会社法第八百六十八条第一項、第八百六十九条、第八百
七十条 第二項(第一号に係 る部分に限る。)、第八百七十条の二、第八百七十一条
本 文 、 第 八 百 七 十 二 条 ( 第 五 号 に 係 る 部 分 に限 る 。 ) 、 第 八百 七 十 二 条 の 二 、第 八
百 七 十 三 条 本 文 、 第 八 百 七 十 五 条 及 び 第八 百 七十 六 条 の規 定 を 準用 す る 。こ の 場 合
において、必要な技術的読替えは、政令で定める。
第三十五条の二 理事(経営管理委員設置組合にあつては、理事及び経営管理委員。次
項 及 び 第 四 項 に お い て 同 じ 。 ) は 、 法 令 、 法 令 に 基 づ いて す る 行 政 庁 の 処 分 、 定 款
等 及 び 総 会 ( 経 営 管 理 委 員 設 置 組 合 に あ つて は 、 総 会 及 び 経 営 管 理 委 員 会 ) の 決 議
を 遵 守 し 、 組 合 の た め忠 実 に そ の 職 務 を 遂 行 し な けれ ば な ら な い 。
② 理 事 は 、 次 に 掲 げ る 場 合 に は 、 理 事 会 ( 経 営 管 理 委 員 設 置 組合 に あ つ て は 、 経 営 管
理委員会。第四項において同じ。)において、当該取引につき重要な事実を開示し、
そ の 承 認 を 受 け な け れ ば なら な い。
- 21 -
一 理 事 が 自 己 又 は 第三 者 の た め に 組 合 と 取 引 を し よ う と す る と き 。
二 組 合 が 理 事 の 債 務 を 保 証 す る こ と そ の 他 理 事 以 外 の 者 と の 間 に お い て 組合 と 当 該
理事 との利 益が相反す る取 引を しよう とする とき 。
③ 民 法 第 百 八 条 の 規 定 は 、 前 項 の 承 認 を 受 け た 同 項 第 一 号 の 取 引 に つ い て は 、適 用 し
ない。
第二項各号の取引をした理事は、当該取引後、遅滞なく、当該取引についての重要
な 事 実 を 理 事会 に報 告 し な け れ ば なら な い 。
④
第三十五条の三 組合は、理事会(経営管理委員設置組合にあつては、経営管理委員会
) の 決 議 に よ り 、 理 事 の 中 か ら 組 合 を 代 表 す る 理 事 ( 以 下 「 代 表 理 事 」 と い う。 )
を 定 め な け れ ば な ら な い。
② 代 表 理 事 は 、 組 合 の 業 務 に 関 す る 一切 の 裁 判 上 又 は 裁 判 外 の 行為 を す る 権 限 を 有 す
る。
代表理事は、定款又は総会若しくは経営管理委員会の決議によつて禁止されていな
いときに限り、特定の行為の代理を他人に委任することができる。
③
第三十五条の四 理事及び経営管理委員については会社法第三百五十七条第一項並びに
第 三 百 六 十 一条 第 一 項 及 び 第 四 項の 規 定を 、 理 事 につ いて は同 法 第 三百 六 十 条第 一
項 の 規 定 を 、 それ ぞ れ 準 用 す る 。 こ の 場 合 に お いて 、 同 項 中 「 著 し い 損 害」 と あ る
の は 「 回 復 す るこ と が で き な い 損 害 」 と 、同 法 第 三百 六 十 一条 第 四 項中 「取 締 役 」
と あ る の は 「 理 事 ( 農 業 協 同 組合 法第 三 十 条 の二 第 五 項に規 定 する経営 管 理 委員設
置 組合 に あ っ て は 、 経 営 管 理 委 員 ) 」 と 読み 替 え るも の と するほか 、 必 要 な 技 術 的
読替えは、政令で定める。
② 代 表 理 事 に つ い て は 、 会 社 法第 三 百 四 十 九 条 第 五 項 、 第 三 百 五 十 条 及 び 第 三 百 五 十
四 条 の 規 定 を 準 用 す る。こ の 場 合 に お いて 、同 項 中「 前 項」 と あ る のは 、 「 農業 協
同 組合 法 第 三 十 五条 の 三 第 二 項」 と 読 み 替え るも の と するほ か 、必要 な技術 的 読 替
え は 、 政 令 で 定 め る。
第 三 十 五 条 の 五 監 事 は 、 理 事 ( 経 営 管 理 委 員 設 置 組合 に あ つ て は 、 理 事 及 び 経 営 管 理
委 員 。 次 項 に お い て 同 じ 。 ) の 職 務 の 執 行 を 監 査 す る 。こ の 場 合 に お いて 、 監 事 は
、農林水産省令で定めるところにより、監査報告を作成しなければならない。
② 監事は、いつでも、理事及び参事その他の使用人に対して事業の報告を求め、又は
組合の業務及び財産の状況の調査をすることができる。
③ 監 事は、 理事 が不 正の 行為を し、若 しく は 当 該 行 為を す る おそれ が ある と認 めると
き 、又 は 法 令 若 し く は 定 款 に 違 反 す る 事 実 若 し く は 著 しく 不 当 な 事 実 が あ る と 認 め
る と き は 、 遅 滞 な く 、 そ の 旨 を 理 事 会 ( 経 営 管 理 委 員 設 置 組合 に あ つて は 、 理 事 会
及 び 経営 管理 委員会 ) に報告 しなければ なら ない。
④ 経 営 管 理 委 員 設 置 組 合 の 監 事 は 、 経 営 管 理 委 員 が 不 正の 行 為 を し 、 又 は 当 該 行 為を
す る お それ が あ る と 認 め る とき は 、 遅 滞 な く 、そ の 旨を経 営 管 理委 員会 に報 告 し な
け れ ば なら な い。
⑤ 監事については、第三十五条の二第一項並びに会社法第三百四十三条第一項及び第
二 項 、 第 三 百 四 十 五 条 第 一 項 か ら 第 三 項 まで 、 第 三 百 八 十 一条 第三 項 及 び 第 四 項 、
第 三 百 八 十 三 条 第 一 項 か ら 第 三 項 まで 、 第 三 百 八 十 四 条 、 第三 百 八 十 五 条 、 第三 百
八 十 六 条 第 一 項( 第 一 号 に 係 る 部 分 に 限 る。 ) 及 び 第 二 項( 第 一号 及 び 第二 号 に 係
る 部 分 に 限 る 。 ) 、 第 三 百 八 十 七 条 並 び に 第 三 百 八十 八 条 の 規 定 を 準用 す る 。こ の
場 合 に お いて 、 同 法 第 三 百 四 十 三 条 第 一 項及 び 第 二 項 中「 取 締 役」 と あ るの は 「 理
事 ( 農 業 協 同 組合 法 第 三 十 条 の 二 第 五 項 に規 定 す る経 営 管 理委 員 設 置 組合 に あって
は 、 経 営 管 理 委 員 ) 」 と 、 同 法 第 三 百 四 十 五 条第 三 項 中「 第 二 百 九 十 八条 第 一項 第
一 号 」 と あ る の は 「 農 業 協同 組合 法 第 四 十三 条 の 五第 一 項 第 一号 」 と 、 同 法 第 三 百
八 十 一 条第 三 項及 び 第 四 項 中「 子 会 社 」 と あ るの は 「 子会 社 等( 農 業 協 同 組合 法 第
九 十 三 条 第 二 項 に 規 定 す る 子 会 社 等 を い う。 ) 」 と 、 同 法第 三 百 八 十 三 条 第 一 項 本
文 中 「 取 締 役 会 」 と あ る の は 「 理 事 会 ( 農 業 協同 組 合 法 第 三 十 条 の 二 第 五 項 に規 定
す る 経 営 管 理 委 員 設 置 組合 に あ って は 、 理事 会 及び 経 営 管 理 委 員会 ) 」 と 、 同 項た
だ し 書 中 「 監 査 役 が 二 人 以 上 あ る 場 合 に お いて 、 第 三 百 七 十 三 条 第 一 項 の 規 定 に よ
る 特 別 取 締 役 に よ る 議 決 の 定 め が あ る とき は 」 と あ る の は 「 同 項に 規 定 す る 経 営 管
理 委 員 設 置 組合 に あ って は 」 と 、 「 同 条 第二 項の 取締 役 会 」と あ る のは 「 理 事会 」
と 、 同 条 第 二 項 中 「 取 締 役 」 と あ る の は 「 理 事( 農 業 協同 組合 法第 三 十 条の 二 第 五
項 に 規 定 す る 経 営 管 理 委 員 設 置 組 合 に あ って は 、 理 事 又 は 経 営 管 理 委 員 ) 」 と 、 同
項及び 同 条第三 項 中「取締 役会」 とあるのは「理事会(農業 協同組合法第三十条の
二 第 五 項 に 規 定 す る 経 営 管 理 委 員 設 置 組合 に あ って は 、 理 事会 又 は 経 営 管 理 委 員 会
) 」 と 、 同 法 第 三 百 八 十 四 条 中 「 取 締 役 」 と ある の は 「 理 事又 は 経 営 管 理 委 員」 と
、 「 法 務 省 令 」 と あ る の は 「 農 林 水 産 省 令」 と 、 同 法 第 三 百 八 十 五 条 中 「 取 締 役 」
と あ る の は 「 理 事 」 と 、同 法 第 三 百 八 十 六 条 第一 項中「 第 三百 四 十 九条 第 四 項、第
三 百 五 十 三 条 及 び 第 三 百 六 十 四 条 」 と あ るの は「 農 業 協同 組合 法第 三 十 五条 の 三 第
二 項」 と 、 同 項 第 一号 中 「 取 締 役 ( 取 締 役」 と あ るの は 「 理事 若 し くは経 営 管理 委
員( 理 事 又 は 経営 管 理 委 員 」 と 、 「 取 締 役 が 」 と あ る のは 「 理 事若 し く は経 営 管 理
委 員 が 」 と 、 同 条 第 二 項 中 「 第 三 百 四 十 九条 第 四 項」 と あ るの は 「 農業 協同 組合 法
第 三 十 五条 の 三 第 二 項」 と 、 同 項 第 一 号 及 び 第二 号 中「 取 締 役 」 と あ る の は 「 理 事
又 は 経 営 管 理 委 員 」 と 読 み 替 え る も の と す る ほ か 、 必 要 な技 術 的 読 替 え は 、 政 令で
定める。
第三十五条の六 役員は、その任務を怠つたときは、組合に対し、これによつて生じた
損 害を 賠 償 す る 責 任 を 負 う。
② 前 項 の 責 任の 原因 と な つ た 行為 が理 事会 (経 営 管理 委 員設 置 組 合 に あつて は 、 理 事
会 又 は 経営 管 理委員会 )の 決議 に基づき 行われた とき は、その決議 に賛成した 理事
( 経 営 管 理 委 員 設 置 組 合 に あ つて は 、 理 事又 は経 営 管 理 委 員) は 、 その 行 為を した
もの とみな す 。
③ 第一項の責任は、総組合員の同意がなければ、免除することができない。
④ 前項の規定にかかわらず、第一項の責任は、当該役員が職務を行うにつき善意でか
つ 重 大 な 過 失 が な い と き は 、 第 一 号 に 掲 げ る 額 か ら 第 二 号 に 掲 げ る 額 を 控除 して 得
た額を限度として、総会の決議によつて免除することができる。
一 賠 償 の 責 任を 負 う 額
二 当 該 役 員 が そ の 在 職 中 に 組 合 か ら 職 務 執 行 の 対価 と して 受 け 、 又は 受 け るべ き
財 産 上 の 利 益 の 一 年 間 当 た り の 額 に 相 当 す る 額 と して 農 林 水 産 省 令 で 定 め る 方 法
に よ り 算 定 さ れ る額 に 、 次 の イか ら ハ まで に 掲 げ る 役 員の 区 分 に 応じ 、 当該 イか
らハまでに定める数を乗じて得た額
イ 代表理事 六
ロ 代表理 事以 外 の 理事 又 は経 営 管 理委 員 四
ハ 監事 二
⑤ 前項の場合には、理事(経営管理委員設置組合にあつては、経営管理委員)は、同
項の総会において次に掲げる事項を開示しなければならない。
一 責 任 の 原 因 と な つた 事 実 及 び 賠 償 の 責 任を 負 う 額
二 前項の規定により免除することができる額の限度及びその算定の根拠
三 責 任を 免 除 す べ き 理 由 及 び 免 除 額
- 22 -
⑥ 理 事 ( 経 営 管 理 委 員 設 置 組合 に あ つ て は 、 経 営 管 理 委 員 ) は 、 第 一 項 の 責 任 の 免 除
(理事及び経営 管 理委員の 責任の免除に限る。)に関する議案を総会に提出するに
は 、 各 監 事 の 同 意 を 得 な け れ ば なら な い。
⑦ 第 四 項 の 決 議 が あ つ た 場 合 に お い て 、 組 合 が 当 該 決 議 後 に 同 項の 役 員 に 対 し 退 職 慰
労 金 そ の 他 の 農 林 水産 省 令で 定 め る 財 産 上の 利 益 を 与 え るとき は、総 会 の承 認 を 受
けなければ ならない。
⑧ 役員がその職務を行うについて悪意又は重大な過失があつたときは、当該役員は、
こ れ に よ つ て 第 三 者 に 生 じ た 損 害を 賠 償 す る 責 任 を 負 う。
⑨ 次 の 各 号 に 掲 げ る 者 が 、 当 該 各 号 に 定 め る 行 為 を した と き も 、 前 項 と 同 様 と す る 。
た だ し 、 そ の 者 が 当 該 行 為 を す るこ と に ついて 注 意を 怠 ら なか つたこ と を 証 明した
とき は 、 こ の 限 り で な い 。
一 理 事 次 に 掲 げ る 行為
イ 次条 第 一項又は第二 項の規 定により 作成すべきものに記載し、又は記録 すべ
き重要な事項についての虚偽の記載又は記録
ロ 虚偽の登記
ハ 虚 偽 の公 告
二 監 事 監 査 報 告 に 記 載 し 、 又 は 記 録 す べ き 重 要 な 事 項 に つ いて の虚 偽 の 記 載 又
は記録
役員が組合又は第三者に生じた損害を賠償する責任を負う場合において、他の役員
も当該損害を賠償する責任を負うときは、これらの者は、連帯債務者とする。
⑩
第三十六条 理事は、農林水産省令で定めるところにより、組合の成立の日における貸
借対照表(非出資組合にあつては、財産目録)を作成しなければならない。
② 理 事 は 、 農 林 水 産 省 令 で 定 め る と こ ろ に よ り 、 事 業 年 度 ご と に 、 非 出 資 組合 に あ つ
て は 財 産 目 録 及 び 事 業 報 告 を 、 出 資 組合 にあ つて は貸 借対 照 表 、損 益 計 算書 、 剰 余
金処 分案又 は損失 処 理案その他 組合の財産及び損益の状況を示すた めに必要かつ適
当なも の と して 農 林 水産 省 令で 定 め るも の( 以下 「 計算書 類」 とい う。 )並び に 事
業報告並びにこれらの附属明細書を作成しなければならない。
③ 前二項の規定により作成すべきものは、電磁的記録をもつて作成することができる
。
④ 理 事 は 、 第 一 項及 び 第 二 項 の 規 定 に よ り 作 成 した も の ( 事 業 報 告 及 び そ の 附 属 明 細
書 を 除 く。 第 十 三 項 に お いて 同 じ 。 )を 作成 の 日 から 十 年 間保 存 しな ければ なら な
い。
⑤ 第二項の規定により作成したものについては、農林水産省令で定めるところにより
、監事 の 監 査 を受け なけれ ば な ら な い。
⑥ 前 項 の 規 定 に よ り 監 事 の 監 査を 受 け た も の ( 第 三 十 七 条 の 二 第 三 項 に 規 定 す る 会 計
監 査 人 設 置 組 合 の 計 算 書 類 及 び その 附 属 明 細書 に あ つて は 、前 項の 規 定 に よ り 監 事
の 監 査 を 受 け 、及 び 同 条 第 三 項の 規 定 によ り 会計 監 査 人の 監 査を受 け た もの ) に つ
い て は 、 理 事 会 ( 経 営 管 理 委 員 設 置 組合 にあ つて は 、 理 事 会及 び 経 営 管 理 委 員会 )
の 承 認 を 受 け な け れ ば な ら な い。
⑦ 理 事 ( 経 営 管 理 委 員 設 置 組 合 に あ つ て は 、 経 営 管 理 委 員 ) は 、 通常 総 会 の 招 集 の 通
知 に 際 して 、 農 林 水 産 省 令 で 定 め る とこ ろ に より 、 組合 員 に 対 し、 前 項の 承 認を 受
け た も の ( 監 査 報 告 ( 第 三 十 七 条 の 二 第 三 項 に 規 定す る 会 計 監 査 人 設 置 組合 に あ つ
て は 、 監 査 報 告 及 び 会 計 監 査報 告 )を 含む 。 以下こ の 条に おいて 「 決算 関 係 書類」
と い う 。 )を 提 供 し な け れ ば な ら な い 。
理 事 は 、 決 算 関 係 書 類 を 通常 総 会 に 提 出 し 、 又 は 提 供 し な け れ ば な ら な い 。
理事 は、決 算 関 係書類を 、 通常 総会 の日の 二 週間 前の 日か ら 五 年間主 た る事 務所 に
⑧
⑨
備えて置かなければならない。
⑩ 理 事 は 、 決 算 関 係 書 類 の 写 し を 、 通常 総 会 の 日 の 二 週 間 前 の 日 か ら 三 年 間 従 た る 事
務 所 に 備 えて 置 か な け れ ば な ら な い 。 た だし 、 決 算 関 係 書 類が 電 磁 的 記 録を も つて
作成さ れて い る場 合で あ つて 、 従た る事務 所 におけ る 次項第三号及び第四号 に掲げ
る 請 求 に 応 じ る こ と を 可 能 と す る た め の 措 置 と し て 農 林 水 産 省 令で 定 め る も の を と
つているときは、この限りでない。
⑪ 組合員及び組合の債権者は、組合の業務時間内は、いつでも、理事に対し次に掲げ
る 請 求 を す る こ と がで き る 。 こ の 場 合 に お いて は 、 理 事 は 、 正 当 な 理 由 が な い の に
これを拒んではならない。
一 決 算 関 係 書 類 が 書 面 を も つ て 作 成 さ れて い る とき は 、 当該 書 面 又 は 当 該 書 面 の
写 し の 閲 覧の 請 求
二 前号の書面の 謄本又は 抄本の交付の請求
三 決 算 関 係 書 類 が 電 磁 的 記 録 を も つて 作 成 され て い るとき は 、当 該電 磁 的 記録 に
記録された事項を農林水産省令で定める方法により表示したものの閲覧の請求
四 前 号 の 電 磁 的 記 録 に 記 録 さ れ た 事 項 を 電 磁 的 方 法 で あ つて 組 合 の 定 め た も の に
より提供することの請求又はその事項を記載した書面の交付の請求
⑫ 組 合 員 及 び 組 合 の 債 権 者 は 、 前 項 第 二 号 又 は 第 四 号 に 掲 げ る 請 求 を す る に は 、 組合
の定めた費用を支払わなければならない。
第 一 項及 び 第 二 項 の 規 定 に よ り 作 成 した も の に つ い て は 、 会 社 法 第 四 百 四 十 三 条 の
規 定を 準 用 す る。
⑬
第 三 十 七 条 組合 ( 第 十 条 第 一 項 第 三 号 又 は 第 十 号 の 事 業 を 行 う 農 業 協 同 組 合 連 合 会 そ
の 他 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 組合 を 除 く 。 ) の 理 事は 、 事 業 年 度ご と に 、前 条 第 二
項の 規 定 に よ り 作 成 す べ き もの の ほ か 、 農 林 水産 省 令で 定 める 事 業 の区 分ご との 損
益 の 状 況 を 明 ら か に し た 事 項を 記 載 し 、 又 は 記 録 した 書 面 又 は 電磁 的 記 録を 作 成 し
、これを通常総会に提出し、又は提供しなければならない。
② 前項の規定により通常総会に提出し、又は提供する書面又は電磁的記録については
、 あら か じ め、理 事会 (経営 管 理 委 員設置組合 にあつて は 、理事会 及び 経営 管理 委
員 会 ) の 承 認 を 受 け な けれ ば な ら な い 。
第三十七条の二 出資組合であつて、次に掲げるものは、会計監査人を置かなければな
ら ない 。
一 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 農 業 協 同 組合 ( 政 令 で 定 め る 規 模 に 達 し な い も
のを 除 く 。 )
二 農業協同組合連合会(政令で定める規模に達しないものを除く。)
② 前項に規定する出資組合以外の出資組合は、定款で定めるところにより、会計監査
人を置くことができる。
③ 会 計 監 査 人 設 置 組 合 ( 前 二 項 の 規 定 に よ り 会 計 監 査 人 を 置 く 出 資 組合 を い う 。 次 項
に お い て 同 じ 。 ) は 、 第 三 十 六 条 第 二 項の 規 定 に よ り 作 成 し た 計 算 書 類 及 び そ の 附 属
明細書について、監事の監査のほか、農林水産省令で定めるところにより、会計監査
人 の 監 査を 受 け な け れ ば な ら な い 。
④ 会 計 監 査 人 設 置 組 合 に つ い て は 、 会 社 法 第 四 百 三 十 九 条 の 規 定を 準 用 す る。 こ の 場
合において、同条中「第四百三十六条第三項の承認を受けた計算書類」とあるのは「
農業 協 同 組 合 法 第三 十 六条 第 六 項 の 承 認 を 受 け た 同 条 第二 項 に規 定 す る計 算 書 類 」 と
、 「 法 務 省 令 」 と あ る の は 「 農 林 水 産 省 令 」 と 、 「 前 条 第 二 項」 と あ る の は 「 同 法 第
四十四条第一項」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定め
る。
- 23 -
第三 十七 条の 三 会計監 査人に ついて は 、第三十条 の三並び に 会社 法第三百二 十 九条 第
一 項 、 第三 百 三 十 七 条 、 第 三 百 三 十 八 条 第 一 項及 び 第 二 項 、 第三 百 三 十 九 条 、第 三
百 四 十条第一 項から第 三 項まで 、第 三百四十 四条第一項及び 第二項、第三百四十五
条 第 一 項か ら 第 三 項 まで 、 第 三 百 九 十 六 条 第 一項か ら 第 五 項まで 、 第三 百 九 十七 条
第 一 項 及 び 第 二 項 、 第 三 百 九 十 八 条 第 一 項及 び 第二 項 並び に 第 三 百 九 十 九条 第 一 項
の 規 定 を 準 用 す る 。こ の 場 合 に お い て 、 同 法第 三 百 三 十 七 条 第 三 項 第 一 号 中 「 第 四
百 三 十 五 条 第 二 項」 と あ る の は 「 農 業 協同 組合 法 第 三 十六 条 第 二 項」 と 、同 項 第 二
号 中 「 子 会 社 」 と あ る の は 「 子 会 社 等 ( 農業 協 同 組合 法 第 九十 三 条 第二 項 に 規 定 す
る 子 会 社 等 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) 」 と 、 同 法第三 百 四 十 五 条 第 一項 中 「 株主 総会 に
お いて 、会 計 参 与 の 選 任 若 し く は解 任 又 は辞任 に ついて 」 とあ る の は「 会計 監 査 人
の 選 任 、 解 任 若 し く は 不 再 任 又 は 辞 任 に つ いて 、 総 会 に出 席 して 」 と、同 条 第二 項
中 「 会 計 参 与 を 辞 任 し た 者 」 と あ る の は 「会 計 監 査人を 辞 任した者 又 は 解任され た
者 」 と 、「 辞 任 後 」 と あ る の は 「 辞 任 後又 は 解任 後」 と、「 辞 任 した旨及 び その 理
由 」 と あ る の は 「 辞 任 した 旨 及 び そ の 理 由又 は 解 任 に ついて の 意見 」 と 、同 条 第 三
項 中 「 取 締 役 」 と あ る の は 「 理 事 ( 農 業 協 同 組合 法第 三 十 条の 二 第 五項 に 規 定す る
経 営 管 理 委 員 設 置 組 合 に あ って は 、 経 営 管理 委員 ) 」 と 、 「 第 二 百 九 十 八条 第 一 項
第 一号 」 と あ る の は 「 同 法第 四 十 三 条 の 五第 一 項 第 一 号 」 と 、 同 法第三 百 九 十 六 条
第 一 項 中「 次 章」 と あ る の は 「 農 業 協 同 組 合 法第 三 十 七条 の 二 第三 項 」 と 、 「 計 算
書 類及 び そ の 附 属 明細 書 、 臨 時 計 算 書 類 並び に 連結計 算 書 類」 と あ るの は「 同 項 に
規定す る書類」と 、「 法務 省令」とあるのは「農 林水産省令」 と、同条第二項中「
取 締 役 及 び 会 計 参 与 並 び に 支 配 人 」 と あ るの は 「 理事及 び 経営 管理 委 員 並び に 参 事
」 と 、 同 項 第 二 号 中 「 法 務 省 令 」 と あ る の は 「 農 林 水 産 省 令」 と 、 同 条 第 三 項及 び
第 四 項 中「 子 会 社 」 と あ る の は 「 子 会 社 等」 と 、同 条 第 五 項 第 二号 及 び 第三 号 中「
会 計 監 査 人 設置 会 社 又 は その 子 会 社 」 と あ るのは 「農 業 協同 組合 法第三 十 七 条の 二
第 三 項 に 規 定 す る 会 計 監 査 人 設 置 組 合 の 理事 、経 営 管 理委 員 、 監事 若 し くは 参 事 そ
の 他 の 使 用 人 又 は 当該 会 計 監 査 人 設 置 組合 の 子 会 社等 」 と 、同 法 第 三百 九 十 七条 第
一項中 「 取締 役」 とあるの は「 理事 及び経営 管理委員」と 、同 法第三百 九十八条第
一 項中「 第三百九十六条第一項」とあるのは「農業協同組合法第三十七条の二第三
項」 と 、同 法第三 百九十九 条第一項中「取締役」 とあるのは「 理事」 と読み替え る
ものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
② 会計監査人の責任については、第三十五条の六の規定を準用する。この場合におい
て 、同 条 第 一 項及び 第 四 項 中「 役 員 」 と あるの は 「役 員又は会 計監 査 人」と 、同 項
第 二 号 ハ 中 「 監 事 」 と あ る の は 「 監 事 又 は 会 計監 査 人」 と 、同 条 第 七 項及 び 第八 項
中「 役 員」 と あ る の は 「 役 員又 は会 計 監 査人」 と、同 条第 九 項 第二 号 中「監 事 」 と
あ る の は 「 監 事 又 は 会 計 監 査 人 」 と 、 「 監 査報 告 」 と あ る のは 「 監 査報 告 又 は会 計
監 査報 告 」 と 、同 条 第 十 項 中「 役 員 」 とあ る のは 「 役 員又 は会 計監 査 人」と 読 み 替
え るも の と す る 。
第 三 十 八 条 組合 員 ( 准 組合 員 を 除 く 。 ) は 、 総 組 合 員 ( 准 組 合 員 を 除 く 。 ) の 五 分 の
一 ( こ れ を 下 回 る 割 合 を 定 款 で 定 め た 場 合 に あ つ て は 、 そ の 割 合 。 次 項 に お いて 同
じ 。 ) 以 上 の 連 署 を も つて 、 その 代 表者 から 役 員(経 営 管 理委 員設 置 組合 に あ つて
は、理事を除く。)の改選を請求することができる。
② 経営 管理 委 員 設 置 組合 に あ つて は 、 組合 員 ( 准 組 合 員 を 除 く。 )は 、 総 組合 員( 准
組 合 員 を 除 く 。 ) の 五 分 の 一 以 上 の 連 署 を も つて 、 そ の 代 表 者 か ら 理 事 の 解 任 を 請
求することができる。
前 二 項 の 規 定 に よ る 請 求 は 、 理 事 の 全 員 、経 営 管 理 委 員 の 全 員 又 は 監 事 の 全 員 に つ
③
いて 同 時 に し な け れ ば なら な い。 た だ し 、 法 令、 法 令 に基づ いて す る 行政庁 の処 分
又 は 定 款 、 規 約 、 信 用 事 業 規 程 、 共 済 規 程、信 託 規 程 、 宅 地 等 供 給事 業 実施 規 程 若
し く は 農業 経 営 規 程 の 違 反 を 理 由 と す る 改 選 又は解 任 の請 求は、こ の限 りで ない。
④ 第 一 項又 は 第 二 項の 規 定 に よ る 請 求 は 、 改 選 又 は 解 任 の 理 由 を 記 載 し た 書 面を 理 事
( 経 営 管 理 委 員 設 置 組合 に あ つて は 、経 営 管 理委 員。以 下こ の 条 に おいて 同 じ。 )
に提出してしなければならない。
⑤ 第 一 項 又 は 第 二 項 の 規 定 に よ る 請 求 が あ つ た とき は 、 理 事 は 、 こ れ を 総 会 の 議 に 付
さ な け れ ば な ら な い 。こ の 場 合 に は 、 第四 十 三条 の 三 第二 項及 び 第 四 十 三条 の 四 第
二 項の 規 定 を 準 用 す る 。
⑥ 第四項の規定による書面の提出があつたときは、理事は、総会の日の七日前までに
、 そ の 請 求 に 係 る 役 員 に そ の 書 面又 は そ の写 しを 送付 し 、 か つ 、 総 会 に おいて 弁 明
す る 機 会 を 与 え な けれ ば な ら な い 。
第 一 項 又 は 第 二 項 の 規 定 に よ る 請 求 に つ き 第 五 項 の 総 会 に お い て 出 席者 の 過 半 数 の
同 意 が あ つ た とき は 、 そ の 請 求 に 係 る 役 員 は 、 そ の 時 に そ の 職 を 失 う。
⑦
第 三 十 九 条 定 款 で 定 めた 役 員 の 員 数 が 欠 け た 場 合 に は 、 任 期 の 満 了 又 は 辞 任 に よ り 退
任 した 役 員 は 、 新 た に 選 任 され た 役 員( 次条 第 一 項 の 一時 理 事 又は 監 事 の 職 務 を 行
う べ き 者 を 含 む 。 ) が 就 任 す る ま で 、 な お 役 員 と して の 権 利 義 務 を 有 す る 。 代 表 理
事 が 欠 けた 場 合又 は 定 款で 定 めた 代 表 理 事 の 員数 が 欠 けた 場 合 につ いて も 、同 様 と
す る。
② 会計監 査人が 欠けた場 合又 は定款で 定めた会 計監 査人の員数が欠けた場 合に おいて
、 遅 滞 な く 会 計 監 査 人 が 選 任 さ れ な い と き は 、 監 事 は 、 一 時会 計 監 査 人 の 職 務 を 行
う べ き 者 を 選 任 し な け れ ば なら な い 。
③ 前 項 の 一 時 会 計 監 査 人 の 職 務 を 行 う べ き 者 に つ い て は 、会 社 法 第 三 百 三 十 七 条 及 び
第 三 百 四 十 条 第 一 項 か ら 第三 項 まで の 規 定 を 準用 す る 。 こ の場 合 に おいて 、同 法 第
三百三 十七条 第三 項第一号 中「第四 百三十五条第二 項」とあるのは「農業協同 組合
法 第 三 十 六 条 第 二 項」 と 、 同 項 第 二 号 中 「 子 会 社 」 と あ る の は 「 子 会 社 等 ( 農業 協
同 組合 法 第 九 十 三 条 第 二 項 に 規 定 す る子 会 社 等を い う。 )」 と 読み 替 え るも の とす
るほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
第 四 十 条 役 員 の 職 務 を 行 う者 が な いた め 遅 滞 に よ り 損 害 を 生 ず る お そ れ が あ る 場 合 に
お いて 、組 合 員 そ の 他 の 利 害関 係 人 の 請 求 が あつた とき は 、 行政庁 は、 一 時 理事 若
し く は 監 事 の 職 務 を 行 う べ き 者 を 選 任 し 、又 は 役 員( 経 営 管 理 委 員 設 置 組合 に あ つ
て は 、理事 を 除 く 。 以下こ の 項 に おいて 同 じ。)を 選挙 し、若 しく は選 任す るた め
の総会を招集して役員を選挙し、若しくは選任させることができる。
② 前項の総会の招集については、第四十三条の六及び第四十三条の七の規定を準用す
る。
③ 代表理事の職務を行う者がないため遅滞により損害を生ずるおそれがある場合にお
いて 、 組合 員 そ の 他 の 利 害 関 係 人 の 請 求 が あ つた と き は 、 行 政 庁 は 、 一 時 代 表 理 事
の 職務 を 行 う べ き 者 を 選 任 す る こ と が で き る 。
第 四 十 一 条 役 員 又 は 会 計 監 査 人 の 責 任 を 追 及 す る 訴 え に つ い て は 、会 社 法 第 七 編 第 二
章第二節( 第八百 四十七条第二 項、第八百四十七条の二、第八百四十七条の三、第
八 百四 十 九 条 第 二 項 、 第三 項 第 二 号 及 び 第三 号 並 び に 第 六 項 か ら 第 十 一 項まで 、 第
八 百 五 十 一 条 並 び に 第 八 百 五 十 三 条 第 一 項 第 二号 及び 第 三 号を 除 く 。 ) の 規 定を 準
用 す る 。 こ の 場 合 に お いて 、 同 法 第 八 百 四 十 七条 第 一 項及 び 第 四 項 中 「 法務 省 令 」
と あ る の は 「 農 林 水 産 省 令」 と 、同 法 第 八百 五 十 条第 四 項 中「 第 五 十 五 条 、 第百 二
- 24 -
条 の二第二 項、第百三 条第三 項 、第百二十条 第五項、第二百十三条の二 第二項、第
二 百 八 十 六 条 の 二 第 二 項 、 第 四 百 二 十 四 条 ( 第四 百 八 十六 条 第 四 項 に おいて 準用 す
る 場 合 を 含む 。 ) 、 第 四 百 六 十 二 条 第 三 項( 同 項 た だ し 書 に規 定 す る 分 配 可 能 額 を
超 え な い 部 分 に つ いて 負 う 義務 に 係 る 部 分 に 限 る 。 ) 、第 四 百 六 十 四条 第 二 項及 び
第 四 百 六 十 五 条 第 二 項 」 と あ る の は 「 農 業 協同 組合 法 第 三十 五条の 六 第 三 項」 と 読
み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
第 四 十 二 条 組合 は、参事及 び 会 計主任を 選 任し 、そ の主た る事務 所又 は従 た る 事務所
において、その業務を行わせることができる。
参 事 及 び 会 計 主 任 の 選 任 及 び 解 任 は 、 理 事会 の 決 議 に よ り こ れ を 決 す る 。
参 事 に つ い て は 、 会 社 法 第 十 一 条 第 一 項及 び 第 三 項 、 第 十 二 条 並 び に 第 十 三 条 の 規
定 を 準 用 す る。
②
③
第 四 十 三 条 組合 員 ( 准 組合 員 を 除 く 。 ) は 、 総 組 合 員 ( 准 組 合 員 を 除 く 。 ) の 十 分 の
一(こ れ を 下 回 る 割合 を 定 款で 定 めた 場 合 に あつて は 、その割合 ) 以上 の同 意を 得
て 、 理 事 に 対 し 、 参 事 又 は 会 計 主 任 の 解 任を 請 求 す る こ と が で き る 。
② 前項の規定による請求は、解任の理由を記載した書面を理事に提出してこれをしな
け れ ば な ら な い。
③ 第 一 項の 規 定 に よ る 請 求 が あ つ た と き は 、 理 事会 は 、 当 該 参 事 又 は 会 計 主 任 の 解 任
の 可 否を 決 し な け れ ば な ら な い 。
理事は、前項の可否を決する日の七日前までに、当該参事又は会計主任に対し、第
二 項の 書 面又はそ の写 しを 送付し、か つ 、弁 明す る機会を 与えなければ なら ない。
④
第 四 十 三 条 の 二 通常 総会 は 、 定款 の 定 め る とこ ろ に より 、 毎 事 業 年度 一回 招 集 しな け
れ ば な ら ない 。
第 四 十 三 条 の 三 臨 時総 会 は 、 必 要 が あ る と き は 、 定 款 の 定 め る と こ ろ に よ り 、 い つ で
も招集することができる。
② 組合 員 ( 准 組合 員 を 除 く 。 ) が 総 組合 員 ( 准 組合 員 を 除 く 。 ) の 五 分 の 一 ( こ れ を
下 回 る 割 合 を 定 款 で 定 め た 場 合 に あ つ て は 、 そ の 割合 ) 以 上 の 同 意 を 得 て 、会 議 の
目 的で あ る 事 項 及 び 招 集 の 理 由 を 記 載 し た 書 面を 理 事 会 ( 経 営 管理 委 員設 置 組合 に
あ つて は 、 経 営 管 理 委 員 会 。 以 下 こ の 項及 び 第 四 項 に お い て 同 じ 。 ) に 提 出 して 、
総 会 の 招集 を 請 求 した とき は 、 理 事会 は 、 その請 求 の あつた 日か ら 二十 日 以 内に 臨
時 総 会 を 招 集 す べ き こ と を 決 し な けれ ば な ら な い 。
③ 前項の場合において、電磁的方法により議決権を行うことが定款で定められている
と き は 、 当 該 書 面 の 提 出 に 代 え て 、 当 該 書 面 に 記 載 す べき 事 項及 び 理 由 を 当 該 電 磁
的 方 法 に よ り 提 供 す るこ と がで き る。こ の 場合 に おいて 、 当該 書 面 に記 載 す べき 事
項 及 び 理 由 を 当 該 電 磁 的 方 法 に よ り 提 供 し た 組合 員 は 、 当 該 書 面を 提 出 した も の と
み なす 。
④ 前項前段の電磁的方法(農林水産省令で定める方法を除く。)により行われた当該
書 面 に記 載 すべき 事 項 及び 理由 の提 供は 、理事会 の使用 に係る電子計算 機に備えら
れ た フ ァ イ ル へ の 記 録 が さ れ た 時 に 当 該 理 事 会 に 到 達 した も の と み な す 。
第四十三条の四 総会は、理事(経営管理委員設置組合にあつては、経営管理委員。次
項において同じ。)が招集する。
理 事 の 職 務 を 行 う 者 が な い と き 、又 は 前 条 第 二 項 の 請 求 が あ つ た 場 合 に お いて 理 事
が 正 当 な理由 が ないの に総 会招集 の 手 続をしないとき は、監事は、総会を招集 しな
②
③
け れ ば なら な い 。
経営管理委員設置組合にあつては、経営管理委員及び監事の職務を行う者がないと
き は 、 理 事 は 、 総 会 を 招 集 し な けれ ば な ら な い 。
第 四 十 三 条 の 五 理 事( 理 事 以 外 の 者 が 総 会 を 招 集 す る場 合 に あ つ て は 、 その 者 。 次 条
に お いて 「 総 会 招 集 者 」 と い う 。 ) は 、総 会 を招 集 する場 合 に は 、 次に 掲 げ る事 項
を 定 め な けれ ば な ら な い 。
一 総 会 の 日 時 及び 場 所
二 総会の目的である事項があるときは、当該事項
三 前二号に掲げるもののほか、農林水産省令で定める事項
② 前 項 各号 に 掲 げ る 事 項 の 決 定 は 、 前 条 第 二 項( 第 三 十 八 条 第 五 項 に お いて 準 用 す る
場 合 を 含む 。 ) 又 は 第 四 十 八 条 の二 第 四 項の 規 定 によ り 監 事が 総 会 を招 集 す る とき
を 除き 、理事会 ( 経営 管理 委員が総会を 招集 するとき は、経営 管理 委員会 )の決議
に よら な け れ ば な ら な い。
第四 十三 条の 六 総 会を 招 集 す る に は 、 総 会 招 集者 は 、 そ の 総 会 の 日 の 十 日前 ま で に 、
組合 員 に 対 し て 書 面 を も つ て そ の 通 知を 発 し な けれ ば なら な い 。
② 総会招集者は、前項の書面による通知の発出に代えて、政令で定めるところにより
、 組合 員の 承 諾を 得て 、電磁 的 方 法に より通知を 発す るこ とがで き る。こ の場合 に
おいて、当該総会招集者は、同項の書面による通知を発したものとみなす。
③ 前二項の通知には、前条第一項各号に掲げる事項を記載し、又は記録しなければな
ら な い。
④ 総会においては、第一項又は第二項の規定によりあらかじめ通知した前条第一項第
二 号 に 掲 げ る 事 項 に つ いて の み 、 決 議 を す るこ と がで き る。た だ し 、定 款 に 特別 の
定めがあるときは、この限りでない。
⑤ 第一項及び第二項の通知については、会社法第三百一条及び第三百二条の規定を準
用 す る 。こ の 場合 に お いて 、同 法第 三 百 一条 第一項中「第二 百 九十 八条 第一項第三
号 に 掲 げ る 事 項を 定め た 場 合 」 と あ る の は「 書 面を も って 議決 権 又 は選 挙 権 を 行 う
こ と が 定 款で 定 め ら れ て い る 場 合 」 と 、 「 第 二 百 九 十 九条 第 一 項」 と あ るの は 「 農
業 協同 組合 法 第 四 十 三 条 の 六 第 一 項」 と 、「 法務 省令」 と ある の は 「農 林 水産 省 令
」 と 、 「 議 決 権 の 」 と あ る の は 「 議 決 権 又 は 選挙 権 の 」と 、「 議決 権を」 と あるの
は 「 議 決 権又 は 選 挙 権 を 」 と 、同 条 第二 項中「 第二百 九十 九条 第三項」 とあ るの は
「 農 業 協同 組合 法 第 四 十 三 条 の 六 第 二 項」 と 、同 法 第 三百 二 条第 一 項中 「 第 二百 九
十 八条第一項 第四号 に 掲げる事項を 定めた場合」とあるのは「電磁 的方法に より議
決権を行うこ とが 定款で 定められて いる場合」と、「第二百九十九条第一項」とあ
る の は 「 農 業 協同 組合 法 第 四 十 三 条 の 六 第 一 項」 と 、 「 法 務 省 令」 と あ るの は 「 農
林 水 産 省 令 」 と 、 同 条 第 二 項 中 「 第 二 百 九 十 九 条 第三 項 」 と あ る の は「 農 業 協同 組
合 法第 四 十 三 条 の 六 第 二 項 」 と 、 同 条 第三 項及び 第 四 項 中 「 第 二 百 九 十 九条 第 三 項
」 と あ るの は 「 農 業 協 同 組合 法 第 四 十 三 条の 六 第 二 項」 と 、「 法務 省令」 と あるの
は「農 林 水産 省令 」と読み 替えるものとするほか 、必要な技 術 的読 替え は、政令で
定 める 。
第 四 十 三 条 の 七 組 合 の 組合 員 に 対 し て す る 通 知 又 は 催 告 は 、 組 合 員 名 簿 に 記 載 し 、 又
は 記 録 した その 者 の 住 所 に 、 そ の 者 が 別 に 通 知又 は 催 告を 受 け る 場 所又 は 連 絡 先 を
組 合 に 通知 し た と き は 、 そ の 場 所 又 は 連 絡 先 に 宛 て れ ば よい 。
前 項の 通 知 又 は 催 告 は 、 通 常 到 達 す べ き で あ つ た 時 に 、 到 達 し た も の と み な す 。
前 二 項 の 規 定 は 、 前 条 第 一 項 の 通 知 に 際 し て 組合 員 に 書 面 を 交 付 し 、 又 は 当 該 書 面
②
③
- 25 -
に 記 載 す べ き 事 項 を 電 磁 的 方 法 に よ り 提 供 す る場 合 に ついて 準 用 す る 。こ の 場合 に
お いて 、 前 項 中 「 到 達 した も の 」 と あ る のは 、 「 当該 書 面 の交 付 又 は 当 該事 項 の 電
磁 的 方 法 に よ る 提 供 が あ つた も の 」 と 読 み 替 え る も の と す る。
第 四 十 四 条 次の 事 項 は 、 総会 の 決 議を 経 な けれ ば な ら な い 。
一 定 款の変 更
二 規 約 、 信 用 事 業規 程 、共 済 規 程 、信 託 規程 、宅地 等 供 給事業 実 施規 程及 び農業
経 営 規 程 の 設 定 、変 更 及 び 廃 止
三 毎 事 業 年度 の 事 業 計 画 の 設 定及 び 変 更
四 経費の 賦 課及 び徴収 の方法
五 財 産 目 録 又 は 計算 書 類 及 び 事業 報 告
六 事業の 全 部の 譲渡
七 農 業 協 同 組 合 連 合 会 の 設 立 の 発 起 人 と な り 又 は 設 立 準 備会 の 議 事 に 同 意 す るこ
と。
八 組 合 へ の 加 入 及 び 組合 か ら の 脱 退
② 定款の変更(軽微な事項その他の農林水産省令で定める事項に係るものを除く。)
は 、行政庁の 認可を受 けなければ 、 その 効力 を 生じない。
③ 前 項 の 認 可 に つ い て は 、 第 五 十 九 条 第 二 項 、 第 六 十 条及 び 第 六 十 一 条 の 規 定 を 準用
す る。
④ 組合 は 、 第 二 項 の 農 林 水 産 省 令 で 定 め る 事 項 に 係 る 定 款 の 変 更 を し た と き は 、 遅 滞
なく 、その 旨 を 行 政庁 に 届け出 なければ なら ない。
⑤ 共済 規程の変 更のうち 、軽微な 事項 その 他の農 林水産 省令で 定 める 事項に係るも の
に つ い て は 、 第 一 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、 政 令で 定 め る と こ ろ に よ り 、 定 款 で 、 総
会の決議を経ることを要しないものとすることができる。
第四十五条 総会の議事は、この法律、定款又は規約に特別の定めのある場合を除いて
、 出 席 者 の 議 決 権 の 過 半 数で こ れ を 決 し 、 可 否 同 数の と き は 、 議 長 の 決 す る とこ ろ
に よ る。
議長は、総会においてこれを選任する。
議長は、組合員として総会の議決に加わる権利を有しない。
②
③
第 四 十 六 条 次 の 事 項 は 、 総 組 合 員 ( 准 組合 員 を 除 く 。 ) の 半 数 ( こ れ を 上 回 る 割 合 を
定 款で 定 め た 場 合 に あ つて は 、 そ の 割 合 )以 上 が 出 席 し 、 そ の 議 決 権 の 三 分 の 二 (
こ れ を 上 回 る 割合 を 定 款で 定 め た 場 合 に あ つて は 、 その 割合 ) 以 上 の多 数 に よる 決
議 を 必 要 と す る。
一 定 款の 変 更
二 組合 の 解 散及 び 合 併
三 組合員の除 名
四 事 業 の 全 部 の 譲 渡 、 第 五 十 条 の 二 第 一 項 の規 定 に よる 信 用 事業 の 全 部の 譲渡 並
