⽶国経済の現状と展望 2016年3⽉ 投資情報部 シニアエコノミスト 宮川 憲央 Copyright (c) Mizuho Securities Co., Ltd. All Rights Reserved. ポイント 米国経済は緩やかな成長が続いている。雇用や賃金の増加、ガソリン価格の下落等を支えに個人消費は 引き続き堅調に推移。また、製造業にも循環的な持ち直しの兆しがうかがえる。 今後の米国経済については、海外経済の成長ペースの低下やドル高、原油価格の下落の影響等が残る ことで、製造業の足取りは重いものとなる見込み。ただ、個人消費を中心とする国内需要の堅調さを支え に、緩やかな成長トレンドが続くという見通しに変化はない。一方、株価の下落やクレジット・スプレッドの拡 大、急速なドル高や原油価格の下落といった金融市場の不安定化が長引く場合には、実体経済に及ぼす 影響に注意が必要である。 イエレン米連邦準備理事会(FRB)は議会証言において、海外経済や金融市場の動向が米国経済に及ぼ す影響やリスクについて述べるとともに、状況次第で利上げのペースは変化することを改めて示した。一方、 米国経済の緩やかな成長や労働市場の改善、インフレ率が2%に向かっていくという見方は変えておらず、 利上げの方向性に変化はないとみられる。3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、利上げを見送ると みられるものの、労働市場の改善やインフレ率が上向く兆しが出ている点をふまえると、年内の追加利上 げはないという見方は行き過ぎとみている。 緩やかな成長と低インフレのもとで、緩和的な金融環境が維持されるため、長期金利の上昇圧力は限定 的なものにとどまり、株式をはじめとするリスク資産が選好されやすい市場環境が継続すると考えている。 また、世界経済が緩やかながら成長を続けていることが経済指標等で確認されてくるほか、金融市場の安 定化に向けた政策対応や原油の需給バランスの改善につながる動きが出てくるようであれば、金融市場 の過剰なリスク回避の動きにも歯止めが掛かってくると考えている。 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 1 GDP 低成長にとどまった10-12月期の米国経済 実質GDP成長率の推移(前期比年率) 米実質GDP成長率の推移(前期比年率) (四半期:2012/3~2015/12) (%) 6 5 4 個人消費 設備投資 住宅投資 在庫投資 純輸出 政府支出 3 2 1 0 ▲1 ▲2 ▲3 ▲4 12 13 出所:米商務省のデータよりみずほ証券作成 14 15 実質GDP 個人消費 耐久財 非耐久財 サービス 設備投資 構築物 機器 知的財産 住宅投資 在庫投資(注) 純輸出(注) 輸出 輸入 政府支出 連邦政府・国防 連邦政府・非国防 (年) 州・地方政府 2014年 10-12月 2.1 4.3 6.1 3.2 4.3 0.7 4.3 ▲ 4.9 6.9 10.0 ▲ 0.0 ▲ 0.9 5.4 10.3 ▲ 1.4 ▲ 10.3 2.1 1.3 1-3月 0.6 1.8 2.0 0.7 2.1 1.6 ▲ 7.4 2.3 7.4 10.1 0.9 ▲ 1.9 ▲ 6.0 7.1 ▲ 0.1 1.0 1.2 ▲ 0.8 4-6月 3.9 3.6 8.0 4.3 2.7 4.1 6.2 0.3 8.3 9.3 0.0 0.2 5.1 3.0 2.6 0.3 ▲ 0.5 4.3 (%) 2015年 7-9月 10-12月 (速報値) 2.0 1.0 0.7 3.0 2.0 2.2 6.6 3.4 4.3 4.2 1.2 1.5 2.1 2.1 2.0 2.6 ▲ 1.9 ▲ 1.8 ▲ 7.2 ▲ 6.6 ▲ 5.3 9.9 ▲ 1.8 ▲ 2.5 ▲ 0.8 1.3 1.6 8.2 8.0 8.1 ▲ 0.7 ▲ 0.1 ▲ 0.5 ▲ 0.3 ▲ 0.3 ▲ 0.5 0.7 ▲ 2.7 ▲ 2.5 2.3 ▲ 0.6 1.1 1.8 ▲ 0.1 0.7 ▲ 1.4 2.7 3.6 2.8 1.5 1.4 2.8 ▲ 1.4 ▲ 0.6 (注)在庫投資、純輸出は寄与度 出所:米商務省のデータよりみずほ証券作成 2015年10-12月期の実質GDP(改定値)は前期比年率+1.0%となり、速報値の同+0.7%から上方修正。ただ、内訳をみると、輸入の下方修 正(控除項目のため、GDPにとっては上方修正となる)のほか、在庫投資が上方修正となっている。一方、個人消費は下方修正となった。 速報時点の認識よりも在庫調整が進んでいなかったことになるため、先行きを考えるうえでは、前向きな内容とは言い難い。 個人消費や住宅投資といった家計部門の需要は引き続き底堅く推移したものの、設備投資、在庫投資、輸出が前期比で減少。海外経済 の低迷やドル高、エネルギー価格の下落といった外部環境の変化が製造業を中心に企業活動を抑制していることが確認された。 今後の米国経済については、外部環境の変化による製造業への悪影響は残るものの、雇用・所得の増加やガソリン価格の下落に支え られ、個人消費が引き続き底堅く推移するもとで、国内需要がけん引する緩やかな成長トレンドが継続する可能性が高いと考えている。 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 2 雇用統計 労働市場は引き続き堅調 米産業別雇用者数の推移 米雇用関連指標 ( 月次:2005/1~2016/1) (1,000人) 600 (万人) 雇用者数 (%) 11 15/11 15/12 16/01 前月差 400 10 非農業部門 200 9 0 8 ▲ 200 7 ▲ 400 6 ▲ 600 5 非農業部門雇用者数・前月差(左目盛) ▲ 800 ▲ 1,000 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 出所:米労働省のデータよりみずほ証券作成 4 失業率(右目盛) 15 3 16 (年) 民間 財生産 鉱業 建設業 製造業 民間サービス 卸売 小売 運輸・倉庫 公益 情報通信 金融・不動産・リース 専門・企業向けサービス 教育・ヘルスケア レジャー・接客 その他サービス 政府部門 14,288 12,085 1,963 77 655 1,231 10,121 590 1,575 487 56 275 818 1,992 2,232 1,531 565 2,203 14,314 12,110 1,969 76 660 1,233 10,141 590 1,575 489 56 276 819 1,998 2,237 1,534 566 2,204 14,329 12,126 1,973 76 662 1,236 10,153 591 1,581 487 56 276 821 1,999 2,238 1,538 566 2,203 15.1 15.8 4.0 ▲ 0.7 1.8 2.9 11.8 0.9 5.8 ▲ 2.0 ▲ 0.0 0.1 1.8 0.9 0.6 4.4 ▲ 0.5 ▲ 0.7 出所:米労働省のデータよりみずほ証券作成 1月の非農業部門雇用者数は前月比+15.1万人と増加ペースが鈍化するとともに、過去2ヵ月分の雇用者数は合計0.2万人の下方修正と なった。もっとも、年末商戦への対応等、12月にかけて大幅に雇用が増加した反動の面があり、11月~1月までの3ヵ月平均の雇用者の 増加数は+23.1万人と堅調なペースを維持している。 1月の失業率は4.9%となり、12月の5.0%から低下。FOMC参加者が長期的な均衡水準とみなす失業率の水準(中央値)は4.9%であり、米国 の労働市場は完全雇用の状態に近づいている。 