5 中経連ダイジェスト(1.1 MB)

中経連
本会では来年度、
「 企業・人材プール」の参加大
「企業・人材プール」による講師派遣
学・企 業を拡 大し、さらに試 行を重ねるとともに、
再 来年度からの本格運用の開始に向けた検討を
進めていく。
(企画部 久保田 孝重)
エアアジア・ジャパン㈱
代表取締役会長 表敬訪問
11月2日
(月)
・12月21日
(月)、中経連は「企業・
人材プール」により、大学の2つの講義に講師派遣
を実施した。両講義は名古屋大学の全学教養科
目「キャリア形成論」の一環として、
2年生以上の
学生約 120 名を対象に行われた。
11月2日は、東邦ガス㈱人事部人事グループ係
長の栗本典明氏が「東邦ガスの人材育成への取
り組み∼電力・ガス自由化時代に必要な人材とは
1月12日
(火)、エアアジア・ジャパン㈱代表取締
∼」をテーマに、自身のキャリアや成長のために強
役会長の井手隆司氏等が就任挨拶のため中経連
い意欲を持つことの必要性などを説明した。
を訪れ、三田会長と懇談した。
学 生からは「自分の強みを意 識していきたい」
井手氏から
「今年、
中部国際空港を拠点に、札幌、
「やるべきことからアプローチする考え方は参考に
仙台、台北の3路線に新規就航を目指しており、そ
なった」、講師からは「自分自身も理想の姿に向か
れ以降も国内全域に加え、
アジアなどの国際線の充
って頑張ろうというモチベーションが湧いた」
との
実を図っていきたい。将来的には、中部国際空港を
コメントがあった。
国際拠点空港として活用したい」
との挨拶があった。
12月21日は、
日本ガイシ㈱法務部長の稲垣真弓
これに対し、三田会長は「昨年 10月に、昇龍道プ
氏が「企業で働くやりがいと厳しさと」をテーマに、
ロジェクトで6つの重点ルートの策定を行い、多くの
入社後一貫して企業法務に従事している自身のキ
方々に関心を持っていただいている。
ビジネス客の
ャリアや法務部の業務内容を紹介するとともに、
自
利便性向上に加えて、昇龍道への訪日外国人旅行
らの体験談を交えて企業研究や外国語能力の重
者が大きく増加することを期待したい」
と述べた。 要性を説明した。
(社会基盤部 奧山 基樹)
講義後、学生からは「私も周りに指示が出せるく
らい仕事ができる女性になりたい」
「自身も一つの
部署に長く勤める中でキャリアアップしたいと考え
第4回中部コーディネータ研究フォーラム
ており、
とても参考になった」、担当特任准教授の
森典華氏からは「女性が働くことの困難さやカッコ
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1月14日
(木)、中経連は「第4回中部コーディネ
よさがしっかり伝わり、学生の憧れ・目標となった」
ータ研究フォーラム」
を開催し、中部5県のよろず支
などのコメントがあった。
援拠点コーディネータ、支援機関・大学のコーディ
中経連 2016.3
中経連 2016.3
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中経連
道路サミット in 東京 日本と世界を結ぶ!∼中部
国際空港へのゲートウェイ∼」が東京都内にて開
催された。大村愛知県知事、二階自民党総務会長、
川崎中部 国 際 空 港 拡 充 議員連 盟 会 長をはじめ、
地元国会議員、県議会議員、関係自治体、企業等
から約 300 名がつめかけ、中経連からは三田会長、
三浦常務理事が参加した。
大会で、三田会 長
ネータ、中堅・中小企業支援に関する有識者・研究
は西知多道路整備に
者など15 名が参加した。
関する提言を発表し、
本フォーラムは、中部圏各地で中堅・中小企業
その中で西知多道路
支援をしているコーディネータのネットワーク強化
が名古屋港の物流機
と企業支援力の一層の向上をねらい昨年3月に設
能強化のほか、中部
立したものである。
国際空港へのアクセス道路として物流や観光に寄
フォーラムの前 半ではまず、
「中小 企 業におけ
与するとともに、大規模災害時の沿線への緊急搬
る戦略と戦術について」
と題し、中京大学教授の
送路としての役割を果たすことなどを述べた。
また、
寺岡寛氏が講演し、経営環境の変化に機敏に対
各務中部国際空港㈱副社長、大石国土政策研究
