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平成 28 年度
「起業実践イノベーションリーダー育成プログラム(EDGE プログラム)
」
公募について
1. 目的・趣旨
本カリキュラムは、自ら又は協働で見出した課題解決により、研究成果に基づく起業や企業におけ
る事業開発を推進できる人材の育成を目指します。
学内外の学部・大学院生、若手研究者及び社会人を対象に「課題解決に向けてチームを作り」
、
「既
存の価値基準を越えた提案が社会に理解される努力を続け」、
「事業経験者や専門家の協力を得て、地
域や異業種、外国機関と連携し、価値観の共有と相互互恵の理念で事業を進める」他、「プロジェク
ト遂行に不可欠な資金調達能力を養うことを目指します。
2.プログラム内容
「起業実践イノベーションリーダー育成プログラム」は、原則、以下のステップで実施します。
1.未来のニーズ把握とビジネスの観点からのビジネスプランの策定(ビジネスプラン策定)
↓
2.ビジネスプランに基づきチームを形成し多様な視点で課題検証(チーム形成)
↓
3.市場の把握、バリュー・サプライチェーン解析、フィードバック(価値創造)
↓
4.市場価値・社会ニーズの創成、リスク評価、事業性評価(事業実現性評価)
受講者は各ステップにおいて、本プログラムを構成する以下の 1)~4)のサブプログラムを習得します。
1)起業家意識醸成プログラム
【目的】
 未来価値創造からビジネスプラン実現に至るまでの “実践力”を養います。
 グローバルリーダーとしての意識を醸成する基盤づくりを実施します。
【本プログラムで向上を目指す能力】
・構想力の拡充:
・市場ニーズを把握する力、未来価値の創造・展開力をつけるための学習
・社会が求めることや重要なニーズを把握する方法、価値創造の方法、および
価値の判断基準の明確化の方法の修得
・多様な立場からの意見収集とフィードバックの繰り返しを実践することによ
り、社会で実現するためのスキルと構想力を醸成
・リーダーシップの醸成:
・組織力に関する理解、チーム作りの必要性、結成する方法と実践
・組織を構成する個人に、組織において最大限の力を発揮させる方法、組織での
説得力、及び交渉力をワークショップで習得
・普遍性のない価値観の中から一つを選択しリーダーシップを発揮するための実
践研修の実施
・倫理観の醸成:
・技術力の科学的根拠、信頼性や社会に対する誠実な態度での新たな価値の提案
・研究成果の発信、事業リスクや企業価値の評価、企業の社会的役割等に求めら
れる倫理観について、研究者および社会人としての重要な行動規範としての位
置づけ
・起業の基本的知識の習得:
・特許や法律の専門家、事業投資の経験が豊富な企業人を講師に招き、ビジネス
プラン策定から資金調達の方法まで必要な知識を習得します。
2)エコシステム・フォーラム
【目的】
 研究成果を社会に実装するために、専門分野の研究推進力の枠を超え、柔軟性を持った課
題探求力、リーダーシップ、交渉力、説得力、コミュニケーション力を育成します。
【概要】
製造業やサービス業関連企業の経営者・技術者、ベンチャーキャピタル、公認会計士、弁護士、
起業コンサルタント等の専門人材、海外イノベーション機関職員等からなるエコシステムを形
成し、相互協力を図りながら優れたリーダーを育成します。
研修の最後に、チームによるビジネスプランのプレゼンテーションを実施していただき、事
業実現性について評価します。
【第一回 エコシステム・フォーラム】 5 月 28 日(土)~ 29 日(日)
ビジネスプランを持っているチームや個人が発表し、仲間を募り、チーム形成を行います。
グループワークでプランの練り上げを行い、プレゼンテーションにより、一定の評価を得た
プランについては、事業開発研究費が措置されます。金額は内容に応じて、イノベーション
推進機構で決定します。
【第二回 エコシステム・フォーラム】 7 月 29 日(金)~ 30 日(土)
第一回の発表から二か月の間でブラッシュアップしたビジネスプランを発表していただきま
す。プレゼンテーションにより、3)投資家交渉・事業実現プログラム(SRI)4)国際ビジネ
ス研修(海外ワークショップ)への参加者を決定します。
3)投資家交渉・事業開発プログラム
【目的】
 事業実現性で一定の評価を得た課題について、事業計画を具体的に立案し、投資対象とし
