平成28年度施政方針

第333回三木市議会定例会におけ る
平成28年度
施
政
目
方
針
次
1 はじめに
・・・
1
2 この10年を振り返って
・・・
2
(1) 人口・若者対策
・・・
3
(2) 地域経済の再生
・・・
3
(3) 超高齢社会への対応
・・・
4
(4) 三木創生のプランづくり
・・・
4
3 次なるステージへのチャレンジ
・・・
6
(1) しごとを創る
・・・
6
(2) まちのにぎわいを創る
・・・
8
(3) 教育・福祉を充実する
・・・
10
4 平成28年度の具体的施策
・・・
12
・・・
12
・・・
15
・・・
21
(1)
しごとを創る
①
既存産業の振興
②
高速道路を活用した大型集客施設の誘致
(2)
まちのにぎわいを創る
①
生涯活躍のまちづくり
②
にぎわいづくり
③
スマートでコンパクトなまちづくり
(3)
①
教育・福祉を充実する
教育の充実
②
(4)
福祉の充実
その他の重点事業
・・・
25
5 条例案等の提案理由
・・・
29
6 おわりに
・・・
34
①
安心・安全なくらしを創る
②
地域医療を守る
平成28年度の予算案及び重要案件の審議をお願いするに
際 し ま し て 、私 は 、こ こ に 市 政 運 営 に 当 た っ て の 所 信 を 申 し 上
げ 、議 員 の 皆 様 の ご 理 解 と ご 協 力 を 賜 り た い と 存 じ ま す 。
1
はじめに
私は、平成18年1月に市民の皆様の信任を受け、三木市
長に就任しました。
平成18年当時の日本の国政は、平成の大合併を推進した
小泉首相から平成18年9月に安倍首相に引き継がれた時代
でした。
その後日本の首相は、6代に渡り政権が変わる中、バブル
経済崩壊後のデフレ経済からの脱却に対してさまざまな政策
を打ち出してこられました。
昨今、ようやくにして安倍首相が第2次安倍内閣を組閣。
「アベノミクス」を推進し、デフレ経済のスパイラルから脱
却の道筋が見えてきたところです。
加えて、平成の大合併から10年を経過し、疲弊した地方
の活力を取り戻すため、
「 地 方 創 生 」を 全 国 の 地 方 自 治 体 で 取
り組んでいくことが示されました。
三木市においても、3月には三木市創生計画として「人口
1
ビジョン・総合戦略」を策定し、平成28年度から本格的に
対策を実施しようとしているところです。
2
この10年を振り返って
三木市も平成の大合併で吉川町と合併し、新生三木市が誕
生しました。以来10年にわたり、三木市長として合併後の
新しい三木市の舵取りを行ってまいりました。いわば新生三
木市の歴史は、私の政治家としての歴史そのものといっても
過言ではありません。本当に多くの方々にお世話になりまし
たことをこの場をお借りし、御礼を申し上げます。
しかしながら、三木市においては日本全体で人口が減少す
る少子高齢化やバブル崩壊後の1990年代後半からの東京
一極集中化などの影響をもろに受け、平成9年から減少に転
じていた人口減少が加速化。
金物産業やゴルフ場経営をはじめ、バブル経済崩壊による
円高・デフレなどの打撃が市内経済を直撃。
さらには、高度経済成長期に神戸等の大都市のベッドタウ
ン、いわゆるドーナツ化現象として人口が急増した都市の宿
命 と も い え る 「 急 激 な 超 高 齢 社 会 の 到 来 」。
これらのトリレンマ(三重苦)が、三木の将来に大きな壁
2
として立ちはだかっていました。
このような危機的な状況の中で、市の財政はひっ迫し、財
政再建を図りながらも、3つの大きな障壁を乗り越え将来に
向けての道筋をつけるべく、この10年間にわたりまちづく
りに取り組んできました。
(1)
人口・若者対策
人口・若者対策では、若者が住みたくなるまちづくりを進
めるため、若い世帯の住宅取得に対し固定資産税等の助成。
教育・保育を充実するため、幼保一体化の推進、英語教育の
充実、図書館の新設。子育て支援を充実するため、保育料5
0%軽減、中学校までの医療費無料化などを実現してまいり
ました。
しかしながら、若者が神戸や大阪に行かなくても楽しめる
娯楽の場が少ないことなどから、若者が魅力を感じる「まち
のにぎわい」が必要なこと。家賃が安い集合住宅が少ないた
め、若い世代が住みたくなる住環境が必要なこと、また、更
なる「教育の充実」などにより、若い世代の転出を抑制し、
転入を促進する必要があります。
(2)
地域経済の再生
ま た 、地 域 経 済 を 再 生 す る た め 、中 小 企 業 振 興 条 例 を 定 め 、
3
中小企業対策を推進するとともに、ヤクルト、コストコなど
企業誘致を実現しました。農業では、山田錦生産拡大対策、
ハーブによる農業の6次産業化の推進。商業、観光の振興策
を実施してきました。
しかしながら、若者が魅力感じる多様な職種や職場が少な
いことから、雇用の場の拡大や新たな「しごとづくり」が必
要です。
(3)
超高齢社会への対応
さらに、超高齢化社会などに対応するため、北播磨総合医
療センターを開設し、高度医療を充実。そこへの足を確保す
るため、直通バスを運行するとともに、バス交通の見直しと
料金均一化を行う中で、途中乗降を可能にするなど、バス交
通の利便性を向上しました。
また、すべての公民館に地域
まちづくり担当を配置し、薄れつつある地域コミュニティの
再生を支援してまいりました。
しかしながら、お一人や夫婦のみの高齢者世帯の増加によ