び に 第 五十 条 の 四 第 一項の 規 定 に よ る 共 済 事 業 の 全 部 の 譲渡 及 び 同 条 第 二 項の 規
定 に よ る 共 済 契 約 の 移 転 で あ つ て 全 部を 移 転 す る も の
第 三 十 五条 の 六 第 四 項 の 規 定 に よ る 責 任 の 免 除
五
第四十六条の二 役員は、総会において、組合員から特定の事項について説明を求めら
れ た 場 合 に は 、 当 該 事 項 に つ い て 必 要 な 説 明を し なけれ ば なら な い。た だ し 、当 該
事 項 が 総 会 の 目 的 で あ る 事 項 に 関 し な い も の で あ る 場 合 、 そ の 説 明 を す るこ と に よ
り 組合 員 の 共 同 の 利 益 を 著 し く 害 す る 場 合 そ の 他 正当 な 理 由が あ る 場合 と して 農 林
水産省令で定める場合は、この限りでない。
第四十六条の三 総会においてその延期又は続行について決議があつた場合には、第四
十 三 条 の 五及 び 第 四 十 三 条 の 六 の 規 定 は 、 適 用 し な い 。
第四十六条の四 総会の議事については、農林水産省令で定めるところにより、議事録
を 作 成 し な けれ ば な ら な い 。
② 理事は、総会の日から十年間、前項の議事録を主たる事務所に備えて置かなければ
な ら な い。
③ 理 事 は 、総 会 の 日 か ら 五 年 間 、 第 一 項 の 議 事 録 の 写 し を 従 た る 事 務 所 に 備 え て 置 か
な け れ ば な ら な い 。 た だ し 、 当 該 議 事 録 が 電 磁 的 記 録 を も つて 作 成 さ れ て い る 場 合
で あ つ て 、 従 た る 事 務 所 に お け る 次 項 第 二 号 に掲 げ る 請 求 に 応 じ るこ と を 可 能 と す
る た め の 措 置 と して 農 林 水 産 省 令で 定 め るも の を とつて い るとき は 、こ の限 りで な
い。
④ 組合員及び組合の債権者は、組合の業務時間内は、いつでも、理事に対し次に掲げ
る 請 求 を す るこ と がで き る。 こ の 場 合 に お いて は 、理 事 は 、 正 当 な 理 由 が な いの に
これを拒んではならない。
一 第 一 項 の 議 事録 が 書 面を も つて 作成されて い るとき は 、当該書 面又 は 当該書 面
の 写 しの 閲 覧又 は 謄 写 の 請 求
二 第 一 項 の 議 事 録 が 電 磁 的 記 録 を も つて 作 成 さ れて い る とき は 、 当該 電磁 的 記 録
に 記 録 さ れ た 事 項を 農 林 水 産 省 令で 定 め る 方 法 に よ り 表 示 した も の の 閲 覧 又 は 謄
写 の請 求
第四十七条 総会の決議の不存在若しくは無効の確認又は取消しの訴えについては、会
社法第八百三十条 、第八百三十 一条、第八百三十四条(第十六号及び第十七号に係
る 部 分 に限 る 。 ) 、 第 八 百 三 十 五 条 第 一 項、 第八 百 三 十 六 条 第 一項及 び 第三 項 、 第
八 百 三 十 七 条 、 第 八百 三 十 八 条 並 び に 第 八百 四 十 六条 の 規 定を 準 用 する。こ の場 合
に お い て 、 同 法 第 八 百 三 十 一 条 第 一 項中 「 株 主等 ( 当 該各 号 の 株主 総 会 等 が 創 立総
会 又 は 種 類 創 立 総 会 で あ る 場 合 に あ って は 、 株 主 等 、 設 立 時 株 主 、 設 立 時 取 締 役 又
は 設 立 時 監 査 役 ) 」 と あ る の は 「 組合 員 、 理 事、経 営 管理 委 員 、監 事 又は 清算人」
と 、 「 株 主 ( 当 該 決 議 が 創 立 総 会 の 決 議で あ る 場 合 に あ って は 、 設 立 時 株主 ) 又 は
取 締 役 ( 監 査 等 委 員 会 設 置 会 社 に あ っ て は 、 監 査 等 委 員で あ る 取 締 役 又 は そ れ 以 外
の 取 締 役 。 以 下 こ の 項 に お いて 同 じ 。 ) 」 と あ る の は 「 組合 員 又 は 理 事 、経 営 管 理
委 員 」 と 、 「 第 三 百 四 十 六 条 第 一 項( 第 四 百 七十 九 条 第 四 項」 と あ るの は 「 農業 協
同 組合 法 第 三 十 九 条 第 一 項 ( 同 法 第 七 十 二 条 の 三 」 と 、同 項 及 び 同 法 第 八百 三 十 六
条 第 一 項た だ し 書 中 「 取 締 役 、 」 と あ る の は「 理 事、経 営 管理 委 員 、」 と 読 み替 え
る も の と す る ほ か 、 必 要 な 技 術 的 読 替 え は 、 政 令 で 定 め る。
第 四 十 八 条 五 百 人 以 上 の 組合 員 ( 准 組合 員 を 除 く 。 ) を 有 す る 組合 は 、 定 款 の 定 め る
ところにより、総会に代わるべき総代会を設けることができる。
② 総代は、組合員(准組合員を除く。)でなければならない。
③ 総 代 の 定 数 は 、 そ の 選 挙 の 時 に お け る 組 合 員 ( 准 組合 員 を 除 く 。 ) の 総 数 の 五 分 の
一 ( そ の 総 数 が 二 千 五 百 人 を 超 え る 組 合 に あ つて は 、 五 百 人 ) 以 上 で な け れ ば な ら
な い。
④ 総代は、定款の定めるところにより、組合員が総会においてこれを選挙する。ただ
し、定款の定めるところにより、総代を総会外において選挙することができる。
総 代 の 任 期は 、三 年以 内 に おいて 定 款で 定め る。
⑤
- 26 -
⑥ 総 代 に は 、 第 三 十 条 第 五 項か ら 第 九 項 ま で の 規 定 を 準 用 す る 。
⑦ 総 代会 に は 、 総 会 に 関 す る 規 定を 準 用 す る。 こ の 場 合 に お い て 、 第 十 六 条 第 三 項 後
段 中「 その 組 合 員と同 一の世 帯 に 属 す る者又は他の組合 員(准組合員を除く。 )」
と あ る のは 「 他 の 組合 員( 准組 合 員を 除 く 。 )」 と 、同 条 第 六項 中「 五 人」 とあ る
の は 「 二 人」 と 読 み 替 え る も の と す る。
総代会においては、前項の規定にかかわらず、総代の選挙をすることができない。
⑧
第四十八条の二 総代会において組合の解散又は合併の決議があつたときは、理事は、
当 該 決 議 の 日 か ら 十 日 以 内 に 、 組合 員 ( 准 組合 員を 除 く。 ) に 当該 決 議 の 内 容を 通
知 し な けれ ば な ら な い 。
② 組合 員 ( 准 組合 員 を 除 く 。 ) が 総 組合 員 ( 准 組合 員 を 除 く 。 ) の 五 分 の 一 ( こ れ を
下 回 る 割 合 を 定 款 で 定 め た 場 合 に あ つ て は 、 そ の 割 合 ) 以 上 の 同 意を 得 て 、会 議 の 目
的である事項及び招集の理由を記載した書面を理事会(経営管理委員設置組合にあつ
ては、経営管理委員会。以下この項において同じ。)に提出して、総会の招集を請求
した と き は 、 理 事 会 は 、 そ の 請 求 の あ つ た 日 か ら 三 週 間 以 内 に 総 会 を 招 集 す べ き こ と
を決しなければならない。この場合において、書面の提出は、前項の通知に係る事項
に つ い て の 総 代 会 の 決 議 の 日 か ら 一 月 以 内 に し な けれ ば な ら な い 。
③ 第 四 十 三 条 の 三 第 三 項 及 び 第 四 項 の 規 定 は 、前 項 の 規 定 に よ る 書 面の 提 出 に つ い て
準 用 す る。
④ 第 二 項 の 請 求 の 日 か ら 二 週 間 以 内 に 理 事 ( 経 営 管 理 委 員 設 置 組合 に あ つ て は 、 経 営
管 理 委 員 ) が 正 当 な 理 由 が な い の に 総 会 招 集 の 手 続を し な いと き は 、監 事 は 、 総 会
を 招 集 し な け れ ば なら な い。
第二項又は前項の総会において第一項の通知に係る事項を承認しなかつた場合には
、当該事項についての総代会の決議は、その効力を失う。
⑤
第 四 十 九 条 出 資 組 合 が 出 資 一 口 の 金 額 の 減 少を す る 場 合 に は 、 当 該 出 資 組 合 の 債 権 者
は 、 当 該 出 資 組 合 に 対 し 、 出 資 一 口 の 金 額 の 減 少 に つ いて 異 議 を 述 べ る こ と が で き
る。
② 前項の場合には、当該出資組合は、次に掲げる事項を官報に公告し、かつ、貯金者
、 定 期 積 金 の 積 金者 そ の 他 政 令で 定 め る 債権 者 以 外の 知れ て い る 債 権者 に は、 各 別
にこれ を 催告 しな ければ なら ない。た だし、第三号の期間は、一月を下るこ とがで
き ない 。
一 出 資 一 口 の 金 額 の 減 少の 内 容
二 当該出資組合の計算書類に関する事項として農林水産省令で定めるもの
三 債権者が一定の期間内に異議を述べることができる旨
③ 前 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、 出 資 組合 が 同 項 の 規 定 に よ る 公 告 を 、 官 報 の ほ か 、 第 九
十 七 条 の 四 第 二 項 の 規 定 に よ る 定 款 の 定 め に従 い 、同 項 第 二号 又 は 第三 号 の いず れ
か に 掲 げ る 公 告 の 方 法 に よ り す る と き は、 前 項の 規 定 によ る 各 別の 催 告 は、 す るこ
と を 要 し な い。
第 五 十 条 債 権 者 が 前 条 第 二 項 第 三 号 の 一 定 の 期 間 内 に 異 議 を 述 べ な か つた と き は 、 出
資 一 口 の 金 額 の 減 少を 承 認 し た も の と み な す 。
② 債 権 者 が 異 議 を 述 べ た と き は 、 出 資 組合 は 、 弁 済 し 、 若 し く は 相 当 の 担 保 を 供 し 、
又 は そ の 債 権 者 に 弁 済 を 受 け さ せ るこ と を 目 的と して 、信 託会 社 若 しく は 信 託業 務
を 営む 金 融 機 関 に 相 当 の財 産 を 信 託 し な けれ ば な ら な い。 た だ し、 出 資 一口 の 金 額
の 減 少 を し て も その 債 権 者 を 害 す る お そ れ が な い と き は 、 こ の 限 り で な い 。
組合 の 出 資 一 口 の 金 額 の 減 少 の 無 効 の 訴 え に つ い て は 、 会 社 法 第 八 百 二 十 八 条 第 一
③
項 ( 第 五 号 に 係 る 部 分 に 限 る 。 ) 及 び 第 二 項 ( 第 五号 に 係 る部 分 に 限 る 。 )、 第 八
百三十 四条(第五号 に係る 部分に限る。 )、第八百三十五条第一項、第八百三十六
条 か ら 第 八 百 三 十 九 条 まで 並 び に 第 八 百 四十 六 条 の規 定 を 準用 す る。こ の場 合 に お
いて 、 同 法 第 八 百 二 十 八 条 第二 項 第 五 号 中 「 株 主 等 」 と あ る の は 「 組合 員 、 理事 、
経 営 管 理 委 員 、 監 事 、 清算 人」 と 、 同 法 第八 百 三 十六 条 第一 項た だ し書 中「 取 締 役
、」とあるのは「 理事、経営 管 理委員、」と読み替えるものとするほか 、必要な技
術的読替えは、政令で定める。
第 五 十 条 の 二 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 組合 は 、 総 会 の 決 議 を 経 て 、 そ の 信 用
事業の全部又は一部を同号の事業を行う他の組合に譲り渡すことができる。
② 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 組合 は 、 総 会 の 決 議 を 経 て 、 同 号 の 事 業 を 行 う 他
の組合の信用事業の全部又は一部を譲り受けることができる。
③ 前二項に規定する信用事業の全部又は一部の譲渡又は譲受けについては、政令で定
め る も の を 除 き 、 行 政 庁 の 認 可を 受 け な け れ ば 、 そ の 効 力 を 生 じ な い 。
④ 第一項及び第二項に規定する信用事業の全部又は一部の譲渡又は譲受けについては
、 前二 条 の 規 定 を 準 用 す る 。 こ の 場 合 に おいて 、 第四 十 九 条 第 二 項 第 一 号 中 「 出 資
一口の金額の減少の内容」 とあ るのは、「信用事業の 全部又は 一部の譲渡又は譲受
け を す る 旨 」 と 読 み 替 え る も の と す る。
⑤ 第 一 項 に 規 定 す る 組合 が そ の 信 用 事 業 の 全 部 又 は 一 部 を 譲 渡 し た と き は 、 遅 滞 な く
、 その 旨 を 公 告 し な け れ ば な ら な い 。
⑥ 前 項 の 規 定 に よ る 公 告 が さ れ た と き は 、 同 項 の 組合 の 債 務 者 に 対 し て 民 法 第 四 百 六
十七条の規定による確定日 付のある証書による通知があつたものとみなす。この場
合においては、その公告の日付をもつて確定日付とする。
⑦ 第 一 項 の 規 定 に よ り 組 合 が そ の 信 用 事 業 の 全 部を 譲 渡 した と き は 、 遅 滞 な く 、 そ の
旨 を 行 政 庁 に 届 け 出 る と と も に 、 信 用 事 業を 廃 止 するた め 必 要 な定款 の 変更を し な
けれ ば な ら な い。
第 五 十 条 の 三 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 組合 が 同 号 の 事 業 を 行 う 他 の 組合 の 信
用 事 業 の 全 部 又 は 一 部 の 譲 受 け を 行 う場 合 に おいて 、 その 対 価 が 当 該 譲 受け を 行う
組 合 の 純 資 産 の 額 と し て 農 林 水 産 省 令で 定め る 方 法に よ り 算 定 され る額 の 五分 の 一
( こ れ を 下 回 る 割 合 を 定 款 で 定 め た 場 合 に あ つて は 、 そ の 割 合 )を 超 え な い とき の
前 条 第 二 項の 規 定 の 適 用 に つ いて は 、同 項中「 総 会」 と あ るの は 、「 総 会又 は 理 事
会(経営管理委員設置組合にあつては、経営管理委員会)」とする。
② 前項に規定する組合が同項の規定により総会の決議を経ないで信用事業の全部又は
一部の 譲受 けを 行 う場合 に は 、 当該 譲受けを 約した 日から二週間以 内に、 当該譲受
け に係 る 契 約 の 相 手 方で あ る 組合 の 名 称及び 住所並び に同 項の 規定 に より総 会 の 決
議を経ないで信用 事業の全部又 は一部の譲受けをする旨を公告し、又は組合員に通
知 し な け れ ば なら な い 。
③ 第 一 項 に 規 定 す る 組 合 の 総 組 合 員 ( 准 組 合 員 を 除 く 。 ) の 六 分 の 一 以 上 の 組合 員 (
准 組合 員を 除 く。 ) が 前 項 の 規 定 に よ る 公 告 又は 通 知 の日 か ら 二 週 間 以 内に 当該 組
合 に 対 し書 面を も つて 信 用 事 業 の全 部 又 は一 部 の 譲受 け に 反対 の 意 思の 通知を 行 つ
た と き は 、 第 一 項 の 規 定 に よ り 総 会 の 決 議 を 経 な いで 信 用 事 業 の 全 部又 は 一 部の 譲
受 けを 行 うこ と は で き な い 。
第 五 十 条 の 四 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 が 共 済 事 業 の 全 部 又 は 一 部 を 譲 渡
す る に は 、 総 会 の 決 議 に よ ら な けれ ば な ら な い 。
前項に規定する組合は、総会の決議により契約をもつて責任準備金の算出の基礎が
②
- 27 -
組 合 の 会 計 は 、 一 般 に 公 正 妥 当 と 認 め ら れ る会 計 の 慣 行 に 従 う も の と す
同じである共済契約の全部を包括して、共済事業を行う他の組合に移転することがで
き る。
③ 第一項に規定する組合は、前項に規定する共済契約を移転する契約をもつて共済事
業に係る財産を移転することを定めることができる。
④ 第 一 項 に 規 定 す る 共 済 事 業 の 全 部 又 は 一 部 の 譲渡 及 び 前 項 に 規 定 す る 共 済 事 業 に 係
る財 産 の 移 転 に つ いて は 、 第 四 十 九 条 及 び 第 五十条 の 規定を 準 用す る。こ の 場 合 に
お いて 、 第 四 十 九 条 第 二 項 第 一 号 中 「 出 資 一口 の 金額 の 減 少の 内 容 」 と あ る の は 、
「共済 事業の 全部若しくは 一部の譲渡又は共済事業に係る財産の移転をする旨」と
読 み替 え る もの とする。
第 一 項 の 規 定 に よ り そ の 共 済 事 業 の 全 部を 譲 渡 し た 組 合 及 び 共 済 契 約 の 全 部 を 移 転
した組合については、第五十条の二第七項の規定を準用する。
⑤
第五十条の五
る。
第五十条の六 組合は、農林水産省令で定めるところにより、適時に、正確な会計帳簿
を 作 成 し な け れ ば なら な い。
② 前項の会計帳簿については、会社法第四百三十二条第二項及び第四百三十四条の規
定を準用 する。
第 五 十 一 条 出 資 組合 は 、 定 款 で 定 め る 額 に 達 す る ま で は 、 毎 事 業 年 度 の 剰 余 金 の 十 分
の 一( 第 十 条 第 一 項 第 三 号 又 は 第 十 号 の 事業 を 行 う組合 に あつて は 、 五 分の 一 ) 以
上を利益準備金として積み立てなければならない。
② 前項の定款で定める利益準備金の額は、出資総額の二分の一(第十条第一項第三号
又は第十号の事業を行う組合にあつては、出資総額)を下つてはならない。
③ 出 資 組合 は 、 出 資 一 口 の 金 額 の 減 少 に よ り 減 少 し た 出 資 の 額 が 、 持 分 の 払 戻 し と し
て 当 該 出 資 組 合 の 組合 員 に 支 払 つ た 金 額 及び 損 失 の 塡 補 に 充て た 金 額を 超 え ると き
は、その超過額を資本準備金として積み立てなければならない。
④ 合併又は新設分割に際して利益準備金又は資本準備金として計上すべき額について
は 、 農 林 水 産 省 令 で 定 め る。
⑤ 第 一 項 の 利 益 準 備 金 及 び 第 三 項 の 資 本 準 備 金 は 、 損 失 の 塡 補 に 充て る 場 合 を 除 い て
は、これを取り崩してはならない。
⑥ 利益準備金をもつて損失の塡補に充ててもなお不足する場合でなければ、資本準備
金をもつてこれに充てることはできない。
出 資 組合 は 、 第 十 条 第 一 項 第 一 号 及 び 第 十 三 号 の 事 業 の 費 用 に 充 て る た め 、 毎 事 業
年 度 の 剰 余 金 の 二 十 分 の 一 以 上 を 翌 事 業 年 度 に 繰 り 越 さ な けれ ば な ら な い 。
⑦
第 五 十 二 条 出 資 組合 の 剰 余 金 の 配 当 は 、 事 業 年 度 終 了 の 日 に お け る 農 林 水 産 省 令 で 定
め る 方 法 に よ り 算 定 さ れ る 純 資 産 の 額 か ら 次 に掲 げ る 金額 を 控除 して 得た 額 を 限 度
として行うことができる。
一 出資総 額
二 前 条 第 一 項の 利 益 準 備 金及 び 同 条 第 三 項 の 資 本 準 備 金 の 額
三 前 条 第 一 項 の 規 定 に よ り そ の 事 業 年 度 に 積み 立て なければ な ら ない 利 益 準 備 金
の額
四 前 条 第 七 項の 繰 越 金 の 額
五 その他農林水産省令で定める額
剰余金の配当は、定款で定めるところにより、組合員の出資組合の事業の利用分量
②
の 割合 に 応 じ 、 又 は 年 八 分 以 内 に お いて 政 令で 定 め る 割合 を 超 えな い 範囲 内で 払 込
済 みの 出 資 の 額 に 応じ て し な け れ ば な ら な い 。
第 五 十 二 条 の 二 第 十 一条 の 八 、 第 十 一 条 の 十 一 、 第 十 一 条 の 三 十 二 か ら 第 十 一条 の 三
十 八 まで 及 び 第 五 十 条 の 五 か ら 前 条 まで に 定 める も の の ほ か 、 組 合 が 、 当 該 組合 と
そ の 組 合 員 と の 間の 財 務 関 係 を 明 ら か に し 、 そ の 他 組合 員 の 利 益を 保 全 す る た め に
そ の 財 務 を 適 正 に 処 理 す るた め の 基 準 と して 従わ なけれ ば なら な い 事項 は 、 政令で
こ れ を 定 める 。
第五十三条 出資組合は、定款の定めるところにより、組合員が出資の払込みを終わる
までは、組合員に配当する剰余金をその払込みに充てることができる。
第 五 十 四 条 出 資 組合 は 、 組合 員の 持 分 を 取 得 し 、 又 は質 権 の 目 的 と して こ れ を 受 け る
こ と が で き な い。
② 出 資 組合 は 、 次 に 掲 げ る 場 合 に は 、 前 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、 当 該 組 合 員 の 持 分 を
取得することができる。
一 第二 十 条 第 一 項 の 規 定 に より 組 合 員の 持 分 を 譲 り 受 けた と き 。
二 農 業 協 同 組 合 連 合 会 が そ の 会 員 た る 農 業 協 同 組合 連 合 会 と 合 併 し た と き 。
出資組合が前項の規定により組合員の持分を取得したときは、速やかに、これを処
分 し な けれ ば な ら な い 。
③
第 五 十 四 条 の 二 組合 は 、 事 業 年 度 ご と に 、 業 務 及 び 財 産 の 状 況 を 記 載 し た 業 務 報 告 書
を 作 成 し 、 行 政庁 に 提 出 し な け れ ば な ら な い 。
② 組合が子会社その他の当該組合と農林水産省令で定める特殊の関係のある会社(以
下こ の 項 、 次条 、 第 九 十 四 条 の 二 及 び 第 九 十 八条 第六 項 に おいて 「 子会 社 等 」と い
う。 ) を 有 す る 場 合 に は 、 当 該 組合 は 、 事業 年度ご と に、 前 項の業 務 報 告書 の ほ か
、 当 該 組 合 及 び 当 該 子 会 社 等 の 業 務 及 び 財 産 の 状 況 を 連 結 して 記 載 し た 業 務 報 告 書
を 作 成 し 、 行 政 庁 に 提 出 し な けれ ば な ら な い 。
前二 項の 業務 報告 書の記 載事項 、提 出期 日その他業 務報告 書に 関し 必要 な事項は、
農 林 水 産 省 令 で 定 め る。
③
第五十四条の三 第十 条第 一項第三号 又は第 十号 の事業を 行う組合は、 事業 年度ごと に
、 業 務 及 び 財 産 の 状 況 に 関 す る 事 項 と して 農 林 水 産 省 令で 定 め るも の を 記載 した 説
明書 類を 作 成 し 、 当 該 組合 の 事 務 所 ( 主 と して 信 用 事業 又 は共 済 事 業以 外 の 事業 の
用 に 供 さ れ る 事 務 所 そ の 他 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 事 務 所 を 除 く 。 以 下 こ の 条 に お
い て 同 じ 。 ) に 備え 置 き 、 公 衆 の 縦 覧 に 供 し な け れ ば な ら な い 。
② 前 項 の 組合 が 子 会 社 等 を 有 す る 場 合 に は 、 当 該 組 合 は 、 事 業 年 度 ご と に 、 同 項 の 説
明 書 類 の ほ か 、 当 該 組 合 及 び 当 該 子 会 社 等の 業 務 及び 財 産 の状 況 に 関す る 事 項と し
て 農 林 水 産 省 令で 定 め る も の を 当 該 組合 及 び 当該 子 会 社等 に つき 連 結 して 記 載した
説 明 書 類 を 作 成 し 、 当 該 組合 の 事務 所 に 備え 置 き 、公 衆 の 縦 覧 に 供 しな けれ ば な ら
ない。
③ 前二項に規定する説明書類は、電磁的記録をもつて作成することができる。
④ 第一項又は第二項に規定する説明書類が電磁的記録をもつて作成されているときは
、 組合 の 事 務 所 に お い て 、 当 該 電 磁 的 記 録 に 記 録 され た情 報 を 電磁 的 方 法に よ り 不
特 定 多 数 の 者 が 提 供 を 受 け る こ と が で き る 状 態 に 置 く 措 置 と し て 農 林 水 産 省 令で 定
め る も の を と る こ と が で き る 。 こ の 場 合 に お いて は 、 こ れ ら の 規 定 に 規 定 す る 説 明
書類を、これらの規定により備え置き、公衆の縦覧に供したものとみなす。
- 28 -
⑤ 前 各 項 に 定 め る も の の ほ か 、 第 一 項 又 は 第 二 項の 説 明書 類 を 公 衆 の 縦 覧 に 供 す る 期
間その他これらの規定の適用に関し必要な事項は、農林水産省令で定める。
⑥ 第 一 項 の 組合 は 、 同 項 又 は 第 二 項 に 規 定 す る 事 項 の ほ か 、 信 用 事 業 又 は 共 済 事 業 の
利用者 が当 該 組合 及び その 子会 社等の業務及び財 産の状況を 知るた めに参 考となる
べ き 事 項の 開 示 に 努 め な け れ ば な ら な い 。
第五十四条の四 非出資組合は、定款を変更して、出資組合に移行することができる。
② 理事は、前項の規定による出資組合への移行に関する定款の変更につき第四十四条
第 二 項 の 認 可 が あ つ た と き は 、 遅 滞 な く 、 出 資 の 第 一 回 の 払 込 みを さ せ な けれ ば な ら
な い。
③ 第 一 項の 規 定 に よ る 出 資 組 合 へ の 移 行 は 、 主 た る 事 務 所 の 所 在 地 に お い て 、 登 記 を
することによつてその効力を生ずる。
第一項の規定 によ る出 資組合への 移行に ついて は 、第四十八条の二及び 第六 十二 条
第 三 項 の 規 定を 準 用 す る 。
④
設立
第五十四条の五 出資組合は、定款を変更して、非出資組合に移行することができる。
② 出 資 組合 の 組 合 員 は 、 前 項 の 規 定 に よ る 非 出 資 組 合 へ の 移 行 に 関 す る 定 款 の 変 更 に
つき第四十四条第二項の認可があつたときは、変更後の定款の定めるところにより、
当該組合員の持分の全部又は一部の払戻しを請求することができる。
③ 第一項の規定による非出資組合への移行については、第二十二条第二項、第二十三
条から第二十五条まで、第四十八条の二から第五十条まで及び前条第三項の規定を準
用 す る 。こ の 場 合 に お い て 、 第 二 十 二 条 第 二 項 中 「 前 項」 と あ る の は 「 第 五 十 四 条 の
五 第 二 項 」 と 、 「 脱 退 し た 事 業 年 度 末 」 と あ る の は 「 非 出 資 組合 へ の 移 行 の 日 」 と 、
第二十四条中「前二条」とあるのは「第五十四条の五第二項及び同条第三項において
準 用 す る 前 条 」 と 、 第 四 十 九 条 第 二 項 第 一号 中 「 出 資 一 口 の 金 額 の 減 少 の 内 容 」 と あ
る の は 「 非 出 資 組合 に 移 行 す る 旨 」 と 読 み 替 え る も の と す る ほ か 、 必 要 な 技 術 的 読 替
えは、政令で定める。
第 七節
第 五 十 五条 農 業 協 同 組 合 を 設 立 す る に は 、 十 五 人 以 上 の 農 業 者 が 、 農 業 協 同 組 合 連 合
会 を 設 立 す る に は 、 二 以 上 の 組 合 が 発 起 人 と な る こ と を 必 要 と す る。
第 五 十 六 条 発 起 人 は 、 あ ら か じ め 組合 の 事 業 及 び 地 区 並 び に 組合 員た る 資 格 に 関 す る
目 論 見 書 を 作 り 、 一 定 の 期 間 前 まで にこ れ を 設 立 準 備会 の 日 時 及 び 場 所 と と も に 公
告して、設立準備会を開かなければならない。
前 項の 一 定 の 期 間 は 、 二 週 間 を 下 つ て は なら な い 。
②
第五十七条 設立準備会においては、出席した農業者(法人にあつては、その役員)又
は 組合 の 理 事 (経 営 管 理 委 員 設 置 組合 に あ つて は 、経 営 管 理 委 員)の 中から 、定 款
の 作 成 に 当 た る べ き 者 ( 以 下 「 定款 作 成 委 員 」 と い う 。 ) を 選 任 し 、か つ、 地 区 、
組合員たる資格その他定款作成の基本となるべき事項を定めなければならない。
② 定款作成委員は、農業協同組合にあつては十五人以上、農業協同組合連合会にあつ
て は 二 人 以 上 で な け れ ば な ら な い。
設 立 準 備 会 の 議 事 は 、 出 席 し た 農 業 者 又 は 組合 の 過 半 数 の 同 意 を も つ て こ れ を 決 す
る。
③
第五十八条 定款作成委員が定款を作成したときは、発起人は、一定の期間前までにこ
れ を 創 立総 会 の 日 時 及 び 場 所 と と も に 公 告 して 、 創 立総会 を 開 か な ければ な ら な い
。
② 前項の一定の期間は、二週間を下つてはならない。
③ 定款 作成 委員が 作成した定 款の 承認 、事業 計 画の設定 その 他設 立に必要な 事 項の 決
定 は 、 創 立 総 会 の 決 議 に よ ら な けれ ば な ら な い 。
④ 創立総会においては、前項の定款を修正することができる。ただし、地区及び組合
員たる資格に関する規定については、この限りでない。
⑤ 創 立 総 会 の 議 事 は 、 組 合 員 た る 資格 を 有 す る 者 で 創 立 総 会 の 日 ま で に 発 起 人 に 対 し
設 立の 同 意 を 申 し 出た も の の 半 数 以 上 が 出席 し 、 その 議 決 権の 三 分 の二 以 上でこ れ
を決する。
⑥ 前項の申出をした者は、書面又は代理人をもつて議決権等を行うことができる。こ
の 場 合 には 、 第 十 六 条 第 三 項 後 段 の 規 定 を 準 用 す る 。
⑦ 創立総会については、第十六条第一項及び第四項から第七項まで、第四十五条第二
項及び 第三 項並び に第四十六条 の二から第四十六条の四まで並び に会社 法第三百十
条 第二 項 、 第 三 項 、 第 六 項 及 び 第 七 項 、 第三 百 十 一条 ( 第 二 項を除 く 。 )並 び に 第
三 百 十 二 条 第 一 項 、 第 四 項 及 び 第 五 項 の 規 定 を 、 創 立 総 会 の 決 議 の 不存 在 若 しく は
無 効 の 確 認 又 は 取 消 し の 訴 え に つ い て は 、同 法第 八 百 三十 条 、 第八 百 三 十 一 条 、 第
八 百 三 十 四 条( 第 十 六 号 及 び 第 十 七 号 に係る 部 分 に限 る。 )、 第 八 百三 十 五条第 一
項、第 八百三 十六 条 第一項及び 第三 項、第八百三十七条、第八百三十八条並びに第
八 百 四 十 六 条 の 規 定 を 、 そ れ ぞ れ 準 用 す る。 こ の 場 合 に お いて 、 第 十 六 条 第 四 項 中
「 前 項 」 と あ る の は 「 第 五 十 八 条 第 六 項 」 と 、同 条 第 五項 中 「 前二 項」 と あ るの は
「 第 五 十 八 条 第 六 項又 は 前 項」 と 、 第 四 十六 条 の 二 中「 役 員」 とあ る の は「 発 起 人
及 び 定 款 作 成 委 員 」 と 、 第 四 十 六 条 の 三 中 「 第四 十 三 条の 五及 び 第 四 十 三 条 の 六 」
と あ る の は 「 第 五 十 八 条 第 一 項及 び 第 二 項」 と 、 同 法 第三 百 十 条 第 七 項 第二 号 、 第
三 百 十 一 条 第 一 項 並 び に 第 三 百 十 二 条 第 一 項及び 第 五 項 中 「 法 務 省 令」 と あ るの は
「 農 林 水産 省 令」 と 、同 法 第 八百 三 十 一条第 一項中「株主等 、」と あ るのは「 組合
員 、 理 事 、 経 営 管 理委 員 、 監 事 、 清 算 人 、」 と 、 「設 立 時 取締 役 又 は設 立 時 監 査 役
」 と あ り 、 及 び 「 設 立 時 取 締 役 ( 設 立し よ う とす る 株 式会 社 が 監 査 等 委 員会 設 置会
社 で あ る 場 合 に あ って は 、 設 立 時 監 査 等 委員で あ る設 立 時 取締 役 又 はそれ 以外 の 設
立 時 取 締 役 ) 又 は 設 立 時 監 査 役 」 と あ る の は 「発 起 人 又 は 定 款 作成 委 員」 と 、同 法
第 八 百 三 十 六 条 第 一 項 た だ し 書 中 「 取 締 役 、 」 と ある の は 「 理 事 、経 営 管理 委 員 、
」 と 、 「 設 立時 取 締 役 若 し く は 設 立 時 監 査 役 」 と あ る の は 「 発起 人 若しく は 定款 作
成委員」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
第 五 十 九 条 発 起 人 は 、 創 立 総 会 終 了 の 後 遅 滞 な く 、 定 款 及 び 事 業 計 画を 行 政 庁 に 提 出
して、設立の認可を申請しなければならない。
発 起 人 は 、 行 政 庁 の 要 求 が あ る と き は 、 組合 の 設 立 に 関 す る 報 告 書 を 提 出 し な け れ
ば なら な い 。
②
第 六 十 条 行 政庁 は 、 前 条 第 一 項 の 申 請 が あ つた と き は 、 次 に 掲 げ る 場 合 を 除 き 、 そ の
申 請 に 係 る 同 項 の 認 可を し な け れ ば な ら な い 。
一 設 立 の 手 続又 は 定 款 若 し く は 事 業 計 画の 内 容 が、 法 令 又は 法令 に 基づ いて す る
行 政庁 の 処 分 に 違 反 す る と き 。
事 業 を 行 う た め に 必要 な経 営 的 基 礎 を 欠 くこ と そ の他 そ の 事業 の 目 的を 達 成 す
ることが著しく困難であると認められるとき。
二
- 29 -
第 六 十 一 条 第 五 十 九 条 第 一 項 の 申 請 が あ つ た と き は 、 行 政 庁 は 、 申 請 書 を 受 理 した 日
か ら 二 月 以 内 に 発 起 人 に 対 し 、 認 可 又 は 不認 可 の 通 知 を 発 し な け れ ば な ら な い 。
② 行 政 庁 が 前 項 の 期 間 内 に 同 項 の 通 知を 発 し な か つ た と き は 、 そ の 期 間 満 了 の 日 に 第
五 十 九条第一 項の認 可 があつたもの とみなす。こ の場合 には、発起 人は、行政庁 に
対し、認可に関する証明をすべきことを請求することができる。
③ 行 政 庁 が 第 五 十 九 条 第 二 項 の 規 定 に よ り 報 告 書 の 提 出 の 請 求 を 発 した と き は 、 そ の
日 か ら そ の 報 告 書 が 行 政 庁 に 到 達 す る ま で の期 間 は 、 第 一 項の 期 間 に算 入 し な い 。
④ 行 政 庁 は 、 不 認 可 の 通 知を す る と き は 、 そ の 理 由 を 通 知 書 に 記 載 し な け れ ば な ら な
い。
⑤ 発起人が不認可の取消しを求める訴えを提起した場合において、裁判所がその取消
し の 判 決を し た とき は 、 その 判 決確 定 の 日に 第 五十九条 第 一項の 認 可が あつた も の
と み な す 。 こ の 場 合 に は 、 第 二 項 後 段 の 規 定 を 準 用 す る。
第 六 十 二 条 第 五 十 九 条 第 一 項の 認 可 が あ つ た と き は 、 発 起 人 は 、 遅 滞 な く そ の 事 務 を
理事に引き渡さなければならない。
② 出 資 組合 の 理 事 は 、 前 項 の 規 定 に よ る 引 渡 し を 受 け た と き は 、 遅 滞 な く 出 資 の 第 一
回 の 払 込 みを さ せ な け れ ば な ら な い 。
③ 現 物 出 資 者 は 、 第 一 回 の 払 込 み の 期 日 に 、 出 資 の 目 的 た る 財 産 の 全 部を 給 付 し な け
れ ば な ら な い。 た だ し 、 登 記 、登 録 そ の 他 権 利 の 設 定 又 は 移 転 を も つ て 第 三 者 に 対 抗
するため必要な行為は、組合成立の後にこれをすることを妨げない。
第六十三条 組合は、主たる事務所の所在地において、設立の登記をすることによつて
成 立 す る。
組 合 が 第 五 十 九 条 第 一 項 の 設 立 の 認 可 が あ つた 日 か ら 九 十 日 を 経 過 し て も 前 項 の 登
記をしないときは、行政庁は、当該認可を取り消すことができる。
②
解 散 、 合 併 、 新 設 分 割 及 び 清算
第 六 十 三 条 の 二 組合 の 設 立 の 無 効 の 訴 え に つ い て は 、 会 社 法 第 八 百 二 十 八 条 第 一 項(
第 一 号 に 係 る 部 分 に 限 る 。 ) 及 び 第 二 項 ( 第 一号 に 係 る 部 分 に 限 る 。 ) 、 第 八 百 三
十 四 条(第 一号 に係る 部分に限 る。 )、第八百三十五条第一項、第八百三十六条第
一 項 及 び 第 三 項 、 第 八 百 三 十 七 条 か ら 第 八 百 三 十 九 条 まで 並 び に 第 八 百 四 十 六 条 の
規 定を 準 用 す る 。 こ の 場 合 に お い て 、 同 法 第 八 百 二 十 八 条 第 二 項 第 一 号 中「 株 主 等
( 株 主 、取 締 役 又 は 清算 人 ( 監 査 役 設 置 会 社 にあ って は株 主 、取 締 役、 監 査 役又 は
清 算 人 、 指 名 委 員会 等 設 置 会 社 に あ って は株 主 、 取締 役 、執 行 役又 は 清算 人 )を い
う。以下こ の節に おいて 同じ。 )」とあるのは「組合員、理事、経営管理委員、監
事 若 し く は 清 算 人」 と 、同 法 第 八 百 三 十 六条 第 一項た だし書 中「取 締 役 、」 と あ る
の は 「 理 事 、経 営 管 理 委 員 、 」 と 読 み 替 え るも の とす る ほ か 、 必 要 な技 術 的 読替 え
は 、 政 令で 定 め る 。
第八節
第 六 十 四 条 組合 は 、 次 に 掲 げ る 事 由 に よ つ て 解 散 す る 。
一 総 会 の 決議
二 組合の合 併
三 組合についての破産手続開始の決定
四 存 立時 期 の 満了
五 第九十五条の 二の 規定に よる解 散の 命令
第 十 条 第 一 項 第 三 号 又 は 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 の 解 散 の 決 議 は 、 行 政 庁 の 認 可を
②
受 け な けれ ば 、 そ の 効 力 を 生 じ な い 。
③ 前項の認可については、第五十九条第二項の規定を準用する。
④ 組合 ( 第 二 項 の 組 合 を 除 く 。 次条 第 一 項 及び 第 六 十 四 条 の 三 に おいて 同 じ。 )は 、
第 一 項 第 一 号 に 掲 げ る 事 由 に よ つて 解 散 した 場 合 には 、 遅滞 な く そ の 旨 を 行 政 庁 に
届 け 出 な け れ ば なら な い 。
⑤ 第 一 項 の 事 由 に よ る ほ か 、 農 業 協 同 組合 は 、 第 十 二 条 第 一 項 第 一 号 の 規 定 に よ る 組
合 員 が 十 五 人 未 満 にな つたこ と に よ つて 、 農業 協同 組合 連合会 は 、同条 第 二 項第 一
号 の 規 定 に よ る 会 員 が 欠 け た こ と に よ つて 解 散 す る 。 こ の 場 合 に は 、 組 合 は 、 遅 滞
な く そ の 旨 を 行 政 庁 に 届 け 出 な けれ ば な ら な い 。
⑥ 信 用 事 業 又 は 共 済 事 業 の み を 行 う 組合 に あ つ て は 、 第 一 項 及 び 前 項 の 事 由 に よ る ほ
か、第九十五条第三項の規定による承認の取消しによつて解散する。
⑦ 第 十 二 条 第 二 項 第 一 号 の 規 定 に よ る 会 員 が 一 人 に な つ た 農 業 協同 組 合 連 合 会 に あ つ
て は 、 第 一項 及び 前二 項の 事由 に よる ほ か 、 次の 事由 によつて 解 散す る 。
一 第 七 十 条 第 一 項 の 規 定 に よ る 権 利 義 務 の 承 継 が あ つた こ と 。
二 第 七 十 条 第 二 項 に おい て 準 用 す る 第 六 十 五 条 第二 項の 認 可 の 申 請 に つき 不 認 可
の 処 分 が あ つた こ と 。
三 第七 十条 第三 項の 期間内 に前号 に規 定す る認 可の申 請 がなか つ たこ と。
農業協同組合連合会は、前項第三号に掲げる事由によつて解散した場合には、遅滞
な く そ の 旨 を 行 政 庁 に 届 け 出 な けれ ば な ら な い 。
⑧
第六十四条の二 休眠組合(組合であつて、当該組合に関する登記が最後にあつた日か
ら 五 年を 経 過 した も の を い う。 以 下 こ の 条に お いて 同 じ 。 )は 、行 政庁 が当該 休眠
組 合 に 対 し 二 月 以 内 に 農 林 水 産 省 令で 定 め る とこ ろ に よ り 行 政 庁 に 事 業 を 廃 止 して
い な い 旨 の 届 出 を す べ き 旨 を 官 報 に 公 告 した 場 合 に お いて 、 そ の 届 出 を し な い と き
は、その二 月の期 間の満了の時 に、解散した もの とみなす。た だし、当該期間内 に
当該休眠組合に関する登記がされたときは、この限りでない。
行 政 庁 は 、 前 項 の 規 定 に よ る 公 告 を した 場 合 に は 、 当 該 休 眠 組 合 に 対 し 、 そ の 旨 の
通 知を 発 し な け れ ば な ら な い 。
②
第 六 十 四 条 の 三 組合 は 、 第 六 十 四 条 第 一 項 第 一 号 又 は 第 四 号 に 掲 げ る 事 由 に よ り 解 散
し た 場 合 ( 前 条 第 一 項 の 規 定 に よ り 解 散 した も の と み な さ れ た 場 合を 含む 。 ) に は
、 そ の 清算 が 結 了 す る まで ( 前 条 第 一 項 の 規 定に よ り 解 散 したも の とみ な さ れ た 場
合 に あ つて は 、 解 散 し た も の と み な され た 後三 年以内 に 限る。 )、総 会 の決 議 に よ
つて、組合を継続することができる。
② 前項の規 定によ る 組合 の継 続に ついて は 、 第四十 六条 及び 第四 十八条 の二の 規定を
準 用 す る。
第 一 項 の 規 定 に よ り 組 合 が 継 続 した と き は 、 二 週 間 以 内 に 、 そ の 旨 を 行 政 庁 に 届 け
出 な け れ ば なら な い。
③
第六十五条 組合が合併しようとするときは、政令で定める事項を定めた合併契約を締
結 し て 、 総 会 の 決 議 に よ り 、 そ の 承 認 を 受 け な けれ ば な ら な い 。
② 合 併 は 、 行 政 庁 の 認 可を 受 け な け れ ば 、 そ の 効 力 を 生 じ な い 。
③ 前項の認可については、第十条第一項第三号又は第十号の事業を行う組合にあつて
は 第 五 十 九 条 第 二 項 の 規 定 を 、 そ の 他 の 組合 に あ つて は 同 項 、 第 六 十 条 及 び 第 六 十
一条の規定を、それぞれ準用する。
組合 の合 併 に は 、 第四 十 九 条並 び に 第 五十 条 第 一 項及 び 第 二 項 の 規 定 を 準用 す る 。
こ の 場 合 に お いて 、 第 四 十 九 条 第 二 項 第 一号 中 「 出 資 一 口 の 金 額 の 減 少 の 内 容」 と
④
- 30 -
あ るのは「 合 併を する 旨」 と、同 項第二号中「計算書類」 とあるのは「 財産目録又
は 計 算 書 類 」 と 読 み 替 え るも の と す る 。
第 六 十 五 条 の 二 合 併 に よ つ て 消 滅 す る 組 合 の 総 組 合 員 ( 准 組合 員 を 除 く 。 以 下 こ の 項
及 び 第 四 項 に お いて 同 じ 。 ) の 数 が 合 併 後存 続 す る 組 合 の総 組合 員 の 数 の 五 分 の 一
( こ れ を 下 回 る 割 合 を 合 併 後 存 続 す る 組 合 の 定 款 で 定 め た 場 合 に あ つて は 、 そ の 割
合 。 以 下 こ の 項 に お い て 同 じ 。 ) を 超 え な い 場 合で あ つて 、 か つ 、 合 併 に よ つ て 消
滅 す る 組合 の 最 終 の貸 借 対 照 表 に よ り 現 存 する 資 産の 額 が 合併 後 存 続す る 組合の 最
終 の 貸 借 対 照 表 に よ り 現 存 す る 資 産 の 額 の 五 分の 一 を 超 え な い 場 合 に お け る 合 併 後
存 続 す る 組 合 の 合 併 に つ いて の 前 条 第 一 項の 規 定 の適 用 に ついて は 、同 項 中 「総 会
」 と あ る の は 、 「 総 会 又 は 理 事 会 ( 経 営 管 理 委 員 設 置 組合 に あ つて は 、 経 営 管 理 委
員 会 ) 」 と す る。
② 前項の規定により総会の決議を経ないで合併を行う合併後存続する組合は、その旨
を 前 条 第 一 項 の 合 併 契 約 に 定 め な けれ ば な ら な い 。