労働参加率が依然として低水準であるものの、広義の失業率(失業者に加え、経済的理由によるパートタイマーや職探しを断念した人等 を加味)が低下傾向を維持する等、質的な面を含めても労働市場の未活用の状態は縮小傾向にある。 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 3 雇用統計 雇用の質も改善傾向 米労働参加率の推移 ( 月次:2005/1~2016/1) (%) 67 米失業者に占める長期失業者(失業期間27週以上)の割合 ( 月次:2005/1~2016/1) (%) 50 45 66 40 65 35 30 64 25 63 20 62 15 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年) 13 14 15 16 (年) (年) 出所:米労働省のデータよりみずほ証券作成 出所:米労働省のデータよりみずほ証券作成 経済的理由によるパートタイマー ( 月次:2005/1~2016/1) (1000人) 10,000 9,000 8,000 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 05 06 07 08 09 出所:米労働省のデータよりみずほ証券作成 10 11 12 米各種失業率 ( 月次:2005/1~2016/1) (%) 18 17 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 13 14 15 16 (年) 失業率 広義の失業率(U-6) 05 06 07 08 09 10 11 12 (注)広義の失業率とは完全失業者に求職意欲喪失者や経済的理由によるパートタイマーを加えたもの 出所:米労働省のデータよりみずほ証券作成 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 4 雇用統計 徐々に高まってきた賃金上昇率 米失業率と賃金の推移 ( 月次:2008/1~2016/1) (%) 4.5 (%) 3 (%) 4.5 4 4.0 3.5 5 3.5 3.0 6 3.0 2.5 7 2.5 2.0 8 2.0 1.5 9 1.5 1.0 10 1.0 11 0.5 平均時給・前年同月比(左目盛) 4.0 失業率(右逆目盛) 0.5 08 09 10 11 12 13 14 15 16 平均時給 08 (年) 出所:米労働省のデータよりみずほ証券作成 平均時給と雇用コスト指数(民間・賃金)の推移(前年同月比) (月次:2008/1~2016/1) 09 10 11 12 雇用コスト指数 13 14 15 16 (年) (注) 雇用コスト指数は四半期の期末月(10-12月期なら12月)の時点でプロット、直近は2015年10-12月期 図中では雇用コスト指数を6ヵ月先行させて表示している 出所:米労働省のデータよりみずほ証券作成 1月の時間当たり賃金は前月比+0.5%、前年同月比では+2.5%となった。前年同月比の動きをみると、12月(+2.7%)からは伸び率が低下した ものの、基調として賃金上昇率は徐々に高まっている。 小売やレジャー・接客等、相対的に賃金が低い業種や職種において雇用が増加しているほか、労働生産性上昇率の低下、グローバル 化やIT化等の影響もあり、構造的に賃金が上昇しづらくなっている面はある。 ただ、労働市場が完全雇用の状態に近づくなかで、雇用の増加ペースは低下するとみられる一方、賃金上昇率は高まっていくと考えられ る。実際、足元にかけて徐々に賃金にも上昇圧力が加わってきたとみている。 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 5 ISM景況指数 製造業景況感の悪化に歯止め 米ISM指数の推移 (月次:2008/1~2016/2) (%) (ポイント) 65 65 米ISM製造業PMIと実質GDP (月次:1990/1~2016/2) (%) 8 60 60 6 55 55 4 50 50 2 45 45 0 40 ▲2 製造業景況指数(PMI) 40 非製造業景況指数(NMI) 35 35 ISM製造業PMI(左目盛) ▲4 実質GDP・前年比(右目盛) 30 30 08 09 10 11 12 13 14 15 (年) ▲6 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (注)実質GDPは四半期の中間月(10-12月期なら11月)の時点でプロット、直近は2015年10-12月期 出所:米ISM、商務省のデータよりみずほ証券作成 出所:全米供給管理協会(ISM)のデータよりみずほ証券作成 16 (年) 2月の製造業景況指数(PMI)は49.5となり、拡大・縮小の分岐点である50を引き続き下回っているものの、2ヵ月連続の上昇となった。全 体として製造業の景況感が強い状況とはいえないが、悪化に歯止めが掛かり、循環的な持ち直しに転じた可能性は出てきている。 2月の非製造業景況指数(NMI)は53.4と1月の53.5からわずかに低下。昨年後半に比べれば勢いは低下しているものの、50を上回る水準 を維持していることもあり、底堅い動きとなっている。 今後については、製造業の活動は海外経済の成長ペースの低下やドル高、資源・エネルギー価格下落の影響が残ること等から、足取り の重い状況は続く見込み。一方、国内需要を支えに相対的に堅調な非製造業が米国経済の緩やかな成長を支えるとみている。 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 6 鉱工業生産 生産活動は低調だが、緩やかに持ち直し 米鉱工業生産の推移 ( 月次:2005/1~2016/1) (2012年=100) 米鉱工業設備稼働率 (月次:2005/1~2016/1) (%) 85 115 長期平均 鉱工業 うち製造業 110 80 105 75 100 95 70 90 85 65 05 06 07 08 09 10 11 出所:米連邦準備理事会(FRB)のデータよりみずほ証券作成 12 13 14 15 16 (年) 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年) 出所:米連邦準備理事会(FRB)のデータよりみずほ証券作成 1月の鉱工業生産指数は前月比+0.9%と4ヵ月ぶりの上昇。内訳をみると、鉱業は前月比±0.0%にとどまったものの、暖冬による暖房需要 の減少が一巡したことで、公益(電力等)が同+5.4%と高い伸び。加えて、製造業も同+0.5%と3ヵ月ぶりの上昇となった。 鉱業では、エネルギー価格の下落を受けて、原油の掘削活動の減少が続いている。一方、製造業では、自動車・部品の生産が同+2.8%と 3ヵ月ぶりに上昇したほか、飲食料品や化学、一次金属、機械等を中心にその他の製造業も同+0.3%となった。 設備投資の動向を占ううえで注目される設備稼働率は77.1%と低下に歯止めが掛かった。ただ、水準としては長期平均(1972年~2015年 平均、80.0%)を下回っているため、設備投資が活発化するところまでは期待しづらい状況。 