特別養護老人ホーム広洋苑 指定管理者制度移行実施計画 平成27年5月 《本荘由利広域市町村圏組合》 目 Ⅰ はじめに 次 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 1.実施計画の目的 2.実施計画推進の考え方 3.指定管理期間 4.実施計画推進組織 Ⅱ 移行化推進スケジュール 1.施設移行の年次計画 2.実施計画策定後のスケジュール Ⅲ 介護サービス等の基本事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 1.施設利用者と入所申込者の取り扱いについて 2.介護サービス等について 3.介護サービス等の利用料について 4.介護サービス等のチェック体制について Ⅳ 移行する法人の体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 1.移行する法人について 2.施設移行の条件 3.引き継ぎに関する事項について Ⅴ 財産と財政支援 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 1.財産について 2.財政支援等について Ⅵ 指定管理者の募集 Ⅰ はじめに 1.実施計画の目的 本 実 施 計 画 は 、 「本 荘 由 利 広 域 市 町 村 圏 組 合 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム 広 洋 苑 指 定 管 理 者 制 度 移 行 基 本 計 画 」に 基 づ き 、 介 護 保 険 施 設 を 指 定 管 理 者 制 度 に 移 行 す る 平 成28年4月までの基本的な実施方針を具体的に示すものである。 2.実施計画推進の考え方 指定管理者の募集は、原則として公募により行う。ただし、管理者が特別に 認めるときは、この限りでない。 公募に当たっては、施設の概要、業務の範囲、指定期間、審査の基準等を掲 載した募集要項を作成し、広報、ホームページ等を活用し広く周知する。 指定管理者に行わせる管理運営業務の範囲として、介護保険施設の管理運営 に関する事項のほか、事業の実施及び使用許可に関する事項を含める場合には、 その旨を併せて定める。 なお、管理運営業務事項については、指定管理者との間で締結する協定に盛 り込むこととする。 指定管理者候補の選定は、指定管理者選定委員会で行う。指定管理者選定委 員会は、提出された事業計画書等をもとに、条例で定める選定の基準及び施設 の設置目的等を踏まえて募集要項等で定める審査基準に基づき、総合的に審査 を行い、当該施設に最も適していると認める社会福祉法人を指定管理者候補と して選定する。 指定管理者制度への移行にあたっては、利用者、入所者家族、議会、施設職 員 等 へ の 積 極 的 な 情 報 提 供 と 協 議 を 行 い 、「 介 護 サ ー ビ ス 等 の 向 上 」「 施 設 運 営 の効率化」を目指すものとする。 3.指定管理期間 平成28年4月1日から平成33年3月31日までの5年間とする。 4.実施計画推進組織 指定管理者候補の選定は、指定管理者制度に関する指針に基づき委員会を 設置して行う。 ・指定管理者選定委員会 構成市副市長、構成市担当部長、民間の有識者等で構成 応募団体の審査、指定管理者候補の選定 -1- Ⅱ 移行化推進スケジュール 1.施設移行の年次計画 移行年度 平成 施 設 名 所 在 地 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム 由利本荘市岩城内道川字上山 28年度 「広洋苑」 134番地 入所定員 特養102名 短期 8名 2.