③ 合 併 後存 続 す る 組 合 が 第 一 項 の 規 定 に よ り 総 会 の 決 議を 経 な いで 合 併を 行 う 場 合 に
おいては、合併後存続する組合は、前条第一項の合併契約を締結した日から二週間以
内に、合併によつて消滅する組合の名称及び住所、合併を行う時期並びに第一項の規
定により総会の決議を経ないで合併を行う旨を公告し、又は組合員に通知しなければ
な ら な い。
④ 合 併 後 存 続 す る 組 合 の 総 組 合 員 の 六 分 の 一 以 上 の 組合 員 ( 准 組合 員 を 除 く 。 ) が 前
項の規定による公告又は通知の日から二週間以内に当該組合に対し書面をもつて合併
に 反 対 の 意 思 の 通 知 を 行 つた と き は 、 第 一 項の 規 定 に よ り 総 会 の 決 議 を 経 な い で 合 併
を行うことはできない。
第 六 十 五 条 の 三 次 の 各 号 に 掲 げ る 組合 の 理 事 は 、 当 該 各 号 に 定 め る 期 間 、 第 六 十 五 条
第 一 項の 合 併 契 約 の 内 容 そ の 他 農 林 水産 省 令で 定 める 事 項を記 載 し 、又 は 記 録 した
書面又は電磁的記録を主たる事務所に備えて置かなければならない。
一 合 併 に よ つて 消滅 す る 組合 次 の イ 又 は ロ に 掲げ る 日 の い ず れ か 早 い 日 から 合
併 の登 記 の 日まで
イ 第 六 十 五条 第 一 項 の 総 会 の 日 の 二 週 間 前 の 日
ロ 第 六 十 五 条 第 四 項 に お いて 準 用 す る 第 四 十 九 条 第 二 項 の 規 定 に よ る 公 告 の 日
又 は 同 項の 規 定 に よ る 催 告 の 日 の いず れ か 早 い 日
二 合 併後 存 続す る 組合 次の イ又 はロ に掲げる日の いずれ か 早い日から合 併の登
記の日後六月を経過する日まで
イ 第 六 十 五 条 第 一 項 の 総 会 の 日 ( 前 条 第 一 項の 規 定 に よ り 総 会 の 決 議 を 経 な い で
合併を行う場合にあつては、理事会(経営管理委員設置組合にあつては、経営管
理委員会)の決 議の日 )の 二週間前の 日
ロ 前号 ロに掲 げる日
三 合 併 に よ つ て 設 立 す る 組合 合 併 の 登 記 の 日 か ら 六 月 間
② 前 項 各号 に 掲 げ る 組合 の 組 合 員 及び 当 該 組合 の 債 権者 は 、 当該 組 合 の 業 務 時 間 内 は
、 い つで も 、 当 該 組合 に 係 る同 項の 書 面 又は 電 磁 的記 録 に ついて 、 理事 に対 し 次 に
掲 げ る 請 求 を す る こ と がで き る。 こ の 場 合 に おいて は 、理 事 は 、正 当な 理 由 が な い
のにこれを拒んではならない。
一 前 項の 書 面 の 閲 覧 の 請 求
二 前 項の 書 面 の 謄 本 又 は 抄 本の 交 付 の 請 求
三 前 項の 電 磁 的 記 録 に 記 録 さ れ た 事 項 を 農 林 水 産 省 令で 定 め る 方 法に よ り 表 示 し
た も の の 閲 覧の 請 求
③
四 前 項 の 電 磁 的 記 録 に 記 録 さ れ た 事 項 を 電 磁 的 方 法 で あ つて 当 該 組合 の 定 め た も
のにより提供することの請求又はその事項を記載した書面の交付の請求
組合 員 及 び 当 該 組合 の 債 権 者 は 、 前 項 第 二 号 又 は 第 四 号 に 掲 げ る 請 求 を す る に は 、
当該 組合 の 定 めた 費用を 支 払わ なければ なら ない。
第六十五条の四 組合の合併が法令又は定款に違反する場合において、合併によつて消
滅 す る 組 合 の 組 合 員 が 不 利 益 を 受 け る お それ が あ る と き は 、 当 該 組 合 員 は 、 当 該 組
合に対し、当該合併をやめることを請求することができる。
② 組合 の合 併 が 法 令 又 は 定款 に 違 反 す る 場 合 に おいて 、 合 併 後存 続 す る 組 合 の 組合 員
が 不 利 益 を 受 け る お そ れ が あ る とき は 、 当該 組合 員は 、 当該 組合 に 対し 、 当該合 併
を や め るこ とを 請 求 す るこ と がで き る 。 た だ し、 第 六 十 五 条 の 二 第 一 項 の規 定に よ
り 総会 の 決 議を 経 な いで 合 併を 行う 場 合 (同 条 第四項の 通 知が あ つた場 合を 除 く。
)は、この限りでない。
第六十六条 合併によつて組合を設立するには、各組合の総会において農業協同組合に
あ つて は 第 十 二 条 第 一 項 第 一 号 の 規 定 に よ る 組 合 員 ( 法 人 に あ つて は 、 そ の 役 員 )
、 農 業 協同 組合 連 合 会 に あ つて は 同 条 第 二 項 第 一 号 の 規 定 に よ る 会 員た る 組 合 の 役
員 の 中 か ら 選 任 し た 設 立 委 員 が 共 同 して 、定 款を 作 成 し、 役 員 (合 併 に よつて 設 立
す る 組合 が 経 営 管 理 委 員設置 組 合で あ る とき は 、 理事を 除 く。 )を 選任 し 、 その 他
設 立 に 必 要 な 行 為 を し な けれ ば な ら な い 。
② 前 項 の 規 定 に よ る 設 立 委 員 の 選 任 に は 、 第 四 十 六 条 の 規 定 を 準 用 す る。
③ 第一項の規定による理事の選任については、第三十条第十一項本文、第十二項及び
第 十 三 項の 規 定を 準 用 す る 。
④ 第一項の規定による経営管理委員の選任については、第三十条の二第四項の規定を
準用する。この場合において、同項中「前条第十一項から第十三項まで」とあるのは
、「 前 条 第 十 一 項 本 文 、 第 十 二 項 及 び 第 十 三 項 」 と 読 み 替え るも の と す る 。
第 六 十 七 条 組合 の合 併 は 、 合 併 後 存 続 す る 組合 又 は 合 併 に よ つて 設 立 す る 組合 が 、 そ
の主たる事務所の所在地において、登記をすることによつてその効力を生ずる。
第 六 十 八 条 合 併 後 存 続 す る 組 合 又 は 合 併 に よ つ て 設 立 し た 組合 は 、 合 併 に よ つ て 消 滅
し た 組合 の 権 利 義 務 ( 当 該 組合 が そ の 行 う事 業 に 関し 、 行 政庁 の 許可 、 認 可 そ の 他
の処分に基づいて有する権利義務を含む。)を承継する。
第 六 十 八 条 の 二 合 併 後 存 続 す る 組合 又 は 合 併 に よ つ て 設 立 し た 組 合 の 理 事 は 、 合 併 の
登 記 の 日 後 遅 滞 な く 、 前 条 の 規 定 に よ りこれ ら の 組合 が承 継 した合 併 に よつて 消 滅
し た 組 合 の 権 利 義 務 そ の 他 の 合 併 に 関 す る 事 項 と して 農 林 水 産 省 令 で 定 め る 事 項 を
記 載 し、又は 記録 した 書面又 は電磁 的記 録を 作成 しなければ な ら な い。
② 理 事 は 、 合 併 の 登 記 の 日 か ら 六 月 間 、 前 項の 書 面 又 は 電 磁 的 記 録 を 主 た る 事 務 所 に
備えて置かなければならない。
③ 組合員及び組合の債権者は、組合の業務時間内は、いつでも、理事に対し次に掲げ
る 請 求 を す るこ と がで き る 。 こ の 場 合 に お いて は 、 理 事 は 、 正 当な 理 由 が な いの に
こ れ を 拒 ん で は な ら な い。
一 第 一 項 の 書 面 の 閲 覧の 請 求
二 第 一 項の 書 面 の 謄 本又 は 抄 本 の 交 付 の 請 求
三 第 一 項 の 電 磁 的 記 録 に 記 録 され た 事 項を 農林 水産 省 令で 定 め る 方法 に よ り表 示
したもの の閲覧の請 求
- 31 -
④
四 第 一 項 の 電 磁 的 記 録 に 記 録 さ れ た 事 項 を 電 磁 的 方 法で あ つ て 組 合 の 定 め た も の
により提供することの請求又はその事項を記載した書面の交付の請求
組合 員 及 び 組 合 の 債 権 者 は 、 前 項 第 二 号 又 は 第 四 号 に 掲 げ る 請 求 を す る に は 、 組 合
の定めた費用を支払わなければならない。
第六十九条 組合の合併の無効の訴えについては、会社法第八百二十八条第一項(第七
号 及 び 第 八 号 に係 る部 分 に限 る 。 )及 び 第二項( 第七号 及 び 第 八号 に係 る 部 分に限
る 。 ) 、 第 八 百 三 十 四 条 ( 第 七 号 及 び 第八 号 に係 る 部 分に限 る 。 ) 、 第 八百 三 十 五
条 第 一 項 、 第 八 百 三 十 六 条 か ら 第 八 百 三 十九 条 まで 、 第 八 百四 十 三 条( 第 一 項第三
号 及 び 第 四 号 並 び に 第 二 項 た だ し書 を 除 く 。 )並 び に 第八 百 四 十六 条 の 規定を 、こ
の 条 に お いて 準 用 す る 同 法 第 八 百 四 十 三 条 第 四 項 の申 立て に つ いて は 、 同 法 第 八 百
六 十 八 条 第 六 項 、 第 八 百 七 十 条 第 二 項( 第 六 号 に 係 る 部分 に 限 る。 )、 第 八 百七 十
条 の 二 、 第 八 百 七 十 一 条 本 文 、 第 八 百 七 十二 条 ( 第 五号 に 係 る 部分 に 限 る。 ) 、 第
八 百 七 十 二 条 の 二 、 第 八 百 七 十 三 条 本 文 、 第 八百 七 十 五条 及び 第 八 百七 十 六 条の 規
定 を 、 そ れ ぞ れ 準 用 す る 。 こ の 場 合 に お いて 、 同 法 第 八 百 二 十 八 条 第 二 項 第 七 号 及
び 第 八号 中 「 株 主 等 若 しく は社 員等 」 と あ るのは「組合 員 、理 事 、経営 管理 委員 、
監 事 若 し く は 清算 人」 と 、 「 株 主 等 、 社 員等 」 と あ る のは 「 組合 員 、 理 事、経 営 管
理 委 員 、 監 事 、 清 算 人 」 と 、 同 法 第 八 百 三 十 六 条 第 一 項た だし書 中「 取 締 役 、」 と
あ る の は 「 理 事、 経 営 管 理 委 員 、 」 と 読 み 替 え る も の と す る ほ か 、 必 要 な技 術 的 読
替えは、政令で定める。
第 七 十 条 第 十 二 条 第 二 項 第 一 号 の 規 定 に よ る 会 員 が 一 人 に な つ た 農 業 協同 組 合 連 合 会
の同 号 の 規 定 に よ る会 員た る 組 合 は 、 当該農業協同 組合連合会 の 権 利義務( 当該 農
業 協同 組合 連 合 会 が そ の 行 う 事 業 に 関 し 、行 政 庁 の 許 可、認 可 その 他 の 処 分 に 基 づ
いて 有 す る 権 利 義 務を 含む 。 ) を 承 継 す るこ とができ る。 ただ し 、 次の 各号 のいず
れかに該当する場合は、この限りでない。
一 当 該 農 業 協 同 組合 連 合 会 が 出 資 組 合 で あ る 場 合 に お いて 、 そ の 会 員 に 第 十二 条
第 二 項 第 二 号 又 は 第 三 号 の 規 定 に よ る 会 員 が あ る とき 。
二 当 該 組 合 の 当 該 農 業 協同 組 合 連 合 会 に対 して 有す る 持 分が 第 三 者 の 権 利の 目 的
となつているとき。
② 前 項 の 規 定 に よ る 権 利 義 務 の 承 継 に つ い て は 、 第四 十 六 条 、 第 四 十 八 条 の 二 、 第 六
十 五 条 、第 六 十 五 条 の 三 、 第六 十 七 条 及 び 第 六十 八 条 の二 の 規定 を 、同 項 の 規定 に
よ る 権 利 義 務 の 承 継 の 無 効 の 訴 え に つ いて は 、 会 社 法 第 八百 二 十八 条 第 一項( 第 五
号 に係 る部 分に限 る。 )及び 第 二 項( 第 五号 に係 る部分に限る。 )、第八百三十四
条 ( 第 五号 に 係 る 部 分 に 限 る。 ) 、 第 八 百三 十 五条 第 一項 、 第 八百 三 十 六条 か ら 第
八 百 三 十 九 条 まで 並 び に 第 八 百 四 十 六 条 の 規定 を 、それ ぞれ 準 用 す る。こ の 場合 に
お いて 、 第 六 十 五 条 第 三 項 中 「 第 六 十 一条 」 とあ る の は「 第 六 十 一 条 第 一項か ら 第
四 項 まで 」 と 、 同 法 第 八 百 二 十 八 条 第 二 項第 五 号 中「 株 主 等 」 と あ るの は 「 組合 員
、 理 事 、経 営 管 理 委 員 、 監 事 、 清 算 人 」 と 、 同 法 第 八 百三 十 六 条第 一 項た だ し書 中
「 取 締 役 、 」 と あ る の は 「 理 事 、経 営 管 理委 員 、 」 と 読 み 替え る も のと する ほ か 、
必要な技術的読替えは、政令で定める。
③ 前項において準用する第六十五条第二項の認可の申請は、当該農業協同組合連合会
の 第 十 二 条 第 二 項 第 一号 の 規 定 に よ る 会 員 が 一人 に な つた 日か ら 六 月以 内 に しな け
れ ば な ら ない 。
④ 第 一 項 の 規 定 に よ る 権 利 義 務 の 承 継 が あ つ た と き は 、 被 承 継 人 た る 農 業 協 同 組合 連
合 会 は 、 そ の 時 に 消 滅 す る。
第 七 十 条 の 二 出 資 組 合 は 、 そ の 事 業 ( 信 用 事 業 及 び 共 済 事 業 を 除 く 。 ) に 関 して 有 す
る 権 利 義 務 の 全 部 又 は 一 部 を 分 割 に よ つ て 設 立 す る 出 資 組 合 に 承 継 さ せ るこ と が で
き る。
第 七 十 条 の 三 出 資 組 合 は 、前 条 の 分割 ( 以 下 「 新 設 分割」 と い う 。 ) を す る に は 、新
設分割計画を作成して、総会の決議により、その承認を受けなければならない。
② 新 設 分 割 計 画 に は 、 次 に 掲 げ る 事 項 を 定 め な けれ ば な ら な い 。
一 新 設 分 割 に よ つ て 設 立 す る 出 資 組合 ( 以 下 「 新 設 分 割 設 立 組合 」 と い う 。 ) の 第
二 十 八条 第 一 項各 号 に 掲 げ る 事 項
二 前号に掲げるもののほか、新設分割設立組合の定款で定める事項
三 新設分割設立組合が新設分割によつて新設分割をする出資組合(以下「新設分割
組合 」 と い う。 ) か ら 承 継 す る 資産 、 債 務 、 雇 用 契 約 そ の 他 の 権 利 義 務 に 関 す る 事
項
四 新設分割組合の組合員が新設分割に際して取得する新設分割設立組合の出資の口
数又 は そ の口 数の算 定 方 法 ( 新 設 分 割設 立組合 の 組合 員と なるこ と がで き な い新 設
分割組合の組合員がある場合にあつては、当該組合員に対して支払う金銭の額又は
その算定方法を含む。)
五 新設分割組合の組合員に対する前号の出資の割当てに関する事項
六 新 設 分 割 設 立組 合 の 資 本 準 備 金 及 び 利 益準 備金 に関 す る 事 項
七 そ の 他 農 林 水 産 省 令で 定 め る 事 項
③ 新 設 分 割 は 、 行 政 庁 の 認 可 を 受 け な けれ ば 、 そ の 効 力 を 生 じ な い 。
④ 前項の認可については、第十条第一項第三号又は第十号の事業を行う組合にあつて
は第五十九条第二項の規定を、その他の組合にあつては同項、第六十条及び第六十一
条の規定を、それぞれ準用する。この場合において、第六十条中「次に掲げる場合」
とあるのは、「次に掲げる場合及び新設分割によつて新設分割組合の組合員であつて
新 設 分 割 設 立 組合 の 組合 員 と な る こ と が で き な い も の の 利 益 が 不 当 に 害 さ れ る お そ れ
がある場合」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
⑤ 新設分割については、第四十六条、第四十八条の二、第四十九条、第五十条第一項
及 び 第 二 項 、 第 六 十 五 条 の 三 、 第 六 十 五条 の 四 第 二 項 、 第 六 十 六 条 、 第 六 十 七 条 並 び
に 第 六 十 八 条 の 二 並 び に 民 法 第 三 百 九 十 八 条 の 十 の 規 定を 準 用 す る。 こ の 場 合 に お い
て 、 第 四 十 九 条 第 二 項 第 一 号 中 「 出 資 一口 の 金 額 の 減 少 の 内 容 」 と あ る の は 「 新 設 分
割をする旨」と、同条第三項中「催告」とあるのは「催告(不法行為によつて生じた
債 務 の 債 権 者 に 対 す る も の を 除 く 。 )」 と 、 第 六 十 五 条 の 三 第 一 項 中「 第 六 十 五 条 第
一 項 の 合 併 契 約 」 と あ る の は 「 新 設 分 割 計 画」 と 、同 項 第 二 号 中 「 合 併 後 存 続 す る 組
合 」 と あ る の は 「 新 設 分 割 組 合 」 と 、同 号 イ 中 「 第 六 十 五 条 第 一 項 」 と あ る の は 「 第
七 十 条 の 三 第 一 項」 と 、 「 前 条 第 一 項 」 と あ る の は 「 第 七 十 条 の 四 第 一 項 」 と 、 同 項
第三号中「合併によつて設立する組合」とあるのは「新設分割設立組合」と、第六十
五 条 の 四 第 二 項 中 「 合 併 後 存 続 す る 組 合 」 と あ る の は 「 新 設 分 割 組合 」 と 、 同 項 た だ
し 書 中 「 第 六 十 五 条 の 二 第 一 項」 と あ る の は 「 第 七 十 条 の 四 第 一 項」 と 、 第 六 十 六 条
第一項中「合併によつて設立する組合」とあり、及び第六十七条中「合併後存続する
組 合 又 は 合 併 に よ つ て 設 立 す る 組 合 」 と あ る の は 「 新 設 分 割 設 立 組合 」 と 、 第 六 十 八
条の二第一項中「合併後存続する組合又は合併によつて設立した組合の理事は」とあ
るのは「新設分割組合及び新設分割設立組合の理事は、共同で」と、「これらの組合
が承継した合併によつて消滅した組合」とあるのは「新設分割設立組合が承継した新
設 分 割 組合 」 と 、 同 条 第 三 項 及 び 第 四 項 中 「 組 合 員 及 び 組合 の 債 権 者 」 と あ る の は 「
組 合 員 、 組合 の 債 権 者 そ の 他 の 利 害 関 係 人 」 と 読 み 替 え る も の と す る ほ か 、 必 要 な 技
術的読替えは、政令で定める。
- 32 -
第七 十条の 四 新 設 分 割 に よ つて 新設 分割設 立 組合 に 承継 さ せ る 資産の 帳簿 価額 の合 計
額 が 新 設 分 割 組 合 の 最 終 の 貸 借 対 照 表 に より 現 存 す る 資 産 の 額 の 五分 の 一( こ れ を
下 回 る 割合 を 新 設 分 割 組合 の 定 款で 定 めた 場 合 に あ つて は 、 その 割 合 )を 超 え な い
場 合 に お け る 新 設 分 割 に つ い て の 前 条 第 一 項 の 規 定 の 適 用 に つ いて は 、 同 項 中 「 総
会 」 と あ る の は 、 「 総 会 又 は 理 事 会 ( 経 営 管 理委 員 設置 組合 に あ つて は 、経 営 管 理
委 員会 ) 」 と す る 。
② 前項の規定により総会の決議を経ないで新設分割を行う新設分割組合は、その旨を
新 設 分 割 計 画 に 定 め な けれ ば な ら な い 。
③ 新設分割組合が第一項の規定により総会の決議を経ないで新設分割を行う場合にお
いては、新設分割組合は、新設分割についての理事会(経営管理委員設置組合にあつ
て は 、 経 営 管 理 委 員会 ) の 決 議 の 日 か ら 二 週 間 以 内 に 、 新 設 分 割 設 立 組 合 の 名 称 及 び
住所、新設分割を行う時期並びに同項の規定により総会の決議を経ないで新設分割を
行 う 旨 を 公 告 し 、 又 は 組 合 員 に 通 知 し な けれ ば な ら な い 。
④ 新 設 分 割 組 合 の 総 組 合 員 ( 准 組合 員 を 除 く 。 ) の 六 分 の 一 以 上 の 組 合 員 ( 准 組 合 員
を 除 く 。 ) が 前 項の 規 定 に よ る 公 告 又 は 通 知の 日 か ら 二 週 間 以 内 に 新 設 分 割 組 合 に 対
し書面をもつて新設分割に反対の意思の通知を行つたときは、第一項の規定により総
会の決議を経ないで新設分割を行うことはできない。
第 七 十 条 の 五 新 設 分 割 設 立 組 合 は 、 そ の 成 立の 日 に 、 新 設 分 割 計 画 の 定 め に 従 い 、 新
設 分 割 組合 の 権 利 義 務 を 承 継 す る 。
② 前項の規定にかかわらず、新設分割組合の債権者であつて、第七十条の三第五項に
おいて準用する第四十九条第二項の規定による各別の催告を受けなかつたもの(同条
第三項に規定する場合にあつては、不法行為によつて生じた債務の債権者であるもの
に 限 る 。 次 項 に お い て 同 じ。 )は 、新 設 分 割 計 画に おい て 新 設 分 割 後 に 当 該 新 設 分 割
組合に対して債務の履行を請求することができないものとされているときであつても
、当該新設分割組合に対して、当該新設分割組合が新設分割設立組合の成立の日に有
していた財産の価額を限度として、当該債務の履行を請求することができる。
③ 第 一 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、 新 設 分 割 組合 の 債 権 者 で あ つ て 、 第 七 十 条 の 三 第 五 項
に お い て 準 用 す る 第 四 十 九 条 第 二 項の 規 定 に よ る 各 別 の 催 告 を 受 け な か つた も の は 、
新設分割計画において新設分割後に新設分割設立組合に対して債務の履行を請求する
ことができないものとされているときであつても、当該新設分割設立組合に対して、
その承継した財産の価額を限度として、当該債務の履行を請求することができる。
④ 新設分割組合の組合員(新設分割設立組合の組合員となることができないものを除
く 。 ) は 、 新 設 分 割 設 立 組 合 の 成 立の 日 に 、 第 七 十 条 の 三 第 二 項 第 五 号 に 掲 げ る 事 項
に つ い て の 定 め に 従 い 、 当 該 新 設 分 割 設 立 組合 の 組 合 員 と な る 。
第 七 十 条 の 六 新 設 分 割 に 伴 う 労 働 契 約 の 承 継 に 関 し て は 、 新 設 分 割 組合 は 、 次 項 に お
いて 準用 す る会社 分割 に伴う労 働 契約の承継等 に関する法律(平 成十二 年法律第百
三 号 ) 第 二 条 第 一 項 の 規 定 に よ る 通 知を す べ き 日 まで に、 労 働 者 と 協 議 を す るも の
と する。
② 会 社 分 割 に 伴 う 労 働 契 約の 承 継 等 に 関 す る 法 律 第 二 条 か ら 第 八 条 ま で の 規 定 は 、 前
項の労働契約の承継に関連して必要となる労働者の保護について準用する。この場合
に お い て 、 同 法 第 二 条 第 一 項 中 「 会 社 法 第 五編 第 三 章 及 び 第 五 章 の 規 定 に よ る 分 割 (
吸 収 分 割 又 は 新 設 分 割 を い う 。 以 下 同 じ 」 と あ る の は 「 農 業 協同 組 合 法 第 七 十 条 の 三
第 一 項 に 規 定 す る 新 設 分 割 ( 以 下 「 分 割 」 と い う 」 と 、同 法 第 四 条 第 四 項 、 第 五 条 第
三 項並 び に 第 六 条 第 二 項 及 び 第 三 項 中 「 会 社 法 第 七 百 五 十 九 条 第 一 項 、 第 七 百 六 十 一
条 第 一 項、 第七 百 六十 四 条 第 一 項 又 は 第七 百 六十 六条 第 一 項 」 と あ る の は「 農業 協 同
組合 法 第 七 十 条 の 五 第 一 項 」 と 読 み 替 え る も の と す る ほ か 、 必 要 な 技 術 的 読 替 え は 、
政令で定める。
第七十条の七 新設分割の無効の訴えについては、会社法第八百二十八条第一項(第十
号 に係 る部 分に限 る。 )及び 第 二 項( 第十号 に係 る部分に限る。 )、第八百三十四
条 ( 第 十 号 に 係 る 部 分 に 限 る 。 ) 、 第 八 百 三 十 五条 か ら 第 八 百 三 十 九 条 まで 、 第 八
百 四 十 三 条 第 一 項 ( 第 四 号 に 係 る 部 分 に 限 る。 ) 及び 第 二 項並 び に 第八 百 四 十六 条
の 規 定 を 準 用 す る 。こ の 場 合 に お い て 、同 法 第八 百 二 十八 条 第 二 項 第 十 号 中 「 株 主
等 若 しくは 社 員等」 と あるのは 「 組合 員 、理事、経営 管理委員、監事若しくは清算
人 」 と 、「 株 主 等 、 社 員 等 」 と あ る の は 「 組合 員 、 理 事、経 営 管理 委 員 、監 事、 清
算 人」 と 、 同 法 第 八 百 三 十 六 条 第一 項た だし書 中「取 締 役 、」 と あ るの は「 理 事 、
経 営 管 理 委 員 、 」 と 読 み 替 え る も の と す る ほ か 、 必 要 な 技 術 的 読 替 え は 、 政 令で 定
め る。
第 七 十 条 の 八 第 七 十 条 の 二 か ら 前 条 ま で に 定 め るも の の ほ か 、 新 設 分 割 に 関 し 必要 な
事 項 は 、 政 令 で 定 め る。
第 七 十 一 条 組 合 が 解 散 した と き は 、 合 併 及 び 破 産 手 続 開 始 の 決 定 並 び に 第 六 十 四 条 第
七 項 第 一号 に 掲げ る 事 由 に よ る 解 散 の 場 合 を 除 いて は 、理 事 が 、その 清 算 人 と な る
。 た だ し 、 総 会 に お い て 他 人を 選 任 し た と き は 、 こ の 限 り で な い 。
② 第 十 条 第 一 項 第 三 号 又 は 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 が 、 第 六 十 四 条 第 六 項 の 規 定 に よ
り 解 散 した と き は 、 前 項の 規 定及 び 第 七 十二 条 の 三に お いて 準 用す る会 社 法 第 四 百
七 十 八 条 第 二 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、 行 政 庁 が 清 算 人を 選 任 す る 。
第 七 十 一条 の 二 清算 人は 、 次 に 掲 げ る 職務 を 行 う。
一 現 務 の結 了
二 債 権 の 取 立て 及 び 債 務 の 弁 済
三 残余財産の分配
第 七 十 二 条 清算 人は 、 就 職の 後遅滞 な く 、 組合 の 財 産 の 状 況 を 調 査 し 、 非 出 資 組合 に
あ つて は 財 産 目 録 、 出 資 組合 に あ つ て は 財産 目 録 及び 貸 借 対 照 表 を 作 り 、財 産 処 分
の 方 法 を 定 め 、こ れ を 総 会 に 提 出 し 、 又 は 提 供 して そ の承 認 を 求 め なけれ ば なら な
い。
② 経 営 管 理 委 員 設 置 組合 の 清 算 人 は 、 前 項 の 承 認 を 求 め る 場 合 に は 、 あ ら か じ め 、 非
出 資 組 合 に あ つて は 財 産 目 録 及 び 財 産 処 分の 方 法、 出 資組合 に あつて は 財産 目 録 、
貸 借 対 照 表 及 び 財 産 処 分の 方 法 に つ いて 経 営 管 理 委員会 の 承認 を 受 けな けれ ば なら
な い。
組 合 の 清 算 に つ い て は 、会 社 法 第 四 百 七 十 五 条 ( 第 三 号 に 係 る 部 分 を
第七 十二 条の二 清算 人は 、清 算 事 務を 終 了 した 後遅 滞 な く 、 農 林 水 産 省令で 定 める と
こ ろ に よ り 、 決 算 報 告 を 作 成 し 、こ れ を 総 会 に 提 出 し 、 又 は 提 供 し て そ の 承 認 を 求
め な けれ ば な ら な い 。
② 経 営 管 理 委 員 設 置 組 合 の 清 算 人 は 、 前 項 の 承 認 を 求 め る場 合 に は 、 あら か じ め 、 決
算 報 告 に つ い て 経 営 管 理 委 員 会 の 承 認 を 受 け な けれ ば な ら な い 。
第一項の承認については、会社法第五百七条第四項の規定を準用する。
③
第七 十二 条の三
- 33 -
通則
農 事組合 法 人
除 く 。 ) 、 第 四 百 七 十 六 条 及 び 第 四 百 九 十 九 条 か ら 第 五百 三 条 まで の 規 定 を 、 組 合
の 清算 人 に つ いて は 、 第 二 十 七 条 、 第 二 十 九 条 の 二 、 第 三 十 条 の 三 、 第 三 十 条 の 四
、 第 三 十条 の 五 第 二 項及 び 第三 項 、 第 三 十 二 条 、 第 三 十三 条 、第三 十四 条 第 五項 及
び 第 六 項 、 第 三 十 五条 ( 第二 項を 除 く。 )、 第三 十五条 の二 、 第三 十 五条の 三 第二
項 及 び 第 三 項 、 第 三 十 五 条 の 四 、 第 三 十 五 条 の 五 第 一 項 か ら 第 三 項 まで 、 第 三 十 五
条 の 六 第 一 項 か ら 第 三 項 ま で 、 第 八 項 、 第 九 項 ( 第 一 号 に 係 る 部 分 に 限 る。 ) 及 び
第 十 項 、 第 三 十 六 条( 第 一 項 及 び 第 十 項を 除 く 。 )、 第 三 十 九 条 第 一項 、 第 四十 三
条 の 三 第二 項 か ら 第 四 項 ま で 、 第 四 十 三 条 の 四 、 第 四 十三 条 の 五第二 項 、第 四 十 六
条 の 二 並び に第四 十 六 条の 四 第 二 項か ら 第四 項まで 並び に同法第三 百八十三 条第 一
項本文 、第二 項及 び 第三 項 、第三 百 八十四条 、第三 百 八十 五条 、第三 百 八十 六条 第
一 項( 第 一 号 に 係 る 部 分 に 限 る 。 ) 及 び 第二 項 ( 第 一 号 及 び 第 二 号 に係 る 部 分 に 限
る 。 ) 、 第 四 百 七 十 八 条 第 二 項 及 び 第 四 項 、 第四 百 七 十 九 条 第 一 項 及び 第 二 項( 各
号 列記 以 外 の 部 分 に 限 る。 ) 、 第 四 百 八 十三 条 第 四 項及 び 第五 項、第 四 百八十 四 条
、 第 四 百 八 十 五 条 、 第 四 百 八 十 九 条 第 三 項 か ら 第 五 項 まで 、 第 五 百 八 条 、 第 七 編 第
二 章第 二節( 第八百四 十七 条 第二 項 、第八百四 十七条の二 、第八百四 十七条の三 、
第 八 百 四 十 九 条 第 二 項 、 第 三 項 第 二 号 及 び 第 三 号 並 び に 第 六 項 か ら 第 十 一 項 まで 、
第 八 百 五十 一 条 並 び に 第 八 百 五十 三 条 第 一 項 第二 号 及 び 第 三 号 を 除 く 。 ) 、 第 八 百
六 十 八 条 第 一 項 、 第 八 百 六 十 九 条 、 第 八 百七 十 条 第 一 項 ( 第 一 号 及 び 第 二 号 に係 る
部 分 に 限 る 。 )、 第 八 百 七 十 一 条 、 第 八 百 七 十二 条 ( 第四 号 に 係 る 部 分 に限 る。 )
、 第 八 百 七 十 四 条 ( 第 一 号 及 び 第 四 号 に係 る 部 分 に限 る 。 ) 、 第 八 百 七 十 五 条 並 び
に 第 八 百 七 十 六 条 の 規 定 を 、 そ れ ぞ れ 準 用 す る。 こ の 場 合 に お いて 、 第 三 十 五 条 の
六 第 十 項 中「 役 員」 と あ る の は 「 役 員又 は清算 人」と 、 第 三十 六条 第 二 項中「 事 業
報 告 」 と あ るの は 「 事 務 報 告 」 と 、 「 貸 借 対 照表 、 損 益計 算 書 、 剰 余金処 分案又 は
損 失 処 理 案 そ の 他 組合 の 財 産 及 び 損 益 の 状況 を 示 すた めに 必要 か つ適 当 なも の と し
て 農 林 水産 省 令で 定 め るも の ( 以 下 「 計 算 書 類」 とい う。 )並 び に」と あ る のは 「
貸 借対 照表及 び 」 と 、同 条 第四 項中 「 事業報告」 とあるの は「 事務報告」と 、同 条
第 九 項中「 二 週間」と あるのは 「 一 週間」と、「 五年間」とあるのは「 清算結了の
登 記 の 時 まで の 間 」 と 、 同 法 第 三 百 八十 四 条 並び に 第 八百 四 十 七条 第 一 項及 び 第四
項 中 「 法 務 省 令 」 と あ る の は 「 農 林 水 産 省令 」 と 、同 法 第 四百 七 十 五条 第 一号 中 「
第 四 百 七 十 一 条 第 四 号 に 掲 げ る 事 由 」 と あ る の は 「 合 併」 と 、 同 法 第 四百 七 十 八 条
第 二 項 中 「 前 項 」 と あ る の は 「 農 業 協 同 組合 法 第 七 十 一 条 第 一 項 」 と 、 同 法 第 四 百
七 十 九 条第 二 項 各 号 列 記 以 外の 部 分 中 「 次 に 掲げ る 株 主」 と ある の は「 総 組合 員 (
准 組 合 員 を 除 く 。 ) の 五 分 の 一 ( こ れ を 下 回 る 割 合 を 定 款で 定 めた 場 合 に あ って は
、 そ の 割 合 ) 以 上 の 同 意 を 得 た 組合 員( 准 組合 員を 除 く 。 )」 と 、 同 法 第 四 百八 十
三 条 第 四 項 中 「 第 四 百 七 十 八 条 第 一 項 第 一号 」 と あ る の は 「 農 業 協 同 組合 法 第 七 十
一 条 第 一 項 」 と 、 同 法 第 八 百 五 十 条 第 四 項 中「 第 五十 五 条 、第 百 二 条の 二 第 二 項 、
第 百 三 条 第 三 項 、 第 百 二 十 条 第 五 項 、 第二 百 十三 条 の 二 第 二 項 、第 二 百 八十 六 条 の
二 第 二 項 、 第 四 百 二 十 四 条 ( 第 四 百 八 十 六 条 第 四 項 に お いて 準 用 す る場 合 を 含む 。
) 、 第 四 百 六 十 二 条 第 三 項 ( 同 項た だ し書 に 規定 す る 分配 可 能 額を 超 え ない 部分 に
つ いて 負 う 義 務 に 係 る 部 分 に 限 る。 ) 、 第四 百 六 十四 条 第 二 項及 び 第四 百六 十 五 条
第 二 項 」 と あ る の は 「 農 業 協 同 組 合 法 第 七 十 二 条 の 三 に お いて 準用 す る 同 法 第三 十
五 条 の 六 第三 項」 と 読 み 替 え る も の と す るほ か 、 必要 な技 術的 読替え は 、政 令で 定
める。
第三 章
第 一節
第七十二条の四 農事組合法人は、その組合員の農業生産についての協業を図ることに
よ り そ の 共 同 の 利 益 を 増 進 す る こ と を 目 的 と す る。
農 事 組合 法 人 は 、 法 人 と す る 。
第 七 十 二 条 の 五 農 事 組合 法 人 は 、 そ の 名 称 中 に 農 事 組合 法 人 と い う 文 字を 用 い な け れ
ば なら な い。
農 事 組合 法 人 で な い 者 は 、 そ の 名 称 中 に 農 事 組合 法 人 と い う 文 字を 用 い て は な ら な
い。
②
第七 十二条 の 六
農 事 組合 法 人 の 住 所 は 、 そ の 主 た る 事 務 所 の 所 在 地 に あ る も の と す る
第 七 十 二 条 の 七 農 事 組合 法 人 ( 法 人 税 法 第 二 条 第 七 号 に 規 定 す る 協 同 組合 等 に 該 当 す
る も の に 限 る 。 ) が 、 組 合 員 の そ の 事 業 の 利 用 分 量の 割 合 又 は 組合 員 が その 事 業 に
従 事 し た 程 度 に 応 じ て 行 つ た 剰 余 金 の 配 当 に 相 当 す る 金 額 は 、 同 法 の 定 め る とこ ろ
に より 、 当該 農 事 組合 法人 の 同 法 に 規 定 する 各 事業 年度の 所 得の金額 又 は各 連結 事
業 年 度 の 連 結 所 得 の 金 額 の 計 算 上 、 損 金 の 額 に 算 入 す る。
第 七十二 条の 八
。
第九条の規定は、農事組合法人について準用する。
事業
第七 十二条 の 九
第二節
第七十二条の十 農事組合法人は、次の事業の全部又は一部を行うことができる。
一 農 業 に 係 る 共 同 利 用 施 設 の 設 置 ( 当 該 施 設 を 利 用 して 行 う 組 合 員 の 生 産 す る 物
資 の 運 搬 、 加 工 又 は 貯 蔵の 事 業 を 含 む 。 ) 又 は 農 作業 の 共 同 化 に 関 す る 事 業
二 農 業 の 経 営 ( そ の 行 う 農 業 に 関 連 す る 事 業で あ つて 農 畜 産 物を 原 料 又 は 材 料 と
し て 使 用 す る 製 造 又 は 加 工 そ の 他 農 林 水 産 省 令で 定 め る も の 及 び 農 業 と 併 せ 行 う
林業 の経営 を 含む 。 )
三 前 二 号 の 事 業 に附 帯 す る 事 業
② 組合 員 に 出 資 を さ せ な い 農 事 組合 法 人 ( 以 下 「 非 出 資 農 事 組 合 法 人 」 と い う 。 ) は
、 前 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、同 項 第 二 号 の 事 業 を 行 う こ と が で き な い。
③ 第一項第一号の事業を行う農事組合法人は、定款の定めるところにより、組合員以
外 の 者 に そ の 施 設 を 利 用 さ せ るこ と がで き る。 た だ し 、一 事 業 年度 に お ける 組合 員
以 外 の 者 の 事業 の 利 用 分 量 の 総 額 は 、 当 該 事業 年 度に お け る組合 員 の事業 の 利用 分
量の総額の五分の一を超えてはならない。
第 七 十 二 条 の 十 一 私 的 独 占 禁 止 法 第 八 条 第 一 号 及 び 第 四 号 の 規 定 は 、 農 事 組合 法 人 が
行 う 前 条 第 一 項 第 一号 の 事 業 に つい て は 、適 用 し ない 。 た だし 、 不 公 正 な取 引 方 法
を 用 い る場 合 又 は 一 定 の 取 引 分 野 に お け る競 争を 実 質 的に制 限 するこ と に よ り不 当
に対価を引き上げることとなる場合は、この限りでない。
第 七 十 二 条 の 十 二 第 七 十 二 条 の 十 第 一 項 第 二 号 の 事 業 を 行 う 農 事 組合 法 人 ( 以 下 「 農
業 経 営 農 事 組合 法 人」 と い う。 ) の 当 該 事 業 に常 時従 事 す る者 の うち 、 組合 員及 び
組合 員と同 一の世帯に属す る者以外 のものの数は、その常時従事する者の数の三分
の 二 を 超 え て は なら な い。
- 34 -
第三 節
組 合 員 、 管 理 、 設 立 、 解 散 、 合 併 及 び 清算
第 七 十 二 条 の 十 三 農 事 組 合 法 人 の 組 合 員た る 資 格 を 有 す る者 は 、 次 に 掲 げ る者 ( 農 業
経 営 農 事 組合 法 人 以 外 の 農 事 組合 法 人 に あつて は 、第 一号 に 掲 げる者 )で 定 款で 定
めるも の と す る。
一 農民
二 組合
三 当 該 農 事 組合 法 人 に 農 業 経 営 基 盤 強 化 促 進 法 第 七 条 第 三 号 に掲 げ る 事業 に 係 る
現 物 出 資を 行 つ た 農 地 中 間 管 理 機 構 ( 農 地 中 間 管 理 事 業 の 推 進 に 関 す る 法 律 ( 平
成 二 十 五 年 法律 第百 一号 )第二 条 第四 項 に規 定 す る農地 中 間 管理機 構を い う 。 )
四 当 該 農 事 組 合 法 人 か ら そ の 事業 に 係 る 物 資 の 供 給 若 し く は 役 務 の 提 供を 受 け る
者又はその事業の円滑化に寄与する者であつて、政令で定めるもの
② 前項の規定の適用については、農業経営農事組合法人の同項第一号の規定による組
合 員 が 農 民 で な く な り 、 又 は 死 亡 し た 場 合 に お け る そ の 農 民で な く な つ た 者 又 は そ
の 死 亡 した 者 の 相 続 人 で あ つて 農 民 で な いも の は 、そ の 農 業 経 営 農 事 組合 法 人 と の
関 係 に おい て は 、 農 民と み な す 。
農業経営農事組合法人の組合員のうち第一項第四号に掲げる者及び前項の規定によ
り農民とみなされる者の数は、総組合員の数の三分の一を超えてはならない。
③
第 七 十 二 条 の 十 四 組 合 員 は 、 各 々 一個 の 議 決 権 を 有 す る 。
② 総会に出席しない組合員は、書面又は代理人をもつて、議決権を行うことができる
。
第七十二条の十五 農事組合法人と特定の組合員との関係について決議をする場合には
、 そ の 組合 員 は 、 議 決 権 を 有 し な い 。
第 七 十 二 条 の 十 六 農 事 組合 法 人 の 定 款 に は 、 次 の 事 項 を 記 載 し 、 又 は 記 録 し な け れ ば
なら な い。 た だ し 、 非 出 資 農 事 組合 法人の 定 款には 、 第一号 の 事項の うち 第 二 十八
条 第 一 項 第 六 号 、 第 八 号 及 び 第 九 号 に 掲 げ る 事 項 を 記 載 し 、又 は 記 録 し な くて も よ
い。
一 第 二 十 八 条 第 一 項 第 一 号 か ら 第 六 号 まで 、 第 八号 、 第 九号 、 第 十 一 号 及 び 第 十
二号 に掲げ る事 項
二 役 員の 定 数 、 職務 の 分 担及 び 任 免 に 関 す る 規 定
前 項の 定 款 に は 、 第 二 十 八 条 第 三 項 の 規 定を 準 用 す る。
②
第七十二条の十七 農事組合法人は、役員として理事を置かなければならない。
② 農事組合法人は、定款で定めるところにより、役員として監事を置くことができる
。
③ 農事組合法人の役員は、定款で定めるところにより、総会において選任する。
④ 農 事 組合 法 人 の 理 事 は 、 そ の 組 合 員 ( 第 七 十 二 条 の 十 三 第 一 項 第 一 号 の 規 定 に よ る
組合 員 に 限 る 。 第 七 十 二 条 の 三 十 四 第 一 項 に おいて 同 じ。 )で なければ な ら ない。
農 事 組合 法 人 の 理 事 は 、 監 事 と 兼 ね て は な ら な い 。
⑤
第七十二条の十八 理事が二人以上ある場合において、定款に特別の定めがないときは
、 農 事 組合 法 人 の 業 務 は 、 理 事 の 過 半 数 で 決 す る 。
理事の代表権に加えた制限は、善意の第三者に対抗することができ
第七十二条の十九 理事は、農事組合法人の全ての業務について、農事組合法人を代表
す る。 た だ し 、 定 款 の 定 め に 反 す るこ と はで きず 、 ま た 、総 会 の決 議 に従わ なけれ
ば なら な い 。
第七 十二 条の 二十
ない。
第七十二条の二十一 理事は、定款又は総会の決議によつて禁止されていないときに限
り、特定の行為の代理を他人に委任することができる。
第七十二条の二十二 理事が欠けた場合において、業務が遅滞することにより損害を生
ず る お それ が あ る とき は 、 行 政 庁 は 、 農 事 組合 法 人の 組合 員その 他 利 害 関係 人 の 請
求 に よ り 、 一 時 理 事 の 職 務 を 行 う べ き 者 を 選 任 し な けれ ば な ら な い 。
第七十二条の二十三 農事組合法人と理事との利益が相反する事項については、理事は
、 代表 権を 有 し な い 。 こ の 場 合 に お いて は 、 総 会 の 決 議 に よ り 、特 別 代 理 人 を 選 任
しなければ な ら ない。
第 七 十 二 条 の 二 十 四 監 事 は 、 次 に 掲 げ る 職 務 を 行 う。
一 農事組合法人の財産の状況を監査すること。
二 理事の業務の執行の状況を監査すること。
三 財 産 の 状 況 又 は 業 務 の 執 行 に つ いて 、 法 令若 し く は定 款 に 違反 し、 又 は 著 し く
不 当 な 事 項 が あ る と 認 め る とき は 、 総 会 又 は 行 政 庁 に 報 告 を す る こ と 。
前 号 の 報 告 を す るた め 必 要 が あ る と き は 、 総 会 を 招 集 す る こ と 。
四
第七十二条の二十五 理事は、農林水産省令で定めるところにより、事業年度ごとに、
非 出 資 農 事 組 合 法人 に あ つ て は 事 業 報 告 及び 財産 目 録 を 、 組合 員に 出 資を さ せ る 農
事 組合 法 人 ( 以 下 「 出 資 農 事 組 合 法 人 」 と い う 。 ) に あ つて は 事 業 報 告 、 貸 借 対 照
表 、 損 益 計 算 書 及 び 剰 余 金 処 分案 又 は 損 失 処 理 案 を 作 成 し な け れ ば な ら な い 。
② 前 項 の 規 定 に よ り 作 成 す べき も の ( 以 下 こ の 条 及 び 第 七 十 二 条 の 二 十 九 第 一 項 第三
号 に お い て 「 事 業 報 告 等 」 と い う 。 ) は 、 電 磁 的 記 録 を も つ て 作 成 す るこ と がで き
る。
③ 理事は、通常総会の日の一週間前までに、事業報告等を監事に提出し、又は提供し
、かつ、主たる事務所に備えて置かなければならない。
④ 組合員及び農事組合法人の債権者は、農事組合法人の業務時間内は、いつでも、理
事 に 対 し 次 に 掲 げ る 請 求 を す るこ と がで き る 。 こ の 場 合 に お いて は 、 理 事は 、 正 当
な理由がないのにこれを拒んではならない。