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 7 個人消費 底堅い推移が続く個人消費 実質消費支出の要因分解(前月比) ( 月次:2014/1~2016/1) (%) 1.2 米家計貯蓄率の推移 ( 月次:1990/1~2016/1) (%) 12 0.8 10 0.4 8 0.0 6 4 ▲ 0.4 ▲ 0.8 その他支出 貯蓄 PCEデフレーター 名目可処分所得 2 実質消費 0 ▲ 1.2 14/01 14/04 14/07 14/10 15/01 15/04 15/07 15/10 16/01 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年/月) 出所:米商務省のデータよりみずほ証券作成 出所:米商務省のデータよりみずほ証券作成 (年) 1月の個人消費支出は前月比+0.5%、物価変動を調整した実質ベースでは同+0.4%となった。この結果、1月の実質個人消費の水準は1012月期に比べて年率換算で+2.4%となった。個人消費は底堅い推移が続いている。 雇用・所得の増加が続いているほか、ガソリン価格の下落もあり、消費者の購買力(実質可処分所得)をめぐる環境は良好。ただ、貯蓄 率は上昇傾向にあり、消費者がただちに支出を増やすことには慎重な面も。ガソリン価格下落の恩恵は時間差をともなって表面化へ。 これまで所得や資産の格差が拡大し、景気回復の恩恵のすそ野が広がりづらい面があったものの、今後、ガソリン価格の低下に加えて、 賃金上昇率が高まることによって、中低所得者層にも回復の動きが広がってくるかどうか注目される。 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 8 個人消費 所得の増加やガソリン価格の低下が消費の支えに 米個人消費と可処分所得の推移(実質、前年同月比) ( 月次:2000/1~2016/1) (%) 8 個人消費 米実質個人消費と株価の推移(前年同月比) ( 月次:2000/1~2016/2) (%) 8 可処分所得 個人消費(左目盛) (%) 80 S&P500(右目盛) 6 6 60 4 4 40 2 2 20 0 0 0 ▲2 ▲2 ▲ 20 ▲4 ▲4 ▲ 40 ▲6 ▲6 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年) 出所:米商務省のデータよりみずほ証券作成 米実質個人消費と消費マインドの推移(前年同月比) ( 月次:2000/1~2016/2) 00 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 ▲ 60 (年) 米ガソリン小売価格の推移 ( 週次:2011/1~2016/2) (1ガロン=ドル) 6 4 100 2 80 0 60 ▲2 40 ▲4 20 2.0 0 1.5 個人消費(左目盛) 02 (注) 個人消費は2016/1まで 出所:米商務省、ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 (1995年=100) 140 消費者信頼感指数・期待(右目盛) 120 (%) 8 01 4.5 4.0 3.5 3.0 ▲6 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (注) 個人消費は2016/1まで 出所:米商務省、Conference Board(カンファレンスボード)、データストリームのデータよりみずほ証券作成 (年) 2.5 11 12 13 14 15 16 (年) (注) ガソリン価格は2/29まで 出所:米エネルギー情報局(EIA)のデータよりみずほ証券作成 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 9 個人消費 消費者ローンに増加の動き 米家計の純資産/可処分所得比率と貯蓄率 (四半期:1995/3~2015/9) (%) 700 (%) 0 純資産比率上昇 貯蓄率低下 220 学生ローン 自動車ローン 住宅ローン クレジットカード ホームエクイティローン 200 650 2 純資産比率低下 貯蓄率上昇 600 家計債務の推移 ( 四半期:2005/3~2015/12) (2008/9=100) 180 160 4 140 550 6 120 100 500 8 純資産/可処分所得(左目盛) 60 貯蓄率(右逆目盛) 450 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 出所:米連邦準備理事会(FRB)、商務省のデータよりみずほ証券作成 80 08 09 10 11 12 13 14 10 15 (年) 40 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 (年) 出所:米ニューヨーク連銀のデータよりみずほ証券作成 住宅価格の上昇が続く一方、足元にかけての株価の下落によって、家計の金融資産は減少しているとみられる。金融市場の不安定化が 長引く場合には、こうした資産価値の減少やマインドの慎重化を通じて、個人消費が冷え込む可能性に注意が必要となる。 一方、やや長い目で見た場合、金融危機以降では純資産と貯蓄率との連動が薄れており、資産の増加が消費の増加に結びつく度合い は薄れている。借り入れに対する慎重姿勢や賃金の伸び悩みにともなう資産や所得の格差拡大等が背景か。 負債サイド(借り入れ)の動きをみると、住宅ローンの伸び悩みが続く一方、学生ローンや自動車ローンの拡大が続いているほか、クレ ジットカードが増加してきている。消費者の借り入れに対する慎重姿勢が和らいでいるとすれば、個人消費を支える動きとなろう。 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 10 設備投資 設備投資は弱含みの動き 民間設備投資関連指標 ( 月次:2005/1~2016/1) (10億ドル) 75 (10億ドル) 450 非国防資本財出荷(航空機除く、左目盛) 非住宅建設支出(右目盛) 米資本財出荷と名目機器投資(前期比年率) (四半期:2005/3~2016/3) (%) 30 20 400 70 10 65 350 60 300 0 ▲ 10 名目機器投資 ▲ 20 非国防資本財出荷(除く航空機) 250 55 ▲ 30 50 05 06 07 08 09 (注) 建設支出は年率換算値 出所:米商務省のデータよりみずほ証券作成 10 11 12 13 14 15 200 16 (年) ▲ 40 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年) (注) 資本財出荷の直近値は1月水準の2015年10-12月期に対する変化率、機器投資は2015年10-12月期まで 出所:米商務省のデータよりみずほ証券作成 機器投資の一致指標である非国防資本財(航空機除く)の出荷額は1月に前月比▲0.4%、1月の水準は10-12月期と比べて年率換算で ▲0.6%と弱含みの動き。一方、先行指標である新規受注は1月に前月比+3.9%と持ち直しの動きとなった。 構築物投資の動向を示す民間非住宅建設支出は1月に前月比+1.0%となったものの、1月の水準は10-12月期と比べて年率換算で▲1.2% と、こちらも弱含みの動き。また、原油価格の下落を受けて、原油の掘削設備(リグ)の稼働数は減少が続いている。 短期的には生産の伸び悩みやエネルギー価格の下落による関連需要の減少、海外経済をめぐる不透明感等の動き、やや長い目でみれ ば、企業の期待成長率の低下により、設備投資の増加が緩やかにとどまる可能性に留意が必要。 