ミラノ日本人学校だより第 8 号平成 27 年 12 月 1 日(火) 【五つのしおり】 ○ ○ ○ ○ ○ 気持ちのよいあいさつをします。はっきり伝え合う言葉づかいをします。身の回りをきれいします。時間を守ります。自分の役割を果たします。年の瀬を迎え校長篠崎厚子２０１５年も、終わりに近づきました。日本では、おせち料理やお餅、そしてお寺や神社の正月準備のあれこれで年の瀬を感じます。そんな周りの様子や大人の姿を見て、子供たちは自然に新しい年を迎える喜びを感じ、迎えるための準備や心構えを学んでいきます。国内とは同じにはできませんが、イタリアの地でも、子供たちには新しい年を迎えるけじめや気持ちを、育ててやりたいと思います。年末、４月からのことを振り返りますと、教える立場ですが、子供たちに教えられることもある年月でした。時折キラッと見せる無垢な優しさや思いやり。ご家庭でも同じではありませんか。大人になれば奉仕という言葉になるのかもしれませんが、子供はそんな言葉とは無縁。自然に極当たり前に、ちょっとした思いやりや優しさを見せてくれました。私の授業が終わると、「校長先生、持っていきます。」と、必ず学習用具を校長室まで運んでくれる子。きっと人の役に立ちたいのでしょう。また、昼に配達されるお弁当に不都合があると、「私、後でいいです。」と間髪入れず言う子。そんな大事な言葉を直ぐに言えるでしょうか。お腹が空いているというのに。そんな子供たちの姿を見ると、「どうぞ何者にも妨げられず、この資質を大切にして伸び伸びと成長できますように。」と、願わずにはいられません。子供の優しさ思いやりに直に触れられる“教師”という職業に感謝すると共に、責任も感じる年の瀬です。お陰様で子供たちは元気に、そして学校も無事に年を越すことができそうです。皆様のお陰です。本年も、たくさんの支援とご協力を、ありがとうございました。来年も、どうぞ宜しく御願い申し上げます。よいお年を。 ☆ 周年式典御礼百年に向けて来年は申年。良い年を、お迎えくださいませ。保護者の皆様、周年記念日を子供たちと共に、お祝いして下さり有難うございました。たくさんの方々のお陰があって今があります。そして今現在も多くの方々の学校に寄せる思いやお力あっての学校です。私共教職員、そのお気持ちを忘れず、これからも子供たちを指導して参ります。予行練習の時、子供たちに話をしました。～ミラノ日本人学校百周年の時には、子供たち全員、還暦を超えています。悠々自適の生活に入り、百周年式典に参加することもできます。百周年にこのミラノに旅し、百周年式典に気持ちよく参加できるよう、今、精一杯努力しましょう。～と。子供たち全員、元気で幸せに、百周年に立ち会うことができますように。１２月の行事予定２日（水）スキー体験学習説明会４日（金）６年生出前授業６時間目講師ヤマハミュージック松岡祐治氏 ☆保護者の皆様もどうぞ。6-1教室クレモナのバイオリン博物館見学を受けて、そしてキャリア教育を兼ねての授業です。６日（日）イタリア語検定２次７日（月）聖アンブロージョ祭８日（火）無原罪の聖母の日１０日（木）もちつき１１：４０～１３：００１１日（金）アクションの日 ☆小学部入学説明会１０：４５～１２：００１６日（水）中学部交歓会相手校来校個人面談・三者面談１７日（木）４・５年生交歓会訪問個人面談・三者面談２２日（火）終業式、大掃除下校１２：３０２３日（水）天皇誕生日２４日（木）冬季休業開始１月６日迄