眠たい時にする人間の行動パターン

西暦 2016 年 03 月 02 日
ダレナン博士の研究所
研究報告書 No.207
題名:眠たい時にする人間の行動パターン
報告者:トンカツる
人生の3分の1は寝て過ごす。単純に一日の睡眠時間を 8 時間として、80 歳まで生きたと仮定すると、人
生で寝ている時間は、8×365×80=233600 時間=9733.33 日=26.66 年となる。すなわち、26.66 年
は寝て過ごし、
80-26.66=53.34 年は起きて過ごしている計算となる。さらに、
26.66/80×100=33.33%
となるため、その数字の通りで、1/3 は寝て過ごしていることとなる。ここで、これらの数値を見て、
「思っ
たよりも寝ているぁ」
、と感じている人もあれば、
「思ったよりも人生の活動の時間は少ないなぁ」
、と感じて
いる人もあろう。しかしながら、それ以外にも、
「今、猛烈に眠くてたまらない」
、と思ってふと検索した結果
が、本報告書に辿りついた人もあるかもしれない。眠気覚ましに本報告書を見るのも、決して悪くはない。
その通りで、眠くてたまらない時に、現在人が行う行動の一つに、
「眠たい」と検索することが挙げられる。
それは、パソコンで実施する仕事が増えたことも挙げられるが、もう一つはスマートフォンの普及もある。手
の中で素早く情報を検索できるため、LINE などの SNS で「眠たいよ~」などのやり取りする人も、もちろ
んあろう。
「眠たい」
、とついパソコンやスマートフォンで検索するのは、ひとえに情報端末が人類にもたらし
た新たな行動パターンでもある。
特に眠たくなるのは、午後 13 時からから小一時間ぐらいであろうか。昼に食事をして、一服をし、
「さて、
午後の仕事に取り掛かるか」
、と思いながら、数分たつと、猛烈に眠気が襲う。ここで、眠気覚ましにコーヒ
ーなどを飲まれる人も多いと思われるが、眠気はそう簡単にはなくならない。
「カフェインって、眠気に効く
のか?」と思いながら、仕事を続けると、ふと意識が遠のく。微々な睡眠状態である。近年では、食後に数分
間眠ると、頭がすっきりするとのデータもあるため、昼寝制度を設けている企業も少なくない 1)。米コーネル
大学の社会心理学者、ジェームス・マース氏によれば、仕事での 15〜20 分の仮眠は、その後の作業効率を
上げるとも言われている 2)。ただし、この昼寝がある一定時間以上超えると、昼寝ではなく、普通の睡眠とな
るために、逆効果となる 3)。やはり、昼寝制度としては、15〜20 分程度が目安となるであろう。
一方、動物界の一部では、冬眠制度が設けられている。日本にすむ陸上の哺乳類のほぼ3分の1にあたる
32 の動物が冬眠すると言う
4)
。その理由は、寒い冬に食物が得られにくく、
高い体温を保つのは困難であるためであり 4)、その代わりとして冬眠制度を選
択した。そのため、冬眠する前には、相当数の食物を食べる。人間で言う食欲
の秋でもある。しかしながら、年がら年じゅう餌が得られる動物園の動物は、
冬眠しない 5)。人間もかつては冬眠をした時代があったのかもしれないが、今
では年がら年じゅう食料にありつけるため、もちろん冬眠はしない。その代わ
り、睡眠時間を削ってまでも仕事を要求され、年がら年じゅう眠たい(眠りたい)。 図 眠りたいのイラスト 6)
1) http://matome.naver.jp/odai/2140054834491488101 (閲覧 2016.3.2)
2) http://w-kawara.jp/working-hours/allow-a-nap/ (閲覧 2016.3.2)
3) 出典不明
4) http://www.junior-success.net/dictionary/jyoushiki/jyoushiki4.html (閲覧 2016.3.2)
5) http://matome.naver.jp/odai/2138597559121993601(閲覧 2016.3.2)
6) http://img-cdn.jg.jugem.jp/4d4/37591/20081216_592133.gif (閲覧 2016.3.2)