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 11 住宅投資 住宅市場は緩やかな回復傾向 米住宅販売の推移 ( 月次:2000/1~2016/1) (1,000戸) 7,000 中古・一戸建(左目盛) 2,200 新築(右目盛) 6,000 米住宅着工と着工許可件数の推移 ( 月次:2000/1~2016/1) (1,000戸) (1,000戸) 1,400 2,400 1,200 5,000 1,000 着工許可 2,000 着工 1,800 1,600 4,000 800 3,000 600 2,000 400 1,000 200 (年) 1,400 1,200 1,000 800 600 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 出所:米商務省、不動産業協会(NAR)のデータよりみずほ証券作成 11 12 13 14 15 16 400 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年) 出所:米商務省のデータよりみずほ証券作成 1月の販売の動きをみると、中古住宅が前月比+0.4%(うち一戸建て同+1.0%、集合住宅同▲4.7%)となり、新築住宅は同▲9.2%となった。ま た、中古販売の先行指標である仮契約指数は1月に同▲2.5%と弱含みの動きとなった。 1月の住宅着工は前月比▲3.8%(うち一戸建て同▲3.9%、5戸以上の集合住宅同▲2.5%)となった。一方、先行指標である着工許可件数は 同±0.0%となっており、住宅着工は足元にかけて一進一退の動きとなっている。 供給不足から在庫/販売比率は中古(一戸建て)で4.0ヵ月、新築で5.8ヵ月と低水準での推移が続いている。需給の引き締まりから価格の 上昇傾向も続いている。こうした住宅価格や金利の上昇が今後、購入者の住宅取得能力を抑制する可能性には留意の必要。 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 12 住宅投資 供給不足もあり、住宅価格の上昇続く 米住宅在庫/販売比率の推移 ( 月次:2000/1~2016/1) (月) 14 中古・一戸建 米住宅価格の推移 ( 月次:2000/1~2015/12) (2000/1=100) 200 新築 (%) 15 180 10 10 160 5 8 140 0 6 120 ▲5 4 100 12 ▲ 10 S&P/Case-Shiller住宅価格指数(左目盛) 同・前年同月比(右目盛) 80 2 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 米中古住宅販売と販売仮契約指数 ( 月次:2001/1~2016/1) (2001年=100) 130 中古販売(左目盛) 110 6,000 100 5,000 90 4,000 80 3,000 70 (年) 03 04 05 06 07 08 09 出所:米不動産業協会(NAR)のデータよりみずほ証券作成 10 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 ▲ 15 (年) 11 12 13 14 15 米住宅着工と住宅市場指数 ( 月次:2000/1~2016/2) (1,000戸) 90 2,000 住宅着工・一戸建(左目盛) 120 7,000 02 02 1,800 販売仮契約指数(右目盛) 8,000 01 01 出所:米S&Pのデータよりみずほ証券作成 出所:米商務省、不動産業協会(NAR)のデータよりみずほ証券作成 (1,000戸) 9,000 00 (年) 16 80 住宅市場指数(右目盛) 1,600 70 1,400 60 1,200 50 1,000 40 800 30 600 20 400 10 0 200 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 (注)住宅着工は2016/1まで 出所:米商務省、ホームビルダー協会(NAHB)のデータよりみずほ証券作成 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 12 13 14 15 16 (年) 13 住宅投資 労働市場の改善や世帯形成数の増加が住宅市場を後押しへ 米世帯形成数と住宅着工の推移 (四半期:2002/3~2015/12) (1000戸) 2,500 米年齢層別就業率の推移(前年差) (月次:2005/1~2016/1) (%) 3 世帯形成数 住宅着工 25-34歳 2 2,000 35-44歳 45-54歳 1 0 1,500 ▲1 ▲2 1,000 ▲3 ▲4 500 ▲5 0 ▲6 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 (注) 点線は各四半期、実線は4四半期移動平均、世帯形成数は居住中の住宅ストックの前年差 出所:米商務省のデータよりみずほ証券作成 14 15 (年) 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年) 出所:米労働省のデータよりみずほ証券作成 供給不足や価格上昇が需要を抑制している面もあり、住宅市場の回復は短期的に足踏みしている。世帯形成数の増加ペースも一服し たものの、世帯形成の中心となる若年層の就業環境の改善傾向や低金利が続いていることをふまえると、回復傾向は続くとみている。 もっとも、学生ローンの返済負担や融資基準になお厳しさが残ることをふまえると、需要の中心は賃貸住宅になっている。実際、住宅に 占める持ち家の比率や住宅着工に占める一戸建ての割合は低下傾向にある。 今後、こうした若年層の就業環境改善に支えられて住宅需要の高まりが継続するか、家賃が上昇するなかで持ち家への需要回帰が生じ るか、需給のひっ迫や価格の上昇がより一層の住宅建設を促すかどうか等が注目される。 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 14 貿易 海外経済の低迷やドル高から、輸出は伸び悩み 米実質輸出入の推移 (月次:2005/1~2015/12) (億ドル) 米貿易収支の推移 (月次:1995/1~2015/12) (10億ドル) 2,000 0 輸入 輸出 ▲ 10 ▲ 20 1,500 ▲ 30 ▲ 40 ▲ 50 1,000 ▲ 60 石油 石油除く ▲ 70 500 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 (年) 出所:米商務省のデータよりみずほ証券作成 ▲ 80 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 (年) 出所:米商務省のデータよりみずほ証券作成 12月の実質輸出は前月比+0.2%、実質輸入は同+0.8%となった。実質輸出の内訳をみると、飲食料品や工業用原料が減少した一方、資本 財や自動車、消費財等を中心に増加となった。 海外経済の低迷やドル高の影響等から輸出は伸び悩んでいる。こうした動きは製造業ISM指数・輸出受注からもうかがえ、1月は47.0と12 月から低下するとともに、拡大・縮小の分岐点となる50を下回った。 貿易収支はシェール革命や原油価格の下落を受けて石油収支は大幅に赤字幅が縮小する一方、堅調な内需を背景にその他の赤字は 拡大傾向にあり、全体としては横ばい圏での推移が続く。 