米国における E ラーニングの活用 ―リスクマネジメント教育への展開 Waterview Consulting Group, Inc. 今泉江利子 CEO　Eriko Imaizumi-Augustus （写真１） Devlearn 会場導入進展が見込まれる Eラーニング近年いろいろな変革を見ている教育、人材開発業界で引き続き進化を続けているのが E ラーよる Eラーニングへの取り組みが発表され、コンテンツの発表会やコンペが繰り広げられた（写真１）。各社の取り組みの例ニング業界である。ここでは現在の米国におけ KPMG：新入社員に監査の仕事を Eラーニングる企業の Eラーニングの利用方法から、将来にで研修。研修時間が 60％削減でき、また教育おける人材研修、能力開発の取り組みなどを予効果も上昇。想してみたい。 Diageo：酒造メーカーとして、お酒の売り上げまず、世界の Eラーニング市場規模を見てみにつなげるためにバーテンダー教育の Eラーニよう。Docebo というラーニングマネジメントシスングを開発。カクテルの注文を受けた後、どの（注）テムの開発会社が出したレポートによると、世グラスを選び、何を入れるかによってバーでそ界の Eラーニング市場規模は 2011 年に 356 億のドリンクを待っている客の表情が変化するイドルを記録した後、2016 年までに年率 7.6％でンタラクティブラーニング。成長し 515 億ドルに達すると予想されている。 Motivation Technologies：客で混み合った店（注）https://www.docebo.com/landing/contactform/elearning-market-trendsand-forecast-2014-2016-docebo-report.pdf 舗の中で、どの客にどのような接客対応をする地域的に見るとアジアが 17.3％と一番成長か、どのタイミングでほかの客と話すかなどの率が高く、その後は東欧、アフリカ、ラテンアシミュレーションラーニングを開発。導入した企メリカと続く。北米、西欧などはすでに高成長業の店舗で働く新人にこの研修を施したこと時代を過ぎ低成長状態に入っていることから、で、その企業の顧客満足度が上昇した。２ケタの成長は見込まれていない。しかしながら、世界の景気が３～４％で成長していることから見ると、この業界の２ケタの成長率は爆発的と言わざるをえない。筆者が昨年 10 月に出席したラスベガスでの E ラーニング業界最大級のコンファレンス Devlearn には、Eラーニング開発業者や企業の人材開発、 26 米企業で進むコンプライアンス教育現在の米企業の Eラーニングの利用はコンプライアンス関連（40 ～ 50%）と業務知識獲得（30%）、その他（情報管理など：20％）に大別されている。当社の調査によると、保険や銀行などのファ IT、人事部、大学や教育関連の人たち 2200 人イナンス業、会計、コンサルティングなどのプロが参加した。このコンファレンスでは各企業にフェッショナルビジネス業界などでは、リスクマ 2016年3月号