一 事 業 報 告 等 が 書 面 を も つ て 作 成 さ れ て い る と き は 、 当該 書 面 の 閲 覧 の 請 求
二 前 号 の 書 面 の 謄 本 又 は 抄 本 の 交 付の 請 求
三 事 業 報 告 等 が 電 磁 的 記 録 を も つて 作 成 さ れて い る とき は 、 当該 電 磁 的記 録 に 記
録された事項を農林水産省令で定める方法により表示したものの閲覧の請求
四 前 号 の 電 磁 的 記 録 に 記 録 さ れ た 事 項を 電 磁 的 方 法で あ つて 農 事 組合 法 人 の 定 め
たものにより提供することの請求又はその事項を記載した書面の交付の請求
⑤ 組 合 員 及 び 農 事 組 合 法 人 の 債 権者 は 、 前 項 第 二 号 又 は 第 四号 に 掲 げ る 請 求 を す る に
は、農事組合法人の定めた費用を支払わなければならない。
理 事 は 、 監 事 の 意 見 を 記 載 し 、 又 は 記 録 した 書 面 又 は 電 磁 的 記 録 を 添 え て 、 事 業 報
告 等 を 通 常 総 会 に 提 出 し 、 又 は 提 供 し な けれ ば な ら な い 。
⑥
- 35 -
第七 十二 条の 二十 六
。
理 事 は 、 少 な く と も 毎 年 一 回 、 通常 総 会 を 開 か な け れ ば な ら な い
第七十二条の二十七 理事は、必要があると認めるときは、いつでも臨時総会を招集す
ることができる。
② 総組合員の五分の一以上から会議の目的である事項を示して請求があつたときは、
理 事 は 、 臨 時 総 会 を 招 集 し な け れ ば な ら な い 。た だ し 、総 組合 員の 五 分 の 一 の 割 合
については、定款でこれと異なる割合を定めることができる。
第七十二条の二十八 総会の招集の通知は、その総会の日の五日前までに、その会議の
目的である事項を示し、定款で定めた方法に従つてしなければならない。
② 総会においては、前項の規定によりあらかじめ通知した事項についてのみ、決議を
することができる。ただし、定款に特別の定めがあるときは、この限りでない。
第 七 十 二 条 の 二 十 九 次 の 事 項 は 、総 会 の 決 議 を 経 な け れ ば なら な い 。
一 定款 の変 更
二 毎 事 業 年度 の 事 業 計 画 の 設 定及 び 変 更
三 事業 報告 等
農 事 組合 法 人 は 、 定 款 を 変 更 し た と き は 、 変 更 の 日 か ら 二 週 間 以 内 に 、 変 更 に 係 る
事 項 を 行 政 庁 に 届 け 出 な けれ ば な ら な い 。
②
第 七 十 二 条 の 三 十 次 の 事 項 は 、 農 事 組合 法 人 の 総 組 合 員 の 三 分 の 二 以 上 の 多 数 に よ る
決 議を 必要 と す る 。
一 定 款の 変 更
二 農 事 組合 法 人 の 解 散 及 び 合 併
三 組合員の除 名
第 七 十 二 条 の 三 十 一 出 資 農 事 組合 法 人 は 、 損 失 を 埋 め 、 第 七 十 三 条 第 二 項 に お い て 準
用 す る 第 五 十 一 条 第 一 項 の 利 益 準 備 金 及 び 同 条 第 三 項 の 資 本 準 備金 を 控除 し た 後で
なければ、剰余金の配当をしてはならない。
② 剰 余 金 の 配 当 は 、 定 款 で 定 め る と こ ろ に よ り 、 組 合 員 の 出 資 農 事 組 合 法 人の 事業 の
利 用 分 量 の 割 合 若 し く は 組合 員 が そ の 事 業 に 従 事 した 程 度 に 応 じ 、 又 は 年八 分 以 内
に お いて 政 令で 定 め る 割 合 を 超 え な い 範 囲 内で 払 込 済 み の 出 資 の 額 に 応 じ て し な け
れ ば な ら ない 。
第 七 十 二 条 の 三 十 二 農 事 組合 法 人 を 設 立 す る に は 、 三 人 以 上 の 農 民 が 発 起 人 と な る こ
とを必要とする。
② 発 起 人 は 、 共 同 して 、 定 款 を 作 成 し 、 役 員 を 選 任 し 、 そ の 他 設 立 に 必 要 な 行 為 を し
な けれ ば な ら な い 。
③ 前項の規定による理事の選任については、第七十二条の十七第四項の規定を準用す
る。
農 事 組合 法 人 は 、 成 立 し た と き は 、 成 立 の 日 か ら 二 週 間 以 内 に 、 登 記 事 項 証 明 書 及
び 定 款 を 添 え て 、 そ の 旨 を 行 政 庁 に 届 け 出 な けれ ば な ら な い 。
④
第 七 十 二 条 の 三 十 三 農 事 組合 法 人 の 成 立 の 時 に お け る 現 物 出 資 の 目 的 と な る 財 産 の 価
額 が 当 該 財 産 に つ いて 定 款 に 記 載 さ れ 、 又 は 記 録 され た 価 額( 定 款 の変 更 が あ つ た
場合 に あ つて は 、 変 更 後の 価額 )に著 しく 不足す るときは 、発起人及び設 立 時の 理
事は、当該農事組合法人に対し、連帯して、当該不足額を支払う義務を負う。
② 農 事 組 合 法 人 の 成 立 後 現 物 出 資を 行 う 者 の 出 資 の 目 的 と な る 財 産 の 出 資 当 時 の 価 額
が 当 該 財 産 の 出 資 に つ いて さ れ た 定 款 の 変更 の 決 議 に よ り変 更 され た 定 款 に 記 載 さ
れ 、 又 は 記 録 さ れ た 価 額 に 著 し く 不 足 す る と き は 、 当該 決 議 に 賛 成 した 組合 員は 、
当 該 農 事 組合 法 人 に 対 し 、 連 帯 し て 、 当 該 不 足 額 を 支 払 う 義 務 を 負 う 。
前 二 項 の 義 務 は 、 総 組合 員 の 同 意 が な け れ ば 、 免 除 す る こ と が で き な い 。
③
第七十二条の三十四 農事組合法人は、第七十三条第四項において準用する第六十四条
第 一 項 の 規 定 に よ る 場 合 の ほ か 、 組合 員 が 三 人未 満 に なり 、 そ の な つた 日か ら 引き
続 き 六 月 間 そ の 組 合 員 が 三 人 以 上 に な ら な か つ た 場 合 に お いて も 、 そ の 六 月 を 経 過
した 時 に 解 散 す る 。
② 農事組合法人は、第七十三条第四項において準用する第六十四条第一項第二号及び
第 五号 の 事 由 以 外 の 事 由 に よ り 解 散 した とき は、解 散の日から 二 週 間以 内 に 、その
旨 を 行 政 庁 に 届 け 出 な けれ ば な ら な い 。
第七十二条の三十五 第七十三条第四項において準用する第六十六条第一項の規定によ
る設立委員の選任については、第七十二条の三十の規定を準用する。
② 第七十三条第四項において準用する第六十六条第一項の規定による理事の選任につ
い て は 、 第 七 十 二 条 の 十 七 第 四 項 の 規 定を 準 用 す る 。
③ 農 事 組 合 法 人 は 、 合 併 した と き は 、 合 併 の 日 か ら 二 週 間 以 内 に 、 登 記 事 項 証 明 書 (
合 併 に よ つ て 設 立 し た 農 事 組 合 法 人 に あ つて は 、 登 記 事 項 証 明 書 及 び 定 款 ) を 添 え
て 、 そ の 旨 を 行 政 庁 に 届 け 出 な けれ ば な ら な い 。
第 七 十 二 条 の 三 十 六 解 散 し た 農 事 組合 法 人 は 、 清 算 の 目 的 の 範 囲 内 に お い て 、 そ の 清
算 の 結 了 に 至 る ま で は な お 存 続す るも の と み な す 。
第七十二条の三十七 第七十三条第四項において準用する第七十一条第一項の規定によ
り 清 算 人 と な る者 が な い とき 、 又 は 清 算 人が 欠 け たた め 損 害を 生ず るお それ が あ る
とき は 、 裁判所 は 、利 害 関 係 人若 しく は 検察官の 請 求 により又 は職権で 、 清算人を
選任することができる。
第 七 十 二 条 の 三 十 八 重 要 な 事 由 が あ る とき は 、 裁 判 所 は 、 利 害 関 係 人 若 し く は 検 察 官
の請求により又は職権で、清算人を解任することができる。
第 七 十 二 条 の 三 十 九 清算 人は 、 次 に掲 げ る 職務 を 行 う。
一 現務 の結 了
二 債 権 の 取 立て 及 び 債 務 の 弁 済
三 残余財産の引渡し
清算人は、前項各号に掲げる職務を行うために必要な一切の行為をすることができ
る。
②
第 七 十 二 条 の 四 十 清 算 人 は 、 そ の 就 職 の 日 か ら 二 月 以 内 に 、 少 な く と も 三 回の 公 告 を
も つて 、 債 権 者 に 対 し 、 一 定 の 期 間 内 に そ の 債 権 の 申 出を す べ き 旨 の 催 告 を し な け
ればならない。この場合において、その期間は、二月を下ることができない。
前 項 の 公 告 に は 、 債 権 者 が そ の 期 間 内 に 申 出を し な い と き は 清 算 か ら 除 斥 さ れ る べ
き 旨を 付 記 し な けれ ば なら な い 。 た だ し 、清算 人 は、 知れて い る 債 権者 を 除 斥す る
②
- 36 -
③
④
こ と がで き ない 。
清算 人 は 、 知 れ て い る 債 権 者 に は 、 各 別 に そ の 申 出の 催 告 を し な け れ ば なら な い 。
第 一 項の 公 告 は 、 官 報 に 掲 載 して す る。
第 七 十 二 条 の 四 十 一 前 条 第 一 項 の 期 間 の 経 過 後 に 申 出を し た 債 権 者 は 、 農 事 組 合 法 人
の 債 務 が 完 済 され た 後 ま だ 権 利 の 帰 属 す べ き 者 に 引き 渡 されて い な い財 産 に 対 して
のみ、請求をすることができる。
第 七 十 二 条 の 四 十 二 清 算 中 に 農 事 組 合 法 人 の 財 産 が そ の 債 務 を 完済 す る の に 足 り な い
こ と が 明 ら か に な つ た と き は 、 清 算 人 は 、 直 ち に 破 産 手 続 開 始 の 申 立て を し 、 そ の
旨 を 公 告 し な け れ ば なら な い 。
② 清算人は、清算中の農事組合法人が破産手続開始の決定を受けた場合において、破
産 管 財 人 に そ の 事 務 を 引 き 継 い だ と き は 、 そ の 任 務 を 終 了 した も の と す る 。
③ 前 項 に 規 定 す る場 合 に お い て 、 清算 中の 農 事 組 合 法 人 が 既 に 債 権 者 に 支 払 い 、 又 は
権 利 の 帰 属 す べ き 者 に 引 き 渡 し た も の が あ る と き は 、 破 産 管 財 人 は 、こ れ を 取 り 戻
すことができる。
第一項の規定による公告は、官報に掲載してする。
④
清 算 が 結 了 した と き は 、 清 算 人 は 、 そ の 旨 を 行 政 庁 に 届 け 出 な け
第 七 十 二 条 の 四 十 三 農 事 組 合 法 人 の 解 散及 び 清 算 は 、 裁 判 所 の 監 督 に 属 す る。
② 裁判所は、職権で、いつでも前項の監督に必要な検査をすることができる。
③ 農 事 組合 法 人 の 解 散 及 び 清 算 を 監 督 す る 裁 判 所 は 、 行 政 庁 に 対 し 、 意 見 を 求 め 、 又
は 調 査を 嘱 託 す る こ と が で き る 。
行 政 庁 は 、 農 事 組合 法 人 の 解 散 及 び 清 算 を 監 督 す る 裁 判 所 に 対 し 、 意 見 を 述 べ る こ
とができ る。
④
第七十 二条の 四十 四
れ ば な ら ない 。
清算人の選任の裁判に対しては、不服を申し立てることができな
第 七 十 二 条 の 四 十 五 農 事 組合 法 人 の 解 散 及 び 清 算 の 監 督 並 び に 清 算 人 に 関 す る 事 件 は
、 その 主 た る 事 務 所 の 所 在 地 を 管 轄 す る 地 方 裁 判 所 の 管 轄 に 属 す る 。
第七 十二 条の 四十 六
い。
第 七 十 二 条 の 四 十 七 裁 判 所 は 、 第 七 十 二 条 の 三 十 七 の 規 定 に よ り 清 算 人を 選 任 し た 場
合 に は 、 農 事 組 合 法 人 が 当 該 清 算 人 に 対 して 支 払 う 報 酬 の 額 を 定 め る こ と が で き る
。 こ の 場 合 に お い て は 、 裁 判 所 は 、 当 該 清 算 人 ( 監事を 置 く農 事 組合 法 人 に あつて
は 、 当 該 清 算 人及 び 監 事 ) の 陳 述 を 聴 か な け れ ば な ら な い 。
農事組合法人の組合員については、第十三条、第十四条、第十八条、第二
第 七 十 二 条 の 四 十 八 裁 判 所 は 、 農 事 組合 法 人 の 解 散 及 び 清 算 の 監 督 に 必 要 な 調 査 を さ
せるため、検査役を選任することができる。
② 前二条の規定は、前項の規定により裁判所が検査役を選任した場合について準用す
る 。 こ の 場 合 に お い て 、 前 条 中 「 清 算 人 ( 監 事 を 置 く 農 事 組合 法 人 に あ つて は 、 当
該 清算 人及 び 監 事 )」 と あ るの は 、「 農 事 組合 法 人及 び 検 査役 」 と 読み 替 え るも の
と する。
第七 十三 条
十 条 第二 項及び 第三 項 並び に第 二十 一条から 第二十七条までの規定を準用 する。こ
の 場 合 に お いて 、 第 十 三 条 第 四 項 中 「 第 十 七 条の 規 定 によ る 経 費 の 負 担の ほ か」 と
あ るの は 「こ の 法律で 別 に 定 め る も の の ほか」 と 、第二 十 条第二 項中「 非出資 組合
」 と あ るの は 「 農 事 組合 法 人」 と 、 第 二 十 二 条第 一 項 中「 前 条第 一 項の 規 定 によ り
脱 退 し た 」 と あ り 、 並 び に 第 二 十 三 条 及 び 第 二 十 五条 中 「 第 二 十 一 条 第 一 項 の 規 定
により脱退 した」 とあるのは「 脱退した」と読み替えるものとするほか 、必要な技
術的読替えは、政令で定める。
② 農事組合法人の管理については、第二十九条の二、第三十条の三、第三十一条第一
項、第 三十五条の二第一項 、第三十 五条の 六第一項、第八項、第九項(第一号 に係
る 部 分に限 る。 )及び 第十項、 第三十九条第一項前段、第四十 六条の三 、第四十 六
条 の 四 、 第 四 十 九 条 、 第 五 十 条 第 一 項 及 び 第 二 項 、 第 五十 一 条 第 一 項 か ら 第 六 項 ま
で 、 第 五十 三 条 、 第 五 十 四 条 第 一項 、 第 五十 四 条 の四 並 び に第 五十 四条 の 五並 び に
一般社 団 法人及び 一般財団 法人に関する法律第七十八条の規定を準用する。この場
合 に お いて 、 第 三 十 五 条 の 二 第 一 項 中「 理事 」 と ある の は 「役 員」 と 、同号 イ 中「
次条第一項又は第二項」とあるのは「第七十二条の二十五第一項」と、第三十九条
第 一項 前 段 中 「 次条第 一項 の 一時理 事又 は監事」 とあるの は「 第七十二条の二十二
の 一時理事」と、 第四十六条の 三 中「第四十三条の五及び 第四十三条の六」とある
の は 「 第 七 十 二 条 の 二 十 八 」 と 、 第 四 十 九条 第二 項 第 二号 中「 計算 書 類 」と あ る の
は 「 貸 借 対 照 表 、 損 益 計 算 書 及 び 剰 余 金 処 分 案 又 は 損 失 処 理案 」 と 、第 五 十 一条 第
一 項 中 「 十 分 の 一 ( 第 十 条 第 一 項 第 三 号 又 は 第十 号 の 事業 を 行 う組合 に あつて は 、
五 分 の 一 ) 」 と あ る の は 「 十 分 の 一」 と 、同 条 第 二 項 中 「 二 分 の 一( 第 十条 第 一 項
第 三 号 又 は 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 に あ つて は 、 出 資 総額 ) 」 と あ るの は 「 二 分 の
一 」 と 、 第 五 十 四 条 の 四 第 二 項 中 「 定 款 の変 更 に つき 第 四 十 四 条 第 二 項 の認 可 が あ
つた 」 と あ るの は 「 定 款 の 変更 を した 」 と 、同 条 第 四 項中「 第 四 十 八条の 二 及び 第
六 十 二 条 第 三 項」 と あ るの は 「 第 六 十 二 条第 三 項」と 、第 五 十 四条 の 五 第二 項 中「
定 款 の 変 更 に つき 第 四 十 四 条 第 二 項の 認 可 が あ つ た 」 と あ るの は 「 定款 の 変 更を し
た 」 と 、 同 条 第 三 項 中 「 第 四 十 八 条 の 二 か ら 第 五 十 条 まで 」 と あ る の は 「 第 四 十 九
条 、 第 五十 条 」 と 、「 移 行 す る 旨 」 と あ るの は 「 移行 す る 旨」 と 、同 項 第 二 号 中「
計算 書 類」 と あ るの は「貸 借対 照表 、損益 計算書及び 剰余 金処 分案又 は 損失処 理案
」 と 読 み 替 え る も の と す る ほ か 、 必 要 な 技 術 的 読 替 え は 、 政 令 で 定 め る。
③ 農 事 組 合 法 人 の 設 立 に つ い て は 、 第 六 十 二 条 及 び 第 六 十 三 条 第 一 項の 規 定を 準 用 す
る 。 こ の 場 合 に お いて 、 第 六 十 二 条 第 一 項中「 第 五十 九 条 第 一 項 の認 可 が あ つ た と
き は 、 発起 人 は 」 と あ る の は 、 「 発 起 人 は 、 理事 を 選 任 した とき は 」 と 読 み 替え る
も の と す る。
④ 農事組合法人の解散、合併及び清算については、第六十四条第一項、第六十四条の
二、第 六十四 条の三、第六 十五条第 一項及び 第四項、第六十五条の三、第六十五条
の 四 第 一 項 及 び 第 二 項 本 文 、 第 六 十 六 条 第 一 項 、 第 六 十 七 条 か ら 第 六 十 九 条 まで 、
第 七 十 一条 第 一 項並 び に 第 七 十 二 条 第 一項並び に会 社 法第 五百 二条 本 文並び に 第 五
百 七 条 第 一 項 及 び 第 三 項 の 規 定 を 準 用 す る。 こ の 場 合 に お いて 、 第 六 十 四 条 の 三 第
二 項 中 「 第 四 十六 条及 び 第 四 十 八 条 の 二 」 と あるの は「第 七 十 二条 の 三 十」 と、 第
六 十 五条 第 四 項 中「 又 は 計 算 書 類」 と あ るの は 「 又は貸 借 対照表 、 損益 計算 書 及 び
剰 余 金 処 分 案 若 し く は 損 失 処 理 案 」 と 、 第 六 十 六 条 第 一項 中 「 農業 協同 組合 にあ つ
て は 第 十 二 条 第 一 項 第 一 号 の 規 定 に よ る 組合 員 ( 法 人 に あ つて は 、 そ の 役 員 ) 、 農
業 協同 組合 連 合 会 に あ つて は 同 条 第 二 項 第 一号の 規 定 によ る会 員 た る組合 の 役員 」
と ある の は 「 第 七 十 二 条の 十 三 第 一 項 第 一号 の 規 定 に よる 組 合 員」 と 、 「 役 員 ( 合
併 に よ つて 設 立 す る 組 合 が 経 営 管 理 委 員 設 置 組合 で あ る と き は 、 理 事を 除 く 。 ) 」
とあるのは「 役員」と、同 法第五百 七条第一項中「 法務省令」とあるのは「農林水
- 37 -
株 式 会 社 へ の 組織 変 更
組織変 更
産省令」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
第四 章
第 一節
第 七 十 三 条 の 二 出 資 組合 ( 第 十 条 第 一 項 第 三 号 又 は 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組 合 を 除 く 。
以 下こ の 節 に お いて 同 じ 。 ) 又 は 出 資 農 事 組合 法 人 は 、その 組織を 変 更 し、株 式 会
社になることができる。
第 七 十 三 条 の 三 出 資 組 合 又 は 出 資 農 事 組合 法 人 は 、 前 条 の 規 定 に よ る 組 織 変 更 ( 以 下
こ の 節 に お いて 「 組 織 変 更 」 と い う 。 )を す るに は 、 組織 変 更 計 画を 作 成 して 、 総
会 の 決 議 に よ り 、 そ の 承 認 を 受 け な け れ ば な ら な い。
② 前 項の 決 議 を す る 場 合 に は 、 出 資 組 合 に あ つ て は 第 四 十 六 条 に 規 定 す る 決 議 に 、 出
資農事組合法人にあつては第七十二条の三十に規定する決議によらなければならない
。
③ 第 一 項 の 総 会 の 招 集 に 対 す る 第 四 十 三 条 の 六 第 一 項及 び 第 三 項 並 び に 第 七 十 二 条 の
二 十 八 第 一 項の 規 定 の 適 用 に つ い て は 、 第 四 十 三 条 の 六 第 一 項 中 「 十 日 前 」 と あ る の
は 「 二 週 間 前 」 と 、 同 条 第 三 項 中 「 掲 げ る 事 項 」 と あ る の は 「 掲 げ る 事 項 及 び 組織 変
更 計 画 の 要 領」 と 、 第 七 十 二 条 の 二 十 八 第 一 項 中 「 五 日 前 」 と あ る の は 「 二 週 間 前 」
と、「会議の目的である事項」とあるのは「会議の目的である事項及び組織変更計画
の 要 領 」 と す る。
④ 組織変更計画には、次に掲げる事項を定めなければならない。
一 組 織 変 更 後 の 株 式 会 社 ( 以 下 「 組織 変 更 後 株 式 会 社 」 と い う。 ) の 目 的 、 商 号 、
本店の 所 在地 及び 発行 可能 株式総 数
二 前号に掲げるもののほか、組織変更後株式会社の定款で定める事項
三 組織変 更 後株式会 社の 取締 役の 氏名
四 次 の イか ら ハ まで に 掲 げ る場 合 の区 分 に 応じ 、 当該イか ら ハまで に 定め る 事項
イ 組織変 更 後株式会社が会計参与 設置会社で ある場 合 組織 変更後株式会社の
会計参与の氏名又は名称
ロ 組織変 更 後株式会社が 監査役設置会社( 監査役の 監査の範囲を会計 に関する
も の に 限 定 す る 旨 の 定款 の 定 め が ある 株 式 会 社を 含む 。 )で あ る場合 組織変
更 後株 式 会 社 の 監 査 役 の 氏 名
ハ 組 織 変 更 後株式 会 社 が 会 計 監 査 人 設 置 会 社で あ る 場 合 組 織 変 更 後 株 式 会 社
の会計監査人の氏名又は名称
五 組 織 変 更 を す る 出 資 組 合 の 組 合 員 若 し く は 会 員( 以 下 こ の 章 に お い て 「 組合 員
等 」 と い う 。 ) 又 は 出 資 農 事 組 合 法 人 の 組 合 員 が 組 織 変 更 に 際 して 取 得 す る 組 織
変 更 後株式会 社の株式の数( 種類株式発行会 社にあつて は 、株式の種類及び 種類
ご と の 数 )又 は その 数の 算 定 方 法
六 組 織 変 更 を す る 出 資 組 合 の 組合 員 等 又 は 出 資 農 事 組 合 法 人 の 組 合 員 に 対 す る 前
号 の 株 式 の 割 当て に 関 す る 事 項
七 組 織 変 更 後 株 式 会 社 が 組 織 変 更 に 際 して 組 織 変 更 を す る 出 資 組 合 の 組 合 員 等 又
は 出資 農 事 組 合 法人 の 組合 員 に 対 し て その 持 分 に 代 わ る 金 銭 を 支 払 う とき は 、 そ
の 額 又 は その 算 定 方 法
八 組織変 更を す る出資組合の 組合 員等又は 出資農事 組合 法人の 組合員に対する前
号 の 金 銭 の 割 当て に 関 す る 事 項
組 織 変 更 後 株 式 会 社 の 資 本 金及 び 準 備 金 に 関 す る 事 項
九
十 組 織 変 更 が そ の 効 力 を 生 ず る 日 ( 以 下 こ の 節 に お いて 「 効 力 発 生 日 」 と い う 。
)
十一 その他農林水産省令で定める事項
⑤ 組 織 変 更 後 株 式 会 社 が 監 査 等 委 員 会 設 置 会 社で あ る 場 合 に は 、 前 項 第 三 号 に 掲 げ る
事 項 は 、 監 査 等 委 員で あ る 取 締 役と それ 以外 の取 締役とを 区別 して 定めなければ な
ら ない 。
⑥ 組織変更については、第四十八条の二、第四十九条並びに第五十条第一項及び第二
項 の 規 定 を 準 用 す る 。 こ の 場 合 に お いて 、 第 四 十 九 条 第 二 項 第 一号 中 「 出 資 一 口 の
金 額 の 減 少 の 内 容」 と あ る の は 「 組織 変 更を す る 旨」 と 、同 項 第 二 号 中「 計 算書 類
」 と あ る の は 「 計 算 書 類 又 は 貸 借 対 照 表 、 損 益計 算 書 及び 剰 余 金処 分 案 若し くは 損
失 処 理 案 」 と 読 み 替 え る も の と す る。
第 七 十 三 条 の 四 組 織 変 更 を す る 出 資 組 合 の 組 合 員 等 又 は 出 資 農 事 組 合 法 人 の 組合 員 で
、 前 条 第 一 項 の 総 会 に 先 立 つて 当 該 出 資 組 合 又 は 出 資 農 事 組合 法 人 に対 し 書 面を も
つ て 組 織 変 更 に 反 対 の 意思 を 通 知 し た も の は 、 組 織変 更の 決 議 の日か ら 二十 日 以 内
に書 面を も つて 持 分の 払戻 しを 請 求 するこ と により、組織変更の日 に当該 出 資組合
又は出資農事組合法人を脱退することができる。
② 前 項 の 規 定 に よ る 通 知 又 は 請 求 は 、 同 項 の 出 資 組合 又 は 出 資 農 事 組 合 法 人 の 承 諾 を
得て 、電 磁 的 方 法 によ り 行 うこ とがで き る。
③ 第 一 項 の 規 定 に よ る 出 資 組合 の 組 合 員 等 又 は 出 資 農 事 組 合 法 人 の 組 合 員 の 脱 退 に つ
いては、第二十二条から第二十五条までの規定を準用する。この場合において、第二
十 二 条 第 二 項 中 「 脱 退 し た 事 業 年 度 末 」 と あ る の は 、 「 組織 変 更 の 日 」 と 読 み 替 え る
ものと する。
第 一 項 の 規 定 に よ り 脱 退 す る 出 資 組 合 の 組 合 員 等 又 は 出 資 農 事 組合 法 人 の 組 合 員 は
、定款の定めにかかわらず、その持分の全部の払戻しを請求することができる。
④
第 七 十 三 条 の 五 組 織 変 更 を す る 出 資 組 合 の 組 合 員 等 又 は 出 資 農 事 組 合 法 人 の 組合 員 (
前 条 第 一 項 の 請 求 を し て い る 者 そ の 他 政 令 で 定 め る 者 を 除 く 。 以 下 こ の 条 に お いて
同 じ。 )は 、 組 織 変 更 計 画 の 定 め る とこ ろ に よ り 、 組 織 変 更 後 株 式 会 社 の 株式 又 は
金銭 の割当て を受 けるも の とす る。
② 前 項 の 株 式 又 は 金 銭 の 割 当 て は 、 組 織 変 更 を す る 出 資 組合 の 組 合 員 等 又 は 出 資 農 事
組合 法 人 の 組 合 員 の 出 資 口 数 に 応 じ て し な け れ ば な ら な い 。
③ 前二項の株式の割当てについては、会社法第二百三十四条第一項から第五項まで、
第 八 百 六 十 八条 第 一 項 、 第 八 百 六 十 九 条 、 第 八百 七 十 一 条 、第 八 百 七十 四 条 ( 第 四
号 に 係 る 部 分 に 限 る。 ) 、 第 八 百 七 十 五 条及 び 第八 百 七十 六 条 の規 定を 準用 す る。
こ の 場 合 に お いて 、 同 法 第 二 百 三 十 四 条 第 二 項 中 「 法 務 省 令」 と あ るの は 、 「 農 林
水 産 省 令」 と 読 み 替 え る も の と す る ほ か 、 必 要 な 技 術 的 読 替 え は 、 政 令で 定 め る 。
第七十三条の六 組織変更に際して資本準備金として計上すべき額その他組織変更に際
しての計算に関し必要な事項は、農林水産省令で定める。
第七十三条の七 出資組合又は出資農事組合法人の持分を目的とする質権は、当該出資
組 合 の 組 合 員 等 又 は 当 該 出 資 農 事 組 合 法 人 の 組合 員 が 組織 変 更 に よ り 受 け る べ き 株
式 又 は 金銭の 上 に 存 在 す る 。
② 出 資 組合 又 は 出 資 農 事 組合 法 人 は 、 組織 変 更 の 決 議を 行 つた と き は 、 当 該 決 議 の 日
か ら 二 週 間 以 内 に 、 そ の 旨を 前 項の 質 権 を 有 す る者 で 知 れ て い る も の に 各 別 に 通 知 し
な けれ ば な ら な い 。
- 38 -
第 七 十 三 条 の 八 組 織 変 更 を す る 出 資 組合 又 は 出 資 農 事 組 合 法 人 は 、 効 力 発 生 日 に 、 株
式 会 社 と な る。
② 組織 変 更 を す る 出 資 組 合 又 は 出 資 農 事 組 合 法 人 は 、 効 力 発 生 日 に 、 第 七 十 三 条 の 三
第四項第一号及び第二号に掲げる事項についての定めに従い、当該事項に係る定款の
変 更 を した も の と み な す 。
③ 組織 変 更 を す る 出 資 組 合 の 組合 員等 又 は 出 資 農 事 組合 法 人 の 組 合 員 は 、 効 力 発 生 日
に 、 第 七 十 三 条 の 三 第 四 項 第 六 号 に 掲 げ る 事 項 に つ い て の 定 め に 従 い 、同 項 第 五 号 の
株 式 の 株 主 と な る。
④ 前三項の規定は、第七十三条の三第六項において準用する第四十九条並びに第五十
条 第 一 項 及 び 第 二 項 の 規 定 に よ る 手 続 が 終 了 し て い な い 場 合 又 は 組織 変 更 を 中 止 し た
場 合 に は 、 適 用 し な い。
⑤ 組織変更の効力発生日については、会社法第七百八十条の規定を準用する。この場
合において、同条第三項中「この款及び第七百四十五条」とあるのは、「農業協同組
合 法 第 四 章 第 一 節 」 と 読 み 替 え る も の と す る。
第 七 十 三 条 の 九 出 資 組合 又 は 出 資 農 事 組合 法 人 が 組 織変 更 を した とき は 、 政 令 で 定 め
るところにより、登記をしなければならない。
前項の規定により登記を必要とする事項は、登記の後でなければ、これをもつて第
三者に対抗することができない。
②
第 七 十 三 条 の 十 出 資 組合 又 は 出 資 農 事 組合 法 人 は 、 組織 変 更 を した と き は 、 遅 滞 な く
、 そ の 旨 を 行 政 庁 に 届 け 出 な けれ ば な ら な い 。
第七 十四 条 組織変 更 後株 式会 社は 、第 七十三 条の三 第六 項に おいて 準用 す る第 四十 九
条 並 び に 第 五 十 条 第 一 項 及 び 第 二 項 に 規 定 す る 手 続の 経 過 、効 力 発 生日 そ の 他の 組
織 変 更 に 関 す る 事 項を 記 載 し 、 又 は 記 録 した 書 面 又 は 電磁 的 記 録を 、 効 力 発 生 日 か
ら 六 月 間 、 本 店 に 備 え 置 か な け れ ば なら な い。
② 組織 変更 後株式会 社の 株主 及び 債権者 は 、当該組織変 更 後 株式会 社の営 業 時 間内 は
、 い つで も 、 組 織 変 更 後 株 式 会 社 に 対 し 次 に 掲 げ る 請 求 を す るこ と がで き る。 こ の
場 合 に お い て は 、 組 織 変 更 後 株 式 会 社 は 、 正 当 な 理 由 が な い の にこ れ を 拒 ん で は な
ら ない 。
一 前 項の 書 面 の 閲 覧 の 請 求
二 前 項の 書 面 の 謄 本 又 は 抄 本の 交 付 の 請 求
三 前 項の 電 磁 的 記 録 に 記 録 さ れ た 事 項を 農 林水産 省令で 定め る 方 法に よ り 表示 し
た もの の 閲覧 の請 求
四 前 項 の 電 磁 的 記 録 に 記 録 さ れ た 事 項 を 電 磁 的 方 法 で あ つて 組 織 変 更 後 株 式 会 社
の 定 め た も の に よ り 提 供 す るこ と の 請 求 又 は そ の 事 項を 記 載 した 書 面 の 交 付 の 請
求
組織 変更 後株式会 社の 株主 及び 債権者 は 、前 項第 二号 又は 第四号 に掲げ る請 求を す
る に は 、 組 織 変 更 後 株 式 会 社 の 定 め た 費 用 を 支 払 わ な けれ ば な ら な い 。
③
第七十五条 組織変更の無効の訴えについては、会社法第八百二十八条第一項(第六号
に 係 る 部 分 に 限 る 。 ) 及 び 第 二 項 ( 第 六 号 に 係 る 部 分 に限 る。 ) 、 第 八 百 三 十 四 条
( 第六 号 に係 る部分に 限る 。 )、第 八百三十 五条第一項、第八百三 十六条から 第八
百 三 十 九 条 まで 並 び に 第 八 百 四 十 六 条 の 規 定を準 用す る。こ の 場 合 にお いて 、必要
な技術的読替えは、政令で定める。
第七 十六条
。
一 般 社 団 法 人 へ の 組織 変 更
この節に定めるもののほか、組織変更に関し必要な事項は、政令で定める
第二 節
第 七 十 七 条 非 出 資 組合 又 は 非 出 資 農 事 組合 法 人 は 、 そ の 組 織 を 変 更 し 、 一 般 社 団 法 人
になることができる。
第 七 十 八 条 非 出 資 組 合 又 は 非 出 資 農 事 組合 法 人 は 、 前 条 の 規 定 に よ る 組 織 変 更 ( 以 下
この節において「組織変更」という。)をするには、組織変更計画を作成して、総会
の 決 議 に よ り 、 そ の 承 認 を 受 け な けれ ば な ら な い 。
② 組織変更計画には、次に掲げる事項を定めなければならない。
一 組 織 変 更 後 の 一 般 社 団 法 人( 以 下 「 組織 変 更 後 一 般 社 団 法 人 」 と い う。 ) の 一 般
社 団 法 人及 び 一 般 財 団 法 人 に 関 す る 法律 第 十 一 条 第 一 項 第 一 号 か ら 第 三 号 ま で 及 び
第五号か ら第 七号まで に掲 げる 事項
二 前号に掲げるもののほか、組織変更後一般社団法人の定款で定める事項
三 組 織 変 更 後 一般 社 団 法 人 の 理 事 の 氏 名
四 次 の イ 又 は ロ に 掲 げ る場 合 の 区 分 に 応 じ 、 当 該 イ又 は ロ に 定 め る 事 項
イ 組織 変 更 後 一 般 社 団 法 人 が 監 事 設 置 一 般 社 団 法 人 で あ る 場 合 組 織 変 更 後 一 般
社 団 法 人の 監 事 の 氏 名
ロ 組織変更後一般社団法人が会計監査人設置一般社団法人である場合 組織変更
後 一般 社 団 法 人の 会 計 監 査 人 の 氏 名 又 は 名 称
組織 変 更 後 一 般 社 団 法 人 の 社 員 の 氏 名 又 は 名 称 及 び 住 所
組織変更がその効力を生ずる日(次条において「効力発生日」という。)
その他農林水産省令で定める事項
五
六
七
第 七 十 九 条 組 織 変 更 を す る 非 出 資 組 合 又 は 非 出 資 農 事 組合 法 人 は 、 効 力 発 生 日 に 、 一
般 社 団 法 人 と な る。
② 組織 変 更 を す る 非 出 資 組 合 又 は 非 出 資 農 事 組 合 法 人 は 、 効 力 発 生 日 に 、 前 条 第 二 項
第 一 号 及 び 第二 号 に 掲 げ る 事 項 に つ い て の 定 め に従 い 、 当 該 事 項 に 係 る 定 款 の 変 更 を
したも のと みなす。
③ 組 織 変 更 を す る 非 出 資 組合 の 組合 員 等 又 は 非 出 資 農 事 組合 法 人 の 組 合 員 は 、 効 力 発
生日に、前条第二項第五号に掲げる事項についての定めに従い、組織変更後一般社団
法 人 の 社 員 と な る。
第 八 十 条 組 織 変 更 に つ い て は 、 第 四 十 八 条 の 二 、 第 四 十 九 条 、 第 五十 条 第 一 項 及 び 第
二 項 、 第 七 十 三 条 の 三 第 二 項 及 び 第 三 項 、 第 七 十 三 条 の 八 第 四 項及 び 第 五 項 並 び に 第
七十三条の九から第七十六条までの規定を準用する。この場合において、第四十九条
第 二 項 第 一号 中 「 出 資 一 口 の 金 額 の 減 少 の 内 容 」 と あ る の は 「 組織 変 更 を す る 旨 」 と
、 同 項 第 二 号 中「 計 算 書 類 」 と あ る の は 「 財 産 目 録 」 と 、 第 七 十 三 条 の 三 第 二 項 中 「
前 項 」 と あ る の は 「 第 七 十 八 条 第 一 項 」 と 、同 条 第 三 項 中 「 第 一 項の 総 会 」 と あ る の
は 「 第 七 十 八 条 第 一 項 の 総 会 」 と 、 第 七 十 三 条 の 八 第 四 項 中 「 前 三 項」 と あ る の は 「
第 七 十 九 条 」 と 、「 第 七 十 三 条 の 三 第 六 項 」 と あ るの は 「 第 八 十 条 」 と 、 同 条 第 五 項
中 「 第 四 章 第 一節 」 と あ る の は 「 第 四 章 第 二 節 」 と 、 第 七 十 四 条 第 一 項 中 「 第 七 十 三
条 の 三 第 六 項」 と あ る の は 「 第 八 十 条 」 と 読 み 替 え る も の と す る ほ か 、 必 要 な 技 術 的
読 替 え は 、 政 令で 定 め る 。
- 39 -
第三 節
消費 生活 協同 組合への 組織 変更
第 八 十 一 条 農 業 協 同 組合 ( 次 に 掲 げ る 農 業 協 同 組合 を 除 く 。 次 条 第 一 項 及 び 第 二 項 、
第八十三条並びに第八十五条において同じ。)は、その組織を変更し、地域による消
費生活協同組合になることができる。
一 組 合 員 に 出 資を さ せ な い 農 業 協 同 組合
二 第 十 条 第 一 項 第 三 号 又 は 第 十 号 の 事 業 を 行 う 農 業 協 同 組合
三 都 道 府 県 の 区 域 を 超 え る 区 域 を 地 区 と す る 農 業 協 同 組合 ( 前 二 号 に 掲 げ る 農 業 協
同 組 合 を 除 く。 )
第八十二条 農業協同組合は、前条の規定による組織変更(以下この節において「組織
変更」という。)をするには、組織変更計画を作成して、総会の決議により、その承
認 を 受 け な けれ ば な ら な い 。
② 組 織 変 更 計 画 に は 、 次 に 掲 げ る 事 項 を 定 め な けれ ば な ら な い 。
一 組 織 変 更 後 の 消 費 生 活 協 同 組 合 ( 以 下 「 組 織 変 更 後 消 費 生 活 協 同 組合 」 と い う 。
)の 消費 生活協同 組合 法( 昭和二十 三 年法律第二 百号 )第 二十 六条第 一項 第 一号 か
ら第七号まで及び第九号から第十六号までに掲げる事項
二 前号に掲げるもののほか、組織変更後消費生活協同組合の定款で定める事項
三 組 織 変 更 後 消 費 生 活 協 同 組合 の 理 事 及 び 監 事 の 氏 名
四 組織変更をする農業協同組合の組合員が組織変更に際して取得する組織変更後消
費 生 活 協 同 組 合 の 出 資 の 口 数 又 は そ の 口 数 の 算 定 方 法( 組 織 変 更 後 消 費 生 活 協 同 組
合の組合員となることができない組織変更をする農業協同組合の組合員がある場合
にあつては、当該組合員に対して支払う金銭の額又はその算定方法を含む。)
五 組 織 変 更 を す る 農 業 協 同 組合 の 組 合 員 に 対 す る 前 号 の 出 資 の 割 当 て に 関 す る 事 項
六 組 織 変 更 後 消 費 生 活 協 同 組合 が 組 織 変 更 に 際 し て 組 織 変 更 を す る 農 業 協 同 組合 の
組 合 員 に 対 して そ の 持 分 に 代 わ る 金 銭を 支 払 う と き は 、 そ の 額 又 は そ の 算 定 方 法
七 組 織 変 更 を す る 農 業 協 同 組合 の 組合 員 に 対 す る 前 号 の 金 銭 の 割 当 て に 関 す る 事 項
八 組 織 変 更 後 消 費 生 活 協 同 組合 の 準 備 金 に 関 す る 事 項
九 組織変 更 が そ の 効 力 を 生ず べき 日
十 その他主務省令で定める事項
③ 前項第三号の理事の選任については、理事の定数の少なくとも三分の二は、組織変
更後消費生活協同組合の組合員になろうとする者のうちから選任するものとし、同号
の 理 事 及 び 監 事 の 任 期 は 、 組織 変 更 後 最 初 の 通 常 総 会 の 日 ま で と す る 。
第八十三条 組織変更をする農業協同組合の組合員で、組織変更後消費生活協同組合の
組合員となることができないものは、組織変更の日に当該農業協同組合を脱退したも
の と み な し て 、 第 二 十 二 条 第 二 項 の 規 定 を 適 用 す る 。こ の 場 合 に お い て 、同 項 中 「 脱
退 し た 事 業 年 度 末」 と あ る の は 、 「 第 八 十 二 条 第 一 項 に 規 定 す る 組 織 変 更 の 日 」 と す
る。
第 八 十 四 条 組織 変 更 は 、 都道 府県 知事 の認 可を 受 け なけ れ ば 、 そ の効 力を 生 じ ない 。
② 都 道 府 県 知 事 は 、 前 項 の 認 可 の 申 請 が あ つ た とき は 、 次 に 掲 げ る 場 合 を 除 き 、 当 該
申 請 に 係 る 同 項 の 認 可を し な け れ ば な ら な い 。
一 組 織 変 更 後 消 費 生 活 協 同 組合 が 消 費 生 活 協 同 組合 法 第 二 条 第 一 項 各 号 に 掲 げ る 要
件を 欠く とき。
組織変更の手続又は定款若しくは事業計画の内容が、法令又は法令に基づいてす
二
③
る 都 道 府 県 知 事 の 処 分 に 違 反 す る とき 。
三 組 織 変 更 後 消 費 生 活 協 同 組合 が 事 業 を 行 う た め に 必 要 な 経 営 的 基 礎 を 欠 く こ と そ
の 他 そ の 事 業 の 目 的 を 達 成 す る こ と が 著 し く 困 難 で あ る と 認 めら れ る と き 。
第一項の認可については、消費生活協同組合法第五十七条第二項及び第五十九条の
規 定を 準 用 す る 。
第 八 十 五 条 組 織 変 更 を す る 農 業 協同 組 合 は 、 第 八 十 二 条 第 二 項 第 九 号 の 日 又 は 前 条 第
一項の認可を受けた日のいずれか遅い日(次項及び第三項において「効力発生日」と
い う。 ) に 、 消 費 生 活 協同 組 合 と な る 。
② 組織 変 更 を す る 農 業 協 同 組 合 は 、 効 力 発 生 日 に 、 第 八 十 二 条 第 二 項 第 一 号 及 び 第 二
号に掲げる事項についての定めに従い、当該事項に係る定款の変更をしたものとみな
す。
③ 組 織 変 更 を す る 農 業 協同 組 合 の 組 合 員 ( 組 織 変 更 後 消 費 生 活 協 同 組 合 の 組 合 員 と な
ることができないものを除く。)は、効力発生日に、第八十二条第二項第五号に掲げ
る 事 項 に つ い て の 定 め に 従 い 、 同 項 第 四 号 の 出 資を 有 す る 組 織 変 更 後 消 費 生 活 協 同 組
合 の 組 合 員 と な る。
医 療 法 人へ の 組 織 変 更
第 八 十 六 条 組織 変 更 に つ いて は 、 第四 十 八 条の 二 、 第 四 十 九 条 、 第 五 十 条 第 一 項 及び
第 二 項 、 第 七 十 三 条 の 三 第 二 項及 び 第 三 項 、第 七 十 三 条 の 四 か ら 第 七 十 三 条 の 七 ま で
、第七十三条の八第五項、第七十三条の九並びに第七十四条から第七十六条までの規
定 を 準 用 す る 。 こ の 場 合 に お い て 、 第 四 十 九 条 第 二 項 第 一 号 中 「 出 資 一口 の 金 額 の 減
少 の 内 容 」 と あ る の は 「 組織 変 更 を す る 旨 」 と 、同 項 第 二 号 中 「 農 林 水 産 省 令 」 と あ
る の は 「 主 務 省 令 」 と 、 第 七 十 三 条 の 三 第 二 項 中 「 前 項」 と あ る の は 「 第 八 十 二 条 第
一 項」 と 、 同 条 第 三 項 中 「 第 一 項 の 総 会 」 と あ る の は 「 第 八 十 二 条 第 一 項 の 総 会 」 と
、 第 七 十 三 条 の 四 第 一 項 中 「 前 条 第 一 項」 と あ る の は 「 第 八 十 二 条 第 一 項 」 と 、 「 通
知 し た も の 」 と あ る の は 「 通 知 し た も の ( 組 織 変 更 後 消 費 生 活 協 同 組合 の 組合 員 と な
ることができないものを除く。)」と、第七十三条の五第三項中「農林水産省令」と
あ る の は 「 主 務 省 令 」 と 、 第 七 十 三 条 の 六 中「 資 本 準 備 金」 と あ る の は 「 準 備 金」 と
、 「 農 林 水 産 省 令」 と あ る の は 「 主 務 省 令 」 と 、 第 七 十 三 条 の 七 第 一 項 中「 受 け る べ
き株 式又は」と あるのは「有すべき消 費 生活協同 組合 法第二十一条の 規定 によ る払戻
請 求 権 、 同 法 第 五 十 二 条 の 規 定 に よ る 割 戻 請 求 権 及 び 組 織 変 更 後 消 費 生 活 協 同 組合 が