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 15 米国の景気拡大期間 拡大局面は後半戦も、当面は景気後退にいたらず 戦後の米景気循環 (%) 68 期間 山 谷 後退 (月) 拡大 (月) 谷→谷 (月) 山→山 (月) 米国の労働分配率と企業利益率 ( 四半期:1990/3~2015/9) (%) 15 67 14 1948年11月 1953年7月 1957年8月 1949年10月 1954年5月 1958年4月 11 10 8 37 45 39 48 55 47 45 56 49 66 13 1960年4月 1969年12月 1973年11月 1961年2月 1970年11月 1975年3月 10 11 16 24 106 36 34 117 52 32 116 47 65 12 64 11 1980年1月 1981年7月 1990年7月 1980年7月 1982年11月 1991年3月 6 16 8 58 12 92 64 28 100 74 18 108 63 10 62 9 2001年11月 2009年6月 8 18 120 73 80 128 91 128 81 11.1 58.4 69.5 68.5 2001年3月 2007年12月 (現在の局面) 戦後平均 (注) 現在の拡大期間は2016年2月までの経過期間 出所:米全米経済研究所(NBER)の資料よりみずほ証券作成 61 労働分配率(左目盛) 8 企業収益率(右目盛) 60 7 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 (年) (注) 労働分配率=雇用者報酬/国民所得、企業利益率=企業利益/国民所得、シャドー部分は景気後退期間 出所:米商務省のデータよりみずほ証券作成 2009年6月から始まった今回の景気拡大局面は2月時点で80ヵ月に達しており、戦後の平均(58.4ヵ月)を大きく上回っている。 国民所得に占める雇用者報酬の比率(労働分配率)は上昇してきており、経験則では景気が成熟局面に入っている可能性が示唆される。 また、労働市場が完全雇用に達しているため、成長率は次第に潜在成長率とされる2%近辺に収れんしていくとみている。なお、こうした 局面では、賃金の増加を支えに緩やかな成長が続く一方、生産性の上昇をともなわなければ、企業収益の伸びは鈍化すると考えられる。 ただ、①インフレが抑制されているため、政策が引き締め過ぎとなる可能性は低い、②ストック調整を必要とするような過剰な投資行動が みられていない、等から当面は景気後退におちいる可能性は低いと考えている。可能性があるとすれば、外部ショックや信用収縮が発 生するケースであり、海外経済の失速やエネルギー産業等における信用リスクの高まり等の動向は注意してみておきたい。 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 16 物価 コアインフレ率の上昇が明確に 米個人消費支出(PCE)デフレーターの推移(前年同月比) ( 月次:1990/1~2016/1) (%) 6 除く食料・エネルギー 5 米消費者物価指数と個人消費支出デフレーターの推移(前年同月比) ( 月次:2005/1~2016/1) (%) 3.5 消費者物価指数(CPI) 総合 インフレ目標(2%) 4 個人消費支出デフレーター 3.0 2.5 3 2.0 2 1.5 1 1.0 0 0.5 ▲1 0.0 ▲2 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年) 出所:米商務省のデータよりみずほ証券作成 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年) (注) ともに食料およびエネルギーを除く 出所:米商務省、労働省のデータよりみずほ証券作成 1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比+1.4%、食料・エネルギーを除くコアCPIは同+2.2%となった。一方、FRBがインフレ目標で参照す る個人消費支出(PCE)デフレーターは同+1.3%、コアPCEデフレーターは同+1.7%となった。コアインフレ率の上昇が明確になってきている。 当面、原油価格の下落やドル高の影響が残る可能性はあるものの、こうした動きが一巡するとともに、労働市場の需給引き締まりを受け た賃金上昇の動きが物価を押し上げる方向に働くとみられる。このため、インフレ率は徐々に高まっていく方向へ。 一方で、世界的に需要が力強さを欠くことや賃金上昇率の高まりが緩やかに進んでいくとみられる点をふまえると、インフレ率が加速する 状況にはいたらず、FRBは慎重に利上げを進めていくことが可能となろう。 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 17 物価 賃金上昇を受け、サービス価格が上昇 原油価格と名目実効為替レート (日次:2014/1/2~2016/2/29) (1バレル=ドル) 120 (1997/1=100) 100 (%) 4 105 3 米消費者物価と輸入物価(前年同月比) ( 月次:2000/1~2016/1) 原油高・ドル安 100 80 原油安・ドル高 110 2 1 60 115 40 120 0 原油価格(左目盛) 20 ▲1 125 ▲2 130 ▲3 消費者物価・財(食料・エネルギーを除く) 名目実効為替レート(右逆目盛) 0 14/01 14/04 14/07 輸入物価・消費財 14/10 15/01 15/04 15/07 15/10 00 16/01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年) 出所:米労働省のデータよりみずほ証券作成 米消費者物価と雇用コスト指数(前年同月比) ( 月次:2000/1~2016/1) (%) 4.5 01 (年/月) (注) 名目実効為替レートは2/26まで 出所:FRB、ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 期待インフレ率関連指標(5年後からの5年間の平均インフレ率) ( 月次:2000/1~2016/2) (%) 4.0 4.0 3.5 3.5 3.0 3.0 2.5 2.5 2.0 1.5 2.0 1.0 消費者物価・サービス(エネルギー除く) 0.5 雇用コスト指数(民間、賃金) 1.5 ミシガン大学調査 0.0 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年) (注) 雇用コスト指数は四半期の期末月(10-12月期なら12月)の時点でプロット、直近は2015年10-12月期 出所:米労働省のデータよりみずほ証券作成 市場の期待インフレ率 1.0 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年) (注) 市場の期待インフレ率はFRBが算出、日次データの月末値 出所:ミシガン大学、FRB、ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 18 金融政策 ペースは状況次第だが、利上げの方針は変わらず (%) 10 失業率とインフレ率、フェデラルファンド(FF)金利誘導水準目標の推移 ( 月次:1990/1~2016/2) FFレート(左目盛) インフレ率(左目盛) (%) (億ドル) 2 50,000 失業率(右逆目盛) 45,000 8 4 40,000 6 6 4 8 米FRBのバランスシート(資産) ( 週次:2008/1/2~2016/2/24) 米国債 金融機関への流動性供給 その他 エージェンシー債・MBS 特定信用市場への流動性供給 35,000 30,000 25,000 20,000 2 10 15,000 0 12 5,000 (年) 0 10,000 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 (注) FFレートは2008/12以降、レンジの上限値としている(0.25%~0.50%のレンジであれば、0.50%) インフレ率は個人消費支出デフレーター(食料・エネルギーを除く)の前年同月比変化率 失業率およびインフレ率は2016/1まで 出所:米連邦準備理事会(FRB)、労働省のデータよりみずほ証券作成 16 出所:米クリーブランド連銀のデータよりみずほ証券作成 (年) イエレンFRB議長は2/10に下院金融サービス委員会、2/11に上院銀行委員会において議会証言を行った。