り、地域の支え合いによる支援が必要なことなど更なる「福
祉の充実」が必要となっています。
(4)
三木創生のプランづくり
これらの新たに浮上した課題を解決するため、三木市創生
4
計画を策定していくにあたり、
「しごと」
「まちのにぎわい」
「教
育・福祉」を重点的に政策推進するため、三木市創生「人口
ビジョン・総合戦略」のプランづくりを進めてきました。
去る2月15日に、兵庫県から発表された平成27年の国
勢調査結果速報では、10月1日現在の本市の人口は77,
310人となりました。
人口の減少率を見てみると、平成12年から平成17年の
5年間は2.04%の減、次の平成17年から平成22年で
は、3.97%の減、そして直近の平成22年から平成27
年においては4.57%の減となっており、市の人口が依然
として減り続けていることがわかります。
しかしながら、最初の5年間では、減少率が1.93%増
えているのに対し、次の5年間は0.6%の増にとどまり、
減少の勢いが少なからず鈍化してきています。
このことから、徐々にではありますが、施策の効果が現れ
始めてきたものとも受け取れます。
そこで平成28年度はこれまでの10年間で築いてきた健
全財政を基盤とし、さらに健全化を進める中で、これまでの
施策の成果を更に拡大させるとともに、新たな課題にチャレ
ンジするため、総合戦略を着実に実行し、三木の将来に明る
5
い展望を拓いてまいります。
3
次なるステージへのチャレンジ
さて、いよいよ、平成28年度は、三木創生実施元年と位
置づけ、計画づくりから実行へ、3本の柱を立て、三木創生
の次なるステージにチャレンジします。
(1)
しごとを創る
人口減少の背景である若者の転出や未婚率の増加に歯止め
をかけるため、最優先すべきは、市内で雇用を確保し、所得
水準の底上げを図るとともに、安心して快適に暮らせる「ま
ち・住まい」を創り、若者の定住を促進することです。
若者が増えることで、将来を担う子どもが増え、人口の維
持につながるとともに、まちが活気づき、ひいては雇用の安
定につながります。
こうした、プラスのスパイラルを創り出すため、1本目の
柱は、若者に魅力のある多彩な「しごとを創る」ことです。
まず、三木金物や山田錦など優れた品質を誇る特産品の高
付加価値化や新分野への進出、観光や商業の連携による交流
人口の増加などにより既存産業の振興を図り、雇用の拡大に
つなげます。
6
また、新たな雇用の起爆剤として、高速道路網の要衝であ
る立地を活かして、全国とアクセスする山陽自動車道の三木
サ ー ビ ス エ リ ア 北 側 に 「 食 べ る 」「 遊 ぶ 」「 買 う 」「 く つ ろ ぐ 」
ことのできる大型集客施設を誘致します。
山陽自動車道三木サービスエリアは、上下線合わせて年間
1,600万台、人にして2,300万人が通過します。こ
こにスマートインターチェンジを設置し、近畿はもとより、
中国、四国地方、さらには関西国際空港からの外国人観光客
など年間250万人をこの施設に引き寄せます。
この施設には、若者に魅力のあるショップやカフェ、レス
トラン、シネマコンプレックス、さらにはコンサートやイベ
ントの開催など、神戸や大阪に行かなくても若者が集い、楽
しめる場を創ります。この大型商業施設の誘致やリニューア
ルするグリーンピア三木で新たに展開する事業の活用により、
女性や若者が働きたいと思える魅力ある雇用の場を創出する
とともに、市内の住環境を整備することにより定住を促進し
ます。
併せて、市内にある観光、歴史、自然などの地域資源の魅
力を最大限に発揮させ、大きな集客力が見込まれる大型集客
施設やグリーンピア三木から市街地への人の流れを創り、ま
7
ちの活性化を図り、既存産業の振興につなげる好循環を創り
ます。
(2)
まちのにぎわいを創る
次 に 、 2 本 目 の 柱 は 、「 ま ち の に ぎ わ い を 創 る 」 こ と で す 。
まず、子どもから高齢者まで多世代が共生する中で、すべ
て の 市 民 が 健 康 で 生 き が い を 持 っ て 暮 せ る「 生 涯 活 躍 の ま ち 」
を創ります。
高齢者が健康でアクティブに地域で活躍し、必要に応じ医
療・介護を受けることができるとともに、子育て世代を中心
とした人たちの移住を促進することにより、多世代が交流し
支えあいながら元気に暮らせるまちづくりを目指します。
三木市全体での「生涯活躍のまちづくり」を進める中で、
先行的に、市内で最も高齢化が進み、空き家が増加している
緑が丘を高齢者と若い世代が共に暮らす新たなライフスタイ
ル を 構 築 す る「 緑 が 丘 モ デ ル 」と し て ま ち の 再 生 を 進 め ま す 。
この「緑が丘モデル」を円滑に進めるため、平成29年度
中には「地方創生特区」を取得し、住民に一番身近な市が、
住民の立場で区画整理事業などが行えるようにし、戸建て住
宅から集合住宅などへの住み替えなどにより、高齢者にとっ
8
ても若い世代にとってもコミュニティ豊かで、暮らしやすい
まちへと変貌させていかなければなりません。
そして、この緑が丘モデルを緑が丘以外の地区へも広げて
いく必要があります。
また、
「 生 涯 活 躍 の ま ち づ く り 」を 進 め る 上 で 大 切 な 、多 世
代が交流しながら共生することの喜びが感じられる拠点を創
ります。
核家族化や少子高齢化に伴い、従来、家庭内や地域で行わ
れていた高齢者と子どもの交流が減少してきています。