解 散 した 場 合 に お け る 財 産 分 配 請 求 権 又 は 組 織 変 更 に よ り 受 け る べ き 」 と 、 第 七 十 三
条 の 八 第 五 項 中「 組 織 変 更 の 効 力 発 生 日 」 と あ る の は 「 第 八 十 二 条 第 二 項 第 九 号 の 日
」 と 、 「 第 四 章 第 一 節 」 と あ る の は 「 第 四 章 第 三 節 」 と 、 第 七 十 四 条 第 一 項 中「 第 七
十 三 条 の 三 第 六 項」 と あ る の は 「 第 八 十 六 条 」 と 、 同 条 第 二 項 第 三 号 中 「 農 林 水 産 省
令 」 と あ る の は 「 主 務 省 令 」 と 読 み 替 え る も の と す る ほ か 、 必要 な技 術 的 読 替 え は 、
政令で定める。
第四 節
第 八 十 七 条 組 合 ( 第 十 条 第 一 項 第 十 一号 又 は 第 十 二 号 の 事 業 ( こ れ ら の 事 業 に 附 帯 す
る事業を含む。)のみを行う組合であつて、病院(医療法(昭和二十三年法律第二百
五 号 ) 第 一 条 の 五 第 一 項 に 規 定 す る 病 院 を い う 。 ) 、 医 師 若 し く は 歯 科医 師 が 常 時 勤
務 す る 診 療 所 ( 同 法 第 一 条 の 五 第 二 項 に 規 定 す る診 療 所 を い う。 ) 又 は 介 護 老 人 保 健
施 設 ( 介 護 保 険 法( 平 成 九 年 法 律 第 百 二 十 三 号 ) 第 八 条 第 二 十 八 項 に 規 定 す る 介 護 老
人保健施設をいう。)を開設するものに限る。以下この節において同じ。)は、その
組織を変更し、社団である医療法人になることができる。
- 40 -
第八十八条 組合は、前条の規定による組織変更(以下この節において「組織変更」と
い う 。 ) を す る に は 、 組 織 変 更 計 画を 作 成 し て 、 総 組 合 員 又 は 総 会 員 の 同 意 を 得 な け
れ ば なら な い。
② 組織 変 更 計 画 に は 、 次 に 掲 げ る 事 項 を 定 め な け れ ば な ら な い 。
一 組 織 変 更 後 の 医 療 法 人 ( 以 下 「 組 織 変 更 後 医 療 法 人」 と い う 。 ) の 医 療 法 第 四 十
四条第二項第一号から第七号まで及び第九号から第十一号までに掲げる事項
二 前号に掲げるもののほか、組織変更後医療法人の定款で定める事項
三 組織 変 更 後 医 療 法 人 の 理 事 及 び 監 事 の 氏 名
四 組 織 変 更 後 医 療 法 人の 社 員の 氏 名 又 は 名 称及 び 住所
五 組織 変 更 後 医 療 法 人 が 組織 変 更 に 際 し て 組 織 変 更 を す る 組 合 の 組 合 員 等 に 対 し て
そ の 持 分 に 代 わ る 金 銭 そ の 他 の 財 産 を 交 付 す る とき は 、 当 該 財 産 の 内 容 及 び 数 若 し
くは 額又はこれら の算 定方 法
組織変更をする組合の組合員等に対する前号の財産の割当てに関する事項
組 織 変 更 が そ の 効 力 を 生ず べ き 日
そ の 他 主 務 省 令で 定 め る 事 項
六
七
八
第 八 十 九 条 組 織 変 更 は 、 都 道 府県 知 事 の 認 可 を 受 け な け れ ば 、 そ の 効 力 を 生じ な い 。
② 都 道 府 県 知 事 は 、 前 項 の 認 可 の 申 請 が あ つ た と き は 、 当 該 申 請 に 係 る 組 織 変 更 後医
療法人の資産が医療法第四十一条の要件に該当しているかどうか及びその定款の内容
が法令に違反していないかどうかを審査した上で、その認可を決定しなければならな
い。
第 一 項 の 認 可 に つ い て は 、 医 療 法 第 四 十 五 条 第 二 項及 び 第 六 十 七 条 の 規 定 を 準 用 す
る。
③
第九十条 前条第一項の認可の申請をした組合は、都道府県知事に対し、政令で定める
と こ ろ に よ り 、 当 該 申 請 に 係 る 組 織 変 更 後医 療 法 人 が 医 療 法 第 四 十 二 条 の 二 第 一 項 各
号に掲げる要件に該当するものである旨の認定を申請することができる。
前 項 の 認 定 に つ い て は 、医 療 法 第 四 十 二 条 の 二 第 二 項 の 規 定を 準 用 す る 。
②
第 九 十 一 条 組織 変 更 を す る 組 合 は 、 第 八 十 八 条 第 二 項 第 七 号 の 日 又 は 第 八 十 九 条 第 一
項の認可を受けた日のいずれか遅い日(以下この条において「効力発生日」という。
) に 、 医 療 法 人 と な る。
② 組 織 変 更 を す る 組合 は 、 効 力 発 生 日 に 、 第 八 十 八 条 第 二 項 第 一 号 及 び 第 二 号 に 掲 げ
る事項についての定めに従い、当該事項に係る定款の変更をしたものとみなす。
③ 組 織 変 更 を す る 組合 の 組合 員 等 は 、 効 力 発 生 日 に 、 第 八 十 八 条 第 二 項 第 四 号 に 掲 げ
る事項についての定めに従い、組織変更後医療法人の社員となる。
前 条 第 一 項 の 認 定 を 受 け た 組合 は 、 効 力 発 生 日 に 、 医 療 法 第 四 十 二 条 の 二 第 一 項 の
認 定を 受 け た も の と み な す 。
④
第九十二条 組織変更については、第四十九条、第五十条第一項及び第二項、第七十三
条の七、第七十三条の八第五項並びに第七十三条の九から第七十六条まで並びに医療
法第七十一条の三の規定を準用する。この場合において、第四十九条第二項第一号中
「 出 資 一口 の 金 額 の 減 少 の 内 容 」 と あ る の は 「 組 織 変 更 を す る 旨 」 と 、 同 項 第 二 号 中
「 計 算 書 類 」 と あ る の は 「 財 産 目 録 又 は 計 算 書 類 」 と 、 「 農 林 水 産 省 令」 と あ る の は
「 主 務 省 令 」 と 、 第 七 十 三 条 の 七 第 一 項 中 「 株 式 又 は 金 銭」 と あ る の は 「 金 銭 そ の 他
の 財 産 」 と 、 第 七 十 三 条 の 八 第 五 項 中 「 組織 変 更 の 効 力 発 生 日 」 と あ る の は 「 第 八 十
特 定信 用 事 業 代 理 業
八 条 第 二 項 第 七 号 の 日 」 と 、 「 第 四 章 第 一 節 」 と あ るの は 「 第 四 章 第 四 節 」 と 、 第 七
十 三 条 の 十 中 「 とき 」 と あ る の は 「 と き ( 都 道 府 県 の 区 域 を 超 え る 区 域 を 地 区 と す る
組 合 又 は 都 道 府 県 の 区 域 を 地 区 と す る 農 業 協 同 組合 連 合 会 が 組 織 変 更 を し た と き に 限
る。 )」 と 、 「 行 政 庁 」 と あ る の は 「 農 林 水 産 大 臣 」 と 、 第 七 十 四 条 第 一 項 中 「 第 七
十 三 条 の 三 第 六 項」 と あ る の は 「 第 九 十 二 条 」 と 、 同 条 第 二 項 第 三 号 中 「 農 林 水 産 省
令」とあるのは「主務省令」と、同法第七十一条の三中「この法律中都道府県が」と
あるのは「農業協同組合法第四章第四節中都道府県が」と、「、この法律中都道府県
」 と あ る の は 「 、同 節 中 都 道 府県 知 事 」 と 、 「 指 定 都 市 に 」 と あ る の は 「 指 定 都 市 の
長に」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
第 五章
第 九 十 二 条 の 二 特定信 用 事業 代理 業 は 、主 務 大 臣 の 許可を 受 けた 者で なけれ ば 、行 う
こ と が で き な い。
② 前 項 に 規 定 す る 「 特 定 信 用 事 業 代 理 業 」 と は 、 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事業 を 行 う 組
合 の た め に 次 に 掲 げ る 行 為 の い ず れ か を 行 う 事 業 を い う。
一 資金 の貸 付けを 内 容とす る契約の締結の 代理 又は媒 介
二 貯金又は定期積金の受入れを内容とする契約の締結の代理又は媒介
三 手 形 の 割 引を 内 容 と す る 契 約 の 締 結 の 代 理 又 は 媒 介
四 為 替 取 引を 内 容 と す る 契 約 の 締 結 の 代 理 又 は 媒 介
③ 特 定 信 用 事 業 代 理 業 者 ( 第 一 項 の 許 可を 受 け て 特 定 信 用 事 業 代 理 業 ( 前 項 に 規 定 す
る 特 定 信 用 事 業 代 理 業 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) を 行 う者 を い う。 以下 同 じ 。 ) は 、 所
属 組 合 ( 特 定 信 用 事 業 代 理 業者 が 行 う 前 項 各 号 に 掲 げ る 行 為 に よ り 、同 項 各 号 に 規
定 す る 契 約 に お いて 同 項 各 号 の 資 金 の 貸 付け 、貯 金若 しく は 定 期 積 金 の 受 入 れ 、 手
形の割引又 は為替 取引を 行う第 十条第一項第三号 の事業を 行う 組合をいう。以下同
じ 。 ) の 委託 を 受 け 、 又 は 所 属 組合 の 委託を 受け た 特 定信 用 事 業 代 理 業 者の 再 委託
を 受 け る 場 合 で な けれ ば 、 特 定 信 用 事 業 代 理 業 を 行 つ て は な ら な い 。
第 九十二 条の 三 前 条 第 一 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、 銀 行 等 ( 銀 行 そ の 他 政 令 で 定 め る 金
融業を 行う者を い う。 以下こ の 条 に おいて 同 じ。 )は 、特 定信 用事業 代理業を行う
こ と が で き る。
② 銀行等が前項の規定により特定信用事業代理業を行う場合においては、当該銀行等
を 特 定 信 用 事 業 代 理 業 者 と み な して 、 第 十 一 条 の 四 、 前 条 第 三 項、 第 九 十二 条 の 五
、 第 九 十 三 条 第 二 項 及 び 第 九 十 八 条 第 二 項 の 規 定 、 次 条 第 一 項 に お いて 準 用 す る 銀
行 法( 以 下 「 準 用 銀 行 法」 と い う。 ) 第 五十 二 条の 三 十六 第 三 項、 第 五 十二 条 の 三
十九から第 五十二 条の四十一まで 、第五十二条の四十三から第五十二条の四十五ま
で 、第 五十二 条の四十九か ら第五十二条の五十六まで 、第五十二条の五十八から第
五 十 二 条 の 六 十 まで 、 第 五 十 三 条 第 四 項及び 第 五 十六 条 ( 第十 一号 に係 る 部 分に限
る 。 ) の 規 定 並び にこ れ ら の 規 定 に 係 る 第 九 章及 び 第 十章 の 規 定を 適 用 す る 。こ の
場 合 に お い て 、 準 用 銀 行 法 第 五 十二 条 の 五十 六 第 一項 中 「 次の 各 号 の い ずれ か 」 と
あ る の は 「 第 四 号 又 は 第 五 号 」 と 、 「 第 五 十 二条 の 三 十六 第 一 項の 許可を 取 り消 し
、 又 は 期 限 を 付 し て 銀 行 代 理 業 の 全 部 若 し く は 」 と あ る の は 「 期 限 を 付 して 特 定 信
用事業代理業の全部又は」とするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
③ 銀 行 等 は 、 特 定 信 用 事 業 代 理 業 を 行 お う と す る と き は 、 準 用 銀 行 法 第 五十 二 条 の 三
十 七 第 一 項 各号 に 掲 げ る 事 項を 記 載 し た 書 類 及び 同 条 第 二 項第 二 号 に掲 げ る 書 類 を
主務大臣に届け出なければならない。
- 41 -
第九十二 条の 四 銀行法 第七章 の四 ( 第 五十 二条の 三 十六 第 一 項及 び 第 二 項、 第 五十 二
条 の 四 十五 の 二 か ら 第 五 十 二条 の 四 十 八 まで 並び に 第 五十 二 条の 六 十 一を 除 く。 )
、 第 五十三条 第四 項及 び 第 五十六条 ( 第 十号 から 第十二号まで に係 る部分に限 る。
) の 規 定 は 、 銀 行 代 理 業 者 に 係 る も の に あ つ て は 特 定 信 用 事 業 代 理 業 者 に つ いて 、
所 属 銀 行 に 係 るも の に あ つて は 所 属 組合 につ いて 、 銀 行代 理業 に係 るも のに あ つて
は特定信用事業代理業について、それぞれ準用する。
② 前項の場合 において 、同 項 に規 定する規定中「内 閣総 理大 臣」と あるの は「 主務 大
臣 」 と 、「 内 閣 府 令」 と あ るの は 「 主 務 省令」 と 、「 第 五十二 条 の 三十 六 第 一項」
とあるのは「農業 協同 組合 法第九十二条の二 第一項」と、「銀行代理行為」とある
の は 「 特 定信 用 事 業 代 理 行 為 」 と、 「 特 定預 金等 契約」 と あるの は 「農 業 協同 組合
法第十 一条の五に規定する 特定貯金等契約」と、「銀行代理業再委託者」とあるの
は 「 特 定 信 用 事 業 代 理 業 再 委託 者 」 と 、 「 銀 行 代 理業 再 受 託者 」 と あ る のは 「 特 定
信用事業代 理業再受託者」と、 銀行法第五十二条の三十七第一項中「前条第一項」
と あ る の は 「 農 業 協 同 組合 法 第 九 十 二 条 の二 第 一 項」 と 、 同 法 第 五 十 二 条の 四 十 三
及 び 第 五十 二 条 の 四 十 四 第 一 項 第 二 号 中「 第 二条 第十 四 項 各号 」 と あるの は 「農 業
協同組合法第九十二条の二 第二項各号」と、同条第二項中「第二条第十四項第一号
」 とあるの は「農業 協同 組合 法 第九十二条の二 第二項第二号」 と 、同条第三 項中「
第 五 十 二 条 の 四 十 五 の 二 」 と あ る の は 「 農 業 協同 組 合 法第 九 十 二 条 の 五」 と 、同 法
第 五十 二 条 の 五十 一 第 一 項 中「 第 二 十 条 第一 項及 び 第 二 項並び に 第 二十 一条 第 一 項
及 び 第 二 項 の 規 定 に よ り 作 成 す る 書 類 又 は 当 該所 属 銀 行を 子 会 社 と す る 銀 行 持株 会
社 が 第 五十 二 条 の 二 十 八 第 一 項及 び 第 五十二 条 の 二十 九 第 一項」と あ るのは「 農 業
協同 組合 法 第五十 四条の三第一 項及び 第二 項」と読み替えるものとするほか 、必要
な技術的読替えは、政令で定める。
第 九 十 二 条 の 五 金 融商 品 取 引 法 第 三 章 第 二 節 第 一 款 ( 第 三 十 五 条 か ら 第 三 十 六 条 の 四
まで 、第三 十 七条 第一 項第二号 、第三十七条の二 、第三十七条の三第一項第二号及
び 第 六号並び に第三 項、第 三十七条 の五、第三十七条の六第一項、第二 項、第四項
た だ し 書 及 び 第 五 項 、 第 三 十 七 条 の 七 、 第三 十 八 条 第 一 号 、第二 号 及び 第 七号 、 第
三 十 八 条 の 二 、 第 三 十 九 条 第 三 項た だ し 書 及 び 第 五 項 並び に 第 四十 条 の二 か ら 第 四
十 条 の 七 まで を 除 く 。 ) の 規 定 は 、 特 定信用 事 業 代理 業 者 が行 う 特定 貯 金等 契 約の
締 結 の 代 理 又 は 媒 介 に つ い て 準 用 す る 。 こ の 場 合 に お いて 、 こ れ ら の 規 定 中 「 金 融
商 品 取 引 業 」 と あ る の は 「 農 業 協 同 組 合 法第 十 一 条の 五 に規 定 す る 特 定 貯 金 等 契 約
の 締 結 の 代 理 又 は 媒 介 の 事 業 」 と 、 「 金 融 商 品 取 引 行為 」 と あ る の は「 農 業 協同 組
合 法 第 十 一 条 の 五 に 規 定 す る 特 定 貯 金等 契約の 締結 」 と、こ れ らの 規 定(同 法 第 三
十 七 条 の 六 第 三 項 及 び 第 三 十 九 条 第 三 項 本 文の 規 定を 除 く 。 ) 中 「 内閣 府 令」 と あ
る の は 「 主 務 省 令 」 と 、こ れ ら の 規 定 (同 法 第三 十 七 条の 六 第 三 項 の 規 定を 除 く 。
) 中 「 金 融 商 品 取 引 契 約 」 と あ る の は 「 農業 協 同 組合 法 第 十 一 条 の 五に 規 定 す る 特
定 貯 金 等 契 約」 と 、 同 法 第 三 十 七 条 の 三 第 一 項中 「 を 締結 し よ うと す る とき 」 と あ
る の は 「 の 締結 の 代 理 又 は 媒 介 を 行 う とき 」 と 、 「交 付 し なけれ ば なら ない」 と あ
るのは「交付するほか、貯 金者及び定期積金の積金者(以下こ の項において 「貯金
者 等 」 と い う 。 ) の 保 護 に 資 す る た め 、 主 務 省 令で 定 め る とこ ろ に よ り 、 当 該 特 定
貯 金等 契 約 の 内 容 その 他貯 金者 等 に参 考 と な るべき 情 報の 提供を 行わ なけれ ば なら
な い」 と 、同 項 第 一号 中「 金 融 商 品 取 引 業者 等 」 とあ るの は 「 特定 信 用 事業 代 理 業
者(農業 協同 組合 法第九十二条 の二第三 項に規定する特定信用事業 代理業者をいう
。 ) の 所 属 組 合 ( 同 項 に 規 定 す る 所 属 組合を いう。 ) 」 と 、同 法第 三 十 七条 の 六 第
三 項中「 金 融商品取引 契約の解 除 があつた場合 には」とあるのは「特定貯金等契約
指 定紛 争 解 決 機 関
( 農 業 協同 組合 法 第 十 一 条 の 五 に 規 定 す る 特 定貯 金 等 契 約 を い う。 第 三 十 九 条 に お
い て 同 じ 。 ) の 解 除 に 伴 い 組合 ( 同 法 第 四条 に 規 定す る 組合を い う。 ) に損 害 賠 償
そ の 他 の 金 銭 の 支 払を した 場合 に お いて 」 と 、「 金 融 商品 取 引契 約の解 除 まで の 期
間 に 相 当 す る 手 数 料 、 報 酬 そ の 他 の 当 該 金 融 商 品 取 引 契 約 に 関 して 顧 客 が 支 払 う べ
き 対 価 ( 次 項 に お いて 「 対 価 」 と い う 。 ) の 額 と して 内 閣 府 令で 定 め る 金 額 を 超 え
て 当該 金融商品取引契約の 解除」と あるのは「支払」と、「又は違約金の支払を」
と あ る の は 「 そ の 他の 金 銭 の 支 払 を 、 解 除 を し た 者 に 対 し 、」 と 、 同 法 第 三 十 九 条
第 一 項 第 一号 中 「 有 価 証 券 の 売 買 そ の 他の 取 引( 買 戻 価格 が あ らか じ め 定め ら れ て
い る 買 戻 条 件 付 売 買 そ の 他 の 政 令で 定 め る取 引 を 除 く 。 ) 又 は デ リ バテ ィ ブ 取 引 (
以 下 こ の 条 に お い て 「 有 価 証 券 売 買 取 引 等 」 と い う 。 )」 と あ るの は 「 特 定 貯 金 等
契 約 の 締 結 」 と 、 「 有 価 証 券 又 はデ リ バ ティ ブ 取 引( 以 下こ の 条 に おいて 「 有 価 証
券等」 と いう。 ) 」 と ある の は「 特定貯 金等 契約」 と 、「顧客(信託会社等(信託
会 社 又 は 金 融 機 関 の 信 託 業 務 の 兼 営 等 に 関す る 法律 第 一 条 第一 項の 認 可を 受 け た 金
融 機 関 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) が 、 信 託 契 約 に 基づ いて 信 託 を す る 者 の 計 算 に おいて
、 有価 証 券 の 売 買 又 は デリ バテ ィ ブ 取 引を 行 う場 合 に あつて は 、当該 信 託を す る者
を 含む 。 以 下こ の 条 に お いて 同 じ 。 )」 と あ るの は「 顧 客 」と 、「 補足 す るた め」
と あ る の は 「 補 足 す るた め 、 当 該 特 定 貯 金等 契約 に よら な いで 」と 、同 項第 二 号 中
「 有 価 証 券 売買 取 引等 」 と あ る の は 「 特 定貯 金等 契約の 締結」 と 、 「有 価 証 券等 」
と あ る の は 「 特定 貯 金等 契 約」 と 、 「 追 加 す るた め」 とあ るの は「 追 加 するた め 、
当 該 特 定 貯 金等 契 約 に よら な い で 」 と 、同 項 第 三 号 中「 有 価証 券 売 買取 引等 」 と あ
る の は 「 特 定 貯 金 等 契 約の 締結 」 と 、 「 有 価 証券 等 」 とあ る の は「 特定 貯 金 等 契 約
」 と 、 「 追 加 す るた め 、」 と あ る の は 「 追加 す るた め 、 当 該特 定貯 金等 契約に よら
な いで 」 と 、同 条 第 二 項 中「 有 価 証 券 売 買 取 引等 」 と ある のは 「 特 定貯 金等 契約の
締 結 」 と 、 同 条 第 三 項 中 「 原 因 と な る も のと して 内閣 府令で 定 める も の 」 と あ る の
は 「 原 因 と な る も の 」 と 読 み 替 え る も の と す るほ か 、 必 要 な技 術 的 読 替 え は 、 政 令
で 定める 。
第 六章
第 九 十 二 条 の 六 主 務 大 臣 は 、 次 に 掲 げ る 要 件 を 備 え る者 を 、 そ の 申 請 に よ り 、 紛 争 解
決等業務を行う者として、指定することができる。
一 法 人( 人 格 の な い 社 団 又 は 財 団で 代 表 者 又 は 管 理 人の 定 めの あ るも の を 含み 、
外 国 の 法 令 に 準 拠 して 設 立 さ れ た 法 人 そ の 他 の 外 国 の 団 体 を 除 く 。 第 四 号 ニ に お
いて同じ。)であること。
二 第 九 十 二 条 の 八 第 一 項 に お いて 準 用 する 銀 行法 第 五十 二 条 の八 十 四 第一 項 若 し
く は 第 九 十 二 条 の 九 第 一 項 に お いて 準 用 す る 保 険 業 法 第 三 百 八 条 の 二 十 四 第 一 項
の 規 定 に よ りこ の 項の 規 定 に よ る指 定を 取 り 消 さ れ 、 その 取消 しの 日か ら 五 年を
経 過 し な い 者 又 は 他 の 法律 の 規 定 に よ る 指 定 で あ つて 紛 争 解 決 等 業 務 に 相 当 す る
業 務 に 係 る も の と して 政 令で 定 め る も の を 取 り 消 さ れ 、 そ の 取 消 し の 日 か ら 五 年
を経過しない者でないこと。
三 こ の 法 律 若 し く は 弁 護 士 法 ( 昭 和 二 十 四 年 法 律 第 二 百 五 号 )又 はこ れ ら に 相 当
す る 外 国の 法 令の規 定に違 反 し、罰 金の 刑(こ れ に相 当する外 国の 法令 による刑
を 含む 。 ) に 処 せ ら れ 、 そ の 刑 の 執 行を 終わ り 、又 は その 刑 の 執 行 を 受 け る こ と
がなくなつた日から五年を経過しない者でないこと。
四 役 員 の う ち に 、 次の い ず れ か に 該 当 す る者 が な い こ と 。
イ 成 年 被 後見 人若 しく は被 保 佐人又 は 外 国の 法 令上こ れ ら と同 様 に取り扱 わ れ
て いる者
- 42 -
ロ 破 産者で 復権を 得ないもの又は外国の法 令上これ と同 様に 取り扱わ れて いる
者
ハ 禁 錮 以 上 の 刑( こ れ に 相 当 す る 外 国 の 法 令 に よ る 刑を 含む 。 ) に処 せ ら れ 、
そ の 刑 の 執 行を 終わ り 、 又 は そ の 刑の 執 行 を 受 け る こ と が な く な つた 日 か ら 五
年を経 過 しな い者
ニ 第 九 十 二 条 の 八 第 一 項 に お いて 準 用 す る 銀 行 法 第 五 十 二 条 の 八 十 四 第 一 項 若
し く は 第 九 十 二 条の 九 第 一項 に お いて 準 用 す る 保 険 業 法 第 三 百 八条の 二 十四 第
一 項の 規 定 に よ りこ の 項 の 規 定 に よ る 指 定 を 取り 消 さ れ た 場 合 若 し く はこ の 法
律 に 相 当 す る 外 国 の 法 令 の 規 定 に よ り 当 該 外 国 に お い て 受 けて い る 当 該 指 定 に
類 す る 行 政 処 分 を 取 り 消 さ れ た 場 合 に お いて 、 そ の 取 消 し の 日 前 一 月 以 内 に そ
の 法 人 の 役 員 ( 外 国 の 法 令上 こ れ と 同 様 に 取 り 扱 わ れ て い る者 を 含む 。 以 下 こ
の ニ に お い て 同 じ 。 )で あ つ た 者 で そ の 取 消 し の 日 か ら 五 年 を 経 過 し な い 者 又
は 他 の 法 律 の 規 定 に よ る 指 定 で あ つて 紛 争 解 決 等 業 務 に 相 当 す る 業 務 に 係 る も
の と して 政 令で 定 め る も の 若 しく は 当 該 他の 法 律 に相 当 す る外 国の 法令の 規 定
に よ り 当 該 外 国 に お いて 受 け て い る 当 該 政 令 で 定 め る 指 定 に 類 す る 行 政 処 分を
取 り 消 さ れ た 場 合 に お い て 、 そ の 取 消 し の 日 前 一 月 以 内 に そ の 法 人 の 役 員で あ
つた者 で そ の 取 消 し の 日か ら 五年を 経 過 しない 者
ホ こ の 法 律 若 し く は 弁 護 士 法 又 はこ れ ら に 相 当 す る外 国 の 法 令 の 規 定 に 違 反 し
、 罰 金 の 刑 (こ れ に 相 当 す る 外 国 の 法 令 に よ る 刑 を 含む 。 ) に処 せ られ 、 その
刑 の 執 行 を 終 わ り 、 又 は そ の 刑 の 執 行 を 受 け るこ と が な く な つ た 日 か ら 五 年 を
経 過 し ない 者
五 紛 争 解 決 等 業 務 を 的 確 に 実 施 す る に 足 り る経 理 的 及び 技 術 的な 基礎 を 有 するこ
と。
六 役 員又 は 職 員 の 構 成 が 紛争 解 決 等 業 務 の 公 正 な実 施 に 支障 を 及 ぼす お それ が な
い も の で あ るこ と。
七 紛 争 解 決 等 業 務 の 実 施 に 関 す る 規 程 ( 以 下こ の 条 及 び 次 条 に お いて 「 業 務 規 程
」 と い う 。 ) が 法 令 に 適 合 し 、 か つ 、こ の 法 律 の 定 め る と こ ろ に よ り 紛 争 解 決 等
業 務 を 公 正 か つ 的 確 に 実 施 す る た め に 十 分で あ る と 認 めら れ る こ と 。
八 次 項の 規 定 に よ り 意 見 を 聴 取 し た結 果 、 手続実 施 基本契 約(紛 争 解 決等 業 務の
実 施 に 関し指 定紛争 解決機 関(こ の 項の規定 による指 定を受けた者を い う。以下
同 じ。 ) と 第十 条第一項 第三号 又は第十 号の事業 を 行う組合 との間で 締結され る
契 約 を い う 。 以 下こ の 号 及 び 次 条 に お いて 同 じ 。 ) の 解 除 に 関 す る 事 項 そ の 他 の
手 続実 施 基 本 契 約の 内 容 ( 信 用 事 業 等 に 係 る も の に つ いて は 第 九 十 二 条 の 八 第 一
項 に お いて 準 用 す る 銀 行 法 第 五 十 二 条 の 六 十 七 第 二 項 各 号 に 掲 げ る 事 項 を 、 共 済
事 業 等 に 係 る も の に つ いて は 第 九 十 二 条 の 九 第 一 項 に お いて 準 用 す る 保 険 業 法 第
三 百 八条 の 七 第 二 項各号 に 掲 げ る 事 項を 除 く。 ) その 他の 業 務 規 程 の 内 容( 信 用
事 業 等 に 係 る も の に つ いて は 第 九 十 二 条 の 八 第 一 項 に お いて 準 用 す る 銀 行 法 第 五
十 二 条 の 六 十 七 第三 項の 規 定 に より その 内 容と す るも ので なけれ ば なら な いこ と
と され る事 項並び に同条第 四項各号 及び第五 項第一号 に掲げる 基準に適 合するた
め に必 要 な 事 項を 、共済 事業等 に係るも の について は第九 十二条の 九第一項 に お
い て 準 用 す る 保 険 業 法第 三 百 八 条 の 七 第 三 項 の 規 定 に よ り そ の 内 容 と す る も ので
な けれ ば な ら な いこ と と さ れ る 事 項 並 び に 同 条 第 四 項 各 号 及 び 第 五 項 第 一 号 に 掲
げ る 基 準 に 適 合 す る た め に 必 要 な 事 項を 除 く 。 ) に つ いて 、信 用 事 業 等 に 係 る も
の に あ つて は 異議( 合 理的 な理由が 付され た ものに限る。 以下こ の 号において 同
じ 。 ) を 述 べた 第十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 組合 の 数 の 同 号 の 事 業 を 行 う 組
合 の 総 数 に 占 め る 割 合 が 、 共 済 事 業 等 に 係 る も の に あ つて は 異 議 を 述 べ た 同 項 第
十 号 の 事 業 を 行 う 組合 の 数の同 号 の 事業 を 行 う 組 合 の 総 数 に占 め る 割合 が 、 政 令
で 定 め る 割 合 以 下 の 割 合 と な つ たこ と 。
② 前 項 の 申 請 を し よ う と す る 者 は 、 あ ら か じ め 、信 用 事 業 等 に 係 る 業 務 規 程 に あ つ て
は 主 務 省 令で 定 め る と こ ろ に よ り 、 第 十 条第 一 項 第三 号 の 事業 を 行う 組合 に 対 し 、
共 済 事 業 等 に 係 る 業 務 規 程 に あ つて は 農 林 水 産 省 令で 定 め る とこ ろ に よ り 、 同 項 第
十 号 の 事 業 を 行 う 組 合 に 対 し 、 業 務 規 程 の 内 容 を 説 明 し 、こ れ に つ い て 異 議 が な い
か ど う か の 意 見 ( 異 議 が あ る 場 合 に は 、 そ の 理 由 を 含む 。 )を 聴 取 し 、 及 び その 結
果 を 記 載 した 書 類 を 作 成 し な け れ ば な ら な い 。
③ 主 務 大 臣 は 、 第 一 項の 規 定 に よ る 指 定を し よ う と す る と き は 、 同 項 第 五 号 か ら 第 七
号 まで に 掲 げ る 要 件 ( 紛 争 解 決 手 続 ( 信 用 事 業等 又 は 共済 事 業 等 に 関 す る紛 争で 当
事 者 が 和 解 を す る こ と が で き る も の に つ いて 訴 訟 手 続 に よ ら ず に 解 決 を 図 る 手 続 を
い う。 第 五 項 第 一 号 に お い て 同 じ 。 ) の 業 務 に係 る 部 分に限 り 、第 一 項 第七号 に 掲
げ る要件 に あつて は、信用 事業 等に 係る業務規 程について は第九十二条の八第一項
に お い て 準 用 す る 銀 行 法 第 五 十 二 条 の 六 十 七 第四 項 各 号及 び 第 五項 各号 に 掲 げる 基
準 に 係 る も の に 、 共 済 事 業 等 に 係 る 業 務 規 程 に つ いて は 第 九 十 二 条 の 九 第 一 項 に お
いて 準 用 す る 保 険 業 法 第 三 百 八 条 の 七 第 四 項 各号 及 び 第 五 項 各 号 に 掲 げ る 基 準 に 係
る もの に 限 る 。 ) に 該 当し て い るこ と に ついて 、 あら かじ め 、 法務 大 臣 に協 議 し な
けれ ば な ら な い。
④ 第 一 項の 規 定 に よ る 指 定 は 、紛 争 解 決 等 業 務 の 種 別 ( 紛 争 解 決 等 業 務 に 係 る 信 用 事
業 等 及 び 共 済 事 業 等 の 種 別 を い う。 以 下 同 じ 。 ) ご と に 行 う も の と す る。
⑤ この条において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる
。
一 紛 争解決等業 務 苦情 処 理手続(信用 事業等又は共済 事業等に関する苦情を処
理 す る 手 続 を い う 。 )及 び 紛 争 解 決 手 続 に 係 る 業 務 並 び に こ れ に 付 随 す る 業 務
二 信 用 事 業 等 第 十 条 第 一項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 組合 が 行う信 用 事業 及 び 他の 法
律 に よ り 行 う 事 業 の うち 信 用 事 業 に 関 連 す る 事 業 と して 主 務 省 令で 定 め る も の 並
び に 当 該 組 合 の た め に 特 定 信 用 事 業 代 理 業 を 行 う者 が 行 う 特 定 信 用 事 業 代 理 業
三 共 済 事業 等 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事業 を 行 う 組合 が 行 う 共済 事 業 ( 自 動 車 損
害 賠 償 保障 法( 昭 和 三 十 年 法律 第 九 十 七 号 ) 第 五条 に 規 定 す る 責 任 共 済 に係 る共
済 金 等 ( 同 法 第 二 十 三 条 の 三 第 一 項 に お いて 読 み 替 えて 準 用 す る同 法 第 十 六 条 の
二 に 規 定す る 共済金等をい う。 )の 支払及び 支払に係 る手続に関する業 務に係る
も のを 除 く 。 )及び 他の 法律 に より 行う 事業の うち 共済 事 業 に関連 する事業 と し
て 農 林 水 産 省 令で 定 め る も の 並 び に 当 該 組合 の た め に 共 済 代 理 店 が 行 う 共 済 契 約
の 締 結 の 代 理 又 は媒 介
⑥ 主 務 大 臣 は 、 第 一 項 の 規 定 に よ る 指 定 を した と き は 、 指 定 紛 争 解 決 機 関 の 商 号 又 は
名 称 及 び 主 た る営 業 所 又 は 事 務 所 の 所 在 地 、 当該 指 定に 係 る紛 争 解 決等 業 務 の 種 別
並 び に 当該指 定を した 日を 官報で 告 示 し なけ れば なら ない。
第九十二条の七 指定紛争解決機関は、次に掲げる事項に関する業務規程を定めなけれ
ば なら な い 。
一 手 続 実 施 基 本 契 約の 内 容 に 関 す る 事 項
二 手 続実 施 基 本 契 約 の 締 結 に 関 す る 事 項
三 紛 争 解決等業 務(前条 第五項第一号 に規定す る紛争解決等業務をいう。以下こ
の 条及 び 第 百 条 の 四 に お いて 同 じ。 ) の 実 施 に 関 す る 事 項
四 紛 争 解 決 等 業 務 に要 す る費 用 に つ いて 加 入組合 ( 手続実施 基 本 契約を 締結 した
相 手 方で あ る第 十条 第 一 項第三 号 又 は 第 十号 の 事 業を 行う 組合を い う。 次号 に お
いて同じ。)が負担する負担金に関する事項
当 事者で ある加 入組合 又はその 利用者(共済事業等(前条第五項第三号 に規定
五
- 43 -
す る 共 済 事 業 等 を い う 。 第 八 号 及 び 第 九 十 二 条 の 九 第 一 項 に お いて 同 じ 。 ) に 係
る 紛 争 解 決 等 業 務 に あ つて は 、 利 用 者 以 外 の 共 済 契 約 者 等 を 含 む 。 ) か ら 紛 争 解
決 等 業 務 の 実 施 に 関 す る 料 金を 徴 収 す る 場 合 に あ つて は 、 当 該 料 金 に 関 す る 事 項
六 他 の 指 定 紛 争 解 決 機 関 そ の 他 相 談 、 苦情 の 処 理又 は 紛 争 の 解決 を 実 施 す る 国 の
機 関 、 地 方 公 共 団 体 、民 間 事 業 者 そ の 他 の 者 と の 連 携 に 関 す る 事 項
七 紛 争 解 決 等 業 務 に 関 す る 苦情 の 処 理 に 関 す る 事 項
八 前 各 号 に 掲 げ るも の の ほ か 、 紛 争 解 決 等業 務 の実 施 に 必要 な 事 項と して 、信 用
事 業 等 ( 前 条 第 五項第二 号 に規 定 す る信 用 事業 等 を い う。 次条第 一 項において 同
じ 。 ) に 係 る 業 務 規 程 に 関 す る も の に つ いて は 主 務 省 令で 、 共 済 事 業 等 に 係 る 業
務規程に関するものについては農林水産省令で定めるもの
第 九 十 二 条 の 八 銀 行 法 第 七 章 の 五( 第 五 十 二 条 の 六 十 二 及 び 第 五 十 二 条 の 六 十 七 第 一
項 を 除 く 。 ) 及 び 第 五 十 六 条 ( 第 十 三 号 に係 る 部 分に 限 る。 ) の規 定 は 、指 定信 用
事 業 等 紛 争 解 決 機 関 ( 指 定 紛 争 解 決 機 関 で あ つて そ の 紛 争 解 決 等 業 務 の 種 別 が 信 用
事 業等 で あ る も の を い う。 第 九 十 八 条 第 二 項及 び 第百 三条 第 二 号 に お いて 同 じ 。 )
に つ い て 準 用 す る。
② 前項の場合 において 、同 項 に規 定する規定中「内 閣総 理大 臣」と あるのは「 主務 大
臣 」 と 、 「 内 閣 府 令 」 と あ る の は 「 主 務 省 令 」 と 、同 項 に 規 定 す る 規 定 ( 銀 行 法 第
五十二 条の六 十五第二 項を 除く。 )中「加入銀行」とあるのは「加入組合」と、前
項 に 規 定 す る規 定( 同 法 第 五十 二 条 の 六 十七 第 二 項第 四 号 を除 く 。 )中「銀 行業 務
関連紛 争」とあるのは「信 用事業等関連紛争」と、前項に規定する規定(同条第二
項 第 一号 を 除 く 。 ) 中 「 銀 行業 務 関 連 苦情」 と あ るの は 「 信用 事業 等 関 連苦情 」 と
、同 法第五十二条の六十三第一 項中「前条第一項」とあるのは「農業協同組合法第
九 十 二 条 の 六 第 一 項」 と 、 「 次 に 掲 げ る 事 項」 と ある のは 「 指 定を 受 け よう と す る
紛 争 解 決 等 業 務 の 種 別 ( 同 条 第 四 項 に 規 定 す る紛 争解 決 等 業務 の 種 別を い う。 )及
び 次 に 掲 げ る 事 項」 と 、 同 項 第 二 号 中 「 紛 争 解 決 等 業 務 」 と あ るの は 「 紛 争 解 決 等
業 務 ( 農 業 協同 組 合 法 第 九 十 二 条 の 六 第 五 項 第 一 号 に 規 定 す る 紛 争 解 決 等 業 務を い
う。以 下同じ 。 )」と、同 条第二 項 第一号 中「前条第一項第三号」とあるのは「農
業 協 同 組合 法 第 九 十 二 条 の 六 第 一 項 第 三 号」 と 、 同 項 第 六 号 中 「 前 条 第 二 項」 と あ
る の は 「 農 業 協 同 組 合 法 第 九 十 二 条 の 六 第 二 項」 と 、 同 法 第 五 十二 条 の 六 十 五第 一
項 中 「こ の 法 律 」 と あ る の は 「 農 業 協 同 組合 法 」 と 、 同 条 第二 項 中「 加 入銀 行 ( 手
続 実 施 基本 契 約を 締 結 した 相手 方で あ る 銀 行 」 と あ る の は 「 加 入 組合( 農 業 協同 組
合 法第 九 十 二 条 の 七 第 四 号 に 規 定 す る 加 入組合 」 と、「 手続実施 基 本 契 約その 他 の
」とあるの は「 手 続実施 基 本契 約(同 法第九十二 条の六第一項第八号に規定する手
続実施 基本契 約を いう。以 下同じ。 )その他の」と、同法第五十二条の六十六中「
又 は他 の 法 律 」 と あ る の は 「 若 し く は 指 定 共済 事 業等紛 争 解決機 関(農業 協同 組合
法 第 九 十 二 条 の 九 第 一 項 に 規 定 す る 指 定共 済 事業 等 紛 争解 決 機 関を い う 。 第 五 十 二
条 の 八 十 三 第 三 項 に お いて 同 じ 。 ) 又 は 同 法 以 外 の 法 律 」 と 、 「 苦 情処 理 手 続」 と
あ る の は 「 苦 情 処 理 手 続( 同 法 第 九 十 二 条 の 六第 五 項 第 一号 に 規 定 す る 苦情 処 理 手
続を いう。 以下同じ。 )」と、「紛 争解決手 続」 とあ るの は「紛 争 解決 手続( 同 条
第 三 項 に 規 定 す る 紛 争 解 決 手 続を い う 。 以 下 同 じ 。 ) 」 と 、 同 法第 五十 二 条 の 六 十
七 第二 項中「 前 項第 一 号」 と あるの は「 農業 協同 組合 法第九十二条の 七 第一号」 と
、 同 項 第 一 号 中 「 銀 行 業 務 関 連 苦 情 」 と あ る の は 「 信 用 事 業 等 関 連 苦情 ( 信 用 事 業
等 (農 業 協同 組合 法第 九十 二条の六 第五項第二号 に規定する信用事業等をいう。以
下 同 じ 。 ) に 関 す る 苦 情 を い う 。 以 下 同 じ 。 )」 と 、 同 項 第四 号 中「 銀 行 業 務 関 連
紛 争 」 と あ る の は 「 信 用 事 業 等 関 連 紛 争 (信 用 事 業 等 に関 す る紛争で 当 事者 が 和 解
を す るこ と がで き る も の を い う 。 以 下 同 じ。 ) 」 と 、 同 条 第三 項 中 「 第 一 項 第二 号
」 と あ るの は 「 農 業 協同 組 合 法 第 九 十 二 条 の 七第二 号 」と 、「 銀行か ら」 と あるの
は 「同 法第十 条 第 一 項 第三号 の 事業 を 行う組合 か ら」 と 、「当該 銀行」 とあるの は
「 当 該 組合 」 と 、 同 条 第 四 項 中 「 第 一 項 第 三 号 」 と あ るの は 「 農 業 協同 組 合 法第 九
十 二 条 の 七 第 三 号 」 と 、同 条 第 五 項 中「 第一 項 第 四号 」 とあ るのは「 農 業 協同 組合
法第九十二 条の七 第四号」と、同 項第一号 中「同 項第五号」とあるのは「同条第五
号 」 と 、同 法 第 五 十 二 条 の 七 十 三 第 三 項 第二 号 中「 銀 行業 務 」 とあ る の は「 信 用 事
業 等 」 と 、 同 法 第 五十 二 条 の 七 十 四 第 二 項 中「 第 五十 二 条 の 六 十 二 第一 項」 とあ る
の は 「 農業 協 同 組合 法 第 九 十 二 条 の 六 第一 項」と 、同 法第 五十 二条 の 七 十九 第 一号
中 「 銀 行」 と あ るの は 「 農 業 協 同 組合 法 第十条 第 一項第 三 号の 事 業 を 行 う 組合」 と
、同 法 第 五十二条 の八十二 第二 項第一号 中「第五十二条の 六十二第一項第五号から
第 七号 まで に 掲げ る要 件( 」 と ある の は「農業 協同組合 法第九十二 条の 六第 一 項第
五号か ら 第七号まで に 掲げ る要件(」と、「又は第五十二 条の六十二第一項第五号
」 と あ る の は 「 又 は 同 法 第 九 十 二 条 の 六 第 一 項 第 五号 」 と 、同 法第 五 十 二 条 の 八 十
三 第三 項 中 「 又 は 他 の 法律 」 と あ るの は 「 若 しく は 指 定共 済事業 等 紛争 解 決 機関又
は 農業 協同 組 合 法以外 の法 律 」 と 、 同 法第五十二 条の 八十 四 第 一項 中「 、第 五十二
条 の 六 十 二 第 一 項 」 と あ る の は 「 、 農 業 協 同 組合 法第 九 十 二 条 の 六 第 一 項 」 と 、 同
項 第 一 号 中 「 第 五 十 二 条 の 六 十 二 第 一 項 第二 号 」 と あ るの は 「 農業 協 同 組合 法 第 九
十 二 条 の 六 第 一 項 第 二 号 」 と 、 同 項 第 二 号 中 「 第 五十 二 条 の六 十 二 第一 項」 とあ る
の は 「 農 業 協 同 組 合 法 第 九 十 二 条 の 六 第 一 項 」 と 、 同 条 第 二 項 第 一 号 中「 第 五十 二
条 の 六十二 第 一項第 五 号」 と あ るの は「 農業 協同 組合 法第 九十二 条の六第一項第 五
号 」 と 、「 第 五十 二 条 の 六 十 二 第 一 項の」 と あるの は 「同 法 第 九十二条の 六 第一 項
の 」 と 、同 条 第三 項及 び 同 法第 五十 六条 第十三号 中「 第 五十二 条の 六十二第 一項」
と あ る の は 「 農 業 協 同 組 合 法 第 九 十 二 条 の 六 第 一 項 」 と 読 み 替 え る も の と す るほ か
、必要な技術的読替えは、政令で定める。
第九十二条の九 保険業法第四編(第三百八条の二及び第三百八条の七第一項を除く。
) 並 び に 第 三 百 十 一条 第 一 項( 第 三 百 八 条の 二 十 一に 係 る 部分 に 限 る。 ) 及 び 第 二
項 の 規 定 は 、 指 定 共 済 事 業 等 紛 争 解 決 機 関 ( 指 定 紛 争 解 決 機 関で あ つて その 紛 争解
決 等 業 務 の 種別 が 共 済 事 業 等で あ る も の を い う。 第百 三 条 第二 号 に おいて 同 じ 。 )
について準用する。
② 前項の場合において、同項に規定する規定中「内閣総理大臣」とあるのは「農林水
産 大 臣 」と 、 「 内 閣 府 令 」 と あ る の は 「 農 林 水産 省 令 」 と 、 同 項 に 規 定 す る 規 定 (
保 険 業 法第三 百八条の 五第二 項を除 く。 )中「加 入保険業関係業者 」とあるのは「
加 入 組合 」 と 、 「 顧 客 」 と あ る の は 「 利 用 者 」 と 、 前 項 に 規 定 す る 規 定 ( 同 法第三
百 八 条 の 七 第 二 項 第 四 号 を 除 く 。 ) 中 「 保険 業 務等 関 連紛 争 」 と あ る の は「 共 済 事
