平 成 28 年 度 CI M チャンピオン養 チャンピオン養成講座 成講座 ~ CIM 現場でのデータ活用とマネジメント~ 国土交通省九州地方整備局では平成 25 年 7 月に「九州地方 CIM 導入検討会」を立ち上げ、CIM の推進に努めてきています。 我々 CIM 研究会では、現場での問題解決に際し、どの様に解決するか、どの様に取り組むか、が重要であると考えています。場合 によっては、3 次元 CAD をはじめとする ICT 技術を駆使する必要もあります。今後期待される建設生産システムの改善による生産 性の向上を視野に真の土木技術者を育成することを目標に「CIM チャンピオン養成講座」を平成 26 年度より開講しております。 講座の目指す実践力 ・CIM の内容をよりよく理解し、所属する会社で水平展開する力 ・国土交通省、地方自治体等の公共事業において自ら CIM を実践する力 ・受発注者間、警察等関係協議等で自ら CIM を活用する力 ・事業履行期間、データマネジメントを行う力 本講座は、協賛各社の協力を得ながら、平成 28 年 6 月より各月 1 回の頻度で講座を開始します。講座では、上記項目の実現のため CIM の講座(座学)と演習で構成しています。座学では、CIM の概要や九州管内の CIM 現場での実状を学習し、知識の向上を目指し、 演習では、現在試行されている CIM 事業で多く利用されている 3 次元 CAD を中心とした CIM ツールのスキルアップを目指します。 3 年目となる平成 28 年度は、「V-nas Clair,V-nasClair Kit シリーズ」を導入し、より一層の技術者育成を進めて参ります。多くの方 のご参加をお待ちしております。 開 催 要 項 ( 予 定) ※詳細は別途お問い合わ せ く だ さ い 開催日時:平成 28 年 6 月∼平成 28 年 12 月(全8回) 土曜日13:00∼17:00を基本とします 主催:CIM 研究会(代表:小林一郎) 後援:オートデスク株式会社、VACS 株式会社、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社、川田テクノシステム株式会社 会場:ホテル熊本テルサ 2F 研修室 A 会場が変更になりました 対象:九州地方整備局管轄の発注者、施工者、建設コンサルタントのうち CIM に関する知識の向上とスキルアップを真剣に目指す方 講座参加費:500,000 円(税抜) 使 用 す る ソ フ トウェア AutoCAD Civil3D Civil 3D は、CIM をサポートする特に土木事業に特化 した 3 次元設計ソフトです。汎用の AutoCAD では困 難な地形作成の機能を保持しています。 InfraWorks は、モデル空間に道路・鉄道・区画や構造 物を配置して、視覚的にわかりやすい 3 次元のモデル 空間を構築できます。また、様々な 3 次元ツールで作 成したコンテンツを統合することが可能です。 Sketch Up Pro (お持ちでない方はライセンスの購入が必要です) SketchUp Pro は、線と形から、その表面を押したり引っ張ったりして 3D の形に変 えます。引き延ばし、コピー、回転、色塗りなど、自由にモデルを作成できます。 さらに CAD データや地形データ、写真や手書きのスケッチを読み込んでモデルの作 成もできます。 問い合せ先 Autodesk Navisworks Autodesk InfraWorks Navisworks は地形、道路、構造物等のデータを 1 つのモデルの中に統合できるソフトで、干渉 チェック、4D 工程シミュレーション等が可能 です V-nas Clair,V-nasClair Kit シリーズ 土木系 2D 汎用 CAD「V-nas」の機能・操作性を受け継ぎながら、3D モデルの作成や各種アニメーションの作成機能など、CIM に必要とさ れる機能を装備した 3D 汎用 CAD です。 