建築副資材や農業資材、日用品など約2万点にも及ぶアイテムを取り扱っている富士コーポレーションは、情報力と人間力を強みに豊富な取引実績を重ねています長野県山形村今回の訪問先富士コーポレーション株式会社長野県山形村にある富士コーポレーションの本社と商品倉庫 26 豊かな情報力と魅力ある人間力でお客さま第一主義を貫く創業当時に製造・販売していた刷毛。この刷毛を使っていた塗装職人からの問い合わせが契機となり、今では取扱商品約2万点という卸売りを中心とする事業を展開しています富士コーポレーション株式会社副資材の卸売りを中心とする事業を（以下、富士コーポレーション）は、信開始しました。その契機は、富士コー州・松本地域を拠点に、塗料や接着ポレーションの刷毛を使っている塗装剤・補修剤などの建築副資材から農職人から塗料についての相談や問業資材、日用品まで、多岐にわたる商い合わせが数多く寄せられたこと。そ品を取り扱っている地域密着型の卸の声に応えるうち、刷毛の製造・販売売業者です。江戸屋ブラシ株式会社ばかりでなく、塗料などの販売も行うに勤めていた初代社長が松本市山ようになり、さらに職人が使う手袋な辺地区に松本作業所（工場）を立ちども一緒に欲しいといった声にも応えは 11 け上げ、刷毛（ブラシ）の製造を始めまるうちに卸売りが本業となっていったした。その後、1962年に有限会社富そうです。士ブラシを創立し、現在のような建築このような経緯から、富士コーポはいたっく 2016.3 All Rights Reserved,Copyright ©2016,Hitachi,Ltd. 26 長野県山形村レーションはお客さまの要望をかなえポートしています。また、目配り・気配さま向けに総合商品見本市を年1回ること、すなわち「お客さま第一主義」り・心配りによってお客さまの求める開催しているほか、3代目となる藤野を経営理念としています。それを実現サービスを提供する人間力も持ち合健二社長が3年前から自らの手で自するため富士コーポレーションは、情わせています。いつも厳しいお客さま社Webサイトを立ち上げ、取扱商品に報力や人間力を重視しています。例から「事務員の電話対応が優れてい関する詳しい情報を紹介するなど、常えば主力商品である塗料は、塗る素るので、いつも貴社から商品を買ってにお客さまのことを考えて、さまざまな材に適したものを選ばないと塗料がしまう」とのお言葉をいただいたという取り組みを推進しています。浮いてしまう、長持ちしないといったエピソードは、社員全員が商品知識今後は卸売業者ならではの知識を不具合が生じてしまいます。そのようをしっかり身につけているとともに、魅活用したインターネット通販への参入なときでも、刷毛の製造・販売を行っ力ある人間力を高める努力をしてきも視野に入れる一方で、従来と変わらていた富士コーポレーションは、塗料た成果といえるでしょう。ぬ「お客さま第一主義」を貫き、お客さをはじめとする商品知識はもちろん、最近、富士コーポレーションが力をまから信頼される卸売業者をめざし、数多くのアイテムを取り扱う卸売業者入れているのはお客さまへの情報発さらなる事業発展に向けて歩んでいきならではの情報力でお客さまをサ信力を強化すること。1982年からお客ます。近年は関東甲信越に加え、東北・中京などへ営業範囲を拡大し、同社倉庫からは約500社の販売先へ向けて商品が配送されています公式ブログと連携したWebサイトは、取扱商品やメーカーの紹介に加え、新着情報のコーナーを設けた訴求力の高いものとなっています私たちの職場周辺はこんなところです！なわて長屋風の昔懐かしい建物が建ち並んでいますおすすめしたいのは、松本城の近くにある縄手通りです。玩具や骨とう、駄菓子屋などの店舗が 50近く軒を連ねる商店街で、カエルがシンボル。カエルの石造のほか、カエル大明神も鎮座しているんです。家族と行くときは、カレーたい焼きなどの変わり種もあるたい焼き屋に立ち寄るのがめとば決まり。蔵造りの中町通りも、女鳥羽川をはさんだほど近いところにあり、城下町・松本の風情を存分に味わえますよ。総務部野口智美さん拠点 DATA 富士コーポレーション株式会社所在地長野県東筑摩郡山形村字北竹原5602-1 設立 1962年4月事業内容事業内容建築副資材・塗料・接着剤・補修剤・農業資材・DIY用材などの卸売り http://www.kaguyahime-f.com/ 仕入先との会合は、商品に関する詳しい情報を得るだけでなく、お客さまからの要望などの情報をフィードバックする大切な場となっていますお客さまである金物店や建材店、塗料店などを対象に、年1回総合商品見本市を開催し、新しく取り扱う商品を紹介する機会を設けています社長「100年企業を見据えながら理想のお客さま第一主義の実現に取り組んでいきます」ット通販の急速な普及に伴い、インターネ当社のビジネス環境も劇的に変化しています。そのような中、当社の今後の成長にとって、理想であるお客さま第一主義に近づくための努力が欠かせません。情報力や人間力の向上はいうまでもなく、発信力のさらなる強化が今後の課題だと考えています。Webサイトの開設はその一環ですが、将来的には当社が蓄積してきた商品知識やノウハウの公開も視野に入れ、日頃おつきあいのあるお客さま以外でも利用できる検索コンテンツを構想中です。70年の歴史を持つ企業の3代目として、同業他社にはない付加価値の提供を通じて、お客さまにご満足いただけるよう、100年企業をめざしていっそうの精進をしていきます。代表取締役社長藤野健二さんはいたっく 2016.3 All Rights Reserved,Copyright ©2016,Hitachi,Ltd. 12