(2)‐1.SOC 管理体制の整備 (2)当社に納入される部品・製品・包装材

(2)当社に納入される部品・製品・包装材
および当社使用の材料・副資材等の管理
および当社使用の材料・副資材等の管理
(2)‐1
)‐1.SOC 管理体制の整備
管理体制の整備
当社では、指定SOC
当社では、指定SOCの含有は『重要品質問題』と捉え、含有品を流出させないよう管理体
指定SOCの含有は『重要品質問題』と捉え、含有品を流出させないよう管理体
制を強化してまいります。
仕入先様
仕入先様 におかれましても、環境法規制対応は品質上の重要な保証要件として、指定S
OC非含有保証のためのサプライチェーンを通じた管理体制を整備いただきますようお願い
OC非含有保証のためのサプライチェーンを通じた管理体制を整備いただきますようお願い
いたします。
また、環境関連情報につきましては、欧州REACH規則で指定されるSVHC(高懸念物
質)追加等によるGADSLの改版や、部材調達先(原材料メーカ等)よりサプライチェーンを
通じて、指定SOCの使用報告を受けた場合等、必要な情報が滞留せずに部材納入先(当
社)に提供できる体制の構築をお願いいたします。
当社の考える指定SOC非含有保証のための管理体制
当社の考える指定SOC非含有保証のための管理体制
当社設計
当社設計
仕入先様
仕入先様
・指定SOC
指定SOCを使わない設計
SOCを使わない設計
(環境アセスメントの実施)
・サプライチェーン全体の管理
・エビデンスに基づく順法
く順法保証
・エビデンスに基づ
く順法
保証
・社内外に明確な不使用の指示
・指定SOC
・指定SOCを使わない設計、製造
SOCを使わない設計、製造
当社 品管・調達・生産・物流
【入
口】:購入部品、内製向け資材の指定SOC非含有を確認
( 初 品 で の S OC 検 証 エビ デ ン ス の 確 認 、適 切 な 自 社 分 析 の 実 施 )
:仕入先
:仕入先様での指定SOC
での指定SOC非含有保証体制を確認
指定SOC非含有保証体制を確認
【変 化 点】:
点】:指定SOC
指定SOCを使わない製造(
を使わない製造(確
確 実 な部 材 切 替 え)
指定SOC
を使わない製造(
【出
口】:非適合製品の流出防止(出
口】:非適合製品の流出防止(出荷停止・出荷先制限)
<SOC
SOC 管理体制に関する調査
管理体制に関する調査/
に関する調査/報告について>
SOC 管理体制の整備につい
管理体制の整備について調査をさせていただく場合がありますので
の整備について調査をさせていただく場合がありますのでご協力お願い
て調査をさせていただく場合がありますのでご協力お願い
いたします。(状況により実地調査を含む)
① 取引継続中の仕入先
取引継続中の仕入先様: 原則年 1 回
② 新しく取引を始める仕入先様
新しく取引を始める仕入先様(新規メーカ含む):
(新規メーカ含む): 取引開始時点(随時)
SOC管理体制構築のための参考資料(添付資料参照)
■
「SOC管理体制構築のためのガイドライン」
継続的な順法保証を行うための重要なプロセスをまとめたもの
(2)-2.「FDC
.「FDCFDC-002 部材の
部材の環境負荷物質管理基準」対象物質の管理
当社の「指定 SOC」として、禁止物質・監視物質を「
SOC」として、禁止物質・監視物質を「FDC
」として、禁止物質・監視物質を「FDCFDC-002 部材の
部材の環境負荷物質管
理基準」にまとめております。常に最新情報による管理をお願いいたします。
特に、FDC
特に、FDCFDC-002 内で指定されている GADSL は、環境
は、環境法規制の動向によって改訂され
環境法規制の動向によって改訂され
ますのでご注意ください。
「Global Automotive Declarable Substance List (GADSL)」
(GADSL)」
所在: http://www.gadsl.org/
※ FDC
FDC--002 は、当社技術標準となっております。入手方法につきましては、
調達担当部門にお問合せください。
(2)-3.材料及び、SOC
.材料及び、SOC の管理と情報の提供
基本として仕入先
基本として仕入先 様 には、「FDC