CIM チャンピオン養成講座 事務局 ( 代 行 : 株 式会社 ベアールートシステム 担当:増田) ca d-p ro @ b e a rro o t. co . j p T e l 0 9 6 -3 2 2 -6 4 0 3 / F a x 0 9 6- 326- 0648 H27 年度 CIM チャンピオン養成講座 開催報告 概要 平成 27 年 6 月∼平成 27 年 12 月まで土曜日の午後に、計8回開催しました。 参加者は、九州内の建設コンサルタント等 13 団体 25 名(各社講座受講者 1 名、演習受講者 1 名)で、講座期間中は、8回の 講座以外にも、CIM-LINK(SNS) 上で連絡・質疑を行いました。 開 催ス ケ ジ ュ ール 第 1 回 Civil3D 講 座 :「 C I M の 最 新 動 向と事例の紹介」 緒 方 正 剛 氏 ( 一 般 財団法人 先端建設技術センター ) 演 習 : C i v i l 3 D の テ ン プレート作成方法、サーフェスの作成、編集方法 第 2 回 Civil3D 講 座 :「 C I M を 学 ぶ 」 小 林 一 郎 教 授 ( 熊 本大学) 演 習 : C i v i l 3 D を 使 用 した土量計算、3D モデルの作成 第 3 回 Civil3D 講 座 :「国内 / 海外 の BIM/CIM プロジェクト事例」 福 地 良 彦 氏 ( オ ー トデスク株式会社) 演 習 : C i v i l 3 D テ ク ニック集 第 4 回 SketchUp C I M 講 座 ( 1 時間程度) 様々 な 現 場 の講師を招き、CI M の最 新情 報 を 学 びます 講 座 :「 S k et ch U p の CIM 国内事例紹介」 重 光 崇 雄 氏 ( V AC S 株式会社) 演 習 : S ke t c h U p P r o を使用した課題作成(橋脚、ダム堤体) 第 5 回 Revit / SketchUp 講 座 :「 R ev it の 利 用 事例」 小 林 優 一 氏 ( 八 千 代エンジニヤリング株式会社) 演 習 : S ke t c h U p P r o を使用した課題作成(非常用洪水吐) 第 6 回 InfraWorks 講 座 :「 I n f ra W o rk s の 利用事例」 小 林 一 郎 教 授 ( 熊 本大学) 演 習 : I n f r a W o r ks を 使用したモデルの作成・編集 第 7 回 InfraWorks 講 座 :「 N a v isw o rk s の活用事例」 椎 葉 祐 士 氏 ( 一 般 社団法人 施工技術総合研究所) 演 習 : Subassembly Composer によるサブアセンブリの作成、Civil3Dと Infraworks の連携 第 8 回 Navisworks 演習 ( 3 時 間程度) モデ ル の 作 成等を行うことで、ソフト の基 本 的 な 操作を学びます 講 座 :「 C I M の 動 向 に つ いて」 山 村 洋 平 氏 ( 伊 藤 忠テクノソリューションズ株式会社) 演 習 : N a v i s w o r ks と N avis + の基本的な操作方法について 講 座を 終 え て H 2 7 年 度 関 係者集合写真 チャンピオン賞受賞者 新人賞受賞者 修了 証( 賞状と 写真 立て) 各参加団体には、CIM チャンピオン養成講座修了証と、ノベルティの写真立てが贈られました。また、受 講者の中からチャンピオン賞と新人賞が各 1 名、期待賞が 2 名選出され、トロフィーが贈られました。 受 講者 の 声 ・CIM 導入ガイドライン試行に向けて、CIM に関する知識を社内で展開していきたい。 ・土木設計における基本的な Civil3D の演習で、大筋の内容を把握することができた。 ・現状は質問できる場が少ないため、CIM-LINK は、情報収集や問題解決の場として有効だと思う。 ・学んだ内容は、個人的に業務の中に取り入れており、今後は、社内での導入を考えていきたい。 ・勉強会は、他社の方々の CIM への取り組みについての生の声が聞ける交流の場ともなった。 アンケートの結果、 全参加団体より、 また参加したい・別の 社員を参加させたい! と回答がありました
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