「なぜ、靖 国 神 社 が問 題 となるのか」 第 1回 靖 国 問 題 研 究 部 会 実 行 委 員 会 を終 えて 10月 14日 (月 )に開 催 された第 1回 靖 国 問 題 研 究 部 会 では、 前 期 までの課 題 を引 き継 ぐため、前 靖 国 問 題 研 究 部 会 部 会 長 であり現 社 会 教 化 部 門 幹 事 の澁 谷 真 明 氏 を講 師 に迎 え基 調 講 義 をいただきました。講 題 は「宗 祖 に尋 ねる靖 国 問 題 」。今 まで靖 国 問 題 に 漠 然 としたイメージしか抱 いていなかった部 会 員 は、仏 事 ・信 仰 の問 題 として身 近 なところ に「靖 国 」があることを確 認 し、日 常 の中 から「靖 国 」を考 えていく視 点 を いただくことがで きました。これから研 究 部 会 ・現 地 学 習 を通 して、靖 国 問 題 が我 々に問 いかけるものを学 び発 信 していきます。 今 回 は第 1 回 目 の講 義 ・座 談 を終 えて、部 会 員 の感 想 を掲 載 いたします。 靖 国 問 題 は、非 常 に複 雑 であると感 じた。政 治 的 な問 題 や、浄 土 真 宗 大 谷 派 に属 す私 自 身 を問 う問 題 、様 々な問 題 が潜 んでいる。しかし、正 直 『法 難 』とまでは至 っていない、 これを機 に問 題 を明 確 に掘 りわける必 要 がある。 第 2組 専 得 寺 館 陽晴 神 社 神 道 と私 を比 べてみると、仏 と神 、境 が分 からなくなってしまっている。盆 参 り、墓 参 り、法 事 を勤 めることは「除 災 招 福 」を求 めることではないと、頭 ではわかっていても、心 の 奥 底 で目 に見 えない霊 への畏 れから、迷信 に振 り回 されている私 がいます。まだ具 体 的 な言 葉 として出 てきませんが、身 近 な問 題 であるということは、今 回 の講 義 を通 してはっき りしました。 根室別院 横井 光 靖 国 は、正 直 自 分 の中 でいまひとつピンと来 ない問 題 であった。接 点 を見 出 せなかった 事 が一 番 であると思 う。一 回 目 の講 義 を通 し見 えてきた事 。それは靖 国 というシステムを 何 となく嫌 悪 し 排 除 していかなければという自 分 自 身 が、実 はそのシ ステムにどっ ぷりと 浸 かり、時 に利 用 し利 用 されてきたという事 実 である。また神 社 神 道 というものが内 包 す る差 別 性 が、部 落 差 別 やアイヌ差 別 にも通 じる差 別 性 であるという事 が見 えてきた。 第 17 組 浄 蓮 寺 山 名 万 里 渋 谷 真 明 氏 のお話 を聞 いて、私 の行 っている仏 事 が、神 社 神 道 の祭 祀 (招 魂 ・慰 霊 ・鎮 魂 ・直 会 )と同 じであることに驚 きました。又 、「仏 に帰 依 せば、終 にまたその諸 天 神 に帰 依 せざれ、と」とあるその「余 の諸 天 神 」に自 分 を入 れていませんでした。どうも 考 え方 が ○か×かであるということに気 がつきました。これから「 非 に立 って反 を撃 つ」学 習 をしてい きたいと思 います。 第 14 組 順 信 寺 禿 覚 英
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