応できるかどうかが企業存続のカギであり、
そのた
所所長等も提言を行った。大会の最後には、平成28
めには経営者自ら戦略と想像力を持たなければな
年度新規事業化に向けた決議文が採択され、西知
らない、
と語った。
多道路整備に向け、大変な盛り上がりとなった。
続いて、
「 中小企業の経営者課題と支援」
と題
大会終了後、三田会長、大村知事をはじめ、沿線
し、松本商工会議所専務理事の胡桃澤宏行氏が
自治体の首長等主要参加者が、石井国土交通大
課 題 提 起として、戦 略 性のある中期 事 業 構 想を
臣および徳山国土交通事務次官に対し、平成 28 年
策 定することが中小企業経営者の本質的課題で
度新規事業化に向け要望活動を実施した。
あり、支援機関は経営 者 支援にもっと力を注ぐ
(社会基盤部 山口 智)
べきである、
と述べた。
後半はこの課題について、少人数のグループデ
ィスカッションを実施した。活発な議論が行われ、
「中小企業に事業計画策定を促すような制度を作
とよたPR大使 表敬訪問
ってはどうか」
「 社長が戦略を持つことで元気にな
った会社の実例をたくさん示すことが有効」などの
意見があがった。
次回は4月に開催する予定である。
(産業振興部 佐々木 彰一)
西知多道路決起大会および要望活動
1月 2 7 日( 水 )、
とよた元 気プロジェクト実 行 委
1月22 日(金)、西知多道路決起大会「西知多
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中経連 2016.3
員会メンバーである三 宅 豊田商 工 会 議 所 会 頭 、
中経連 2016.3
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中経連
とよたPR大使(3名)等が、豊田市の歴史観光の
PRのために中経連を訪れ、三田会長、伊藤専務
ので、国へ提出していくことが了承された。
三田会長は、当地域を航空機産業の世界三大
拠点の一つとしていくには、新たな数値目標をさら
理事等と懇談した。
三宅会頭から
「自動車のまち以外の豊田市の魅
力発信」
との来訪の趣旨説明の後、
とよたPR大使
に大きく上回るような成果を目指して、地域連携を
強化していくことが必要との意見を述べた。
(産業振興部 加藤 信彦)
から、徳川家康公 400 年祭記念大会に関連する催
し物の紹介があった。
三田会長は「観光客誘致のためには、昇龍道エ
リア内で地域間が連携し、ルート観光を推進して
定例記者会見
いくことが必要だ」
と述べた。
(総務部 亀井 勝彦)
2月1日(月)、中経連は総合政策会議終了後、
三田会長の定例記者会見を行った。
アジア№1航空宇宙産業クラスター
形成特区推進協議会
今年初めてとなる会見で、三田会長は、年明け
から続く株価や為替の不安定な動きについて、中
国経済の減速など昨今の国際情勢が背景にある
とし、わが国の実体経済は健全であるとの見方を
示すとともに、中部圏の景気について、全国よりも
良好な水準で推移していると述べた。
また、昇龍道プロジェクトについて、
「 平成 29 年
末までに年間 600 万人泊」
との目標を昨年 10月ま
でに達成( 631 万人泊)
したことを報告するととも
に、
5月に開催される伊勢志摩サミットを最大限に
活かし、当地域の産業・観光の魅力をしっかりPR
していくと意気込みを語った。
1月27日
(水)、中部圏の企業や自治体などで構
成される
「アジア№ 1 航空宇宙産業クラスター形成
∼浜松いなさJCTの区間が開通することに触れ、
特 区 推 進 協 議 会 」が名 古 屋 市内にて開 催され 、
東名高速道路の一部区間の慢性的な渋滞が大幅
中経連から三田会長が参加した。
に解消され、地域の経済に大きく寄与していくとの
本協議会は、総合特別区域法に基づく
「国際戦
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続いて、
2月13日、新東名高速道路の豊田東JCT
期待感を示した。
略総合特別区域」の指定の申請、
「 国際戦略総合
その 後 、豊 島
特別区域計画」の作成およびその実施に関し、必
経 済 委員会 副
要な事項について協議することを目的としている。
