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Claude LELONG(クロード ルローン)◆ ヴィオラ
1937年パリ生まれ。パリ国立高等音楽院を首席で卒業。セントポール財団賞受賞。
ジュネーヴ国際コンクール入賞。フランス・コルマール室内楽コンクールでは第一位を獲得する。
ロリン・マゼールのベルリンドイツ歌劇場管弦楽団音楽監督時代にソロ・ヴィオラ奏者として抜擢され、1998年までの32年間にわたっ
てその重責を担う。その演奏はマゼールをはじめ、K・ベーム、G・シノーポリなど数多くの名指揮者たちから絶大な支持を受けた。
ベルリン室内管弦楽団との協演をはじめ、ソリストとして欧州各地で活動する一方、室内楽奏者としてもM・アルゲリッチ、J・コセ、C・イ
ヴァルディ、R・ヤブロンスキー等と共演し各地のフェスティヴァルに参加、コンサート、レコーディングを行ってきた。また、現代作曲家
の作品の初演や紹介を主に手がけるグループ“ノイエ・ムジーク・ベルリン”のソリストとして、世界中で演奏活動を行う。
その多岐にわたる芸術的功績が認められ、1979年ベルリン市より『カンマーヴィルトゥオーゾ』の称号と、1983年フランス国家より騎士
殊勲賞(Chevalier de l`ordre du Mérite)の称号を与えられる。1990年よりベルリン芸術大学で後進の指導にあたるほか、欧州各地で
マスタークラスを受け持つ。1999年、東京音楽大学に客員教授として招聘されたのを機に東京藝術大学客員教授、愛知県立芸術大
学客員教授を歴任する。
2007年10月より、故郷フランス・パリのエコール・ノルマル音楽院で教鞭を執る。
2012年8月 ポーランド共和国政府よりポーランド文化功労者勲章 ( Zasłużony dla kultury polskiej ) を授与される。
能宗(LELONG)美佐子◆ ヴィオラ 賛助出演
広島県立府中高等学校入学時よりヴィオラを始める。
武蔵野音楽大学卒業と同時に群馬交響楽団入団し、オーケストラ奏者として活動しながら、
草津音楽アカデミーなどのマスターコースに積極的に参加し、S.コロー・深井碩章各氏のクラスでソロの研鑚も積む。市原利彦・磯
良夫・板倉均各氏に師事
’96秋より一年間ベルリンに留学。ベルリン・ドイツ歌劇場管弦楽団第一首席奏者 Claude LELONG のもとで研鑽を積む。
’04群馬交響楽団退団後フリーのヴィオラ奏者として室内楽、オーケストラで活動。
また、群馬交響楽団在籍中より様々な形態の室内楽の企画・運営に携わる。
’07春、Parisに居を移し、パリ、ベルリンをはじめヨーロッパ各地で室内楽奏者として活躍。United Chamber Orchestraメンバー。
2014年ベルリンで室内合奏団 Ensemble Esperanto を結成し、
2015年1月ベルリンの在ドイツ日本大使館、St. Matthäus-Kircheに於いてデヴューコンサート。
清水信貴◆ フルート
桐朋学園大学在学中に読売日本交響楽団入団。81年ジュリアード音楽院に留学ジュリアス・ベーカー氏に師事。86年京都市交響
楽団に招かれ入団、首席フルート奏者として現在に至る。京響他と、イベール、バーンスタイン、オネゲル、モーツァルト、ダマーズな
どの協奏曲を演奏。アメリカ、ブラジル、イギリス、中国のフルートコンベンションや音楽祭などにゲストとして招かれるなど、ソリスト、
室内楽、マスタークラス、コンクール審査、執筆など、多岐に渡り活動し、国際的に高い評価を得ている。
バンドジャーナル、パイパーズ、ザ・フルート、フルート協会誌などで誌上セミナーを執筆。パイパーズ誌での「清水ゼミ」は売り切れを
出すほどの好評を得る。02年よりニューヨーク近郊でのジュリアス・ベーカー氏のマスタークラスの講師として参加。
日本音楽コンクール、日本管打楽器コンクール、琵琶湖国際フルートコンクール、日本木管コンクールなどの審査員や、イタリアでの
レオナルド・デ・ロレンツォ国際フルートコンクール、マクサンス・ラリュー国際フルートコンクールの審査員を務めた。
ジャン・ミッシェル・ダマーズ氏と作品を数多く演奏、パリ、サル・ガヴォーホールでのダマーズ氏とのリサイタルはフランスの新聞「フィ
ガロ紙」にて絶賛される。ダマーズ氏とのCD「パリの煌き」をリリース。音楽の友誌において今月の一枚に選ばれる。
昭和音楽大学客員教授、京都華頂高等学校音楽科特別講師、同志社女子大音楽科、相愛大学音楽部、神戸女学院音楽学部、大
阪音楽大学、桐朋学園オーケストラアカデミー講師。日本フルート協会副会長
永田郁代◆ ピアノ
桐朋学園大学ピアノ科在学中フランスに渡りLucette Descavesのもとで研鑽を積む。卒業後、故郷北九州市に在住し、地元を拠
点にクラシック名曲ギャラーin北九州、10人の巨匠を追って、ロマンティックX’masコンサートなど国内外で活躍する演奏家と共演
しシリーズ公演を主宰した(1987年~2004年)。1993年より長年にわたり田川市美術館コンサート、福智町音楽祭、院内コンサート
他、江戸家猫八、春風亭小朝、三田佳子などとユニークなコラボレーションの企画、構成、演奏をこなし全国的な活動を展開する。
ウジェーヌ・イザイがヴァイオリンとピアノの二重奏に編曲したショパン作曲「バラード1番」の自筆譜(米国議会図書館収蔵)を、編
曲から100年を経て世界で初めて校訂し、ワルツ遺作ホ短調の改訂を含めた、「ヴァイオリニストたちが愛したショパン」楽譜集と
CDをリリース。2013年ブリュッセル、2014年ワシントンD.C.大使公邸に於いて、在ベルギー日本国大使御夫妻、在米日本国大使御
夫妻の主催する演奏会で、ショパンーイザイのバラード1番を自らの演奏で発表。ワシントンD.C.では米国議会図書館とコラボレー
ション、ニューヨークでは、イザイ作品を中心にレクチャーコンサートを行い、NHKTVニュース、ワシントンポスト、ワシントン共同など、
日米のメディアによって広く報じられた。楽譜集は、ベルギー王立図書館、米国議会図書館に所蔵されている。2015年日本イザイ
協会を正式に設立し、ウジェーヌ・イザイの音楽の普及発展に寄与する活動を行なっている。