海外経済や金融市場の動向 が米国経済に及ぼす影響やリスクについて述べるとともに、状況次第で利上げのペースは変化することを改めて示した。 一方、米国経済の緩やかな成長や労働市場の改善、インフレ率が2%に向かっていくという見通しは維持している。米国経済に関する拙速 な判断や今後の金融政策について言質を与えるようなことは避け、状況次第での自由度を維持したといえる。 金融市場の不安定な動きが続いているため、3月のFOMCでは利上げを見送り、時間をかけて米国経済に及ぼす影響を見極めていくと みられる。一方、労働市場の改善やインフレ率が上向く兆しが出ている点をふまえると、利上げの方向性に変化はないとみられる。 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 19 金融政策 利上げは緩やかなペースで進む見通し FOMCの経済・物価見通し(2015年12月、中央値) (%) 実質GDP 9月時点の見通し 失業率 9月時点の見通し インフレ率 9月時点の見通し コア ・ インフレ率 9月時点の見通し フェデラルファンド( FF) 金利 9月時点の見通し 2015年 2016年 2017年 2018年 長期 2.1 2.4 2.2 2.0 2.0 2.1 2.3 2.2 2.0 2.0 5.0 4.7 4.7 4.7 4.9 5.0 4.8 4.8 4.8 4.9 0.4 1.6 1.9 2.0 2.0 0.4 1.7 1.9 2.0 2.0 1.3 1.6 1.9 2.0 --- 1.4 1.7 1.9 2.0 --- 0.375 1.375 2.375 3.250 3.500 0.375 1.375 2.625 3.375 3.500 (%) 5 FOMC参加者によるFF金利誘導水準もしくは誘導レンジの中心値の予想分布 (2015/12と2015/9のFOMCでの比較) 2015/12 4 2015/9 3 2 1 0 ▲1 (注)実質GDPおよびインフレ率は第4四半期の前年比、失業率は第4四半期平均、FF金利は年末時点の誘導目標もしくはレンジの中心値 (各年末時点) インフレ率は個人消費支出(PCE)デフレーター、コアは食品およびエネルギーを除く 出所:米連邦準備理事会(FRB)の資料よりみずほ証券作成 出所:米連邦準備理事会(FRB)の資料よりみずほ証券作成 今後の政策運営については、経済情勢はFF金利の緩やかな(gradual)引き上げのみを正当化する形で展開していくと予想され、しばらく の間、FF金利は長期的に予想されるよりも低い水準に維持される可能性が高いとした。ただし、実際のFF金利の道筋は今後のデータに もとづく経済見通し次第であるというスタンスは変わっていない。 金融危機後の米国経済の成長ペースが緩やかであることに加えて、物価上昇圧力が抑制的であること、過度な市場変動や急速なドル 高を回避する必要があること等をふまえると、利上げのペースは緩やかなものとなる見通し。 12月のFOMC参加者による政策金利見通しでは、おおむね年1%程度のペースで利上げを進めていくと見込まれていた。経済・物価情勢 次第でこのペースも変化していくとみられ、次回3月のFOMCでは見通しがどのように変化するかが注目点といえる。 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 20 金融政策 金融市場では年内の利上げ見送りを織り込む動き FOMC開催予定日(2016年) 1/26~27 7/26~27 ※3/15~16 ※9/20~21 (%) 60 FF金利先物から算出される3月FOMCでの利上げの確率 ( 日次:2015/10/1~2016/2/9) 50 40 30 4/26~27 11/1~2 ※6/14~15 ※12/13~14 20 10 (注)※の会合は経済見通し公表および議長記者会見開催 現時点での予定であり、今後、予告なしに変更されることがあります 出所:米連邦準備理事会(FRB)の資料よりみずほ証券作成 0 15/10 15/11 局面ごとの米利上げペースの比較 (%) 5 15/12 16/01 16/02 (注) 3月FOMCで0.50%~0.75%以上への利上げを行う確率、FF金利先物を用いてブルームバーグが算出 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 (年/月) FOMC参加者の政策金利見通しとFF金利先物 ( 2016/2/29時点) (%) 2.50 1994/2~ 4 2.00 1999/6~ FOMC参加者による15/12時点の見通し (各年末、中央値) 2004/6~ 3 1.50 2015/12~ FOMC参加者の見通し 2 FF金利先物 1.00 1 0.50 0 0 3 6 9 12 15 18 21 24 27 30 33 (注) 利上げ開始の前月を基点としたフェデラルファンド(FF)金利の累積利上げ幅 2016/1以降は、2015/12時点における連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の見通しの中央値 出所:米連邦準備理事会(FRB)のデータよりみずほ証券作成 36 39 (経過月数) 0.00 現時点 16/03 16/06 16/09 16/12 17/03 (注) 現時点の水準は誘導目標レンジの中心値である0.375%と仮定している 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 17/06 17/09 17/12 (限月:年/月) 21 金融市場 リスク回避の動きはひとまず一服 米S&P500指数の推移 (日次:2014/1/6~2016/2/29) (ポイント) 2200 日米独の10年国債利回りの推移 (日次:2014/1/6~2016/2/29) (%) 3.5 2150 米国 3.0 ドイツ 日本 2100 2.5 2050 2000 2.0 1950 1.5 1900 1.0 1850 0.5 1800 0.0 1750 1700 14/01 14/04 14/07 14/10 15/01 15/04 15/07 15/10 ▲ 0.5 14/01 16/01 14/04 14/07 14/10 15/01 15/04 15/07 15/10 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 円、ユーロの対ドルレートの推移 (日次:2014/1/6~2016/2/29) (1ドル=円) 130 16/01 (年/月) (年/月) (1ユーロ=ドル) 1.00 125 1.05 主な 商品市況の推移 (日次:2014/1/6~2016/2/29) (2013年末=100) 130 120 110 120 ドル高 115 110 100 1.15 90 1.20 ドル安 105 100 ドル円レート(左目盛) 14/07 14/10 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 15/01 15/04 15/07 15/10 70 1.25 60 エネルギー 1.30 50 工業用金属 1.35 1.40 