委員長( 豊 島 ㈱
協議会では、会長である大村愛知県知事の挨
代表取締役社
拶の後、
「 設備等投資促進税制」措置の2年延長
長 )が 、同 委 員
決定の報告とともに、現行計画の目標年度(平成
会で 取りまとめ
27 年)を5年延長して平成 32 年度とする
「新計画
た提言「新中部圏の創生 ∼各地域の自助努力と
案」
について協議された。
連 携による経 済 的自立 性の向 上 ∼ 」を公 表した
新計画案は、新たな数値目標を設定するととも
(本誌2∼3ページ参照)。地方創生に産業界も
に、宇宙機器等開発・供給事業を対象に加えるも
積極的に参加する必要があるとしたうえで、中部圏
中経連 2016.3
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中経連
の定住人口の減少抑制やスーパーメガリージョン
9名が参加した。
の形成、地域経済の稼ぐ力の向上などに向け、各
翌3日
(水)は、駐日大使等の大使館関係者を対
自治 体や産 業 界が自助 努力・連 携していく必 要
象に視察会を実施し、常滑市の㈱LIXIL榎戸
性を訴えた。
工場ならびにINAXライブミュージアムを訪れた。
(総務部 伊藤 邦広)
工場では、高品質トイレの製造過程や歴代の製品
を、
ミュージアムでは世界中のタイルやトイレの歴
愛知・名古屋国際ネットワーク
ASEANフォーラム・交流会
史をそれぞれ見学した。参加者は、中部が誇るもの
づくりの現場と企業の地域活動を知ることを通じ
て、当地域への理解をさらに深めた。
(国際部 平山 りえ)
米国商務省
エグゼクティブディレクター 表敬訪問
2月3日(水)、米国商務省SelectUSAエグゼ
クティブディレクターのビナイ・スマラポリー氏をは
じめ米国大使館・領事館関係者等6名が、Select
2月2日
(火)、中経連は愛知県、名古屋市、名古
USAサミット
(6月19日∼ 21日ワシントンDCで開
屋港管理組合、名古屋商工会議所とともに、
「愛
催 予 定 )の協力依 頼のため中経 連を訪れ 、三田
知・名古屋国際ネットワーク」
ASEANフォーラム
会長等と懇談した。
および交流会を名古屋市内にて開催した。
本フォーラムは、愛知・名古屋の国際化と成長
年に海外から米国への直接投資(FDI)
を促進す
著しい東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国との
る目的で発足させたプログラムで、スマラポリー氏
ネットワークづくりの進展を目的に、平成 23 年度以
は最高責任者である。
降毎年開催しており、今回で5回目となる。
ASEAN
スマラポリー 氏
加盟9カ国の駐日大使・代表者を招き、
ASEAN
から
「今回のテーマ
に関心を持つ企業・行政関係者、一般市民など約
は イノベーション・
180 名が参加した。
アドバンテージ で
フォーラムでは(独)国際協力機構(JICA)理 事
ーションを統 合 発
統合について」をテーマに各国の駐日大使・代表
展させ相互利益となることを願っている。今年は昨
者がスピーチを行い、昨 年スタートしたアセアン
年(90 名)
を上回る日本からの参加者を期待してい
経 済 共同体(AEC)におけるインフラの整 備や
るので、
ご協力をお願いしたい」
との発言があった。
関税撤廃の動き、投資の誘致、観光の振興等をそ
れぞれPRした。
交 流 会では、各 国 駐日大 使・外 交 官と地 元 政
財 界の代 表など約 1 0 0 名の参 加 者が歓 談し、交
流と親睦を深めた。本会からは、三田会長をはじめ
中経連 2016.3
あり、両国のイノベ
賢一氏をコーディネーターとし、
「ASEAN
の富
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SelectUSAサミットは、オバマ大統領が 2011
これに対し、三田会長は「中部圏の中小企業は
とりわけ BtoB の情報を求めており、彼らが参加
しやすいサミットとして欲しい。サミットの成功に向
け、協力していきたい」
と述べた。
(国際部 山中 賢一)
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