高齢者にとっては、地域社会を担う機会が減少することに
より、次第に孤立化、生きがい感の喪失へつながります。
子どもたちにとっては、多世代との交流が減少することに
より、多様な価値観やお互いの違いを知る、理解する機会が
失われつつある状況です。
そのため、多世代との交流を通して、さまざまなことを学
び、成長するために、世代を超えたふれあうきっかけを増や
していくことが必要です。
そこで、世代や分野を超えたさまざまな人が出会い、ふれ
あいを通じて、学び、健康づくりを行う中で生きがいを創造
で き る 拠 点 と し て 、ま た 、子 ど も の 健 全 な 成 長 を 助 け 、親 子 3
9
世代が気軽にコミュニケーションを行える多世代交流の拠点
づくりを進めてまいります。
子どものころから、さまざまな世代と交流し、三木に関わ
り愛着を持ってずっと住み続けたい、働きたい、地域のため
に貢献したいと思えるまち。子育て世代にとっても、自分た
ちの子どもにずっと住んでもらいたいと思えるようなまちを
目指します。
また、今ある歴史や文化を活用し魅力を高める、この魅力
を広く情報発信することで、市内外の多くの人が交流し、に
ぎわいのあるまちづくりを進めます。
さらに、人口減少社会に対応し、生活水準を維持しつつコ
ンパクトシティ化を図るため、人口規模に見合った公共施設
の適正化や、エネルギーや環境に配慮したエコタウン化を推
進します。
公共交通は、高齢者や障がい者をはじめ市民の皆様の日常
生活を支える大切な移動手段です。これを守り抜き、市民生
活の利便性を向上するため、バス交通の活性化や神戸電鉄粟
生線の維持・存続に向け全力を注ぎます。
(3)
教育・福祉を充実する
次 に 、3 本 目 の 柱 は 、人 口 減 少・高 齢 社 会 を 見 据 え 、
「教育・
10
福祉を充実する」ことです。
まず、
「 子 育 て す る な ら 三 木 」と 言 わ れ る よ う に 0 歳 か ら 1
5歳まで切れ目のない子育て支援を充実します。
少子化により就園人数が減少する中、公立園を減らし民間
主導型の幼保一体化計画を着実に進めることで、生じた財源
を他の子育て支援に充てていきます。
そして、働きながら子どもを産み育てる流れを確実にする
とともに、どの子どもにとっても均質の保育・教育を確保、
提供します。
ま た 、3 月 中 に 策 定 す る「 三 木 市 教 育 大 綱( 案 )」に 掲 げ ま
し た「 ふ る さ と 三 木 を 誇 り と し 、自 立 心 あ ふ れ る 人 材 の 育 成 」
を基本理念とし、豊かな心とグローバル時代にたくましく生
きる力を持った子どもたちを育む教育を充実します。
さらに、妊娠期から中学卒業まで一貫した切れ目のない子
育て支援を行う「三木版ネウボラ」を推進し、安心できる子
育て環境を創出します。
高齢化社会が進む中、単身世帯や高齢者のみの世帯等が増
加し、日常生活に不便や不安のある高齢者が増加する中、自
立を支援し、住み慣れた地域で、健康で安心して豊かな生活
が送れるよう、NPOやボランティア、地域住民など多様な
11
主体が参加し、地域に根ざした介護予防を推進します。
4
平成28年度の具体的施策
三木創生の実施元年にあたり、これまで述べました「しご
と を 創 る 」、「 ま ち の に ぎ わ い を 創 る 」、「 教 育 ・ 福 祉 を 充 実 す
る」の3本を柱として、国の「地方創生加速化交付金」を活
用した平成27年度3月補正と、
「地方創生の深化のための新
型交付金」を活用した平成28年度当初予算を一体として連
動させる中で、
「 く ら し の 豊 か さ を 実 感 し 、い つ ま で も 住 み 続
けたくなるまちづくり」に取り組みます。
(1)
しごとを創る
ま ず 第 1 は 、「 し ご と を 創 る 」 こ と で す 。
地場産業である金物産業をはじめ既存の産業を振興し、雇
用の場を拡大するとともに、大型集客施設の誘致により新し
いタイプの雇用の場を創出します。
「しごと」を創り、若
者の定住を促進するとともに、市内外の交流人口の増加を図
り、元気で活力あるまちづくりを進めます。
①
既存産業の振興
まず、金物産業については、三木金物の高い技術力、高品
質の強みを生かし、ブランド化や高付加価値化により競争力
12
を強化し、世界市場での販路拡大を図るため、三木金物商工
協同組合連合会が実施する、三木金物をブランディングする
トータルコーディネーターの設置や、三木金物の海外市場で
のニーズ調査や販路開拓のためヨーロッパでの国際見本市出
展を支援します。
海外販路の開拓を業界、市、トータルコーディネーターが
三位一体となって展開することにより、金物産業の活性化を
図り、雇用の拡大につなげます。
また、女性の「しごとづくり」を実現するため、創業経費
の助成制度を創設し、女性の活躍を応援します。新しい感性
や豊かな経験を活かした女性の起業で、地域の新たな需要を
創出します。
一方、減少する地域の小売商店を守ることで、高齢者等の
生活を守り利便性を確保するため地域商店活性化補助制度を
創設します。
併せて、明盛商店街、緑が丘サンロード商店街の実施する
マルシェに加え、新たに、地域の住民団体が商店街で実施す
るまちづくりイベントを支援することにより商店街を活性化
し、まちのにぎわいにつなげます。
さ ら に 、三 木 市 中 小 企 業 融 資 に 係 る 信 用 保 証 料・利 子 補 給 、