実施計画策定後のスケジュール 予 定 平成26年7月 ~12月 事 項 ・職員労働組合、施設職員への説明(随時開催) ・職員意向調査(アンケート調査) ・施設利用者、家族説明(随時開催) ・議員説明 ・基本計画の作成 平成27年3月 ・施設設置条例改正議案提出 平成27年4月 ・実施計画の作成、 ~5月 ・募集要項、仕様書の作成 ・職員労働組合、施設職員への説明(随時開催) ・職員意向調査(アンケート調査) ・施設利用者、家族説明(随時開催) 平成27年6月 ~7月 平成27年8月 ・指定管理者募集(平成27年7月10日提出期限) ・現場説明会 ・指定管理者の候補者選定 ・指定管理者選定委員会 (構成市副市長、構成市担当部長、民間の有識者等) ・指定管理者指定議案提出 ・協定内容の協議 平成28年2月 ・施設職員の処遇決定(派遣・配置換・職種換) 平成28年3月 ・職員人事異動内示発令 ・指定管理者と協定書を締結 ・指定管理者との事務引き継ぎ完了 平成28年4月 ・指定管理者による管理運営業務開始 -2- Ⅲ 介護サービス等の基本事項 1.施設利用者と入所申込者の取り扱いについて 移行前に特別養護老人ホーム「広洋苑」のサービスを利用している者につい ては、そのままの状態で利用者の希望により移行された施設を引き続き利用で きるものとする。また、利用者に対するサービス等についても、すべて指定管 理者に引き継ぐこととする。 入所申込者については、入所申込書を指定管理者が引き継ぎ、国の基準によ り、介護の必要性の程度及び家族の状況等を勘案し、サービスを受ける必要性 が高いと認められる入所申込者を優先的に入所させるよう働きかけるとともに、 入所判定委員会の設置にあたっては、広域の職員1名以上を委嘱することとし、 透明性及び公平性を求めていくこととする。 2.介護サービス等について 介護サービス等については、移行後においても、現在のサービス内容を維持 するとともに、指定管理者の持つ技術や能力を生かし、更なるサービスの向上 を目指すものとする。 [現 行 実 施 サ ー ビ ス 一 覧 表 ] 施 設 名 称 特別養護老人ホーム「広洋苑」 特養定員 102名 短期入所定員 8名 3.介護サービス等の利用料について 介護サービス利用料については、介護保険法で規定されており、指定管理者 制度へ移行後も、利用者はこれまでと同様に介護保険給付対象のサービス利用 料と、食事代等介護保険給付対象外のサービス利用料を負担していただくこと となる。 また、介護保険給付対象外のサービスについては、現在と変わらない料金と し、新たに指定管理者が料金を設定する場合や料金改定が必要となった時は、 組合との協議を条件とする。 4.介護サービス等のチェック体制について 介護サービスに関して評価する機会を確保し、経理については、適正な事務 処理にあたるように組合の監査基準により行うこととする。 -3- Ⅳ 移行する法人の体制 1.移行する法人について 指定管理者制度に移行する介護保険施設は、特別養護老人ホームであるが指 定管理者になることが可能な法人は、由利本荘市又は、にかほ市内に主たる事 務所及び事業所を置き、特別養護老人ホ-ム等の経営実績を有する社会福祉法 人とする。 2.施設移行の条件について 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム 「 広 洋 苑 」 の 指 定 管 理 者 制 度 へ の 移 行 は 、「 介 護 サ ー ビ ス の向上と施設運営の効率化」を目指したものであり、次に記載する項目の受け 入れを条件とする。 ( 1) 施 設 利 用 者 の 処 遇 に 関 す る 条 件 指定管理者制度に移行した施設の利用者に対しては、前記Ⅲの1~3に記 載した内容を踏まえた処遇を実施すること。 ( 2) 職 員 の 体 制 に 関 す る 条 件 計画に基づく的確な職員の把握に努め、スリムで効率的な組織体制を構築 し、限りある財源の有効活用を図る。 ① 正職員の派遣の受け入れ ・組合との協議に基づき正職員の派遣を受け入れること。 ② 臨時職員の継続雇用 ・指定管理者制度への移行に伴って、継続勤務を希望する臨時職員の転籍 を受け入れること。 ・移行後においては、指定管理者の正職(社)員として優先的に雇用する こ と 。