14/04 80 40 ユーロドルレート(右逆目盛) 95 90 14/01 1.10 16/01 (年/月) 農産物 30 20 14/01 14/04 14/07 14/10 15/01 15/04 15/07 (注) データはS&P GSCI商品指数のサブインデックス、2013年末=100として指数化 出所:S&P、ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 15/10 16/01 (年/月) 22 金融市場 しかし、潜在的なリスクの存在は変わらず 金融ストレス指数 ( 週次:2010/1/1~2016/2/19) (過去平均=0) 米ドル建てハイ・イールド社債 (日次:2010/1/1~2016/2/29) (%) 0.2 20 0.0 18 ハイ・イールド社債 ▲ 0.2 16 うちエネルギー ▲ 0.4 14 ▲ 0.6 12 ▲ 0.8 10 ▲ 1.0 8 ▲ 1.2 6 ▲ 1.4 4 ▲ 1.6 2 ▲ 1.8 10 11 12 13 14 15 (注) 金融ストレス指数とは金融市場のひっ迫度合を示す指数で、金利や利回り格差、ボラティリティ等 18の指標を用いて、セントルイス連銀が算出したもの 出所:セントルイス連銀のデータよりみずほ証券作成 0 16 11 12 13 14 15 16 (年) (注) データはブルームバーグ米ドル建てハイ・イールド社債指数、オプション調整後のスプレッド 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 主な新興国の対ドル為替レート ( 月次:2007/1~2016/2) (2006年末=100) 10 (年) 米ド ル建て新興国債券 (日次:2010/1/1~2016/2/29) (%) 7 140 対象通貨高 ドル安 130 国債 6 120 社債 5 110 100 4 90 3 80 70 2 60 50 ブラジルレアル インドルピー 南アフリカランド トルコリラ 対象通貨安 ドル高 中国人民元 40 07 08 09 10 11 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 12 13 14 15 16 (年) 1 0 10 11 12 13 14 (注) データはブルームバーグ米ドル建て新興国債券指数、オプション調整後のスプレッド 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 15 16 (年) 23 長期金利 低金利が継続する見通し (%) 10 米長期金利の推計値 (四半期:1990/3~2015/9) 米名目成長率と長期金利の推移 (四半期:1970/3~2016/3) (%) 20 9 実績値 8 推計値 7 成長率-金利 名目成長率 長期金利 15 10 6 5 5 4 0 3 ▲5 2 1 ▲ 10 0 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 (年) (注) 推計式は長期金利=α+β(潜在成長率)+γ(コアインフレ率)+δ(財政収支/GDP 比)+θ(FF金利先物6ヵ月先) シャドー部分は推計値から±1標準偏差の範囲を示す 出所:米連邦準備理事会(FRB)、議会予算局、商務省、財務省、ブルームバー グのデー タよりみず ほ証券作成 ▲ 15 70 75 80 85 90 95 00 05 10 15 (注) 直近の長期金利は1/4~2/29の平均、名目成長率は2015/12まで 出所:米FRB、商務省のデータよりみずほ証券作成 (年) 米長期金利(10年債利回り)は、中国経済の減速や原油価格の下落等を背景とするリスク回避の動きとともに、利上げ観測が後退するな かで低下の動き。その後は下げ渋りの動きとなったものの、明確に上昇に転じるにはいたらず、引き続き2%割れの水準で推移。 緩やかな成長と低インフレが継続するなか、FRBの利上げが緩やかなペースで進むとみられることに加えて、日本銀行や欧州中央銀行 (ECB)による金融緩和が継続する見通しであること等から、長期金利の上昇余地は限定的なものにとどまる見通し。 足元ではリスク回避の動きが強まっているものの、緩やかな経済成長が改めて確認されてくれば、経済成長ペースと比べても金利が低 位に抑制されるなかで、投資家が利回りを追求する傾向が継続し、株式等のリスク資産が再び選好されやすい環境になるとみられる。 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 24 株式市場 米国株の基調的な上昇は継続するという見通しを維持 S&P500と1株当たり利益(EPS)の推移 (年次:2005~2017) (ドル) 200 (ポイント) 2,500 180 (%) 10 米1 0年国債利回りと益利回り(S&P500ベース)の推移 ( 月次:1990/1~2016/2) 9 160 2,000 140 10年国債利回り 益利回り 8 7 120 1,500 100 6 5 80 1,000 60 4 3 500 40 20 0 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (注) 株価の推移は2016年まで、2016年のデータは2月末時点まで EPSはトムソン・ロイターの集計、2015年以降は2016/2/29時点の予想値 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 0 17 (年) 2 1 0 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年) 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 米国株は、リスク回避の動きが続くなかで、月半ばにかけて下落基調が続いた。その後は原油価格の下落が一服したことから、市場の 不安心理が和らぐとともに、この間の調整により値ごろ感が高まったこともあり、持ち直しの動きに。 増益率の予想は下方修正されているものの、米国経済の緩やかな成長につれて、企業業績の拡大基調は続くとみている。また、国債利 回りがさらに低下する一方、この間の株価の調整もあり、米国株の益利回りは高水準を維持。バリュエーション面の魅力は増している。 原油価格の底打ち等によってリスク回避の動きや業績の下方修正懸念が和らいでくれば、こうした業績の拡大と緩和的な金融環境が相 まって、米国株は再び上昇基調をたどると判断している。 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 25 為替 利上げ期待の後退につれ、ドル高の動きも一服 米ドル実質実効レートの推移 ( 月次:1975/1~2016/2) (1973年3月=100) 140 ドル高 米-日2年国債利回り差(左目盛) 実質実効レート 130 対主要通貨 (1ドル=円) 140 ドル円レート(右目盛) 米金利上昇 ドル高・円安 1.0 対その他通貨 ドル安 120 米国と日本の金利差とドル円レート (日次:2013/1/4~2016/2/29) (ポイント) 1.2 130 0.8 120 110 米金利低下 ドル安・円高 0.6 110 100 90 80 0.4 100 0.2 90 実質実効レートの過去平均水準(1973/1~2015/12まで) 70 0.0 75 80 85 90 95 00 05 10 (注) 主要通貨はユーロ、カナダドル、円、英ポンド、スイスフラン、豪ドル、スウェーデンクローナ 出所:FRBのデータよりみずほ証券作成 15 13 14 15 16 80 (年) (年) 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 ドル円レートはリスク回避の動きが続くなかで、一時は1ドル=110円台まで下落する等、ドル安円高基調が継続。