13
日本政策金融公庫の起業家支援融資に係る利子補給などによ
る事業者の円滑な資金調達や借入負担の軽減、設備投資助成
などにより経営力を強化するとともに、中小企業サポートセ
ンターによる経営支援などを継続し市内中小企業の活性化を
図ります。
農業では、生産量と品質で日本一を誇る酒米「山田錦」の
更なる生産拡大を支援するとともに、イノシシやシカなどの
有害鳥獣から被害を防止するため金網柵の設置補助や捕獲体
制を強化するため狩猟免許取得に対する助成等により、安定
的に発展する農業経営を支援します。
②
高速道路を活用した大型集客施設の誘致
次に、先に述べました、新たな雇用を生み出す大型集客施
設 の 誘 致 を 実 現 す る た め 、平 成 28 年 度 は 、進 出 事 業 者 を 選 定
し、市と事業者が連携・協力しながら、基本構想を作成しま
す。
また、市においては、計画用地の測量を行うとともに、都
市計画マスタープランの変更や造成・周辺道路の概略設計に
着手します。
開発の鍵となる三木サービスエリアのスマートインターチ
ェンジについては、国・県・西日本高速道路株式会社など関
14
係機関と協議会を設置し検討・協議を開始します。
また、大型集客施設から市街地へ交流人口を誘引し、さら
なるまちの活性化につなげるため、加佐草加野線、岩宮大村
線、高木平田線など事業計画地から市街地への幹線道路の整
備を進めます。
この大型集客施設や再整備が進むグリーンピア三木を核と
して、広域的な集客力が飛躍的に強化されます。このイノベ
ーションともいえる転換を活かし、市内に人が集まる流れを
創るため、先行的に市内の観光資源の魅力をより磨くととも
に、観光コンシェルジュの情報発信により、現在整備中の歴
史資料館と市内各所の観光資源を相互に連携しネットワーク
化させることで、まち全体の経済の好循環につなげます。
(2)
まちのにぎわいを創る
第2に、まちのにぎわいを創ります。
①
生涯活躍のまちづくり
まず、先に述べました三木市の「生涯活躍のまち」づくり
は、政府が今国会に提案しております「改正地域再生法」で
新設予定の「生涯活躍のまち形成事業」を活用し、市全体の
計画を推進する運営組織をまずは、案として緑が丘公民館内
に設立した上で、緑が丘地区をモデルとして進めてまいりま
15
す。
運営組織は、高齢者や子育て世代の暮らしをサポートする
ため、子どもや高齢者の見守り、生活支援や健康増進などの
サービス事業を推進するとともに、高齢者が多世代と交流し
共生するためのコミュニティづくりを担います。あわせて、
住民の交流や身近なサービスを提供する拠点としてサテライ
トを整備し、運営を行います。
市 と し て は 、こ の 運 営 組 織 は 、
「 生 涯 活 躍 の ま ち 」づ く り の
核となることから、運営組織の設立・運営を支援します。
一方、緑が丘の住民の皆様に、平成27年度に策定する予
定 で あ る「 土 地 利 用 計 画( 案 )」を ベ ー ス と し て 、区 画 整 理 事
業等に向けた勉強会を開催し、住民主体によるまちの再生へ
の機運を醸成。
「 土 地 利 用 計 画( 案 )」を 十 分 ご 理 解 い た だ い た 上 で 、集 合
住宅エリアや戸建て住宅エリアのゾーニングを住民の皆様の
ご意見も充分にふまえていくなかで確定し、地域内での住み
替えに向け計画を進めてまいります。
また、40歳未満の若い世帯の転入を促進するため、住宅
のリフォーム助成制度を創設します。
まちの再生に主体的に取り組まれている緑が丘・青山地域
16
のまちづくりビジョン委員会は、
「 生 涯 活 躍 の ま ち 」づ く り を
進めていく上で非常に大きな役割が期待されることから、引
き続きその活動を支援してまいります。
さらに、まち全体を多世代共生のまちとするため、子ども
から高齢者までさまざまな人が出会い、ふれあいを通じて、
コミュニケーションが広がるよう、多世代交流拠点を創りま
す。大型遊具を設置し、多くの子どもたちが生き生きと野外
で遊ぶ中で、見知らぬ子ども同士の交流から大人の交流に広
がる。健康遊具を備え、自然を活用した遊びの空間では子ど
もから高齢者まで、ともに遊び健康づくりができる。このよ
うに野外での遊びを通して、高齢者の生きがいづくりと子育
てにつながる活動拠点をめざします。なお、整備する場所に
ついては、今後市民の皆様のご意見を十分伺うなかで決定し
ます。
②
にぎわいづくり
次に、まちの「にぎわいづくり」を進めます。
まず、三木の西の玄関づくりとして進めている「別所ゆめ
街道」の遊歩道と正法寺山展望台を整備するとともに、集客
の核として、人々の憩いの場としてハーブを活用した飲食物
などを提供するカフェテラスの整備に着手します。
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別所ゆめ街道は、カフェテラス、農産物工房を中心に花、
野菜、ハーブ、田園風景といった自然豊かな安らぎのあるエ
リアとなり、市内外からの多くのお客様が訪れにぎわいをつ
くります。このお客様を市内全域の観光施設等へも誘導しま
す。
なお、カフェテラス、遊歩道、休憩所等の管理運営につい
ては、民間のノウハウを活用し、サービス向上とコスト縮減
を図るため、農産物工房と一体的に株式会社みきヴェルデを
指定管理者とします。
また、現在整備中の歴史資料館は、5月5日にオープンし
ます。
この資料館は、
