幅広く、深い、カリキュラムと課題 自立心を大切にした個別指導 カリキュラムは、合格レベルに達する筋道を最短で示す入試課題か 生徒それぞれの資質を伸ばす徹底した個別指導は、指導する講師 ら、立体造形の魅力を存分に体感しながら学べる実材制作まで、幅 の高い技術力と充実した設備によって体現されますが、何よりも重 広く深い内容で組まれています。素材と直に向きあう立体制作には、 視しているのは生徒の自立心を大切にすることです。塾生それぞれ 圧倒的なスケールとスリリングな面白さがあり、さらに先の深遠な が自己の課題を自ら考え選択し、自信をもって課題に取り組めるよ 芸術の世界を実感することができます。 うに、必要に応じて個別のカリキュラムや課題で対応し、講師が万 全の体制でサポートします。 SCU LP T URE 彫刻専攻 本科 美大学科 「確実な大学合格」と「将来を見据えた実践力」 に結びつく独自のゼミ 高卒生対象 [ 月∼土 ]9 :30 – 16 :30 [ 火・木 ] 18 :30 –20 :30 英語 美大学科は別途お申し込みが必要です。 [ 水・金 ] 18 :30 –20 : 0 0 国語 型取りゼミ、テラコッタゼミ、カービングゼミ、解剖学ゼミなどの豊富 自己の今と将来について考えを深めるため、スケッチワーク・アー な独自のゼミを実施します。主に実材制作で実践的に彫刻を体験し、 ティストゼミ・他専攻合同ゼミなどを中心に、ディスカッションをす 通常の入試課題だけでは理解できない部分を補います。ゼミの体験 る時間を設けています。例えば「彫刻は現代社会にどんな可能性を は、入試課題で求められる専門的技術の理解につながり、確実な大学 もたらすのか」など、彫刻の社会的な存在意義について塾生と講師 合格と同時に将来の仕事の基盤になるような確かな実践力に結びつ はともに考え意見を交換し、個々の新たな展開につなげていきます。 きます。 曜日や開講講座など詳しくは 84 ページをご覧ください。 CURRICULUM 立体造形の楽しさと厳しさ。 ものをつくる確かな力を身につけよう。 • ガイダンス • スライドやビデオなどによる 彫刻作品レクチャー • 自己テーマの探求: • 発想力:自由制作(全専攻本科生参加の • 東京芸大対策 • その他国公立美大の対策 • 多摩美大、武蔵野美大対策 • その他の私立美大対策 スケッチワーク、資料収集、ディスカッション • 観察力向上:クロッキー、細密デッサン、模写 • 受験課題の基礎:デッサン、塑造 (石膏像 . 動物 . 人物 . 静物など) さまざまな素材を扱うゼミやディスカッション、現役作家の作品や彫刻の歴史を学ぶこと… • 基礎的な知識: 河合塾美術研究所の彫刻専攻では、ハウツーの受験対策ではなく、彫刻の基礎を本質的に学びます。 • 実力判断:実技コンクール • 教養:美術館、ギャラリー見学 • 視野をひろげる:他専攻との合同ゼミ ここは一人ひとりの個性を大切にし、将来を見据える深い学びの場です。 経験豊富な講師や友人との真剣な対話のなかで、アーティストとしての一歩を踏み出してください。 構図、パース、調子、光の捉え方 各大学別の入試対策 応用力の養成 KJ チャンピオンシップ) • 各種ゼミによる実践力強化 ①テラコッタゼミ ②カービングゼミ ③解剖学ゼミなど • 自己テーマの探求: スケッチワーク、資料収集、ディスカッション 直前講習 そして「自分の着眼点を持ち、深く考えていく力」が、なにかをつくりだす活動すべての基礎となります。 3 学期 冬期講習 受験期に身につけておく 「ものごとを構造的・空間的に正しく把握し、表現する力」が必要です。 2 学期 夏期講習 何トンにもなる素材を用いるとき、繊細な構造を扱うとき、大きな空間を相手にするとき… 1 学期 基礎的な知識と理解 春期講習 大学に進むということは、自分の力で自分の彫刻を探す時間がはじまるということ。 