空へ 明日の

を使用していましたが、現在は 機を
洗浄するのに作業スタッフ 名前後で
水のリサイクル
世界各地で深刻さを増す
水資源の問題
私たちの住む地球は﹁水の惑星﹂と
も呼ばれ、豊富な水資源に恵まれてい
分の
億立方キロメート
は水で覆われ、地球上に存
るように見えます。事実、地球の表面
の
在する水の総量は
ルともいわれています。しかし、その
大 部 分 は 海 水 で、 淡 水 は わ ず か
いるともいえます。また、気候変動に
よる水循環の変化も懸念されており、
決して他人事ではないのです。
節水
手洗いによる機体洗浄等で
大幅な節水を実現
年度に
日本国内の空港、整備工場、オフィス
グループが
多くが南極や北極などの氷や氷河、ま
000 立方
メートル。特に大量の水を消費する航
万
で使用した水の量は
用できる水は、全体の約
要な課題と捉えています。
手に入ることから、水の問題は身近で
の蛇口をひねればきれいで安全な水が
が深刻化しています。日本では、水道
機体の腐食を防ぐ安全上の目的もあり、
外面をきれいに保つためだけではなく、
とつが、機体の洗浄です。機体洗浄は、
なかでも多くの水を使用する工程のひ
航空機の機体整備︵シップ整備︶の
はないかもしれません。しかし、食料
型機も
回の割合で実施しま
す。従来は、ボーイング
およそ
年度︶に上る排水について、約
整備環境と水質の適切な管理が大切
1
株式会社 JAL エンジニアリング
用する薬剤量などを調整しながら、適切で効率的な処理を心がけています。また、
適切な処理のためには、毎日の配管やポンプなどの設備の管理も欠かせません。
私たちは、直接航空機を整備するわけではありませんが、整備会社のなかに航
洗うことができる航空機自動洗浄装置
カ月に
や工業製品を海外からの輸入に大きく
要因により、世界各地で水資源の不足
空機整備では、水の効率的な利用を重
。
ントにすぎないそうです︵ *︶
近年、人口増加や気候変動といった
パーセ
た は 地 中 深 く に 存 在 す る た め、 人 が 利
パーセントほど。しかも、そのうちの
1
依存している日本は、それらの生産に
たる環境項目や有害物質を測定し、分
www.jal.co.jp/jalmile/use/charity/
必要な大量の水をほかの国で消費して
また、エンジンパーツやランディン
トにとどめています。
グギア︵航空機の脚︶などの修理工程
は排水処理施設に集められ、排水基準
各パーツの表面に付着した油分や固
析・監視する体制を整え、水資源の保
いるため、水質管理には細心の注意を払っています。処理前の排
の一部では、金属の表面処理を行いま
す。洗浄工程と同様に処理剤をすすぐ
立方メ
必要があり、羽田の部品サービスセン
日当たり約
に従って適正に処理したうえで、工場
形 物 を 取 り 除 く 洗 浄 工 程 を 経 て、 検
金属の表面処理を行う工場の排水には有害な物質も含まれて
の手洗いに変更。人手はかかりますが、
部品を洗浄する大量の水は
処理後に再利用を
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東北応援 JAL
オリジナルあいくーも
ホースとモップを使って、大きな機体
の外面をきめ細かく丁寧に洗浄しなが
ターでは
備︵ シ ョ ッ プ 整 備 ︶ で も、 部 品 な ど
なお、機体の洗浄などに使用した水
ートルの水を循環使用しています。
の洗浄に非常に多くの純水を使用す
排 水 と し て 下 水 道 に 放 出 し ま す。 成
万 000立方メートル︵
田・羽田の各整備工場を合わせて年間
るため、再利用を徹底しています。
万 点 を 超 え る パ ー ツ に 分 解 さ れ、
整 備 工 場 に 搬 入 さ れ た エ ン ジ ン は、
査 や 修 理 の 工 程 に 進 み ま す。 こ の 洗
全に努めています。
にわ
浄 の 工 程 で は、 洗 浄 剤 を す す ぐ た め
グ ル ー プ は、 引 き 続 き
い 水。
私たちが生きていくうえで欠かせな
の大部分を処理施設で再生して循環
水の効率的な利用を進めてまいります。
に 大 量 の 水 が 必 要 と な り ま す が、 そ
さ せ、 再 度 洗 浄 に 利 用 し て い ま す。
2015年3月15日(日)までお申し込み受付
*1:国際連合教育科学文化機関(UNESCO)
「World Water Resources at the Beginning of the Twenty-First Century」(2003 年)
私たちが取り組むCSR活動に関する詳細は、
こちらでもご覧いただけます。 www. ja l . co m / j a/ c s r /
取り組み
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L
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する活動をマイルで支援しませんか?
成田のエンジン整備センターで再利
パーセン
中。詳しくは下記 URL をご確認ください。
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車から、下面は地上から水を噴射。
知ってもらえるとうれしいですね。
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被災した子どもたちに、学びの機会を提供
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冬期の水洗いは身にこたえますが、きれいな機体で、お客さまに気持ちよくご利用いただけ
機体洗浄時、翼の上面は高所作業
空機整備のための環境を整えたり、外部の環境に配慮したりする仕事もあることを、
www.jal.co.jp/jalmile/use/ippin/tohoku.html
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ら、工夫を凝らして節水に取り組んで
普段見過ごしがちな小さなキズやへこみなどの早期発見ができますし、さらには機体をきれいな
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います。機材の小型化に加え、こうし
状態に保つことで、飛行時の空気抵抗が小さくなり燃費が良くなるため、この清掃作業は安全
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SKY BATON 東 北 応 援 チャリテ
ィ・マイル第 2 弾「チャンス・フォー・
チルドレン」 締め切り迫る!
用される排水は、 日当たり約
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立 方 メ ー ト ル。 水 道 か ら の 新 た な 消
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山森 祥貴
安全衛生部 羽田地区担当
れる水資源問題への JAL グループの取り組みをご紹介します。
機体から取りおろされたエンジン
用量を変えるなど、日頃より節水を心がけています。また手洗いだからこそ、
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物多様性の減少とともに、今、世界的な環境課題として注目さ
や 装 備 品、 部 品 の 整 備 を 行 う 工 場 整
るごと手洗いします。手洗いすることで、汚れ具合に応じて洗剤の使
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3月22日は、「世界水の日」。 地球温暖化による気候変動や生
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東北応援関連のお知らせ
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費 を、 全 体 の わ ず か
センターの排水処理施設。
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と環境の両面に貢献することができます。
たさまざまな削減努力により、機体洗
機体洗浄作業では、高所作業車とモップを駆使して、航空機をま
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水は日によって性質が変化しており、それを正確に見極めて、処理に使
マイル交換中です!
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ーセントまで減少しています。
機体の手洗いで安全と環境に貢献しています
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March 2015
March 2015
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新堀 義昭
整備サービス1 部 機体課
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タンクがいくつも並ぶエンジン整備
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航空機整備で取り組む、
水資源の効率利用
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環境
次世代育成
浄に使用する水の量は、従来の約 パ
るよう、心を込めて作業しています。
取り組み
vol.24
明日 の 空へ
安全・安心
日本と世界を結ぶ
私たちが大切に考える4つの分野
株式会社JALグランドサービス東京 成田支店 JAL
CSR REPORT
より良い社会を
繫げるために、
私たちができること。
※写真はイメージです。