旧中村家テナント募集要項 １ 趣旨 旧中村家は、柳町の長崎街道・柳町景観形成地区に位置し、明治１８年に古賀銀行が 開業したときに建てられ、社屋として活用されてきた歴史的建造物です。佐賀市重要文 化財には指定されていませんが、文化的価値を有する建物として復元工事を行い、平成 １７年２月に完成し、公開されています。 今回、旧中村家を時代に沿った形で活用し、古き風景を継承しながら、柳町に新たな 賑わいや話題を生み出すテナントを募集します。 ２ 旧中村家概要 (1) 施設名 旧中村家 (2) 所在地 佐賀市柳町４番３号 (3) 建物の概要 ① 建築年度 明治１８年 ② 構造 木造２階建 ③ 施設面積 １階 １２９．５６㎡、２階 ７２．６３㎡ ※近隣に佐賀市歴史民俗館の駐車場（無料）があります。 旧中村家外観 1 (4) 旧中村家周辺の状況 ① 長崎街道・柳町景観形成地区 長崎街道沿いの町や当時の面影を色濃く残している地区で、平成１１年に地区指 定を行っており、景観形成基準を定め、まちなみの保全を図っています。 Ｎ 長崎街道・柳町景観形成地区 旧 古 賀 銀 行 駐 車 場 ② 旧 三 省 銀 行 旧 古 賀 家 森 永 家 旧 中 村 家 旧 牛 島 家 旧 久 富 家 佐賀市歴史民俗館 長崎街道・柳町景観形成地区に所在する旧古賀銀行、旧古賀家、旧牛島家、旧三 省銀行と同地区の南側にある旧福田家の５館を佐賀市歴史民俗館と称しています。 佐賀市に今も残る貴重な歴史的価値がある５館を後世に伝え、市の財産として役 立てようと整備・公開しており、佐賀市重要文化財に指定されています。また、佐 賀の春の風物詩である「佐賀城下ひなまつり」の会場にもなっています。 ○開館時間 ９：００～１７：００ ○休館日 月曜日（月曜日が祝日の場合は火曜日） 、祝日の翌日（その日が土・日曜日の場合 を除く） 、１２月２９日～１月３日 ○入館料 無料 (5) 現在のテナント ○玄米食おひさま 自然食レストラン、オーガニック食材・雑貨販売、料理教室開催等を通して、自然 食の情報発信を行っています。 2 ３ 募集内容 (1) コンセプト ○佐賀の“まち”に新しい刺激と魅力になる店舗運営への情熱 “まち”の魅力になるよう、新しい工夫・業態の創出、チャレンジ精神があり、か つ経営に意欲があること。 ○賑わいづくり・話題づくりへの挑戦 情報発信の場となるような店舗であること。 また、来街のきっかけをつくるような店舗であること。 ○柳町地区のコミュニティづくりへの貢献 運営については、近隣住民や地域の他の施設と協力して面としての魅力を発揮する ことに理解を深めること。 また、地域コミュニティ等の共同作業に参画し、地域との連携企画の立案と情報の 共有化を図ることをもとに、独自の戦略等の立案を行って運営を行い、まちの魅力向 上に寄与すること。 (2) 活用方針 旧中村家の活用等にあたって求める方針は次のとおりです。 ① 長期（５年以上）にわたり活用すること。 ② 歴史的建造物の価値・魅力を引き出す活用をすること。 ③ 昼間（少なくとも１１時から１７時まで）の活用（公開）を行うこと。 ④ まちづくりや地元自治会等の地域活動に寄与又は参加すること。 ⑤ 一般に公開できる活用をすること。 ⑥ 近隣住民、市民が利用できるとともに、広域からの集客力を兼ね備えた活用をす ること。 ⑦ 顧客層は、特定の世代に限定せず、多世代を想定した活用をすること。 ⑧ 大量生産・大量消費型のショッピングセンターや標準化されたロードサイド型店 舗ではない、居心地のよい空間、顔が見えるサービス、オリジナルで安全・安心な モノの提供を行う場とすること。 (3) 用途制限 次の用途に係る活用はできません。 ① 風俗営業及びそれに類する用途 ② 近隣に影響を与えるような異臭・煙及び騒音・振動を発生する用途 ③ 危険物の取扱い・貯蔵・処理をする用途 ④ 消費者金融、宗教活動、政治活動等を行う用途 ⑤ 事務所、住居等のみで、一般公開ができない用途 ⑥ その他、市長が適さないと判断した用途 3 ４ 活用の条件 (1) 使用許可 入居者は、年度ごとに佐賀市に行政財産使用許可申請を行い、使用許可に基づき活 用することとします。 (2) 設備等 旧中村家設備機器一覧 名称 パッケージ型空調機 全熱交換機 パイプ用ファン レンジフードファン 有圧換気扇 数量 1 1 2 1 1 上記の設備以外の設備機器、什器等や内装工事については、入居者の費用負担とし ます。 なお、入居者負担による内装工事を行う場合、事前に市にその設計書類を提出し、 市の承認を得た上で施工し、退去の際には原状回復することとします。 また、現在の入居者が設置した設備等の取扱いについては、現在の入居者及び市と 協議の上決定するものとします。 (3) 費用負担 以下の費用については、入居者の負担とします。 ① 使用料（家賃） 月額１００，０００円程度 ※使用料は佐賀市行政財産使用料条例に基づき決定します。 ② 電気、ガス、上下水道の使用料 ③ ゴミ処理に関する費用 ④ 電話、ケーブルテレビ、インターネット等を接続する場合、その工事費用及び使 用料 ⑤ 自治会費等 ⑥ (2)に記載の設備・什器・内装工事に係る費用及び原状回復に係る費用 ⑦ その他活用者の費用負担とすべきもの ５ 応募要件 応募者は、個人、団体又は法人は問いませんが、次に掲げる者は、応募者又は団体の 構成員となることはできません。 (1) 地方自治法施行令（昭和２２年政令第１６号）第１６７条の４の規定に該当する者 (2) 申請時において、市から入札の参加者資格を取り消されている者 (3) 応募受付期間において、会社更生法に基づく更正手続開始の申立て又は民事再生法 4 に基づく民事再生手続開始の申立てがなされている者 (4) 応募者、団体の役員等に破産者又は禁固以上の刑に処せられている者がいる者 (5) 法人税、消費税及び地方消費税のほか義務付けられている税を滞納している者 (6) 応募者、団体又は団体の役員等が、次の各号のいずれかに該当する者、又は次の各 号に掲げる者が、団体の経営に実質的に関与している者 ア 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律（平成３年法律第７７号）第２ 条第２号に規定する暴力団 イ 同法第２条第６号に規定する暴力団員 ウ 暴力団員でなくなった日から５年を経過しない者 エ 自己、自社若しくは第三者の不正な利益を図る目的又は第三者に損害を与える目 的をもって暴力団又は暴力団員を利用するなどしている者 オ 暴力団又は暴力団員に対して資金等を提供し、又は便宜を供与するなど、直接若 しくは積極的に暴力団の維持運営に協力し、又は関与している者 カ 暴力団又は暴力団員と社会的に非難されるべき関係を有している者 キ 暴力団又は暴力団員であることを知りながらこれらを利用している者 ６ 応募方法 (1) 提出書類及び提出部数 次の書類を各１部提出してください。なお、提出書類の規格は原則として日本工業 規格Ａ４版とします。 ① 応募申請書（様式第１号） 添付資料 ア 定款（法人のみ） イ 法人登記簿謄本（原本） 、個人事業の開業届出書等 ウ 身分証明書（個人事業主のみ） エ 直近３事業年度分の決算書 ※個人事業主の場合は確定申告書及び収支決算書、新規創業の場合は所得証明書 オ 市税に滞納が無い旨の証明書 カ パンフレット等の団体、法人の概要が分かるもの キ ② 履歴書（個人事業主、新規創業の場合のみ） 事業計画書（様式第２号） ③ 財務計画書（様式第３号） ④ 誓約書（様式第４号） (2) 提出方法 提出書類を持参又は郵送してください。 