NO.4 (7月号)

周西南中だより
H27年度
君津支部中学校陸上大会
男子2位
女子5位
〒299-1151
君津市中野2-30-1
平成27年7月号
文責 山下 善行
総合3位
久しぶりに総合3位に入賞しました。これも3年生が清掃時
体育や朝練習でコツコツと基礎体力をつけた結果だと思いま
す。オレンジのユニフォームが躍動していました。紙面の都合
で3位以内を紹介します。1年1500m2位 小島拓真君、共通11
0mH3位 嶋 堅君、共通走り高跳び1位 中臺啓人君 、1年
走り幅跳び2位 笠原雅也君、共通砲丸投げ2位 安田涼人君
共通400mリレー3位(真柄君、秋本君、嶋君、小島君チーム)
女子2年100m3位 田中里奈さん、女子1年走リ幅跳び1位
田中美羽さん)
H 27年度支部水泳記録会
27 年度支部水泳記録会
練習期間が短い中で、支部水泳記録に出場しました。
3位以内を紹介します。 50m自由形 3位 長尾滉大君
バタフライ100m 1位茂呂 淳宏君 メドレーリレー 2位
周西南中 平泳ぎ200m 3位 秋本 愛斗君、個人メドレー200m2位
石井
愛斗君
7月 の 予 定
1日(水)
4日(土)
5日(日)
6日(月)
8日(水)
9日(木)
13日(月)
14日(火)
15日(水)
三者面談~3日,PTAバレ
市PTAバレーボール大会初日
市PTAバレーボール大会2日目
校内研修
学芸漢字コンクール
薬物乱用防止教室(2年)
喫煙防止教室(1年)
学校評議員会
性教育講演会(3年)
16日(木)
17日(金)
18日(土)
19日(日)
20日(月)
21日(火)
25日(土)
26日(日)
給食最終日、全校評議会
終業式
支部中学校総体
支部中学校総体
海の日、支部中学校総体
支部中学校総体
市学校評議員研修会
PTA資源回収
思い出深い、最後の部活動に
支部総合体育大会は3年生にとっては最後の部活動の大会になります。
各部それぞれに目標はあると思います。フェアプレーの精神でさわやかに戦
って欲しいと思い、佐賀北高校の話をします。佐賀北高校の野球部は勉強に
熱心な県立高校で選手を集めたわけでもなく、甲子園で優勝したので話題になりました。
その勝ち方が素晴らしかったと思います。驚いたことに佐賀北高校の選手は試合中に相手
の素晴らしいプレイを褒めるのです。たとえば相手がヒットを打ったとします。そうする
と1塁手は塁に立った相手選手に、ナイスバッティングと褒めるのです。2塁打を打った
相手には2塁手がナイスバッティングと褒めます。相手投手が素晴らしいボールを投げ三
振に取られると、ナイスピッチングと褒めるのです。野球はやじることもあるスポーツで
す。相手投手にノーコンとか相手をけなし、動揺させるのです。私が監督の時、それだけ
はさせませんでした。しかし相手を褒めたことはありませんでした。佐賀北は全国優勝し
ましたから、一度も負けませんでした。一度負ければ終わりですから負けた時は悔しい思
いをします。しかし佐賀北と対戦して敗れたチームがみんな佐賀北のファンになってしま
ったのです。そうして勝つたびに佐賀北は多くの応援者を味方にして甲子園の決勝まで来
ました。理由は簡単に想像できます。相手の選手は自分が
いいバッティングしたら「ナイスバッティング」と褒めて
くれるのだからうれしいに決まってます。そうすれば人間
は自然に「君こそ」という気持ちになると思います。だか
ら負けた後も佐賀北を応援してしまうのです。しかし決勝
戦は0対4で負けていました。相手の広陵高校のエース野
村は後に広島カープにドラフト1位で入団した選手です。
もう伝説もこれで終わったと思った8回裏にドラマは生ま
れます。1点を返し、なお満塁でバッター副島です。彼の
打った打球はレフトスタンドへ突き刺さるホームランでした。アナウンサーが甲子園が揺
れていますと実況するぐらいファンの歓声は甲子園全体を揺らします。打った副島選手は
「奇跡で心臓が止まると思った」打たれた野村投手は「負けて悔いはありません」と言っ
た。私も両校のフェアプレーに感動の涙が止まりませんでした。最後の大会です。みなさ
んも戦った相手が周西南中のファンになるぐらいさわやかに戦ってください。
挑戦・感動そして感謝
可能の反対は不可能ではない。「挑戦しないこと」と黒人初のメジャーリーガーのロビ
ンソン氏が言いました。その挑戦を続ける広島カープの黒田博樹投手について書きたいと
