トンポジション - 株式会社サイバーシステムズ

トンポジション
養豚業で日々発生する生産情報をデータベースとして記録する
記録は実務作業に対応して、同じ入力画面から行うので、エクセル管理とは異なりシートの呼び出し、複
製、保存操作をする必要がありません。加えて、エクセルシートでの管理では過去データの確認、比較な
どにおいては PC 内に蓄積された数多くのデータシートを検証しながらの複雑な作業になるので、結果
の集計範囲と信頼度は低いものになりがちです。トンポジションは、繁殖管理と肥育管理ならびにオプ
ションとして、飼料・薬品の入出管理から構成されています。繁殖管理では「育成」
「種付け」
「離乳」
「廃
用」を管理します。それぞれの入力はデータ発生日を基準として一括入力できるように設計されていて、
誤入力の訂正は入力した日付を基準にいつでもデータを画面上に呼び出して確認し、上書き可能です。
母豚台帳を画面に呼び出しての訂正もでき、事務部門で必要な月間集計と現場部門で必要な妊娠鑑定・
ワクチン接種・試料切り替え・移動豚選別などの作業指示書が一回の入力で集計できるようになってい
ます。また、肥育管理は肥育舎のオールイン・オールアウトを前提として導入から出荷までの豚舎単位で
肥育豚の出入りを記録することで肥育豚の在庫状況がいつでも確認することができます。入庫日と出庫
最終日がその豚の稼働日数であり、滞在期間がその豚舎にかかわったロットの肥育日齢になります。養
豚で利益の確認に最低必要なものとして、次の項目が挙げられます。
① 「種付け」母豚番号・実施日⇒遊び豚の撲滅・妊娠鑑定の絞り込み
② 「分娩」 母豚番号・分娩日・産子数・哺育頭数⇒母豚の性能確認
③ 「離乳」 母豚番号・離乳日・離乳数⇒性能確認・肥育開始数の調整
④ 「廃用」 母豚番号・廃用日⇒性能確認
これらの記録を付けることで、農場の運用状態の様々なことが分かるようになります。そしてトンポジ
ションはこれらのデータをグラフ化し、リアルタイムで農場稼働状態を知ることができるのです。
トンポジションで廃用豚の的確選別・生産性の向上
農場で稼働する母豚の全体像を知るために母豚 1 頭毎の格上げ日から採集分娩までの稼働日数と総生産
子豚数で散布図を作成すると、その中心を通る線が「生産力値」となります。この線より下にあるプロッ
トは生産性の悪い母豚を示しています。これらの生産性の悪い母豚を積極的に淘汰することで生産力値
は上昇することになります。また、分析年月に応じて稼働豚に対し淘汰実績には紫、分娩予定豚には青の
マークが付くようになっているので、淘汰実績の適正確認と将来の廃用候補豚の絞り込みに威力を発揮
します。好成績の母豚を従来の 8 産から 1 産分延長し、駄豚を早期に発見し淘汰・更新することで母豚
の更新費・子豚の増加数により 1 頭の母豚からおよそ子豚換算で 2 万円の利益が出ると計算されていま
す。また、トンポジションには、回転率と生産子数による生産基準の表示機能があり、回転率と生産子数
を変化させることでそれに応じた生産基準線が表示されるため、現在の生産力値の評価・確認にも役立
てることができます。さらには「FIS」
「PICS」
「PIG マネージャー」のデータを変換して表示もさせら
れます。
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