第10号6月30日 いざというときに やることとできること

いざというときに やることとできること
今日は6月30日火曜日、平成27年度がスタートして3ヶ月がたちました。本日、期末試験
が終了し、明日から求人の受付が始まり高卒就職が始まります。生徒の皆さんは体育祭の計画・
準備等でこれから忙しくなるでしょうし、7月2日(木)には校内球技大会も予定されています。
また、7月11日(土)には島根県高等学校文化フェスティバルがプラバホールで開催され、本
校からも参加します。さらに、野球部の選手にとっては夏の大会が7月14日(火)から始まり、
本校は開会式直後の14日、13時30分から松江工業高校と対戦することが決まっています、
健闘を祈ります。
本日、期末試験終了後に避難訓練を実施しました。
これは、非常災害の際に備えて安全な行動や規律ある
集団行動ができること、いざというときに、沈着、冷
静、迅速、的確に判断して対処できること、そして自
分や他人の安全を確保することのできる能力を身につ
けることを目的としています。
山根登教頭から次のような講評がありました。
本年度第1回目の防災教育、避難訓練です。緊急放送から避難完了までの時間が、9分59秒かかっ
ています。皆さんの避難の状況を先生方に見ていただきました。報告のあったメモを見ると、
「一部の生徒に私語」や「真剣みが足りない」など書かれています。ですが、ほとんどの生徒がきちん
とした態度で避難できており、概ね良かったといえると思います。
しかし、本当に火災、地震などの災害があった時、概ねではいけません。なぜなら皆さんの大切な命
がかかっているからです。すべての人の確認がとれ、安全に避難できた。このことが大切です。
本校は、敷地内に公道が通っているうえ、東西に長い形をしています。また、1階から4階まで様々
な教室や実験室、または農場で授業や実習をします。こうした環境の中で、一人残らず1か所に避難、
集合ができるのか、ということです。
あってはなりませんが、火災はもちろん学校だけで起きるものではありません。いつ、どこで、起こ
るかわかりません。もし万が一の時はひとりひとりが判断し、行動しなければなりません。火災での避
難の方法について、注意点がありましたので参考にしてください。
・持ち物にこだわらず、すぐに避難すること
・一度避難したら二度と戻らないこと
・ハンカチやタオルなどを濡らして鼻と口を保護すること
・煙がたれこめてきたら、姿勢を低くしてにげることです
今回の避難訓練の目的は、
「火災発生時の避難経路を確認し、迅速かつ安全に避難するための行動を理
解し、規律ある集団行動ができ、自他の安全を確保するための行動を身に付ける」とあります。要約す
ると次の3点です。
1 避難経路の確認
2 迅速かつ安全な集団行動
3 自他の安全の確保
です。特に3番目は、高校生へ求められるまたは、期待される内容として、自分の安
全確保はもとより、友人や家族、地域社会の人々の安全にも貢献することが大切であ
ると言えます。
この観点では、火災ではありませんが、先週、本校の生徒数名がゴミ出しのお年寄
りの具合が悪いところで、救急車を呼ぶなどの対応があり、お礼の電話がありました。
こうしたことが、正にこれに当たると思います。
私たちは、人の命に係わる場面にめったに立ち会うことはありませんが、もしもの
時にどんな行動をとればよいか、どんな行動をとらなくてはならないか、こうした訓
練を通して、今一度、火災を予防すること、危険を予測すること、対応の仕方などを
確認してもらいたいと思います。