「 歴 史 ・ 美 術 の 杜 み ゅ ー じ あ む 」の イ ン フ ォ
メーション施設であり、三木の原始古代から現代までの歴史
資料を展示・紹介するとともに、様々な企画展やイベントを
催し、三木の歴史や文化の魅力を発信します。史跡や登録文
化財、観光や商業と連携した「まちおこしの拠点」として、
訪れた人々に市内を回遊していただき、リピーターを増やす
ことでにぎわいのまちづくりにつなげます。
さらに、生涯スポーツの拠点として、三木山総合公園に総
合体育館の建設を進めます。
18
スポーツをすることはもちろん、スポーツをはじめ様々な
イベントへの参加、スポーツの観戦、スポーツの指導など、
市民のライフスタイルに応じた様々な形や種類のスポーツと
親しんでいただく拠点として、三木山総合公園の他のスポー
ツ施設と一体となってスポーツを振興することで、多くの市
民の交流とにぎわいを創出します。
③
スマートでコンパクトなまちづくり
次 に 、人 口 減 少 社 会 の 中 で 、
「スマートでコンパクトなまち
づ く り 」を 推 進 し 、く ら し の 基 盤 と な る 公 共 交 通 、ご み 処 理 、
公共サービスなどのサービス水準を維持していきます。
まず、市民生活に必要な路線バスを運行するバス事業者に
対し補助金を交付することにより、バス路線の確保・維持と
バス交通の利便性の向上を図り、市民の皆様が便利で安全な
くらしができるまちづくりを進めます。
なお、平成27年10月から、バス交通の見直しに伴い、
市内間移動に一律運賃制を導入したことにより、北播磨総合
医療センター行きの旧直通バスの途中乗降が可能となるとと
もに、遠距離通学の高校生をはじめ高齢者など、車を運転さ
れない市民の方々の負担軽減となったことから、バス利用者
数は見直し前に比べ1か月平均約200人増え、路線バスの
19
利用促進につながっております。
一方、バス交通に係る市の負担は、重複路線の整理統合に
よる効率的な路線へ再編した効果で、平成27年度当初予算
と比べ1,800万円減少する見込みとなりました。
また、神戸電鉄粟生線支援のため、神戸電鉄粟生線活性化
協議会による従来の取組に加え、平成28年度は、現協議会
を法定協議会へ移行させるとともに、沿線地域の将来の公共
交通のあり方を検討し、
「神戸電鉄粟生線地域公共交通網形成
計画」の策定に係る調査を実施し、粟生線の活性化に取り組
みます。
一方、市民の皆様の神戸電鉄利用にかかる支援としては、
学 校 、自 治 会 な ど の 行 事 に 係 る 利 用 、新 規 就 労 者 の 通 勤 定 期 、
北播磨総合医療センターへの通院への運賃助成など現在実施
している支援に加え、平成28年度は、新たに、高齢者や障
がい者の方々の外出を支援するとともに、利用促進を図るた
め、神戸電鉄全線を1日350円の負担で8日分ご利用いた
だける「神戸電鉄福祉カード」を交付します。
市民の皆様の生活に密接にかかわる、ごみ等一般廃棄物の
処理については、今後の社会・経済情勢を踏まえ、中長期的
な観点から、今ある一般廃棄物処理基本計画を見直す中で、
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民間活用により先進的なごみ処理に取り組み、限りある資源
を循環・再生させる環境にやさしい循環型社会を目指した新
たなごみ処理等の基本計画を策定します。
市の公共施設や道路、橋梁、水道などインフラ設備なども
市民の皆様の生活に深く関係する、いわば財産です。
この公共施設等は、昭和40年から50年代にかけ集中し
て建設され、今後一斉に更新の時期を迎えることになり、更
新や維持管理に大きな財政負担、言い換えれば市民の皆様の
負担が必要となってきます。
そこで、計画的な維持管理を行うことで更新費用の平準化
を図るため、また、人口減少に見合った施設の適正規模、適
正配置を図るため、あるいは、民間活力を導入したサービス
水準の向上を図るなど、効率的、効果的な運用を行うために
公共施設等総合管理計画を策定します。
(3) 教 育 ・福 祉 を充 実 する
第 3 に 、「 教 育 ・ 福 祉 を 充 実 」 し ま す 。
豊かな心を持ち自立した人を育むとともに、安心して子育
てができるよう、切れ目のないサービスを提供する教育・福
祉を充実するとともに、生涯を通じそれぞれのライフステー
ジに応じた支援を提供します。
21
①
教育の充実
まず、0歳から15歳まで切れ目のない「教育の充実」を
図ります。
平成28年度から、市内の12園が、幼保連携型認定こど
も園に移行し、幼保一体化を本格的に実施します。
0歳から5歳までのすべての子どもたちが、質の高い教
育・保育を等しく受けることができるよう、保育料の50%
軽減を継続するとともに、三木市独自の共通カリキュラムに
基 づ い た 教 育・保 育 の 質 の 向 上 を 図 る 一 方 、平 成 2 8 年 度 は 、
新たに保育教諭の人材確保事業や人材発掘事業の実施、保育
教諭就学金貸与制度の創設により保育教諭の確保に努め、子
育て世帯の教育・保育ニーズにお応えします。
また、重度の障がいのある児童の教育・保育を保障するた
め、児童を受け入れる認定こども園を支援することにより、
障がいのある児童の福祉の増進などを図ります。
また、グローバル化が加速的に進展する中で、三木の子ど
もたちが豊かな国際感覚とコミュニケーション能力を高める