思います。黒田投手は20億以上の年棒を断って、1/5とも言われる古巣の広島カープ
に戻ってきました。黒田投手は毎年1年契約を希望していたそうです。カーショ-という
大リーグを代表する投手がなぜ博樹は1年契約にするんだと理由を聞いてくると、「いつ
も日本の広島カープは僕にとっては特別なチームなんだ。だから最高のピッチングができ
るうちに最後はカープでプレイするんだ」と仲間にはいつも言っていたそうです。なぜそ
んな大金をけって広島カープに戻りたいのか?それは広島カープで育ててもらった感謝の
気持ちなんです。黒田投手は大リーグでも毎年ローテーションを守り、10勝以上をした
すごい投手なのですが、高校時代は3番手投手で、補欠でした。甲子園予選でも投げた記
憶がなく、エースを休ませるための補欠です。もう大学で野球はやらないと決め、地元の
大学に行こうとしたら、母親に「家から出て行ってくれ」、父親からは「もう一度大学で
挑戦してみろ!」と言われ東都大学の2部のチームの専修大学のセレクションを受けまし
た。合格し、もう一度野球をやることになった黒田投手は当時のエースを目標に頑張り、
専修大学を2部から1部にみんなで昇格させたそうです。大学ではスピードも上がり15
0kを投げるとスポーツ新聞でも紹介され、ドラフト2位で広島東洋カープに入団します。
その広島カープでもすぐにエースになったのではなく、少しずつ階段を上がるように信頼
を得ていきました。そして日本を代表する投手としてオリンピックにも参加した。そして
とうとうメジャーリーグに参加しようと思ったら広島のファンは大きな横断幕に 「我々は
共に戦ってきた。今までもこれからも、未来へ輝くその日まで君が涙を流すなら君の涙に
なってやる。カープのエース黒田博樹」と書いてあった。そうやってメジャリーグに送り
なってやる。カープのエース黒田博樹」
出してもらい、7年間で抜群の成績を残した。投手としてもうワンランク上がれる。カー
プファンの顔が浮かぶ。カープに戻ってきたのはその2つの思いしかないと語った。高校
で補欠でもずっと努力を積み重ね、挑戦を繰り返した黒田は自分でも想像できないプレイ
ヤーにまで階段を上り詰めた。そして今またカープファンの絶大な声援を受けてマウンド
に立っている。皆さんもまずは何かに挑戦しよう!
私もS中学校で野球部の顧問をしていた。初めての試合で大差をつけられコールド負けを
しました。こんな試合は恥ずかしいと思ってしまいました。ところが応援席で大きな声でS
中頑張れ!と叫んでいる老人がいました。私はその応援の声を聴いて恥ずかしいのは自分
の心だと思いました。そこからS中野球部の挑戦が始まりました。結果、市の大会で2連覇
をしたのをはじめ、支部の決勝戦へ2度コマを進めました。残念ながら県大会へはいけま
せんでしたが、夏の大会前に最後のノックを行いました。一人がノックを受けながら涙を
流し始めました。そのうち多くの生徒が泣きながらノックを受けていました。もうこれで
最後のノックだと思うと込みあげるものがあったと思います。私も市で優勝した時も、こ
のノックの時も本当にあきらめずに挑戦してよかったと心から感動しました。
さて勉強も挑戦が大切です。先日ビリギャルの映画を見ました。本も読みましたが映画
はもっと感動的でした。主人公ビリギャルは聖徳太子をセイトクタコと読み、この女の子
は変な名前でかわいそうと先生に話しました。そこで先生は君の知っている最高の歴史の
知識を教えてくれと尋ねました。そしたらイイクニ作ろう平安京と答えました。そんな学
年ビリの女の子が慶応大学合格を目指します。その女の子は絶対に無理と言われた「1年
で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格する」という奇跡を起こしました。絶対に無理
だと周囲から言われましたが、彼女の本気はその奇跡を可能にしてしまいました。途中何
度も諦めそうになりながらも、彼女の夢を支援するために深夜まで働く母親に感謝し、遊
びに誘わない仲間に感謝し、目標を少しずつ上げ最後には合格しました。あきらめず挑戦
すれば夢は叶うんだと思いました。彼女はその困難に打ち勝ったことが人生の一番の収穫
になったと思います。挑戦しなければ感動も感謝もありません。彼女は目標の大学に合格
することより、もっと大切なことに気づいた挑戦だったと思います。自分を信じ挑戦する
ことによって、自分にもできるんだと実感し、人生が変わったと思います。