十 一 月 の 詩 落 ち 葉 落 ち 葉 を ふ む 高 原 の 小 径 を 歩 め ば 〈 い

十一月の詩
落ち葉
落ち葉をふむ
高原の小径を歩めば
〈いのち〉の精が呼びかける
風の中から
枯れヨシの中から
白樺の木々からも
歩くことで〈私〉を知る
歩くことで〈自然〉を知る
〈いのち〉の営みの循環。
「クイッ クイッ」
ツグミの群だ
木枯らしの来る前に