業 等 関 連 紛 争 」 と 、 前 項 に 規 定 す る 規 定( 同条 第 二 項 第 一号を 除 く 。 ) 中「 保険 業
務 等 関 連 苦 情 」 と あ る の は 「 共 済 事 業 等 関 連 苦情 」 と 、同 法 第 三百 八 条 の三 第 一 項
中 「 前 条 第 一 項 」 と あ る の は 「 農 業 協 同 組合 法 第 九十 二 条 の 六 第 一 項」 と 、 同 項 第
一 号 中 「 紛 争 解 決 等 業 務 の 種 別 」 と あ る の は 「紛 争 解 決等 業 務 の 種 別 ( 農業 協同 組
合 法 第 九 十 二 条 の 六 第 四 項 に 規 定す る紛 争解 決 等 業務 の 種 別を い う。 )」と 、同 項
第三号 中「紛争解 決等業務 」とあるのは「紛争解決等業務(農業協同組合 法第九十
二 条の六第五 項第一号 に規定する紛 争解決等業務をいう。以下同じ。 )」と、同条
第二 項第一号 中「 前条第一項第 三号」とあるのは「農業協同組合 法第九十二条の 六
第 一 項 第 三 号 」 と 、 同 項第 六 号 中 「 前 条 第二 項 」 と あ るの は 「 農業 協 同 組合 法 第 九
十二 条の 六 第二 項 」 と 、同 法第 三 百 八条の 五第一 項中「こ の法律 」 とあ るの は「 農
業 協同 組合 法 」 と 、同 条 第 二 項 中「 加 入 保険 業関 係 業 者( 手 続実施 基 本 契約を 締結
し た 相 手 方 で あ る 保 険 業 関 係 業 者 」 と あ るの は 「 加 入 組合 ( 農 業 協同 組合 法 第九 十
- 44 -
監督
二 条 の 七 第 四 号 に 規 定 す る 加 入 組合 」 と 、「 顧 客 ( 顧 客 以 外の 保 険 契約者 等」 と あ
る の は 「 利 用 者 ( 利 用 者 以 外 の 同 法 第 十 一 条 の二 十 第 一 項 に 規 定す る 共済 契 約者 等
」 と、「手続実施基本契約その他の」とあるのは「手続実施基本契約(同法第九十
二 条の 六第 一 項第 八号 に規 定す る 手 続実施 基 本契 約を いう。 以下同 じ。 ) その他の
」 と 、 同 法 第 三 百 八 条 の 六 中 「 又 は 他 の 法律 」 と あ る の は「 若 しく は 指 定信 用 事 業
等 紛 争 解 決 機 関 ( 農 業 協 同 組 合 法 第 九 十 二 条 の 八 第 一 項 に 規 定 す る 指 定 信 用 事業 等
紛 争 解 決 機 関 を い う 。 第 三 百 八 条 の 二 十 三 第 三 項 に お いて 同 じ 。 ) 又 は 同 法 以 外 の
法 律 」 と 、 「 苦 情 処 理 手 続」 と あ る の は 「 苦情 処 理手 続( 同 法 第 九 十二 条 の 六第 五
項 第 一 号 に 規 定 す る 苦情 処 理 手 続を い う。 以 下同 じ 。 )」 と 、 「紛 争 解 決 手 続」 と
あ る の は 「 紛 争 解 決 手 続 ( 同 条 第 三 項 に 規 定 す る 紛 争 解 決 手 続を い う。 以 下 同 じ 。
) 」 と 、 同 法 第 三 百 八 条 の 七 第 二 項 中 「 前 項 第 一 号 」 と あ る の は 「 農 業 協同 組合 法
第 九 十二 条 の 七 第 一号 」 と 、同 項第 一号 中「 保険 業務等 関 連苦情 」 とあ るの は「 共
済 事業 等 関連苦情 (共済 事 業等( 農業 協同 組合法第九十二 条の六第五項第三号に規
定 す る 共 済 事 業 等 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) に関 す る 苦情 を い う。 以下 同 じ 。 ) 」 と 、
同 項第四号 中「保険業務等関連紛争」とあるのは「共済事業等 関連紛争(共済事業
等 に関 す る 紛 争で 当 事 者 が 和 解 を す るこ とがで き るも のを い う 。 以 下 同 じ。 ) 」 と
、同条第三 項 中「 第一項第二号 」 とあるのは「農業協同 組合法第九十二条の七第二
号 」 と 、「 保 険 業 関 係 業 者 か ら 」 と あ る の は 「同 法 第 十 条 第 一 項第 十 号 の 事 業 を 行
う 組合 か ら 」 と 、「 当 該 保険 業 関係業者 」と あ るのは「 当該組合 」 と、同 条 第四 項
中 「 第 一 項 第 三 号 」 と あ る の は 「 農 業 協同 組合 法 第 九 十 二 条 の 七 第 三 号 」 と 、同 条
第 五 項 中 「 第 一 項 第 四 号 」 と あ る の は 「 農業 協 同 組合 法 第 九十 二 条 の 七 第四 号 」 と
、同 項 第 一号 中「 同 項 第 五 号 」 と あ るの は 「 同条 第 五号」 と 、同 法 第三 百 八 条の 十
三 第 三 項 第 二 号 中 「 保 険 業 務 等 」 と あ る の は 「 共 済 事 業 等 」 と 、同 法 第 三百 八 条 の
十 四 第 二 項 中 「 第 三 百 八 条 の二 第 一 項」 と あ るの は 「 農業 協同 組合 法第 九 十 二 条 の
六 第 一 項 」 と 、 同 法 第 三 百 八 条 の 十 九 第 一号 中 「 保険 業 関 係 業 者」 と あ るの は 「 農
業 協同 組合 法第十 条第一項第十 号の事業を 行う組合」 と、同法第三百八条の二十二
第二 項 第一号 中「第三百八 条の二第 一項第五号から 第七号まで に掲げる要件(」と
あ る の は 「 農 業 協 同 組 合 法 第 九 十 二 条 の 六 第 一 項 第 五 号 か ら 第 七 号 まで に 掲 げ る 要
件 ( 」 と 、 「 又 は 第 三 百 八 条 の 二 第 一項 第 五 号」 と あ るの は 「 又 は 同 法 第 九 十 二 条
の 六第一項 第五号」と 、同 法第 三百八条の二十三第三 項中「又は他の法律」とある
の は 「 若 し く は 指 定 信 用 事 業 等 紛 争 解 決 機 関 又 は 農 業 協同 組合 法以 外 の 法 律 」 と 、
同 法 第 三 百 八 条 の 二 十 四 第 一 項 中 「 、 第 三 百 八 条 の二 第 一 項」 と ある の は「 、 農 業
協同 組合法 第九十 二条の六 第一項」と、同 項第一号 中「第三百八条の二第一項第二
号 」 とあるの は「農業 協同 組合 法第 九十二条の六第一項第二号」と、同 項第二号 中
「 第 三 百 八 条 の 二 第 一 項 」 と あ る の は 「 農 業 協同 組合 法 第 九十 二 条 の 六 第 一 項」 と
、同 条 第二項第一号中「第三百八条の二第一項第五号」とあるのは「農業協同組合
法 第 九 十 二 条の 六 第 一 項 第 五 号 」 と 、 「 第 三百 八 条の 二 第 一項の 」 とあ る の は「同
法 第 九 十 二 条 の 六 第 一 項の 」 と 、同 条 第三 項及び 第 四 項中「 第 三百 八 条 の二 第 一 項
」 と あ るの は 「 農 業 協 同 組合 法 第 九 十 二 条の 六 第 一項」 と 読み 替 え るも の と するほ
か、必要な技術的読替えは、政令で定める。
第七 章
第 九 十 三 条 行 政 庁 は 、 組 合 若 し く は 農 事 組 合 法 人 か ら 、 当 該 組 合 若 し く は 農 事 組合 法
人 が 法 令 、 法 令 に 基 づ いて す る 行 政 庁 の 処 分 、 定 款 、 規 約 、 信 用 事 業 規 程 、 共 済 規
程 、 信 託 規 程 、 宅 地 等 供 給 事 業 実 施 規 程 若 し く は 農 業 経 営 規 程 を 守 つて い る か ど う
か を 知 る た め に 必 要 な 報 告 を 徴 し 、 又 は 組合 若 し く は 農 事 組 合 法人 に 対 し、 そ の 組
合 員 ( 組 合 に あ つ て は 組 合 員 又 は 会 員 、 農 事 組 合 法 人 に あ つて は 組 合 員 を い う 。 以
下 同 じ 。 ) 、 役 員 、 使 用 人 、 事 業 の 分 量 そ の 他 組合 若 しく は 農 事 組合 法人 の 一般 的
状 況 に 関 す る 資料で あ つて 組合 若 し く は 農事 組合 法人 に 関 する 行 政を 適 正に処 理 す
る た め に 特 に 必 要 な も の の 提 出 を 命 ず る こ と が で き る。
② 行政庁は、組合が法令、法令に基づいてする行政庁の処分、定款、規約、信用事業
規 程 、 共 済 規 程 、 信 託 規 程 、 宅 地 等 供 給 事 業 実 施 規 程 又 は 農 業 経 営 規 程 を 守 つて い
る か ど う か を 知 る た め 特 に 必 要 が あ る と 認 め る とき は 、 そ の 必 要の 限 度 に お いて 、
当 該 組合 の 子 会 社 その 他の 当該 組合 と 政 令で 定 め る特殊 の 関係 の あ る者 ( 次 項、 次
条 、 第 九 十 九 条 の 七 及 び 第 百 条 の 六 第 一 項 第 四 号 に お いて 「 子 会 社 等 」 と い う 。 )
、 信 用 事業 受託 者 ( 特 定信 用 事 業 代 理業者 その 他信用 事業 に関 し 組合から 委託を 受
け た 者 ( そ の 者 か ら 委 託 ( 二 以 上 の 段 階 にわ た る 委 託 を 含む 。 )を 受 け た者 を 含む
。 )を いう 。 以下同 じ 。 )又 は 共済 代理店に対 し、当該 組合の業務又は会計の状況
に 関 し 参 考 と な る べ き 報 告 又 は 資 料 の 提 出を 求 め る こ と が で き る 。
組合 の 子 会 社 等 、 信 用 事 業 受 託 者 又 は 共 済 代 理 店 は 、 正 当 な 理 由 が あ る と き は 、 前
項の規定による報告又は資料の提出を拒むことができる。
③
第九十四条 組合員がその総数の十分の一以上の同意を得て、組合の業務又は会計が法
令 、 法 令 に 基 づ いて す る 行 政 庁 の 処 分 又 は定 款 、 規 約 、信 用 事 業規 程 、 共済 規 程 、
信 託 規 程 、 宅 地 等 供 給 事 業 実 施 規 程 若 し くは 農 業 経営 規 程 に違反 す る疑 い が あるこ
とを 理 由として検 査を請求 したとき は、行政庁は、当該組合の業務又は会計の状況
を 検 査 し な けれ ば な ら な い 。
② 行 政庁 は 、 組 合 又 は 農 事 組 合 法 人 の 業 務 又 は 会 計 が 法 令 、 法 令 に 基 づ い て す る 行 政
庁 の 処 分又 は 定 款 、 規 約 、信 用 事 業 規 程 、 共 済 規 程 、信 託 規 程 、 宅 地 等 供 給 事 業 実 施
規程若しくは農業経営規程に違反する疑いがあると認めるときは、いつでも、当該組
合又は農事組合法人の業務又は会計の状況を検査することができる。
③ 行 政 庁 は 、 第 十 条 第 一 項 第 三 号 又 は 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 の 事 業 の 健 全 な 運 営 を
確 保 す る た め 必 要 が あ る と 認 め る と き は 、 い つで も 、 当 該 組 合 の 業 務 又 は 会 計 の 状
況を検査することができる。
④ 行 政 庁 は 、 第 十 条 第 一 項 第 三 号 若 し く は 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 又 は 都 道 府 県 の 区
域 若 しくはこ れ を 超え る区 域を 地区 とす る組合の業務又は会計の状況につき、毎年
一回を常例として検査をしなければならない。
⑤ 行 政 庁 は 、 前 各 項 の 規 定 に よ り 組合 の 業 務 又 は 会 計 の 状 況 を 検 査 す る 場 合 に お い て
特 に 必 要 が あ る と 認 め る と き は 、 そ の 必 要 の 限 度 に お いて 、 当 該 組 合 の 子 会 社 等 、
信用事業受託者又は共済代理店の業務又は会計の状況を検査することができる。
⑥ 前 条 第 三 項 の 規 定 は 、 前 項 の 規 定 に よ る 子 会 社 等 、信 用 事 業 受 託 者 又 は 共 済 代 理 店
の 検 査 に つ い て 準 用 す る。
⑦ 第一項から第五項までの規定による検査をする職員は、その身分を示す証明書を携
帯し、関係人の請求があつたときは、これを提示しなければならない。
第一項から第五項までの規定による検査の権限は、犯罪捜査のために認められたも
の と 解 して は なら な い。
⑧
第 九 十 四 条 の 二 行 政 庁 は 、第 十 条 第 一 項第 三 号 又 は 第十 号 の 事 業を 行 う 組 合 に 対 し 、
そ の 信 用 事 業 又 は 共 済 事 業 の 健 全 な 運 営 を 確 保 す るた め 、 組合 の 業 務 若 しく は 財 産
又 は 組 合 及 び そ の 子 会 社 等 の 財 産 の 状 況 に よ つて 必 要 が あ る と 認 め る と き は 、 当 該
信 用 事 業 又 は 共 済 事 業 に関 し 、 措 置 を と るべ き 事 項及 び 期 間 を 定 めて 、 その 健 全 な
運 営 を 確 保 す る た め の 改 善 計 画 の 提 出 を 求 め 、又 は 提 出 さ れ た 改 善 計 画 の 変 更 を 命
ずることができる。
- 45 -
② 行 政庁 は 、 第 十 条 第 一 項 第 三 号 又 は 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組 合 に 対 し 、 そ の 事 業 の 健
全 な 運 営 を 確 保 し 、 又 は 組 合 員 を 保 護 す るた め 、 組合 の 業 務 若 し く は 財 産 若 し く は
組 合 及 び そ の 子 会 社 等 の 財 産の 状 況 又 は 事 情 の変 更 に よつて 必要 が あ る と 認 める と
き は 、 当 該 事 業 に 関 し 、 定 款 、 規 約 、 信 用 事 業 規 程、 共 済規 程 、信 託 規 程、 宅 地 等
供 給事業実 施 規 程 若 しく は 農業 経営 規 程の変更、業 務執 行の方 法の変更 、業務の 全
部 若 し く は 一 部 の 停 止 若 し く は 財 産 の 供 託を 命 じ 、 又 は財 産 の 処 分を 禁 止 し 、 若 し
くは制限し、その他監督上必要な命令をすることができる。
③ 前二 項の規 定によ る信 用事 業の 健全な運営を 確 保 す る た め の 当 該 信 用 事 業 に 関 す る
命 令( 改 善 計 画 の 提 出 を 求 め る こ と を 含む 。 )で あつて 、 組合 又 は 組合 及 び その 子
会 社 等 の 自 己 資 本 の 充 実 の 状 況 に よ つて 必 要 が あ る と 認 め る と き に す る も の は 、 主
務 省 令で 定 め る 組合 又 は 組合 及 び そ の 子 会社 等 の 自己 資 本の充 実 の 状況 に係 る 区 分
に応じ、それぞれ主務省令で定めるものでなければならない。
④ 第 一 項 又 は 第 二 項の 規 定 に よ る 共 済 事 業 の 健 全 な運 営 を 確 保 す る た め の 当 該 共 済 事
業 に 関 す る 命 令( 改 善 計 画の 提 出を 求 め るこ とを 含む 。 )で あ つて 、組合 の 共済 金
等 の支 払能 力 の 充 実 の 状況 に よ つて 必 要 が あ る と 認 め るとき に す る も の は 、 農 林 水
産 省 令で 定 め る 組 合 の 共 済 金 等 の 支 払 能 力 の 充 実 の 状 況 に 係 る 区 分 に 応 じ 、 それ ぞ
れ農林水産省令で定めるものでなければならない。
第 九 十 五 条 行 政 庁 は 、 第 九 十 三 条 の 規 定 に よ る 報 告 を 徴 した 場 合 又 は 第 九 十 四 条 の 規
定 に よ る 検 査を 行 つた 場 合 に お いて 、 当 該 組合 又 は農 事 組合 法 人 の 業務 又は会 計 が
法 令 、 法 令 に 基 づ いて す る 行 政 庁 の 処 分又 は 定款 、 規 約、信 用 事業 規 程 、 共 済 規 程
、 信 託 規 程 、 宅 地 等 供 給 事 業 実 施 規 程 若 しく は 農 業経 営 規 程に 違反 す る と認 め る と
き は 、 当該 組合 又 は 農 事 組合 法 人 に 対 し 、 期 間を 定 めて 、 必要 な 措 置を 採 るべき 旨
を命ずることができる。
② 組合又は農事組合法人が前項の命令に従わないときは、行政庁は、期間を定めて、
業務の全部若しくは一部の停止又は役員の改選を命ずることができる。
③ 行 政 庁 は 、 組 合 が 信 用 事 業 規 程 、 共 済 規 程 、 信 託 規 程 、 宅 地 等 供 給 事 業 実 施 規 程又
は 農 業 経 営 規 程 に 定 め た 特 に 重 要 な 事 項 に 違 反 し た 場 合 に お い て 、 第 一 項 の 命 令を し
たにもかかわらず、これに従わないときは、第十一条第一項、第十一条の十七第一項
、 第 十 一 条 の 四 十 二 第 一 項 、 第 十 一 条 の 四 十 八 第 一 項又 は 第 十 一 条 の 五 十 一 第 一 項 の
承認を取り消すことができる。
第 九 十 五 条 の 二 次 の 場 合 に は 、 行 政 庁 は 、 当 該 組 合 又 は 農 事 組合 法 人 の 解 散 を 命 ず る
こ と がで き る 。
一 組合又は農事組合法人が法律の規定に基づいて行うことができる事業以外の事業
を 行 つ た とき 。
二 組合 又 は 農 事 組 合 法 人 が 、 正 当 な 理 由 が な い の に 、 そ の 成 立の 日 か ら 一 年 を 経 過
し て も な お そ の 事 業 を 開 始 せ ず 、 又 は 一 年 以 上 事 業 を 停 止 した と き 。
三 組 合 又 は 農 事 組 合 法 人 が 法 令 に 違 反 し た 場 合 に お いて 、 行 政庁 が 前 条 第 一 項 の
命令をしたにもかかわらず、これに従わないとき。
第 九 十 五 条 の 三 行 政庁 は 、 組 合 又 は 農 事 組 合 法 人 の 代 表 権 を 有 す る者 が 欠 け て い る と
き 、又 は そ の 所 在 が 不 明 な とき は 、 前 条 の 規 定に よ る 命 令 の 通 知 に 代えて そ の要 旨
を官報に掲載することができる。
② 前 項 の 場 合 に お い て は 、 当 該 命 令 は 、 官 報 に 掲 載 した 日 か ら 二 十 日 を 経 過 し た 日 に
その効力を生ずる。
雑則
第 九 十 六 条 組合 員が その 総 数 の 十 分 の 一以 上 の 同 意 を 得て 、 組 合 の 総 会 ( 創 立 総会 を
含 む 。 ) の 招 集 手 続 、 決 議 の 方 法 又 は 選 挙 が 法 令 、 法 令 に 基づ いて す る 行政 庁 の 処
分 又 は 定款 若 し く は 規 約 に 違反 す るこ と を 理 由 と して 、 そ の 決議 又 は 選 挙 若 し く は
当選決定の日から 一月 以内に、その 決議又は選挙若しくは当選の取消 しを請求した
場 合 に お い て 、 行 政 庁 は 、 そ の 違 反 の 事 実 が ある と 認 め る とき は 、 当該 決 議 又 は 選
挙 若 し く は 当 選を 取 り 消 す こ と が で き る 。
前 項 の 規 定 に よ る 処 分 に つ い て は 、 行 政 手 続 法( 平 成 五 年 法律 第 八 十 八 号 ) 第三 章
( 第 十 二 条 及 び 第 十 四 条 を 除 く 。 ) の 規 定 は 、適 用 し な い 。
②
第八 章
第 九 十 七 条 組合 は 、 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る と き は 、 農 林 水 産 省 令 で 定 め る と
こ ろ に よ り 、 そ の 旨 を 行 政 庁 に 届 け 出 な けれ ば な ら な い 。
一 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 が 共済 代 理 店の 設置 又 は 廃 止 を し よう と
す ると き 。
二 第 十 条 第 一 項 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 が 共済 計 理 人を 選任 し た とき 、 又 は共 済
計 理 人が 退任 し た と き 。
三 第 十 条 第 一 項 第 三 号 又 は 第 十 号 の 事 業 を 行 う 農 業 協 同 組合 が 子 会 社 対 象 会 社 (
第 十 一 条 の 六十 四 第 一項 に規 定 す る子会 社 対 象会 社を いう 。 次号及 び 第 五号 に お
いて 同 じ。 )を子会 社 とし ようとす るとき( 第五十条 の二第三 項又は第 六十五条
第二項の 規 定に よる認 可を受けて信用事業の全部 若しくは 一部の譲受け又は合併
をしようとする場合を除く。第六号において同じ。)。
四 第 十 条 第 一 項 第 三 号 又 は 第 十 号 の 事 業 を 行 う 農 業 協同 組合 の 子 会 社 対 象 会 社 に
該 当す る子会社 が子会社で なく なつたとき(第五十条の二 第三項の 規定によ る認
可 を 受 けて 信 用 事 業 の 全 部 又 は 一 部 の 譲渡 を し た 場 合 を 除 く 。 第 七 号 に お いて 同
じ 。 )。
五 第 十 条 第 一 項 第 三 号 又 は 第 十 号 の 事 業 を 行 う 農 業 協 同 組合 の 子 会 社 対 象 会 社 に
該 当 す る 子 会 社 が 子 会 社 対 象 会 社 に 該 当 し な い 子 会 社 と な つ た とき 。
六 第十条 第 一項第三 号の事業 を 行う農業協同 組合連合会 が第十 一条の 六十六第一
項 第 五 号 か ら 第 六号 の 二 まで に 掲 げ る会 社 ( 認 可 対 象会 社 ( 同 条 第 四 項 に 規 定 す
る 認 可 対 象 会 社 を い う。 第 八 号 に お いて 同 じ 。 )を 除 く 。 )を 子 会 社 と し よ う と
す る とき 。
七 第十条第 一項第三 号の事業を 行 う農業協同 組合連合会の子会社が子会社で なく
な つ た とき 。
八 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 農 業 協 同 組合 連 合 会 の 認 可対 象 会 社 に 該 当 す
る 子 会 社 が 認 可 対 象会 社 に 該 当 し な い 子 会 社 と な つ た とき 。
九 第 十 条 第 一 項第十号 の 事業を 行 う農業 協同 組合 連合会 が 第十一条の 六十 八 第 一
項第三号又 は 第四号 に掲げ る会社( 認可対象会社(同 条第四項に規定す る認 可対
象 会 社 を い う。 第 十 一号 に お い て 同 じ 。 )を 除 く 。 )を 子 会 社 と し よ う と す ると
き ( 第 六 十 五 条 第 二 項の 規 定 に よ る 認 可を 受 けて 合 併 を し よ う と す る場 合 を 除 く
。)。
十 第十条第 一項第十 号の事業を 行 う農業協同 組合連合会の子会社が子会社で なく
な つ た とき 。
十 一 第 十 条 第 一 項 第 十号 の 事 業 を 行 う 農業 協 同 組合 連合 会 の 認 可 対 象 会 社 に 該 当
す る 子 会 社 が 認 可 対 象会 社 に 該 当 し な い 子 会 社 と な つ た と き 。
十二 その 他 農 林 水産 省 令 ( 信 用 事 業 、 倉荷証券 又 は 第八十二 条第 一 項 若しく は 第
八 十 八 条 第 一 項 に 規 定 す る 組 織 変 更 に 関 す る も の に つ いて は 、 主 務 省 令 )で 定 め
- 46 -
る 場 合 に 該 当 す る とき 。
第九十七条の二 この法律に定めるもののほか、この法律の規定による認可、許可、承
認 又 は 指 定 に 関 す る 申 請 の 手 続 、 書 類 の 提 出 の 手 続 そ の 他 こ の 法 律 を 実 施 す るた め
必 要 な事項は 、農林水 産 省令(信用 事業 、倉荷証券又は第八十二条第一項若 しくは
第 八 十 八 条 第 一 項 に 規 定 す る 組 織 変 更 に 関 す るも の につ いて は 、 主 務 省 令 )で 定 め
る。
第九十七条の三 行政庁は、この法律の規定による認可又は承認(次項において「認可
等」という。)に条件を付し、及びこれを変更することができる。
前 項 の条件 は 、認 可等 の趣 旨 に 照ら して 、又 は認 可等 に係 る事 項 の 確実 な実 施を 図
るため必要最小限のものでなければならない。
②
第 九 十 七 条 の 四 組合 及 び 農 事 組合 法 人 は 、 公 告 の 方 法と して 、事 務 所 の 掲 示 場 に 掲 示
する方法を定款で定めなければならない。
② 組合 及び 農事組合 法人 は、公告 の方 法として 、前 項の 方法のほ か 、 次の各号 に掲 げ
る方法のいずれかを定款で定めることができる。ただし、第十条第一項第三号又は第
十 号 の 事 業 を 行 う 組 合 に あ つ て は 、 第 二 号 又 は 第 三 号 に 掲 げ る 方 法の いず れ か を 定 款
で 定 め な け れ ば なら な い。
一 官報 に掲載 す る 方 法
二 時事に関する事項を掲載する日刊新聞紙に掲載する方法
三 電 子 公 告 ( 公 告 の 方 法の う ち 、 電 磁 的 方 法 ( 会 社 法 第 二 条 第 三 十 四 号 に 規 定 す る
電磁的方法をいう。)により不特定多数の者が公告すべき内容である情報の提供を
受けることができる状態に置く措置であつて同号に規定するものをとる方法をいう
。 以 下こ の 条 に お い て 同 じ 。 )
③ 組 合 及 び 農 事 組合 法 人 が 前 項 第 三 号 に 掲 げ る 方 法 を 公 告 の 方 法 と す る 旨 を 定 め る 場
合には、電子公告を公告の方法とする旨を定めれば足りる。この場合においては、事
故その他やむを得ない事由によつて電子公告による公告をすることができない場合の
公告の方法として、同項第一号又は第二号に掲げる方法のいずれかを定めることがで
き る。
④ 組 合 及 び 農 事 組 合 法 人 が 当 該 組合 及 び 農 事 組 合 法 人 の 事 務 所 の 掲 示 場 に 掲 示 す る 方
法 又 は 電 子 公 告 に よ り 公 告 を す る 場 合 に は 、 次の 各 号 に 掲 げ る 公 告 の 区 分 に 応 じ 、 当
該各号に定める日までの間、継続して公告をしなければならない。
一 公告に定める期間内に異議を述べることができる旨の公告 当該期間を経過する
日
二 前 号 に 掲 げ る公 告 以 外 の 公 告 当 該 公 告 の 開 始 後 一 月を 経 過 す る 日
⑤ 組合及び農事組合法人がこの法律又は他の法律の規定による公告を電子公告により
行 う 場 合 に つ い て は 、会 社 法 第 九 百 四 十 条 第 三 項 、 第 九 百 四 十 一 条 、 第 九 百 四 十 六 条
、 第 九 百 四 十 七 条 、 第 九 百 五 十 一 条 第 二 項 、 第 九 百 五十 三 条 及 び 第 九 百 五十 五条 の 規
定を準用する。この場合において、同法第九百四十条第三項中「前二項」とあるのは
「 農 業 協 同 組合 法 第 九 十 七 条 の 四 第 四 項 」 と 、 同 法 第 九 百 四 十 一 条 中 「 こ の 法 律 」 と
あ る の は 「 農 業 協 同 組合 法 」 と 読 み 替 え る も の と す る ほ か 、 必 要 な 技 術 的 読 替 え は 、
政令で定める。
第 九 十 八 条 こ の 法 律 中「 行 政 庁 」 と あ る の は 、 第 六 十 八 条 ( 第 七 十 三 条 第 四 項 に お い
て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。 ) 及 び 第 七 十 条 第 一 項の 場 合 を 除 いて は 、 都 道 府 県 の 区 域
を 超 え る 区 域 を 地 区 と す る 組 合 及 び 農 事 組合 法人 並 び に 都 道 府 県 の 区 域 を 地 区 と す
る 農 業 協 同 組 合 連 合 会 に つ いて は 主 務 大 臣、 そ の 他の 組 合 及び 農 事 組合 法 人に つ い
て は 都 道 府県 知事 ( 第 十 条 第 一 項第三 号 又 は 第十号 の 事業を 行 う組合 の信 用 事業 又
は 共 済 事 業 に 関 す る 第 九 十 四 条 第 三 項 の 規 定 に よ る検 査 に 関す る 事 項 に ついて は 、
都 道 府 県 知 事 の 要 請 が あ り 、か つ 、 主 務 大 臣 が 必 要 が ある と 認 め る 場合 に は 、主 務
大 臣及 び 都 道 府 県 知 事 ) と す る 。
② こ の 法律 ( 第 八 項 に 規 定 す る 規 定を 除 く 。 ) に お け る 主 務 大 臣 は 、 農 林 水 産 大 臣 と
す る。 た だ し 、 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業を 行 う組合 、特 定信 用事業 代 理業 者 及 び
指 定信 用 事 業 等 紛 争解 決 機 関 に あ つて は 、農林 水産大 臣及び内閣総 理大 臣( 第十 一
条 の 二 第 一 項 第 一 号 及 び 第 二 号 に 掲 げ る基 準 並び に 第 十 一 条 の 八第 一 項 に規 定 す る
同 一 人 に 対 す る信 用 の 供 与 等 ( 第 六 項 に おいて 「 信用 の 供 与等 」 と いう。 )の額 に
関 す る 第 九 十 四 条 第 一 項 か ら 第 五 項 ま で の 規 定 に よ る 検 査 に 関 す る 事 項 に つ いて は
、 内 閣 総 理 大 臣 ) と す る。
③ 第 九 十 三 条 第 一 項 及 び 第 二 項並 び に 第 九 十 四 条 第 一 項 か ら 第 五 項 ま で に 規 定 す る 行
政 庁 の 権 限 ( 前 項 た だ し 書 の 規 定 に よ り 内 閣 総 理 大 臣 が 単 独で 所 管 す る も の を 除 く
。 ) 並 び に 第 九 十 二 条 の 四 に お いて 読 み 替 えて 準 用 す る銀 行法 第 五 十二 条 の 五十 三
及 び 第 五十 二 条 の 五十 四第 一 項並 び に 第 九十 二 条 の八 にお いて 読み 替えて 準 用 す る
同 法 第 五 十 二 条 の 八 十 一 第 一 項 及 び 第 二 項 に 規 定 す る 主 務 大 臣 の 権 限 は 、 前 項た だ
し書 の 規 定 に かかわ らず 、 農 林 水産 大 臣又は 内閣総 理 大臣が それぞれ 単 独に 行使す
る こ と を 妨 げ な い。
④ 内閣総理大臣は、第二項ただし書又は前項の規定により単独で検査を行つたときは
、 速 や か に 、 そ の 結 果 を 農 林 水 産 大 臣 に 通 知 す る も の と す る。
⑤ 農林水産大臣は、第三項の規定により単独で検査を行つたときは、速やかに、その
結 果を 内 閣 総 理 大 臣 に 通 知 す る も の と す る 。
⑥ 第 九 十 四 条 の 二 第 一 項 及 び 第 二 項 に 規 定 す る 行 政 庁 の 権 限 は 、 組合 若 し く は 組合 及
び そ の 子 会 社 等 の 自 己 資 本 の 充 実 の 状 況 又 は 信 用 の 供 与等 の 状 況 に 照 ら し信 用 秩 序
の 維 持を 図 るた め 特 に 必 要 な も の と して 政 令で 定 める 事 由 に該 当 す る場 合 に は、 第
二 項た だ し 書 の 規 定 に か か わ ら ず 、 内 閣 総 理 大臣 が 単 独に 行 使 するこ とを 妨 げ な い
。
⑦ 内 閣 総 理 大 臣は 、 前 項 の 規 定 に よ り そ の 権 限 を 単 独 に 行 使 す る と き は 、 あ ら か じ め
、 農 林 水 産 大 臣 に 協 議 し な けれ ば な ら な い 。
⑧ 第十一条の十三第一項並びに同条第四項において読み替えて準用する倉庫業法第八
条 第 一 項 及 び 第 二 項 、 第 十 二 条 第 二 項 、 第二 十 二 条並 び に 第二 十 七条 第 一項 に 規 定
す る 主 務 大 臣 は 、 農 林 水 産 大 臣 及 び 国 土 交 通 大 臣 と す る。
⑨ 第十一条の十三第四項において読み替えて準用する倉庫業法第二十七条第一項に規
定 す る 主 務 大 臣 の 権 限 は 、 前 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、農 林 水産 大 臣 又 は 国 土 交 通 大
臣がそれぞれ単独に行使することを妨げない。
⑩ 農 林 水 産 大 臣 は 、 前 項 の 規 定 に よ り 単 独 で 検 査を 行 つ た と き は 、 速 や か に 、 そ の 結
果を国土交通大臣に通知するものと する。
⑪ 国土交通大臣は、第九項の規定により単独で検査を行つたときは、速やかに、その
結 果を 農 林 水 産 大 臣 に 通 知 す る も の と す る 。
⑫ こ の 法律 に お け る 主 務 省 令 は 、 農 林 水 産 省 令・ 内 閣 府 令 と す る 。 た だ し 、 次 の 各 号
に掲 げる主 務 省令 について は、 当該 各号 に定 める命 令とす る。
一 第 十 一 条 の 十 三 第 四 項 に お い て 読 み 替 え て 準 用 す る 倉庫 業 法 第 十 二 条 に 規 定 す る
主 務 省 令並 び に 第 九 十 七 条 第 十 二 号 及 び 第 九 十 七 条 の 二 に 規 定 す る 主 務 省 令 ( 倉 荷
証 券 に 関 す る も の に 限 る 。 ) 農 林 水 産 省 令・ 国 土 交 通 省 令
第八十二条第二項第十号、第八十六条において読み替えて準用する第四十九条第
二 項 第二 号 、第 七 十 三 条の 五第 三 項 、第 七十三 条の六及び 第七 十四 条第二 項第三 号
二
- 47 -
、第八十八条第二項第八号並びに第九十二条において読み替えて準用する第四十九
条第 二 項 第二 号及 び 第七 十四条 第二 項第 三号 に規定 す る主 務 省 令並 び に 第九十 七条
第 十 二 号 及 び 第 九 十 七 条 の 二 に 規 定 す る主 務 省 令 ( 第 八 十 二 条 第 一 項 又 は 第 八 十 八
条 第 一 項 に 規 定 す る 組織 変 更 に 関 す る も の に 限 る。 ) 農 林 水 産 省 令・ 厚 生 労 働 省
令
三 第 九十 四 条 の 二 第三 項に 規 定 す る主 務 省 令 及び 第 九 十 七 条 第 十 二 号 に 規 定 す る 主
務 省 令( 金 融 破 綻 処 理 制 度 及 び 金 融危 機 管 理 に 関 す る も の に 限 る 。 ) 農 林 水 産 省
令 ・ 内 閣 府 令・ 財 務 省 令
⑬ 内 閣 総 理 大 臣 は 、 こ の 法 律 に よ る 権 限 ( 政 令 で 定 め る も の を 除 く 。 ) を 金 融庁 長 官
に委任する。
⑭ こ の 法律 に よ る 農 林 水 産 大 臣 の 権 限 及 び 前 項 の 規 定 に よ り 金 融 庁 長 官 に 委 任 され た
権 限 の 一 部 は 、 政 令 の 定 め る とこ ろ に よ り 、こ れ を 地 方支 分 部 局 の 長( 金 融 庁 長 官
に 委 任 され た 権 限 に あ つて は 、 財 務 局 長又は 財 務 支局 長 ) に委 任す るこ とがで き る
。
⑮ こ の 法 律 に よ る 農 林 水 産 大 臣 の 権 限 及 び 第 十 三 項 の 規 定 に よ り 金 融庁 長 官 に 委 任 さ
れ た 権 限 に 属 す る 事 務 の 一 部 は 、 政 令で 定 め るとこ ろ に よ り 、 都 道 府県 知 事 が行 う
こととすることができる。
第九十八条の二 農林 水産 大臣及び 内閣総 理大臣は、第十 条第 一項第三号の 事業を 行 う
組 合 ( 都 道 府 県 の 区 域 を 超 え る 区 域 を 地 区 と す る 組合 及 び 都道 府 県 の区 域を 地 区 と
す る 農 業 協 同 組 合 連 合 会 に 限 る 。 次 条 に お いて 同 じ 。 ) に 対 し 次に 掲 げ る 処 分を す
る こ と が 信 用 秩 序 の 維 持 に 重 大 な 影 響 を 与 え る お それ が あ る と 認 め る と き は 、 あ ら
か じ め 、 信 用 秩 序 の 維 持を 図 る た め に 必 要 な 措置 に 関 し、財務 大 臣 に協議 し なけれ
ば なら な い。
一 第九十 四条の 二第二項又は 第九十五条第二項の規 定による業務の全 部又は一部
の 停 止の 命 令 ( 信 用 事業 に 関 す る も の に 限 る 。 )
第 九 十 五 条 第 三 項 の 規 定 に よ る 第 十 一 条 第 一 項の 承 認 の 取 消 し
第九十五条の 二の 規定に よる解 散の 命令
二
三
第 九 十 八 条 の 三 内 閣 総 理 大 臣 は 、 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 組合 に 対 し 次 に 掲
げ る 処 分を し た とき は 、 速 や か に 、 そ の 旨を 財 務 大臣 に 通 知す る もの と する。 第 九
十 七 条 の 規 定 に よ る 届 出 ( 同 条 第 十 二 号 に 係 るも の の うち 、 農 林 水 産 省 令 ・ 内 閣 府
令 ・ 財 務 省 令 で 定 め る も の に 限 る 。 ) が あ つ た と き も 、同 様 と す る 。
一 第 十 一 条 第 一 項 又 は 第 三 項 ( 同 項 の 規 定 に あ つて は 、 信 用 事 業 規 程 の 廃 止 に 係
る 場 合 に限 る 。 )の 規 定 に よ る 承 認
二 第 六十 条の 規 定 に よる 設 立 の認 可
三 第 六 十 四 条 第 二 項又 は 第 六 十 五 条 第二 項(第 七 十 条第 二 項 にお いて 準用 す る場
合 を 含 む 。 )の 規 定 に よ る 認 可
四 第 六 十 四 条 第 七 項 第 二 号 に 規 定 す る 不認 可 の 処 分
五 第 九 十 四 条 の 二 第 一 項 若 し くは 第二 項又 は 第 九十 五条 第一 項 若 しく は第二 項 の
規 定 に よ る 命 令 ( 改 善 計 画 の 提 出を 求 め るこ と を 含 み 、 信 用 事 業 に 関 す る も の に
限 る。 )
第 九 十 五 条 第 三 項の 規 定 に よ る 第 十 一 条 第 一 項の 承 認 の 取 消 し
第 九 十 五 条 の 二 の 規 定 に よ る 解 散の 命 令
六
七
第 九 十 八 条 の 四 財 務 大臣 は 、 その 所 掌 に 係 る 金 融破 綻処 理制 度及 び 金 融 危 機 管 理に 関
し 、 第 十 条 第 一 項 第 三 号 の 事 業 を 行 う 組合 に 係 る制度 の 企 画又 は 立 案を す るた め 必
要 が あ る と 認 め る とき は 、 内 閣 総 理 大 臣 に 対 し、 必 要 な資 料 の 提出及び 説 明を求 め
ることができる。
罰則
第九十八条の五 この法律(第九十八条第十五項を除く。)の規定により都道府県が処
理 す るこ と と さ れ て い る 事 務 ( 第 十 条 第 一 項 第三 号 の 事 業 を 行 う 組合 に 係 る もの に
限 る 。 ) は 、 地 方 自 治 法 ( 昭 和 二 十 二 年 法律 第 六十 七 号 ) 第 二 条 第 九 項 第 一 号 に 規
定 す る 第 一 号 法 定 受 託 事 務 と す る。
第 九章
第九十九条 組合の役員がいかなる名義をもつてするを問わず、組合の事業の範囲外に
お いて 、貸 付 けを し 、 若 し く は 手 形 の 割 引を し、又 は 投機 取 引 のた めに 組合 の財 産
を 処 分した と き は 、三 年以下の 懲役 又 は 百万円 以 下の 罰 金(第十条第 一 項第三号又
は 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 の 役 員 に あ つて は 、三 年以 下の 懲役 又 は 三百 万 円 以下 の
罰 金 ) に 処 す る。
前項の罪を犯した者には、情状により、懲役及び罰金を併科することができる。
第一項の規定は、刑法に正条がある場合には、これを適用しない。
②
③
第 九 十 九 条 の 二 次 の 各 号 の い ず れ か に該 当す る 者 は 、 三 年 以 下 の 懲 役 若 し く は 三 百 万
円 以 下 の 罰 金 に 処 し 、 又 は こ れ を 併 科 す る。
一 第 十 一 条 の 三 の 規 定 に 違 反 して 、 他 人 に 資金 の 貸 付け 、 貯 金若 しく は 定 期 積 金
の受入れ、手形の割引又は為替取引の事業を行わせた者
二 第 十 一 条 の 五 、 第 十 一 条 の 二 十 七 又 は 第 九十 二 条 の 五 にお いて 準用 す る 金融商
品 取 引 法( 以下 「 準用 金 融商品 取 引 法」 と い う。 )第三 十 九条 第 一 項の 規 定 に 違
反 した 者
三 第 九 十 二 条 の 二 第 一 項 の 規 定 に 違 反 して 許 可 を 受 け な い で 特 定 信 用 事 業 代 理 業
を 行つ た者
不 正 の 手 段 に よ り 第 九 十 二 条 の 二 第 一 項 の 許 可を 受 け た 者
準 用 銀 行 法 第 五 十 二 条 の 四 十 一 の 規 定 に 違 反 して 他 人 に 特 定 信 用 事 業 代 理 業 を
行わせた者
四
五
第 九 十 九 条 の 三 次の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る 者 は 、 二 年 以 下 の 懲 役 又 は 三 百 万 円 以
下 の 罰 金 に処 す る 。
一 準 用 銀 行 法 第 五 十 二 条 の 三 十 八 第 二 項 の 規 定 に よ り 付 した 条 件 に 違 反 した 者
二 準 用 銀 行 法 第 五 十 二 条 の 五 十 六 第 一 項の 規 定に よ る業 務 の 全部 又 は 一部 の 停 止
の 命 令 に違 反 した者
第 九 十 九 条 の 四 次の 各 号 の いず れ か に 該 当 す る 者 は 、 一 年 以 下 の 懲 役 若 し く は 三 百 万
円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
一 第 九 十 二 条 の 八 第 一 項 に お いて 準 用 す る 銀 行 法 第 五 十 二 条 の 六 十 三 第 一 項 若 し
く は 第 九 十 二 条 の 九 第 一 項 に お いて 準 用 す る 保 険 業 法 第 三 百 八 条 の 三 第 一 項 の 規
定 に よ る指 定 申請書 又は第 九十二条の八第一 項において 準用す る銀行法第五十二
条 の 六 十 三 第 二 項 若 し く は 第 九 十 二 条 の 九 第 一 項 に お いて 準 用 す る 保 険 業 法 第 三
百 八 条の 三 第二 項の規定 によりこ れ に添 付すべき 書 類若し くは電磁 的記録 に 虚偽
の 記 載 又 は 記 録 を し て こ れ ら を 提 出 した 者
第 九 十 二 条 の 八 第 一 項 に お いて 準 用 する 銀行 法 第 五十 二 条 の六 十 九 又は 第 九 十
二 条 の 九 第 一 項 に お い て 準 用 す る 保 険 業 法 第 三 百 八 条 の 九 の 規 定 に 違 反 した 者
二
- 48 -
三 第 九十 二 条の 八第 一 項に お いて 準用 する 銀 行 法第 五十二条の 八十第 一 項若 しく
は 第九十二 条の 九第一項において 準用す る保険業 法第三百 八条の二 十第一項の規
定 に よ る 報 告 書 を 提 出 せ ず 、 又 は 虚 偽 の 記 載 を し た 報 告 書 を 提 出 した 者
四 第 九十 二 条 の 八 第 一 項 にお いて 準 用 す る 銀行 法 第 五十 二 条の 八 十 一 第 一 項若 し
く は 第 二 項 若 し く は 第 九 十 二 条 の 九 第 一 項 に お いて 準 用 す る 保 険 業 法 第 三 百 八 条
の 二 十 一第 一 項 若 し く は 第 二 項 の 規 定 に よ る 報 告 若 し く は 資 料 の 提 出を せ ず 、 若
し く は 虚 偽 の報 告 若 しく は 資料 の 提 出を し、又 はこ れ ら の 規 定 に よ る 当該 職 員の
質 問 に対して 答弁を せず、 若しくは 虚偽の答 弁を し、 若しくはこれらの 規定によ
る 検 査を 拒 み 、 妨 げ 、 若 し く は 忌 避 した 者
五 第 九 十 二 条の 八 第 一 項 に お いて 準用 する 銀 行 法第 五十二条の 八 十二 第 一 項又 は
第 九 十 二 条 の 九 第 一 項 に お いて 準 用 す る 保 険 業 法 第 三 百 八 条 の 二 十 二 第 一 項 の 規
定 に よ る 命 令 に 違 反 した 者
第 九 十 九 条 の 五 第 五 十 四 条 の 二 第 一 項 若 し く は 第 二 項又 は 準 用 銀 行 法 第 五 十 二 条 の 五
十 第 一 項 の 規 定 に 違 反 して 、こ れ ら の 規 定 に 規 定 す る 書 類 の 提 出 を せ ず 、 又 はこ れ
ら の 書 類 に 記 載 す べ き 事 項 を 記 載 せ ず 、 若 し く は 虚 偽 の 記 載 を して こ れ ら の 書 類 の
提出を した者は、 五十万円以下 の罰金(第十条第一項第三号若しくは第十号の事業
を 行 う 組 合 又 は 特 定 信 用 事 業 代 理 業 者 に 係 る 書 類 に あ つて は 、 一 年 以 下 の 懲 役 又 は