ため、平成27年度から推進している「話せる英語教育」を
継続する中で、ALT(外国語指導助手)や市民ボランティ
ア と 教 員 が 連 携 を さ ら に 深 め 、「 聞 く 」「 話 す 」 英 語 教 育 を 充
22
実し、中学校での英語教育につなげていきます。
文部科学省から教育課程特例校の指定を受けたことにより、
平成28年度から小学校全学年で英語活動の時間を増加する
とともに小学校のALTを増員し、より充実した英語教育を
実施します。
市 内 の 小 学 生 が ネ イ テ ィ ブ ス ピ ー カ ー (英 語 を 母 国 語 と す
る 外 国 人 )と と も に 英 語 の 歌 や ゲ ー ム な ど で 楽 し み な が ら 英
語 を 学 ぶ 「夏 休 み イ ン グ リ ッ シ ュ キ ャ ン プ 」は 、 人 気 も 高 く 、
平成28年度は、定員と日数を拡大して実施します。
さ ら に 、障 が い の あ る 子 ど も た ち の 自 立 や 社 会 参 加 に 向 け 、
特別支援教育体制を充実します。年々増加傾向にある特別な
支援を必要とする子ども一人一人の教育的ニーズに柔軟に対
応 し 、子 ど も の 持 て る 力 を 高 め 、生 活 や 学 習 上 の 困 難 を 改 善 ・
克服するため、特別支援教育指導補助員を現在の34名から
47名に13名増員します。
②
福祉の充実
次 に 、「 福 祉 の 充 実 」 を 図 り ま す 。
まず、妊娠から出産、育児まで一貫した切れ目のない子育
て支援制度「三木版ネウボラ」を実施することにより、妊娠
期から子育て期にわたる様々な悩みや不安を相談・支援し解
23
消していきます。
そのため、保健を中心とした相談窓口として総合保健福祉
センターに平成27年度に設置した「子育て世代包括支援セ
ンター」に加え、平成28年度から教育センターに子育て支
援 コ ー デ ィ ネ ー タ ー を 配 置 し 、子 育 て 全 般 の 総 合 窓 口 を 設 置 。
この2カ所が相互に連携し子育て世代をサポートします。
この他、不妊に悩んでおられる方への特定不妊治療助成や
お母さんと赤ちゃんの健康と、安全な出産のため妊婦健診費
の助成を拡大するとともに、保育料の50%軽減や中学3年
生までの医療費完全無料化を継続し、産前・産後・就学前か
ら中学校卒業までの切れ目のない支援を行います。
さて、介護保険法の改正により、平成29年4月までに介
護予防給付の訪問介護・通所介護や介護予防事業を市による
新たな「介護予防・日常生活支援総合事業」に移行しなけれ
ばなりません。
三木市では、総合事業として、まず、本年3月1日から、
現行の訪問介護相当の訪問型サービスを実施します。
総合事業では、要支援者や要支援者となるおそれのある方
には、地域の事情に応じて住民等多様な主体が参画し、介護
予防・生活支援サービスを充実することで、地域の支え合い
24
を推進する「互助」の活用が求められています。
そこで、平成28年度は、生活支援サービスを充実するた
め、援助を希望する高齢者と援助活動をしたい地域の協力者
を「高齢者ファミリーサポートセンター」が橋渡しし、日常
生活を援助する「高齢者自立生活応援ネットワーク」を構築
します。
「高齢者ファミリーサポートセンター」の運営は、社会福
祉法人等に委託し、本年10月をめどにオープンを目指しま
す。
また、24時間健康医療相談ダイヤルを設置します。三木
市民の健康や医療への不安や悩みを24時間365日いつで
も医療の専門スタッフが電話で相談をお受けし、市民の皆様
の健康不安の解消や適切な情報提供を行います。
(4)
その他の重点事業
まちづくりに欠かすことのできない3本の柱を実行するに
あたり、まちづくりのベースとなる次の重点事業を実施し、
安全・安心なくらしや地域医療を守りぬいていきます。
①
安全・安心なくらしを創る
まず、市民の皆様の「安全・安心なくらし」を創ります。
25
下水道の整備に伴い、し尿収集事業者の業務量が著しく減
少し、業務の縮小あるいは廃業を余儀なくされています。
これを放置し、業者が撤退すれば、下水道に接続されてい
ない市民の方々の生活に支障が出ることから、これを防ぎ、
し尿収集事業者の事業継続を維持するため、ごみ収集の業務
委託と金銭で必要な補償を行います。
また、集会所整備の補助対象について、地震災害時の緊急
避難場所の安全を確保するため、現行の新築・改築に加え、
新たに1次避難所に指定された集会所の耐震診断・耐震改修
工事を対象とし、地域の防災力を向上します。
②
地域医療を守る
次に、
「 地 域 医 療 を 守 る 」た め 、北 播 磨 総 合 医 療 セ ン タ ー が 、
将来にわたって安定した経営ができるよう支援します。
北播磨総合医療センターが開院して約2年半。初期流動も
あり、このまま経営改善に取り組まなければ、平成32年度
までに約23億円の資金不足が発生する見込みとなっており
ます。
折しも、医療介護総合確保推進法により新公立病院改革プ
ランの策定が義務づけられており、今後、同センターとして
資金不足が生じないことを目標に病院としての経営改善に取
26
り組むとともに、三木・小野両市が一丸となって経営をサポ
ートしてまいります。
以上、申しあげました3つの柱を核とし、その他の重点施
策を併せてまちづくりを進めるため、平成28年度の一般会
計、特別会計及び企業会計の歳出予算につきましては、総額