には、「FDC部材の 環境負荷物質管理基準」に従った
環境負荷物質管理基準」に従った SOC
FDC-002 部材の
の管理と部材の納入をお願いいたします。
の管理と部材
の納入をお願いいたします。
当社に納入される部材
当社に納入される部材の順法確認、および納入先
部材 の順法確認、および納入先への製品環境情報の提供を目的に、
の順法確認、および納入先 への製品環境情報の提供を目的に、
納入部材に使用される材料情報ならびに「
納入部材に使用される材料 情報ならびに「FDC
情報ならびに「 FDCFDC-002 部材の
部材 の環境負荷物質管理基準」に
基づく SOC 含有情報を「JAMA
含有情報を「JAMA シート」により報告をお願いしています。また、欧州ELV禁
シート」により報告をお願いしています。また、欧州ELV禁
止4物質(鉛、カドミウム、水銀、六価クロム)については、分析データによる非含有検証結
果の報告をお願いしております。
「表2」に、材料情報および環境負荷物質情報の報告内容をまとめましたので確認をお
願いいたします。
.材料および環境負荷物質情報のお願い事項
お願い事項一覧表>
<表 2.材料および環境負荷物質情報の
お願い事項
一覧表>
【記号:お願い事項
【記号:お願い事項】
○:依頼時
ご対応必須
お願い事項】 ○:依頼
依頼時ご対応必須
対象の仕入先様
ご報告お願い事項
報告お願い事項
1 JAMA シート
2
SOC 検証エビデンス一覧表
SOC 検証エビデンス
3 化学製品の安全に関する情報(SDS)
化学製品の安全に関する情報(SDS)
当社製品用の部材
部品/製品
材料/副資材
○
○
○
○
○
① 「JAMAシート」による報告
(a)報告フォーマット
「JAMAシート」は、日本自動車部品工業会(
は、日本自動車部品工業会(JAPIA
JAPIA)公開ホーム
「JAMAシート」
は、日本自動車部品工業会(
JAPIA
)公開ホーム
ページに掲載分が最新版となります。ダウンロードしてご
ページに掲載分が最新版となります。ダウンロードして
ご活用願います。
所在: http://www.japia.or.jp/datasheet/
(b)新規報告と改訂報告について
(b)新規報告と改訂
報告について
ⅰ)新規採用、設計変更時:図面及び、「
ⅰ)新規採用、設計変更時:図面及び、「 仕入先設計申入書」
仕入先設計申入書 」の受領(最終仕様決
定後)より、速やかにご
定後)より、速やかに
ご報告願います。また、報告期限が個別に示されている場
合は、指定期限に応じてご
合は、指定期限に応じて
ご報告をお願いいたします。
ⅱ)欧州REACH規則で指定されるSVHC(高懸念物質)追加等によるGADSLの
改版や、部材調達先(原材料メーカ等
改版や、部材調達先(原材料メーカ
等)より指定SOCの使用報告を受けた場合
等、指定SOCの使用が判明し、既に報告を完了している内容に変更が生じた
時は、遅滞無く「JAMAシート」による
時は、遅滞無く「JAMAシート」による再報告を
による再報告をお願いいたします。
再報告をお願いいたします。
ⅲ)その他、従前の部材
従前の部材について、個別でのご報告をお願いする場合があります。
ⅲ)その他、
従前の部材
について、個別でのご報告をお願いする場合があります。
ご協力をお願いいたします。
JAMA シート関連の報告先: [email protected]
② 「SOC検証エビデンス一覧表及び、SOC検証エビデンス」の報告
(a)報告フォーマット
「SOC検証エビデンス一覧表」は、本ガイドラインの添付資料として当社ホームペ
ージで公開しています。掲載分が、最新版となりますのでダウンロードして
ージで公開しています。掲載分が、最新版となりますのでダウンロードしてご
のでダウンロードしてご活用
願います。
(b)新規報告と改訂報告について
ⅰ)新規採用、設計変更時は、初品検査/
新規採用、設計変更時は、初品検査/初回納入までにご
初回納入までにご報告を完了願います。
ⅱ)既に報告を完了している内容に変更が生じる場合は、遅滞無く再報告願います。
ⅲ)その他、従前の部材について、個別でのご報告をお願いする場合があります。
ⅲ)その他、従前の部材について、個別でのご報告をお願いする場合があります。