三 百 万 円 以 下 の 罰 金 ) に処 す る 。
第 九 十 九 条 の 六 次の 各 号 の いず れ か に 該 当 す る 者 は 、 一 年 以 下 の 懲 役 又 は 三 百 万 円 以
下の 罰金に処 する。
一 第五十四 条の三第 一項若しくは 第二 項若しくは準用 銀行法第五十二条の 五十 一
第 一 項 の 規 定 に 違 反 して こ れ ら の 規 定 に 規 定 す る 書 類 を 公 衆 の 縦 覧 に 供 せ ず 、 若
しく は 第 五十四 条の三第 四 項若 しくは準 用 銀行法 第五十二 条の 五十 一第二 項の規
定 に違反してこれら の規定 に規定す る電磁的記録に記録された情報を電磁的方法
に よ り 不 特 定 多 数 の 者 が 提 供 を 受 け るこ と がで き る 状 態 に 置 く 措 置 と して 農 林 水
産 省 令 若 し く は 主 務 省 令で 定 め る も の を と ら ず 、 又 は こ れ ら の 規 定 に 違 反 して 、
こ れ ら の 書 類 若 しく は 電 磁 的 記 録 に 記 載 し 、 若 し く は 記 録 す べ き 事 項を 記 載 せ ず
、 若 し く は 記 録 せ ず 、 若 し く は 虚 偽 の 記 載 を して 公 衆 の 縦 覧 に 供 し 、 若 し く は 虚
偽 の 記 録 を した 情 報 を 電 磁 的 方 法 に よ り 不 特 定 多 数 の 者 が 提 供 を 受 け るこ と がで
き る状 態 に 置 く 措 置 を と つ た 者
二 準 用 銀 行 法 第 五 十 二 条 の 三 十 七 第 一 項 の 規 定 に よ る申 請 書 又 は 同 条 第 二 項の 規
定によりこれに添付すべき書類に虚偽の記載をして提出した者
三 準 用 銀 行 法 第 五 十 二 条 の 四 十 二 第 一 項 の 規 定 に よる 承 認を 受 け ないで 特 定信 用
事 業 代 理 業 及 び 特 定 信 用 事 業 代 理 業 に 付 随 す る 業 務 以 外 の 業 務 を 行 つた 者
四 準用 銀 行法第 五十二条の 五 十三の規定による報告 若しくは資料の提出を せず 、
又 は 虚 偽 の 報 告 若 し く は 資料 の 提 出 を し た 者
五 準 用 銀 行 法 第 五 十 二 条 の 五 十 四 第 一 項 の 規 定 に よ る 当 該 職 員 の 質 問 に 対 して 答
弁 を せ ず 、 若 し く は虚偽 の答弁 を し、又 は同 項の 規 定 に よ る 検査を 拒 み 、 妨 げ 、
若 し く は 忌 避 した 者
第 九 十 九 条 の 七 次の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る者 は 、 五 十 万 円 以 下 の 罰 金( 第 十 条 第
一 項 第 三 号 若 し く は 第 十 号 の 事 業 を 行 う 組合 若し く は その 子会 社 等 、信 用 事 業受 託
者 又 は 共 済 代 理 店 に 係 る 報 告 若 し く は 資 料 の 提 出 又 は 検 査 に あ つて は 、 一 年 以 下 の
懲 役 又 は三 百 万 円 以 下 の 罰 金 ) に 処 す る 。
一 第十一条の十三第四項において準用する倉庫業法第二十七条第一項の規定による
報 告を せ ず 、 若 し く は 虚偽 の 報 告を し、 又 は 同 項 の 規 定 に よ る 検 査 を 拒 み 、 妨げ 、
若 し く は 忌 避 した 者
二 第 九 十 三 条 の 規 定 に よ る 報 告 若 し く は 資 料 の 提 出を せ ず 、 若 し く は 虚 偽 の 報 告 若
しく は 資料 の 提 出 を し 、又 は 第 九 十 四 条 の 規 定 に よ る 検 査 を 拒 み 、 妨 げ 、 若 しく は
忌避 した 者
第 九 十 九 条 の 八 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る者 は 、 一 年 以 下 の 懲 役 若 し く は 百 万 円
以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
一 第 十 一 条 の 四 ( 第 一 号 に 係 る 部 分 に 限 る。 ) 又 は 準 用 銀 行 法 第 五 十 二 条 の 四 十 五
(第一号に係る部分に限る。)の規定の違反があつた場合において、利用者以外の
者(組合又は特定信用事業代理業者を含む。)の利益を図り、又は利用者に損害を
与える目的で当該違反行為をした者
二 第 九 十 二 条 の 八 第 一 項 に お いて 準 用 す る 銀行 法 第 五十 二 条 の 六 十四 第 一 項又 は
第 九 十 二 条 の 九 第 一 項 に お いて 準 用 す る 保 険 業 法 第 三 百 八 条 の 四 第 一 項 の 規 定 に
違 反 して 、 そ の 職務 に関 して 知り 得 た 秘 密を 漏 ら し 、 又 は 自 己の 利 益 の た め に 使
用 した 者
第 九 十 九 条 の 九 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る者 は 、 一 年 以 下 の 懲 役 若 し く は 百 万 円
以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
一 準 用 金 融 商 品 取 引 法 第 三 十 九 条 第 二 項 の 規 定 に 違 反 した 者
二 第 十 一 条 の 二 十 四 の 規 定 に 違 反 して 同 条 第 一号 か ら 第 三 号 ま で に 掲 げ る 行 為 を
した 者
三 第 十 一 条 の 二 十 七 に お いて 準 用 す る 金 融 商 品 取 引 法 第 三 十 七条 の 三 第 一 項( 第
二 号 及 び 第 六 号 を 除 く 。 ) の 規 定 に 違 反 して 、 書 面 を 交 付 せ ず 、 若 し く は 同 項 に
規 定 す る 事 項を 記 載 し な い書 面 若 しく は 虚 偽 の 記 載を した 書 面を 交 付 した 者 又 は
同 条 第 二 項 に お いて 準 用 す る同 法 第 三 十 四 条 の 二 第 四 項 に 規 定 す る 方 法 に よ り 当
該 事 項 を 欠 い た 提 供 若 し く は 虚 偽 の 事 項 の 提 供 を した 者
第 九 十 九 条 の 十 前 条 第 一 号 の 場 合 に お い て 、 犯 人 又 は 情 を 知 つた 第 三 者 が 受 け た 財 産
上 の 利 益 は 、 没 収 す る 。 そ の 全 部 又 は 一 部を 没 収 す るこ と がで き な い と き は 、 そ の
価額 を追徴 す る。
② 金融商品 取引 法第二 百九条の二及び 第二 百九条の三第二項の規 定は 、前項の規定 に
よ る 没 収 に つ いて 準 用 す る 。 こ の 場 合 に お いて 、 同 法 第二 百 九条 の 二 第 一 項 中「 第
百 九十 八 条 の 二 第 一 項 又 は 第 二 百 条 の 二 」 と あ る のは「 農業 協同 組合 法第九十 九 条
の 十 第 一 項 」 と 、 「こ の 条 、 次 条 第 一 項及 び 第二 百 九条 の 四第 一 項」と あ る のは 「
こ の 項 」 と 、 「 次 項及 び 次 条 第 一 項 」 と ある の は「 次 項」 と 、 同 条 第 二 項中 「 混 和
財 産 ( 第 二 百 条 の 二 の 規 定 に 係 る 不 法 財 産 が混 和 した も の に限 る 。 )」 と あ るの は
「 混 和 財 産 」 と 、 同 法 第 二 百 九 条 の 三 第二 項 中「 第 百 九十 八 条 の 二 第 一 項又 は 第 二
百 条 の 二 」 と あ る の は 「 農 業 協 同 組合 法 第九 十 九 条の 十 第 一項」 と 読み 替 え るも の
と す る。
第 十 一 条 の 六 十 の 規 定 に 違 反 し た 者 は 、 一 年 以 下 の 懲 役 又 は 五 十 万円 以 下 の 罰
第 九 十 九 条 の 十 一 被 調 査 組合 の 役 員 若 し く は 参 事 そ の 他 の 使 用 人 又 は こ れ ら の 者 で あ
つ た 者 が 第 十 一 条 の 五 十 九 第 一 項の 規 定 によ る報 告を せ ず 、若 しく は 虚 偽の 報 告 を
し 、 又 は 同 項の 規 定 に よ る 検 査 を 拒 み 、 妨 げ 、若 し く は 忌 避 し た と き は 、 一 年以 下
の 懲役 又 は 五 十万 円 以 下の 罰 金に 処 す る 。
第百 条
- 49 -
金に処する。
第 百 条 の 二 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当す る 者 は 、 六 月 以 下 の 懲 役 若 し く は 五 十 万 円 以
下 の 罰 金 に 処 し 、 又 は こ れ を 併 科 す る。
一 準 用 金 融 商 品 取 引 法 第 三 十 七 条 第 一 項 ( 第二 号 を 除 く 。 ) に 規 定 す る 事 項を 表
示 せ ず 、 又 は 虚 偽 の 表 示 を した 者
二 準 用 金 融商 品 取 引 法 第 三 十 七 条 第 二 項 の 規 定 に 違 反 し た 者
三 第 十 一条 の 五 若 し く は 第 九 十 二 条 の 五 に おいて 準 用す る 金 融商 品 取 引法 第 三 十
七 条 の 三 第 一 項( 第 二号及 び 第 六号 を 除 く。 )の 規 定 に 違反 して 、書 面 を 交 付せ
ず 、 若 し く は同 項に 規 定 す る 事 項を 記 載 し な い 書 面 若 し く は 虚 偽 の 記 載を し た 書
面 を 交 付 し た 者 又 は 同 条 第 二 項 に お いて 準 用 す る同 法 第 三 十 四 条 の 二 第 四 項 に 規
定する方法により当該事項を欠いた提供若しくは虚偽の事項の提供をした者
四 準 用 金 融 商 品 取 引 法 第 三 十 七 条 の 四 第 一 項 の 規定 に よ る書 面を 交 付 せず 、 若 し
く は虚偽 の記 載を した書面を交付した者又は同条第二 項において 準用 する金融商
品 取 引法 第 三十 四条の二 第四 項 に規定す る方 法に より虚偽 の事 項の 提供を した者
第 百 条 の 三 第 九 十 二 条 の 八 第 一 項 に お いて 準 用 す る 銀 行 法 第 五十 二 条 の 七 十 一 若 し く
は 第 五 十 二 条 の 七 十 三 第 九 項 若 し く は 第 九十 二 条 の 九 第 一 項に お いて 準 用 す る保険
業 法 第 三 百 八 条の 十 一 若 し く は 第 三 百 八 条 の 十三 第 九 項の 規 定 によ る 記 録の 作成 若
し く は 保 存 を せ ず 、 又 は 虚 偽 の 記 録 を 作 成 し た 者 は 、 百 万 円 以 下 の 罰 金 に処 す る 。
第百条の四 第九十二条の八第一項において準用する銀行法第五十二条の八十三第一項
又 は 第 九 十 二 条 の 九 第 一 項 に お いて 準 用 す る 保険 業 法 第三 百 八 条 の 二 十 三 第 一項の
認 可 を 受 け な いで 紛 争 解 決 等 業 務 の 全 部 若 し く は 一部 の 休 止 又 は廃 止 を した 者 は 、
五 十 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 す る。
第 百 条 の 五 次の 各 号 の いず れ か に 該 当 す る 者 は 、 三 十 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 す る。
一 第 九 十 七 条 の 四 第 五 項 に お いて 準用 す る会社 法 第 九百 五 十 五条 第 一 項の 規 定に
違反 して 、 調 査記録 簿等( 同 項に規 定する調 査記録簿等を いう。以下こ の号にお
い て 同 じ 。 ) に 同 項 に 規 定 す る 電 子 公 告 調 査 に 関 し 法 務 省 令で 定 め る も の を 記 載
せ ず 、 若し く は記録 せず 、 若しくは 虚偽の記 載若しく は記録を し、又 は 同 項の規
定 に 違 反 して 調 査 記 録 簿 等 を 保 存 し な か つた 者
二 準用銀行 法第五十二条の三十九第二項若しくは第五十二条の五十二、第九十二
条の八第一項において準用 する銀行法第五十二条の七十八第一項、第五十二条の
七 十九 若 し くは 第 五十二 条の 八 十三第二 項若しく は第九十 二条の 九 第 一項に おい
て 準用 する保険業法第三百八条の十八第一項、第三百八条の十九若しくは第三百
八 条 の 二 十 三 第 二 項 の 規 定 に よ る 届 出を せ ず 、 又 は 虚 偽 の 届 出 を し た 者
三 準 用 銀 行 法 第 五 十 二 条 の 四 十 第 一 項 の 規 定 に 違 反 した 者
四 準 用 銀 行 法 第 五 十 二 条 の 四 十 第 二 項 の 規 定 に 違 反 して 、 同 条 第 一 項 の 標 識 又 は
こ れ に 類 似 す る 標 識 を 掲 示 した 者
五 第 九 十 二 条 の 八 第 一 項 に お いて 準 用 す る 銀行 法 第 五十 二 条 の六 十八 第 一 項若 し
く は 第 九 十 二 条 の 九 第 一 項 に お いて 準 用 す る 保 険 業 法 第 三 百 八 条 の 八 第 一 項の 規
定 に よ る 報 告 を せ ず 、 又 は 虚 偽 の 報 告 を した 者
六 第 九 十 二 条 の 八 第 一 項 に お いて 準 用 す る 銀 行 法第 五十 二 条 の 八 十 三 第三 項 若 し
く は 第 五 十 二 条 の 八 十 四 第 三 項 若 し く は 第 九 十 二 条 の 九 第 一 項 に お いて 準 用 す る
保 険業 法 第 三百 八条の二 十三 第 三 項若し くは第三 百八条の 二十四第 四 項の規 定に
よ る 通 知を せ ず 、 又 は 虚 偽 の 通 知を した 者
第百 条の 六 法人( 法人で ない 団体 で 代 表者 又 は 管 理 人の 定め の あ るも のを 含む 。 以 下
こ の 項 にお いて 同 じ。 )の 代表 者又 は 法 人若しく は 人の代理人、使用人その 他の従
業 者 が 、 そ の 法 人 又 は 人 の 業 務 に 関 し 、 次の 各 号 に掲 げ る規 定 の 違 反 行 為を した と
き は 、 行 為 者 を 罰 す るほ か 、 そ の 法 人 に 対 して 当該 各号 に 定め る 罰 金刑を 、 その 人
に 対 し て 各 本 条 の 罰 金 刑を 科 す る 。
一 第 九 十 九 条 の 二 第 二 号 又 は 第 九 十 九 条 の 三 三 億円 以 下 の 罰 金 刑
二 第 九 十 九 条 の 四 ( 第 二 号 を 除 く 。 ) 、 第 九 十 九 条 の 六( 第 三 号 を 除 く 。 ) 又 は 第
九 十 九 条 の 八 第 一 号 二 億円 以 下 の 罰 金 刑
三 第 九 十 九 条 の 五 五 十 万 円 以 下 の 罰 金 刑( 第 十 条 第 一 項 第 三 号 若 し く は 第 十 号 の
事業を行う組合又は特定信用事業代理業者にあつては、二億円以下の罰金刑)
四 第 九 十 九 条 の 七 五 十 万 円 以 下 の 罰 金 刑( 第 十 条 第 一 項 第 三 号 若 し く は 第 十 号 の
事 業 を 行 う 組 合 若 し く は その 子 会 社 等 、 信 用 事 業 受 託 者 又 は 共 済 代 理 店 に あ つ て は
、二 億 円 以下 の 罰 金刑 )
五 第 九十 九 条の 九 第 一 号 一 億 円 以 下 の 罰 金 刑
六 第 九 十 九条 の 二 ( 第二 号 を 除 く。 ) 、 第 九 十 九 条 の 四 第 二 号 、 第 九 十 九 条 の 六 第
三 号 、 第 九 十 九 条 の 八 第 二 号 、 第 九 十 九 条 の 九 ( 第 一 号 を 除 く 。 )又 は 第 百 条 の 二
から前条まで 各本条の罰金刑
② 前 項 の 規 定 に より 法 人で な い団 体 を 処 罰 す る 場 合 に は 、 そ の 代 表 者 又 は 管 理 人 が そ
の 訴 訟行為 につき その 団体を 代 表す るほか、 法人を被告 人又は被疑者とする場合 の
刑 事 訴 訟 に 関 す る 法律 の 規 定を 準 用 す る 。
第 百 条 の 七 次 に 掲 げ る 場 合 に は 、 組 合 若 し く は 農 事 組合 法 人 の 役 員 又 は 組 織 変 更 後 株
式 会 社 の 取 締 役 若 し く は 執 行 役 若 し く は 組織 変 更 後一 般社 団 法 人、 組 織 変更 後消 費
生活協同 組合若しくは組織変更 後医療 法人の 理事(民事保全法(平 成元 年法律第九
十 一号 ) 第 五 十 六 条 に 規 定 す る 仮 処 分 命 令に より 選 任 され た 取 締役 若 し くは 執 行 役
若 しく は 理 事 の 職 務を 代 行 す る 者 又 は 会 社 法 第 三 百四 十 六 条第 二 項 の規 定 若 しく は
同 法 第 四 百 三 条 第 三 項 に お いて 準 用 する同 法 第四 百 一 条第 三 項の規 定 、 一般 社 団 法
人 及 び 一 般 財 団 法 人 に 関 す る 法 律 第 七 十 五条 第 二 項の 規 定 、消 費 生 活 協 同 組合 法 第
三十条の二第二項の規定若 しくは医療法第四十六条の四第 五項の規定により選任さ
れ た 一 時 取 締 役 若 し く は 執 行 役 若 し く は 理事 の 職 務を 行 う べき 者 若し く は仮 理 事を
含む 。 ) は 、 百 万 円 以 下 の 過 料 に処 す る 。
一 第 七 十 三 条 の 三 第 一 項 、 同 条 第 二 項 若 し く は 第 三 項 (こ れ ら の 規 定 を 第 八 十 条 及
び第八十六条において準用する場合を含む。)、第七十三条の三第四項若しくは第
五 項 、 第 七 十 八 条 、 第 八 十 二 条 又 は 第 八 十 八 条 の 規 定 に 違 反 して 第 七 十 三 条 の 三 第
一 項、 第七 十 八 条 第 一 項 、 第 八 十 二 条 第 一 項 又 は 第 八 十 八 条 第 一 項 に 規 定 す る 組 織
変更の手続をしたとき。
二 第 七 十 三 条 の 三 第 六 項 、 第 八 十 条 、 第 八 十 六 条 若 し く は 第 九 十 二 条 に お いて 準
用 する 第 四 十九条第二項 に定め る公告若 しくは催告をするこ とを怠 り、又は 不正
の 公 告 若 し く は 催 告 を し た とき 。
三 第 七 十 三 条 の 九 第 一 項 ( 第 八 十 条 、 第 八 十 六 条 及 び 第 九 十 二 条 に お いて 準用 す
る 場 合 を 含 む 。 ) の 政 令 で 定 め る 登 記 を す る こ と を 怠 つ た とき 。
四 第 七 十 三 条 の 十 ( 第 八 十 条 及 び 第 九 十 二 条に お いて 準 用 す る 場 合を 含む 。 ) の
規 定 に よ る 届 出を せ ず 、 又 は 虚 偽 の 届 出 を し た と き 。
五 第 七 十 四 条 第 一 項 ( 第 八 十 条 、 第 八 十 六 条 及 び 第 九 十 二 条 に お いて 準 用 す る 場
合 を 含 む 。 ) の 規 定 に 違 反 して 、 書 面 若 し く は 電 磁 的 記 録 を 備 えて 置 か ず 、 そ の
書 面 若 しく は 電 磁 的 記 録 に 記 載 し 、 若 し く は 記 録 す べ き 事 項を 記 載 せ ず 、 若 し く
- 50 -
は 記 録 せ ず 、 又 は 虚 偽 の 記 載 若 し く は 記 録 を した と き 。
六 第 七 十 四 条 第 二 項( 第 八 十 条 、 第 八 十 六 条及 び 第 九十 二 条 にお いて 準 用 する場
合 を 含 む 。 ) の 規 定 に 違 反 して 、 正 当 な 理 由 が な い の に 、 書 面 若 し く は 電 磁 的 記
録 に 記 録 さ れ た 事 項を 農 林 水 産 省 令 若 し く は 主 務 省 令で 定 め る 方 法 に よ り 表 示 し
た も の の 閲 覧又 は書面の 謄本若 しくは抄 本の交 付、電磁 的記録 に記録された事項
を 電 磁 的 方 法 に よ り 提 供 す るこ と 若 し く は そ の 事 項を 記 載 した 書 面 の 交 付を 拒 ん
だ とき 。
第 百 条 の 八 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る者 は 、 百 万 円 以 下 の 過 料 に 処 す る。
一 第 九 十 二 条 の 八 第 一 項 に おいて 準 用 す る 銀 行 法第 五 十 二 条 の 七 十 六の 規 定又 は 第
九 十 二 条 の 九 第 一 項 に お い て 準 用 す る 保 険 業 法 第 三 百 八 条 の 十 六 の 規 定 に 違 反 して
、これらの規定に規定する名簿を公衆の縦覧に供しなかつた者
二 第九十七条の四第五項において準用する会社法第九百四十六条第三項の規定に違
反 し て 、 報 告 を せ ず 、 又 は 虚 偽 の 報 告 を した 者
正当な理由がないのに、第九十七条の四第五項において準用する会社法第九百五
十 一 条 第 二 項 各 号 又 は 第 九 百 五 十 五 条 第 二 項 各 号 に 掲 げ る 請 求 を 拒 ん だ者
三
第 百 一 条 次 に 掲 げ る 場 合 に は 、 組 合 若 し く は 農 事 組 合 法 人の 役 員 、 清 算 人 若 し く は 第
三 十 七条の 二 第三 項の 規 定 によ る監査を する会 計 監査人若しく は その職務を 行うべ
き 社 員 又 は 特 定 信 用 事 業 代 理 業 者 ( 特 定 信 用 事 業 代 理 業 者 が 法 人で あ る と き は 、 そ
の 取 締役、会計参与 若 しくはそ の 職務を 行うべき 社員、執 行役 、監査役 、理事、監
事 、 代 表者 、業 務 を 執 行す る社 員又 は 清算 人 )は 、 五十万円 以下の 過料 に処 する。
ただし、その行為について刑を科すべきときは、この限りでない。
一 法 律 の 規 定 に 基 づ い て 組合 又 は 農 事 組 合 法 人 が 行 うこ と が で き る 事 業 以 外 の 事
業 を 行 つた と き 。
二 第 九 条 第 一 項 ( 第 七 十 二 条 の 九 に お いて 準用 する場 合 を 含む 。 )の 政 令で 定 め
る 登 記 を す るこ とを 怠 つ た と き 。
三 第 十 一 条 第 一 項 又 は 第 十 一 条 の 十 一 の 規 定 に 違 反 した と き 。
四 第 十 一 条 第 四 項 、 第 十 一条 の 十 七第 四 項 、第 十 一 条の 四 十 二 第 四 項 、第 十 一条
の 四 十 八第 四 項、第 十 一条 の 五十一 第四 項、 第四十四 条 第四 項 、第六十 四条 第四
項、第 五 項若しくは第八 項、第 六十四条の三第三 項、第七 十二条の 二十九第二項
、第七 十二 条の三十二第四 項、第七 十二条の 三十四第二項、第七十二条の三十五
第 三 項 、 第 九十 二 条の三 第三 項 若 しくは 第 九十七 条又 は準 用 銀行法 第 五十二 条の
三 十 九 第一 項若しくは 第五十三条第四 項の規 定による届出をせず、又は 虚偽の届
出を し た と き 。
五 第 十 一 条 の 十 二 の 規 定 に よ る 行 政庁 の認 可を受 け ないで 第 十条 第 六 項第 八 号 の
二 の 事 業 を 行 つ た とき 。
六 第 十 一条 の 十 七 第 一 項 、 第 十 一 条 の三 十 二か ら 第 十一条 の 三十四 まで 又 は 第 十
一条の三十六から第十一条の三十八までの規定に違反したとき。
七 第 十 一 条 の三 十 九 第 一 項の 規 定 に 違 反 して 、 共 済 計理 人 の 選任 手 続を せ ず 、 又
は 同 条 第 二 項 の 農 林 水 産 省 令で 定 め る 要 件 に 該 当 す る 者 で な い 者 を 共 済 計 理 人 に
選 任 した と き 。
八 第 十 一 条 の 四 十 一 、 第 十 一 条 の 五 十 三又 は 第 九十 四 条 の二 第 一 項 若 しく は 第 二
項 の 規 定 に よ る 命 令 ( 改 善 計 画 の 提 出を 求 め るこ と を 含む 。 ) に 違 反 した と き 。
九 第 十 一 条 の 四 十 二 第 一 項の 規 定 に 違 反 し た と き 。
十 第 十 一 条 の 四 十 八 第 一 項 の 規 定 に 違 反 した と き 。
十 一 第 十 一 条 の 五 十 一 第 一 項 の 規 定 に 違 反 した と き 。
十 二 第十 一条の 五十 六 第二 項 、第十一条の六十二第一項、第十一条の六十三 第二
項又は 第 四 十八 条の二第 一項( 第五十四 条の四第 四項、第 五十四条 の五第三 項、
第 六 十 四条 の 三第二 項、第 七十条第 二 項及 び 第 七 十 条 の 三 第 五 項 に お い て 準用 す
る 場 合 を 含 む 。 ) の 規 定 に 違 反 して 通 知 を す るこ と を 怠 り 、 又 は 不 正 の 通 知 を し
た とき 。
十 三 第 十 一 条 の 五 十 六 第 二 項 の 規 定 に 違 反 して 総 会 を 招 集 し な か つた と き 。
十 四 第 十 一 条 の 五 十 七 第 一 項の 規 定 、 第十 六 条第 八 項若 し く は第 五 十 八条 第 七 項
に おいて 準用 する会 社法第三百十条 第六項、第三百十 一条第三 項若しく は第三百
十 二条 第 四 項の 規定又は 第二十 七条第二 項( 第七 十二条の 三及び 第 七十三条 第一
項 に お いて 準 用 す る 場 合 を 含む 。 ) 、 第 二 十 九 条 の 二 第 一 項( 第 七 十 二 条 の 三 及
び 第 七 十 三 条 第 二 項 に お いて 準 用 す る 場 合 を 含む 。 ) 、 第 三 十 五 条 第 一 項( 第 七
十 二 条 の 三 に お いて 準 用 す る 場 合 を 含む 。 ) 若 し く は 第 二 項 、 第 三 十 六 条 第 九 項
( 第 七 十 二 条 の 三 に お い て 準 用 す る 場 合 を 含む 。 ) 若 し く は 第 十 項 、 第 四 十 六 条
の 四 第 二 項 若 し く は 第三 項 (こ れ ら の 規 定を 第 五 十 八 条 第 七 項 、 第 七 十 二 条 の 三
及 び 第 七 十 三 条 第 二 項 に お いて 準 用 す る 場 合 を 含む 。 ) 、 第 六 十 五 条 の 三 第 一 項
( 第 七 十 条 第 二 項 、 第 七 十 条 の 三 第 五 項 及 び 第 七 十 三 条 第 四 項 に お いて 準 用 す る
場 合 を 含む 。 ) 、 第 六 十 八 条 の 二 第 二 項( 第 七 十 条 第 二 項 、 第 七 十 条 の 三 第 五 項
及 び 第 七 十 三 条 第 四 項 に お いて 準 用 す る 場 合 を 含 む 。 ) 若 し く は 第 七 十 二 条 の 二
十 五 第 三 項の 規定に 違反 して 、書類 若しくは 電磁的記 録を 備えて 置かず 、その書
類若しくは電磁 的記録に記載し、若しく は記録すべき 事項を記載せ ず、若しくは
記 録 せ ず 、 又 は 虚 偽 の 記 載 若 し く は 記 録を し た と き 。
十 五 第 十 一 条 の 五十 七 第 二 項の 規 定 、 第 十 六条 第 八 項若 し く は第 五十 八 条 第七 項
に おいて 準用 する会 社法第三百十条 第七項、第三百十 一条第四 項若しく は第三百
十 二 条 第 五 項の 規 定又は 第二十 七条第三 項( 第七 十二条の 三及び 第 七十三条 第一
項 に お いて 準 用 す る 場 合 を 含む 。 ) 、 第 二 十 九 条 の 二 第 二 項 ( 第 七 十 二 条 の 三 及
び 第 七 十 三 条 第 二 項 に お いて 準 用 す る場 合 を 含む 。 ) 、 第 三 十 五条 第 三 項( 第 七
十 二 条 の 三 に お いて 準 用 す る 場 合 を 含む 。 ) 、 第 三 十 六 条 第 十 一 項 ( 第 七 十 二 条
の 三 に お いて 準 用 す る場 合 を 含む 。 ) 、 第 四 十 六 条 の 四 第 四 項 ( 第 五十 八 条 第 七
項 、 第 七 十 二 条 の 三 及 び 第 七 十 三 条 第 二 項 に お い て 準 用 す る 場 合 を 含む 。 ) 、 第
六十 五条の三 第二項(第七十条第二 項、第七十条の三 第五項及び第七十三条第四
項 に お いて 準 用 す る 場 合 を 含む 。 ) 、 第 六 十 八 条 の 二 第 三 項 ( 第 七 十 条 第 二 項 、
第 七 十 条 の 三 第 五 項 及 び 第 七 十 三 条 第 四 項 に お いて 準 用 す る 場 合 を 含む 。 ) 若 し
く は 第 七 十 二 条 の 二 十 五 第 四 項 の 規 定 に 違 反 して 、 正 当 な 理 由 が な い の に 、 書 類
若 し くは電磁 的記録に記録された事項を農林 水産 省令で 定める方法により表示し
た も の の 閲 覧 若 し く は 謄写 又 は 書 類 の 謄 本 若 し く は 抄 本 の 交 付 、 電 磁 的 記 録 に 記
録 さ れ た 事 項を 電 磁 的 方 法 に よ り 提 供 す るこ と 若 し く は そ の 事 項を 記 載 した 書 面
の 交 付 を 拒 ん だ とき 。
十 六 第 十 一 条 の 六 十 二 第 一 項 若 し く は第 十 一条 の 六 十三 第 一 項の 規 定 、第 七 十 二
条 の 三 に お いて 準用 す る会 社 法第四 百 九十 九 条 第 一項 の規定又 は第七十 二 条の 四
十 第一 項 若 しく は第七十 二条の 四十二第 一項の規 定による公告を怠 り、又は 不正
の 公 告 を し た とき 。
十 七 第 十 一 条 の 六 十 二 第 二 項 の 規 定 に よ る 付記 を せ ず 、 又 は 虚偽 の 付 記 を した と
き。
十 八 第 十 一 条 の 六 十 二 第 三 項 の 規 定 に 違反 し た と き 。
十 九 第 十 一 条 の 六 十 四第 一 項 の 規 定 に 違反 して 同 項 に規 定 す る子 会 社 対 象 会 社 以
外 の 第 十 一 条 の 六 十 五 第 一 項 に 規 定 す る 特 定 事 業 会 社 を 子 会 社 と し た とき 。
二 十 第 十 一 条 の 六 十 五 第 一 項 若 し く は 第二 項た だ し 書( 第 十 一条 の 六 十七 第 二 項
- 51 -
及 び 第 十 一 条 の 六 十 九 第 二 項 に お いて 準 用 す る 場 合 を 含む 。 ) 、 第 十 一 条 の 六 十
七 第 一 項又 は 第 十 一 条 の 六 十 九 第 一 項 の 規 定 に 違 反 し た と き 。
二 十 一 第 十 一 条 の 六 十 五 第三 項 又 は 第 五 項(こ れ ら の規 定 を 第 十 一条 の 六 十七 第
二 項 及 び 第 十 一 条 の 六 十 九 第 二 項 に お いて 準 用 す る場 合 を 含む 。 )の 規 定 に より
付 した 条 件 に 違 反 し た と き 。
二 十 二 第 十 一 条 の 六 十 六 第 一 項 の 規 定 に 違 反 して 同 項 に 規 定 す る 子 会 社 対 象 会 社
以 外 の 会 社 を 子 会 社 と した と き 。
二 十 三 第 十 一 条 の 六 十 六 第 四 項 の 規 定 に よ る 行 政 庁 の認 可 を 受 け な いで 同 項 に 規
定 す る 認 可 対 象会 社 を 子会 社 と した とき 又 は 同 条 第六 項に おいて 準用 す る同 条 第
四 項の 規 定 に よ る 行 政庁 の 認 可 を 受 け な いで 同 条 第 一 項 各 号 に 掲 げ る会 社 を 当 該
各 号 の うち 他 の 号 に 掲 げ る 会 社 ( 同 条 第 四 項 に 規 定 す る認 可 対 象会 社 に 限 る。 )
に 該 当 す る 子 会 社 と した と き 。
二 十 四 第 十 一 条 の 六 十 八 第 一 項 の 規 定 に 違 反 して 同 項 に 規 定 す る 子 会 社 対 象 会 社
以外の 会 社 を 子 会 社 と した とき 。
二 十 五 第 十 一 条 の 六 十 八 第 四 項 の 規 定 に よ る 行 政庁 の認 可 を 受 け な いで 同 項 に 規
定 す る 認 可 対 象会 社 を 子 会 社 と した とき 又 は 同 条 第 五 項 に お いて 準 用 す る 第 十 一
条 の 六 十 六 第 六 項に お い て 準 用 す る同 条 第 四 項の 規 定 に よ る 行 政庁 の 認 可を 受 け
な いで 第 十 一 条 の 六 十 八 第 一 項 各 号 に 掲 げ る 会 社 を 当 該 各 号 の うち 他 の 号 に 掲 げ
る 会 社 ( 同 条 第 四 項 に 規 定す る 認 可 対 象 会 社 に 限 る。 ) に 該 当 す る 子 会 社 と した
とき。
二 十 六 第 十 九 条 の 規 定 に 違 反 した と き 。
二 十 七 第 二 十 一条 第 二 項 後 段 ( 第 七 十 三 条 第 一 項に お いて 準 用 す る 場 合を 含む 。
) 、第三 十 四条第 八項、 第三十八条第六 項又は第四十三条 第四項の 規定に違反し
た とき 。
二 十 八 第 三 十 条 第 三 項 の 規 定 に 違 反 し た とき 。
二 十 九 第 三 十 条 第 十 四 項 の 規 定 に 違 反 して 同 項 に 規 定 す る 者 に 該 当 す る 者 を 監 事
に 選 任 し な か つ た とき 。
三十 第三十条第十五項に規定する常勤の監事を定める手続をしなかつたとき。
三 十 一 第 三 十条の 五 第 一項、 第二 項( 第七十二条の三 に おいて 準用する場合を 含
む 。 ) 若 し く は 第 三 項( 第 七 十 二 条 の 三 に お いて 準 用 す る 場 合 を 含 む 。 ) 又 は 第
七 十 二 条 の 十 七 第 五 項 の 規 定 に 違 反 し た とき 。
三 十 二 第 三 十 五 条 の 五 第 二 項 ( 第 七 十 二 条 の 三 に お いて 準 用 す る 場 合 を 含 む 。 )
の 規 定 又 は 第 三 十 五 条 の 五 第 五 項 若 し く は 第 七 十 二 条 の 三 に お いて 準 用 す る会 社
法第三 百 八 十四 条の 規 定に よる 調査を 妨 げた とき。
三 十 三 第 三 十 五 条 の 五 第 五 項 に お いて 準用 す る会 社 法第 三 百 四十 三 条 第二 項 の 規
定 に よ る 請 求 が あ つ た 場 合 に お いて 、 そ の 請 求 に 係 る 事 項を 総 会 の 目 的 と せ ず 、
又 は そ の 請 求 に 係 る 議 案 を 総 会 に 提 出 し な か つ た とき 。
三十四 第三十五条の六第五項の規定による開示をすることを怠つたとき。
三 十 五 第 三 十 六 条 第 一 項 、 第 五 十 条 の 六 第 一項 、 第 七十二 条 第一 項( 第七 十三 条
第 四 項 に お いて 準 用 す る場 合 を 含む 。 ) 若 し く は 第 七 十 二 条 の 二 第 一 項 の 規 定 又
は 第 七 十 三 条 第 四 項 に お いて 準 用 す る 会 社 法 第 五 百 七 条 第 一 項 の 規 定 に 違 反 して
、 貸 借 対 照 表 、 財 産 目 録 、 会 計 帳 簿 若 し く は 決 算 報 告 を 作 成 せ ず 、こ れ ら の 書 類
若 しく は 電 磁 的 記 録 に記 載 し 、 若 し く は 記 録 す べ き 事 項を 記 載せ ず 、 若 し く は 記
録 せ ず 、 又 は 虚 偽 の 記 載 若 し く は 記 録 を した と き 。
三 十 六 会 計 監 査 人 がこ の 法 律 又 は 定 款で 定 めた その 員 数を 欠 くこ とと な つ た場 合
に お いて 、 その 選 任( 一 時会 計 監 査 人の 職務を 行 うべき 者 の 選任を 含む 。 ) の 手
続をすることを怠つたとき。
三 十 七 第 三 十 七 条 の 三 第 一 項 に お いて 準 用 する会 社 法第三 百 四十 条 第三 項の規 定
に より報告 す るに当たり、総会に対 し、虚偽 の陳述を し、又は 事実を隠 したとき
。
三 十 八 第 三 十 七 条 の 三 第 一 項 に お いて 準用 す る会社 法 第三 百 九十 六 条 第二 項の 規
定 に 違 反 して 、 正 当 な 理 由 が な いの に書 面又 は電磁 的 記 録 に記 録 され た 事 項を 農
林水産省令で定める方法により表示したものの閲覧又は謄写を拒んだとき。
三 十 九 第 三 十 七 条の 三 第 一 項 に お いて 準用す る会社 法第三百 九十 八条 第 一 項又 は
第 二 項 の 規 定 に より 意見 を 述 べ る に 当た り 、虚偽 の 陳述を し、又 は 事実を 隠 した
とき。
四 十 第 四 十 三 条 の 二 、 第 四 十 三 条 の 三 第 二 項若 し く は 第 四 十 三 条 の 四 第二 項( こ
れ ら の 規 定 を 第 三 十 八 条 第 五 項 及 び 第 七 十 二 条 の 三 に お いて 準 用 す る 場 合 を 含む
。 ) 、 第 四 十 三 条 の 四 第 三 項( 第 七 十 二 条 の 三 に お いて 準 用 す る 場 合 を 含む 。 )
又 は 第 四 十 八 条 の 二 第二 項 若 し く は 第 四 項( こ れ ら の 規 定を 第 七 十 条 第 二 項及 び
第七十 条 の 三 第 五 項 に おいて 準 用 す る場 合を 含む 。 ) の規 定 に 違反 した と き 。
四 十一 第 四 十 六 条 の 二( 第 五 十 八 条 第 七 項及 び 第七 十二 条 の 三 に お いて 準 用 す る
場 合 を 含む 。 ) の 規 定 に 違 反 して 正 当 な 理 由 が な い の に 説 明を し な か つ た と き 。
四 十 二 第 四 十 九 条 第 二 項 又 は 第 五 十 条 第二 項( こ れ ら の 規 定 を 第 五 十 条の 二 第 四
項 、 第 五 十 条 の 四 第 四 項 、 第 五 十 四 条 の 五 第 三 項( 第 七 十 三 条 第 二 項 に お いて 準
用 する場合を含む。)、第六十 五条第四 項(第七 十条第二 項及び第七十三条 第四
項 に お いて 準 用 す る 場 合 を 含む 。 ) 、 第 七 十 条 の 三 第 五 項及 び 第 七 十 三 条 第 二 項
に お い て 準 用 す る場 合 を 含む 。 ) の 規 定 に 違反 して 出 資 一 口 の 金 額 を 減 少 し 、信
用 事 業 の 全 部 若しく は 一部を 譲渡し若しくは 譲り受け 、共済事業の全部 若しくは
一 部を 譲 渡 し、共 済 事業 に係 る財 産を 移 転 し、 非 出資 組合 若 しく は 非出資農 事 組
合 法 人 に移 行し 、合併を し、第 七十条第 一項の規 定による 権利義務 の承継を し、
又 は 新 設 分 割 を した と き 。
四 十 三 第 五 十 条 の 二 第 七 項 第 五十 条の 四 第 五項 に おいて 準 用す る場 合を 含む 。
の 規 定 に 違 反 し た とき 。
四 十 四 第 五 十 条 の 三 第 二 項又 は 第 六十 五 条 の二 第 三 項の 規 定 に違 反 して 公 告 若し
く は 通 知を す る こ と を 怠 り 、 又 は 不 正 の 公 告 若 し く は 通 知 を し た と き 。
四 十 五 第 五 十 一 条 第 一 項 か ら 第 三 項 まで 、 第 五 項 若 しく は 第 六 項(これ ら の規 定
を 第 七 十 三 条 第 二 項 に お いて 準 用 す る場 合 を 含む 。 ) 若 しく は 第 七 項 、 第 五十 二
条 又 は 第 七 十 二 条 の 三 十 一の 規 定 に 違 反 し た と き 。
四 十 六 第 五 十 四 条 第 一 項 第 七 十 三 条 第 二 項 に お いて 準 用 す る 場 合 を 含む 。 の 規
定 に 違 反 し て 組 合 員 の 持 分 を 取 得 し 、 又 は 質 権 の 目 的 と して こ れ を 受 け た と き 。
四 十 七 第 七 十 二 条 の 三 に お いて 準 用 す る会 社 法第 四 百 八 十 四 条 第 一 項 の 規 定 又 は
第 七 十 二 条 の 四 十 二 第 一 項 の 規 定 に 違 反 して 破 産 手 続 開 始 の 申 立て を 怠 つ た と き
。
四 十 八 第 七 十 二 条 の 三 に お い て 準 用 す る会 社 法 第 五 百 二 条の 規 定 又 は 第 七 十三 条
第 四 項 に お いて 準 用 す る 同 法 第 五 百 二 条 本 文 の 規 定 に 違反 して 組合 又 は 農 事 組合
法 人 の 財 産 を 分 配 した と き 。
四 十 九 清 算 の 結 了 を 遅 延 さ せ る 目 的 で 、 第 七 十 二 条 の 三 に お いて 準 用 す る 会 社 法
第 四 百 九十 九 条 第 一 項の 期 間 又 は 第 七 十 二 条 の 四 十 第 一 項の 期 間を 不 当 に 定 めた
とき 。
五 十 第 七 十 二 条 の 三 にお いて 準 用 す る 会 社 法 第 五百 条 第 一 項 の規 定 に 違反 して 債
務の 弁 済を し 、又 は 第七十 二 条の 四 十 第 一項 の 期 間内 に債権者 に弁済を した とき
。
五 十 一 準 用 銀 行 法 第 五 十 二 条 の 四 十 三 の 規 定 に よ り 行 う べき 財 産 の 管 理 を 行わ な
- 52 (
(
)
)
い とき 。
五十二 準用銀行 法第五十二条の四十九の規定による帳簿書類の作成若しくは保存
を せ ず 、 又 は 虚 偽 の 帳 簿 書 類 を 作 成 し た とき 。
五十 三 準 用 銀 行 法 第 五 十 二 条 の 五 十 五 の 規 定 に よ る 命 令 に 違 反 し た と き 。
五 十 四 第 九 十 七 条 の 三 第 一 項の 規 定 に より 付 した 条 件 ( 第 十 一条 の 十 二 、 第 十 一
条 の 六 十 六 第 四 項( 同 条 第 六 項 に お いて 準 用 す る 場 合 を 含む 。 ) 又 は 第 十 一 条 の
六 十 八 第 四 項( 同 条 第 五 項 に お いて 読 み 替 えて 準 用 す る 第 十 一 条 の 六 十 六 第 六 項
に お いて 準 用 する場 合を 含む 。 )の 規定によ る認 可に 係 るもの に限 る。 )に違反
し た とき 。
五 十 五 第 九 十 七 条 の 四 第 五 項 に お いて 準用 す る会社 法 第 九百 四 十 一条 の 規 定に 違
反 し て 同 条 の 調 査を 求 め な か つ た と き 。
② 共済調査人が、第十一条の五十八第二項の期限までに調査の結果の報告をしないと
き も 、前 項 と 同 様 と す る 。
③ 会社法第九百七十六条に規定する者が、第三十五条の五第五項において準用する同
法 第 三 百 八 十 一 条 第 三 項の 規 定 又 は 第 三 十 七 条 の 三 第 一 項 に お い て 準 用 す る同 法 第 三
百 九 十 六 条 第 三 項 の 規 定 に よ る 調 査を 妨 げ た と き も 、 第 一 項 と 同 様 と す る 。
第 百 二 条 次 に 掲 げ る 場 合 に は 、共 済 代 理 店 は 、 五 十 万 円 以 下 の 過 料 に 処 す る 。
一 第十一条の二十五第一項において準用する保険業法第三百三条の規定に違反して
、 帳 簿 書 類を 備 え ず 、 こ れ に同 条 に 規 定 す る 事 項 を 記 載 せ ず 、 若 し く は 虚 偽 の 記 載
をし、又はこれを保存しなかつたとき。
二 第十一条の二十五第一項において準用する保険業法第三百四条の規定に違反して
、 同 条 に 規 定 す る 書 類を 提 出 せ ず 、 又 は こ れ に 記 載 す べ き 事 項 を 記 載 せ ず 、 若 し く
は 虚 偽 の 記 載 を し て こ れ を 提 出 した と き 。
三 第十一条の二十五第一項において準用する保険業法第三百五条の規定による報告
若 し く は 資 料 の 提 出を せ ず 、 若 し く は 虚 偽 の 報 告 若 し く は 資 料 の 提 出を し 、 若 し く
は 質 問 に 対 して 答 弁 を せ ず 、 若 し く は 虚 偽 の 答 弁 を し 、 又 は 同 条 の 規 定 に よ る 検 査
を 拒 み 、 妨 げ 、 若 し く は 忌 避 した と き 。
第 十 一条 の 二 十 五 第 一 項 に お いて 準 用 す る 保険 業 法 第三 百 六 条 又 は 第 三 百 七 条 第
一 項 の 規 定 に よ る 命 令 に 違 反 した と き 。
四
没 収 に 関 す る 手 続等 の 特 例
第 百 三 条 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る者 は 、 十 万 円 以 下 の 過 料 に 処 す る。
一 第 三 条 第 二 項 又 は 第 七 十 二 条 の 五 第 二 項 の 規 定 に 違 反 した 者
二 第 九 十 二 条 の 八 第 一 項 に お いて 準 用 する 銀 行 法第 五 十二 条 の七 十 七 又 は 第 九 十
二 条 の 九 第 一 項 に お いて 準 用 す る 保 険 業 法 第 三 百 八 条 の 十 七 の 規 定 に 違 反 して そ
の 名 称又 は 商号 中に、指 定信用 事業等紛 争解決機 関又は指 定共済事業等紛争 解決
機 関 と 誤認 さ れ る お そ れ の あ る 文 字 を 使 用 した 者
第十章
第 百 四 条 第 九 十 九 条 の 十 第 一 項の 規 定 に よ り 没 収 す べ き 財 産 で あ る 債 権 等 ( 不 動 産 及
