経営比較分析表 福井県 福井市 業務名 業種名 事業名 類似団体区分 人口(人) 法非適用 水道事業 簡易水道事業 D3 267,355 資金不足比率(%) 自己資本構成比率(%) 普及率(%) 現在給水人口(人) - 該当数値なし 1.87 1か月20m 当たり家庭料金(円) 1,814 3 4,994 面積(km2) 536.41 人口密度(人/km ) 498.42 2 給水区域面積(km2) 29.18 給水人口密度(人/km ) 171.14 グラフ凡例 2 ■ 当該団体値(当該値) - 類似団体平均値(平均値) 【】 平成26年度全国平均 分析欄 1. 経営の健全性・効率性 ①収益的収支比率(%) ②累積欠損金比率(%) 1. 経営の健全性・効率性について ③流動比率(%) ④企業債残高対給水収益比率(%) 【76.03】 90.00 【1,239.32】 1.00 0.90 0.80 0.70 0.60 0.50 0.40 0.30 0.20 0.10 0.00 80.00 70.00 60.00 50.00 40.00 30.00 20.00 10.00 0.00 該当数値なし H22 H24 H25 H26 3,000.00 2,500.00 2,000.00 1,500.00 該当数値なし 1,000.00 500.00 0.00 当該値 H22 66.66 H23 59.90 H24 65.38 H25 65.64 H26 63.54 当該値 当該値 当該値 H22 2,966.11 H23 2,847.93 H24 1,877.70 H25 1,991.28 H26 2,249.17 平均値 77.22 75.24 73.63 75.71 75.87 平均値 平均値 平均値 1,187.81 1,168.80 1,158.82 1,167.70 1,125.69 「単年度の収支」 H23 3,500.00 1.00 0.90 0.80 0.70 0.60 0.50 0.40 0.30 0.20 0.10 0.00 H22 「累積欠損」 ⑤料金回収率(%) ⑥給水原価(円) 60.00 50.00 70.00 350.00 60.00 30.00 200.00 100.00 20.00 50.00 0.00 当該値 H26 30.71 平均値 57.96 56.44 55.60 54.43 46.48 40.00 30.00 0.00 H25 33.74 ⑧有収率(%) 【75.39】 100.00 90.00 80.00 70.00 60.00 50.00 40.00 30.00 20.00 10.00 0.00 50.00 150.00 10.00 H24 35.36 「債務残高」 【58.19】 400.00 250.00 H23 26.59 H26 ⑦施設利用率(%) 80.00 40.00 H22 28.22 H25 【476.46】 450.00 300.00 20.00 H24 「支払能力」 【36.33】 70.00 H23 10.00 0.00 2. 老朽化の状況について 当該値 H22 186.83 H23 273.13 H24 350.19 H25 380.24 H26 420.89 当該値 H22 68.35 H23 55.90 H24 49.88 H25 47.97 H26 46.20 当該値 H22 91.87 H23 90.66 H24 92.05 H25 91.44 H26 92.34 平均値 263.21 270.70 275.86 279.80 376.61 平均値 60.92 59.84 60.66 60.17 57.43 平均値 78.58 77.99 77.32 76.68 73.83 「料金水準の適切性」 「費用の効率性」 ①収益的収支比率及び⑤料金回収率は、それぞれ 100%未満となっている。そのため、大部分を一 般会計繰入金に依存している状況であり、使用料収 入の確保が必要である。しかし、簡易水道地域は人 口が少なく採算性に乏しいこともあり、水道料金収 入だけで経営を行うことは極めて困難である。よっ て、簡易水道事業として必要な一般会計繰入金と適 正な水道料金の確保の両立が求められている。 ④企業債残高対給水収益比率は類似団体を上回っ ている。当市は現在、未普及解消及び事業効率化の ため統合事業を進めており、既に整備が完了してい る団体よりも高い傾向にある。平成27年度に上宇 坂第二地区簡易水道建設事業が完了となり、2地区 の未普及地域が解消されるものの、他にも未普及地 域は存在しているため、今後も同様の水準で推移し ていくと考えられる。 ⑥給水原価については、統合事業の元金償還が開 始されたとももに、人口減少や節水型機器により有 収水量が減少傾向にあるため、上昇傾向にある。 ⑦施設利用率については、類似団体に比べて低 く、施設能力に余裕があり、需要の変動に対応でき る状況となっている。 ⑧有収率については、定期的な点検業務を行って おり、また、漏水調査や修繕を行っているため、類 似団体よりも高い傾向にあると考えられる。 「施設の効率性」 「供給した配水量の効率性」 当市の簡易水道施設は、各施設の建設年度が違っ ており、古いものでは昭和23年度から事業を開始 しているため、施設によっては老朽化が著しい状況 である。 したがって、耐用年数を大幅に経過している老朽 施設が存在しているが、地方公営企業法を適用して いないため、固定資産台帳が整備されておらず、資 産状況が把握できていないことが現状である。 現在は、点検において老朽化が激しい施設から随 時更新しているが、今後は、固定資産台帳を整備 し、資産の把握に努めるとともに、調査した資産状 況を元に老朽化した施設の更新や長寿命化を図って いく。 2. 老朽化の状況 ①有形固定資産減価償却率(%) ②管路経年化率(%) ③管路更新率(%) 【0.74】 1.00 0.90 0.80 0.70 0.60 0.50 0.40 0.30 0.20 0.10 0.00 該当数値なし H22 H23 H24 1.20 1.00 0.90 0.80 0.70 0.60 0.50 0.40 0.30 0.20 0.10 0.00 H25 0.80 0.60 該当数値なし 0.40 0.20 0.00 当該値 当該値 当該値 H22 0.00 H23 0.00 H24 0.24 H25 0.21 H26 0.29 平均値 平均値 平均値 0.61 1.08 0.69 0.89 0.69 「施設全体の減価償却の状況」 H26 1.00 H22 H23 H24 「管路の経年化の状況」 H25 H26 「管路の更新投資の実施状況」 ※ 平成22年度から平成25年度における各指標の類似団体平均値は、当時の事業数を基に算出していますが、管路更新率については、平成26年度の事業数を基に類似団体平均値を算出しています。 全体総括 当市の簡易水道事業は、平成23年10月から美 山地区の水道料金を上水道料金と統一し、水道料金 の確保に努めているが、未普及地域の解消や施設の 効率化のための統合事業を進めているため、給水原 価や企業債残高対給水収益比率といった指標が類似 団体よりも高い傾向にある。 このことから、事業を進める際には、過疎債など のより有利な財源の確保に努めている。 今後も、福祉の向上と公衆衛生の確保の観点か ら、安全で安定的な飲料水を提供できるよう、老朽 化した施設の更新や統合整備を進めていく。また、 人口減少社会の到来を踏まえた長寿命化対策やダウ ンサイジングを行い、イニシャルコスト及びランニ ングコストの縮減を図っていく。 なお、普及率が1.87%となっているが、簡易 水道区域のみで算出すると87.0%である。
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