No.1419 平成28年（2016年） 3/5 （毎月5日・20日に発行）代表電話13264-2111 区公式ツイッター@chiyoda_city https://twitter.com/chiyoda_city 千代田区戦争体験記録集発行／千代田区編集／政策経営部広報広聴課〒102-8688千代田区九段南1-2-1 http://www.city.chiyoda.lg.jp 飼い犬の登録と狂犬病予防注射…… 2 意見募集（仮称）千代田区教育ビジョンと新「風ぐるま」の利用 ……………… 3 かがやき大学の受講説明会 … ………… 4 自殺防止！東京キャンペーン ……… 6 春のスポーツ・各種大会 …………… 7 … 高齢者総合サポートセンター Q&A… 8 未来へつなぐ未来へつなぐバトン区公式フェイスブックページ https://www.facebook.com/chiyoda.city 主な内容バトン「未来へつなぐバトン～千代田区戦争体験記録集～」を発行千代田区戦争体験記録集千代田区千代田区昨年は「国際平和都市千代田区宣言」から 20 年目、太平洋戦争この記録集は区内の学校の平和授業でも活用します。戦争体験終結から 70 年目の節目の年でした。これを機に「未来へつなぐバ者が高齢化している中で、戦争体験記録集を通して戦争の記憶をトン～千代田区戦争体験記録集～」( 冊子・DVD ／以下、戦争体後世に語り継ぎ、命の尊さ、平和への思いをつないでいくことを験記録集 ) を発行します。戦争を知らない若い世代が、戦争体験願っています。者に直接当時の体験をインタビューしてまとめました。 ●戦争体験記録集ができるまで今回インタビュアーを務めたのは、区内在住・在勤・在学の中学生から 30 歳代までの若い世代 16 名です。インタビューを控えた昨年 6 月∼ 7 月は、全 5 回の事前セミナーで取材のテクニックや戦時下の歴史などを学びました。参加者は戦争体験者への取材ごとにチームを組み、それぞれが聞きたいことを調べたり、資料にまとめたりして準備しました。夏休み期間中の 7 月∼ 8 月に「太平洋戦争当時、千代田区で何が起こっていたのか」を知るため、区内 26 名の戦争体験者にインタビューを行いました。問合せ　国際平和・男女平等人権課　☎ 5211－4165 戦争を体験した世代から 15歳で東京大空襲を目の当たりに ●角田実さん（外神田在住）昭和 20 年 3 月 10 日、家族と総武線のガード下に逃げ込んで上空を見上げると、Ｂ 29（爆撃機）が１列に飛んでゆくのが見えました。それまでは１万メートルほどの高度だったのが、米軍のマークが見えるくらいの低空で飛んでいたのです。当時、外神田や和泉町、東神田、岩本町などが軒並みやられました。亡くなった方は、火に焼かれるのもあるけれど、一酸化炭素中毒の犠牲者も多かったです。煙が充満し、防空壕の中に入ったまま亡くなった人もいました。 8 月 15 日の玉音放送を聞いた場所は、勤労動員で通った元住吉の軍需工場でした。「堪難きを堪え」という言葉は分かりましたが、本当に戦争が終わったのか信じられない気持ちもありました。戦争は悲惨です。一般の国民がみんな犠牲になってしまうんです。戦争は悲劇だということを再認識し、よく心に留めておいていただきたいと思います。インタビュアーの若い世代から 10 月には、取材を通して感じたことや平和への思いを区長と対談し、12 月の編集会議を経て、今年 3 月に記録集が完成しました。 3月10日　東京都平和の日～恒久平和を願い黙とうを～都は 3 月 10 日を「東京都平和の日」と定めています。昭和 20 年のこの日の未明、大空襲により一夜にして 10 万人ともいわれる尊い命が失われました。この日を忘れることなく、先の大戦で亡くなられた方々を追悼するとともに、世界の恒久平和を願い、1 分間の黙とうを捧げましょう。時 3 月 10 日㈭ 13 時から 1 分間問（都）生活文化局文化事業課☎ 5388−3141 平和の尊さを語り継ぎたい ●三輪田颯真さん（区内在住／中学生）インタビューを通して最も強く感じたことは、戦争は二度としてはいけないということです。お話をしてくださった方が全員、戦争は絶対にだめだとおっしゃったことが深く心に残っています。僕たちが大人になると、戦争経験者が１人もいなくなってしまう世の中がやってきます。皆さんも、身近に戦争を経験された方がいたら、ぜひ話を聞き、語り継いでください。僕ももっと理解を深め、家族や友達に平和の尊さを語り継いでいきます。 ●戦争体験記録集を読むには戦争体験記録集は区立図書館に所蔵し、区政情報コーナー（区役所 2 階）で販売しています（1,500 円）。また、区のホームページでも電子書籍を公開する予定です。ぜひご覧ください。 ☆掲載している情報のうち 4 月以降のものは、原則として平成 28 年度予算の議決ののちに行われる予定です。☆