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経営比較分析表
宮城県
業務名
業種名
事業名
類似団体区分
人口(人)
法適用
水道事業
用水供給事業
B
2,328,133
資金不足比率(%)
自己資本構成比率(%)
普及率(%)
現在給水人口(人)
-
72.21
99.44
1か月20m 当たり家庭料金(円)
0
3
1,876,697
面積(km2)
7,282.14
人口密度(人/km2)
319.70
給水区域面積(km2)
4,612.48
給水人口密度(人/km2)
406.87
グラフ凡例
■
当該団体値(当該値)
-
類似団体平均値(平均値)
【】 平成26年度全国平均
分析欄
1. 経営の健全性・効率性
①経常収支比率(%)
②累積欠損金比率(%)
【113.47】
180.00
③流動比率(%)
【200.22】
25.00
140.00
④企業債残高対給水収益比率(%)
【16.89】
30.00
160.00
1. 経営の健全性・効率性について
800.00
700.00
700.00
600.00
600.00
120.00
20.00
60.00
400.00
400.00
15.00
80.00
500.00
500.00
100.00
300.00
300.00
10.00
200.00
200.00
40.00
5.00
20.00
0.00
当該値
H22
143.21
H23
141.92
H24
146.65
H25
153.26
H26
146.79
平均値
112.10
111.78
113.16
113.88
113.47
100.00
100.00
0.00
0.00
当該値
H22
0.00
H23
0.00
H24
0.00
H25
0.00
H26
0.00
平均値
25.58
25.80
23.57
21.34
16.89
「経常損益」
0.00
当該値
H22
536.99
H23
731.20
H24
744.61
H25
580.91
H26
109.25
当該値
H22
645.07
H23
594.90
H24
494.84
H25
437.74
H26
383.50
平均値
669.40
720.62
654.97
634.53
200.22
平均値
446.65
415.99
383.75
368.94
351.06
「累積欠損」
⑤料金回収率(%)
「支払能力」
⑥給水原価(円)
140.00
100.00
70.00
100.50
100.00
68.00
80.00
80.00
99.50
66.00
60.00
64.00
60.00
40.00
98.50
20.00
0.00
2. 老朽化の状況について
99.00
62.00
40.00
20.00
【100.12】
【62.69】
72.00
経常収支比率は100%を超え,累積欠損金もな
く,経営は安定しています。
しかしながら,水源を確保するためのダム建設負
担金や給水エリアが広範囲で管路敷設費用等が多額
であったことから,設備投資に要した企業債の償還
財源を確保するため,受水市町村との協議を経て資
金ベースにより料金を徴収しており,経常収支比率
及び料金回収率が類似団体平均より高くなっていま
す。
給水原価は,前述のとおり,設備投資が多額で
あったことから減価償却費負担が高額である一方
で,給水人口が当初見込んだほどには増加せず,水
需要が伸び悩んだことから,類似団体平均より高く
なっています。
また,企業債残高対給水収益比率は,初期投資に
係る企業債償還が平成31年度に完了することから,
類似団体平均に近づいていくと見込んでいます。
なお,施設利用率は類似団体平均よりは高いです
が,水需要の伸び悩みにより低下傾向にあります。
⑧有収率(%)
【75.30】
120.00
120.00
100.00
「債務残高」
⑦施設利用率(%)
【112.92】
160.00
【351.06】
60.00
0.00
58.00
98.00
当該値
H22
140.41
H23
139.80
H24
145.22
H25
151.98
H26
151.95
当該値
H22
112.00
H23
106.61
H24
107.81
H25
103.43
H26
103.88
当該値
H22
69.60
H23
69.35
H24
69.52
H25
69.21
H26
68.83
当該値
H22
98.76
H23
99.84
H24
99.98
H25
99.97
H26
99.99
平均値
108.75
108.61
110.39
111.12
112.92
平均値
80.38
78.76
76.81
75.75
75.30
平均値
64.15
63.73
64.55
64.12
62.69
平均値
99.88
99.96
99.93
100.12
100.12
「料金水準の適切性」
「費用の効率性」
「施設の効率性」
「供給した配水量の効率性」
供給開始からの経過年数が25~35年で,類似団体
と比較して施設が新しいことから,管路経年化率及
び管路更新率とも類似団体と比較して著しく低く
なっています。
管路等は長寿命化の措置を講じることにより耐用
年数以上の期間の使用が可能になることから,劣
化・老朽化等の状況を調査しながら,適宜長寿命化
及び更新の措置を講じていくことにしています。
なお,管路の強靱化対策について,東日本大震災
の教訓を踏まえて耐震化やループ化等に積極的に取
り組んでいます。
2. 老朽化の状況
①有形固定資産減価償却率(%)
②管路経年化率(%)
③管路更新率(%)
【51.44】
60.00
50.00
16.00
0.30
0.25
12.00
30.00
20.00
10.00
0.20
8.00
0.15
6.00
0.10
4.00
10.00
0.05
2.00
当該値
H22
30.89
H23
32.09
H24
33.71
H25
34.92
H26
43.51
平均値
36.57
37.55
38.86
39.81
51.44
「施設全体の減価償却の状況」
【0.13】
0.35
14.00
40.00
0.00
【16.77】
18.00
0.00
0.00
当該値
H22
0.00
H23
0.00
H24
0.00
H25
0.00
H26
5.08
当該値
H22
0.00
H23
0.00
H24
0.00
H25
0.05
H26
0.05
平均値
5.27
9.98
12.13
13.72
16.77
平均値
0.21
0.31
0.16
0.25
0.13
「管路の経年化の状況」
「管路の更新投資の実施状況」
※ 平成22年度から平成25年度における各指標の類似団体平均値は、当時の事業数を基に算出していますが、管路経年化率及び管路更新率については、平成26年度の事業数を基に類似団体平均値を算出しています。
全体総括
水道用水供給事業の経営状況は,健全性が確保さ
れ安定して推移しており,平成27年4月には,企業
債償還額の逓減や委託業務の見直し等によるコスト
削減の取組により料金の減額改定を行っています。
しかしながら,今後は長期人口減少社会の到来等
による水需要の逓減や老朽管路更新費用の増など経
営を取り巻く環境は厳しさを増してくることから,
これらの諸課題に対応するため,平成27年3月に
策定した「宮城県企業局水道事業経営管理戦略プラ
ン」に掲げた各施策に受水市町村と連携し,計画的
に取り組んでいくこととしています。