5 8 6 億 8 ,1 4 6 万 円 で 平 成 2 7 年 度 と 比 較 し て 、2 .7 % 、
金額にして15億1,917万円の増額となり、積極型予算
となった次第です。
一般会計につきましては、310億2,000万円で歳入の
主なものについて申し上げますと、
市税
109億6,000万円
地方交付税
55億9,300万円
国庫支出金
40億181万円
市債
31億7,210万円
などとなっております。
特別会計につきましては、
国民健康保険特別会計
120億3,600万円
介護保険特別会計
65億2,500万円
農業共済事業特別会計
7,700万円
27
後期高齢者医療事業特別会計
学校給食事業特別会計
11億3,800万円
2億9,900万円
合計
200億7,500万円
企業会計では、
水道事業会計
24億5,604万円
下水道事業会計
51億3,041万円
合計
75億8,645万円
となっております。
一方、平成27年度3月補正予算としては、
一般会計につきましては
11億1,480万4千円を増額
特別会計及び企業会計につきましては、
国民健康保険特別会計
6億3,816万5千円を増額
介護保険特別会計
1億7,602万6千円を減額
後期高齢者医療事業特別会計
水道事業会計
2,853万8千円を増額
115万8千円を増額
下水道事業会計
90万円を増額
しようとするものです。
28
5
条例等の提案理由
引き続きまして、平成28年度当初予算及び平成27年度
3月補正予算以外の議案につきまして、提案理由をご説明い
たします。
まず、第1号議案から第15号議案までは、条例の制定並
びに一部改正に関する議案です。
第1号議案、
「 三 木 市 行 政 不 服 審 査 会 条 例 の 制 定 」に つ き ま
しては、行政不服審査法が全面改正されたことに伴い、審査
請求の裁決の判断の適否を審査する附属機関を設置する必要
が生じたため、附属機関の名称を三木市行政不服審査会とす
るとともに、審査会の委員の人数、運営方法等を規定するも
のです。
次の第2号議案、
「行政不服審査法の施行に伴う関係条例の
整理に関する条例の制定」につきましても、第1号議案と同
様に行政不服審査法の全面改正に伴うもので、行政処分に不
服 が あ る 場 合 に 、従 来 の「 異 議 申 立 て 」手 続 き が 廃 止 に な り 、
「審査請求」に一元化されたことにより、三木市固定資産評
価審査委員会条例、三木市税条例、一般職の職員の給与に関
する条例、三木市消防団員等公務災害補償条例、三木市手数
料条例、三木市情報公開条例、三木市個人情報保護条例、三
29
木市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例、三木市住
民票の写し等に係る本人通知制度に関する条例の9件の条例
について、所要の改正を行うものです。
次の第3号議案、
「三木市におけるヤード内保管等の適正化
に関する条例の制定」につきましては、周囲が鉄壁等で囲ま
れ自動車部品や建設機械等の保管や解体に使われる施設であ
るヤードで不正に取得された自動車等とその部品の保管場所
として利用される事例やヤードの周辺で、油による土壌汚染
などの事例が確認されています。このことなどから、ヤード
内保管等の適正化を図るために必要な措置を講じることによ
り、市民の生活環境を保全し、安全安心な生活を確保しよう
とするものです。同様の条例は全国の自治体でも都道府県レ
ベルで千葉県しか例がなく、市町村レベルでは全国で初の制
定となります。
次の第4号議案、
「 三 木 市 立 歴 史 資 料 館 条 例 の 制 定 」に つ き
ましては、市の歴史及び文化遺産に関する資料を収集、保管
及び展示することにより、市の文化及び教育の振興に寄与す
るとともに、歴史資料等を媒体とした人々の交流の促進によ
り、市の活性化を図るため、三木市立歴史資料館を設置する
ものです。
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次の第5号議案「議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に
関 す る 条 例 の 一 部 改 正 」、第 6 号 議 案「 三 木 市 長 等 の 給 与 に 関
する条例の一部改正」並びに第7号議案「一般職の職員の給
与に関する条例の一部改正」につきましては、人事院勧告に
基づく国家公務員の給与改定に準拠し、議員、市長並びに副
市長の期末手当の支給率、一般職員の勤勉手当の支給率、給
料月額等を改正するとともに、一般職員について、公立認定
こども園の開設に伴い、幼稚園教諭、保育士及び保育教諭の
給料表を行政職給料表に統一するものです。
次の第8号議案、
「職員の勤務時間等に関する条例等の一部
改 正 」に つ き ま し て は 、
「地方公務員法及び地方独立行政法人
法の一部を改正する法律」及び「学校教育法等の一部を改正
する法律」の施行に伴い、これらを引用している職員の勤務
時 間 等 に 関 す る 条 例 、三 木 市 職 員 特 殊 勤 務 手 当 に 関 す る 条 例 、
三木市職員の旅費に関する条例、三木市一般職の任期付職員
の採用等に関する条例の4件の条例について、所要の改正を
行うものです。
次の第9号議案、
「三木市消防団員等公務災害補償条例及び
議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条
