第4回 INAS グローバルゲームス(エクアドル大会)

平成 27 年 2 月 28 日
特定非営利活動法人日本知的障害者陸上競技連盟
強化委員会
第4回 INAS グローバルゲームス(エクアドル大会)陸上競技日本代表選手派遣について
第4回グローバルゲームスが今年 9 月にエクアドルにて開催されます。この大会はリオ
パラリンピック参加標準突破期間中の重要な大会となります。また、知的障害者の世界最
高峰の総合国際大会であり、陸上競技ではほとんどの種目が開催されます。当連盟では、
この大会を参加全種目メダル獲得とメダルポテンシャルアスリートの経験の場と位置付け
ております。
今回は、派遣選手選考にあたり選考会を計画し、現時点での実力のある選手を選考する
予定です。以下、選考の方針を示しますので、内容を確認ください。
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第 4 回グローバルゲームスについて
① 派遣期間
平成 27 年 9 月 14 日~29 日(予定)
② 開 催 地
エクアドル・キト(首都)、陸上競技会場:ラタクンダ市
③ 参加予定国・選手 29カ国以上 選手1000名以上
④ 実施競技
9競技 ※陸上競技は IPC 公認
⑤ 日本選手団
選手112名、役員・コーチ45名
⑥ 陸上競技日程(予定) 9月 14 日(月)集合・出発
16 日(水)現地到着
17 日(木)国際クラス分け・トレーニング
20 日(日)開会式
21 日(月)~26 日(土)競技
27 日(日)閉会式
28 日(月)出発
29 日(火)帰国
選考会開催について
① 開催日 平成 27 年 5 月 4 日(月)~6 日(水)
5 月 4 日(月)午後 1 時集合 選考会説明会・ドーピング講習会
5 日(火)午前・午後 選考会
6 日(水)午前 選考会
② 会 場 岐阜県多治見市星が台陸上競技場
③ 対象選手 2014 年~15 年日本知的障害者陸上競技連盟強化指定選手で INAS 登
録を以下の期日までに完了している者
④ エントリー締め切り 平成 27 年 3 月 31 日(火)
⑤ その他 詳細については、平成 27 年 2 月末日までに公表する。
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選考会参加条件について
① JPC の示す参加基準に適応している選手
② 最大40名の派遣の中で、メダル獲得可能な者
③ INAS 登録が日本時間 2015 年 4 月 30 日(木)24:00 までに完了している選手。
400m、1500m、走幅跳、砲丸投の4種目については IPC 登録についても完了して
いること
④ 健康調査・健康診断、アクレディテーション申請書、使用薬物調査、パスポート写、
写真を 4 月 15 日(水)までに提出できる者 なお、INAS 登録が 4 月 15 日時点で未
登録の場合でも、関係書類を提出すること。
⑤ 5月4日に行う選考会説明会・ドーピング講習会に必ず出席すること。(強化指定
選手はドーピング講習会参加を必須とする。障害特性上、本人だけでなく家族又は
地元コーチ又は支援者が必ずご参加ください。参加のない場合は強化指定選手を除
外することがあります。)
⑥ 当連盟の強化方針と強化コーチの采配に従える者
⑦ チームとして、指定する全ての合宿に、全ての日程を参加できる者
⑧ 長期間派遣が可能であり、また助成金が確定していないため、渡航費用など出場に
係る費用が全額自費であっても出場できる者
※全額自費となった場合の選手負担額:400,000 円~450,000 円
以上の条件を満たさない選手については、選考決定後であっても、参加を取り消すこ
とがある。
4 選考方法について
(1)第1選考
全開催種目の中(100m200m400m 以外の種目)から、2013年 INAS
世界選手権大会の3位記録(INAS グローバル大会選考記録表)以上の記録を突破
した者。【競技力・メダル優先】
(2)第2選考
パラ種目 400m、1500m、走幅跳、砲丸投における、男女各種目上位3名を選考す
る。400m についてはラウンドを重ねても勝負できる選手を選考する。100m2
00m 同様に2本のレースの合計記録が低い選手から選考する。その際、2ラウン
ド出場した選手の中から選考する。
【パラリンピック優先、重点強化指定選手優先、400m はラウンド優先】
(3)第3選考
男女100m、200m の各3名を選考する。
ただし、ラウンドを重ねても勝負できる選手を選考する。2本のレースの合計記録
の低い選手を選考する。2ラウンド出場した選手の中から選考する。
【リレー優先およびラウンド優先】
(4)第4選考
パラ種目および100m200m 以外の種目で、2013年 INAS 世界選手権大会
の3位記録を基準にした突破率が高い選手。
(5)第5選考
余剰種目については、参加者の中から選考する。
INAS グローバル大会選考記録表(INAS 世界選手権3位記録)
種目
男子
女子
種目
男子
女子
100m
*(11.56) *(13.45)
200m
*(22.73) *(26.90)
400m
*(49.73) *(59.06)
800m
1:57.31
2:23.36
1500m
3:59.39
4:44.14
3000m
―
10:25.71
5000m
16:06.96
18:15.83
10000m
33:47.53
―
走幅跳
6m22
4m75
走高跳
1m72
1m43
三段跳
11m40
9m26
砲丸投
12m80
10m17
円盤投
33m06
やり投
14.99
100mH
43m15
―
26m60
110mH
25m08
―
400mH
63.51
80.43
3000sc
10:29.75
―
19.52
*100m200m400m の記録は参考とし、この記録を突破しても適用しない。
2ラウンドの合計記録が低い選手から選考する。
5 4×100m リレーについて
(1)強化委員長が必要と認めれば、リレー要員を選考することができる。
(2)4×100m リレーについては、陸上トラックの唯一の団体戦であること、男女で
の世界新記録樹立、優勝を目指すことから以下の条件を前提として参加者の中から
総合的に合宿等で判断し選考する。
① 合宿の練習参加状況 ②走順 ③バトンワーク ④ラウンドを重ねて走れる
⑤スタート力 ⑥最大速度 ⑦90m 速度低減率 ⑧選手のコンディション
⑨その組み合わせメンバーでのリレー記録
※ご存知のとおりリレー種目はバトンパスを含めたチーム練習が重要です。特に合
宿参加を優先する方針です。選手決定後に再度正式な日程をお知らせします。
合宿開催予定 第1回:8 月 21 日(金)~23 日(日)
第2回:9 月 5 日(土)~6 日(日)または、8 月 29 日(土)~30 日(日)
6 アンチドーピング講習会について
最近の出来事で、本人だけが講習会を受講し、保護者が禁止物質を含む薬を飲ませ
てしまったというケースがありました。また、国際大会使用薬品申請書などに禁止薬
が記載されていることが非常に多くあります。どのような状況でも、その薬品でなけ
れば生命の危機にかかわる以外の禁止薬使用例外はありません。本人は処罰の対象と
なるのはもちろん、日本のスポーツ界に迷惑をかけることになります。日常の薬の服
用に関しては、本人以外の支援者の方にも十分な知識を得て頂くとともに使用に関し
ては特にご留意いただきたいと思います。本年度より、強化指定選手の講習会は毎年
の受講を義務化とさせていただきます。
7 選考会が万一実施できない場合
「強化指定選手選考および国際大会派遣選手選考基準について」
(2015年1月28日公表)
にしたがって選考を実施する。