その後は下落に歯止め が掛かったものの、追加緩和観測が強いユーロに対して、ドル円での反発は限定的なものにとどまった。 利上げ観測は後退したものの、米国経済の状況をふまえれば、FRBが緩やかなペースで利上げを続ける方向に変化はないとみている。 一方、物価安定目標の早期達成が困難であるとみられることから、日銀はさらなるマイナス金利の引き下げを迫られる可能性も。 ドル円レートは市場のリスク回避の動きが和らぐにつれて、再びこうした金融政策の方向感の違いが意識されてくることで、円高の動きに 歯止めが掛かり、ドル高円安方向へ持ち直していくとみている。 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 26 金融市場 米利上げ開始前後の金融市場 米利上げ開始前後のS&P500指数の推移 米利上げ開始前後のドル名目実効為替レートの推移 (利上げ開始時=100) 110 (利上げ開始時=100) 140 1994/2~ 1999/6~ 2004/6~ 2015/12~ 108 130 ドル高 106 104 120 1994/2~ 1999/6~ 2004/6~ 2015/12~ ドル安 102 110 100 98 100 96 94 90 92 80 ▲6 ▲3 利上げ 3 6 9 12 15 18 21 24 90 ▲6 ▲3 利上げ 3 6 9 12 15 18 (注) 月末値、利上げ開始の月を基点としたS&P500指数の推移、利上げ開始の月の指数水準を100としている 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 21 24 (経過月数) (経過月数) (注) 月末値、利上げ開始の月を基点とした名目実効為替レートの推移、利上げ開始の月の指数水準を100としている 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 過去の動きを振り返ると、米国株は利上げ開始前後で調整色を強める一方、その後は再び上昇基調に戻る傾向がみられる。 今後予想される利上げは、経済の過熱やインフレを抑制するための金融引き締めではなく、過度に緩和的な金融政策を正常化させるも の。このため、米国経済の成長や企業収益の拡大が続き、長期金利の上昇が抑制された状態であれば、株価の上昇は続く見通し。 ただ、FOMCと金融市場で利上げペースに関する見方のかい離は残っている。こうしたなかでは、経済指標の結果や当局者の発言等に よって、利上げをめぐる見方が交錯し、市場が不安定化する一因となる可能性には引き続き注意が必要。 為替は局面によりまちまちの動きとなっているものの、今回は利上げが緩やかに進むもとで米国経済が相対的に堅調に推移するとみら れるほか、日本や欧州、中国等、世界的に金融緩和が続いているため、資金の受け皿としてドルが優位という状況は続くとみられる。 最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください 27 金融商品取引法に係る重要事項 ■国内株式のリスク リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。株価の下落や発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むことがあり、損失を被ることがあります。 ■国内株式の手数料等諸費用について ○国内株式の売買取引には、約定代金に対して最大1.134%(税込み)、最低2,700円(税込み)の委託手数料をご負担いただきます。ただし、売却時に限り、約定代金が2,700円未満の場合に は、約定代金に97.2%(税込み)を乗じた金額を委託手数料としてご負担いただきます。 ○株式を募集等により購入する場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。 ○保護預かり口座管理料は無料です。 ■外国株式のリスク ○外国株式投資にあたっては、株価変動リスク、発行者の信用リスク、為替変動リスク(平価切り下げ等も含む)、国や地域の経済情勢等のカントリーリスクがあります。それぞれの状況悪化 等により投資元本を割り込むことがあり、損失を被ることがあります。 ○現地の税法、会計基準、証券取引に関連する法令諸規則の変更により、当該証券の価格に大きな影響を与えることがあります。 ○各国の取引ルールの違いにより、取引開始前にご注文されても、始値で約定されない場合や、ご注文内容が当該証券の高値、安値の範囲であっても約定されない場合があります。 ○外国株式において有償増資等が行われた場合は、外国証券取引口座約款の内容に基づき、原則権利を売却してお客さまの口座に売却代金を支払うことになります。ただし、権利売却市 場が存在しない場合や売却市場があっても当該証券の流動性が低い場合等は、権利売却ができないことがあります。また、権利が発生しても本邦投資家が取り扱いできないことがありま す。 ○外国株式の銘柄(国内取引所上場銘柄および国内非上場公募銘柄等を除く)については、わが国の金融商品取引法に基づいた発行者開示は行われていません。 ■外国株式の手数料等諸費用について ○外国委託取引 国内取次手数料と現地でかかる手数料および諸費用の両方が必要となります。現地でかかる手数料および諸費用の額は金融商品取引所によって異なりますので、その金額をあらかじめ 記載することはできません。詳細は当社の担当者までお問い合わせください。国内取次手数料は、約定代金30万円超の場合、約定代金に対して最大1.08%+2,700円(税込み)、約定代金 55,000円超30万円以下の場合、一律5,940円(税込み)、約定代金55,000円以下の場合、約定代金に対して一律10.8%(税込み)の手数料をご負担いただきます。 ○国内店頭(仕切り)取引 お客さまの購入単価および売却単価を当社が提示します。単価には手数料相当額が含まれていますので別途手数料および諸費用はかかりません。 ○国内委託取引 当社の国内株式手数料に準じます。約定代金に対して最大1.134%(税込み)、最低2,700円(税込み)の委託手数料をご負担いただきます。ただし、売却時に限り、約定代金が2,700円未満 の場合には、約定代金に97.2%(税込み)を乗じた金額を委託手数料としてご負担いただきます。 ○外国証券取引口座 外国証券取引口座を開設されていないお客さまは、外国証券取引口座の開設が必要となります。外国証券取引口座管理料は無料です。 外貨建商品等の売買等にあたり、円貨と外貨を交換する際には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決定した為替レートによるものとします。 ■商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書またはお客さま向け資料等をよくお読みください。 商 号 等:みずほ証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第94号 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会 (広告審査番号:MG5690-160304-09) 28
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