32 作家との対話による 自己の新たな展開 • スピードと印象力:短時間素描 (人物・自画像・静物・石膏像など) • 受験課題応用: 構造と空間 1(クロッキー、デッサン) 構造と空間 2(塑造、石膏カービング) • 視野をひろげる:他専攻との合同ゼミ • 保護者会 • 実力確認:実技コンクール 3 学期は 1月上旬で終了します。 河合塾美術研究所 2016 33 c e g f h a b 34 d a 石膏デッサン「ヘルメス+黒布」 6 時間 木炭紙 東京芸術大学合格 c 石膏デッサン「ベルベデーレ」 12 時間 木炭紙 e 塑造「自刻像」 6 時間 水粘土 g 塑造「聖ジョルジョ模刻」6 時間 水粘土 東京芸術大学合格 b 素描「あひる」 6 時間 画用紙 d 素描「箱イス」 6 時間 画用紙 f 塑造「ガッタメラータ模刻」 6 時間 水粘土 h 塑造「手と水の入ったビニール袋」 6 時間 水粘土 彫刻専攻 河合塾美術研究所 2016 35 Lec tures & Seminars 各種ゼミ 受験課題以外の、美術の現場で 入試課題の上達のためには視野を広く持って学ぶことが必要です。彫刻の基礎課題は入試課題 活躍している作家のゼミ、 だけではなく、さまざまな課題があります。各種ゼミでのテーマ探求から実材作品を完成させ 「実材制作」や「レクチャー」 “ 将来の制作の基本となる” と同時に“ 入試課題に必要な専門的理解” に大いに結び る体験は、 などで表現を捉えます。 つきます。現役生、高卒生双方にとって、基礎の再確認と新しい発見に必ずつながるでしょう。 型取りゼミ 自分自身の顔は、鏡で見ることができて も、立体として客観的に見ることが難し いものです。しかしながら、受験課題では、 自刻像の出題も多い為、自分の顔を石膏 に置き換えて観察する機会としてライフ マスク(生きている人の顔面を石膏で型 取りする方法)を、ゼミとして実施してい ます。鏡像だけでは見づらい自分の横顔 a c や、顔面の凹凸など、新たな発見があるゼ ミです。 カービングゼミ カービングとは木や石などの素材を削り出 してつくる技法のことです。受験課題では 粘土を取ったり付けたりしてつくるモデリン グが主ですが、ここでは対極的な技法であ るカービングを体験し視野を広げます。こ のゼミでは石膏やスチロールを用いること で作業時間を短縮し、カービング本来の概 念を理解し、デッサンや塑造に対する厳し い目や、モチーフの構造をつかみ取る力を 養います。 テラコッタゼミ 人物や動物をモチーフに骨格や構造につい て考えます。モチーフのスケッチと解剖学の リサーチを基にテラコッタ粘土で塑造しま d b す。形ができあがったら粘土を乾燥させて 窯で素焼きして作品を完成させます。実際 の作品制作体験を通して、より深く彫刻表 36 a 石膏デッサン「フォーンのトルソ+ミロのヴィーナス」 6 時間 木炭紙 c 人体デッサン「女性ヌード」 6 時間 木炭紙 b 塑造「自刻像」 6 時間 水粘土 d 塑造「アムール模刻」 18 時間 水粘土 彫刻専攻 現を理解する機会です。 河合塾美術研究所 2016 37 学習のポイント ● デッサン ● 塑造 石膏像・人物・動物・静物などをモチーフに、 塑造とは、水粘土を使用した彫刻の基礎課 「スケッチワーク」 「実材制作」などの各種ゼ 木炭・鉛筆・コンテなどを利用したデッサ 題のことです。大学入学後に学ぶ実材制作 ミでは、テーマの探求から作品完成までを通 (木・石・金属・粘土などの彫刻)を行うため して体験します。また各課題にあわせて「レ ンを学びます。平面に表現する課題ですが、 対象の構造を理解するなど立体的な観察 ● ゼミ の基礎力を塑造によって学びます。 