( 転 籍 時 の パ ー ト 勤 務 希 望 者 は 、 パ ー ト 勤 務 を 継 続 可 ) ・転籍時の月額基本給格付は転籍前の給与と同額以上とすること。 ( 3) 施 設 運 営 に 関 す る 条 件 ① 移行前に組合が実施していたサービスを移行後も継続して行うものとし、 前記Ⅲ「介護サービス等の基本事項」の内容を踏まえた施設運営を行うこ と。 ② 国が定める基準等を遵守した職員配置及び運営等を行うこと。 ③ 労働関係法を遵守し、職員が働きやすい労働環境の整備と福利厚生の充実 に配慮すること。 ( 4) 個 人 情 報 の 取 り 扱 い 指定管理業務を行うにあたり、個人情報を取り扱う場合は、個人情報保護 法の理念及び規定を遵守し、漏洩、滅失及び毀損の防止その他個人情報の適 切な管理に努め、個人情報を保護するために必要な措置を講ずること。 3.引き継ぎに関する事項について 指定管理者は、施設の移行を受けた日以後においても、引き続き円滑な施設 運営ができるよう組合と協議の上、十分に連絡調整をすること。 -4- Ⅴ 財産と財政支援 1.財産について ( 1) 建 物 及 び 備 品 指定管理者が管理する施設、物品は、組合の所有とし無償貸与とする。 その使用及び保管は十分注意し行うこと。 [建物の状況] 施 設 名 構 特別養護老人ホーム「広洋苑」 造 延床面積(㎡) 鉄筋コンクリート2階建て 6,102.36 ( 2) 土 地 組合の所有とし無償貸与とする。 [土地の状況] 施 設 名 所在地 特別養護老人ホーム 由利本荘市岩城内道川字上山 「広洋苑」 134番地 地積(㎡) 現況 22,665.92 宅地 2.財政支援等について ( 1) 施 設 の 管 理 運 営 に 関 す る 経 費 は 、 施 設 の 利 用 料 金 に よ り 賄 う こ と を 原 則 と す る。 ( 2) 正 職 員 を 指 定 管 理 者 に 派 遣 す る 場 合 、 人 件 費 に つ い て は 、 組 合 と 指 定 管 理 者 の双方が負担するものとする。負担割合等については、今後、組合と指定管 理者との間で締結される協定書に盛り込むものとする。 ( 3) 居 住 費 相 当 分 を 組 合 に 納 入 す る 。( 施 設 建 設 の 起 債 償 還 金 等 に 充 当 す る 。) ( 4) 施 設 の 大 規 模 修 繕 及 び 改 修 等 が 必 要 と な っ た 場 合 は 、 予 め 組 合 に 協 議 す る も のとする。 -5- Ⅵ 指定管理者の募集 ( 1) 募 集 の 方 法 指定管理者の募集は、原則として公募により行う。ただし、管理者が特別 に認めるときは、この限りでない。 ( 2) 募 集 の 期 間 募集の期間は、指定管理者の指定を受けようとする法人が十分に検討でき る よ う 期 間 を 確 保 す る 。た だ し 、特 別 の 事 情 が あ る 場 合 は 、こ の 限 り で な い 。 ( 3) 公 募 者 の 資 格 要 件 公募者の資格要件は、由利本荘市又は、にかほ市内に主たる事務所及び事 業 所 を 置 き 、特 別 養 護 老 人 ホ - ム 等 の 経 営 実 績 を 有 す る 社 会 福 祉 法 人 と す る 。 ( 4) 指 定 管 理 者 候 補 者 の 選 定 指定管理者選定委員会を踏まえて当該施設の管理運営に最も適していると 認める社会福祉法人を指定管理者候補として選定する。 ( 5) 指 定 管 理 者 の 指 定 指定管理者候補を選定したときは、指定に係る議会の議決を得るための手 続きを速やかに進める。 議会の議決があったときは、当該指定管理者候補を指定管理者に指定し、 その旨を告示するとともに、指定管理者に対して指定の通知を行う。 ( 6) 協 定 の 締 結 指定管理者を指定した後、当該指定管理者と協議の上、協定を締結する。 -6-
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