秋田県立養護学校天王みどり学園 加賀谷 勝 1 やるべきことが先、お楽しみは後 「~すると~できる」 ×「アメあげるから静かにしてね」 ○「おとなしくなったらアメを食べようね」 ・「勉強が終わったら ゲームをしようね」と交渉する ・サンドイッチ方式(楽しみ+やるべきこと+楽しみ) 「あと2回やったらおしまいね+勉強が終わったら+また遊ぼうね」 2 不適切な行動を適切な行動にすり替える ・ハサミを無断で取ったときに、 「あっ、先生がそのハサミを使おうとしていたんだよ。○○さん、取 ってくれてありがとう」と不適切な行動をよい行動にすり替えてほめる。 ・お部屋を飛び出した□□君。廊下に転がっていたバケツを手に持ったとき、保育者が「□□君、バ ケツを片付けてくれてありがとう」とほめると、照れながらお部屋に戻った。 (実話) 3 煙に巻く作戦 ・「□□ということになっています、ここには○○と書いています」と、淡々と当たり前のルールを説 明して納得させる。 ・具体的なデータを見える化(数値やイラスト等)して極端な考え方を修正する。 4 選択肢を示して自分で選ばせる ・やるべきことを2つ提示し、子どもに選択させると、自分の意思が通ったという満足感が得られ、 実行に移す確率が高まる。 「音読と漢字 どっちやる?」 「9時からやる? 9時10分からやる?」 5 行動と思考の切り替えはキーワードで ・言葉には人の行動や思考を調整する機能があるので、 「レディーファースト」「負けるが勝ち」「○年 生だもんね」 、あるいは、子どもの好きな言葉やヒーローのセリフ、流行語で気持ちを切り替える。 6 やってほしい行動を伝えて叱りゼロにする ・子どもが誤ってコップの水をこぼしたとき ×「どうしてこぼしたの。いつも気を付けなさいと言ってるでしょ!」 ○「こぼしちゃったね。どうする?」➟共感して適切な行動を考えさせる ○「こぼしちゃったね。ふきんで拭いてね」 ➟ 共感して適切な行動を教える 7 目標は肯定感に設定する ・否定的な表現ではなく、適切な行動を目標にすることを心掛ける。 ○「チャイムが鳴ったらすぐに座る」 ○「休み時間にいすを中に入れる」 ×「授業中、後ろを向かない」 ・頑張りが見て分かる評価をしてモチベーションを上げる。 「平成27年度 第2回地域研修会(きらきら塾)のお知らせ」 1 日時 平成27年9月11日(金)16:00~17:00 2 場所 天王みどり学園 会議室 3 対象 秋田市、男鹿潟上南秋地区の幼・保、小・中学校、高等学校の先生及び支援員 4 楽しい講話と演習 内容 「子どもを伸ばす効果的な言葉掛け」~子どもが変わる魔法の言葉~ 話題提供者:天王みどり学園 加賀谷 勝(私) ・個別相談会も予定していますので御活用ください。本校HPに参加申込方法を紹介していますので御覧ください。 ・お問い合わせ先 天王みどり学園 ℡018(870)4611 FAX018(870)4612 加賀谷
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