例 の 一 部 改 正 」に つ き ま し て は 、
「非常勤消防団員等に係る損
31
害補償の基準を定める政令の一部を改正する政令」及び「地
方公務員災害補償法施行令の一部を改正する政令」の施行に
伴い、条例による給付と他の法令による給付が併給される場
合の調整率を改めるものです。
次の第10号議案、
「 三 木 市 公 契 約 条 例 の 一 部 改 正 」に つ き
ま し て は 、国 が 定 め る 公 共 工 事 設 計 労 務 単 価 の 改 定 等 に 伴 い 、
労働報酬下限額を改めるものです。
次の第11号議案、
「 三 木 市 税 条 例 の 一 部 改 正 」に つ き ま し
ては、地方税法等の一部改正に伴い、分割納付並びに徴収の
猶予及び換価の猶予の手続に係る規定を整備するとともに、
担保を徴する基準として、猶予金額が100万円を超え、猶
予期間が3か月を超える場合と定めるものです。
次の第12号議案、
「三木市下水道条例及び三木市農業集落
排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正」につ
きましては、効率的な施設の維持管理を目指して、金会農業
集落排水処理施設を廃止し、三木市吉川浄化センターへ統合
することに伴い、三木市下水道条例及び三木市農業集落排水
処理施設の設置及び管理に関する条例を改正するものです。
次の第13号議案、
「三木市学校給食共同調理場条例の一部
改正」につきましては、学校給食調理場の再編成により、口
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吉川学校給食共同調理場を廃止するものです。
次の第14号議案、
「三木市適正就学指導委員会条例の一部
改 正 」に つ き ま し て は 、
「障害を理由とする差別の解消の推進
に関する法律」の施行により、障がいのある児童生徒等に対
する支援のより一層の充実が必要であることから、就学指導
はもとより、早期からの教育相談・支援、就学支援、就学後
の適切な教育的支援等、一貫した教育支援を行うこととする
た め 、名 称 を 教 育 支 援 委 員 会 と す る と と も に 、所 掌 事 務 に「 教
育支援」を追加するものです。
次の第15号議案、
「 三 木 市 火 災 予 防 条 例 の 一 部 改 正 」に つ
きましては、火を使用する設備、器具又はその使用に際し、
火災の発生のおそれのある設備、器具に関する条例制定の基
準を定める「対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対
象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定
める省令」が、平成14年の制定当時に想定されていなかっ
た設備及び器具が流通してきた現状を踏まえ改正されたこと
に伴い、条例の一部を改正するものです。
次 に 、第 1 6 号 議 案 、「 土 地 の 貸 付 け 」に つ き ま し て は 、特
別養護老人ホーム等施設用地として、土地を社会福祉法人に
33
無償で貸し付けすることにつきまして、法律の定めるところ
により議会の議決を求めるものでございます。
次 に 、第 1 7 号 議 案 及 び 第 1 8 号 議 案 は 、
「指定管理者の指
定」に関する議案です。
「 三 木 市 立 農 産 物 工 房 」、「 別 所 ゆ め 街 道 石 野 休 憩 所 及 び 別
所休憩所」につきまして、平成28年4月以降の管理を行う
指定管理者をそれぞれ指定するものであり、法律の定めると
ころにより、議会の議決を求めるものです。
以上で、提案理由の説明とさせていただきます。
6
おわりに
今、私たちが目指すべきは、画一的なまちづくりではなく
て、個性のあるまちづくりであると考えます。
その「鍵」は、市民の皆様との協働によって、それぞれの
地域の良さや強みというものを生かしきる、そういうまちづ
くりではないかと考えています。
そして、まさしく今こそが歴史、文化、コミュニティの豊
かさと同時に、利便性の高さを併せ持つこの三木の強み、そ
して何よりも優れた豊かなこの「地域力」を持つ三木の出番
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といえるのではないでしょうか。
三木創生の実施元年にあたり、私は、この三木の将来を明
る く 豊 か に す る た め 、市 民 の 皆 様 の 豊 か な く ら し を 守 る た め 、
心血を注ぎ、創生計画をやり切ることをここに固くお誓いし
ます。
人口減少に歯止めを掛ける「待ったなし」の今、まさに将
来への再生に向けて大きく舵を切ろうとしているところであ
り、市民の負託を受けた議会と市長が、将来に向け建設的な
論議を尽くす中で、一丸となって力強く三木のまちづくりを
推し進め、責任を持って次代に引き継いでいこうではありま
せんか。
最後となりましたが、議員の皆様におかれては、このたび
提案した予算案及び条例案等につきまして、どうか慎重なる
ご審議により、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げ
ます。
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