5 【提出先】 〒840-8501 佐賀市栄町１番１号 佐賀市経済部商業振興課商業振興係 (3) 提出期限 平成２８年３月１４日（月）１７：００（必着） (4) 応募に係る留意事項 ① 応募者は、応募書類の提出をもって、本要項の記載内容を承諾したものとみなし ます。 ② 次の事項に該当した場合は、失格とします。 ア 本要項に定めた事項を遵守しない場合 イ 応募書類に虚偽の記載をした場合、不備がある場合（不備がある場合、提出期 限内であれば、修正した応募書類の再提出を受付けます。） ③ 応募に要する経費は、応募者の負担とします。 ④ 応募書類は返却しません。 ７ 審査 (1) 審査方法 応募書類をもとに一次書類審査を行います。二次審査は、一次書類審査合格者を対 象に、応募者のプレゼンテーション及びヒアリングを実施します。 (2) 審査基準 別添審査基準表に基づき審査を行います。 (3) 審査結果の通知 審査結果については、審査終了後速やかに書面にて通知します。 ８ スケジュール (1) 応募受付期間 平成２８年３月１日（火）から平成２８年３月１４日（月）まで (2) 現地見学会 平成２８年３月７日（月）１５：００～ ※参加を希望される場合は、平成２８年３月４日（金）１７：００までに連絡して ください。 (3) 一次書類審査結果通知 平成２８年３月中旬 (4) 二次審査 平成２８年３月下旬（予定） (5) 二次審査結果通知 6 平成２８年３月下旬から４月上旬（予定） (6) テナント入居開始 平成２８年５月中旬（予定） ９ 問い合わせ 佐賀市経済部商業振興課商業振興係 〒840-8501 佐賀市栄町１番１号 電話 0952-40-7100 FAX 0952-26-6244 7 別添 審査基準表 審査項目 審査の視点 配点 施設の価値や活用の方針を理解した事業 計画であるか。 20 企 まちに新たな賑わいや話題をもたらす事 賑わいづくり・話題づくりへの貢献度 画 業計画であるか。 20 柳町地区のコミュニティづくりへの貢 他の施設等と連携し、柳町地区の魅力向 献度 上に寄与することができるか。 20 まちの魅力となるような店舗を運営する 意欲があるか。 20 円滑な店舗運営ができる体制であるか。 10 無理のない妥当な計画であるか。 10 旧中村家活用に対する理解度 店舗運営への意欲 運 運営体制 営 財務計画 合計 100 8 ( 出窓 【建造物の間取り】 厨房 １階 (出窓) （パッケージ型空調機） （パイプ用ファン） (出窓) 厨房 便所 （有圧換気扇） （レンジフードファン） ス タ ッ フ厨 更衣 便所 房室 洗面所 厨房 茶 席 (東 ) (出窓) 茶 席 (東 ) 茶 席 (西 ) 縁 便所 スタ 厨 ッフ 房 更衣室 土間 洗面所 座 洗面所 ス タ ッフ 更衣 室 敷 和室 6 帖ス タ ッ フ 更 衣 室 土間 茶 席 (東 ) 玄関 茶 席 (西 ) 取次 便所 土 間玄 関 茶 席 縁 押入 茶 席 (西 ) 取次 ス タ ッフ ( 地袋付) 座 更 敷衣 室 床の間 縁 （全熱交換機） 玄関 ＵＰ 階段 取次 (物入) 階段 (物入) 茶 席 (西 ) 押入 便所 (天袋) 押入 座 敷 床の間 脇床 (天袋) (地袋付) 便所 座 敷 便所 ) 縁 床の間 脇床 (地袋付) 押入 （パイプ用ファン） ( 地袋付) ２階 ＵＰ 階段 押入 便所 (物入) (地袋付) 物入 物入 脇床 床の間 脇床 床の間 ( 出 窓 ) 屋根 和 室 1 0帖 和 室 1 0帖 屋根 屋根 吹抜 ( 天袋 和室 6 帖 座 敷 (西 ) ＵＰ 脇床 廊下 和 室 8帖 屋根 ＤＮ 階段 9 (天袋) 床の間 脇
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