び 動産 以 外 の 財 産 を い う 。 次 条 及 び 第 百 六 条 に お いて 同 じ 。 ) が被 告 人 以 外 の者 (
以 下 こ の 条 に お い て 「 第 三 者 」 と い う 。 ) に 帰 属 す る 場 合 に お いて 、 当 該 第 三 者 が
被 告 事 件 の 手 続 へ の 参 加 を 許 さ れ て い な い と き は 、 没 収 の 裁 判 を す るこ と が で き な
い。
第 九 十 九 条 の 十 第 一 項 の 規 定 に より 、地 上 権 、 抵 当権 そ の 他 の 第三 者 の 権 利 が その
上 に 存 在 す る 財 産 を 没 収 し よ う と す る場 合 に おいて 、 当該 第 三 者 が 被 告 事件 の 手 続
②
へ の 参 加 を 許 さ れ て い な い とき も 、 前 項 と 同 様 と す る 。
③ 金融商品取引法第二百九条の四第三項から第五項までの規定は、地上権、抵当権そ
の 他 の 第 三 者 の 権 利 が そ の 上 に 存 在 す る 財 産 を 没 収 す る 場 合 に お いて 、 第 九 十 九 条
の 十 第 二 項 に お い て 準 用 す る同 法 第 二 百 九 条 の 三 第 二 項の 規 定 に よ り 当 該 権 利を 存
続 さ せ るべき とき に つ いて 準用 す る 。こ の場合 に おいて 、同 法 第二 百 九 条の 四 第 三
項及 び 第 四 項 中 「 前 条 第 二 項」 と あ る の は 、 「農 業 協同 組合 法 第 九 十 九 条 の 十第 二
項において準用する前条第二項」と読み替えるものとする。
④ 第一項及び第二項に規定する財産の没収に関する手続については、この法律に特別
の 定 め が あ る も の の ほ か 、 刑 事 事 件 に おけ る 第三 者 所 有 物 の 没 収 手 続 に 関す る 応急
措 置 法 ( 昭 和 三 十 八 年 法律 第 百 三 十 八 号 ) の 規 定 を 準 用 す る。
第 百 五 条 金 融 商 品 取 引 法 第 二 百 九 条 の 五 第 一 項の 規 定 は 第 九 十 九 条 の 九 第 一 号 の 罪 に
関 し 没 収 され た 債 権 等 に つ いて 、同 法 第 二 百 九条 の 五 第二 項 の 規定 は同 号 の 罪 に 関
し 没 収 す べき 債 権 の 没 収 の 裁 判 が 確 定 したとき に ついて 、同 法 第二 百 九 条の 六 の 規
定 は 権 利 の 移 転 に つ いて 登 記 又 は 登 録 を 要 す る財 産 を 同号 の罪 に 関 し没 収 す る裁 判
に 基づ き 権 利 の 移 転 の 登 記 又 は 登 録 を 関 係機 関 に 嘱託 す る 場 合 につ いて 、それ ぞれ
準 用 す る。
抄
第 百 六 条 第 九 十 九 条 の 九 第 一号 の 罪 に 関 し 没 収 す べ き 債 権 等 の 没 収 の 執 行 に 対 す る 刑
事 補 償 法( 昭 和二 十 五 年 法 律 第 一号 ) に よ る 補償 の 内 容に つ いて は 、同 法第 四条 第
六 項の 規 定 を 準 用 す る 。
則
○ 農 業 協 同 組 合 法 等 の 一 部を 改 正 す る 等 の 法 律 案
附
( 施 行 期日 )
第 一 条 こ の 法律 は 、 平 成 二 十 八 年 四 月 一 日 か ら 施 行 す る。 た だ し 、 次 の 各 号 に 掲 げ る
規 定 は 、 当該 各 号 に 定 め る 日 か ら 施 行 す る 。
一 附則第二十八条、第二十九条第一項及び第三項、第三十条から第四十条まで、第
四 十 七 条 ( 都 道 府 県 農 業 会 議 及 び 全 国 農 業 会 議 所 の 役 員 に 係 る 部 分 に 限 る。 ) 、 第
五 十 条 、 第 百 九 条 並 び に 第 百 十 五 条 の 規 定 公 布の 日( 以 下 「 公 布 日」 と い う 。 )
二 附 則 第 百 十 二 条 の 規 定 民 法の 一 部 を 改 正 す る 法 律 の 施 行 に 伴 う 関 係 法 律 の 整 備
等 に 関 す る 法 律 ( 平 成二 十 七 年 法 律 第
号 ) の 公 布 の 日 又 は 公 布 日 の いず れ か
遅い日
附 則 第 百 十 三 条 の 規 定 医 療 法 の 一 部を 改 正 す る 法 律 ( 平 成 二 十 七 年 法 律 第
号 ) の 公 布 の 日 又 は 公 布 日 の いず れ か 遅 い 日
三
( 農 業 協 同 組合 等 の 登 記 に 関 す る 経 過 措 置 )
第 二 条 こ の 法 律 の 施 行 前 に し た 第 一 条 の 規 定 に よ る 改 正 前 の 農 業 協 同 組合 法( 以 下 「
旧 農 協 法」 と い う 。 ) の 規 定 に よ る 登 記 に 係 る 処 分 、 手 続 そ の 他 の 行 為 は 、 同 条 の 規
定 に よ る 改 正 後 の 農 業 協 同 組合 法( 以 下 「 新 農 協 法 」 と い う 。 ) 第 九 条 第 一 項 ( 新 農
協法第七十二条の九において準用する場合を含む。次項において同じ。)及び第七十
三 条 の 九 第 一 項 の 規 定 に 基 づ く 政 令 の 相 当 規 定 に よ り した も の と み な す 。
旧 農 協 法 第 八 十 五 条 第 二 項 の 規 定 に よ る登 記 簿 は 、 新 農 協 法 第 九 条 第 一 項の 規 定 に
基づ く 政 令 の 相 当 規 定 に よ る 登 記 簿 と み な す 。
2
- 53 -
( 共 済 代 理 店 の 事 業 報 告 書 に 関 す る経 過 措 置 )
第三条 新農協法第十一条の二十五第一項において読み替えて準用する保険業法(平成
七 年 法律 第 百 五 号 ) 第 三 百 四 条 の 規 定 は 、 こ の 法律 の 施 行 の 日 ( 以 下 「 施 行 日 」 と い
う。)以後に開始する事業年度に係る同条の事業報告書について適用する。
( 信 託 規 程の 変 更 等 に 関 す る 経 過 措 置 )
第四条 新農協法第十一条の四十二第三項の農林水産省令で定める事項に係る旧農協法
第 十 一 条 の 二 十 三 第 一 項 の 信 託 規 程 の 変 更 若 し く は 同 項 の 信 託 規 程の 廃 止 、 新 農 協 法
第十一条の四十八第三項の農林水産省令で定める事項に係る旧農協法第十一条の二十
九 第 一 項の 宅 地 等 供 給 事 業 実 施 規 程 の 変 更 若 し く は 同 項の 宅 地 等 供 給 事 業 実 施 規 程 の
廃止若しくは新農協法第十一条の五十一第三項の農林水産省令で定める事項に係る旧
農 協 法 第 十 一 条 の 三 十 二 第 一 項 の 農 業 経 営 規 程 の 変 更 若 し く は 同 項の 農 業 経 営 規 程の
廃 止 又 は 旧 農 協 法 第 六 十 四 条 第 二 項の 規 定 に よ る 組 合 ( 旧 農 協 法 第 十 条 第 一 項 第 三 号
又は第十号の事業を行う組合を除く。)の解散の議決(次項において「信託規程の変
更 等 」 と い う 。 ) に つ いて 施 行 日 前 に 行 わ れ た 旧 農 協 法 第 十 一条 の 二 十 三 第三 項 、 第
十 一 条 の 二 十 九 第 三 項 若 し く は 第 十 一 条 の 三 十 二 第 三 項の 承 認 又 は 旧 農 協 法 第 六 十 四
条第二項の認可の申請は、それぞれ新農協法第十一条の四十二第四項、第十一条の四
十 八 第 四 項 若 し く は 第 十 一 条 の 五 十 一 第 四 項又 は 第 六 十 四 条 第 四 項の 規 定 に よ る 届 出
と みなす 。
2 施行日前に行われた信託規程の変更等(前項に規定する申請が行われたものを除く
。 ) は 、 新 農 協 法 第 十 一 条 の 四 十二 第 四 項 、 第 十 一 条 の 四 十 八 第 四 項 若 し く は 第 十 一
条 の 五 十 一 第 四 項 又 は 第 六 十 四 条 第 四 項 の 規 定 の 適 用 に つ い て は 、施 行 日 に 行 わ れ た
も の と み な す。
( 回転 出 資 金 に 関 す る 経 過 措 置 )
第 五 条 こ の 法律の 施 行の 際現 に存 する 旧農 協 法第十 三条 の二 第二 項に規 定 する 回転 出
資 金 に つ いて は 、 な お 従 前 の 例 に よ る 。
( 理事 及 び 経営 管理 委 員 に 関 す る 経 過 措 置 )
第六条 この法律の施行の際現に存する農業協同組合については、新農協法第三十条第
十二項及び第十三項(これらの規定を新農協法第三十条の二第四項において読み替え
て準用する場合を含む。)の規定は、施行日から起算して三年を経過した日以後最初
に招集される通常総会の終了の時までは、適用しない。
2 こ の 法律 の施 行の 際現 に存す る新農 協法 第三 十条 の二第 五 項に 規定 する経営 管理委
員設置組合については、同条第七項の規定は、施行日から起算して三年を経過した日
以後最初に招集される経営管理委員会の終了の時までは、適用しない。
( 会 計 監 査 人 の 設 置 等 に 関 す る経 過 措 置 )
第 七 条 こ の 法律の施 行の 際現 に存 する農 業 協同 組合 又 は 農業 協同 組合 連合 会( 以下 「
組 合 」 と い う 。 ) に つ い て は 、 新 農 協 法 第 三 十 六 条 第 六 項及 び 第 七 項 並 び に 第 三 十 七
条の二第一項、第三項及び第四項の規定は、施行日から起算して三年六月を経過した
日 か ら 適 用 し 、同 日 前 は 、 な お 従 前 の 例 に よ る 。こ の 場 合 に お け る 同 条 第 二 項 の 規 定
の適用については、同項中「前項に規定する出資組合以外の出資組合」とあるのは、
「 出 資 組合 」 と す る 。
2 出資組合(組合員又は会員に出資をさせる組合をいう。以下この項において同じ。
)が前項の規定により読み替えて適用する新農協法第三十七条の二第二項の規定によ
り 会 計 監 査 人を 置 い た 場 合 に お い て は 、 当 該 出 資 組合 に つ い て は 、 前 項 の 規 定 に か か
わ ら ず 、 当 該 会 計 監 査 人 を 置 い た 時 か ら 、 新 農 協 法 第 三 十 六 条 第 六 項 及 び 第 七 項並 び
に 第 三 十 七 条 の 二 第 一 項 、 第 三 項 及 び 第 四 項 の 規 定 を 適 用 す る。
( 出 資 一口 の 金 額 の 減 少 等 に 関 す る 経 過 措 置 )
第 八 条 新 農 協 法 第 四 十 九 条 第 一 項及 び 第 二 項( こ れ ら の 規 定 を 新 農 協 法 第 五 十 条 の 二
第 四 項 、 第 五 十 条 の 四 第 四 項 、 第 六 十 五 条 第 四 項 ( 新 農 協 法第 七 十 条 第 二 項 及 び 第
七 十 三 条 第 四 項 に お い て 読 み 替 えて 準 用 す る 場 合 を 含 む 。 ) 、 第七 十三 条 第 二 項 及
び 第 七 十 三 条 の 三 第 六 項 に お いて 読 み 替 えて 準用 す る 場 合 を 含む 。 ) 並 び に 第 六 十
五条 第 一 項( 新 農 協 法第 七 十 条 第二 項及び 第七 十三条 第四 項に おいて 準用 す る場合
を 含 む 。 ) の 規 定 は 、 施 行 日 以 後 に 決 議 され る 出 資 一 口 の 金額 の 減 少 、 信 用 事 業 の
全 部 若 し く は 一 部 の 譲渡 若 しく は 譲受 け 、共 済 事業の 全 部 若 しくは 一 部の 譲渡、共
済 事 業 に 係 る 財 産 の 移 転 、 合 併 、 権 利 義 務 の 承 継 又 は 組織 変 更 ( 以 下こ の 条 に お い
て 「 出 資 一 口 の 金 額 の 減 少 等 」 と い う 。 ) に つ い て 適 用 し 、 施 行 日 前 に 議 決 され た
出資一口の金額の減少等については、なお従前の例による。
( 旧 農 業 協 同 組 合 中 央会 の 存 続 )
第 九 条 旧 農 協 法の 規 定 に よ り 設 立 さ れ た 農 業 協 同 組 合 中 央 会 で あ っ て こ の 法 律 の 施 行
の 際 現 に 存 す る も の は 、施 行 日 以 後 も 、 旧 農 協 法 の 規 定 に よ り 設 立 さ れ た 農 業 協同 組
合中央会としてなお存続するものとする。
(存 続中央会に係る旧農 協法の 効力)
第 十 条 前 条 の 規 定 に よ り な お 存 続 す る も の と さ れ た 農 業 協 同 組合 中 央 会 ( 以 下 「 存 続
中 央会 」 と い う 。 ) に つ い て は 、 旧 農 協 法 ( 第 七 十 三 条 の 十 七 、 第 七 十 三 条 の 二 十 一
、 第 七 十 三 条 の 三 十 四 第 三 項 及 び 第 五 項 、 第 七 十 三 条 の 四 十 二 、 第 三 章 第 五節 並 び に
第 七 十 三 条 の 四 十 八 第 二 項 を 除 く 。 ) の 規 定 は 、 存 続 中 央会 が 解 散 し た 場 合 又 は 附 則
第二十七条第一項の規定により解散したものとみなされた場合にあってはその清算結
了 の 登 記 の 時 、 附 則 第 十 二 条 又 は 第 二 十 一 条 の 規 定 に よ り 組 織 変 更 を す る場 合 に あ っ
てはその組織変更の効力が生ずる時までの間は、なおその効力を有する。
( 存 続 中 央 会 の 解 散 の 届 出)
第 十 一 条 存 続 中 央会 は 、 前 条 の 規 定 に よ り な お そ の 効 力 を 有 す る も の と さ れ た 旧 農 協
法第七十三条の四十八第一項第一号に掲げる事由によって解散した場合には、農林水
産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を農林水産大臣に届け出なければな
らない。
( 存 続 都 道 府 県 中 央 会 の 農 業 協 同 組合 連 合 会 へ の 組 織 変 更 )
第 十 二 条 附 則 第 九 条 の 規 定 に よ り な お 存 続 す る も の と さ れ た 都 道 府 県 農 業 協 同 組合 中
央 会 ( 以 下 「 存 続 都 道 府 県 中 央会 」 と い う 。 ) は 、施 行 日 か ら 起 算 し て 三 年 六 月 を 経
過する日までの期間(以下「移行期間」という。)内に、その組織を変更し、農業協
同組合連合会(会員に出資をさせないものに限る。)になることができる。
第 十 三 条 存 続 都 道 府 県 中 央 会 は 、 前 条 の 規 定 に よ る 組 織 変 更 ( 以 下こ の 条 か ら 附 則 第
二十条までにおいて「組織変更」という。)をするには、組織変更計画を作成して、
総 会 の 決 議 に よ り 、 そ の 承 認 を 受 け な け れ ば な ら な い。
2 前 項の 決 議 を す る 場 合 に は 、 旧 農 協 法 第 七 十 三 条 の 四 十 三 第 二 項の 規 定 の 例 に よら
な けれ ば な ら な い 。
第 一 項 の 総 会 の 招 集 に 係 る附 則 第 十 条 の 規 定 に よ り な お そ の 効 力 を 有 す る も の と さ
3
- 54 -
れた旧農協法第七十三条の四十三第三項において準用する旧農協法第四十三条の六第
一項及び第三項の規定の適用については、同条第一項中「十日前」とあるのは「二週
間 前」 と 、 同 条 第 三 項 中 「 掲 げ る 事 項 」 と あ るの は 「 掲 げ る 事 項 及 び 組 織 変 更 計 画 の
要 領 」 と す る。
4 組織 変 更 計 画 に は 、 次 に 掲 げ る 事 項 を 定 め な け れ ば な ら な い 。
一 組 織 変 更 後 の 農 業 協 同 組合 連 合 会 の 新 農 協 法 第 二 十 八 条 第 一 項 第 一 号 か ら 第 五 号
まで、第七号及び第十号から第十二号までに掲げる事項
二 前号に掲げるもののほか、組織変更後の農業協同組合連合会の定款で定める事項
三 組織 変 更 後 の 農 業 協 同 組 合 連 合 会 の 理 事 ( 新 農 協 法 第 三 十 条 の 二 第 五 項 に 規 定 す
る経営管理委員設置組合にあっては、経営管理委員)及び監事の氏名
四 組織 変 更 後 の 農 業 協 同 組合 連合 会 の 会 員 の 名 称 及 び 住 所
五 組織変 更がその効力を 生ずべき日
六 そ の 他 農 林 水産 省 令 で 定 め る 事 項
5 組 織 変 更 計 画 を 定 め る場 合 に は 、 前 項 第 一 号 に 掲 げ る 事 項 の う ち 新 農 協 法 第 二 十 八
条第一項第一号に掲げる事項についての定めは、組織変更後の農業協同組合連合会が
次に掲げる事業の全部又は一部を行うことを内容とするものでなければならない。
一 会員である組合の組織、事業及び経営に関する相談に応ずること。
二 会員である組合の求めに応じて監査を行うこと。
三 会員である組合の意見を代表すること。
四 会員である組合相互間の総合調整を行うこと。
五 前 各 号 の 事 業 に附 帯 す る 事 業
6 前 項の 場 合 に お い て 、 同 項 に 規 定 す る 定 め が 同 項 第 二 号 の 事 業 ( 以 下 「 監 査 事 業 」
という。)を行うことを内容とするものであるときは、監査の要領及びその実施方法
を 記 載 した 監 査 規 程 を 定 め な け れ ば な ら な い 。
7 第四 項第 三号の 理事( 新農 協法 第三 十条の 二 第五 項に 規定 する経営 管 理委員 設置 組
合にあっては、経営管理委員)及び監事の任期は、組織変更後最初に招集される通常
総会の終了の時までとする。
8 組織変更については、新農協法第四十九条並びに第五十条第一項及び第二項の規定
を 準 用 す る 。こ の 場 合 に お い て 、 新 農 協 法 第 四 十 九 条 第 二 項 第 一号 中 「 出 資 一 口 の 金
額 の 減 少 の 内 容 」 と あ る の は 「 農 業 協 同 組 合 法等 の 一 部 を 改 正 す る 等 の 法律 ( 平 成 二
十 七 年 法律 第
号。次項において「改正法」という。)附則第十三条第一項に規
定 す る 組織 変 更 を す る 旨 」 と 、同 項 第 二 号 中 「 計 算 書 類 」 と あ る の は 「 財 産 目 録 」 と
、 同 条 第 三 項 中 「 第 九 十 七 条 の 四 第 二 項」 と あ る の は 「 改 正 法附 則 第 十 条 の 規 定 に よ
り な お そ の 効 力 を 有 す る も の と さ れ た 改 正 法 第 一 条 の 規 定 に よ る 改 正 前 の 農 業 協同 組
合 法 第 九 十 二 条 第 二 項」 と 読 み 替 え る も の と す る 。
第十四条 組織変更は、農林水産省令で定めるところにより、農林水産大臣の認可を受
け な けれ ば 、 そ の 効 力 を 生 じ な い 。
2 前項の認可については、前条第六項の監査規程を定める場合にあっては新農協法第
五十九条第二項の規定を、当該監査規程を定めない場合にあっては同項並びに新農協
法第六十条及び第六十一条の規定を、それぞれ準用する。
第 十 五 条 組 織 変 更 を す る 存 続 都 道 府 県 中 央 会 は 、 附 則 第 十 三 条 第 四 項 第 五号 の 日 又 は
前条第一項の認可を受けた日のいずれか遅い日(次項及び第三項において「効力発生
日 」 と い う 。 ) に 、 農 業 協 同 組合 連 合 会 と な る 。
組 織 変 更 を す る 存 続 都 道 府 県 中 央会 は 、 効 力 発 生 日 に 、 附 則 第 十 三 条 第 四 項 第 一号
及び第二号に掲げる事項についての定めに従い、当該事項に係る定款の変更をしたも
2
の と み なす 。
3 組 織 変 更 を す る 存 続 都 道 府 県 中 央 会 の 会 員 は 、 効 力 発 生 日 に 、附 則 第 十 三 条 第 四 項
第四号に掲げる事項についての定めに従い、組織変更後の農業協同組合連合会の会員
と な る。
4 附則第十三条第四項第五号の日については、会社法(平成十七年法律第八十六号)
第七百八十条の規定を準用する。この場合において、同条第三項中「この款及び第七
百 四 十 五 条 」 と あ る の は 、 「 農 業 協 同 組 合 法 等 の 一 部を 改 正 す る 等 の 法 律 ( 平 成 二 十
七 年法律 第
号)附則第十二条から第十七条まで」と読み替えるものとする。
第十六条 存続都道府県中央会が組織変更をしたときは、政令で定めるところにより、
登 記 を し な けれ ば な ら な い 。
前項の規定により登記を必要とする事項は、登記の後でなければ、これをもって第
三者に対抗することができない。
2
第十七条 附則第十二条から前条までに定めるもののほか、組織変更に関し必要な事項
は、政令で定める。
( 組 織 変 更 後 の 農 業 協 同 組合 連 合 会 に 係 る 事 業 等 に 関 す る 特 例 )
第 十 八 条 組 織 変 更 後 の 農 業 協同 組 合 連 合 会 は 、 附 則 第 十 三 条 第 五 項 に 規 定 す る 事 業 の
全部又は一部のみを行うことその他の農林水産省令で定める要件に該当するものであ
る 間 は 、 新 農 協 法 第 三 条 第 一 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、 そ の 名 称 中 に 、 農 業 協 同 組合 連
合会という文字に代えて、引き続き農業協同組合中央会という文字を用いることがで
き る。
第 十 九 条 組 織 変 更 後の 農 業 協 同 組 合 連 合 会 ( そ の 地 区 の 中 に 一の 都 道 府 県 の 区 域を 含
むものに限る。)は、新農協法第十条の規定にかかわらず、監査事業を行うことがで
き る。
2 監査事業を行う組織変更後の農業協同組合連合会は、組合の業務及び会計について
専門的知識及び実務の経験を有する者で農林水産省令で定める資格を有するものを監
査 事 業 に 従 事 さ せ な け れ ば な ら な い。
第 二 十 条 附 則 第 十 三 条 第 六 項 の 監 査 規 程の 変 更 ( 軽 微 な 事 項 そ の 他 の 農 林 水 産 省 令で
定 め る 事 項 に 係 るも の を 除 く 。 ) は 、 農 林 水産 大 臣 の 認 可 を 受 け な け れ ば 、 そ の 効 力
を 生 じ な い。
2 監査事業を行う組織変更後の農業協同組合連合会は、前項の農林水産省令で定める
事項に係る監査規程の変更をしたとき、又は監査規程を廃止したときは、農林水産省
令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を農林水産大臣に届け出なければならな
い。
( 存 続 全 国 中 央 会 の 一 般 社 団 法 人 へ の 組織 変 更 )
第 二 十 一 条 附 則 第 九 条 の 規 定 に よ り な お 存 続 す る も の と さ れ た 全 国 農 業 協 同 組合 中 央
会 ( 以 下 「 存 続 全 国 中 央 会 」 と い う 。 ) は 、 移 行 期 間 内 に 、 そ の 組織 を 変 更 し 、 一 般
社団法人になることができる。
第二 十二 条 存 続 全 国 中 央 会 は 、 前 条 の 規 定 に よる 組 織 変 更 ( 以 下 こ の 条 か ら 附 則 第 二
十六条までにおいて「組織変更」という。)をするには、組織変更計画を作成して、
総 会 の 決 議 に よ り 、 そ の 承 認 を 受 け な け れ ば な ら な い。
- 55 -
2 組織変更計画には、次に掲げる事項を定めなければならない。
一 組 織 変 更 後 の 一 般 社 団 法 人 の 一 般 社 団 法 人及 び 一 般 財 団 法 人 に 関 す る 法律 ( 平 成
十八年法律第四十八号)第十一条第一項第一号から第三号まで及び第五号から第七
号まで に 掲げ る事項
二 前 号 に 掲 げ るも の の ほ か 、 組 織 変 更 後 の 一 般 社 団 法 人の 定 款 で 定 め る 事 項
三 組 織 変 更 後の 一 般 社 団 法 人 の 理 事 の 氏 名
四 次 の イ 又 は ロ に 掲 げ る場 合 の 区 分 に 応 じ 、 当 該 イ又 は ロ に 定 め る 事 項
イ 組織変更後の一般社団法人が監事設置一般社団法人である場合 当該一般社団
法 人の 監 事 の 氏 名
ロ 組 織 変 更 後 の 一 般 社 団 法 人 が 会 計 監 査 人 設 置 一 般 社 団 法 人 で あ る 場 合 当該 一
般 社 団 法人 の 会 計 監 査 人 の 氏 名 又 は名 称
五 組織 変 更 後 の 一 般 社 団 法 人 の 社 員 の 名 称 及 び 住 所
六 組織変更がその効力を生ずる日(次条において「効力発生日」という。)
七 その他農林水産省令で定める事項
3 組 織 変 更 計 画を 定 め る 場 合 に は 、 前 項 第 一 号 に 掲 げ る 事 項 の う ち 一 般 社 団 法 人 及 び
一 般 財 団 法 人 に 関 す る 法律 第 十 一 条 第 一 項 第 一 号 に 掲 げ る 事 項 に つ い て の 定 め は 、 組
織変更後の一般社団法人が次に掲げることを主たる目的とすることを内容とするもの
で な け れ ば なら な い。
一 社員である組合の意見を代表すること。
二 社員である組合相互間の総合調整を行うこと。
第 二 十 三 条 組織 変 更 を す る 存 続 全 国 中 央会 は 、 効 力 発 生 日 に 、 一 般 社 団 法 人 と な る 。
2 組 織 変 更 を す る 存 続 全 国 中 央会 は 、 効 力 発 生 日 に 、 前 条 第 二 項 第 一 号 及 び 第 二 号 に
掲げる事項についての定めに従い、当該事項に係る定款の変更をしたものとみなす。
3 組 織 変 更 を す る 存 続 全 国 中 央 会 の 会 員 は 、 効 力 発 生 日 に 、 前 条 第 二 項 第 五号 に 掲 げ
る 事 項 に つ い て の 定 め に 従 い 、 組 織 変 更 後の 一 般 社 団 法 人 の 社 員 と な る。
4 前 三 項の 規 定 は 、 附 則 第 二 十 五 条 に お い て 読 み 替 え て 準 用 す る 附 則 第 十 三 条 第 八 項
において読み替えて準用する新農協法第四十九条並びに第五十条第一項及び第二項の
規定による手続が終了していない場合又は組織変更を中止した場合には、適用しない
。
第二十四条 存続全国中央会は、組織変更をしたときは、農林水産省令で定めるところ
に よ り 、 遅 滞 な く 、 そ の 旨を 農 林 水 産 大 臣 に 届 け 出 な け れ ば なら な い。
第二十五条 組織変更については、附則第十三条第二項、第三項及び第八項、第十五条
第 四 項 、 第 十 六 条 並 び に 第 十 七 条 の 規 定を 準 用 す る。 こ の 場 合 に お い て 、 附 則 第 十 三
条 第 二 項 中「 前 項の 」 と あ り 、及 び 同 条 第 三 項 中「 第 一 項の 」 と あ る の は 「 附 則 第 二
十 二 条 第 一 項 の 」 と 、 同 条 第 八 項 中 「 附 則 第 十 三 条 第 一 項」 と あ る の は 「 附 則 第 二 十
二 条 第 一 項」 と 、 附 則 第 十 五 条 第 四 項 中 「 附 則 第 十 三 条 第 四 項 第 五号 の 日 」 と あ る の
は 「 附 則 第 二 十 二 条 第 二 項 第 六号 に 規 定 す る 効 力 発 生日 」 と 、「 附 則 第 十 二 条 か ら 第
十七条まで」とあるのは「附則第二十一条から第二十五条まで」と、附則第十七条中
「附則第十二条から前条まで」とあるのは「附則第二十一条から第二十四条まで並び
に附則第二十五条において読み替えて準用する附則第十三条第二項、第三項及び第八
項 、 第 十 五 条 第 四 項 並 び に 前 条 」 と 読 み 替 え る も の と す る。
( 組織 変 更 後 の 一 般 社 団 法 人 に 係 る 名 称 の 使 用 制 限 に 関 す る 特 例 )
第二十六条 組織変更後の一般社団法人は、附則第二十二条第三項各号に掲げることを
主たる目的とすることその他の農林水産省令で定める要件に該当するものである間は
、新農協法第三条第二項の規定にかかわらず、その名称中に引き続き全国農業協同組
合中央会という文字を用いることができる。
( 存 続 中 央 会 の み な し解 散 )
第 二 十 七 条 移 行 期 間 の 満 了 の 日 に 現 に 存 す る 存 続 中 央 会 は 、 同 日 に 解 散 した も の と み
な す。
2 前 項 の 場 合 に は 、 農 林 水産 大 臣 は 、 移 行 期 間 の 満 了 後 遅 滞 な く 、 同 項の 規 定 に よ り
解 散 し た も の と み な さ れ た 存 続 中 央会 の 主 た る 事 務 所 の 所 在 地 を 管 轄 す る 登 記 所 に 解
散 の 登 記 を 嘱 託 し な けれ ば な ら な い 。
( 農 水 産 業 協 同 組合 貯 金 保 険 法 の 一 部 改 正 に 伴 う 経 過 措 置 )
第四 十三 条 存続 中央会 に ついて は 、第 四条 の規定 に よる 改正 前の 農水産業 協同 組合 貯
金 保険 法 第 八 十 六 条 第三 項 の 規 定 は 、 な お その 効 力 を 有 す る 。
( 農 林 中 央 金 庫 及 び 特 定 農 水 産 業 協 同 組合 等 に よ る 信 用 事 業 の 再 編 及 び 強 化 に 関 す る
法 律 の 一 部 改 正 に 伴 う経 過 措 置 )
第四十四条 存続中央会については、第五条の規定による改正前の農林中央金庫及び特
定 農 水 産 業 協 同 組合 等 に よ る 信 用 事 業 の 再 編 及 び 強 化 に 関 す る 法 律 第 六 条 及 び 第 七 条
の 規 定 は 、 な おそ の効力 を 有 す る 。
第 四 十 五 条 第 五 条 の 規 定 に よ る 改 正 後 の 農 林 中 央 金 庫 及 び 特 定 農 水 産 業 協 同 組合 等 に
よ る 信 用 事 業 の 再 編 及 び 強 化 に 関 す る 法律 第 九 条 の 規 定 は 、 施 行 日 以 後 に 決 議 され る
合併について適用し、施行日前に決議された合併については、なお従前の例による。
( 農 業 倉 庫 業 法の 廃 止 に 伴 う 経 過 措 置 )
第 四 十 六 条 こ の 法 律 の 施 行 の 際 現 に 第 六 条 の 規 定 に よ る 廃 止 前 の 農 業 倉庫 業 法( 以 下
この条において「旧農業倉庫業法」という。)第一条第一項に規定する農業倉庫業者
で あ る 組合 又 は 旧 農 業 倉 庫 業 法 第 十 九 条 第 一 項 に 規 定 す る 連 合 農 業 倉 庫 業 者 で あ る 農
業協同組合連合会(以下この条において「旧農業倉庫業者等」という。)については
、次に掲げる日のいずれか早い日(次項において「適用日」という。)の前日までの
間は、旧農業倉庫業法(第十五条(旧農業倉庫業法第二十六条第一項において準用す
る場合を含む。)を除く。)の規定は、なおその効力を有する。
一 旧 農 業 倉庫 業 者 等 が 新 農 協 法 第 十 条 第 一 項 第 八 号 の 保 管 の 事 業 を 行 う た め に 必 要
な定款の変更につき新農協法第四十四条第二項の認可を受けた日
二 施 行 日 か ら 起 算 して 六 月を 経 過 し た 日
2 適 用 日 前 に 旧 農 業 倉庫 業 者 等 が 旧 農 業 倉庫 業 法 第 七 条 ノ 二 ( 旧 農 業 倉庫 業 法 第 二 十
六条第一項において準用する場合を含む。以下この項において同じ。)の規定により
交 付 した 倉 荷 証 券 ( 前 項 の 規 定 に よ り な お そ の 効 力 を 有 す る も の と さ れ た 旧 農 業 倉 庫
業 法 第 七 条 ノ 二 の 規 定 に よ り 交 付 した 倉 荷 証 券 を 含 む 。 ) に つ い て は 、 な お 従 前 の 例
に よ る。
(罰則)
第四 十七 条 次に掲 げ る場 合 に は、 存 続 中央会 、 都道 府県 農業 会議 若しく は 全国 農業 会
議 所 の 役 員 又 は 附 則 第 十 三 条 第 一 項 に 規 定 す る 組 織 変 更 後 の 農 業 協 同 組合 連 合 会 若 し
く は附 則 第二 十 二 条 第 一 項 、 第三 十 三 条 第 一 項 若 し く は 第三 十 七 条 第 一 項 に規 定 す る
組 織 変 更 後 の 一 般 社 団 法 人 の 理 事 ( 民 事 保 全 法( 平 成 元 年 法 律 第 九 十 一 号 ) 第 五 十 六
- 56 -
条 に規 定 す る 仮 処 分命 令によ り 選 任 さ れ た 理 事の 職務を 代 行 す る 者 又 は 新農 協法第 四
十 条 第 一 項 若 し く は 一 般 社 団 法 人及 び 一 般 財 団 法 人 に 関 す る 法律 第 七 十 五 条 第 二 項 の
規 定 に より 選 任 さ れ た 一 時 理 事 の 職務 を 行 う べき 者 を 含 む 。 ) は 、百 万 円 以 下 の 過 料
に 処 す る。
一 附 則 第 十 三 条 第 一 項 、 第 二 項 ( 附 則 第 二 十 五条 、 第 三 十 五条 及 び 第 三 十 九 条 に お
いて読み替えて準用する場合を含む。)、第三項(附則第二十五条において読み替
えて準用する場合を含む。)、第四項、第五項若しくは第六項、第二十二条、第三
十三条又は第三十七条の規定に違反して附則第十三条第一項、第二十二条第一項、
第三十三条第一項又は第三十七条第一項に規定する組織変更の手続をしたとき。
二 附則第十三条第八項(附則第二十五条、第三十五条及び第三十九条において読み
替えて準用する場合を含む。)において読み替えて準用する新農協法第四十九条第
二項に定める公告若しくは催告をすることを怠り、又は不正の公告若しくは催告を
した とき 。
三 附 則 第 十 六 条 第 一 項 ( 附 則 第 二 十 五条 、 第 三 十 五条 及 び 第 三 十 九 条 に お いて 準 用
する場合を含む。)の政令で定める登記をすることを怠ったとき。
附 則 第 二 十 四 条 の 規 定 に よ る 届 出を せ ず 、 又 は 虚 偽 の 届 出 を し た と き 。
四
第 四 十 八 条 存 続 中 央 会 又 は 農 業 協 同 組合 連 合 会 の 役 員 又 は 清 算 人 は 、 附 則 第 十 一 条 又
は 第 二 十 条 第 二 項 の 規 定 に よ る 届 出を せ ず 、 又 は 虚 偽 の 届 出 を し た と き は 、 五 十 万 円
以 下 の 過 料 に処 す る 。
第 四 十 九 条 農 業 協 同 組 合 連 合 会 の 役 員又 は 参 事 そ の 他 の 使 用 人 が 、 監 査 事 業 に 係 る 業
務に関して知り得た秘密を正当な理由なく他に漏らし、又は盗用したときは、五十万
円以下の過料に処する。その者が役員又は参事その他の使用人でなくなった後におい
て、当該違反行為をした場合においても、同様とする。
( 全 国 農 業 協 同 組合 中 央 会 の 監 査 か ら 会 計 監 査 人 の 監 査 へ の 移 行 に 関 す る 配 慮 等 )
第 五 十 条 政 府 は 、 旧 農 協 法 第 三 十 七 条 の 二 第 一 項 に 規 定 す る 全 国 農 業 協 同 組合 中 央 会
の 監 査 か ら 新 農 協 法 第 三 十 七 条 の 二 第 三 項 に 規 定 す る会 計 監 査 人 の 監 査 へ の 移 行 に 関
し、次に掲げる事項について適切な配慮をするものとする。
一 全国農業協同組合中央会において組合に対する監査の業務に従事していた公認会
計士 その 他の 者を 社 員と す る監 査法 人を はじ め、公 認 会計 士又 は監 査法 人が、円 滑
に組合に対する監査の業務を移行期間の満了の日までの間に開始し、及びこれを運
営することができること。
二 新 農 協 法 第 三 十 七 条 の 二 第 三 項 に 規 定 す る 会 計 監 査 人 設 置 組 合 ( 次号 に お い て 「
会計監査人設置組合」という。)が会計監査人を確実に選任できること。
三 会計監査人設置組合の実質的な負担が増加することがないこと。
四 旧 農 協 法 第 七 十 三 条 の 三 十 八 第 一 項の 規 定 に よ り 置 か れ て いた 農 業 協 同 組 合 監 査
士(次号において「農業協同組合監査士」という。)に選任されていた者が組合に
対する監査の業務に従事することができること。
五 農 業 協 同 組合 監 査 士 に 選 任 さ れ て い た 者 で あ っ て 公 認 会 計 士 法( 昭 和 二 十 三 年 法
律 第 百 三 号 ) 第 三 条 に 規 定 す る 公 認 会 計 士 試 験 に 合 格 し た 者 で あ るも の が 、 同 法 第
十 五 条 第 一 項 に 規 定 す る 業 務 補 助 等 の 期 間及 び 同 法 第 十 六 条 第 一 項 に 規 定 す る 実 務
補 習 の 受 講 に 関 し 、 農 業 協 同 組合 監 査 士 と し て の 実 務 の 経 験 等 を 考 慮 さ れ 、 円 滑 に
公認会計士となることができること。
政 府 は 、 旧 農 協 法 第 三 十 七 条 の 二 第 一 項 に 規 定 す る 全 国 農 業 協 同 組 合 中 央会 の 監 査
か ら 新 農 協 法 第 三 十 七 条 の 二 第 三 項 に 規 定 す る 会 計 監 査 人 の 監 査 へ の 円 滑 な 移 行を 図
2
る た め 、 農 林 水 産 省 、 金 融庁 そ の 他 の 関 係 行 政 機 関 、 日 本 公 認 会 計 士 協 会 及 び 全 国 農
業協同組合中央会(存続全国中央会を含む。)による協議の場を設けるものとする。
(検討)
第五十一条 政府は、この法律の施行後五年を目途として、組合及び農林中央金庫にお
ける事業及び組織に関する改革の実施状況(次項において「改革の実施状況」という
。 ) 、 農 地 等 の 利 用 の 最 適 化 の 推 進 ( 新 農 業 委 員会 法 第 六 条 第 二 項 に 規 定 す る 農 地 等
の利用の最適化の推進をいう。)の状況並びにこの法律による改正後の規定の実施状
況 を 勘 案 し 、 農 業 協 同 組 合 及 び 農 業 委 員会 に 関 す る 制 度 に つ い て 検 討 を 加 え 、 必 要 が
あると認めるときは、その結果に基づいて、必要な措置を講ずるものとする。
2 政 府 は 、 准 組合 員 ( 新 農 協 法 第 十 六 条 第 一 項 た だ し 書 に 規 定 す る 准 組合 員 を い う 。
以 下こ の 項 に お い て 同 じ 。 ) の 組 合 の 事 業 の 利 用 に 関 す る 規 制 の 在 り 方 に つ い て 、 施
行日から五年を経過する日までの間、正組合員(新農協法第十二条第一項第一号の規
定 に よ る 組 合 員 又 は 同 条 第 二 項 第 一 号 の 規 定 に よ る 会 員 を い う 。 ) 及 び 准 組合 員 の 組
合の事業の利用の状況並びに改革の実施状況についての調査を行い、検討を加えて、
結 論を 得 る も の と す る。
( 地 方 税 法の 一 部 改 正 に 伴 う 経 過 措 置 )
第 五 十 八 条 存 続 中 央 会 に 対 す る 前 条 の 規 定 に よ る 改 正 後 の 地 方 税 法( 以 下 こ の 項 及 び
第六項において「新地方税法」という。)第二十五条第一項、第七十二条の五第一項
、 第二 百 九 十 六 条 第 一 項 及 び 第三 百 四 十 八 条 第 四 項 の 規 定の 適 用 に つ い て は 、 新 地 方
税 法 第 二 十 五条 第 一 項 第 二 号 、 第 七 十 二 条 の 五 第 一 項 第 五 号 及 び 第 二 百 九 十 六 条 第 一
項 第 二 号 中 「 、 中 小 企 業 団 体 中 央 会 」 と あ る の は 「 及 び 農 業 協 同 組合 法 等 の 一 部 を 改
正 す る 等 の 法律 ( 平 成 二 十 七 年 法 律 第
号 ) 附 則 第 十 条 に 規 定 す る 存 続 中 央会 、
中 小 企 業 団 体 中 央 会 」 と 、 新 地 方 税 法 第 三 百 四 十 八 条 第 四 項 中 「 及 び 農 業 協 同 組合 連
合 会 」 と あ る の は 「 、 農 業 協 同 組 合 連 合 会 及 び 農 業 協 同 組合 法 等 の 一 部 を 改 正 す る 等
の 法律 ( 平 成 二 十 七 年 法 律 第
号)附則第十条に規定する存続中央会」とする。
2 前条の規定による改正前の地方税法(以下この条において「旧地方税法」という。
) 第 二 十 五条 第 一 項 第 二 号 に 掲 げ る 都 道 府 県 農 業 会 議 ( 収 益 事 業 を 行 わ な い場 合 に 限
る。)又は全国農業会議所(収益事業を行わない場合に限る。)に対して課する平成
二十七年度分までの法人の道府県民税の均等割については、なお従前の例による。
3 施 行 日 前 に 開 始 した 事 業 年 度 に 係 る 旧 地 方 税 法 第 七 十 二 条 の 五 第 一 項 第 五 号 に 掲 げ
る都道府県農業会議又は全国農業会議所の法人の事業税については、なお従前の例に
よ る。
4 旧 地 方税 法第 二百 九十 六条第 一項第 二号 に掲 げる 都道府県農業 会議 (収 益事 業を 行
わない場合に限る。)又は全国農業会議所(収益事業を行わない場合に限る。)に対
して課する平成二十七年度分までの法人の市町村民税の均等割については、なお従前
の 例 に よ る。
5 旧 地 方 税 法 第 三 百 四 十 八 条 第 二 項 第 十 三 号 の 二 に 掲 げ る 償 却 資 産 に 対 して 課 す る平
成二十八年度分までの固定資産税については、なお従前の例による。
6 附 則 第 二 十 九 条 第 二 項 の 場 合 に お い て は 、 新 地 方 税 法 第 四 百 六 条 第 一 項( 第 二 号 に
係 る 部 分に 限 る 。 ) 及び 第四 百 二 十 五 条 第 一 項 ( 第 三 号 に 係 る 部 分に 限 る 。 ) の 規 定
は 適 用 せ ず 、 旧 地 方 税 法 第 四 百 六 条 第 一 項( 第 二 号 に 係 る 部 分 に 限 る 。 ) 及 び 第 四 百
二 十 五 条 第 一 項 ( 第 三 号 に 係 る 部 分に 限 る 。 ) の 規 定 は 、 な おそ の効 力を 有 す る 。
7 旧地 方税 法第七 百 一条 の三 十四 第三 項第十 三号に 掲げ る施 設に係る事業のうち 、 施
行日前に終了した事業年度分の法人の事業に対して課する事業所税については、なお
従 前の 例 による 。
- 57 -
( た ば こ 耕 作 組合 法 の 一 部 改 正 に 伴 う 経 過 措 置 )
第 六 十 四 条 存 続 中 央 会 に つ い て は 、 前 条 の 規 定 に よ る 改 正 後 の た ば こ 耕 作 組合 法 第 八
条第四項に規定する農業協同組合等とみなして、同項及び同条第五項の規定を適用す
る。
( 所 得 税 法 の 一 部 改 正 に 伴 う 経 過 措置 )
第 六 十 七 条 存 続 中 央 会 は 、 所 得 税 法 そ の 他所 得 税 に 関 す る 法 令 の 規 定の 適 用 に つ い て
は 、同 法 別 表 第 一 に 掲 げ る 法 人 と み な す 。
( 法 人 税 法の 一 部 改 正 に 伴 う経 過 措 置 )
第 六 十 九 条 存 続 中 央 会 は 、 法 人 税 法 その 他 法 人 税 に 関 す る 法 令 の 規 定 の 適 用 に つ い て
は 、同 法 別 表 第 二 に 掲 げ る 法 人 と み な す 。
存 続 中央会 は 、地 方税 法第七 百 一条 の三 十四 第二 項の規 定の適 用 に ついて は 、法人
税 法 第 二 条 第 六号 の 公 益 法 人 等 と み な す 。
2
( 印 紙 税 法 の 一 部 改 正 に 伴 う経 過 措 置 )
第七十二条 存続中央会は、印紙税法の規定の適用については、同法別表第二に掲げる
者 と み な す。
( 消 費 税 法 の 一 部 改 正 に 伴 う経 過 措 置 )
第八 十二 条 存続 中央会 は 、消 費 税 法その他消費 税 に関す る法 令の 規定 の適用 について
は 、 同 法 別 表 第 三 第 一号 に 掲 げ る 法 人 と み な す 。
( 会 社 法の 一 部 改 正 に 伴 う 経 過 措 置 )
第九十六条 前条の 規定に よる 改正 後の会社法(以下こ の 条に おいて 「新会社法」と い
う 。 ) 第 九 百 四 十 三 条 の 規 定 の適 用 に つ いて は 、 旧 農 協 法第 九 十 二 条 第 五 項 ( 附 則 第
十条の規定によりなおその効力を有することとされる場合を含む。)において準用す
る 前 条 の 規 定 に よ る 改 正 前 の 会 社 法 第 九 百 五 十 五 条 第 一 項の 規 定 に 違 反 し 、 刑 に 処 せ
られ た 者 は 、 新 農 協 法 第 九 十 七 条 の 四 第 五 項 に お いて 準 用 す る 新 会 社 法 第 九 百 五十 五
条 第 一 項の 規 定 に 違反 し 、 刑 に処 せ ら れ た も の と み な す 。
( 罰 則 に 関 す る経 過 措 置 )
第 百 十 四 条 こ の 法 律 の 施 行 前 に した 行 為 並 び に こ の 附 則 の 規 定 に よ り な お 従 前 の 例 に
よることとされる場合及びこの附則の規定によりなおその効力を有することとされる
場合におけるこの法律の施行後にした行為に対する罰則の適用については、なお従前
の 例 に よ る。
( 政 令へ の 委 任 )
第 百 十 五 条 こ の 附 則 に 定 め る も の の ほ か 、 こ の 法 律 の 施 行 に 関 し 必 要 な経 過 措 置 ( 罰
則に関する経過措置を含む。)は、政令で定める。
- 58 -