東京都中学生2足歩行ロボットコンテストのルール(PDF)

平成27年5月19日
東京都中学校技術・家庭科研究会事業部
第13回 東京都中学生2足歩行ロボットコンテスト
競技内容とルールについて
東京都独自のルールに則ったロボットコンテスト(以下ロボコン)です。リンク機構等を応用した2
足歩行ロボットのコンテストです。奥の深いアイディア勝負の競技です。ねらいは以下の通りです。
①新学習指導要領の必修授業で製作可能なロボコンを目指します。
②基礎的・基本的(リンク機構や歯車、電気回路など)な知識や技能の習得を目指します。
③短時間、低価格で製作できたロボットらしいロボットのコンテストを目指します。
④個人での参加だけでなく言語活動を取り入れて取り組むことができる団体種目も目指します。
※今年度は、個人戦のみの実施となります。
2足歩行ロボットコンテスト
(1)競技概要
下図の競技コートで、2足歩行ロボット同士が相撲のような競技を行う。
材料・コンパネ(900×900)1枚
・コースレット
・2×4材(38×89×862)4本
長さ45ミリ程度12本
※表記の寸法は、全てmm
※落下防止のためロープを張るための柱が(アルミ製のLアングル)が取り付けられる。
(2)ロボットの規格
ア)使用モータは、2個以内で、マブチFA-130型のものを使用する。
イ)電源は、1.5V乾電池または1.2V充電式乾電池を2本までとする。
ウ)本体重量は350グラム以下、足の裏の大きさは、左右120mm×120mm以内
オ)操作できる人数は1人とし、有線リモコンとする。
カ)2足で歩行し、片足で立つことのできる(片足が10mm以上床面から上がった状態)完全
な2足歩行ができるものに限る。
キ)すり足歩行や、足以外のもので、2足歩行を補助するもがあってはならない。
ク)足に車輪やキャタピラ等を使用した形状のものは認められない。
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ケ)1台のロボットから分離する形状のロボットは認められない。
コ)大きさは、空中を含めてスタートエリア内におさまるもので、高さの制限はない。
サ)危険物を搭載したロボットの出場は認めない。(例 火薬、刃物、溶剤、油など)
※競技の事前に検査(車検)を行う。なお、検査に通過したロボットを表彰の対象とする。
(3)チーム構成
・1人1台のロボットで参加し、1チーム1名とする。
(4)競技内容
ア)スタートエリア内は、どこにロボットを置いても構わなが、空中において、はみ出してはいけない。
また、片足が10mm以上床面から上がった状態で待機する。
イ)「はじめ」の合図で、開始する。競技時間は90秒とする。
ウ)自分のロボットが倒れるか、ロープに触れると相手の勝ちとなる。
エ)足以外の付属部品が床面やロープに触れたときも、相手の勝となる。
オ)相手の自滅を待つ行為や、競技する意志のないロボットは、審判の判断で「注意」がコールされる。
注意は2回受けると負けとなる。
カ)リモコンの線で相手や自分のロボットの動きを変えたときは、審判の判断で「注意」がコールされる。
(例 自機の向きを変えたり、相手への走行妨害などの行為)また、審判の許可を得ずに、無断で
ロボットに触れたときも同様の扱いとする。注意は2回受けると負けとなる。
キ)競技が開始されて、ロボットが不調になった場合は、審判の判断で、1分間の1回限りにおいて、整備・調
整することが許可される。
ク)ロボット同士の競技が続行できない状態と審判が判断したとき、「待て」がコールされ、再度仕切直す。
仕切直しは、両者のロボットをスタートエリアの先頭ライン上に置き、接近戦として行われる。
(5)勝敗
・引き分けの場合は、ロボットの本体重量が軽いロボットの勝ちとする。
※引き分けの場の重量計測は、対戦後に対戦コート内で行います。
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