清水建設による森林 再生 グリーンバリュープログラム 森林を健全に保つために CO2 クレジットの創出を目指す 森林が占める"木の国"である。 生 ま れ る 価 値 を 地 域 に 還 元 し て、 農 ジット(排出権)を創出し、そこから 源 を 活 用 し て 地 場 産 業 や CO 2ク レ ラム」を推進している。地域の森林資 している。 量年間1万トンのクレジット化を目指 活かす。また、これによる CO 2吸収 利用し、発電に伴う排熱を温室農業に 本は国土全体の パーセントを しかし現在、国内の森林の使用量はそ 山村の持続的発展を実現するのが狙 東京木工場もこの取り組みに参加し ており、川場村の間伐材を加工し、社 日 のわずか1パーセント以下と、豊富な い だ。 そ の 具 体 的 な 取 り 組 み と し て 内外で行う木工教室やワークショップ 森林を健全な状態に保つために必要な 大きな原因と言われる。その影響から に着手した。利根沼田森林組合が管理 リュープログラムの事業モデルの検討 包 括 連 携 協 定 を 締 結 し、 グ リ ー ン バ 設 と 東 京 農 業 大 学、 群 馬 県 川 場 村 が う形でグリーンバリュープログラムに の木材を採用するなど、木工製品とい が 本 格 化 し た 際 に は、 「 kino style 」の 新製品や通常の木工事の材料に川場村 などの教材に使用している。今後事業 資源をほとんど使用していない。 )年2月には清水建 間伐が進まず、多くの森林が荒れたま する民間林2万7200ヘクタールの 協力することも視野に入れている。 2012(平成 まで放置され、社会問題となっている。 間伐を基盤に事業モデルを構築する計 これは、昨今の木材需要の低迷と安 価な輸入材の流入による林業の衰退が こうした日本の林業が抱える問題を 解決すべく、清水建設は、東京農業大 東 京 木 工 場 は ボラ ンティア活動として、 2012 年から毎年 8 月 に、宮城県本吉郡南 三陸町などで木工教 室を行っている。 画で、間伐材を木質バイオマス発電に 群馬県北部、利根川の上流にあり、森林に囲まれた川場村。 学とともに「グリーンバリュープログ 24 70
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