ご協力をお願いいたします。
(c)報告対象物質
欧州ELV禁止4物質(鉛、カドミウム、水銀、六価クロム)
(d)分析方法と閾値
「FDC-009 環境負荷物質分析方法および検証基準」
環境負荷物質分析方法および検証基準」 による。
※ FDCFDC-009 は、当社技術標準となっております。入手方法につきましては、
調達担当部門にお問合せください。
SOC 検証エビデンス関連の報告先: [email protected]
③「使用の安全に関する情報」の報告
③「使用の安全に関する情報」の報告
当社で使用する材料/
当社で使用する材料/副資材等につきましては、SDS
副資材等につきましては、SDS のご報告をお願いいたします
報告をお願いいたします。
いたします。
2
(2)-4.禁止物質(使用用途制限付)及び、監視物質等の
使用抑制・削減活動の推進
禁止物質の不使用はもちろん、一時的に使用禁止を免除されている物質や監視物質につ
いても、代替製品(物質)の技術開発を背景にして環境
環境法規制の強化が進む傾向にありま
いても、代替製品(物質)の技術開発を背景にして
環境
法規制の強化が進む傾向にありま
す。将来的に禁止となる事が予想される SOC に対しても、積極的な使用の抑制や削減活動
の推進をお願いいたします。
ただし個別に
個別に設計変更を含めた
設計変更を含めた切替え
切替え等
の推進をお願いいたします
。ただし
個別に
設計変更を含めた
切替え
等 のお願いをさせてい
ただく場合がありますので、ご協力をお願いいたします。
(2)-5.省エネルギー・省資源・再資源化・VOC
省エネルギー・省資源・再資源化・VOC 低減への配慮
製品は、可能な限り次の各項に役立つ技術的な対応をお願いいたします。
① 使用時・待機時の消費電力の低減
② 小型化、軽量化
③ VOC 発生量の低減
④ 3R(Reduce・Reuse・Recycle)への配慮のお願い
3R(Reduce・Reuse・Recycle)への配慮のお願い
製品・包装材は、3R(Reduce・Reuse・Recycle)
製品・包装材は、3R(Reduce・Reuse・Recycle)に配慮した構成及び、
3R(Reduce・Reuse・Recycle)に配慮した構成及び、
材料の使用をお願いします。
(2)-6. LCA (Life Cycle Assessment)活動への対応
Assessment)活動への対応
当社では、製品のライフサイクル(素材、設計、製造、物流、使用、廃棄という製品の寿
命期間)に要する環境負荷を把握し、低減していく活動を進めています。
この活動では当社だけでなくサプライチェーン
この活動では当社だけでなくサプライチェーンを通じた
くサプライチェーンを通じた環境影響の把握も必要となります。
を通じた環境影響の把握も必要となります。
仕入先様
仕入先様の生産活動におけるエネルギー使用量や
生産活動におけるエネルギー使用量や CO2 、NOx 等の大気への排出量につ
いてデータの提供をお願いする場合がありますので、ご協力をお願いいたします。
(2)-7. その他、環境関連調査への対応
環境法規制の強化および顧客よりの要請等により、材料・環境負荷物質関連の調査や
環境 法規制の強化および顧客よりの要請等により、材料・環境負荷物質関連の調査や
生産活動全体を含めた状態調査への対応をお願いする場合があります。
適時、調査の主旨等を明確にした上で、依頼させていただきます
適時、調査の主旨等を明確にした上で、依頼させていただきますのでご協力をお願いいたし
させていただきますのでご協力をお願いいたし
ます。
当社への納入品に対する各種ご提案について
「(2
「(
2)-4.禁止物質(使用用途制限付)及び、監視物質等の使用抑制・
削減活動の推進」
「(2
省エネルギー・省資源・再資源化
源・再資源化・
「(2)-5.省エネルギー・省資
源・再資源化
・VOC 低減への配慮」
低減への配慮」
等で仕入先様からの納入品に対して、「設計変更」または、「工程変更」を実施される
場合は、事前に、「設計変更申請書」
「設計変更申請書」 「工程変更申請書」または、「
「VE・
「工程変更申請書」
VE・VA 提案書」
によるご提案をお願いいたします。