を深めながら学びます。 東京・明星学園高校 武蔵野美術大学・彫刻学科 自分は高 2 の時から河合塾に通っていま した。高 2 では基礎を学び、高 3 になっ て彫刻専攻に進むと、指導がより本格的 多摩美術大学・彫刻学科 なものになり、すごく充実した日々を送 現役合格 ることができました。ここでは、物の見 方からしっかり教えてくれて、その上に 応用的、技術的な部分を指導してくれる 高 2・3 生対象 平日 6 日クラス [ 月∼土 ] 17:30 –20 :30 平日 3 日クラス [ 月∼水 ] 17:30 –20 :30 [土] ▲ 鴇田 拓真 さん 彫刻専攻 美大学科 詳細は 37 ページ 合格者の声 SCU LP T URE 専科 13 :30 –15 : 0 0 国語 15 :10 –16 : 40 英語 ので、長い目で見たら、この塾の生活全 てが、一枚のデッサンを描いているよう な感覚でした。 平日 3 日クラスは、部活やその他の理由で、 平日 6 日クラスに通えない方のためのクラスです。 学期の途中で平日 6 日クラスに変更することができます。 入塾期 学科は別途お申し込みが必要です。 詳しくは 84 ページをご覧ください。 描いて、創って、楽しむ。 1 学期 2 学期 3 学期 • ガイダンス • スライドやビデオ等による 彫刻作品レクチャー • 自己テーマの探求: • 発想力:自由制作 • 東京芸大対策 • その他の国公立美大対策 • 多摩美大、武蔵野美大対策 • その他の私立美大対策 将来の制作活動の基盤となる実力を育てます。 初心者でも一から丁寧に指導します。 一緒に「彫刻」を本気で楽しんで、大学へ進みましょう。 クロッキー、細密デッサン、模写 • 受験課題の基礎:デッサン、塑造 (全専攻参加の KJ チャンピオンシップ) • 各種ゼミによる実践力強化 ①テラコッタゼミ ②カービングゼミ ③解剖学ゼミなど • 自己テーマの探求: スケッチワーク、資料収集、ディスカッション 直前講習 “幅広く深い” 独自のゼミも取り入れながらさまざまな制作を経験し、 • 観察力向上: 志望大学合格にむけて特訓 冬期講習 将来を見据えた深い学びの場であることを大切に スケッチワーク、資料収集、 ディスカッション 実材の体験と自己表現の探求 夏期講習 確実に合格するためのカリキュラムを組んでいます。 春期講習 河合塾美術研究所は、彫刻を本質的に学び、 冬期・直前講習 CURRICULUM 基礎的な知識と理解 38 クチャー & ディスカッション」を行います。 • スピードと印象力:短時間素描 (石膏像 . 動物 . 人物 . 静物など) (人物・自画像・静物・石膏像など) • 実力判断:実技コンクール • 教養:美術館、ギャラリー見学 • 視野をひろげる:他専攻との合同ゼミ • 受験課題応用: 構造と空間 1(クロッキー、デッサン) 構造と空間 2(塑造、石膏カービング) • 視野をひろげる:他専攻との合同ゼミ • 保護者会 • 実力確認:実技コンクール 3 学期は 1月上旬で終了します。 河合塾美術研究所 2016 39 40 a c b d e g f h a 石膏デッサン「ブルータス」 6 時間 木炭紙 c 人体デッサン「女性ヌード」 6 時間 木炭紙 e 塑造「モデル首像」 12 時間 水粘土 g 塑造「あばたのヴィーナス模刻」 9 時間 水粘土 b 石膏デッサン「ミロのヴィーナス+モーゼ半面」 6 時間 木炭紙 d 素描「自画像+段ボール」 6 時間 木炭紙 f 塑造「木+能面+パプリカ」 6 時間 水粘土 h テラコッタ塑造「友人像」 30 時間 テラコッタ粘土 彫刻専攻 河合塾美術研究所 2016 41
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