ての価値が適正に理解されるための研修を国内外で実施します。
【概要】
エコシステム・フォーラムで一定の事業実現性の評価を得たプランについては、本学が SRI イ
ンターナショナルと連携し、設計した、実際に事業実現を行うための投資家交渉・事業開発に
特化した集中プログラムを米国において受講していただきます。
本プログラムの参加費、渡航費、滞在費等については、大学から補助されます。
4)国際ビジネス研修
【目的】
 イノベーションを推進する先進機関における起業家マインドおよび、スキルアップに関す
る研修に参加し、グローバルな人間関係を構築する機会を創出します。
【概要】
エコシステム・フォーラムで一定の事業実現性の評価を得たプランの参加者については、ドイ
ツ、台湾、ベトナムで、国際的にビジネス展開をするために必要な客観的視野の醸成を目的と
して、セミナーに参加し、現地企業や大学等とネットワークを形成する機会を創出します。
本プログラムの参加費、渡航費、滞在費等については、大学から補助されます。
3.受講対象者
・本学に所属する、学部生、大学院生
・他大学に所属する、学部生、大学院生
・若手研究者、ポスドク
・企業関係者、個人事業主等社会人
(※なお、一部サブプログラムでは、受講対象者が限定されます。
)
4.募集人数
120 名程度
5. 開催地
東京農工大学府中キャンパス、連携大学等(※)での開催を予定
(※一部、多地点システムを用いた遠隔講義や、e-learning による受講を含む)
6. 応募スケジュール
募集期間 :平成 28 年 3 月 1 日(火)~
一次締切り:平成 28 年 4 月 22 日(金)17:00
※一次締切り後にも応募は随時受け付けますが、第1回エコシステムフォーラムの参加はできません。
また、一次締め切り後の応募は、イノベーション推進機構へ直接電話またはメールでご連絡ください。
プログラム説明会:
府中キャンパス :平成 28 年 4 月 19 日(火)18:15~19:15(予定)
(2 号館 1階 多目的室)
小金井キャンパス:平成 28 年 4 月 21 日(木)18:15~19:15(予定)
(8 号館 L0811 室)
※EDGE プログラムで実施するチーム作り、講義、海外研修等についての説明があります。
7. プログラム受講料
無料
8.
修了要件
本プログラムは、東京農工大学の学士課程、修士課程、博士課程修了のための単位とはなりませんが、
以下の修了要件を全て満たした方に対して、イノベーション推進機構長が発行する修了証明書を授与
いたします。
【要件】
(1)構成科目表に記載している基盤科目と展開科目を合わせて 5 科目以上を修得すること。
(2)エコシステム・フォーラムにおいて、チームの一員として発表を行うこと。
(3)イノベーション推進機構の求めに応じ、成果発表や成果報告書の提出を行うこと。
※修了要件としてカウントするのは、対面講義に限るものとし、e-learning サイトによる講座閲覧
は受講として認めません。
※(1)については、前年度の受講実績を繰り越すことが可能です。
例:平成 27 年度に基盤展開 3 科目を受講。平成 28 年度、基盤科目及び展開科目の中から2科目
修得、及び(3)(4)を満たすことで、修了証明書が発行されます。
9.
応募方法
応募者は、申請書を下記のイノベーション推進機構 HP からダウンロードし、申請書の記載要領
に従って作成の上、イノベーション推進機構ホームページの申し込みフォーマットから電子応募し
てください。なお、第1回エコシステムフォーラムに参加をご希望の方は、一次締切りの平成 28
年 4 月 22 日(金)17:00 までに応募してください。
イノベーション推進機構 HP:http://innovation.office.tuat.ac.jp/
※一次締切り後にも応募は随時受け付けますが、第1回エコシステムフォーラムの参加はできません。
また、一次締め切り後の応募は、イノベーション推進機構へ直接電話またはメールでご連絡ください。
10.
成果報告
本プログラム終了後には、報告会での成果発表や成果報告書の提出を義務付けます。
11.問合せ先
イノベーション推進機構
特任教授 二谷 貴夫
連合農学研究科管理研究棟 2F 206 室
Tel:(042)367-5756 Fax:(042)367-5761
e-mail:[email protected]