公益財団法人仁泉会 プライムケア桃花林 福島県伊達市

活 かす
水蓄熱
公益財団法人
贈呈理由
環境に配慮した高効率ヒートポンプと蓄熱システムの導入により、
大幅な省エネを実現
住宅・設計・施工
仁泉会 プライムケア桃花林 ●福島県伊達市
ヒートポンプ給湯
事務所・複合施設
業務用エコキュート
用エコキュートに更新するにあたり、既
ルギー消費量が大幅に削減されたこと
存の配管を有効に活用できたことで休
が確認され、蓄熱システムを中心とし
を開設し、病院から在宅に向けてのリハ
館せずに工事を行うことができた。
た電化のメリットを実感している。
ビリ目的や、在宅生活継続のための本人
空調工事についても既存の冷・温水
さらに、冷暖房の切り替え時に発生
配管を活かし、重油焚き冷温水発生機
していたメンテナンス費用もなくなり、
の専門職によるサービスを提供している
から空気熱源ヒートポンプチラーを利
当初の想定を上回るランニングコスト
介護老人保健施設である。
用した水蓄熱式空調システムに更新し、
の低減を達成すると同時に、施設全体
新たに設置した地下の蓄熱槽の熱を利
の電力負荷の平準化を実現した。
設備の老朽化、燃料費増大から、
蓄熱システムの導入を決定
オープン以来、空調や給湯に重油と
ガス焚きの熱源機を使用していたが、
ンスの回数が多くなってきたことに加え、
蓄熱式空調システムの導入後は、騒
音とも言えたボイラの稼働音が消え、
静かでやさしい環境の下で入居者の
省エネ効果を実感、
コスト低減も想定以上
ニーズにあった「最良の(プライム)介
護(ケア)
」を提供している。
設備更新から 1 年が経ち、重油とガ
産 業
熱源機の老朽化が進み、年々メンテナ
用して昼間の冷暖房を行うこととした。
スを使っていたころに比べて一次エネ
近年の重油価格の高騰から燃料費の増
大も問題となっていた。
そこでエネルギーシステムを抜本的
に見直し、安全性、ランニングコスト、
環境負荷の影響などを総合的に考慮し
た結果、割安な夜間電力を利用し、か
つ火を使わない安全・安心なヒートポ
ンプ・蓄熱システムを導入することと
なった。
給湯工事では、ガスボイラから業務
宿泊・温浴施設
のリハビリ、家族の介護負担軽減のため
医療・福祉施設
「プライムケア桃花林」は、1992 年に
一般リハビリ棟、98 年に認知症専門棟
商業施設・飲食店舗
公益財団法人仁泉会 プライムケア桃花林
教育・スポーツ施設
空気熱源ヒートポンプチラー
▼一次エネルギー消費量削減効果
今回採用 空気熱源ヒートポンプチラー+
業務用エコキュート
従来方式 重油焚き冷温水発生機+ガスボイラ
20%
削減効果
〔諸元〕
エネルギー使用実績比較
一次エネルギー原単位
電気
(全日)
:9.76MJ/kWh(※) 電気(昼間))
:9.97MJ/kWh(※)
電気
(夜間))
:9.28MJ/kWh(※)
LPG:50.8 MJ/kg A 重油:39.1 MJ/ℓ
(※)
「エネルギーの使用の合理化に関する法律施行規則」
(2010年改正)
公益財団法人仁泉会 プライムケア桃花林
所在地:福島県伊達市保原町字岡代 9-1
蓄熱設備設計:㈱ヤマト
蓄熱設備施工:㈱ヤマト
延床面積:5,863㎡
竣工年:2011年
(更新)
●蓄熱設備概要
水蓄熱式空調システム 熱源機:空気熱源ヒートポン
プチラー 132kW×2 台
〔日立アプライアンス〕
蓄熱槽:150㎥(冷温水槽)
業務用エコキュート 40kW×3台
〔三菱電機〕
貯湯槽:16㎥
蓄熱月間感謝状(盾)贈呈先 93