!ご注意!冬山の遭難、死亡事故急増中

!ご注意!冬山の遭難、死亡事故急増中
八ヶ岳での遭難事故
件数は増加傾向
件数
40
30
20
10
32
36
23
0
H24
H25
H26
死亡事故も多発しています!
発生場
所
状況
26年
12月
赤岳
70代 男性
県界尾根を下山中、道に迷い、赤
岳頂上まで戻りビバーク後、低体
温症によりが死亡。
26年
12月
天狗岳
30代 男性
単独で入山後、天狗岳スリバチ池
付近で低体温症により死亡。
27年
2月
阿弥陀
岳
20代男性、10代女性
阿弥陀岳南稜付近から、何らかの
原因で滑落、死亡。
冬山で遭難しないために
~遭難は他人事ではありません~
【天候急変への注意】
・冬場の山は、突然天候が悪化することがあります。時間に余裕を持ち、無理な行動は控
えてください。早めに引き返すなど、安全を第一とした行動を心掛けてください。
【道迷いへの注意】
・樹林帯では登山道を示す赤テープ等の目印が雪に埋もれ、見つけにくくなっています。
・道標や山頂柱が雪に埋もれ、分岐点や山頂を見落とすことがあります。
・雪に埋もれた幼木帯では背丈以上に落ち込むことがあり、脱出困難な場合があります。
・地形図やコンパス等(GPS可)で現在地の確認を細やかに行うことが重要です。
【 雪 崩 ・ 滑 落 等 へ の 注 意 】
・稜線では佐久側(風下)へ吹く強風のため、雪庇が発達しています。
・急斜面では樹林帯であっても雪崩の危険があります。
・クラック(亀裂)の入っている斜面や上部に雪庇ができている場所は危険です。
・シリセード(尻滑り)で登山道をショートカットした結果、負傷する事例も増えています。
【 携 行 品 等 の 注 意 】
・アイゼン等の滑り止めはもちろん、万一ビバークとなっても対応できるよう、ヘッドランプ
や、1日分以上の非常食を必ず携行してください。防寒防風対策も必要です。
・また、登山計画は家族や職場にも知らせ、「登山計画書」を提出してください。
埋もれゆく道標。
木の枝や幹に縛り
付けてある赤テー
プ(目印)も雪のた
め見つけづらい。
本来の山稜の右側
へ発達した雪庇。
赤枠内にクラック
(亀裂)がみられ崩
落の危険がある。
出典ウィキペディア
茅野警察署・諏訪地区山岳遭難防止対策協会