理事長談話 2015年9月25日 憲法違反の戦争法案の採決強行に抗議し、 平和憲法を守りぬくことを表明する 長野医療生活協同組合 理事長 花岡邦明 9月19日未明、戦争法案は国民の反対の声を無視して参議院本会議で採決 が強行され、自公両党と次世代の党等の賛成多数で成立しました。参議院平和 安全法特別委員会での国会運営のルールを踏みにじる混乱の中での採決に引き 続く暴挙であり断じて許すことはできません。満身の怒りを込め、強く抗議す るものです。 この法案は、憲法学者や法曹専門家につづき最高裁長官経験者までもが憲法 違反であると言明し、国民の多数が反対する中で採決が強行されたものであり、 立憲主義、民主主義に真っ向から反するものです。このような暴挙が許される ならば我が国の民主主義は根底から突き崩されます。 戦争法案は、アメリカとともに日本の自衛隊がいつでもどこでも,憲法が禁 ずる集団的自衛権を行使して戦争を行える内容であることが国会論議を通じて も一層明白なものとなりました。また、戦闘地域での米軍への後方支援、戦乱 が続く地域での治安活動、米軍を守るための武器使用など自衛隊が海外で武力 を行使することを可能にするものであり、どれもが憲法9条を蹂躙するもので す。 私たちは、数次にわたるデモ行進、毎週取り組んだスタンディングアピール 行動など、「健康をつくる。平和をつくる。いのち輝く社会をつくる。」の理 念に反する戦争法案に反対するとりくみを継続してきました。国会周辺の反対 行動をはじめ、全国各地でも幅広い年代の人々がかつてない規模で立ち上がり 反対行動を繰り広げてきました。法案は成立されてしまいましたが、こうした 国民的な運動の広がりは今後につながる大きな力であることを確信します。 法案は成立させられましたが、法の廃止を求めるとともに、法の実行を許さ ず自衛隊の海外での憲法違反の行動を許さないたたかいを継続することが重要 です。 私たちは、引き続き、平和憲法を守りぬき、海外で戦争する国にさせないた めに多くの国民とともに力をあわせて行動を続けます。ともにがんばろうでは ありませんか。 -1-
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